JP6029681B2 - 通信品質測定の方法及びシステム - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信網を介した通信の品質を測定する方法及びシステムに関するものである。
従来、予め決められた所定の測定時刻及び場所等の測定条件を測定者に伝えておき、その測定者が所定の測定時刻及び場所で携帯電話機(通信端末装置)を操作することにより、移動通信網を介した通信の発信と着信とを行う通信品質測定方法が知られている。この方法では、測定者が操作した携帯電話機で常時記録されている通信ログから、上記通信の発信と着信とを行ったときの測定データを抽出して取得し、取得した測定データから通信品質の指標値(例えば接続率)が算出される。
また、特許文献1には、公衆回線網に接続されるコンピュータ演算装置と、そのコンピュータ演算装置と携帯電話網を通じてデータ送受信すべく携帯電話機が接続された応答装置とからなる携帯電話の通話品質確認装置が開示されている。この通話品質確認装置におけるコンピュータ演算装置と応答装置とは相互にプログラムされた手順に従い、予め決められた時刻又は場所で携帯電話網(移動通信網)を通じて相互にデータを送受信し、そのデータを記録する。コンピュータ演算装置は、記録したデータに基づいて、応答装置との間の回線断、ダイヤルトーン未検出、話中音検出、無音未検出等の不応答状況及び送信データに対する受信データの相違内容を分析して携帯電話機の通話品質を確認する。
特開平11−261476号公報
"Perceptual evaluation of speech quality (PESQ): An objective method for end-to-end speech quality assessment of narrow-band telephone networks and speech codecs", SERIES P: TELEPHONE TRANSMISSION QUALITY, TELEPHONE INSTALLATIONS, LOCAL LINE NETWORKS, Methods for objective and subjective assessment of quality, TELECOMMUNICATION STANDARDIZATION SECTOR OF ITU, ITU-T Recommendation P.862 (02/2001). "Perceptual objective listening quality assessment", SERIES P: ERMINALS AND SUBJECTIVE AND OBJECTIVE ASSESSMENT METHODS, Methods for objective and subjective assessment of speech quality, TELECOMMUNICATION STANDARDIZATION SECTOR OF ITU, ITU-T Recommendation P.863 (01/2011).
しかしながら、上記従来の通信品質測定方法において、測定者によって操作される携帯電話機(通信端末装置)は、通信品質測定が行われる測定時刻及び場所を把握していない。そのため、前述の発信と着信とを行ったときの測定データを後で抽出して取得できるように、携帯電話機では通信ログを常時記録しておく必要があり、携帯電話機での処理の負荷が高くなってしまう。また、予め決められた所定の測定時刻及び場所等の測定条件を測定者に伝えておく必要がある。このように伝えられる測定条件は簡易かつ任意に設定又は変更することができないため、様々な通信品質測定を柔軟に行うことが難しい。
また、上記特許文献1の通話品質確認装置においても同様な課題がある。すなわち、特許文献1の応答装置が接続された携帯電話機(通信端末装置)は、通信品質測定のためのデータの送受信が行われる時刻及び場所を把握していない。そのため、前述の通信品質測定のためのデータの送受信が行われたときのデータを後で抽出して取得できるように、携帯電話機では通信ログを常時記録しておく必要があり、携帯電話機での処理の負荷が高くなってしまう。また、前述の通信品質測定のためのデータの送受信が行われる測定条件は、前述のコンピュータ演算装置及び応答装置の双方に予め組み込んでおく必要がある。このように組み込まれた測定条件は簡易かつ任意に設定又は変更することができないため、様々な通信品質測定を柔軟に行うことが難しい。
本発明の一態様に係る通信品質測定の方法は、移動通信網を介して通信可能な通信端末装置に、通信品質を測定するための測定条件を含む情報を配信することと、前記測定条件を満たす所定のタイミングに、前記移動通信網を介して前記通信端末装置との通信を行うことと、前記所定のタイミングにおける通信に対応する端末状態ログ情報を含む端末側測定データ及び該所定のタイミングにおける通信に対応する端末在圏基地局品質情報を含む網側測定データの少なくとも一方を取得することと、前記端末側測定データ及び前記網側測定データの少なくとも一方に基づいて、前記移動通信網を介した通信における通信品質の指標値を算出することとを含む。
前記方法において、前記通信端末装置からの発信及び該通信端末装置への着信の双方向の通信について、前記通信品質の指標値を算出してもよい。
また、前記方法において、前記測定条件の配信、前記移動通信網を介した通信、並びに、前記端末側測定データ及び前記網側測定データの少なくとも一方の取得を、複数の通信端末装置に対して行い、前記複数の通信端末装置による前記移動通信網を介した通信について、前記通信品質の指標値を算出してもよい。
また、前記方法において、前記通信品質の測定条件は、前記通信品質を測定する時刻を指定する測定スケジュール、前記通信品質を測定するときの前記通信端末装置が位置する場所を指定する測定エリア及び前記通信品質を測定するときの前記通信端末装置の移動速度を指定する測定時移動速度の少なくとも一つの情報を含むものであってもよい。
また、前記方法において、前記配信対象の情報は、測定対象の通信品質の指標値の種類を指定する測定内容を含んでもよい。
また、前記方法において、前記通信品質の指標値は、前記移動通信網における通信端末装置の接続成功率、接続失敗率、圏外率、機内モード率、装置障害率、電源オフ率、強制切断の有無、音声品質評価値及び誤り率の少なくとも一つであってもよい。
また、前記方法において、前記通信品質を測定する通信は、前記移動通信網を介した音声通信であってもよいし、前記移動通信網を介したデータ通信であってもよい。
本発明の他の態様に係る通信品質測定のシステムは、移動通信網を介して通信可能な通信端末装置に、通信品質を測定するための測定条件を含む情報を配信する手段と、前記測定条件を満たす所定のタイミングに、前記移動通信網を介して前記通信端末装置との通信を行う手段と、前記所定のタイミングにおける通信に対応する端末状態ログ情報を含む端末側測定データ及び該所定のタイミングにおける通信に対応する端末在圏基地局品質情報を含む網側測定データの少なくとも一方を取得する手段と、前記端末側測定データ及び前記網側測定データの少なくとも一方に基づいて、前記移動通信網を介した通信における通信品質の指標値を算出する手段と、を備える。
前記システムにおいて、前記通信端末装置からの発信及び該通信端末装置への着信の双方向の通信について、前記通信品質の指標値を算出してもよい。
また、前記システムにおいて、前記測定条件の配信、前記移動通信網を介した通信、並びに、前記端末側測定データ及び前記網側測定データの少なくとも一方の取得を、複数の通信端末装置に対して行い、前記複数の通信端末装置による前記移動通信網を介した通信について、前記通信品質の指標値を算出してもよい。
また、前記システムにおいて、前記通信品質の測定条件は、前記通信品質を測定する時刻を指定する測定スケジュール、前記通信品質を測定するときの前記通信端末装置が位置する場所を指定する測定エリア及び前記通信品質を測定するときの前記通信端末装置の移動速度を指定する測定時移動速度の少なくとも一つの情報を含むものであってもよい。
また、前記システムにおいて、前記配信対象の情報は、測定対象の通信品質の指標値の種類を指定する測定内容を含んでもよい。
また、前記システムにおいて、前記通信品質の指標値は、前記移動通信網における通信端末装置の接続成功率、接続失敗率、圏外率、機内モード率、装置障害率、電源オフ率、強制切断の有無、音声品質評価値及び誤り率の少なくとも一つであってもよい。
また、前記システムにおいて、前記通信品質を測定する通信は、前記移動通信網を介した音声通信であってもよいし、前記移動通信網を介したデータ通信であってもよい。
また、前記システムにおいて、移動通信網を介して通信可能な通信端末装置に前記測定条件を含む情報を配信するサーバと、前記測定条件を満たす所定のタイミングに、前記移動通信網を介して前記通信端末装置との通信を行う網側装置と、を備え、前記サーバは、前記端末側測定データ及び前記網側測定データの少なくとも一方を取得し、該端末側測定データ及び該網側測定データの少なくとも一方に基づいて、前記移動通信網を介した通信における通信品質の指標値を算出する。
本発明によれば、通信端末装置での処理の負荷を抑制することができるとともに、移動通信網を介した通信について、測定条件を簡易かつ任意に設定又は変更することができるため、様々な通信品質測定を柔軟に行うことができる。
本発明の実施形態に係る通信品質測定システムを備えた通信システム全体の要部構成の一例を示す説明図。 本実施形態に係る通信システムにおいて通信端末装置が発信する方向の音声通信の通信品質測定の一例を示すシーケンス図。 本実施形態に係る通信システムにおいて通信端末装置が着信する方向の音声通信の通信品質測定の一例を示すシーケンス図。 本実施形態に係る通信システムにおいてデータ通信サーバから通信端末装置へのダウンリンクのデータ通信の通信品質測定の一例を示すシーケンス図。 本実施形態に係る通信システムにおいて通信端末装置からデータ通信サーバへのアップリンクのデータ通信の通信品質測定の一例を示すシーケンス図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
なお、各図は本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ及び位置関係を概略的に示してあるに過ぎず、従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ及び位置関係のみに限定されるものではない。また、後述において例示する数値は、本発明の好適な例に過ぎず、従って、本発明は例示された数値に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る通信品質測定システムを備えた通信システム全体の要部構成の一例を示す説明図である。図1において、本実施形態の通信システムは、ユーザが利用可能な通信端末装置100と、通信端末装置100による移動通信網(携帯電話網)200を介した音声通信やデータ通信の通信品質の評価に関する処理を行う通信品質測定システム400とを含む。通信品質測定システム400は、単一のサーバやネットワーク装置で構成してもよいし、複数のサーバやネットワーク装置を組み合わせて構成してもよい。
図1に例示する通信品質測定システム400は、自動音声応答装置410と、第1のサーバである配信・解析サーバ420と、第2のサーバであるデータ通信サービス提供サーバ(以下「データ通信サーバ」という。)415とを備えている。自動音声応答装置410及びデータ通信サーバ415は、通信品質測定を行うときに通信端末装置100と通信を行い所定の網側通信ログを記録することができる網側通信装置(ネットワーク装置)である。
通信端末装置100は、基地局210を含む移動通信網200の回線交換網を介して、又は、回線交換網及び固定電話網300を介して、通信品質測定システム400の自動音声応答装置410や他の通信端末装置と音声通信することができる。
また、通信端末装置100は、移動通信網200を介して、配信・解析サーバ420から測定スケジュールや測定内容等の測定条件の情報の配信を受けることができる。
また、通信端末装置100は、移動通信網200のパケット交換網を介して、又は、パケット交換網及びインターネット500を介して、データ通信サーバ415や他の通信端末装置と、VoIP(Voice over Internet Protocol)やVoLTE(Voice over LTE)等による音声通信を行ったりWeb通信やストリーミングなどを行ったり各種データ通信を行ったりすることができる。
また、通信端末装置100は、上記基地局210を含む移動通信網200又はWiFi(Wireless Fidelity)などの無線LANのアクセスポイント装置510を介してインターネット500にアクセスし、配信・解析サーバ420との間で各種データを送受信したり、コンテンツ提供サーバ600から音楽などのコンテンツをダウンロードしたりすることができる。
また、通信端末装置100は、例えば音声通信可能な携帯電話機、スマートフォン、PHSなどの移動通信端末やタブレットPCであり、無線中継装置としての基地局や交換機などを有する移動通信網200を介して、通信先と音声通信やデータ通信を行うことができる。
例えば、通信端末装置100は、移動通信網200の無線通信エリアとしてのセルに在圏しているときに、他の移動通信網のセルに在圏している携帯電話機、スマートフォン、PHSなどの移動通信端末やタブレットPCなどの通信端末装置と間で音声通信することができる。
また、通信端末装置100は、移動通信網200のセルに在圏しているときに、固定電話網300を介して、音声通信先としての通信品質測定システム400の自動音声応答装置410との間で音声通信したり、インターネット500を介して通信品質測定システム400のデータ通信サーバ415や配信・解析サーバ420との間でデータ通信(VoIPやVoLTEのコールを含む)することができる。
ここで、上記移動通信網200のセルは、例えば互いに大きさが異なるマクロセル、マイクロセル、フェムトセル、ピコセル等の各種セルのいずれかである。
通信端末装置100は、例えば、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、通信チップセットなどからなる無線信号処理部、ベースバンド信号処理部、アプリケーション実行管理部、小型マイクなどからなる音声入力装置、スピーカー、レシーバ、振動発生器などからなる音声出力装置、表示手段としてのLCDなどの表示部、主制御装置などで構成される。また、通信端末装置100は、現在位置取得手段として、GPS(Global Positioning System)を用いて自身の現在位置の情報を取得するGPS受信部を備える。また、通信端末装置100は、CCDやCMOS等のカメラデバイスなどからなる撮像部や、ジャイロセンサ、加速度センサ、磁気センサ等からなる姿勢検知部を備えてもよい。
主制御装置は、例えばMPU(Micro Processing Unit)などのマイクロプロセッサや、RAM、ROMなどのメモリで構成され、予め組み込まれた所定の制御プログラムに基づいて各部を制御する。例えば、主制御装置は、所定の制御プログラムが実行されることにより、移動通信網200及び固定電話網300を介した自動音声応答装置410との間における音声通信の処理及びその制御、自動音声応答装置410から受信した受信信号からテスト音声信号の受信音声データを所定の圧縮・符号化方式で符号化された受信音声データ(デジタル信号)として抽出する処理、移動通信網200及びインターネット500を介したサーバ(配信・解析サーバ420、データ通信サーバ415)との間における各種データの送受信処理及びその制御、コンテンツ提供サーバ600との間の音楽などのコンテンツのダウンロード及びその制御、異常切断の有無の判定処理などを行うことができる。
上記受信音声データの圧縮・符号化方式としては、例えば、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)AMR(Adaptive Multi-Rate)Codec/ACELP(Algebraic Code Excited Linear Prediction)圧縮(ビットレート:4.75[kbps]〜12.2[kbps])が挙げられる。このように圧縮・符号化された受信音声データ(デジタル)のファイルは、その受信音声データから得られる受信音声信号の録音ファイル(例えばWAV形式のファイル)に比して、データ量が1/10程度にすることができる。
また、通信端末装置100は、主制御装置のネイティブ環境上で各種アプリケーションのプログラムを実行したり、アプリケーション実行管理部で構築される仮想環境上で各種アプリケーションのプログラムを実行したりすることができる。ここで、「アプリケーション」(以下、適宜「アプリ」と略す。)とは、通信品質測定処理のほか、電話、録音、ブラウザ、カメラ、検索、メール、情報配信、カレンダー、時計、音楽再生、地図表示、データフォルダ、メッセージの通信、動画再生等の様々な用途それぞれに応用することができるソフトウェアを意味し、「アプリケーションソフトウェア」とも呼ばれる。また、「アプリケーション」は、各種言語で開発された実行プログラムのファイルや、プログラム実行時等に用いられたり参照されたりする設定情報及び画像などのファイルなどの集合体である。
アプリケーション実行管理部は、例えば、アプリケーションの実行に用いられるプログラムモジュールやライブラリを管理する。また、アプリケーション実行管理部は、Andoroid(登録商標)アプリケーション、iOS(登録商標)アプリケーション、Windows(登録商標)アプリケーション、Java(登録商標)アプリケーションなどの複数種類のアプリケーションのいずれか一つ又は二以上を実行するためのフレームワーク(例えば、Androidフレームワーク、iOS フレームワーク、など)や、Dalvik(登録商標) VMやJava VMなどの仮想実行環境(仮想マシン)を構築する。また、アプリケーション実行管理部は、複数のアプリケーションを並列実行することができるマルチタスク機能を有するように構成されている。
配信・解析サーバ420は、通信品質測定を実行する時刻を指定する測定スケジュール等の測定条件の情報や、測定対象の通信品質の指標値の種類を指定する測定内容の情報を記憶し、その測定条件や測定内容の情報の新規登録、修正、削除などの管理処理を行う。
配信・解析サーバ420は、移動通信網200を介して通信可能な通信端末装置100に、通信品質の測定条件や測定内容を含む情報を配信する手段として機能する。また、配信・解析サーバ420は、自動音声応答装置410及びデータ通信サーバ415それぞれに、通信品質の測定条件や測定内容を含む情報を配信する手段としても機能する。
例えば、配信・解析サーバ420は、予め設定した所定のタイミング又は任意のタイミングに、最新の測定スケジュール等の測定条件の情報を、移動通信網200を介して通信端末装置100に配信することができる。この場合、通信端末装置100は、配信・解析サーバ420から受信した測定条件を満たす所定のタイミングに、移動通信網200を介して自動音声応答装置410又はデータ通信サーバ415との通信を行う。
また、配信・解析サーバ420は、予め設定した所定のタイミング又は任意のタイミングに、移動通信網200又は図示しない専用回線を介して自動音声応答装置410及びデータ通信サーバ415それぞれに、最新の測定スケジュール等の測定条件を含む情報を配信することができる。この場合、自動音声応答装置410及びデータ通信サーバ415は、配信・解析サーバ420から受信した測定条件を満たす所定のタイミングに、移動通信網200を介して通信端末装置100との通信を行う。
上記測定条件は、通信品質測定を実行する時刻を指定する測定スケジュールのほか、通信品質測定を実行するときの通信端末装置が位置する場所を指定する測定エリア、通信品質測定を実行するときの通信端末装置の移動速度を指定する測定時移動速度などの他の条件であってもよい。また、上記測定条件とともに、測定対象の通信品質の指標値の種類を指定する測定内容を配信するようにしてもよい。ここで、通信品質の指標値は、移動通信網における通信端末装置の接続成功率、接続失敗率、圏外率、機内モード率、装置障害率、電源オフ率、通信中の強制切断(Call Drop)の有無を示す値、音声品質の評価結果を示す音声品質値(後述のMOS値)及び通信中の誤り率(ブロックエラーレート、ビットエラーレート、パケットロス率、等)の少なくとも一つであってもよい。
上記測定条件及び測定内容は、各種情報に基づいて設定してもよい。例えば、通信端末装置100の通信履歴、通信端末装置100の機種、通信端末装置100の所在位置(GPS位置、地域、在圏セルなど)、時間帯(平日・休日、曜日、早朝・昼間・夜間)、通信端末装置の移動速度(例えば、徒歩などで移動中の低速、車や電車などで移動中の高速)、移動通信網200の通信事業者情報及び通信端末装置100における通信品質情報(例えば、受信SINR)の少なくとも一つに基づいて、上記測定条件を設定してもよい。また、このように設定された測定条件を順次学習して更新していく自動学習機能を有するように構成し、次の通信品質測定における測定条件として、直近の測定で用いた測定条件を優先的に配信するようにしてもよい。
自動音声応答装置410は、移動通信網200の回転交換網及び固定電話網300を介して、通信端末装置100と通信可能に構成されている。また、自動音声応答装置410は、移動通信網200又は図示しない専用回線を介して、配信・解析サーバ420と通信可能に構成されている。
自動音声応答装置410は、前記測定条件を満たす所定のタイミングに、移動通信網200を介して通信端末装置100との音声通信を行う手段として機能する。
例えば、自動音声応答装置410は、上記測定条件を満たす所定のタイミングに発信してきた通信端末装置100からの通常の音声通信の発呼に応答して、音声通信測定用(音声通信評価用)のテスト信号を通信端末装置100に送信する音声自動応答を行う。
また、自動音声応答装置410は、上記測定条件を満たす所定のタイミングに、通信端末装置100に対して通常の音声通信の自動発呼を行い、応答した通信端末装置100に音声通信測定用(音声通信評価用)のテスト信号を送信してもよい。
データ通信サーバ415は、移動通信網200のパケット交換網を介して、又は、パケット交換網及びインターネット500を介して、通信端末装置100と通信可能に構成されている。また、データ通信サーバ415は、移動通信網200又は図示しない専用回線を介して、配信・解析サーバ420と通信可能に構成されている。
データ通信サーバ415は、前記測定条件を満たす所定のタイミングに、移動通信網200を介して通信端末装置100とのデータ通信を行う手段として機能する。
例えば、データ通信サーバ415は、上記所定のタイミングに発信してきた通信端末装置100からのVoIPやVoLTE等による音声通信の発呼に応答して、音声通信測定用(音声通信評価用)のテスト信号を通信端末装置100に送信する音声自動応答を行う。また、データ通信サーバ415は、上記所定のタイミングに発信してきた通信端末装置100からのテストデータ取得要求に応答して、通信品質測定用のテストデータを通信端末装置100に送信する。
なお、データ通信サーバ415は、上記測定条件を満たす所定のタイミングに、通信端末装置100に対するプッシュ型の通信により、VoIPやVoLTE等による音声通信測定用(音声通信評価用)のテスト信号又は通信品質測定用のテストデータを通信端末装置100に送信してもよい。
また、通信端末装置100、自動音声応答装置410及びデータ通信サーバ415は互いに時間同期した状態になっている。例えば、通信端末装置100、自動音声応答装置410及びデータ通信サーバ415はそれぞれ、移動通信網200やインターネット500に接続されたNTP(Network Time Protocol)サーバ610と通信することにより時間同期処理を行うことができる。また、各装置やサーバにおける時間同期処理は、GPS信号を受信して行ったり、他の方法で行ったりしてもよい。
配信・解析サーバ420は、移動通信網200のパケット交換網を介して、又は、パケット交換網及びインターネット500を介して、通信端末装置100と通信可能に構成されている。また、配信・解析サーバ420は、移動通信網200又は図示しない専用回線を介して、自動音声応答装置410及びデータ通信サーバ415と通信可能に構成されている。
配信・解析サーバ420は、移動通信網200を介した通信における通信品質の評価に関する各種処理を行うことができる。
例えば、配信・解析サーバ420は、通信端末装置100に記録された上記測定条件を満たす所定のタイミングにおける端末状態ログ情報を含む端末側測定データ及び所定のタイミングにおける通信に対応する端末在圏基地局品質情報を含む網側測定データの少なくとも一方を取得する手段として機能する。
また、配信・解析サーバ420は、端末側測定データ及び網側測定データの少なくとも一方に基づいて、移動通信網200を介した通信における通信品質の指標値を算出する手段として機能する。
表1は、通信端末装置100から取得可能な端末側測定データの一例を示す一覧表である。
Figure 0006029681
ここで、表1中の「録音ファイル」は、自動音声応答装置410又はデータ通信サーバ415から受信したテスト信号に含まれるテスト音声信号を録音して作成したファイルである。また、表1中の「音声品質値」は、テスト音声信号の録音ファイルと音源ファイルと基づいて算出したMOS(Mean Opinion Scores)値などの音声品質の評価値である(非特許文献1,2参照)。また、表1中の「音声通信接続率」は、音声通信が成功した回数を音声通信を行った総回数で割った値であり、「データ通信接続率」は、データ通信が成功した回数をデータ通信を行った総回数で割った値である。
表2は、表1の端末側測定データに含まれる端末状態ログ情報の一例を示す一覧表である。この端末状態ログ情報は、前述の測定スケジュールの時間を含む所定時間(例えば2分以内の時間)だけ記録される。
Figure 0006029681
表3は、表1の端末側測定データに含まれる端末在圏基地局品質情報の一例を示す一覧表である。この端末在圏基地局品質情報は、測定時に通信端末装置100が在圏するセル(サービング・セル)の在圏基地局に関する情報であり、前述の測定スケジュールの時間を含む所定時間(例えば2分以内の時間)だけ記録される。
Figure 0006029681
表4は、自動音声応答装置410及びデータ通信サーバ415から取得可能な網側測定データの一例を示す一覧表である。
Figure 0006029681
表5は、表4の網側測定データに含まれる網側装置ログ情報の一例を示す一覧表である。この網側装置ログ情報は、前述の測定スケジュールの時間を含む所定時間(例えば2分以内の時間)だけ記録される。
Figure 0006029681
表6は、配信・解析サーバ420で算出される通信品質の指標値の一例を示す一覧表である。本実施形態では、これらの通信品質の指標値の少なくとも一つが算出される。
Figure 0006029681
上記通信品質の指標値は、通信端末装置100からの発信及び通信端末装置100への着信のいずれか一方向の通信について算出してもよいし、通信端末装置100からの発信及び通信端末装置100への着信の双方向の通信について算出してもよい。また、前述の測定条件の配信、移動通信網200を介した通信、並びに、端末側測定データ及び網側測定データの少なくとも一方の取得を、複数の通信端末装置100に対して行い、その複数の通信端末装置100による移動通信網200を介した通信について、前記通信品質の指標値を算出してもよい。
前述の自動音声応答装置410、データ通信サーバ415及び配信・解析サーバ420はそれぞれ、例えば、MPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、外部通信インターフェース部、必要に応じて復号化手段としてのデコーダ、などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより通信品質評価のための各種処理を行うことができる。上記デコーダは、所定の符号化方式で符号化された受信音声データ(デジタル信号)のファイルを通信端末装置100から受信したとき、その受信音声データを所定のデコードアルゴリズムで復号化し、通信端末装置100で受信されたテスト音声信号である受信音声信号(アナログ信号)を生成することができる。
なお、上記配信・解析サーバ420は複数のサーバで構成してもよい。例えば、上記測定条件及び測定内容を含む情報を配信する配信サーバと、通信品質の評価に関する各種処理を行う解析サーバとを、別々に設けてもよい。
次に、本実施形態に係る通信システムにおける通信品質測定の例について説明する。
図2は、本実施形態に係る通信システムにおいて通信端末装置100が発信する方向の音声通信の通信品質測定の一例を示すシーケンス図である。本例は、通信品質測定の測定条件として、通信品質測定を実行する時間を指定する測定スケジュールを含む情報を配信する例である。
なお、本例では、通信端末装置100に、通信品質測定処理を行うための通信品質測定アプリが予めインストールされている。また、通信端末装置100及び自動音声応答装置410は、図示しないNTPサーバやGPS信号等を利用して、互いに時間同期されている。また、通信端末装置100は、通信品質測定アプリが予め起動されて常時バックグランド動作の状態になっている。
図2において、まず、配信・解析サーバ420は、通信品質測定のタイミングを指定する測定条件として、予め決めた測定スケジュールの情報を、通信端末装置100及び自動音声応答装置410に送信する。
表7は、配信・解析サーバ420から送信される測定スケジュールの情報の一例を示している。この例では、測定時刻として2014年11月11日の10時00分が指定されている。また、この測定スケジュールの情報は、個々の測定スケジュールを識別して管理するためのスケジュールID(スクジュール管理番号)と、通信品質測定を行う通信の発信元及び発信先それぞれの電話番号及びタイプの情報とを含んでいる。また、測定スケジュールのオプションとしては、例えば通信品質測定を行うエリアを指定する情報を含めてもよい。この場合、指定されたエリアに通信端末装置100が在圏する場合において上記指定の測定時刻になったタイミングに、通信品質測定が実行される。
Figure 0006029681
通信端末装置100は、配信・解析サーバ420から受信した測定スケジュールの情報に基づいて、指定された測定時刻(2014年11月11日の10時00分)に近づいたタイミングになると、所定の通信品質を測定するための通信ログの記録を開始する。
また、自動音声応答装置410は、配信・解析サーバ420から受信した測定スケジュールで指定された測定時刻(2014年11月11日の10時00分)に近づいたタイミングになると、所定の通信品質を測定するための通信ログの記録を開始する。なお、自動音声応答装置410では、通信品質測定の通信ログの記録を常時実行しておいてもよい。
通信端末装置100は、上記所定の測定時刻(2014年11月11日の10時00分)になると、移動通信網200の交換機205及び固定電話網300を介して、上記測定スケジュールで発信先として指定された自動音声応答装置410の電話番号(0120********)宛に発呼する自動発信を実行する。交換機205は、通信端末装置100からの発信を受けると、リングバックトーンの応答を通信端末装置100へ送信するとともに、固定電話網300及び移動通信網200を介して自動音声応答装置410に発信する。なお、自動音声応答装置410の電話番号は、通信品質測定アプリに予め設定しておいてもよい。
自動音声応答装置410は交換機205からの発信を着信すると、その着信を確認できてから自動切断処理を実行し、交換機205を介して切断信号を通信端末装置100に送信し、その後、通信ログの記録を終了する。この自動音声応答装置410で記録された端末在圏基地局品質情報を含む網側測定データは、配信・解析サーバ420に送信される。
また、通信端末装置100は交換機205から切断信号を受信すると、通信ログの記録を終了する。この通信端末装置100で記録された端末状態ログ情報を含む端末側測定データは、配信・解析サーバ420に送信される。なお、音声通信の切断処理は、自動音声応答装置410とは別に、通信端末装置100で行ってもよい。
表8は、通信端末装置100から配信・解析サーバ420に送信される端末側測定データの一例を示している。本例において、端末側測定データは、スケジュールIDとともに、発信時刻(2014年11月11日の10時00分)、通信端末装置100の所在位置、移動速度、発信元(自分自身)の電話番号、発信先の電話番号、接続成否の情報、及び、その他の情報を含んでいる。また、本例では、その他の情報として、通信端末装置100の在圏基地局情報などを含んでいる。なお、端末側測定データは、表8の例に限定されるものではなく、前述の表1〜表3に例示した各種データの一部又は全てを含んでもよい。
Figure 0006029681
一方、自動音声応答装置410は、通信端末装置100による自動切断処理が実行された後、通信ログの記録を終了する。この自動音声応答装置410で記録された端末在圏基地局品質情報を含む網側測定データは、配信・解析サーバ420に送信される。
表9は、自動音声応答装置410から配信・解析サーバ420に送信される網側測定データの一例を示している。本例において、網側測定データは、スケジュールIDとともに、着信時刻(2014年11月11日の10時03分)、発信元の電話番号、発信先(自分自身)の電話番号、接続成否の情報、及び、その他の情報を含んでいる。また、本例では、その他の情報として、シグナリング(PSTN/SS7信号)情報などを含んでいる。なお、網側測定データは、表9の例に限定されるものではなく、前述の表4、表5に例示した各種データの一部又はすべてを含んでもよい。
Figure 0006029681
配信・解析サーバ420は、通信端末装置100からの端末側測定データと自動音声応答装置410からの網側測定データとを受信すると、通信品質解析の処理を実行する。この通信品質解析は、例えば、スケジュールID(スケジュール管理番号)が互いに同じである端末側測定データと網側測定データとを照合し、通信端末装置から通信品質測定の発信を行う通信における通信品質の指標値を算出する。ここで算出する通信品質の指標値としては、例えば、前述の表6に例示した音声通信の接続率、接続失敗率(全体)、接続失敗率(網側起因)、圏外率、機内モード率、装置障害率、電源オフ率、通信中の強制切断(Call Drop)の有無を示す値、音声品質の評価結果を示す音声品質値(MOS値)及び通信中の誤り率(ブロックエラーレート、ビットエラーレート、パケットロス率、等)の少なくとも一つが挙げられる。
以上、図2の例によれば、通信端末装置100が発信する音声通信の通信品質測定の測定条件として、配信・解析サーバ420から通信端末装置100及び自動音声応答装置410に測定スケジュールを配信している。これにより、通信端末装置100が発信する音声通信について通信品質測定の測定スケジュールを簡易に且つ任意に設定又は変更することができるため、様々な通信品質測定を柔軟に行うことができるとともに、精度が高い通信品質の測定が可能になる。例えば、端末状態ログ情報と端末在圏基地局品質情報とを照合することにより、通信失敗原因を特定することができる。また、測定条件の情報を指定することにより、特別な場所の通信品質データの集中を避けたり、移動通信事業者が取得したい条件(高速移動中、電波弱い場所等)で通信品質データを取得したりすることができる。
また、図2の例によれば、通信端末装置100では、配信・解析サーバ420から受信した測定スケジュールに対応させて、通信品質測定の通信が行われているときの通信ログ情報を記録する処理を実行すればよい。従って、通信端末装置100で通信ログ情報を常時記録する場合に比較して、通信端末装置100での処理の負荷を抑制することができる。
図3は、本実施形態に係る通信システムにおいて通信端末装置100が着信する方向の音声通信の通信品質測定の一例を示すシーケンス図である。なお、本例において、前述の図2の例と同様な部分については説明を省略する。
図3において、測定スケジュールが配信され、通信端末装置100及び自動音声応答装置410の通信品質測定の通信ログの記録が開始された後、自動音声応答装置410は、上記所定の測定時刻(2014年11月11日の10時00分)になると、所定の通信品質を測定するための通信ログの記録を開始するとともに、移動通信網200及び固定電話網300を介して、上記測定スケジュールで発信先として指定された通信端末装置100の電話番号(080********)宛に発呼する自動発信を実行する。
また、通信端末装置100は、配信・解析サーバ420から受信した測定スケジュールで指定された測定時刻(2014年11月11日の10時00分)に近づいたタイミングになると、所定の通信品質を測定するための通信ログの記録を開始する。
自動音声応答装置410は、通信端末装置100から交換機205を介して切断信号を受信すると、通信ログの記録を終了する。この自動音声応答装置410で記録された端末在圏基地局品質情報を含む網側測定データは、配信・解析サーバ420に送信される。なお、音声通信の切断処理は、通信端末装置100とは別に、自動音声応答装置410で行ってもよい。
一方、通信端末装置100は、交換機205からの発信を着信すると、その着信を確認できてから自動切断処理を実行し、交換機205を介して切断信号を自動音声応答装置410に送信し、その後、通信ログの記録を終了する。この通信端末装置100で記録された端末状態ログ情報を含む端末側測定データは、配信・解析サーバ420に送信される。
以上、図3の例によれば、通信端末装置が着信する音声通信の通信品質測定の測定条件として、配信・解析サーバ420から通信端末装置100及び自動音声応答装置410に測定スケジュールを配信している。これにより、通信端末装置100が着信する音声通信について通信品質測定の測定スケジュールを簡易に且つ任意に設定又は変更することができるため、上記図2の例の場合と同様に、様々な通信品質測定を柔軟に行うことができるとともに、精度が高い通信品質の測定が可能になる。
図4は、本実施形態に係る通信システムにおいてデータ通信サーバ415から通信端末装置100へのダウンリンクのデータ通信の通信品質測定の一例を示すシーケンス図である。なお、本例において、前述の図2の例と共通する部分については説明を省略する。
図4において、まず、配信・解析サーバ420は、通信品質測定のタイミングを規定する測定条件として、予め決めた測定スケジュールの情報を、通信端末装置100及びデータ通信サーバ415に送信する。なお、本例の測定スケジュールの情報では、発信元及び発信先の情報として、電話番号の代わりに、移動通信網200に構築されたIPネットワークにおける発信元及び発信先それぞれのアドレスが書き込まれる。
通信端末装置100は、配信・解析サーバ420から受信した測定スケジュールの情報に基づいて、指定された測定時刻(2014年11月11日の10時00分)に近づいたタイミングになると、通信品質測定の通信ログの記録を開始する。
また、データ通信サーバ415は、配信・解析サーバ420から受信した測定スケジュールで指定された測定時刻(2014年11月11日の10時00分)に近づいたタイミングになると、通信品質測定の通信ログの記録を開始する。なお、データ通信サーバ415では、通信品質測定の通信ログの記録を常時実行しておいてもよい。
通信端末装置100は、上記所定の測定時刻(2014年11月11日の10時00分)になると、移動通信網200を介して、上記測定スケジュールで発信先として指定されたデータ通信サーバ415のアドレス宛にデータ要求を送信する自動発信を実行する。なお、データ通信サーバ415のアドレスは、通信品質測定アプリに予め設定しておいてもよい。
データ通信サーバ415は、通信端末装置100からデータ要求を受けると、要求されたテストデータを含む応答を、移動通信網200を介して通信端末装置100へ送信する。
通信端末装置100は、データ通信サーバ415からテストデータを含む応答を受信すると、通信ログの記録を終了する。この通信端末装置100で記録された端末状態ログ情報を含む端末側測定データは、配信・解析サーバ420に送信される。
一方、データ通信サーバ415は、テストデータを含む応答を通信端末装置100に送信した後、通信ログの記録を終了する。このデータ通信サーバ415で記録された端末在圏基地局品質情報を含む網側測定データは、配信・解析サーバ420に送信される。
なお、本例の端末側測定データ及び網側測定データでは、発信元及び発信先の情報として、電話番号の代わりに、移動通信網200に構築されたIPネットワークにおける発信元及び発信先それぞれのアドレスが書き込まれる。
配信・解析サーバ420は、通信端末装置100からの端末側測定データとデータ通信サーバ415からの網側測定データとを受信すると、通信品質解析の処理を実行する。この通信品質解析は、例えば、スケジュールID(スケジュール管理番号)が互いに同じである端末側測定データと網側測定データとを照合し、通信端末装置からデータを要求する発信を行うデータ通信における通信品質の指標値を算出する。ここで算出する通信品質の指標値としては、例えば、前述の表6に例示したデータ通信の接続率、接続失敗率(全体)、接続失敗率(網側起因)、圏外率、機内モード率、装置障害率、電源オフ率、通信中の強制切断(Call Drop)の有無を示す値、音声品質の評価結果を示す音声品質値(MOS値)及び通信中の誤り率(ブロックエラーレート、ビットエラーレート、パケットロス率、等)の少なくとも一つが挙げられる。
以上、図4の例によれば、データ通信サーバ415から通信端末装置100へのダウンリンクのデータ通信の通信品質測定の測定条件として、配信・解析サーバ420から通信端末装置100及びデータ通信サーバ415に測定スケジュールを配信している。これにより、データ通信サーバ415から通信端末装置100へのダウンリンクのデータ通信について通信品質測定の測定スケジュールを簡易に且つ任意に設定又は変更することができるため、上記図2及び図3の例の場合と同様に、様々な通信品質測定を柔軟に行うことができるとともに、精度が高い通信品質の測定が可能になる。
また、図4の例によれば、通信端末装置100では、配信・解析サーバ420から受信した測定スケジュールに対応させて、通信品質測定の通信が行われているときの通信ログ情報を記録する処理を実行すればよい。従って、通信端末装置100で通信ログ情報を常時記録する場合に比較して、通信端末装置100での処理の負荷を抑制することができる。
図5は、本実施形態に係る通信システムにおいて通信端末装置100からデータ通信サーバ415へのアップリンクのデータ通信の通信品質測定の一例を示すシーケンス図である。なお、本例において、前述の図2〜4の例と同様な部分については説明を省略する。
図5において、測定スケジュールが配信され、通信端末装置100及びデータ通信サーバ415の通信品質測定の通信ログの記録が開始された後、データ通信サーバ415は、上記所定の測定時刻(2014年11月11日の10時00分)になると、移動通信網200を介して、上記測定スケジュールで発信先として指定された通信端末装置100のアドレス宛にデータ要求を送信する自動発信を実行する。
通信端末装置100は、データ通信サーバ415からのデータ要求を受けると、要求されたテストデータを含む応答を、移動通信網200を介してデータ通信サーバ415へ送信する。
データ通信サーバ415は、通信端末装置100からテストデータを含む応答を受信すると、通信ログの記録を終了する。このデータ通信サーバ415で記録された端末在圏基地局品質情報を含む網側測定データは、配信・解析サーバ420に送信される。
一方、通信端末装置100は、データ通信サーバ415へテストデータを含む応答を送信する処理が実行された後、通信ログの記録を終了する。この通信端末装置100で記録された端末状態ログ情報を含む端末側測定データは、配信・解析サーバ420に送信される。
以上、図5の例によれば、通信端末装置100からデータ通信サーバ415へのアップリンクのデータ通信の通信品質測定の測定条件として、配信・解析サーバ420から通信端末装置100及びデータ通信サーバ415に測定スケジュールを配信している。これにより、通信端末装置100からデータ通信サーバ415へのアップリンクのデータ通信について通信品質測定の測定スケジュールを簡易に且つ任意に設定又は変更することができるため、上記図2〜図4の例の場合と同様に、様々な通信品質測定を柔軟に行うことができるとともに、精度が高い通信品質の測定が可能になる。
なお、上記実施形態では、端末側測定データ及び網側測定データの両方を用いて通信品質の指標値を算出しているが、端末側測定データ及び網側測定データのいずれか一方を用いて通信品質の指標値を算出してもよい。
また、上記実施形態では、配信・解析サーバ420から配信する測定条件が測定時刻を指定する測定スケジュールである場合について説明したが、通信品質測定を実行するタイミングを規定できるものであれば、上記測定スケジュール以外の測定条件を配信してもよい。例えば、通信品質測定を実行する通信端末装置100が位置する場所(例えば、エリア名、セルIDなど)を指定する条件を配信してもよい。
また、上記実施形態において、上記測定スケジュールは、通信端末装置100の端末識別情報(例えば電話番号)、通信端末装置100の通信履歴、通信端末装置100の機種、通信端末装置100の所在位置(GPS位置、地域、在圏セルなど)、時間帯(平日・休日、曜日、早朝・昼間・夜間)、通信端末装置100の移動速度(例えば、静止、徒歩などで移動中の低速、車や電車などで移動中の高速)、移動通信網200の通信事業者情報及び通信端末装置100における通信品質情報(例えば、受信SINR)の少なくとも一つに基づいて変更してもよい。
例えば、通信端末装置100の所在位置の情報により、周辺に多数の通信端末装置が存在している可能性が高い祭りや花火大会などのイベントの会場に通信端末装置100に位置していると判断した場合、そのイベントの開催中の時間帯に通信品質測定を中止したり通信品質測定の回数を制限したりするように、上記測定スケジュールを変更してもよい。また、通信端末装置100の移動速度が、例えば電車で移動中の場合など、予め設定した閾値以上の高速度の場合には、通信品質測定を中止するように上記測定スケジュールを変更してもよい。また、通信端末装置100が静止状態の場合に、通信品質測定の回数を制限するように上記測定スケジュールを変更してもよい。
また、上記測定スケジュールを通信端末装置100ごとに順次学習して更新していく自動学習機能を有するように構成し、通信端末装置100ごとに、次の通信品質測定の測定時刻として直近に実施された通信品質測定の測定時刻を優先的に設定するようにしてもよい。
また、上記測定スケジュールの設定・変更により、例えば、特定時間帯や特定場所における移動通信網200の通信品質測定を実施したり、特定の機種の通信端末装置について通信品質測定を実施したりすることができる。
また、上記測定スケジュールについては、上記測定スケジュールの測定時刻をランダムに設定するようにしてもよい。
また、通信端末装置100及び網側装置は、互いに同様な測定スケジュールのポリシー(ルール)に従って通信ログを記録して作成し、通信品質測定を行うようにしてもよい。例えば、通信品質測定を開始する時間(測定開始時間)を決め、その測定開始時間から一定の測定間隔(例えば1時間)ごとに通信品質測定を繰り返す測定スケジュールに基づいて、通信ログを記録して作成し、通信品質測定を行うようにしてもよい。
なお、本明細書で説明された通信端末装置100、自動音声応答装置410、データ通信サーバ415、配信・解析サーバ420等における処理工程及び構成要素は、前述の手段のほか、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの処理工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。
ハードウェア実装については、実体(例えば、各種無線通信装置、NodeB、サーバ、ゲートウェイ、交換機、コンピュータ、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、上記構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば制御装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、FLASHメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
100 通信端末装置
200 移動通信網
210 基地局
300 固定電話網
400 通信品質測定システム
410 自動音声応答装置
415 データ通信サーバ
420 配信・解析サーバ
500 インターネット
510 アクセスポイント装置
600 コンテンツ提供サーバ
610 NTPサーバ

Claims (19)

  1. 通信品質測定の方法であって、
    移動通信網を介して通信可能な通信端末装置に、通信品質を測定する測定時刻を指定す る測定スケジュールの情報とその測定スケジュールを識別する識別情報とを含む測定条件 情報を配信することと、
    前記測定条件の測定スケジュールで指定された測定時刻が到来したタイミングに、前記移動通信網を介して前記通信端末装置との通信を行うことと、
    前記測定スケジュールで指定された測定時刻が到来したタイミングに行われた複数回の 通信について前記通信端末装置側で記録された接続成否の情報とその通信に対応する測定 スケジュール識別情報と端末状態ログ情報と前記通信端末装置側で取得された端末在圏基 地局品質情報とを含む端末側測定データと、前記測定スケジュールで指定された測定時刻 が到来したタイミングに行われた通信について網側で記録された接続成否の情報とその通 信に対応する測定スケジュール識別情報とを含む網側測定データを取得することと、
    前記端末側測定データ及び前記網側測定データに基づいて、前記測定スケジュールで指 定された測定時刻が到来したタイミングに行われた前記移動通信網を介した通信における 接続率を含む通信品質の指標値を算出することとを含む方法。
  2. 請求項1の方法において、
    前記測定スケジュールで指定された測定時刻が到来したタイミングに行われた通信が失 敗した場合、前記端末側測定データに含まれる前記端末状態ログ情報と前記端末在圏基地 局品質情報とを照合することにより前記通信の失敗の原因を特定することを含む方法。
  3. 請求項1又は2の方法において、
    前記通信端末装置からの発信及び該通信端末装置への着信の双方向の通信について、前記通信品質の指標値を算出する方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの方法において、
    前記測定条件の配信、前記移動通信網を介した通信、並びに、前記端末側測定データ及び前記網側測定データの少なくとも一方の取得を、複数の通信端末装置に対して行い、
    前記複数の通信端末装置による前記移動通信網を介した通信について、前記通信品質の指標値を算出する方法。
  5. 請求項1乃至のいずれかの方法において、
    前記通信品質の測定条件は、前記通信品質を測定する時刻を指定する測定スケジュール、前記通信品質を測定するときの前記通信端末装置が位置する場所を指定する測定エリア及び前記通信品質を測定するときの前記通信端末装置の移動速度を指定する測定時移動速度の少なくとも一つの情報を含む方法。
  6. 請求項1乃のいずれかの方法において、
    前記配信対象の情報は、測定対象の通信品質の指標値の種類を指定する測定内容を含む方法。
  7. 請求項1乃至のいずれかの方法において、
    前記通信品質の指標値は、前記移動通信網における通信端末装置の接続成功率と、接続失敗率、圏外率、機内モード率、装置障害率、電源オフ率、強制切断の有無、音声品質値及び誤り率の少なくとも一つである方法。
  8. 請求項1乃至のいずれかの方法において、
    前記通信品質を測定する通信は、前記移動通信網を介した音声通信である方法。
  9. 請求項1乃至のいずれかの方法において、
    前記通信品質を測定する通信は、前記移動通信網を介したデータ通信である方法。
  10. 通信品質測定のシステムであって、
    移動通信網を介して通信可能な通信端末装置に、通信品質を測定する測定時刻を指定す る測定スケジュールの情報とその測定スケジュールを識別する識別情報とを含む測定条件 情報を配信する手段と、
    前記測定条件の測定スケジュールで指定された測定時刻が到来したタイミングに、前記移動通信網を介して前記通信端末装置との通信を行う手段と、
    前記測定スケジュールで指定された測定時刻が到来したタイミングに行われた通信につ いて前記通信端末装置側で記録された接続成否の情報とその通信に対応する測定スケジュ ール識別情報と端末状態ログ情報と前記通信端末装置側で取得された端末在圏基地局品質 情報とを含む端末側測定データと、前記測定スケジュールで指定された測定時刻が到来し たタイミングに行われた通信について網側で記録された接続成否の情報とその通信に対応 する測定スケジュール識別情報とを含む網側測定データを取得する手段と、
    前記端末側測定データ及び前記網側測定データに基づいて、前記測定スケジュールで指 定された測定時刻が到来したタイミングに行われた前記移動通信網を介した通信における 接続率を含む通信品質の指標値を算出する手段と、を備える通信品質測定のシステム。
  11. 請求項10のシステムにおいて、
    前記測定スケジュールで指定された測定時刻が到来したタイミングに行われた通信が失 敗した場合、前記端末側測定データに含まれる前記端末状態ログ情報と前記端末在圏基地 局品質情報とを照合することにより前記通信の失敗の原因を特定する手段を備えるシステ ム。
  12. 請求項10又は11のシステムにおいて、
    前記通信端末装置からの発信及び該通信端末装置への着信の双方向の通信について、前記通信品質の指標値を算出するシステム。
  13. 請求項10乃至12のいずれかのシステムにおいて、
    前記測定条件の配信、前記移動通信網を介した通信、並びに、前記端末側測定データ及び前記網側測定データの少なくとも一方の取得を、複数の通信端末装置に対して行い、
    前記複数の通信端末装置による前記移動通信網を介した通信について、前記通信品質の指標値を算出するシステム。
  14. 請求項10乃至13のいずれかのシステムにおいて、
    前記通信品質の測定条件は、前記通信品質を測定する時刻を指定する測定スケジュール、前記通信品質を測定するときの前記通信端末装置が位置する場所を指定する測定エリア及び前記通信品質を測定するときの前記通信端末装置の移動速度を指定する測定時移動速度の少なくとも一つの情報を含むシステム。
  15. 請求項10乃至14のいずれかのシステムにおいて、
    前記配信対象の情報は、測定対象の通信品質の指標値の種類を指定する測定内容を含むシステム。
  16. 請求項10乃至15のいずれかのシステムにおいて、
    前記通信品質の指標値は、前記移動通信網における通信端末装置の接続成功率と、接続失敗率、圏外率、機内モード率、装置障害率、電源オフ率、強制切断の有無、音声品質値及び誤り率の少なくとも一つであるシステム。
  17. 請求項10乃至16のいずれかのシステムにおいて、
    前記通信品質を測定する通信は、前記移動通信網を介した音声通信であるシステム。
  18. 請求項10乃至16のいずれかのシステムにおいて、
    前記通信品質を測定する通信は、前記移動通信網を介したデータ通信であるシステム。
  19. 請求項10乃至18のいずれかのシステムにおいて、
    移動通信網を介して通信可能な通信端末装置に前記測定条件情報を配信するサーバと、
    前記測定条件の測定スケジュールで指定された測定時刻が到来したタイミングに、前記移動通信網を介して前記通信端末装置との通信を行う網側通信装置と、を備え、
    前記サーバは、前記端末側測定データ及び前記網側測定データを取得し、該端末側測定データ及び該網側測定データに基づいて、前記測定スケジュールで指定された測定時刻が 到来したタイミングに行われた前記移動通信網を介した通信における接続率を含む通信品質の指標値を算出するシステム。
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