JP2015050087A - カード用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ノーマルクローズタイプのスイッチ機構を設けたカード用コネクタを提供する。【解決手段】金属材料を樹脂材料と一体にインサート成形されたハウジング12と、シェルとを有し、カード部材が装着されるカード用コネクタ10であって、ハウジング12は、底面13と、一方及び他方の立設面14、15と、カード部材の装着の有無が検知されるスイッチ機構22を有し、スイッチ機構22は、ハウジング12の一方の角部の支持部23と、他方の角部の接触部25とを有し、ハウジング12とは別途形成されたスイッチ片28が支持部23と前記接触部25に亘って設けられ、支持部23は、底面13の一部及び一方の立設面14の延設された金属材料16に樹脂材料17が覆われて形成され、スイッチ片28は、支持部23に固定される固定部29と、接触部25と接触される接点部31とを有している。【選択図】図5

Description

本発明は、SIM(Subscriber Identity Module)カードやSD(Secure Digital)カード等の装着の有無を検知するスイッチ機構を有するカード用コネクタに関し、詳しくは、リフロー時にスイッチ機構が変形することを抑制する構造を有するカード用コネクタに関する。
携帯情報端末や携帯電話機等の携帯端末機器、並びに、パーソナルコンピュータ等の電子機器(以下、まとめて電子機器等という)では、SIMカードやSDカード等(以下、カード部材という。)が接続されるカード用コネクタが搭載されている。近年、電子機器等は、小型化、低背化及び軽量化が進んでおり、使用されるカード部材も小型化されるようになっている。そして、カード部材の小型化に伴い、これらが装着されるカード用コネクタも小型化、低背化及び軽量化が進んでいる。
また、カード用コネクタには、カード部材が装着されたことを検知するスイッチ機構が備えられているものがある。このスイッチ機構の1つの構成として、いわゆるノーマルクローズタイプのものが知られている。ノーマルクローズタイプのスイッチ機構は、カード部材がカード用コネクタに装着されたときスイッチ機構が解除され、また、カード部材が外されることでスイッチ機構が接触されることで、カード部材の装着の有無を検出する構成となっている。なお、ノーマルクローズタイプのスイッチ機構は、カード部材が装着されたときにスイッチ機構が解除されるので、消費電力が抑えられるというメリットがある。
例えば、ノーマルクローズタイプのスイッチ機構を有し、小型化を目的としたカード用コネクタの発明が下記特許文献1に開示されている。下記特許文献1に開示されたカード用コネクタの発明では、ICカードが通過するカードスロットに向き合う壁部を含むカード収容部を有し、ICカードを着脱可能にカード収容部に収容するハウジングと、ハウジングの壁部に一端が支持される固定部と、ICカードがカード収容部内に挿入される場合、ICカードの端部に当接する当接端部と固定部とを連結する可動部とを有する弾性変位可能な可動端子と、ICカードがカード収容部内に挿入されない場合、可動端子の可動接点部と当接する固定接点部を有する固定端子と、を含んでなるカード検出スイッチと、を備え、ICカードがカード収容部内に挿入されない場合、可動端子の可動部が壁部内の第1の位置をとり、ICカードがカード収容部内に挿入される場合、カード検出スイッチの可動端子の当接端部がICカードの端部に当接され押圧されることにより、可動端子の可動部が壁部内で第1の位置から第2の位置まで移動せしめられるとともに、可動端子の可動接点部が固定端子の固定接点部から離隔されるとしている。このような構成とすることで、下記特許文献1に開示されたカード用コネクタの発明によれば、カード検出スイッチに起因したカード収容部内のデッドスペースを極めて小にすることによりカード用コネクタの小型化を図ることができるとしている。
特開2013−093233号公報
一方、ノーマルクローズタイプのスイッチ機構は、組立てた状態で接触力が発生する構造となっている。そのため、上記特許文献1に開示されたカード用コネクタの発明を構成するカード検知スイッチの可動端子と固定端子との間で常に弾性的に接触力が発生していている。このような状態で、カード用コネクタを電子機器等の基板にリフローにより実装を行なうと、リフロー時の熱によりハウジングの樹脂が軟化し、可動端子の接触力により固定端子が押圧されることで固定部を支えている部分が変形するおそれがある。そして、固定部を支えている部分が変形した状態で固まると、可動端子の接触力が不十分となり、導通不良等の不具合が発生するおそれがある。特に、カード用コネクタを小型化、低背化及び軽量化を図ると、可動端子の固定部を支える部分を大きく形成することが困難となり、よりこの部分の変形がしやすくなる。
なお、上記特許文献1には、可動端子の固定部を支える部分の負担を抑制する構成の可動端子の構成が記載されている。しかし、可動端子の構成が複雑となると共に、高さ方向及び幅方向に大きくなるため、カード用コネクタの小型化及び低背化が困難となる。
本発明は、このような従来技術が抱える課題を解決するためになされたもので、リフロー時の変形を抑制した構造を有するノーマルクローズタイプのスイッチ機構を備えたカード用コネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様のカード用コネクタは、金属材料を樹脂材料と一体となるようにインサート成形により形成されたハウジングと、前記ハウジングを覆うシェルとを有し、カード部材が着脱自在に装着されるカード用コネクタであって、
前記ハウジングは、前記カード部材が配置される底面と、前記底面の対向する端辺に立設された一方及び他方の立設面と、前記カード部材が挿入される側とは反対側の面に設けられた、前記カード部材の装着の有無が検知されるスイッチ機構とを有し、
前記スイッチ機構は、前記ハウジングの一方の角部に形成された支持部と、他方の角部に形成された接触部とを有し、前記ハウジングとは別途形成されたスイッチ片が前記支持部と前記接触部に亘って設けられ、
前記スイッチ片は、一方に前記支持部に固定される固定部と、他方に前記接触部と接触される接点部とを有していることを特徴とする。
また、第2の態様のカード用コネクタは、第1の態様のカード用コネクタにおいて、前記接触部は、前記他方の立設面の金属材料が延設された第1接触片と、前記底面の一部の金属材料が延設された第2接触片とを有しており、前記第1接触片と前記第2接触片により前記スイッチ片の前記接点部が挟持されていることを特徴とする。
また、第3の態様のカード用コネクタは、第2の態様のカード用コネクタにおいて、前記第1接触片は、前記他方の立設部の端部から所定距離延設された部分が前記支持部側に屈曲されて形成され、前記第2接触片は、前記底面から延設された部分が前記シェルに覆われる側に屈曲されて形成されていることを特徴とする。
また、第4の態様のカード用コネクタは、第2又は第3の態様のカード用コネクタにおいて、前記支持部には、前記スイッチ片の前記固定部が固定される嵌入溝が形成され、
前記嵌入溝が形成される位置は、前記第2接触片が形成される位置よりも外側になるように形成されていることを特徴とする。
また、第5の態様のカード用コネクタは、第1〜第4のいずれかの態様のカード用コネクタにおいて、前記支持部は、前記底面の一部及び前記一方の立設面の延設された金属材料に樹脂材料が覆われて形成されていることを特徴とする。
また、第6の態様のカード用コネクタは、第2〜第5のいずれかの態様のカード用コネクタにおいて、前記カード部材が装着される場合において、
前記スイッチ機構は、前記スイッチ片に形成された前記押圧突起が前記カード部材により押圧され、前記スイッチ片が、前記固定部を軸として外側に移動することで、前記スイッチ片の前記接点部が挟持されていた前記接触部の前記第1接触片が前記屈曲された角部を軸として押し広げられるように弾性変形し、前記接触部から離間された状態で保持され、
前記第1接触片は、前記接点部の軌道から外れた後、弾性力により基の位置に戻されることを特徴とする。
また、第7の態様のカード用コネクタは、第6の態様のカード用コネクタにおいて、前記カード部材が取り外された状態において、
前記スイッチ機構は、前記スイッチ片が前記支持部を軸として弾性力により基の位置に戻り、前記スイッチ片の前記接点部は、前記第1接触片の外側と接触されると共に、前記第1接触片の外側に接触力がかかることを特徴とする。
また、第8の態様のカード用コネクタは、第7の態様のカード用コネクタにおいて、前記接触部の前記第1接触片は、先端部分が外側に向かって折れ曲がっていることを特徴とする。
第9の態様のカード用コネクタは、金属材料を樹脂材料と一体となるようにインサート成形により形成されたハウジングと、前記ハウジングを覆うシェルとを有し、カード部材が着脱自在に装着されるカード用コネクタであって、
前記ハウジングは、前記カード部材が配置される底面と、前記底面の対向する端辺に立設された一方及び他方の立設面と、前記カード部材が挿入される側とは反対側の面に設けられた、前記カード部材の装着の有無が検知されるスイッチ機構とを有し、
前記スイッチ機構は、前記ハウジングの一方の角部に形成された支持部と、他方の角部に形成された接触部とを有し、前記ハウジングとは別途形成されたスイッチ片が前記支持部と前記接触部に亘って設けられ、
前記スイッチ片は、一方に前記支持部に固定される固定部と、他方に前記接触部と接触される接点部とを有し、
前記接点部は、前記接触部より内側に配置されることを特徴とする。
また、第10の態様のカード用コネクタは、第9の態様のカード用コネクタにおいて、前記スイッチ片の前記接点部は、前記接触部の内側と接触されていることを特徴とする。
また、第11の態様のカード用コネクタは、第8又は第9の態様のカード用コネクタにおいて、前記接触部は、前記他方の立設面の金属材料が延設された第1接触片を有しており、
前記第1接触片は、前記他方の立設部の端部から所定距離延設された部分が前記支持部側に屈曲されて形成されていることを特徴とする。
また、第12の態様のカード用コネクタは、第9〜第11のいずれかの態様のカード用コネクタにおいて、前記支持部には、前記スイッチ片の前記固定部が固定される嵌入溝が形成されていることを特徴とする。
また、第13の態様のカード用コネクタは、第9〜第12のいずれかの態様のカード用コネクタにおいて、前記支持部は、前記底面の一部及び前記一方の立設面の延設された金属材料に樹脂材料が覆われて形成されていることを特徴とする。
また、第14の態様のカード用コネクタは、第11〜第13のいずれかの態様のカード用コネクタにおいて、前記カード部材が装着される場合において、
前記スイッチ機構は、前記スイッチ片に形成された前記押圧突起が前記カード部材により押圧され、前記スイッチ片が、前記固定部を軸として外側に移動することで、前記スイッチ片の前記接点部が挟持されていた前記接触部の前記第1接触片が前記屈曲された角部を軸として押し広げられるように弾性変形し、前記接触部から離間された状態で保持され、
前記第1接触片は、前記接点部の軌道から外れた後、弾性力により基の位置に戻されることを特徴とする。
また、第15の態様のカード用コネクタは、第14の態様のカード用コネクタにおいて、前記カード部材が取り外された状態において、
前記スイッチ機構は、前記スイッチ片が前記支持部を軸として弾性力により基の位置に戻り、前記スイッチ片の前記接点部は、前記第1接触片の外側と接触されると共に、前記第1接触片の外側に接触力がかかることを特徴とする。
また、第16の態様のカード用コネクタは、第15の態様のカード用コネクタにおいて、前記接触部の前記第1接触片は、先端部分が外側に向かって折れ曲がっていることを特徴とする。
第1の態様のカード用コネクタによれば、スイッチ機構のスイッチ片の接点部は、ハウジングの接触部に接触力の無い状態、若しくは、小さい状態で接触されているので、リフロー時において、スイッチ片の固定部が固定されているハウジングの支持部に、大きな応力がかからない。そのため、リフロー時にハウジングの支持部が加熱されることで軟化しても、支持部が変形することを抑制することができる。
また、第2の態様のカード用コネクタによれば、ハウジングの接触部を効率よく一体に形成することができる。
また、第3の態様のカード用コネクタによれば、第1接触片と第2接触片をハウジングの金属材料により効率よく一体に形成することができる。
また、第4の態様のカード用コネクタによれば、スイッチ片の接点部とハウジングの第2爪部との接触において、接触力が無いか、又は、小さい状態とすることができるハウジングの支持部及び接触部を構成することができる。
また、第5の態様のカード用コネクタによれば、支持部を形成しやすくなる。また、支持部を樹脂材料で形成しても、リフロー時において、スイッチ片の固定部が固定されているハウジングの支持部に大きな応力がかからないため、支持部の変形が抑制される。
また、第6の態様のカード用コネクタによれば、カード部材を挿入して装着させることで、接触部の第1接触片と第2接触片に挟持されたスイッチ片を開放することができるので、特別な作業を必要とせず、使用できる状態にすることができる。また、第1接触片が弾性変形することで、接触部に損傷を与えることなくスイッチ片の開放を行うことができる。
また、第7の態様のカード用コネクタによれば、カード部材が取り外されると、スイッチ片は、第1接触片の外側に接触するようになるので、接触部の第1接触片と第2接触片に挟持されていたときより弾性力が働き、高い接触力を得ることができるようになる。
また、第8の態様のカード用コネクタによれば、接触片の接点部が接触するスイッチ片の第1接触片の接触部分がより外側になるため、スイッチ片が基の第2接触片に接触されていたときよりも、より高い接触力を得ることができる。
第9の態様のカード用コネクタによれば、スイッチ機構のスイッチ片は、接点部がどことも接触していない自由な状態となるように配置されているので、リフロー時において、スイッチ片が固定されているハウジングの支持部には、応力がかからないので、支持部が加熱されて軟化しても、変形することを抑制することができる。
また、第10の態様のカード用コネクタによれば、接触部に接点部を接触させるように配置することで、カード部材の装着前でも導通検査を行うことができるようになる。
また、第11の態様のカード用コネクタによれば、第1接触片をハウジングの金属材料と効率よく一体に形成することができる。
また、第12の態様のカード用コネクタによれば、ハウジングの支持部に嵌入溝が形成されることで、スイッチ片の固定部を固定しやすくなる。
また、第13の態様のカード用コネクタによれば、支持部を形成しやすくなる。また、支持部を樹脂材料で形成しても、リフロー時において、スイッチ片の固定部が固定されているハウジングの支持部に大きな応力がかからないため、支持部の変形が抑制される。
また、第14の態様のカード用コネクタによれば、カード部材を挿入して装着させることで、接触部の第1接触片からスイッチ片を開放することができるので、特別な作業を必要とせず、使用できる状態にすることができる。また、第1接触片が弾性変形することで、接触部に損傷を与えることなくスイッチ片の開放を行うことができる。
また、第15の態様のカード用コネクタによれば、カード部材が取り外されると、スイッチ片は、第1接触片の外側に接触するようになるので、高い接触力を得ることができるようになる。
また、第16の態様のカード用コネクタによれば、接触片の接点部が接触するスイッチ片の第1接触片の接触部分がより外側となるため、より高い接触力を得ることができる。
実施形態1のカード用コネクタの斜視図である。 実施形態1のカード用コネクタの分解斜視図である。 図3Aは実施形態1のハウジングの平面図であり、図3Bは図3AのIIIB部の拡大図であり、図3Cは図3AのIIIC部の拡大図である。 図4Aはスイッチ片の斜視図であり、図4Bは平面図である。 実施形態1のカード用コネクタのシェルを省いた状態のスイッチ機構の拡大平面図である。 図6Aは実施形態1のカード用コネクタへのカード部材の装着の過程を示した図5に続く拡大平面図であり、図6Bは図6Aに続く拡大平面図である。 実施形態1のカード用コネクタのカード部材を一度着脱した後のスイッチ機構の拡大図である。 実施形態2のカード用コネクタのスイッチ機構の図5に対応する拡大図である。 図9Aは実施形態2のカード用コネクタへのカード部材の装着の過程を示した図8に続く拡大平面図であり、図9Bは図9Aに続く拡大平面図である。 実施形態2のカード用コネクタのカード部材を一度着脱した後のスイッチ機構の図7に対応する拡大平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのカード用コネクタを例示するものであって、本発明をこれに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。
[実施形態1]
図1〜図7を参照して、実施形態1のカード用コネクタ10について説明する。カード用コネクタ10は、図1及び図2に示すように、板状体で形成されたカード部材38の装着の有無が検出されるスイッチ機構22が設けられたハウジング12と、このハウジング12が覆われるシェル33とで構成されている。また、カード用コネクタ10の一方側には、カード部材38が挿入される挿入口11が設けられており、スイッチ機構22は、挿入口11と対向する側に設けられる。
実施形態1のカード用コネクタ10のスイッチ機構22は、カード部材38がカード用コネクタ10に装着されたときスイッチが解除され、導通が切断されることでカード部材38の装着が検知され、また、カード部材38がカード用コネクタ10から取り外されたとき接触され、導通されることでカード部材38が装着されていないことが検知されるようになっている。このようなスイッチ機構は、いわゆる、ノーマルクローズタイプと呼ばれている。
以下、実施形態1のカード用コネクタ10の各構成について説明する。まず、ハウジング12は、図3に示すように、カード部材38に設けられる複数の接続部(図示省略)と導通される複数の端子19、及び、ハウジング12のベースとなる部分が金属材料16で形成され、これらと一体に形成される樹脂材料17とがインサート成形されることで形成されている。
ハウジング12は、所定面積を有し、複数の端子19が突出された底面13と、底面13の対向する端辺から立設された第1立設面14及び第2立設面15と、が形成されている。また、ハウジング12の一方側にはシェル33が組み合わされたときカード部材38が挿入される挿入口11となる部分が形成されている。
底面13は、カード部材38が装着されたとき、このカード部材38が配置される大きさで形成されている。また、底面13には、カード部材38の複数の接続部と対応するように端子19が突出して形成されている。底面13のカード部材38が配置される面は、略樹脂材料17で形成されており、底面13に形成された開孔18から金属製の端子19が突出している。また、複数の端子19からは、それぞれ延設されたリード部20が設けられており、ハウジング12の一方側からまとめて突出されている。
第1立設面14及び第2立設面15は、略対称の形状で底面の金属材料16と一体に形成されている。この第1及び第2立設面14、15には、後述するシェル33と組み合わされた時に係合される複数のハウジング係合部21が形成されている。
スイッチ機構22は、カード用コネクタ10の挿入口11が形成される側と反対側に設けられる。また、スイッチ機構22は、ハウジング12に形成される第1立設面14の角部に形成された支持部23と、第2立設面15の角部に形成された接触部25と、これらに組み合わされるスイッチ片28とで構成されている。
スイッチ片28は、図4に示すように、細長な金属製の板状体で形成されており、スイッチ片28の一方にはハウジング12の支持部23に固定される固定部29と、他方にはハウジング12の接触部25と接触される接点部31とを有している。また、スイッチ片28は、固定部29がハウジング12の支持部23に固定されることで、この固定部29を軸として接点部31が弾性的に反復移動可能とされている。
また、スイッチ片28は、図4Bに示すように、固定部29と接点部31との間がやや傾斜した部分を有するように形成されている。この傾斜は、スイッチ片28が支持部に固定されたとき、固定部29に比べ接点部31がハウジング12の内側に配置されるような構成とされている。
スイッチ片28の固定部29は、図4Bに示すように、略直角に屈曲されて形成されており、後述するハウジング12の支持部23に形成された嵌入溝24に嵌入される形状で形成されている。なお、固定部の形状は、これに限られず、任意の形状で形成することができる。また、固定部29の下側には、スイッチ片28の幅から突出した凸部30が形成されている。この凸部30は、カード用コネクタ10が基板(図示省略)に実装されたときに基板に接触される部分となる。
また、スイッチ片28の接点部31は、ハウジング12の接触部25と接触され、導通される部分となる。この接点部31側のスイッチ片28には、ハウジング12の内側に向かって延設された押圧突起32が形成されている。この押圧突起32は、カード部材38がカード用コネクタ10に挿入されたとき、カード部材38の先端部分に押圧されて、スイッチ片28を移動させるものである。
また、ハウジング12に形成された支持部23は、金属材料16からなる底面13及び第1立設面14から延設された部分に樹脂材料17が覆われて形成されている。そして、樹脂材料17によりスイッチ片28の固定部29が嵌入される嵌入溝24が形成されている。この支持部23は、カード用コネクタ10を小型化や低背化のため、より小さく形成されている。
また、ハウジング12に形成された接触部25は、金属材料16からなる第2立設面15から延設された第1接触片26と、底面13の一部から延設された第2接触片27とを有している。第1接触片26は、第2立設面15から延設された部分を支持部23側に屈曲して形成されている。このとき、第1接触片26はこの屈曲された部分を軸として弾性変形可能とされている。また、第2接触片27は、底面13から延設された部分をシェル33が覆われる側に屈曲して形成されている。そして、第1接触片26及び第2接触片27は、スイッチ片28の接点部31が挟持されるように対峙するように設けられている。なお、実施形態1のカード用コネクタ10では、第1及び第2接触片26、27の間には所定の隙間25aが形成されて対峙されている。また、第1接触片の先端の部分は、外側に向かって折り曲げられて形成されている。
また、接触部25の形成される位置としては、スイッチ片28が支持部23に固定されたとき、自由な状態で接点部31が配置される位置に形成する。このとき、接触部25の第2接触片27は支持部23に比べ、ハウジング12の内部側に配置されるように形成されている。
シェル33は、図2に示すように、ハウジング12が覆われる大きさの天井部34と、天井部34の対向する端辺から垂下された第1側面35及び第2側面36とで構成されており、金属材料で形成されている。第1側面35及び第2側面36は、略対称の形状で天井部34と一体に形成されている。また、この第1及び第2側面35、36には、上述したハウジング12の第1立設面14及び第2立設面15に形成された複数のハウジング係合部21と係合される複数のシェル係合部37が形成されている。
次に、図1〜図5を参照して、実施形態1のカード用コネクタ10の組み立てについて説明する。実施形態1のカード用コネクタの組み立ては、図5に示すように、まず、ハウジング12に形成された支持部23の嵌入溝24にスイッチ片28の固定部29を嵌入させると共に、スイッチ片28の接点部31をハウジング12の接触部25の第1接触片26と第2接触片27との隙間25aに挟持させてハウジング12にスイッチ片28を取り付ける。このようにして、実施形態1のカード用コネクタ10では、スイッチ機構22は、スイッチ片28の接点部31がハウジング12の接触部25の第1接触片26と第2接触片27に挟持された状態とされる。
次に、ハウジング12にシェル33を覆い被せ、ハウジング12の第1及び第2立設面14、15に形成されたハウジング係合部21と、シェル33の第1及び第2側面35、56に形成されたシェル係合部37とを係合させ、カード用コネクタ10の組み立てが完了する(図1参照)。
この後、カード用コネクタは、基板に実装されるようになる。このとき、カード用コネクタ10を基板に実装する際にリフローが用いられるが、リフローによりカード用コネクタが高温に加熱されると、カード用コネクタ10の樹脂材料17が軟化することになる。その際、スイッチ機構22のスイッチ片28に接触力が働いていると、スイッチ片28を支えているハウジング12の支持部23の樹脂材料17の部分が変形してしまう。そして、リフロー後に支持部23が変形した状態で固まると、スイッチ片28の接点部31がハウジング12の接触部25に十分な接触力が得られず、導通不良等の不具合が発生するおそれがある。
しかし、実施形態1のカード用コネクタ10では、ハウジング12の支持部23と接触部25に亘って設けられたスイッチ片28は、固定部29に比べ接点部31のほうがハウジング12の内側に配置されるように、やや傾斜した状態で構成され、また、スイッチ片28が固定される固定部29よりハウジング12の内側に設けられた第2接触片27に接触された状態となっている。そのため、スイッチ片28は第2接触片27へ接触力がかからない状態、若しくは、かかっても小さい状態となるようになされている。このスイッチ片28の接触力については、ハウジング12に形成された支持部23の嵌入溝24に比べ、第2接触片27がハウジング12の内側に設けられることで、スイッチ片28の接点部31の配置される位置が内側となることで、スイッチ片28が弾性変形されないため、第2接触片27に接触力が働かないようになっている。
そして、カード用コネクタ10のスイッチ機構22がこのような構成となっていることで、スイッチ片28の接点部31とハウジング12の接触部25との間に接触力は働かない状態、若しくは、小さい状態となっているため、スイッチ片28の固定部29が嵌入されて支持されるハウジング12の支持部23へも、応力が働かない状態、若しくは、小さい状態となっている。そのため、カード用コネクタ10を基板に実装するときにリフローにより加熱され樹脂材料17が軟化しても、この支持部23及び嵌入溝24が変形することが抑制されるようになる。
さらに、スイッチ片28が接触部25との接触力が無い状態、若しくは小さい状態としただけでは、接触部25と接触が不安定となり、実装された直後のカード用コネクタの導通検査を行なうことが困難となる。しかし、実施形態1のカード用コネクタ10では、スイッチ片28の接点部31が接触部25の第1接触片26及び第2接触片27と挟持されているので、接触力が無い状態でも導通を確保することができるようになり、リフロー後に導通検査も行うことができる。
次に、基板に実装された後の実施形態1のカード用コネクタ10の使用態様について説明する。カード用コネクタ10が基板に実装された後は、カード部材38を装着して使用されるものとなる。そして、実施形態1のカード用コネクタ10は、スイッチ機構22が設けられており、カード部材38の装着の有無が検知されるようになっている。
初めに、図5及び図6を参照して、実装されたカード用コネクタ10に、はじめてカード部材38が装着される場合について説明する。すなわち、実施形態1のカード用コネクタ10のスイッチ機構22において、スイッチ片28の接点部31が、ハウジング12の接触部25の第1接触片26及び第2接触片27に挟持された状態で実装されている。これは、上述したように、カード用コネクタ10が基板に実装される際のハウジングの変形を抑制するための構成となっている。そのため、実装が終了した場合、スイッチ片は挟持される必要がなくなっているので、実施形態1のカード用コネクタでは、カード部材38を装着させることで、実装用のための状態から使用可能な状態にすることができるようになっている。
まず、カード部材38がカード用コネクタ10の挿入口11から挿入され、ハウジング12及びシェル33で覆われた内部を移動させ、所定の位置に配置させるようにする。このとき、カード部材38がハウジング12の奥側に到達すると、スイッチ片28に形成された押圧突起32と当接される。その後、さらにカード部材38を移動させることで、図6Aに示すように、スイッチ片28の押圧突起32が押圧され、スイッチ片28がハウジング12の支持部23に固定された固定部29を基準に弾性変形されて移動される。
このとき、スイッチ片28の接点部31がハウジング12の接触部25の第1接触片26を押圧することで変形させて移動されるようになる。なお、この第1接触片26の変形は、ハウジング12の第2立設面15の角部を基準として回動するように移動される。そして、カード部材38がハウジング12に装着される所定の位置に配置されたとき、図6Bに示すように、スイッチ片28の接点部31が第1接触片26との接触が外れ、第1接触片26は弾性力により基の位置に戻るようになる。
このようにして、カード用コネクタ10にカード部材38が装着される。このとき、カード部材38によりスイッチ機構22のスイッチ片の接点部31とハウジング12の接触部25との接触が解除され、導通が遮断されることでカード部材38がカード用コネクタ10への装着が検知されるようになる。
次に、図7を参照して、カード用コネクタ10に装着されたカード部材38の取り外しについて説明する。まず、カード部材38が装着された状態のカード用コネクタ10から、カード部材38を抜き取る。この抜き取りは、カード部材38に形成した溝等に使用者の指や爪等を引掛けて行なってもよく、また、ばねの反動を利用した公知のばね機構をカード用コネクタに設けるようにしてもよい。
カード部材38がカード用コネクタ10内から抜かれると、押圧されていたスイッチ片28が弾性力により基の位置に戻る。このとき、スイッチ片28の接点部31は、ハウジング12の接触部25の第1接触片26の外側と接触されるようになる。このとき、スイッチ片28の接点部31は、実装時のカード用コネクタ10において、ハウジング12の支持部23に固定された固定部29を基準として第1及び第2接触片26、27に挟持されていたときよりも弾性変形された状態となっている。そのため、スイッチ片28の接点部31は、ハウジング12の接触部25の第1及び第2接触片26、27に挟持されていたときより、高い接触力により接触部25と接触されるようになる。そして、スイッチ機構22のスイッチ片28の接点部31とハウジング12の接触部25とが接触されることで、導通され、カード部材が装着されていないことが検知されるようになる。
また、カード用コネクタは、一度カード部材が装着され、取り外されることにより図7に示した状態となる。その後は、カード部材38の装着及び取り外しの際に、スイッチ機構22のスイッチ片28が第1接触片26の外側との接触と解除を繰り返すことで、カード部材の装着の有無が検知される、ノーマルクローズタイプのスイッチ機構を有するカード用コネクタとなる。
なお、一度カード部材38が装着され、このカード部材38が取り外された後において、スイッチ片28の接点部31は、常に接触部25の第1接触片26の外側と接触するようになる。
[実施形態2]
実施形態1のカード用コネクタ10では、実装の際において、ハウジング12の接触部25を第1接触片26と第2接触片27とで構成し、この間にスイッチ片28の接点部31を挟持させていた。しかし、導通検査を実装後すぐに行なわず、カード部材装着後に行なう場合、実装時にハウジングの接触部とスイッチ片の接点部とは接触していなくてもよい。そこで、実施形態2のカード用コネクタ10Aとして、ハウジング12Aの接触部25Aとスイッチ片28の接点部31が実装の際に接触されていない構成のものを説明する。なお、実施形態2のカード用コネクタ10Aは、実施形態1のカード用コネクタ10とハウジング12の接触部25の構成が異なるのみなので、共通する構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態2のカード用コネクタ10Aは、実施形態1のカード用コネクタ10と同様に、板状体で形成されたカード部材38の装着の有無が検出されるスイッチ機構22Aが設けられたハウジング12Aと、このハウジング12Aが覆われるシェル33とで構成されている(図1参照)。また、カード用コネクタ10Aの一方側には、カード部材38が挿入される挿入口11が設けられており、スイッチ機構22Aは、挿入口11と対向する側に設けられる。
しかし、実施形態2のカード用コネクタ10Aでは、図8に示すように、ハウジング12Aの接触部25Aにおいて、底面13Aには実施形態1のように第2接触片が形成されておらず、第2立設面15から第1接触片26のみが形成されている。このような構成とすることで、実施形態2のカード用コネクタでは、スイッチ片28はハウジング12Aの支持部23に固定部29が固定されている状態で、この固定部29のリフロー時の変形を抑制するために、スイッチ片28の接触力が固定部29にかからないようされており、スイッチ片28の接点部31側が自由に動くことができるようになっている。
そのため、実施形態2のカード用コネクタ10Aを基板に実装する場合、スイッチ片28がハウジング12の接触部25Aに接触していないため、ハウジング12Aの固定部29には応力がかからないので、リフローにより加熱されても、固定部29の樹脂材料17の変形を抑制することができるようになる。
また、実装後の実施形態2のカード用コネクタ10Aにカード部材38をはじめて装着させる場合は、図9Aに示すように、実施形態1のカード用コネクタ10と同様に、カード用コネクタ10Aの挿入口11からカード部材38を挿入し、カード部材38の端部によりスイッチ片28の押圧突起32が押圧されることで、スイッチ片28の接点部31がハウジング12Aの接触部25Aの第1接触片26を変形させて移動されるようになる。また、第1接触片26の変形は、ハウジング12Aの第2立設面15の角部を基準として回動するように移動される。
そして、図9Bに示すように、カード部材38がハウジング12Aに装着される所定の位置に配置されるとき、スイッチ片28の接点部31が第1接触片26との接触から外れるまで移動され、弾性力により、基の位置に戻るようになる。このようにして、スイッチ機構22が解除され、導通が遮断されることでカード部材38がカード用コネクタ10への装着が検知されるようになる。
また、実施形態2のカード用コネクタ10Aに装着されたカード部材38の取り外しについても、上記実施形態1のカード用コネクタ10の場合と同様である。すなわち、まず、カード部材38が装着された状態のカード用コネクタ10から、カード部材38を抜き取る。そして、カード部材38がカード用コネクタ10A内から抜かれる際、押圧されていたスイッチ片28が弾性力により、基の位置に戻るように移動される。このとき、スイッチ片28の接点部31は、ハウジング12Aの接触部25Aの第1接触片26の外側と接触されるようになる。その結果、図10に示すように、ハウジング12Aの支持部23に固定された固定部29を基準として弾性変形された状態となっているため、スイッチ片28の接点部31は、高い接触力により接触部25と接触されるようになる。
そして、スイッチ機構22Aのスイッチ片28の接点部31とハウジング12の接触部25とが接触されることで、導通され、カード部材が装着されていないことが検知されるようになる。このとき、第1接触片26は、先端部が外側に折れ曲げられて形成されていることで、スイッチ片28の接点部31が第1及び第2接触片26、27に挟持されていたときより、より弾性変形されるようになり、高い接触力により接触されるようになる。そのため、導通不良等の不具合を抑制することができる。
なお、実施形態2のカード用コネクタ10Aも、一度カード部材が装着され、取り外されることにより図10に示した状態となる。その後は、カード部材38の装着及び取り外しの際に、スイッチ機構22Aのスイッチ片28が第1接触片26の外側との接触と解除を繰り返すことで、カード部材の装着の有無が検知される、ノーマルクローズタイプのスイッチ機構を有するカード用コネクタとなる。
なお、一度カード部材38が装着され、このカード部材38が取り外された後において、スイッチ片28の接点部31は、常に接触部25の第1接触片26の外側と接触するようになる。
10、10A:カード用コネクタ 11:挿入口 12、12A:ハウジング 13:底面 14:第1立設面 15、15A:第2立設面 16:金属材料 17:樹脂材料 18:開孔 19:端子 20:リード部 21:ハウジング係合部 22、22A:スイッチ機構 23:支持部 24:嵌入溝 25、25A:接触部 25a:隙間 26:第1接触片 27:第2接触片 28:スイッチ片 29:固定部 30:凸部 31:接点部 32:押圧突起 33:シェル 34:天井部 35:第1側面 36:第2側面 37:シェル係合部 38:カード部材

Claims (16)

  1. 金属材料を樹脂材料と一体となるようにインサート成形により形成されたハウジングと、前記ハウジングを覆うシェルとを有し、カード部材が着脱自在に装着されるカード用コネクタであって、
    前記ハウジングは、前記カード部材が配置される底面と、前記底面の対向する端辺に立設された一方及び他方の立設面と、前記カード部材が挿入される側とは反対側の面に設けられた、前記カード部材の装着の有無が検知されるスイッチ機構とを有し、
    前記スイッチ機構は、前記ハウジングの一方の角部に形成された支持部と、他方の角部に形成された接触部とを有し、前記ハウジングとは別途形成されたスイッチ片が前記支持部と前記接触部に亘って設けられ、
    前記スイッチ片は、一方に前記支持部に固定される固定部と、他方に前記接触部と接触される接点部とを有していることを特徴とするカード用コネクタ。
  2. 前記接触部は、前記他方の立設面の金属材料が延設された第1接触片と、前記底面の一部の金属材料が延設された第2接触片とを有しており、前記第1接触片と前記第2接触片により前記スイッチ片の前記接点部が挟持されていることを特徴とする請求項1に記載のカード用コネクタ。
  3. 前記第1接触片は、前記他方の立設部の端部から所定距離延設された部分が前記支持部側に屈曲されて形成され、前記第2接触片は、前記底面から延設された部分が前記シェルに覆われる側に屈曲されて形成されていることを特徴とする請求項2に記載のカード用コネクタ。
  4. 前記支持部には、前記スイッチ片の前記固定部が固定される嵌入溝が形成され、
    前記嵌入溝が形成される位置は、前記第2接触片が形成される位置よりも外側になるように形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のカード用コネクタ。
  5. 前記支持部は、前記底面の一部及び前記一方の立設面の延設された金属材料に樹脂材料が覆われて形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカード用コネクタ。
  6. 前記カード部材が装着される場合において、
    前記スイッチ機構は、前記スイッチ片に形成された前記押圧突起が前記カード部材により押圧され、前記スイッチ片が、前記固定部を軸として外側に移動することで、前記スイッチ片の前記接点部が挟持されていた前記接触部の前記第1接触片が前記屈曲された角部を軸として押し広げられるように弾性変形し、前記接触部から離間された状態で保持され、
    前記第1接触片は、前記接点部の軌道から外れた後、弾性力により基の位置に戻されることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のカード用コネクタ。
  7. 前記カード部材が取り外された状態において、
    前記スイッチ機構は、前記スイッチ片が前記支持部を軸として弾性力により基の位置に戻り、前記スイッチ片の前記接点部は、前記第1接触片の外側と接触されると共に、前記第1接触片の外側に接触力がかかることを特徴とする請求項6に記載のカード用コネクタ。
  8. 前記接触部の前記第1接触片は、先端部分が外側に向かって折れ曲がっていることを特徴とする請求項7に記載のカード用コネクタ。
  9. 金属材料を樹脂材料と一体となるようにインサート成形により形成されたハウジングと、前記ハウジングを覆うシェルとを有し、カード部材が着脱自在に装着されるカード用コネクタであって、
    前記ハウジングは、前記カード部材が配置される底面と、前記底面の対向する端辺に立設された一方及び他方の立設面と、前記カード部材が挿入される側とは反対側の面に設けられた、前記カード部材の装着の有無が検知されるスイッチ機構とを有し、
    前記スイッチ機構は、前記ハウジングの一方の角部に形成された支持部と、他方の角部に形成された接触部とを有し、前記ハウジングとは別途形成されたスイッチ片が前記支持部と前記接触部に亘って設けられ、
    前記スイッチ片は、一方に前記支持部に固定される固定部と、他方に前記接触部と接触される接点部とを有し、
    前記接点部は、前記接触部より内側に配置されることを特徴とするカード用コネクタ。
  10. 前記スイッチ片の前記接点部は、前記接触部の内側と接触されていることを特徴とする請求項9に記載のカード用コネクタ。
  11. 前記接触部は、前記他方の立設面の金属材料が延設された第1接触片を有しており、
    前記第1接触片は、前記他方の立設部の端部から所定距離延設された部分が前記支持部側に屈曲されて形成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載のカード用コネクタ。
  12. 前記支持部には、前記スイッチ片の前記固定部が固定される嵌入溝が形成されていることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載のカード用コネクタ。
  13. 前記支持部は、前記底面の一部及び前記一方の立設面の延設された金属材料に樹脂材料が覆われて形成されていることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載のカード用コネクタ。
  14. 前記カード部材が装着される場合において、
    前記スイッチ機構は、前記スイッチ片に形成された前記押圧突起が前記カード部材により押圧され、前記スイッチ片が、前記固定部を軸として外側に移動することで、前記スイッチ片の前記接点部が挟持されていた前記接触部の前記第1接触片が前記屈曲された角部を軸として押し広げられるように弾性変形し、前記接触部から離間された状態で保持され、
    前記第1接触片は、前記接点部の軌道から外れた後、弾性力により基の位置に戻されることを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載のカード用コネクタ。
  15. 前記カード部材が取り外された状態において、
    前記スイッチ機構は、前記スイッチ片が前記支持部を軸として弾性力により基の位置に戻り、前記スイッチ片の前記接点部は、前記第1接触片の外側と接触されると共に、前記第1接触片の外側に接触力がかかることを特徴とする請求項14に記載のカード用コネクタ。
  16. 前記接触部の前記第1接触片は、先端部分が外側に向かって折れ曲がっていることを特徴とする請求項15に記載のカード用コネクタ。
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