JP2015048769A - 尿素水タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】水位計内部で凍結した尿素水を解凍できる尿素水タンクを提供する。【解決手段】 貯蔵された尿素水の水位を外部から目視可能な水位計70をタンク本体41の外側面に備えた尿素水タンク40であって、タンク本体41内に配設した尿素水加温用の金属配管54と、水位計70の端部に設けられ、水位計をタンク本体41の側面部44に取り付ける金属製の取付部材72と、一端がタンク本体41内に位置し、他端が取付部材72に連結するようにタンク本体41の側面部44に設けた金属製の伝熱部材58と、伝熱部材58の一端と加温用の金属配管54とを連結する金属製の連結部材55とを備えた。【選択図】 図5

Description

本発明は、尿素水タンクに係り、更に詳しくは、貯蔵された尿素水の水位を外部から目視可能な水位計を備えた尿素水タンクに関する。
ディーゼルエンジンが搭載された車両には、エンジンの排気を浄化するために、尿素水を貯蔵するタンクが設けられている。
このタンクは、極低温地域等での使用により尿素水が凍結する場合があるので、内部に解凍用の配管を備えている。また、このタンクの外側面には、液量確認用のレベルゲージ(水位計)が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−200521号公報(段落0014、0016、図1、図3)
このような従来技術のタンクを極低温地域で使用した場合、タンクの外側面に設けたレベルゲージは外気に曝されているので、レベルゲージから一定の距離がある解凍用の配管からの熱では、レベルゲージ内部で凍結した尿素水を解凍できないことがある。このような場合、レベルゲージはその機能を果たすことができない。
本発明は、上記の事柄に基づいてなされたもので、その目的は、水位計内部で凍結した尿素水を解凍できる尿素水タンクを提供するものである。
上記目的を達成するため、第1の発明は、貯蔵された尿素水の水位を外部から目視可能な水位計をタンク本体の外側面に備えた尿素水タンクであって、前記タンク本体内に配設した尿素水加温用の金属配管と、前記水位計の端部に設けられ、前記水位計を前記タンク本体の側面部に取り付ける金属製の取付部材と、一端が前記タンク本体内に位置し、他端が前記取付部材に連結するように前記タンク本体の前記側面部に設けた金属製の伝熱部材と、前記伝熱部材の一端と前記加温用の金属配管とを連結する金属製の連結部材とを備えたことを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記取付部材は、その中心部分に尿素水流通用の流通路を有し、その左右部分に前記タンク本体の前記側面部に設けた少なくとも2つの前記伝熱部材がそれぞれ連結する取付部を備えたことを特徴とする。
さらに、第3の発明は、第1の発明において、前記取付部材は、前記タンク本体の前記側面部に設けられ、尿素水流通用の流通孔を有する前記伝熱部材に連結していることを特徴とする。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明において、前記水位計の下端部に、その外周面を覆う金属部材を更に備えたことを特徴とする。
さらに、第5の発明は、第1乃至第4の発明において、前記加温用の金属配管は、前記タンク本体内の底面部及び前記側面部に沿うように配設されることを特徴とする。
本発明によれば、水位計の端部に設けた金属製の取付部材を、タンク本体に設けた金属製の伝熱部材を介してタンク本体内の加温用の金属配管に連結したので、この取付部材に加温用の熱を効率良く伝えることができ、水位計内部で凍結した尿素水を解凍することができる。この結果、尿素水が凍結するような極低温地域等で使用した場合でも、水位計により、タンク本体内の尿素水の水位を確認することができる。
本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を適用した油圧ショベルの側面図である。 図1に示す油圧ショベルに搭載された本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を示す正面図である。 図2に示す本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態をIII−III矢視から見た縦断側面図である。 図2に示す本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を構成する水位計を示す拡大正面図である。 図4に示す本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を構成する水位計をV−V矢視から見た縦断面図である。 図4に示す本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を構成する水位計をVI−VI矢視から見た縦断面図である。 図4に示す本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を構成する水位計をVII−VII矢視から見た横断面図である。 本発明の尿素水タンクの第2の実施の形態を構成する水位計を示す拡大正面図である。 図8に示す本発明の尿素水タンクの第2の実施の形態を構成する水位計をIX−IX矢視から見た縦断面図である。 図8に示す本発明の尿素水タンクの第2の実施の形態を構成する水位計をX−X矢視から見た横断面図である。
以下、本発明の尿素水タンクの実施の形態を図面を用いて説明する。
図1乃至図7は本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を示すもので、図1は本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を適用した油圧ショベルの側面図、図2は図1に示す油圧ショベルに搭載された本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を示す正面図、図3は図2に示す本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態をIII−III矢視から見た縦断側面図、図4は図2に示す本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を構成する水位計を示す拡大正面図、図5は図4に示す本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を構成する水位計をV−V矢視から見た縦断面図、図6は図4に示す本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を構成する水位計をVI−VI矢視から見た縦断面図、図7は図4に示す本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を構成する水位計をVII−VII矢視から見た横断面図である。
図1において、油圧ショベル1は、走行体2と、走行体2上に旋回可能に搭載された旋回体3と、旋回体3の前側に俯仰可能に装設した作業フロント4とを備えている。
走行体2は、トラックフレーム5と、トラックフレーム5の後端(図1の左側)に回転可能に支持された駆動輪6と、トラックフレーム5の前端(図1の右側)に回転可能に支持された遊動輪7と、駆動輪6と遊動輪7とに掛け回された履帯8とを備えている。
作業フロント4は、ブームシリンダ9aにより俯仰可能に旋回体3に取り付けたブーム9と、アームシリンダ10aにより回動可能にブーム9に取り付けたアーム10と、バケットシリンダ11aにより回動可能にアーム10の先端に設けたバケット11とを備えている。
旋回体3は、走行体2上に旋回可能に搭載した旋回フレーム12と、旋回フレーム12の左前側(図1の紙面奥右側)に設けられ、オペレータが操作を行う運転室13と、旋回フレーム12の後側に設けられ、ディーゼルエンジン14や油圧ポンプ15等の機器を収納する機械室16と、旋回フレーム12の後端部に設けたカウンターウェイト17とを備えている。
ディーゼルエンジン14の排気管18には、排気を浄化するためのNOx浄化装置30が設けられている。NOx浄化装置30は、ディーゼルエンジン14の排気管18に設けた筒状の収容体31と、収容体31内の排気の上流側に配置した尿素選択還元触媒32と、尿素選択還元触媒32の下流側に配置した酸化触媒33とを備えている。
尿素選択還元触媒32の上流側における排気管18には、尿素水噴射弁(図示せず)が設けられている。尿素水噴射弁は、尿素水供給配管35を介して後述する尿素水を貯蔵する尿素水タンク40に接続されている。尿素水タンク40は、この例では、旋回フレーム12の右前側(図1の紙面手前右側)に設置されている。尿素水供給配管35は、尿素水タンク40内に配設された尿素水吸込配管35a(図3参照)を有している。尿素水供給配管35中には、供給ポンプ36が設けられている。
NOx浄化装置30は、供給ポンプ36で加圧した尿素水を尿素水噴射弁(図示せず)により排気管18内に噴射し、この尿素水から生成されたアンモニアを用いて尿素選択還元触媒32により排気中の窒素酸化物を還元反応させて、水と窒素とに分解し、窒素酸化物と反応しきれずに余ったアンモニアを酸化触媒33により酸化・分解するものである。
次に、本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を図2及び図3を用いて説明する。なお、図2及び図3において、図1に示す符号と同符合のものは、同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
図2及び図3において、尿素水タンク40は、底面部42と、上面部43と、底面部42と上面部43との間に設けた側面部44とで構成した樹脂製のタンク本体41を備えている。タンク本体41の側面部44は、前側面部45(図3の右側)、後側面部46(図3の左側)、左側面部47(図2の右側)、右側面部48(図2の左側)で構成されている。
前側面部45の幅方向(図2の左右方向)の略中央部には、前側面部45に対して前側(図3の右側)に張り出した張出部45aが形成されている。張出部45aの上部には、給水口49が設けられている。給水口49には、給水口49を閉塞するためのキャップ50が着脱可能に取り付けられている。
タンク本体41の上面部43の幅方向の略中央部で前側部には、後述する各種配管、センサを一括して挿通可能な開口部43aが設けられている。上面部43の開口部43aには、蓋部51が着脱可能に取り付けられている。
蓋部51には、尿素水吸込配管35aと、タンク本体41内の尿素水の温度を測定する温度センサ52と、尿素水加温用の加温配管53とが組み付けられている。
尿素水吸込配管35aは、例えば、図3に示すように、タンク本体41の上面部43の開口部43aを挿通して底面部42近傍まで垂下している。
温度センサ52は、例えば、上面部43の開口部43aを挿通して底面部42近傍まで垂下している。
加温配管53は、例えば、上面部43の開口部43aを挿通して、尿素水吸込配管35a及び温度センサ52に沿うように上下方向に延びる垂直配管部53aと、垂直配管部53aに対して後側面部46側(図3の左側)に向かって屈曲する屈曲配管部53bとで構成されている。
加温配管53には、例えば、尿素水加温用の流体としてディーゼルエンジン14(図1参照)のエンジン冷却水が流通している。この加温配管53を尿素水吸込配管35a近傍に配置することにより、尿素水吸込配管35a内の尿素水の凍結による尿素水噴射弁(図示せず)への尿素水の供給不能が防止されている。
タンク本体41内には、尿素水加温用の金属配管54が上面部43、前面部45、底面部42、後面部46に沿うように配設されている。この金属配管54は、例えば、その一端がタンク本体41の外側で加温配管53に接続されている。金属配管54は、前面部45に沿う下側部分が後述する連結部材55を介して前面部45に連結されている。金属配管54をタンク本体41の底面部42及び側面部44の近傍に配置することにより、加温配管53からの熱では解凍しにくい領域の尿素水を金属配管54の熱で解凍する。
図2及び図3に示すように、タンク本体41の前側面部45における張出部45a近傍の外側面には、貯蔵された尿素水の水位を外部から目視可能な水位計70が設けられている。この水位計70を設けた前側面部45の部分には、加温用の金属配管54の熱を水位計70に伝えるための部材が設けられている。
次に、本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を構成する水位計及びこの水位計への伝熱用の部材の詳細な構成を図4乃至図7を用いて説明する。なお、図4乃至図7において、図1乃至図3に示す符号と同符合のものは、同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
図4及び図5において、水位計70は、タンク本体41の側面部44の外面側に配置され、上下方向に延びる透明な筒状の水位計本体71を有している。水位計本体71として、例えば、透明なゴムチューブが用いられる。水位計本体71の両端部には、水位計本体71の端部をタンク本体41の前側面部45に取り付ける金属製の取付部材72がそれぞれ設けられている。水位計本体71の上下両端部は、クリップ73で締め付けられている。
取付部材72は、左右方向に延びる略直方体状の取付部72aと、取付部72aの左右方向中央部から上方向又は下方向に延び、水位計本体71の端部に接続された接続部72bとで構成されている。取付部72aの左右方向の中心部分及び接続部72bには、尿素水流通用の流通路72cが設けられている。取付部72aの左右部分には、図6及び図7に示すように、ボルト挿通孔72dがそれぞれ設けられている。
次に、本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態を構成する伝熱用の部材の詳細な構成を図5乃至図7を用いて説明する。
図5において、タンク本体41の前側面部45における水位計本体71に設けた上下の取付部材72の各取付位置には、尿素水流通用の流通孔45bがそれぞれ形成されている。流通孔45bは、前側面部45の外面に開口する大径部と、前側面部45の内面に開口する小径部とで構成されている。流通孔45bの大径部には、シール部材57が挿入されている。
図5乃至図7に示すように、前側面部45における上下の各流通孔45bから左右方向に離間する位置には、金属製の伝熱部材58がそれぞれ設けられている。伝熱部材58は、タンク本体41の前後方向(図5及び図6の左右方向、図7の上下方向)に延びる柱状で、インサート成形等の手段によりタンク本体41に一体に形成されている。伝熱部材58は、図6及び図7に示すように、一端(図6の左側、図7の下側)がタンク本体41内に位置し、他端(図6の右側、図7の上側)が前側面部45の外面と略同一面上に位置している。伝熱部材58の両端部には、ねじ穴58aがそれぞれ形成されている。
各伝熱部材58の他端側のねじ穴58aには、取付部材72の各ボルト挿通孔72dに挿通したボルト74がそれぞれ螺合され、取付部材72の取付部72aの左右部分が伝熱部材58の他端にそれぞれ連結されている。この取付部材72は、前側面部45の流通孔45bに挿入されたシール部材57を押圧している。このシール部材57により、前側面部45と取付部材72との間隙からタンク本体41外に尿素水が漏出することを防止している。
前側面部45に設けた下側の2つの伝熱部材58の一端側(図6の左側、図7の下側)のねじ穴58aには、ボルト56がそれぞれ螺合され、連結部材55が伝熱部材58の一端に連結されている。連結部材55は、金属製の板状で、一端部が縦断面半円弧状に形成されている。連結部材55は、この半円弧状部分で金属配管54を固定し、伝熱部材58の一端と加温用の金属配管54とを連結するものである。
上述のように構成された尿素水タンク40において、図5に示すように、水位計本体71内部は、取付部材72の流通路72c及び前側面部45の流通孔45bを介してタンク本体41内部に連通している。このことにより、タンク本体41の尿素水が水位計本体71内部に流通可能となり、タンク本体41内の尿素水の水位を外部から視認できる。
また、図6及び図7に示すように、水位計本体71に設けた下側の金属製の取付部材72は、前側面部45に設けた下側の2つの金属製の伝熱部材58及び金属製の連結部材55を介して加温用の金属配管54に連結している。このため、この取付部材72に金属配管54の熱が効率良く伝わる。
上述したように、本発明の尿素水タンクの第1の実施の形態によれば、水位計70の端部に設けた金属製の取付部材72を、タンク本体41に設けた金属製の伝熱部材58を介してタンク本体41内の加温用の金属配管54に連結したので、この取付部材72に加温用の熱を効率良く伝えることができ、水位計70内部で凍結した尿素水を解凍することができる。この結果、尿素水が凍結するような極低温地域等で使用した場合でも、水位計70により、タンク本体41内の尿素水の水位を確認することができる。
また、本実施の形態によれば、取付部材72は、2つの伝熱部材58が連結する取付部72aを備えているので、取付部材72に1つの伝熱部材58が連結する場合よりも、金属配管54から取付部材72への伝熱面積が増加して、取付部材72に金属配管54の熱を効率良く伝えることができる。
さらに、本実施の形態によれば、金属配管54を、前面部45、底面部42、後面部44に沿うように配設したので、極低温地域の外気により解凍されにくいタンク本体41の側面部44近傍の尿素水を金属配管54の熱により解凍することができる。
次に、本発明の尿素水タンクの第2の実施の形態を図8乃至図10を用いて説明する。
図8乃至図10は本発明の尿素水タンクの第2の実施の形態を示すもので、図8は本発明の尿素水タンクの第2の実施の形態を構成する水位計を示す拡大正面図、図9は図8に示す本発明の尿素水タンクの第2の実施の形態を構成する水位計をIX−IX矢視から見た縦断面図、図10は図8に示す本発明の尿素水タンクの第2の実施の形態を構成する水位計をX−X矢視から見た横断面図である。なお、図8乃至図10において、図1乃至図7に示す符号と同符合のものは、同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
本発明の尿素水タンクの第2の実施の形態においては、取付部材92が1つの伝熱部材88にそれぞれ連結している点、取付部材92のボルト挿通孔92dが尿素水流通用の流通路の一部を構成している点、伝熱部材88が尿素水流通用の流通孔を有している点が、上述した第1の実施の形態と異なる。
具体的には、図8及び図9において、各取付部材92には、前後方向(図9の左右方向)に貫通するボルト挿通孔92dが1つ設けられている。また、取付部材92には、上下方向に延び、ボルト挿通孔92dと水位計本体71内部とを連通させる通路92eが設けられている。このボルト挿通孔92dと通路92eは、尿素水流通用の流通路を構成している。
次に、本発明の尿素水タンクの第2の実施の形態を構成する伝熱部材の詳細な構成を図9及び図10を用いて説明する。
図9及び図10において、タンク本体41の前側面部45における水位計本体71に設けた上下の取付部材92の各取付位置には、伝熱部材88がそれぞれ1つ設けられている。伝熱部材88には、軸方向(図9の左右方向、図10の上下方向)に貫通する第1の流通孔88aが形成されている。この第1の流通孔88aの内周面には、雌ねじが形成されている。伝熱部材88のタンク本体41内に位置する部分には、径方向(図9の紙面垂直方向、図10の左右方向)に貫通する第2の流通孔88bが形成されている。第1の流通孔88a及び第2の流通孔88bは、尿素水流通用の流通孔を構成している。
伝熱部材88の第1の流通孔88aの他端側(図9の右側、図10の上側)の雌ねじ部分には、取付部材92のボルト挿通孔92dに挿通したボルト86が螺合されて、取付部材92が伝熱部材88の他端に連結されている。
このボルト86には、連通孔86aが形成されている。連通孔86aは、ボルトの軸方向(図9の左右方向、図10の上下方向)に延び、その先端面に開口する軸方向穴と、軸方向穴の基端側からボルトの径方向(図9の紙面垂直方向、図10の左右方向)に延び、その外周面に開口する径方向穴とで構成されている。
このボルト86を、取付部材92のボルト挿通孔92dに挿通して伝熱部材88の他端側に螺合した状態において、水位計本体71内部は、取付部材92の通路92e、ボルト挿通孔92d、及びボルト86の連通孔86aを介して伝熱部材の第1の流通孔88aに連通している。
前側面部45に設けた下側の伝熱部材88の第1の流通孔88aの一端側(図9の左側、図10の下側)の雌ねじ部分には、ボルト86が螺合されて、連結部材55が伝熱部材88の一端に連結されている。
このボルト86を伝熱部材88の一端側に螺合した状態において、タンク本体41内部は、伝熱部材88の第2の流通孔88b及びボルト86の連通孔86aを介して伝熱部材88の第1の流通孔88aに連通している。
上述のように構成された尿素水タンクにおいて、図9に示すように、水位計本体71内部は、取付部材92の通路92e、ボルト挿通孔92dと、ボルト86の連通孔86aと、伝熱部材88の第1の流通孔88a、第2の流通孔88bとを介してタンク本体41内部に連通している。このことにより、タンク本体41の尿素水が伝熱部材88の第1の流通孔88a及び第2の流通孔88bを介して水位計本体71内部に流通可能となる。
また、水位計本体71に設けた下側の取付部材92は、前側面部45に設けた下側の1つの伝熱部材88及び連結部材55を介して加温用の金属配管54に連結している。
上述した本発明の尿素水タンクの第2の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態によれば、取付部材92は、尿素水流通用の流通孔(第1の流通孔88a及び第2の流通孔88b)を有する伝熱部材88に連結しているので、水位計90に流入した尿素水に取付部材92を介して加温用の熱を伝えるのではなく、伝熱部材88の流通孔に流通する尿素水に取付部材92を介さず加温用の熱を伝えることができる。このため、タンク本体41内から水位計90に流通する尿素水に金属配管54の熱を効率良く伝えることができる。
なお、上述した実施の形態において、水位計90内部で凍結した尿素水の解凍を促進するために、図9に示すように、水位計本体71の下端部に、その外周面を覆う金属部材95を設けることができる。なお、図9中、金属部材95を二点鎖線で示している。
また、上述の実施の形態においては、本発明の尿素水タンクを油圧ショベルに適用した例を示したが、ディーゼルエンジンを搭載した車両に広く適用することができる。
なお、水位計70をタンク本体41の前側面部45に設けた例を示したが、水位計70をタンク本体41の前側面部45以外の側面部44に設けることができる。
また、上述の実施の形態においては、水位計本体71に設けた下側の取付部材72のみに加温用の金属配管54を連結部材55を介して連結した例を示したが、上下両側の取付部材72にこの金属配管54を連結することもできる。
なお、上述の実施の形態においては、水位計本体71に設けた上下両側の取付部材72を金属製とした例を示したが、下側の取付部材72のみ金属製とすることができる。
また、上述の実施の形態においては、上下両側の伝熱部材58を金属製とした例を示したが、下側の伝熱部材58のみ金属製とすることができる。
40 尿素水タンク
41 タンク本体
42 底面部
44 側面部
54 加温用の金属配管
55 連結部材
70、90 水位計
72、92 取付部材
72a 取付部
72c 流通路
58、88 伝熱部材
88a 第1の流通孔(流通孔)
88b 第2の流通孔(流通孔)
95 金属部材

Claims (5)

  1. 貯蔵された尿素水の水位を外部から目視可能な水位計をタンク本体の外側面に備えた尿素水タンクであって、
    前記タンク本体内に配設した尿素水加温用の金属配管と、
    前記水位計の端部に設けられ、前記水位計を前記タンク本体の側面部に取り付ける金属製の取付部材と、
    一端が前記タンク本体内に位置し、他端が前記取付部材に連結するように前記タンク本体の前記側面部に設けた金属製の伝熱部材と、
    前記伝熱部材の一端と前記加温用の金属配管とを連結する金属製の連結部材とを備えた
    ことを特徴とする尿素水タンク。
  2. 請求項1に記載の尿素水タンクにおいて、
    前記取付部材は、その中心部分に尿素水流通用の流通路を有し、その左右部分に前記タンク本体の前記側面部に設けた少なくとも2つの前記伝熱部材がそれぞれ連結する取付部を備えた
    ことを特徴とする尿素水タンク。
  3. 請求項1に記載の尿素水タンクにおいて、
    前記取付部材は、前記タンク本体の前記側面部に設けられ、尿素水流通用の流通孔を有する前記伝熱部材に連結している
    ことを特徴とする尿素水タンク。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の尿素水タンクにおいて、
    前記水位計の下端部に、その外周面を覆う金属部材を更に備えた
    ことを特徴とする尿素水タンク。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の尿素水タンクにおいて、
    前記加温用の金属配管は、前記タンク本体内の底面部及び前記側面部に沿うように配設される
    ことを特徴とする尿素水タンク。
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