JP2023043240A - 建設機械の尿素水タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】内部に貯留された尿素水が凍結した場合に迅速に解凍して噴射ノズルに供給でき、これによりSCR触媒をいち早く機能させることができる建設機械の尿素水タンクを提供する。【解決手段】尿素水タンク16内で尿素水吸込み管路25を上下方向に延設し、その下部に設けたサクション部31から尿素水を吸い込んでSCR触媒の噴射ノズルに供給する。冷却水管路27a,27bを上下方向に延設して互いの下部を折返し管路27cにより接続し、その内部を循環するエンジン冷却水の熱により、尿素水タンク16内で凍結した尿素水を解凍する。各管路25,27a,27bの上下方向への延設箇所に対応して遮熱カバー40を配設し、冷却水管路27a,27bから左方に放射される熱を遮り、これにより遮熱カバー40の右側に位置する尿素水吸込み管路25及びサクション部31への伝熱量を増加させて早期解凍を図る。【選択図】図3

Description

本発明は、建設機械の尿素水タンクに関する。
建設機械、例えば油圧ショベル、ブルドーザ、ホイールローダ等には動力源としてエンジンが搭載され、エンジンの排気通路には、その排ガスに含まれる種々の有害成分を処理する排気処理装置が設けられている。排気処理装置の1つとして、排ガス中のNOxを処理するためにSCR触媒(選択還元型NOx触媒)が備えられ、SCR触媒の上流側には尿素水の噴射ノズルが設置されている。噴射ノズルには尿素水ポンプを備えた配管を介して尿素水タンクが接続され、尿素水タンク内には配管と連通する尿素水管路が配設されている。エンジンの運転中には尿素水ポンプが作動し、尿素水タンク内の尿素水が尿素水管路の先端のサクション部から吸い込まれ、配管を経て噴射ノズルから噴射され、これによりSCR触媒が機能して排ガス中のNOxを還元処理する。
尿素水タンク内の尿素水は凍結する場合があり、例えば寒冷地で建設機械を一晩駐車した場合には、エンジンは始動・運転可能であっても、尿素水が凍結して噴射ノズルに供給できない状況が発生する。このような場合には、SCR触媒が正常に機能せずに建設機械の稼働を開始できないため、尿素水タンク内の尿素水をいち早く解凍することが望まれる。その対策として、エンジン側と接続された冷却水管路を尿素水タンクの内部に配設し、エンジンの冷却水を冷却水管路に循環させることにより、冷却水の熱により尿素水タンク内の尿素水を解凍している。
このようなエンジン冷却水の熱を効率的に利用するために、例えば特許文献1に記載の技術が提案されている。この技術では、尿素水タンク内での冷却水管路の形状を工夫することで、凍結した尿素水への伝熱ムラを低減しており、尿素水タンク内の尿素水の均一な解凍を図っている。
国際公開第2014/199649号公報
しかしながら、エンジン冷却水を利用した尿素水の解凍能力には以下のような制限があるため、特許文献1の技術では、尿素水の迅速な解凍は困難であった。
即ち、冷却水による解凍能力は、冷却水自体が有する熱量、及び尿素水タンク内での冷却水管路の表面積等により定まる熱伝達の効率に依存する。ところが、近年の省燃費化によりエンジンの排熱量が低下傾向にあるため、冷却水が有する熱量、換言すると尿素水の解凍に利用できる熱量は限られている。また、冷却水管路の延長等により表面積を増加させると大型化するため、例えば尿素水タンク内への冷却水管路の配設、或いは尿素水タンクに対する冷却水管路の脱着作業等の観点から限界がある。従って、限りあるエンジン冷却水による解凍能力を如何に効率的に利用して、尿素水を迅速に解凍して噴射ノズルに供給するかが重要になる。
ところが、特許文献1の技術は尿素水タンク内の尿素水の均一な解凍を目的としているため、尿素水の解凍に無駄が生じる。具体的に述べると、尿素水タンク内の尿素水は、サクション部から吸い込まれて尿素水管路を経て噴射ノズルに供給される。このため、サクション部を含めた尿素水管路の内部で凍結している尿素水、及びサクション部の周辺で凍結している尿素水をいち早く解凍することが、噴射ノズルへの迅速な供給につながる。尿素水タンク内の尿素水を均一に解凍した場合には、このような重要な領域の尿素水のみならず、他の早期解凍が要求されない領域の尿素水、例えば尿素水管路から大きく離れた領域の尿素水までも解凍してしまう。そして、その際に消費された熱量分だけ重要な領域の尿素水の解凍、ひいては噴射ノズルへの尿素水の供給が遅れてしまうという問題があった。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、内部に貯留された尿素水が凍結した場合に迅速に解凍して噴射ノズルに供給でき、これによりSCR触媒をいち早く機能させることができる建設機械の尿素水タンクを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の建設機械の尿素水タンクは、エンジンに備えられた排気処理装置に供給する尿素水をタンク本体に貯留する建設機械の尿素水タンクにおいて、前記タンク本体内で上下方向に延設されて下部にサクション部が設けられ、前記サクション部から吸い上げた尿素水を前記排気処理装置に供給する尿素水吸込み管路、前記タンク本体内で上下方向に延設されて、前記エンジンからの冷却水を循環させる冷却水管路、及び前記タンク本体内の尿素水の状態を検出するセンサ類からなる尿素水供給・解凍ユニットと、前記尿素水吸込み管路及び前記冷却水管路のそれぞれの上下方向への延設箇所に対して一側面を相対向させて配設される遮熱カバーと、を備えたことを特徴とする。
本発明の建設機械の尿素水タンクによれば、内部に貯留された尿素水が凍結した場合に迅速に解凍して噴射ノズルに供給でき、これによりSCR触媒をいち早く機能させることができる。
本発明の尿素水タンクを搭載した油圧ショベルを示す側面図である。 尿素水タンクを示す斜視図である。 尿素水供給・解凍ユニットを示す図2のIII-III線断面図である。 尿素水供給・解凍ユニットを示す図2のIV-IV線断面図である。 尿素水供給・解凍ユニットを示す図3のV-V線断面図である。 尿素水供給・解凍ユニットを示す図3のVI-VI線断面図である。
以下、本発明を油圧ショベルの尿素水タンクに具体化した一実施形態を説明する。
[全体構成]
図1は本発明の尿素水タンクを搭載した油圧ショベルを示す側面図であり、以下の説明では、油圧ショベルに搭乗したオペレータを主体として前後、左右、上下方向を規定する。
油圧ショベル1(本発明の建設機械であり、以下、車両と称する場合もある)の下部走行体2には左右一対のクローラ3が設けられ、これらのクローラ3が図示しない走行駆動装置により駆動されて下部走行体2が走行する。下部走行体2上には図示しない旋回装置を介して上部旋回体4の旋回フレーム5が連結され、旋回装置により駆動されて上部旋回体4が旋回する。旋回フレーム5上の前部には軸受フレーム6が設けられ、軸受フレーム6には、ブーム7と図示しないアーム及びバケットとからなる多関節型の作業フロント9が支持されている。ブーム7、アーム及びバケットは、それぞれブームシリンダ8等の油圧シリンダにより駆動されて傾動し、これにより作業フロント9が作動する。
旋回フレーム5上の軸受フレーム6の左側には運転室10が設けられ、運転室10にはオペレータが油圧ショベル1を運転操作するための図示しない操作機器が備えられている。また、旋回フレーム5上には機械室11が設けられ、最後部にカウンタウエイト12が設けられている。機械室11には、ディーゼルエンジン13(以下、単にエンジンと称する)、排気処理装置14及び尿素水タンク16が収容されると共に、図示はしないが油圧制御ユニット、燃料タンク、作動油タンク等の各機器が収容されている。
油圧ショベル1の稼働中には、燃料タンクから供給される燃料によりエンジン13が運転され、油圧制御ユニットの油圧ポンプを駆動する。作動油タンク内の作動油は油圧ポンプにより汲み上げられ、油圧ポンプから吐出された作動油が油圧制御ユニットの油圧バルブに供給される。オペレータの運転操作に応じて油圧バルブが切り換えられ、走行駆動装置や旋回装置の油圧モータ、或いは作業フロント9のブームシリンダ8等に選択的に供給される。これにより車両1の走行、上部旋回体4の旋回、作業フロント9の作動等を任意に実行可能となる。
排気処理装置14はエンジン13の排気通路に設けられ、排ガスに含まれる有害成分を処理する。排ガス中のNOxを処理するために、図示はしないが、排気処理装置14の1つとしてSCR触媒(選択還元型NOx触媒)が備えられ、SCR触媒の上流側には尿素水の噴射ノズルが設置されている。噴射ノズルは配管を介して尿素水タンク16と接続され、配管には尿素水ポンプが介装されている。エンジン13の運転中には尿素水ポンプが作動し、尿素水タンク16内の尿素水が配管を経て噴射ノズルからエンジン13の排気通路内に噴射される。尿素水は排気熱及び排ガス中の水蒸気により加水分解され、これにより生成されたNHがSCR触媒上に供給されて排ガス中のNOxが無害なNに還元される。
図2は尿素水タンク16を示す斜視図、図3は尿素水供給・解凍ユニットを示す図2のIII-III線断面図、図4は尿素水供給・解凍ユニットを示す図2のIV-IV線断面図である。
このような尿素水の供給のために、尿素水タンク16内には尿素水吸込み管路25及び尿素水戻し管路26が備えられると共に、凍結した尿素水を解凍するための冷却水管路27、及び尿素水の貯留量、温度及び濃度(それぞれ本発明の「尿素水の状態」に相当)を検出するセンサ類33,34が備えられている。これらの尿素水吸込み管路25、尿素水戻し管路26、冷却水管路27及びセンサ類33,34は、尿素水タンク16に取り付けられた尿素水供給・解凍ユニット23として集約されており、その詳細を以下に述べる。
[尿素水供給・解凍ユニットの構成]
尿素水タンク16のタンク本体17は中空の直方体状をなし、その前面の上部に傾斜面17aが形成されて補給口18が設けられている。補給口18には脱着可能なキャップ19が装着され、タンク本体17内において、補給口18には給水フィルタ20が取り付けられている。タンク本体17への尿素水の補給は、機械室11のカバー11a(図1に示す)を開放した上でキャップ19を取り外して実施され、外部から補給口18に補給された尿素水は、給水フィルタ20により濾過されてタンク本体17内に貯留される。
タンク本体17の天面17bの略中央には円形状の挿脱孔22が貫設され、この挿脱孔22は、尿素水供給・解凍ユニット23の円形状をなすベース部24が脱着可能に取り付けられて閉塞されている。タンク本体17内には、尿素水吸込み管路25、尿素水戻し管路26、冷却水管路27、フロートガイド管路28、及びハーネス管路29が配設されている。
冷却水管路27は、冷却水導入管路27a、冷却水排出管路27b及び折返し管路27cから構成されている。尿素水吸込み管路25、尿素水戻し管路26、冷却水導入管路27a、冷却水排出管路27b、フロートガイド管路28、及びハーネス管路29の上部は、それぞれベース部24を貫通して上方に突出している。
ベース部24から突出した尿素水吸込み管路25の上部は、図示しない配管及び尿素水ポンプを介してSCR触媒の噴射ノズルに接続されている。タンク本体17内において、尿素水吸込み管路25はベース部24から下方に延設され、タンク本体17の底面17c付近で右方に直角に屈曲形成されてフィルタ30が取り付けられている。これにより尿素水吸込み管路25のサクション部31が構成され、サクション部31は尿素水タンク16の底面17cに沿って右方へと延びている。
また、図示はしないが噴射ノズルは、尿素水吸込み管路25側の配管とは別系統の配管を介して尿素水戻し管路26の上部に接続され、尿素水戻し管路26はベース部24を介してタンク本体17内の上方位置で開口している。
ベース部24から突出した冷却水導入管路27aの上部及び冷却水排出管路27bの上部は、それぞれ図示しない配管を介してエンジン13の冷却回路に接続されている。タンク本体17内において、冷却水導入管路27a及び冷却水排出管路27bはベース部24からそれぞれ下方に延設され、タンク本体17の底面17c付近で右方に直角に屈曲形成されて、フィルタ30の直下で略U字状をなす折返し管路27cを介して互いに接続されている。
なお、エンジン13の冷却回路の構成は周知のため詳細は説明しないが、エンジン13とラジエータとの間に形成した冷却回路に冷却水を循環させて、エンジン13を冷却すると共に、温度上昇した冷却水をラジエータで放熱させるシステムである。従って、冷却回路を循環する冷却水の一部が尿素水供給・解凍ユニット23の冷却水管路27を循環する。
タンク本体17内において、フロートガイド管路28はベース部24から下方に延設され、その下端はタンク本体17の底面17c付近に位置している。図示はしないが、フロートガイド管路28の内部にはリードスイッチが収容され、ベース部24から突出したフロートガイド管路28の上部を介して、油圧ショベル1の図示しない制御装置と電気的に接続されている。フロートガイド管路28には、図示しないマグネットを内蔵したフロート32が上下方向に移動可能に嵌め込まれ、フロート32の上下位置はタンク本体17内の尿素水の液面レベルに対応して変化する。これらのフロートガイド管路28及びフロート32により、センサ類の1つとして尿素水の貯留量を検出する液面レベルセンサ33が構成され、フロート32の上下位置に対応する検出信号がリードスイッチから制御装置に入力される。
タンク本体17内において、ハーネス管路29はベース部24から下方に延設されると共に、若干右方にクランク状に屈曲形成され、その下端には、センサ類の1つとして尿素水の温度及び濃度を検出する温度・濃度センサ34が連結されている。温度・濃度センサ34の下部は、ブラケット35を介してフロートガイド管路28の下端と連結されている。図示はしないが、温度・濃度センサ34のハーネスはハーネス管路29内を上方に延設されて、ベース部24から突出したハーネス管路29の上部を介して制御装置と電気的に接続され、尿素水の温度及び濃度に対応する検出信号が制御装置に入力される。
制御装置は、上記した油圧制御ユニットの制御、エンジン13の運転制御、SCR触媒の噴射ノズルを含む排気処理装置14の制御等を実行する。例えば尿素水の温度や濃度は、噴射ノズルからの尿素水の噴射量を算出する処理等に利用され、尿素水の貯留量は、残量不足に至ったときのオペレータへの警告処理等に利用される。
図5は尿素水供給・解凍ユニットを示す図3のV-V線断面図、図6は尿素水供給・解凍ユニットを示す図3のVI-VI線断面図である。
図5示す平面視において、尿素水吸込み管路25及び冷却水導入管路27aは左右に隣接して配設され、これらの管路25,27aに対して所定距離をおいて離間した前方位置で、尿素水戻し管路26及び冷却水排出管路27bが左右に隣接した位置関係で配置されている。この前後に離間した所定距離内の中央位置にハーネス管路29が配設され、ハーネス管路29から左方に離間した位置にフロートガイド管路28が配設されている。
そして、このような位置関係を保ちつつ、各管路25,27a,27b,28,29(尿素水戻し管路26、及びハーネス管路29の屈曲箇所より下側は除外)は上下方向に平行に延設されている。なお、尿素水吸込み管路25を冷却水導入管路27aに隣接させているのは、冷却水導入管路27aから尿素水吸込み管路25への直接的な熱伝達により、多少でも尿素水の解凍を促進させる意図である。
尿素水吸込み管路25、冷却水導入管路27a、冷却水排出管路27b及びハーネス管路29の上下方向への延設箇所は、上記のような位置関係を保った状態で、上下2箇所の位置でクランプ金具36により互いに連結されている。詳しくは、図5に示すようにクランプ金具36は、各管路25,27a,27b,29を取り囲むように1枚の金属板を折曲してなり、その前後2箇所がボルト37及びナット38で締結されて各管路25,27a,27b,29を挟み込んでいる。クランプ金具36は各管路25,27a,27b,29の外周面に倣って円弧状に湾曲し、これにより各管路25,27a,27b,29を移動規制して所期の位置関係に保っている。
なおクランプ金具36は、冷却水導入管路27a及び冷却水排出管路27bとの接触により放熱面積を増加させる役割も果たしている。
そして、尿素水供給・解凍ユニット23を構成する全ての部材は、ベース部24から支持された状態でタンク本体17内に配設されている。尿素水供給・解凍ユニット23を通過可能な大きさに挿脱孔22が形成されているため、例えば尿素水供給・解凍ユニット23の保守・点検等は、挿脱孔22を介してタンク本体17内から尿素水供給・解凍ユニット23を取り出した上で作業が実施される。
[尿素水供給・解凍ユニット23の作動状態]
次いで、以上のように構成された尿素水供給・解凍ユニット23の作動状態を説明する。
エンジン13の運転が開始されると尿素水ポンプが作動し、タンク本体17内の尿素水が尿素水吸込み管路25のサクション部31から吸い込まれ、尿素水吸込み管路25及び配管を経て噴射ノズルに供給される。噴射ノズルからエンジン13の排気通路内に尿素水が噴射され、SCR触媒上で排ガス中のNOxの還元作用が奏される。また、噴射ノズルから噴射されなかった余剰尿素水は、配管及び尿素水戻し管路26を経てタンク本体17内に戻される。
これと並行してエンジン13の運転中には冷却水が冷却回路を循環し、その一部が配管を経て尿素水供給・解凍ユニット23の冷却水導入管路27aに案内される。冷却水は冷却水導入管路27aから折返し管路27cを経て冷却水排出管路27bへと流通し、その後に配管を経てエンジン13の冷却回路に戻される。寒冷地等において尿素水タンク16内の尿素水が凍結した場合には、冷却水管路27内を流通する冷却水の熱が凍結した尿素水に伝達され、これにより尿素水が解凍されて噴射ノズルへの供給が開始される。
特許文献1に記載された尿素水タンクでは、尿素水の均一な解凍のために好適な冷却水管路の形状を採用しているため、無用な領域の尿素水も解凍してしまい、重要な領域の尿素水の解凍が遅れてしまうという問題がある。このような不具合を解消すべく本発明では、重要な領域の尿素水を優先して解凍するための遮熱カバー40を尿素水供給・解凍ユニット23に設けており、その詳細を以下に説明する。
[遮熱カバー40の構成]
全体として遮熱カバー40は、尿素水タンク16内で各管路25,27a,27b,28,29に沿って上下方向に延設されている。詳しくは、図3,4に示すように遮熱カバー40は、尿素水吸込み管路25、冷却水導入管路27a及び冷却水排出管路27bの上下方向への延設箇所(直線をなす領域)に対応して配設され、その上端は、最大貯留量に相当する液面レベルよりも高く、下端は、尿素水吸込み管路25のサクション部31の近傍に位置している。
また図6に示すように、全体として遮熱カバー40は上下方向に延びる板状をなすと共に、円弧形状になっており、平面視においてフロートガイド管路28及びフロート32の周囲を左方から包囲する。遮熱カバー40の後側部40r(本発明の「一側部」に相当)は、尿素水吸込み管路25及び冷却水導入管路27aまで延び、その上下2箇所に後部掛止爪41r(本発明の「掛止部」に相当)が形成されている。各後部掛止爪41rの前面は凹状をなし、遮熱カバー40の弾性により冷却水導入管路27aの外周面及び尿素水吸込み管路25の外周面に掛止されている。これにより、後部掛止爪41rの前方、左方及び右方への位置変位が規制されている。
また、遮熱カバー40の前側部40f(本発明の「他側部」に相当)は、円弧断面に沿って冷却水排出管路27bまで延び、その上下2箇所に前部掛止爪41f(本発明の「掛止部」に相当)が形成されている。各前部掛止爪41fの後面は凹状をなし、遮熱カバー40の弾性により冷却水排出管路27bの外周面に掛止されている。これにより、前部掛止爪41fの後方、左方及び右方への位置変位が規制されている。
また図4に示すように、上側の前部掛止爪41f及び後部掛止爪41rは、直下に位置する上側のクランプ金具36に当接して下方への位置変位を規制され、下側の前部掛止爪41f及び後部掛止爪41rは、直上に位置する下側のクランプ金具36に当接して上方への位置変位を規制されている。結果として遮熱カバー40は、前部掛止爪41f及び後部掛止爪41rを介して、尿素水吸込み管路25、冷却水導入管路27a及び冷却水排出管路27bに対して所期の位置関係を保った状態で支持されている。
遮熱カバー40に関する位置関係について、さらに詳しく述べる。
図6の平面視に示すように、断面半円状をなす遮熱カバー40の後側部40rと前側部40fとは前後方向に離間配置され、この前後に離間した領域内において、後側部40rの近傍に尿素水吸込み管路25及び冷却水導入管路27aが配設され、前側部40fの近傍に冷却水排出管路27bが配設されている。
結果として図6中の左側に遮熱カバー40が位置し、この遮熱カバー40に対して冷却水導入管路27a、尿素水吸込み管路25及び冷却水排出管路27bは、共に図6中の右側、即ち同一側に配設されている。このような位置関係を言い換えると、遮熱カバー40は、尿素水吸込み管路25、冷却水導入管路27a及び冷却水排出管路27bのそれぞれの上下方向への延設箇所に対して、断面半円状の内側面40a(本発明の「一側面」に相当)を左側から相対向させて配設されていることになる。
[遮熱カバー40による作用効果]
尿素水タンク16内の尿素水は、サクション部31から吸い込まれて尿素水吸込み管路25を経て噴射ノズルに供給される。従って、尿素水タンク16内の尿素水が凍結している場合、サクション部31を含めた尿素水吸込み管路25の内部の尿素水、及びサクション部31の周辺の尿素水をいち早く解凍することが、噴射ノズルへの迅速な供給につながる。一方で、尿素水の解凍のための熱源は、内部に冷却水が流通する冷却水管路27である。このため冷却水管路27から放射される熱を、早期解凍が要求されない他の領域よりも優先して、尿素水吸込み管路25及びサクション部31の内部とサクション部31の周辺とに、如何に無駄なく伝達するかが重要となる。
上記のような位置関係で遮熱カバー40が配設されていると、冷却水導入管路27a及び冷却水排出管路27bから放射される熱の一部が遮熱カバー40により遮られる。このときの遮熱カバー40による作用を述べると、平面視において、冷却水導入管路27a及び冷却水排出管路27bからは360°全方向に熱が放射されており、例えば図3,6に矢印Aで示す右方に放射された熱は、その方向に遮熱カバー40が存在しないため、そのまま右方に位置する尿素水の解凍に消費される。
これに対して矢印Bで示す左方に放射された熱は、本来は左方に位置する尿素水の解凍に消費されるはずである。しかし、放射された熱は遮熱カバー40に遮られ、それよりも左方の領域の尿素水の解凍には消費されず、その分だけ他の方向への熱が増加する。この矢印B方向ばかりでなく、遮熱カバー40に向かって放射された熱は全て遮られ、他の方向への熱の増加、ひいては他の方向に位置する尿素水の解凍に消費される。
なお、図3,6中の矢印Bは、実際の熱の反射経路を表すものではなく、左方に放射された熱が遮熱カバー40に遮られることで、右方への熱が増加する状況を概念的に表したものである。
そして遮熱カバー40に対して、冷却水導入管路27a及び冷却水排出管路27bの上下方向への延設箇所は右側に配設され、同じく尿素水吸込み管路25の上下方向への延設箇所も右側に配設されている。即ち、遮熱カバー40の配置により熱が増加する領域(主として遮熱カバー40よりも右側の領域)に尿素水吸込み管路25が位置するため、尿素水吸込み管路25への伝熱量が増加する。
このため尿素水吸込み管路25の内部の尿素水が迅速に解凍されると共に、温度上昇した尿素水吸込み管路25の熱がサクション部31に伝達されることで、サクション部31の内部の尿素水及び周辺の尿素水も迅速に解凍される。そして、解凍した尿素水がサクション部31から吸い込まれ、尿素水吸込み管路25及び配管を経て噴射ノズルに供給されるため、SCR触媒をいち早く機能させて油圧ショベル1の稼働を開始することができる。
また本実施形態では、遮熱カバー40の右側で尿素水吸込み管路25が上下方向に延設され、その下端が右方に直角に屈曲してサクション部31が構成されている。結果として、平面視においてサクション部31は、タンク本体17の底面17cに沿って遮熱カバー40から離間する方向に延びている。従って、このサクション部31も、遮熱カバー40の作用により熱が増加する領域内に位置するため、サクション部31の内部の尿素水及び周辺の尿素水を一層迅速に解凍することができる。
一方、油圧ショベル1の稼働中には、作業に伴う振動を受けて尿素水タンク16内の尿素水が絶えず撹拌されている。このため図3,6に示すように、尿素水の液面レベルがある程度高いときには、補給口18に取り付けられた給水フィルタ20が液面上に浮かび、尿素水の撹拌に伴って液面上を漂う。このような給水フィルタ20の右側に近接して液面レベルセンサ33が配設されているため、給水フィルタ20がフロート32に干渉して誤検出を引き起こす可能性がある。
本実施形態では、遮熱カバー40の右側、即ち尿素水吸込み管路25、冷却水導入管路27a及び冷却水排出管路27bと同一側にフロート32が配設され、これに対して給水フィルタ20は遮熱カバー40の左側、即ち遮熱カバー40を挟んでフロート32とは反対側に配設されている。従って、フロート32への給水フィルタ20の干渉が遮熱カバー40により回避されるため、液面レベルの誤検出を防止して検出精度を向上できるという別の効果も得られる。
特に本実施形態では、フロート32の周囲を左方から包囲する断面半円状に遮熱カバー40を形成しているため、給水フィルタ20がどのような状態で漂っている場合であってもフロート32への干渉を確実に防止することができる。
また、図6示す平面視において、尿素水吸込み管路25及び冷却水導入管路27aと冷却水排出管路27bとが前後方向に離間して配設されており、これらの管路25,27a,27bを利用して遮熱カバー40を支持している。詳しくは、遮熱カバー40の弾性を利用して、その後側部40rの後部掛止爪41rを尿素水吸込み管路25及び冷却水導入管路27aに掛止し、前側部40fの前部掛止爪41fを冷却水排出管路27bに掛止している。
遮熱カバー40の両端に相当する前側部40f及び後側部40rがそれぞれ管路25,27a,27bに固定されることにより、遮熱カバー40は強固且つ安定して支持されている。遮熱カバー40は尿素水タンク16内での尿素水の撹拌に伴って絶えず力を受けるが、各管路25,27a,27bに対して遮熱カバー40が所期の位置関係に保たれることから、上記した尿素水の解凍に関する作用効果を確実に達成することができる。
加えて本実施形態では、各管路25,27a,27bに対する遮熱カバー40の固定構造として掛止爪41f,41rを用いているため、その組付が容易である。尿素水供給・解凍ユニット23の組付作業において、例えば他部材の組付を完了して最後に遮熱カバー40を固定する場合には、図6の左方からフロート32を包囲するように遮熱カバー40を配設する。自ずと後部掛止爪41rが尿素水吸込み管路25及び冷却水導入管路27aに掛止され、前部掛止爪41fが冷却水排出管路27bに掛止される。同時に、上下のクランプ金具36により、上下方向への遮熱カバー40の位置変位が規制される。従って、これだけの簡単な操作により遮熱カバー40の固定を完了することができる。
また、遮熱カバー40の固定に利用される各管路25,27a,27bやそれを固定するクランプ金具36は、尿素水供給・解凍ユニット23に備えられた既存の部材である。従って、遮熱カバー40の固定のために新たな部材を追加する必要がないことから、尿素水供給・解凍ユニット23の製造コストを高騰させずに実施することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、油圧ショベル1の尿素水タンク16に具体化したが、対象となる建設機械はこれに限るものではなく、例えばブルドーザやホイールローダ等に任意に変更可能である。尿素水供給・解凍ユニット23の各管路25,27a,27bの取り回し、或いはセンサ類33,34の種類等についても、上記実施形態に限るものではなく任意に変更可能である。
また上記実施形態では、遮熱カバー40を断面半円状に形成し、その後側部40rに後部掛止爪41rを形成して尿素水吸込み管路25及び冷却水導入管路27aに掛止し、前側部40fに前部掛止爪41fを形成して冷却水排出管路27bに掛止した。これにより平面視において、遮熱カバー40に対して尿素水吸込み管路25、冷却水導入管路27a及び冷却水排出管路27bが同一側に配設される位置関係を実現したが、これに限るものではない。
例えば遮熱カバー40の形状に関して、断面半円状に代えて平板状としてもよい。この場合にも、遮熱カバーに対して尿素水吸込み管路25、冷却水導入管路27a及び冷却水排出管路27bを板状の遮熱カバーに対して同じ一側に配設すればよく、換言すると、各管路25,27a,27bに対して、平坦な一側面を相対向させるように遮熱カバーを配設すればよい。上下方向における遮熱カバー40の領域についても、上記実施形態に限るものではなく、例えばサクション部31の周辺の尿素水の解凍をより促進すべく、図3に示す遮熱カバー40をより下方に延設してもよい。
また、遮熱カバー40の固定方法に関して、掛止爪41f,41rに代えて結束バンド等を用いて遮熱カバー40を固定してもよい。さらに、遮熱カバー40の固定対象に関しても、必ずしも各管路25,27a,27bに固定する必要はなく、別の部材に遮熱カバー40を固定してもよい。例えば、タンク本体17の天面17bからブラケットを介して支持したり、底面17cからブラケットを介して支持したりしてもよい。何れの場合も実施形態に比較して、遮熱カバー40と各管路25,27a,27bとの位置関係をより自由に設定できる。
1 油圧ショベル(建設機械)
13 エンジン
14 排気処理装置
16 尿素水タンク
17 タンク本体
18 補給口
20 給水フィルタ
23 尿素水供給・解凍ユニット
25 尿素水吸込み管路
27 冷却水管路
27a 冷却水導入管路
27b 冷却水排出管路
27c 折返し管路
31 サクション部
32 フロート
33 液面レベルセンサ(センサ類)
34 温度・濃度センサ(センサ類)
40 遮熱カバー
40a 内側面(一側面)
40f 前側部(他側部)
40r 後側部(一側部)
41f 前部掛止爪(掛止部)
41r 後部掛止爪(掛止部)

Claims (6)

  1. エンジンに備えられた排気処理装置に供給する尿素水をタンク本体に貯留する建設機械の尿素水タンクにおいて、
    前記タンク本体内で上下方向に延設されて下部にサクション部が設けられ、前記サクション部から吸い上げた尿素水を前記排気処理装置に供給する尿素水吸込み管路、前記タンク本体内で上下方向に延設されて、前記エンジンからの冷却水を循環させる冷却水管路、及び前記タンク本体内の尿素水の状態を検出するセンサ類からなる尿素水供給・解凍ユニットと、
    前記尿素水吸込み管路及び前記冷却水管路のそれぞれの上下方向への延設箇所に対して一側面を相対向させて配設される遮熱カバーと、
    を備えたことを特徴とする建設機械の尿素水タンク。
  2. 前記センサ類は、前記尿素水の液面レベルに対応して上下位置を変化させるフロートを備えた液面レベルセンサを含み、
    前記タンク本体内には、外部から尿素水を補給するための補給口が開口して給水フィルタが接続され、
    前記給水フィルタは、前記遮熱カバーを挟んで前記フロートとは反対側に配設されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械の尿素水タンク。
  3. 前記サクション部は、前記尿素水吸込み管路の上下方向への延設箇所の下端から略直角に屈曲され、平面視において、前記タンク本体の底面に沿って、前記遮熱カバーから離間する方向に延びる
    ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械の尿素水タンク。
  4. 前記冷却水管路は、前記尿素水タンク内をそれぞれ上下方向に延設された冷却水導入管路及び冷却水排出管路と、前記冷却水導入管路及び前記冷却水排出管路の下部を互いに接続する折返し管路とからなり、
    前記遮熱カバーは板状をなし、
    前記遮熱カバーは、平面視において、一方側の面が前記冷却水導入管路、前記冷却水排出管路、および前記尿素水吸込み管路に相対するように配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械の尿素水タンク。
  5. 前記遮熱カバーは、その一側部及びその他側部にそれぞれ掛止部が設けられ、各掛止部が前記冷却水導入管路、前記冷却水排出管路、前記尿素水吸込み管路の何れかに掛止されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の建設機械の尿素水タンク。
  6. 前記遮熱カバーは、平面視において、断面半円状をなし、なおかつ前記フロートの周囲を包囲している
    ことを特徴とする請求項2に記載の建設機械の尿素水タンク。
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