JP2015047060A - ワイヤーハーネス固定装置およびハーネスモジュール - Google Patents

ワイヤーハーネス固定装置およびハーネスモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤーハーネスの取付け作業性および保持性能に優れた汎用性の高いワイヤーハーネス固定装置を提供し、信頼性の高い低コストのハーネスモジュールを提供する。【解決手段】ワイヤーハーネス11を保持させる保持部材21がドアモジュールパネル12のパネル本体部12Mに一体的に装着されており、保持部材21は、パネル本体部12Mに片持ち支持された支柱部22と、支柱部22の一側方にハーネス収納凹部23を形成するとともに、支柱部22の撓みに応じてパネル本体部12Mに接近および離隔するよう回動可能なハーネス押さえ部24と、ハーネス押さえ部24をパネル本体部12Mに接近する復帰方向に付勢するよう支柱部22の他側方に設けられる保持ばね部25と、基端側でハーネス押さえ部24と一体に形成され、先端側でハーネス押さえ部24をパネル本体部12Mから離隔させる方向に回動させるよう操作される操作レバー部26とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤーハーネス固定装置およびハーネスモジュールに関し、特にワイヤーハーネスを複数箇所でパネル上に保持するワイヤーハーネス固定装置とそれを備えたハーネスモジュールに関する。
従前より、パネル上にワイヤーハーネスを配索する場合には、クリップを用いてワイヤーハーネスを複数箇所でパネル上に保持するワイヤーハーネス固定装置が用いられているが、パネルサイズによってはクリップを不要にしてワイヤーハーネスの取付け作業の工数低減を図ったものがある。
そのようなワイヤーハーネス固定装置としては、例えば自動車のドアに装着される樹脂製のドアモジュールパネルに、ワイヤーハーネスを保持したり案内したりする複数の突片状の係止爪や挟持爪等が一体成形で設けられたハーネスモジュールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−280126号公報
しかしながら、このような従来のワイヤーハーネス固定装置およびハーネスモジュールにあっては、ドアモジュールパネルと一体の係止爪や挟持爪等によって保持されるハーネスの直径が限定される構成となっていたため、汎用性に欠けるという問題があった。
すなわち、ワイヤーハーネスの太さが異なると、ドアモジュールパネルを使用できなくなってハーネスモジュールのコスト高を招いたり、ワイヤーハーネスの特定の保持部位での振動時等における異音発生や脱落発生の懸念からハーネスモジュールの信頼性が低下したりしていた。
また、従来のワイヤーハーネス固定装置にあっては、係止爪や挟持爪等がワイヤーハーネスの部分的なサイズや分岐形状等に対応する形状であったため、ワイヤーハーネスをモジュールパネルに保持させる取付け作業の作業性も良くなかった。
そこで、本発明は、ワイヤーハーネスの取付け作業性および保持性能に優れた汎用性の高いワイヤーハーネス固定装置を提供し、さらに、信頼性の高い低コストのハーネスモジュールを提供することを目的とする。
本発明に係るワイヤーハーネス固定装置は、上記目的達成のため、前記取付け対象側部材がパネル状部材で構成されるとともに、前記ワイヤーハーネスを保持させる少なくとも1つの保持部材が前記パネル状部材に一体的に装着されており、
前記保持部材は、前記パネル状部材に片持ち支持された撓み変形可能な支柱部と、前記支柱部の一側方に延びて前記パネル状部材との間にハーネス収納凹部を形成するよう前記支柱部に一体に支持され、前記支柱部の撓み変形に応じて前記パネル状部材に対し接近および離隔する方向に回動可能なハーネス押さえ部と、少なくとも前記ハーネス押さえ部が前記パネル状部材から離隔する方向に回動したとき前記ハーネス押さえ部を前記パネル状部材に接近する復帰方向に付勢するよう前記支柱部の他側方に設けられ、前記支柱部および前記ハーネス押さえ部により前記ワイヤーハーネスを前記パネル状部材に対して保持させる保持ばね部と、基端側で前記ハーネス押さえ部と一体に形成され、先端側で前記ハーネス押さえ部を前記パネル状部材から離隔させる方向に回動させるよう操作される操作突起部と、を有している構成となっている。
この構成により、本発明のワイヤーハーネス固定装置では、保持部材がそのハーネス押さえ部の開き具合に応じて太さの異なるワイヤーハーネスに容易に対応可能となり、ハーネス押さえ部に保持ばね部からの付勢力が加わることで、ワイヤーハーネスがハーネス押さえ部とパネル状部材との間に確実に挟持される。したがって、ワイヤーハーネスの取付け作業性および保持性能に優れた汎用性の高いワイヤーハーネス固定装置となる。さらに、ワイヤーハーネスの取付けおよび保持に際して、保持部材の操作突起部によって、ハーネス押さえ部を容易にパネル状部材から離隔する側に回動させることができ、作業性が良い。
上記構成のワイヤーハーネス固定装置は、前記パネル状部材が樹脂製パネルであって、前記保持部材が、前記樹脂製パネルに一体成形されており、前記ハーネス押さえ部が前記パネル状部材に対し回動するとき、前記支柱部が前記パネル状部材の板面方向に撓み変形するように構成されてもよい。この構成により、部品点数を削減できるとともに、保持部材の保持性能も高まる。
前記操作突起部は、前記支柱部に支持されつつ前記ハーネス押さえ部に一体に連結された基端部と、該基端部から前記ハーネス押さえ部とは反対側に延びる中間部と、前記保持ばね部に一体に連結された先端部とを有しており、前記ハーネス押さえ部により前記ワイヤーハーネスを保持させる前の初期状態では、前記操作突起部の前記先端部が前記操作突起部の前記基端部より前記パネル状部材から離れている構成であってもよい。この構成により、保持可能なワイヤーハーネスの太さの範囲を十分に確保できるとともに、保持ばね部の撓み量を十分に確保できる。
前記保持ばね部が、前記支柱部に支持された一端部と、前記ハーネス押さえ部に一体に連結された他端部と、前記支柱部に対し前記他側方に向かって突出するとともに前記一端部から前記他端部へと折り返す湾曲形状をなす中間部とを有している構成であってもよい。この構成により、ワイヤーハーネス装着時におけるハーネス押さえ部の回動および復帰の角度を大きく確保できる。しかも、支柱部、保持ばね部およびハーネス押さえ部がすべてワイヤーハーネスに近接配置されることになるので、材料量が抑えられるとともに成形型等も簡素化できる。
本発明に係るハーネスモジュールは、上記目的達成のため、上記のいずれかのワイヤーハーネス固定装置によって前記ワイヤーハーネスを前記パネル状部材に保持させた構成となっている。
この構成により、本発明に係るハーネスモジュールでは、保持部材のハーネス押さえ部の開き具合に応じてパネル状部材に太さの異なるワイヤーハーネスでも容易に取付け可能となり、保持ばね部からの付勢力によりワイヤーハーネスがハーネス押さえ部とパネル状部材の間に確実に挟持される。しかも、ワイヤーハーネスの取付けおよび保持に際して、操作突起部によりハーネス押さえ部を開き側に回動操作できる。したがって、ワイヤーハーネスの取付け作業性および保持性能に優れ、信頼性の高い低コストのハーネスモジュールとなる。
本発明によれば、ワイヤーハーネスの取付け作業性および保持性能に優れた汎用性の高いワイヤーハーネス固定装置を提供することができ、信頼性の高い低コストのハーネスモジュールを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るワイヤーハーネス固定装置を備えたハーネスモジュールとしてのドアモジュールパネルの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るドアモジュールパネルの正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るワイヤーハーネス固定装置の要部拡大斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るワイヤーハーネス固定装置の要部拡大断面図であり、その保持部材が小径のワイヤーハーネスを保持する状態を示している。 本発明の第1の実施の形態に係るワイヤーハーネス固定装置の要部拡大断面図であり、その保持部材が大径のワイヤーハーネスを保持する状態を示している。 本発明の第2の実施の形態に係るワイヤーハーネス固定装置の要部拡大斜視図である。 (a)は、本発明の第2の実施の形態に係るワイヤーハーネス固定装置における保持部材のハーネス押さえ部の開放状態を示す要部拡大側面断面図であり、(b)は、同保持部材のハーネス押さえ部の復帰状態を示す要部拡大側面断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るワイヤーハーネス固定装置における保持部材のハーネス押さえ部付近の要部拡大側面断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るワイヤーハーネス固定装置における保持部材のハーネス押さえ部付近の要部拡大斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図5は、本発明の第1の実施の形態に係るワイヤーハーネス固定装置およびハーネスモジュールを示している。
まず、その構成について説明する。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係るドアモジュール10は、自動車のドア、例えばそのドアインナパネル1に装着されるものである。このドアモジュール10は、ワイヤーハーネス11と、ワイヤーハーネス11を複数箇所で保持するドアモジュールパネル12(取付け対象側部材)とを備えている。
ワイヤーハーネス11は、ドアインナパネル1に直接または間接的に支持される複数種の電装機器を図示しない車体側の電源や制御機器に接続する複数の被覆電線11w(図3参照)と、コネクタ11e,11f,11g,11h等によって構成されている。なお、複数種の電装機器とは、例えばパワーウィンドウモータやリモートコントロールミラーモータ、パワーウィンドウスイッチおよびリモコンミラースイッチ等である。
具体的には、ワイヤーハーネス11は、図1中の左端側で図示しない車体パネル側のワイヤーハーネスに接続される幹線部11aと、幹線部11aからドアモジュールパネル12に沿って分岐して前記複数種の電装機器に接続される複数の枝線部11b,11c等を有している。なお、図1中では、ワイヤーハーネス11がドアモジュールパネル12の片面側にのみ配置されているが、ワイヤーハーネス11の幹線部11aや枝線部11b,11cのいずれかがドアモジュールパネル12の開口部を通って両面側に及ぶように配索されてもよい。
ドアモジュールパネル12は、成形型による加工が可能な樹脂によって、パネル状部材として成形されたものである。
図2に示すように、このドアモジュールパネル12には、ワイヤーハーネス11の幹線部11aの延在方向に離間する複数、例えば3つの同一種類の保持部材21が一体的に装着されている。これら複数の保持部材21は、ドアモジュールパネル12と同一の樹脂素材からなり、成形型によってドアモジュールパネル12と一体に成形されている。
また、これら複数の保持部材21は、ドアモジュールパネル12を介して互いに一体に結合され、ワイヤーハーネス固定装置20を構成している。そして、このワイヤーハーネス固定装置20によって、ワイヤーハーネス11がドアモジュールパネル12に対して複数箇所で保持されている。
図3および図4に示すように、各保持部材21は、支柱部22、ハーネス収納凹部23、ハーネス押さえ部24、保持ばね部25および操作レバー部26(操作突起部)により構成されている。
各支柱部22は、ドアモジュールパネル12のパネル本体部12Mにその片面から垂直に突出するよう一体に片持ち支持された板状のものであり、板厚方向に撓み変形可能な所定剛性の弾性板となっている。また、複数の支柱部22は、配索後のワイヤーハーネス11の保持部位の直下に位置するように配置されており、それぞれパネル本体部12Mに対し垂直に突出している。
図1および図2に簡略化して例示するワイヤーハーネス11の配索形態においては、複数の支柱部22は、水平方向に延びるワイヤーハーネス11の幹線部11aの真下に位置するよう、パネル本体部12Mに対して同一姿勢で支持されており、それら複数の支柱部22の板厚方向が略鉛直方向となっている。
図4に示すように、ハーネス収納凹部23は、支柱部22の一側方(図4中の上方側である鉛直上方)にワイヤーハーネス11を収納できるよう、支柱部22およびハーネス押さえ部24とパネル本体部12Mとの間に凹状に形成されている。
ハーネス押さえ部24は、支柱部22の先端部から鉛直方向上方側に延びつつ湾曲する板状をなしており、支柱部22と共にドアモジュールパネル12に向かって開く凹状に湾曲している。また、ハーネス押さえ部24は、支柱部22の板厚方向の撓み量に応じてドアモジュールパネル12に対し接近および離隔する方向(後述するR1、R2方向)に回動可能になっている。
ハーネス押さえ部24は、また、例えば太さの異なるワイヤーハーネス11のうち特定径のワイヤーハーネス11の保持部位の半径に対応する内周面曲率半径をなしつつ、その腕長さ方向の中央部付近で湾曲している。なお、ここにいう特定径とは、図4に示す最小径dから図5に示す最大径Dまでの間の任意の直径である。
操作レバー部26は、ハーネス押さえ部24および保持ばね部25の間に介在するよう基端側でハーネス押さえ部24と一体に形成されており、ハーネス押さえ部24をドアモジュールパネル12のパネル本体部12Mから離隔させる方向に回動させるよう先端側で押圧操作されるようになっている。
具体的は、操作レバー部26は、支柱部22の先端部から鉛直方向下方側(支柱部22の他側方)に延びるようハーネス押さえ部24および支柱部22に一体に連結された基端部26aと、その基端部26aからハーネス押さえ部24とは反対側に延びる中間部26bと、保持ばね部25に一体に連結された先端部26cとを有している。
また、操作レバー部26はハーネス押さえ部24と保持ばね部25とを一体に連結しており、操作レバー部26がドアモジュールパネル12側に押圧操作されるとき、ハーネス押さえ部24が図5中のR2方向(回動方向の他方側)に回動操作されるとともに、保持ばね部25の撓み量が増加するようになっている。
保持ばね部25は、操作レバー部26の先端部からドアモジュールパネル12側に突出するよう支柱部22の他側方で操作レバー部26に片持ち支持された板ばねであり、パネル本体部12Mに向かって凹状をなすハーネス押さえ部24とは逆の方向に湾曲する形状をなしている。
この保持ばね部25は、ハーネス押さえ部24をドアモジュールパネル12に接近する図4中のR1方向(回動方向一方側、復帰方向)に付勢し、ハーネス押さえ部24によりワイヤーハーネス11をドアモジュールパネル12側に押圧しつつ保持させるようになっている。
さらに、ドアモジュールパネル12のパネル本体部12Mと保持部材21とは一体成形されており、ハーネス押さえ部24がドアモジュールパネル12に対しR2方向またはR1方向に回動するとき、支柱部22がパネル本体部12Mの板面方向に撓むように弾性変形したり初期形状に弾性回復したりするようになっている。
また、図4に示す断面上において、ハーネス押さえ部24および操作レバー部26は互いに一体に連結されたそれらの基端側で支柱部22の先端部に向かって突出するように湾曲もしくは屈曲した形状をなしている。
そして、ハーネス押さえ部24によりワイヤーハーネス11を保持させる前の保持部材21の初期状態、例えば図4中に二点鎖線で示す保持部材21の復帰状態では、操作レバー部26の先端部26cが操作レバー部26の基端部26aよりドアモジュールパネル12のパネル本体部12Mから離れている。
さらに、保持部材21は、支柱部22より鉛直上方側にハーネス押さえ部24を有しており、図4中の操作レバー部26の下端側からハーネス押さえ部24の上端側に近くなるほど、これらの板厚が薄くなっている。
このように、ドアモジュール10は、ドアモジュールパネル12に一体的に装着されたワイヤーハーネス固定装置20の複数の保持部材21によって、ワイヤーハーネス11の長さ方向に離間する複数箇所の保持部位で、ワイヤーハーネス11をドアモジュールパネル12に保持させる構成となっている。
次に、作用について説明する。
上述のように構成された本実施形態のドアモジュール10およびワイヤーハーネス固定装置20では、保持部材21がハーネス押さえ部24の開き具合に応じて太さの異なるワイヤーハーネス11に容易に対応可能となる。また、ハーネス押さえ部24に保持ばね部25からの付勢力が加わることで、ワイヤーハーネス11がハーネス押さえ部24とパネル本体部12Mの間に確実に挟持され得る。したがって、ワイヤーハーネス11の取付け作業性および保持性能に優れた汎用性の高いワイヤーハーネス固定装置20となる。
しかも、本実施形態では、メンテナンスやリサイクル等のためにワイヤーハーネス11をパネル本体部12Mから取り外す必要が生じても、保持部材21を破断させることなく、ワイヤーハーネス11を取り外すことができ、作業ミス等のためにワイヤーハーネス11を取り外した場合には、ワイヤーハーネス11を容易かつ確実に再取付けできる。
また、保持部材21が操作レバー部26を有しているので、ワイヤーハーネス11の取付けおよび保持に際して、複数の保持部材21のハーネス押さえ部24を取付け順に順次容易にパネル本体部12Mから離隔する側(図5中のR2方向)に回動させることができ、ワイヤーハーネス11の取付け作業性が良い。
さらに、ハーネス押さえ部24がパネル本体部12Mに対し回動するとき、支柱部22がパネル本体部12Mの板面方向である板厚方向に撓むので、支柱部22を支持板のみならず弾性板としても機能させることができ、部品点数を削減できるとともに保持部材21の保持性能も高めることができる。
加えて、初期状態では操作レバー部26の先端部26cが操作レバー部26の基端部26aよりパネル本体部12Mから離れているので、保持可能なワイヤーハーネス11の太さの範囲を十分に確保できるとともに、保持ばね部25の撓み量を十分に確保できる。
また、保持部材21は、支柱部22より鉛直上方側にハーネス押さえ部24を有しているので、ワイヤーハーネス11の保持をより安定させることができる。
よって、本実施形態のドアモジュール10では、保持部材21のハーネス押さえ部24の開き具合に応じて保持部材21が一体的に装着されたパネル本体部12Mに太さの異なるワイヤーハーネス11を容易に取付け可能となり、パネル本体部12Mに一体化したワイヤーハーネス固定装置20の汎用性が高まる。したがって、信頼性が高い低コストのドアモジュール10となる。
このように、本実施形態によれば、ワイヤーハーネス11の取付け作業性および保持性能に優れた汎用性の高いワイヤーハーネス固定装置20を提供することができ、信頼性の高い低コストのドアモジュール10を提供することができる。
(第2の実施の形態)
図6および図7は、本発明の第2の実施の形態に係るワイヤーハーネス固定装置を示している。なお、以下に説明する各実施の形態のワイヤーハーネス固定装置は、上述の第1の実施の形態に係るドアモジュール10と略同様の全体構成を有するハーネスモジュールの一部を構成している。したがって、以下、第1の実施の形態と類似する構成については図1ないし図5に示した対応する構成要素の符号を用いて図示を省略し、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
図6は、本実施の形態のドアモジュールパネル12のパネル本体部12Mを介して互いに一体に結合された複数の保持部材31のうちに任意の1つを示している。この保持部材31は、支柱部32、ハーネス収納凹部33、ハーネス押さえ部34、保持ばね部35および操作突起部36により構成されている。
支柱部32は、ドアモジュールパネル12のパネル本体部12Mにその片面から垂直に突出するよう一体に片持ち支持された板状のものであり、その板厚方向に撓み変形可能な所定剛性の弾性板となっている。また、支柱部32は、配索後のワイヤーハーネス11の保持部位の直下に位置するように配置されており、それぞれパネル本体部12Mに対し垂直に突出している。
さらに、複数の支柱部32は、水平方向に延びるワイヤーハーネス11の幹線部11aの真下に位置するよう、パネル本体部12Mに対して同一姿勢で支持されており、それら複数の支柱部32の板厚方向が略鉛直方向となっている。
図7に示すように、ハーネス収納凹部33は、支柱部32の一側方(図7中の上方側である鉛直上方)にワイヤーハーネス11を収納できるよう、支柱部32およびハーネス押さえ部34とパネル本体部12Mとにより凹状に形成されている。
ハーネス押さえ部34は、支柱部32の先端側で鉛直方向上方側に延びつつ湾曲する板状をなしており、支柱部32と共にドアモジュールパネル12に向かって開く凹状をなしている。また、ハーネス押さえ部34は、支柱部32の板厚方向の撓み量に応じてドアモジュールパネル12に対し接近および離隔する方向(図7中のR1、R2方向)に回動可能になっている。
保持ばね部35は、支柱部32に支持された一端部35aと、ハーネス押さえ部34に一体に連結された他端部35bと、支柱部32に対し他側方に向かって突出するとともに一端部35aから他端部35bへと折り返す湾曲形状をなす中間部35cとを有している。この保持ばね部35は、ハーネス押さえ部34の基端部と支柱部32の先端部との間で支柱部32に対してハーネス押さえ部34とは反対側に配置された略U形断面の曲り梁状の板ばね部分である。
操作突起部36は、ハーネス押さえ部34と一体に形成されており、ハーネス押さえ部34をドアモジュールパネル12のパネル本体部12Mから離隔させる方向に回動させる操作(手指または工具を係合させる回動操作)が可能になっている。
具体的は、操作突起部36は、ハーネス押さえ部34の先端側の外面部分に一体に連結された基端部36aと、ハーネス押さえ部34の先端側の外面から鉛直斜め上方向側に突出した先端部36cとを有している。
そして、図7(a)に示すように、この操作突起部36がドアモジュールパネル12から離隔する矢印R2方向側に操作されるとき、ハーネス収納凹部33内にワイヤーハーネス11の幹線部11aを挿入できるようにハーネス押さえ部34が開放側に回動する。
保持ばね部35は、このように操作突起部36によってハーネス押さえ部34がドアモジュールパネル12から離隔する側に操作されるときに応力を生じ、この応力によりハーネス押さえ部34をドアモジュールパネル12に接近する図7(b)中のR1方向(復帰方向)に付勢するようになっている。これにより、ハーネス押さえ部34によりワイヤーハーネス11をドアモジュールパネル12側に押圧しつつ保持させるようになっている。なお、ここでの押圧力は、第1の実施の形態におけるハーネス押さえ部24からワイヤーハーネス11への押圧力より小さくなってもよいが、矢印R1,R2方向への曲げ剛性が保持ばね部35によって低く抑えられ、比較的低いばね定数となっている。
さらに、ドアモジュールパネル12のパネル本体部12Mと保持部材31とは一体成形されており、ハーネス押さえ部34がドアモジュールパネル12に対しR2方向またはR1方向に回動するとき、支柱部32および保持ばね部35の双方が操作方向または復帰方向に弾性変形したり弾性回復したりする。したがって、ハーネス押さえ部34の開放操作角度および復帰角度は、比較的大きくなっている。
本実施形態においても、ワイヤーハーネス11の取付け作業性および保持性能に優れた汎用性の高いワイヤーハーネス固定装置20を提供することができ、信頼性の高い低コストのドアモジュール10を提供することができる。
さらに、本実施形態においては、ワイヤーハーネス11の装着時におけるハーネス押さえ部34の回動操作および復帰の角度を大きく確保できる。しかも、支柱部32、保持ばね部35およびハーネス押さえ部34がすべてワイヤーハーネス11に近接配置されることになるので、各保持部材31の材料量が抑えられるとともに、その成形型等も簡素化できる。
(第3の実施の形態)
図8は、本発明の第3の実施の形態に係るワイヤーハーネス固定装置を示している。
図8に示すように、本実施の形態の保持部材41は、支柱部32、ハーネス収納凹部33、ハーネス押さえ部34、保持ばね部35および操作突起部46により構成されている。
操作突起部46は、ハーネス押さえ部34と一体に形成された環状または逆U字形状のもので、ハーネス押さえ部34をドアモジュールパネル12のパネル本体部12Mから離隔させる方向に回動させる操作が可能になっている。
具体的は、操作突起部46は、ハーネス押さえ部34の先端側の外面部分に一体に連結された基端部46aと、ハーネス押さえ部34との間に操作用穴部46bを形成するようハーネス押さえ部34の先端側の外面から鉛直斜め上方向側に突出した先端部46cと、を有している。
そして、この操作突起部46がドアモジュールパネル12から離隔するよう操作されるとき、ハーネス収納凹部33内にワイヤーハーネス11の幹線部11aを挿入できるようになっている。
本実施形態においても、上述の第1、第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
(第4の実施の形態)
図9は、本発明の第4の実施の形態に係るワイヤーハーネス固定装置を示している。
図9に示すように、本実施の形態の保持部材51は、支柱部32、ハーネス収納凹部33、ハーネス押さえ部34、保持ばね部35および左右一対の横向きの操作突起部56により構成されている。
左右一対の操作突起部56は、ハーネス押さえ部34の先端から所定距離だけ離れた中間部の両側面から互いに逆向きに突出しており、ハーネス押さえ部34をドアモジュールパネル12のパネル本体部12Mから離隔させる方向に回動させるよう操作可能になっている。
これら操作突起部56は、それぞれハーネス押さえ部34の両側面部分に一体に連結された基端部56aと、ハーネス押さえ部34の両側面部分からワイヤーハーネス11の延在方向に突出した先端部56cと、を有している。
そして、これら操作突起部56がドアモジュールパネル12から離隔するよう操作されるとき、ハーネス収納凹部33内にワイヤーハーネス11の幹線部11aを挿入できるようになっている。
本実施の形態においても、上述の第1ないし第3の実施の形態と同様の効果が得られる。
なお、上述の一実施形態においては、ドアモジュールパネル12に複数の保持部材21が一体的に装着されていた。しかし、本発明は、少なくとも1つの保持部材21がパネル本体部12Mに一体的に装着され、ワイヤーハーネス11の他の保持部位が、ドアモジュールパネル12と一体の他方式の保持爪や挟持爪等によって保持されたり、ドアモジュールパネル12とは別体のクリップを介して保持されたりする場合でも適用できる。
また、保持部材21がドアモジュールパネル12のパネル本体部12Mに一体成形以外の装着方法で一体的に装着されてもよいし、保持部材のうち保持ばね部を別体とすることも考えられる。支柱部22は、必ずしもパネル本体部12Mから垂直方向に突出してパネル本体部12Mの板面方向に撓むものである必要はなく、パネル本体部12Mに片持ち支持されて撓み得るものであればよい。
以上のように、本発明は、ワイヤーハーネスの取付け作業性および保持性能に優れた汎用性の高いワイヤーハーネス固定装置を提供することができ、信頼性の高い低コストのハーネスモジュールを提供することができるものであり、ワイヤーハーネスを複数箇所でパネル上に保持するワイヤーハーネス固定装置およびハーネスモジュール全般に有用である。
1 ドアインナパネル(ドア)
10 ドアモジュール(ハーネスモジュール)
11 ワイヤーハーネス
11a 幹線部
11b,11c 枝線部
12 ドアモジュールパネル(取付け対象側部材 パネル状部材)
12M パネル本体部(樹脂製パネル)
20 ワイヤーハーネス固定装置
21,31,41,51 保持部材
22,32 支柱部
23,33 ハーネス収納凹部
24,34 ハーネス押さえ部
25,35 保持ばね部
26 操作レバー部(操作突起部)
26a 基端部
26b 中間部
26c 先端部
35a 一端部
35b 他端部
35c 中間部
36,46,56 操作突起部

Claims (5)

  1. ワイヤーハーネスを取付け対象側部材に複数箇所で保持させるワイヤーハーネス固定装置であって、
    前記取付け対象側部材がパネル状部材で構成されるとともに、前記ワイヤーハーネスを保持させる少なくとも1つの保持部材が前記パネル状部材に一体的に装着されており、
    前記保持部材は、前記パネル状部材に片持ち支持された撓み変形可能な支柱部と、前記支柱部の一側方に延びて前記パネル状部材との間にハーネス収納凹部を形成するよう前記支柱部に一体に支持され、前記支柱部の撓み変形に応じて前記パネル状部材に対し接近および離隔する方向に回動可能なハーネス押さえ部と、少なくとも前記ハーネス押さえ部が前記パネル状部材から離隔する方向に回動したとき前記ハーネス押さえ部を前記パネル状部材に接近する復帰方向に付勢するよう前記支柱部の他側方に設けられ、前記支柱部および前記ハーネス押さえ部により前記ワイヤーハーネスを前記パネル状部材に対して保持させる保持ばね部と、基端側で前記ハーネス押さえ部と一体に形成され、先端側で前記ハーネス押さえ部を前記パネル状部材から離隔させる方向に回動させるよう操作される操作突起部と、を有していることを特徴とするワイヤーハーネス固定装置。
  2. 前記パネル状部材が樹脂製パネルであって、前記保持部材が、前記樹脂製パネルに一体成形されており、前記ハーネス押さえ部が前記パネル状部材に対し回動するとき、前記支柱部が前記パネル状部材の板面方向に撓み変形することを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス固定装置。
  3. 前記操作突起部は、前記支柱部に支持されつつ前記ハーネス押さえ部に一体に連結された基端部と、該基端部から前記ハーネス押さえ部とは反対側に延びる中間部と、前記保持ばね部に一体に連結された先端部とを有しており、前記ハーネス押さえ部により前記ワイヤーハーネスを保持させる前の初期状態では、前記操作突起部の前記先端部が前記操作突起部の前記基端部より前記パネル状部材から離れていることを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤーハーネス固定装置。
  4. 前記保持ばね部が、前記支柱部に支持された一端部と、前記ハーネス押さえ部に一体に連結された他端部と、前記支柱部に対し前記他側方に向かって突出するとともに前記一端部から前記他端部へと折り返す湾曲形状をなす中間部とを有していることを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤーハーネス固定装置。
  5. 請求項1ないし4のうちいずれか一項に記載のワイヤーハーネス固定装置によって前記ワイヤーハーネスを前記パネル状部材に保持させたハーネスモジュール。
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