JP2015045349A - 衝撃吸収部材、衝撃吸収部材を鋳造する引上式連続鋳造装置及び引上式連続鋳造方法 - Google Patents

衝撃吸収部材、衝撃吸収部材を鋳造する引上式連続鋳造装置及び引上式連続鋳造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】衝撃エネルギーの吸収性能を向上させることが可能な衝撃吸収部材、衝撃吸収部材を鋳造する引上式連続鋳造装置及び引上式連続鋳造方法を提供すること。【解決手段】本発明の一態様に係る衝撃吸収部材は、2対の対向する側壁11,12及び側壁13,14を有する四角筒状の本体部10と、本体部10の筒内に設けられ軸方向に延びる板状のリブ15と、を備え、2対の対向する側壁11,12及び側壁13,14のうち少なくとも一方の1対の対向する側壁11,12と、リブ15とは、軸方向に波形状を有する。【選択図】図1

Description

本発明は衝撃吸収部材、衝撃吸収部材を鋳造する引上式連続鋳造装置及び引上式連続鋳造方法に関する。
車両には、衝突時の衝撃エネルギーを吸収する衝撃吸収部材が設けられている。特許文献1には、一端の開口縁に側外方に延在するフランジを有する筒形であって、筒形を構成する側壁の肉厚を部分的に変化させている衝撃吸収部材が開示されている。
特開2007−30725号公報
発明者は以下の課題を見出した。
特許文献1に記載の衝撃吸収部材では、筒形の衝撃吸収部材を構成する側壁及び上下壁のみで衝撃を吸収しているため、衝撃エネルギーの吸収性能が依然として低い、という問題があった。
本発明は、上記を鑑みなされたものであって、衝撃エネルギーの吸収性能を向上させることが可能な衝撃吸収部材、衝撃吸収部材を鋳造する引上式連続鋳造装置及び引上式連続鋳造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る衝撃吸収部材は、2対の対向する側壁を有する四角筒状の本体部と、前記本体部の筒内において軸方向に延在して設けられた板状の第1リブと、を備え、前記2対の対向する側壁のうち少なくとも一方の1対の対向する側壁と、前記第1リブとは、軸方向に波形状を有するものである。それにより、衝撃エネルギーの吸収性能を向上させることができる。
前記一方の1対の対向する側壁の波形状の位相と、前記第1リブの波形状の位相とは、略同一であることが好ましい。
前記一方の1対の対向する側壁の波形状の振幅と、前記第1リブの波形状の振幅とは、前記本体部の一端から他端にかけて小さくなることが好ましい。
前記第1リブは、前記本体部と一体に形成されていることが好ましい。
本発明の一態様に係る衝撃吸収部材を鋳造する引上式連続鋳造装置は、溶湯を保持する保持炉と、前記保持炉に保持された前記溶湯の湯面近傍に設置され、前記湯面から引き上げられた凝固前の前記溶湯である保持溶湯に外力を印加することにより、鋳造する鋳物である前記衝撃吸収部材の断面形状を規定する形状規定部材と、を備えるものである。それにより、衝撃エネルギーの吸収性能の高い衝撃吸収部材を鋳造することができる。
前記形状規定部材を水平方向に移動させることにより、前記一方の1対の対向する側壁と、前記第1リブとに、軸方向に波形状を付与することが好ましい。
前記形状規定部材を水平方向に移動させながら引き上げることにより、前記一方の1対の対向する側壁と、前記第1リブとに、軸方向に波形状を付与することが好ましい。
前記形状規定部材を通過した前記保持溶湯が凝固することにより形成された前記鋳物、を冷却する冷却部をさらに有し、前記冷却部は、前記冷却部と前記鋳物との水平方向の距離が近い場合、前記保持溶湯から離れた前記鋳物に向けて冷却ガスを吹き出し、前記冷却部と前記鋳物との水平方向の距離が遠い場合、前記保持溶湯付近の前記鋳物に向けて前記冷却ガスを吹き出すことが好ましい。
本発明の一態様に係る衝撃吸収部材を鋳造する引上式連続鋳造方法は、鋳造する鋳物である前記衝撃吸収部材の断面形状を規定する形状規定部材を、保持炉に保持された溶湯の湯面近傍に設置するステップと、前記溶湯を引き上げて前記形状規定部材を通過させるステップと、を備えるものである。それにより、衝撃エネルギーの吸収性能の高い衝撃吸収部材を鋳造することができる。
前記形状規定部材を水平方向に移動させることにより、前記一方の1対の対向する側壁と、前記第1リブとに、軸方向に波形状を付与することが好ましい。
前記形状規定部材を通過した前記溶湯が凝固することにより形成された前記鋳物、を冷却部により冷却するステップをさらに備え、前記冷却部と前記鋳物との水平方向の距離に応じた吹き出し角度の冷却ガスを前記冷却部から前記鋳物に向けて吹き出すことが好ましい。
前記冷却部と前記鋳物との水平方向の距離が近い場合、引き上げられた凝固前の前記溶湯である保持溶湯から離れた前記鋳物に向けて前記冷却ガスを吹き出し、前記冷却部と前記鋳物との水平方向の距離が遠い場合、前記保持溶湯付近の前記鋳物に向けて前記冷却ガスを吹き出すことが好ましい。
本発明により、衝撃エネルギーの吸収性能を向上させることが可能な衝撃吸収部材、衝撃吸収部材を鋳造する引上式連続鋳造装置及び引上式連続鋳造方法を提供することができる。
実施の形態1に係る衝撃吸収部材の構成例を示す斜視図である。 図1に示す衝撃吸収部材の正面図である。 車両に搭載される衝撃吸収部材の具体的構成例を示す斜視図である。 図3に示す衝撃吸収部材の正面図である。 実施の形態1に係る衝撃吸収部材の吸収荷重と荷重時間との関係をシミュレーションした結果を示す図である。 実施の形態1に係る衝撃吸収部材の衝撃吸収後の形状をシミュレーションした結果を示す図である。 実施の形態1に係る衝撃吸収部材の第1変形例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る衝撃吸収部材の第2変形例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る衝撃吸収部材の第3変形例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る衝撃吸収部材の第4変形例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る衝撃吸収部材の第5変形例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る衝撃吸収部材の第6変形例を示す斜視図である。 図12に示す衝撃吸収部材の正面図である。 実施の形態1に係る衝撃吸収部材の第7変形例を示す斜視図である。 図14に示す衝撃吸収部材の正面図である。 実施の形態2に係る自由鋳造装置の構成例を示す断面図である。 図16に示す自由鋳造装置に設けられた形状規定部材の平面図である。 実施の形態2に係る自由鋳造装置の具体的構成及び動作の一例を示す図である。 実施の形態2に係る自由鋳造装置の具体的構成及び動作の一例を示す図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係る衝撃吸収部材1の基本構成の一例を示す斜視図である。図2は、図1に示す衝撃吸収部材1の正面図である。本実施の形態に係る衝撃吸収部材1では、四角筒状の本体部を構成する2対の対向する側壁のうち少なくとも1対の対向する側壁と、本体部の筒内に設けられたリブと、が軸方向に波形状を有する。それにより、本実施の形態に係る衝撃吸収部材1は、衝撃エネルギーの吸収性能を向上させることができる。以下、具体的に説明する。
衝撃吸収部材1は、例えば、車両に搭載され、衝突時の衝撃エネルギーを吸収する。より具体的には、衝撃吸収部材1は、車両の幅方向に延びるバンパリインホースと、車両の前後方向に延びるサイドメンバと、の間に、軸方向を車両の前後方向にして配置されている。そして、衝撃吸収部材1は、衝突時に軸方向に圧縮荷重を受けると、軸方向に圧縮変形して衝撃エネルギーを吸収する。
図1に示す衝撃吸収部材1は、例えば、アルミニウムやその合金などからなり、側壁11〜14からなる本体部10と、リブ(第1リブ)15と、リブ(第2リブ)16と、を備えている。なお、衝撃吸収部材1は、アルミニウム以外の他の金属や合金であってもよい。
本体部10は、四角筒状を有している。また、本体部10を構成する側壁11〜14のうち対向配置された側壁11,12は、その全域に亘って軸方向(図中に示すxyz直交座標系のz軸方向)に波形状を有している。他方、対向配置された側壁13,14は、その全域に亘って平らな形状を有している。
リブ15は、本体部10の筒内において軸方向に延在して設けられた板状の部材であり、本体部10と一体に形成されている。本例では、リブ15は、軸方向に見て、対向配置された側壁11,12と平行になるように設けられている。ただし、これらは必ずしも平行である必要はない。
また、リブ15は、その全域に亘って軸方向に波形状を有する。本例では、図2に示すように、リブ15の波形状の振幅及び位相と、対向配置された側壁11,12の波形状の振幅及び位相とが、略同一となっている。ただし、これらは必ずしも略同一である必要はなく、少なくとも波形状を有していればよい。
リブ16は、本体部10の筒内において軸方向に延在して設けられた板状の部材であり、本体部10と一体に形成されている。また、リブ16は、その全域に亘って平らな形状を有している。さらに、本例では、リブ16は、軸方向に見て、リブ15と交差するように設けられている。ただし、これらは必ずしも交差している必要はない。
例えば、車両の衝突などにより衝撃吸収部材1が軸方向に圧縮荷重を受けると、衝撃吸収部材1の波形状の山部分及び谷部分は優先的に塑性変形を開始する。ここで、側壁11,12及びリブ15にはその全域に亘って波形状が形成されているため、側壁11,12及びリブ15はその全域に亘って均等に塑性変形する。それにより、衝撃吸収部材1は軸方向から大きく外れることなく略軸方向に圧縮変形する。それにより、衝撃吸収部材1は、衝撃エネルギーを効率良く吸収することができる。
このように、本実施の形態に係る衝撃吸収部材1は、四角筒状の本体部10の筒内にリブを備えることにより、衝撃エネルギーの吸収性能を向上させている。さらに、本実施の形態に係る衝撃吸収部材1では、四角筒状の本体部10を構成する2対の対向する側壁のうち少なくとも1対の側壁11,12と、本体部10の筒内に設けられたリブ15と、が軸方向に波形状を有する。それにより、本実施の形態に係る衝撃吸収部材は、衝撃エネルギーの吸収性能をさらに向上させることができる。
(車両に搭載される衝撃吸収部材1の具体的構成例)
図3は、実際に車両に搭載される衝撃吸収部材1の具体的構成例を衝撃吸収部材2として示す斜視図である。図4は、図3に示す衝撃吸収部材2の正面図である。
図3に示す衝撃吸収部材2は、側壁21〜24からなる本体部20と、リブ25,26と、を備えている。なお、衝撃吸収部材2の本体部20、本体部20を構成する側壁21〜24、リブ25及びリブ26は、それぞれ、衝撃吸収部材1の本体部10、本体部10を構成する側壁11〜14、リブ15及びリブ16に対応する。
衝撃吸収部材2では、図4に示すように、正面視して(y軸方向に見て)4つの角部のうち1つの角部が切り落とされている。衝撃吸収部材2のその他の構成については、衝撃吸収部材1と同様であるため、その説明を省略する。
図5は、衝撃吸収部材2の吸収荷重と荷重時間との関係をシミュレーションした結果を示す図である。なお、図中の実線は、衝撃吸収部材2の吸収荷重と荷重時間との関係を示し、図中の破線は、波形状を有しない従来の衝撃吸収部材の吸収荷重と荷重時間との関係を示している。
図5に示すように、圧縮変形を開始してからこれ以上圧縮変形できない状態になるまで(本例では、0.008秒後)の間の衝撃休部材2の吸収荷重は、従来よりも大きくなっている。このことから、衝撃吸収部材2の衝撃吸収性能が向上しているということがわかる。
図6は、衝撃吸収部材2が圧縮変形を開始してから0.008秒後の形状をシミュレーションした結果を示す図である。図6を見ても分かるように、衝撃吸収部材2は軸方向から大きく外れることなく略軸方向に圧縮変形している。つまり、衝撃吸収部材2は、その全域に亘って均等に塑性変形している。それにより、衝撃吸収部材2は、衝撃エネルギーを効率よく吸収することができる。
(本実施の形態にかかる衝撃吸収部材1の第1変形例)
図7は、図1に示す衝撃吸収部材1の第1変形例を衝撃吸収部材1aとして示す斜視図である。図7に示す衝撃吸収部材1aは、図1に示す衝撃吸収部材1と比較して、リブ16を有しない。衝撃吸収部材1aのその他の構成については、衝撃吸収部材1と同様であるため、その説明を省略する。
図7に示す衝撃吸収部材1aでは、図1に示す衝撃吸収部材1の場合と同様に、四角筒状の本体部10を構成する2対の対向する側壁のうち少なくとも1対の側壁11,12と、本体部10の筒内に設けられたリブ15と、が軸方向に波形状を有する。それにより、図7に示す衝撃吸収部材1aは、衝撃エネルギーの吸収性能を向上させることができる。
(本実施の形態にかかる衝撃吸収部材1の第2変形例)
図8は、図1に示す衝撃吸収部材1の第2変形例を衝撃吸収部材1bとして示す斜視図である。図8に示す衝撃吸収部材1bは、図1に示す衝撃吸収部材1と比較して、波形状を有しないリブ16に代えて、波形状を有するリブ17を備える。
リブ17は、本体部10の筒内において軸方向に延在して設けられた板状の部材であり、本体部10と一体に形成されている。本例では、リブ17は、リブ15とともに、軸方向に見て、対向配置された側壁11,12と平行になるように設けられている。ただし、これらは必ずしも平行である必要はない。
また、リブ17は、リブ15とともに、その全域に亘って軸方向に波形状を有する。本例では、リブ15,17の波形状の振幅及び位相と、対向配置された側壁11,12の波形状の振幅及び位相とが、略同一となっている。ただし、これらは必ずしも略同一である必要はなく、少なくとも波形状を有していればよい。
衝撃吸収部材1bのその他の構成については、衝撃吸収部材1と同様であるため、その説明を省略する。
図8に示す衝撃吸収部材1bでは、四角筒状の本体部10を構成する2対の対向する側壁のうち少なくとも1対の側壁11,12と、本体部10の筒内に設けられたリブ15,17と、が軸方向に波形状を有する。それにより、図8に示す衝撃吸収部材1bは、衝撃エネルギーの吸収性能をさらに向上させることができる。なお、当然ながら、図8に示す衝撃吸収部材1bは、リブ16をさらに備えていてもよい。
(本実施の形態にかかる衝撃吸収部材1の第3変形例)
図9は、図1に示す衝撃吸収部材1の第3変形例を衝撃吸収部材1cとして示す斜視図である。図9に示す衝撃吸収部材1cは、図1に示す衝撃吸収部材1と比較して、リブ15,16に代えて、リブ18,19を備える。
リブ18,19は、本体部10の筒内において軸方向に延在して設けられた板状の部材であり、本体部10と一体に形成されている。本例では、リブ18は、軸方向に見て、四角形状の本体部10の一方の対角線上に設けられている。リブ19は、軸方向に見て、四角形状の本体部10の他方の対角線上に設けられている。つまり、リブ18,19は、リブ15,16の場合と異なり、軸方向に見て、対向配置された側壁11,12と平行になっていない。
また、リブ18、19は、その全域に亘って軸方向に波形状を有する。本例では、リブ18,19の波形状の位相と、対向配置された側壁11,12の波形状の位相とが、略同一となっている。ただし、これらは必ずしも略同一である必要はなく、少なくとも波形状を有していればよい。
衝撃吸収部材1cのその他の構成については、衝撃吸収部材1と同様であるため、その説明を省略する。
図9に示す衝撃吸収部材1cは、四角筒状の本体部10を構成する2対の対向する側壁のうち少なくとも1対の側壁11,12と、本体部10の筒内に設けられたリブ18,19と、が軸方向に波形状を有する。それにより、図9に示す衝撃吸収部材1cは、衝撃エネルギーの吸収性能をさらに向上させることができる。つまり、波形状を有するリブは、軸方向に見て、波形状を有する側壁と平行でなくてもよいということである。
(本実施の形態にかかる衝撃吸収部材1の第4変形例)
図10は、図1に示す衝撃吸収部材1の第4変形例を衝撃吸収部材1dとして示す斜視図である。図10に示す衝撃吸収部材1dは、図9に示す衝撃吸収部材1cと比較して、リブ18、19のうちリブ19のみを有する。図10に示す衝撃吸収部材1dも、衝撃エネルギーの吸収性能を向上させることができる。
(本実施の形態にかかる衝撃吸収部材1の第5変形例)
図11は、図1に示す衝撃吸収部材1の第5変形例を衝撃吸収部材1eとして示す斜視図である。図11に示す衝撃吸収部材1eは、図9に示す衝撃吸収部材1cと比較して、リブ18,19のうちリブ18のみを有する。図11に示す衝撃吸収部材1eも、衝撃エネルギーの吸収性能を向上させることができる。
(本実施の形態にかかる衝撃吸収部材1の第6変形例)
図12は、図1に示す衝撃吸収部材1の第6変形例を衝撃吸収部材1fとして示す斜視図である。図13は、図12に示す衝撃吸収部材1fの正面図である。図12に示す衝撃吸収部材1fは、図1に示す衝撃吸収部材1と比較して、側壁13,14及びリブ16に軸方向に垂直に延びる溝30を軸方向に複数備える。衝撃吸収部材1fのその他の構成については、衝撃吸収部材1と同様であるため、その説明を省略する。
上記したように、車両の衝突などにより衝撃吸収部材1fが軸方向に圧縮荷重を受けると、側壁11,12及びリブ15の全域に亘って形成された波形状により、側壁11,12及びリブ15はその全域に亘って均等に塑性変形する。さらに、側壁13,14及びリブ16に形成された複数の溝30により、側壁13,14及びリブ16はその全域に亘って均等に塑性変形する。それにより、衝撃吸収部材1fは、衝撃エネルギーの吸収性能をさらに向上させることができる。
なお、衝撃吸収部材1fは、溝30に代えて、又は、溝30に加えて、側壁13,14及びリブ16の全域に亘って軸方向に波形状を有していてもよい。それにより、衝撃吸収エネルギーの吸収性能をさらに向上させることができる。
(本実施の形態にかかる衝撃吸収部材1の第7変形例)
図14は、図1に示す衝撃吸収部材1の第7変形例を衝撃吸収部材1gとして示す斜視図である。図15は、図14に示す衝撃吸収部材1gの正面図である。図14に示す衝撃吸収部材1gでは、図1に示す衝撃吸収部材1と比較して、側壁11,12及びリブ15のそれぞれの波形状の振幅が、本体部10の一端(本例では、紙面の上方の端部)から他端(本例では、紙面の下方の端部)にかけて小さくなっている。衝撃吸収部材1gのその他の構成については、衝撃吸収部材1と同様であるため、その説明を省略する。
例えば、衝撃吸収部材1gは、車両に搭載される場合、振幅の大きな波形状を有する一端側が衝撃を受ける側(バンパ取付側)になるように配置される。このとき、車両の衝突などにより衝撃吸収部材1gが軸方向に圧縮荷重を受けると、側壁11,12及びリブ15は、振幅の大きな波形状を有する一端側から、振幅の小さな波形状を有する他端側にかけて、順に塑性変形する。それにより、側壁11,12及びリブ15は、大きな圧縮荷重を瞬間的に受けた場合でも、その全域に亘って均等に塑性変形することができる。それにより、衝撃吸収部材1gは、衝撃エネルギーの吸収性能をさらに向上させることができる。
なお、上記した衝撃吸収部材1,1a〜1gは、衝撃吸収部材2のように1つの角部が切り落とされていてもよい。また、上記した衝撃吸収部材1,1a〜1gの構成は組み合わせて用いられてもよい。
<実施の形態2>
上記した衝撃吸収部材1,1a〜1g,2は、例えば、図16に示す自由鋳造装置(引上式連続鋳造装置)によって鋳造される。図16は、実施の形態2に係る自由鋳造装置の構成例を示す断面図である。図16に示す自由鋳造装置は、鋳型を要しない画期的な連続鋳造方法により、鋳物である衝撃吸収部材1,1a〜1g,2を鋳造する。以下、衝撃吸収部材1を鋳造する場合を例にして、具体的に説明する。
図16に示す自由鋳造装置は、溶湯保持炉(保持炉)101、内部形状規定部材102a、外部形状規定部材102b、支持ロッド103、アクチュエータ105、冷却部106、導出部107を備えている。
溶湯保持炉101は、例えばアルミニウムやその合金などの溶湯M1を収容し、所定の温度に保持する。図16の例では、鋳造中に溶湯保持炉101へ溶湯を補充しないため、鋳造の進行とともに溶湯M1の表面(つまり湯面)は低下する。他方、鋳造中に溶湯保持炉101へ溶湯を随時補充し、湯面を一定に保持するような構成としてもよい。なお、当然のことながら、溶湯M1はアルミニウム以外の他の金属や合金であってもよい。
内部形状規定部材102a及び外部形状規定部材102bは、例えばセラミックスやステンレスなどからなり、湯面近傍に配置されている。図16の例では、内部形状規定部材102a及び外部形状規定部材102bが湯面に接触するように配置されている。しかしながら、内部形状規定部材102a及び外部形状規定部材102bは、それらの下側(湯面側)の主面が湯面に接触しないように設置されてもよい。具体的には、内部形状規定部材102a及び外部形状規定部材102bの下側の主面と湯面との間に所定の(例えば0.5mm程度の)ギャップを設けてもよい。
内部形状規定部材102aは、鋳造する鋳物M3の内部形状を規定し、外部形状規定部材102bは、鋳造する鋳物M3の外部形状を規定する。図16に示した鋳物M3は、水平方向の断面(以下、横断面と称す)の形状が管状の中空鋳物(つまりパイプ)である。すなわち、より具体的には、内部形状規定部材102aは、鋳物M3の横断面の内径を規定し、外部形状規定部材102bは、鋳物M3の横断面の外径を規定する。
図17は、内部形状規定部材102a及び外部形状規定部材102bの平面図である。ここで、図16の内部形状規定部材102a及び外部形状規定部材102bの断面図は、図17のI−I断面図に相当する。図17に示すように、外部形状規定部材102bは、例えば矩形状の平面形状を有し、中央部に四角形状の開口部を有している。内部形状規定部材102aは四角形状の平面形状を有する4つの部材からなり、これら4つの部材は、外部形状規定部材102bの開口部に、マトリクス状に所定の間隔をあけて配置されている。内部形状規定部材102aと外部形状規定部材102bとの間の間隙が、溶湯が通過する溶湯通過部102cとなる。このように、内部形状規定部材102a、外部形状規定部材102b、溶湯通過部102cによって形状規定部材102が構成されている。
導出部107は、溶湯M1に浸漬されるスタータ(導出部材)STと、スタータSTを例えば鉛直方向に駆動する引上機PL(不図示)と、を有する。
図16に示すように、溶湯M1は、浸漬されたスタータSTと結合した後、その表面膜や表面張力により外形を維持したままスタータSTに追従して引き上げられ、溶湯通過部102cを通過する。ここで、溶湯M1の表面膜や表面張力によってスタータST(又は、スタータSTによって導出された溶湯M1が凝固して形成された鋳物M3)に追従して湯面から引き上げられた溶湯を保持溶湯M2と呼ぶ。また、鋳物M3と保持溶湯M2との界面が凝固界面である。
スタータSTは、例えばセラミックスやステンレスなどからなる。なお、スタータSTの表面は塩結晶等の保護被膜(不図示)で覆われていてもよい。それにより、スタータSTと溶湯M1との溶融結合が抑制されるため、スタータSTと鋳物M3との剥離性を向上させることができる。その結果、スタータSTの再利用が可能となる。さらに、スタータSTの表面は凹凸形状を有していてもよい。それにより、スタータSTの表面に保護被膜を付着(析出)させやすくなるため、スタータSTと鋳物M3との剥離性をさらに向上させることができる。同時に、溶湯導出時のスタータSTと溶湯M1との引上げ方向の結合力を向上させることができる。
支持ロッド103は、内部形状規定部材102a及び外部形状規定部材102bを支持する。支持ロッド103により、内部形状規定部材102aと外部形状規定部材102bとの位置関係を維持することができる。ここで、支持ロッド103をパイプ構造とし、これに冷却ガスを流し、さらに内部形状規定部材102aに吹出孔を設ければ、内側からも鋳物M3を冷却することができる。
アクチュエータ105には、支持ロッド103が連結されている。アクチュエータ105によって、支持ロッド103は、内部形状規定部材102a及び外部形状規定部材102bの位置関係を維持したまま、上下方向(鉛直方向)及び水平方向に移動可能である。このような構成により、鋳造の進行による湯面の低下とともに、内部形状規定部材102a及び外部形状規定部材102bを下方向に移動させることができる。また、内部形状規定部材102a及び外部形状規定部材102bを水平方向に移動させることができるため、鋳物M3の長手方向の形状を自由に変化させることができる。具体的には、鋳物M3を引き上げつつ、内部形状規定部材102a及び外部形状規定部材102bを水平方向(本例では紙面の左右方向)に振幅させることで、衝撃吸収部材1の側壁11,12及びリブ15に、軸方向(長手方向)に波形状を付与することができる。
冷却部106は、スタータSTや鋳物M3に冷却ガス(空気、窒素、アルゴンなど)を吹き付け、冷却するためのものである。スタータSTに連結された引上機PL(不図示)により鋳物M3を引き上げつつ、冷却ガスによりスタータSTや鋳物M3を冷却することにより、凝固界面近傍の保持溶湯M2が順次凝固し、連続的に鋳物M3が形成されていく。
次に、図16を参照して、本実施の形態にかかる自由鋳造方法について説明する。
まず、スタータSTを降下させ、内部形状規定部材102aと外部形状規定部材102bとの間の溶湯通過部102cを通して、スタータSTを溶湯M1に浸漬させる。
次に、所定の速度でスタータSTの引き上げを開始する。ここで、スタータSTが湯面から離間しても、溶湯M1は、表面膜や表面張力によってスタータSTに追従して湯面から引き上げられ(導出され)保持溶湯M2を形成する。図16に示すように、保持溶湯M2は、溶湯通過部102cに形成される。換言すると、内部形状規定部材102aと外部形状規定部材102bとによって保持溶湯M2に外力が印加されることにより、保持溶湯M2に形状が付与される。
次に、スタータST及び鋳物M3は、冷却部106から吹き出される冷却ガスにより冷却される。それにより、保持溶湯M2が上側から下側に向かって順に凝固し、鋳物M3が成長していく。このようにして、鋳物M3を連続鋳造することができる。
このように、本実施の形態に係る自由鋳造装置は、波形状が付与された側壁11,12及びリブ15を備えた衝撃吸収部材1を容易に鋳造することができる。同様にして、本実施の形態に係る自由鋳造装置は、他の衝撃吸収部材1a〜1g,2を容易に鋳造することができる。つまり、本実施の形態に係る自由鋳造装置は、衝撃エネルギーの吸収性能の高い衝撃吸収部材1,1a〜1g,2を容易に鋳造することができる。なお、本実施の形態にかかる自由鋳造方法ではなく、鋳型を用いた鋳造方法では、筒内に設けられたリブに波形状を付与することは極めて困難である。
(実施の形態2に係る自由鋳造装置の具体的構成例及び動作の一例)
図18は、本実施の形態に係る自由鋳造装置の具体的構成例及び動作の一例を示す図である。図16に示す自由鋳造装置では、鋳物M3に対して長手方向に波形状を付与しようとすると(即ち、側壁11,12及びリブ15に対して軸方向に波形状を付与しようとすると)、鋳造の進行中に冷却部106と鋳物M3との水平方向の距離が変化してしまうため、凝固界面の高さが変化してしまう恐れがある。そこで、図18に示す自由鋳造装置は、冷却部106と鋳物M3との水平方向の距離に応じて冷却ガスの吹き出し角度を変化させることで、冷却強度を調整し、凝固界面の高さを一定にしている。それにより、精度の高い鋳物M3(衝撃吸収部材1)を鋳造することができる。以下、具体的に説明する。
図18の例では、冷却部106が、冷却部本体1061、吹出口1062及び支持ロッド1063によって構成されている。冷却部本体1061は、例えば、鋳物M3の引き上げ方向(鉛直上方向)に回動可能な円柱形状を有している。吹出口1062は、冷却ガスの吹き出し口であって、冷却部本体1061の外周面上に設けられている。支持ロッド1063は、冷却部本体1061を支持している。冷却部106は、冷却部本体1061を回動させることで、吹出口1062から吹き出される冷却ガスの吹き出し角度を変化させることができる。
図18の例では、冷却部106は、冷却部106と鋳物M3との水平方向の距離が近い場合、保持溶湯M2から離れた鋳物M3に向けて(本例では、鉛直斜め上方向に)冷却ガスを吹き出し、冷却部106と鋳物M3との水平方向の距離が遠い場合、保持溶湯M2付近の鋳物M3に向けて(本例では、鉛直斜め下方向に)冷却ガスを吹き出すように、冷却部本体1061を回動させている。それにより、凝固界面の高さが一定に保たれる。
このように、図18に示す自由鋳造装置は、衝撃吸収部材1の鋳造過程で冷却部106と鋳物M3との水平方向の距離が変化しても、精度の高い鋳物M3を鋳造することができる。なお、冷却部106は、図18に示す構成に限られず、同様の機能を実現可能な他の構成に適宜変更可能である。
(実施の形態2に係る自由鋳造装置の具体的構成例及び動作の一例)
図19は、本実施の形態に係る自由鋳造装置の具体的構成例及び動作の一例を示す図である。図19に示す自由鋳造装置の構成については、図18に示す自由鋳造装置の場合と同様であるため、その説明を省略する。
図19に示す自由鋳造方法は、例えば、図12に示す衝撃吸収部材1fの側壁13,14及びリブ16のそれぞれに対し軸方向に垂直に延びる溝30を付与する。
図19に示す自由鋳造方法では、まず、保持溶湯M2付近の鋳物M3に向けて(本例では、鉛直斜め下方向に)冷却ガスを吹き出す。それにより、凝固界面の高さが形状規定部材102の上側の主面付近にまで低くなる。次に、鋳物M3又は鋳物M3を引き上げるスタータSTに対して(本例では、紙面の前後方向に)衝撃を与える。換言すると、鋳物M3又は鋳物M3を引き上げるスタータSTを溝30の深さ分だけ(本例では、紙面の前後方向に)往復運動させる。それにより、衝撃吸収部材1fの側壁13,14及びリブ16のそれぞれに対し、軸方向に垂直に延びる溝30が付与される。
以上のように、上記実施の形態に係る衝撃吸収部材では、四角筒状の本体部を構成する2対の対向する側壁のうち少なくとも1対の対向する側壁と、本体部の筒内に設けられたリブと、が軸方向に波形状を有する。それにより、上記実施の形態に係る衝撃吸収部材は、衝撃エネルギーの吸収性能を向上させることができる。また、上記実施の形態に係る引上式連続鋳造装置は、このような衝撃エネルギーの吸収性能の高い衝撃吸収部材を容易に鋳造することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 衝撃吸収部材
1a〜1g 衝撃吸収部材
2 衝撃吸収部材
10 本体部
11〜14 側壁
15〜19 リブ
20 本体部
21〜24 側壁
25,26 リブ
30 溝
101 溶湯保持炉
102 形状規定部材
102a 内部形状規定部材
102b 外部形状規定部材
102c 溶湯通過部
103 支持ロッド
105 アクチュエータ
106 冷却部
107 導出部
1061 冷却部本体
1062 吹出口
1063 支持ロッド
M1 溶湯
M2 保持溶湯
M3 鋳物
ST スタータ
PL 引上機

Claims (12)

  1. 2対の対向する側壁を有する四角筒状の本体部と、
    前記本体部の筒内において軸方向に延在して設けられた板状の第1リブと、を備え、
    前記2対の対向する側壁のうち少なくとも一方の1対の対向する側壁と、前記第1リブとは、軸方向に波形状を有する、衝撃吸収部材。
  2. 前記一方の1対の対向する側壁の波形状の位相と、前記第1リブの波形状の位相とは、略同一である、請求項1に記載の衝撃吸収部材。
  3. 前記一方の1対の対向する側壁の波形状の振幅と、前記第1リブの波形状の振幅とは、前記本体部の一端から他端にかけて小さくなる、請求項1又は2に記載の衝撃吸収部材。
  4. 前記第1リブは、前記本体部と一体に形成されている、請求項1〜3の何れか一項に記載の衝撃吸収部材。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の衝撃吸収部材を鋳造する引上式連続鋳造装置であって、
    溶湯を保持する保持炉と、
    前記保持炉に保持された前記溶湯の湯面近傍に設置され、前記湯面から引き上げられた凝固前の前記溶湯である保持溶湯に外力を印加することにより、鋳造する鋳物である前記衝撃吸収部材の断面形状を規定する形状規定部材と、を備えた、引上式連続鋳造装置。
  6. 前記形状規定部材を水平方向に移動させることにより、前記一方の1対の対向する側壁と、前記第1リブとに、軸方向に波形状を付与する、請求項5に記載の引上式連続鋳造装置。
  7. 前記保持溶湯を水平方向に移動させながら引き上げることにより、前記一方の1対の対向する側壁と、前記第1リブとに、軸方向に波形状を付与する、請求項5に記載の引上式連続鋳造装置。
  8. 前記形状規定部材を通過した前記保持溶湯が凝固することにより形成された前記鋳物、を冷却する冷却部をさらに有し、
    前記冷却部は、前記冷却部と前記鋳物との水平方向の距離が近い場合、前記保持溶湯から離れた前記鋳物に向けて冷却ガスを吹き出し、前記冷却部と前記鋳物との水平方向の距離が遠い場合、前記保持溶湯付近の前記鋳物に向けて前記冷却ガスを吹き出す、請求項5〜7の何れか一項に記載の引上式連続鋳造装置。
  9. 請求項1〜4の何れか一項に記載の衝撃吸収部材を鋳造する引上式連続鋳造方法であって、
    鋳造する鋳物である前記衝撃吸収部材の断面形状を規定する形状規定部材を、保持炉に保持された溶湯の湯面近傍に設置するステップと、
    前記溶湯を引き上げて前記形状規定部材を通過させるステップと、を備えた引上式連続鋳造方法。
  10. 前記形状規定部材を水平方向に移動させることにより、前記一方の1対の対向する側壁と、前記第1リブとに、軸方向に波形状を付与する、請求項9に記載の引上式連続鋳造方法。
  11. 前記形状規定部材を通過した前記溶湯が凝固することにより形成された前記鋳物、を冷却部により冷却するステップをさらに備え、
    前記冷却部と前記鋳物との水平方向の距離に応じた吹き出し角度の冷却ガスを前記冷却部から前記鋳物に向けて吹き出す、請求項9又は10に記載の引上式連続鋳造方法。
  12. 前記冷却部と前記鋳物との水平方向の距離が近い場合、引き上げられた凝固前の前記溶湯である保持溶湯から離れた前記鋳物に向けて前記冷却ガスを吹き出し、前記冷却部と前記鋳物との水平方向の距離が遠い場合、前記保持溶湯付近の前記鋳物に向けて前記冷却ガスを吹き出す、請求項11に記載の引上式連続鋳造方法。
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