JP5967030B2 - 引上式連続鋳造方法、及び引上式連続鋳造装置 - Google Patents

引上式連続鋳造方法、及び引上式連続鋳造装置 Download PDF

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Description

本発明は引上式連続鋳造方法、及び引上式連続鋳造装置に関する。
特許文献1には、鋳型を要しない画期的な引上式連続鋳造方法として、自由鋳造方法が提案されている。特許文献1に示したように、溶融金属(溶湯)の表面(すなわち湯面)にスタータを浸漬させた後、当該スタータを引き上げると、溶湯の表面膜や表面張力によりスタータに追従して溶湯も導出される。ここで、湯面近傍に設置された形状規定部材を介して、溶湯を導出し、冷却することにより、所望の断面形状を有する鋳物を連続鋳造することができる。
通常の連続鋳造方法では、鋳型によって断面形状とともに長手方向の形状も規定される。とりわけ、連続鋳造方法では、鋳型内を凝固した金属(すなわち鋳物)が通り抜ける必要があるため、鋳造された鋳物は長手方向に直線状に延びた形状となる。
これに対し、自由鋳造方法における形状規定部材は、鋳物の断面形状のみを規定し、長手方向の形状は規定しない。そして、形状規定部材は、湯面に平行な方向(すなわち水平方向)に移動可能であるから、長手方向の形状が様々な鋳物が得られる。例えば、特許文献1には、長手方向に直線状でなく、ジグザグ状あるいは螺旋状に形成された中空鋳物(すなわちパイプ)が開示されている。
特開2012−61518号公報
発明者は以下の課題を見出した。
特許文献1に開示された自由鋳造方法では、鋳造しながら鋳物に開口部を形成することができなかった。
本発明は、上記を鑑みなされたものであって、鋳造しながら鋳物に開口部を形成することができる引上式連続鋳造装置及び引上式連続鋳造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る引上式連続鋳造方法は、
保持炉に保持された溶湯を、鋳造する鋳物の断面形状を規定する形状規定部材の溶湯通過部を通過させ、引き上げるステップと、
前記溶湯通過部を介して引き上げられた前記溶湯に対し、1対の棒状部材を互いに接触させた状態で挿入し、前記鋳物に形成する開口部の上端を決定するステップと、
前記溶湯に挿入された前記1対の棒状部材を離間させるステップと、
離間した前記1対の棒状部材を再接触させるステップと、
前記溶湯に挿入したままの状態で、再接触した前記1対の棒状部材を凝固界面よりも上側に上昇させ、前記開口部の下端を決定するステップと、を備えたものである。
このような構成により、鋳造しながら鋳物に開口部を形成することができる。
前記開口部の上端を決定するステップの後、続けて前記1対の棒状部材を離間させるステップに移行することが好ましい。
また、前記1対の棒状部材を再接触させるステップの後、続けて前記開口部の下端を決定するステップに移行することが好ましい。
さらに、開口部の下端を決定するステップにおいて、前記鋳物の引上速度と同調させながら、前記1対の棒状部材を上昇させることが好ましい。
また、前記開口部の下端を決定するステップの後、前記開口部から前記1対の棒状部材を引き抜くステップをさらに備えることが好ましい。
本発明の一態様に係る引上式連続鋳造装置は、
溶湯を保持する保持炉と、
前記保持炉に保持された前記溶湯の湯面近傍に設置され、前記溶湯が通過する溶湯通過部により、鋳造する鋳物の断面形状を規定する形状規定部材と、
前記溶湯通過部を介して引き上げられた前記溶湯に挿入され、前記鋳物に開口部を形成する1対の棒状部材と、
前記1対の棒状部材を上下方向に移動させる駆動部と、を備え、
前記1対の棒状部材は、互いに接触及び離間が可能であるものである。
このような構成により、鋳造しながら鋳物に開口部を形成することができる。
前記駆動部は、前記鋳物の引上速度と同調させながら、前記1対の棒状部材を上昇させることが好ましい。
また、前記1対の棒状部材の断面形状が円形状であることが好ましい。
さらに、前記1対の棒状部材は、前記溶湯に挿入される側の先端部において、先端に近付くにつれて細く形成されていることが好ましい。
本発明により、鋳造しながら鋳物に開口部を形成することができる引上式連続鋳造装置及び引上式連続鋳造方法を提供することができる。
実施の形態1に係る自由鋳造装置の模式的断面図である。 実施の形態1に係る形状規定部材102の平面図である。 実施の形態1に係る形状規定部材102と開口形成部材110との位置関係を示す斜視図である。 比較例1に係る溶湯遮蔽板10による開口部の形成方法を示す斜視図である。 比較例1に係る溶湯遮蔽板10による開口部の形成方法を示す斜視図である。 比較例2に係る溶湯遮蔽板10による開口部の形成方法を示す斜視図である。 比較例2に係る溶湯遮蔽板10による開口部の形成方法を示す斜視図である。 比較例2に係る溶湯遮蔽板10による開口部の形成方法を示す斜視図である。 比較例2に係る溶湯遮蔽板10による開口部の形成方法を示す斜視図である。 1つの側面のみに開口部50を有する角パイプの斜視図である。 実施の形態1に係る開口形成部材110による開口部の形成方法を示す斜視図である。 実施の形態1に係る開口形成部材110による開口部の形成方法を示す斜視図である。 実施の形態1に係る開口形成部材110による開口部の形成方法を示す斜視図である。 実施の形態1に係る開口形成部材110による開口部の形成方法を示す斜視図である。 実施の形態1に係る開口形成部材110による開口部の形成方法を示す斜視図である。 実施の形態1に係る開口形成部材110による開口部の形成方法を示す斜視図である。 実施の形態1に係る開口形成部材110による開口部の形成方法を示す斜視図である。 実施の形態1の変形例に係る形状規定部材102の平面図である。 実施の形態1の変形例に係る形状規定部材102の側面図である。 複数の開口部50を有する鋳物M3を示す斜視図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(実施の形態1)
まず、図1を参照して、実施の形態1に係る自由鋳造装置(引上式連続鋳造装置)について説明する。図1は、実施の形態1に係る自由鋳造装置の模式的断面図である。図1に示すように、実施の形態1に係る自由鋳造装置は、溶湯保持炉101、形状規定部材102、支持ロッド104、アクチュエータ105、112、冷却ガスノズル106、引上機108、開口形成部材110を備えている。図1におけるxy平面は水平面を構成し、z軸方向が鉛直方向である。より具体的には、z軸のプラス方向が鉛直上向きとなる。
溶湯保持炉101は、例えばアルミニウムやその合金などの溶湯M1を収容し、溶湯M1が流動性を有する所定の温度に保持する。図1の例では、鋳造中に溶湯保持炉101へ溶湯を補充しないため、鋳造の進行とともに溶湯M1の表面(つまり湯面)は低下する。他方、鋳造中に溶湯保持炉101へ溶湯を随時補充し、湯面を一定に保持するような構成としてもよい。ここで、保持炉の設定温度を上げると凝固界面SIFの位置を上げることができ、保持炉の設定温度を下げると凝固界面SIFの位置を下げることができる。なお、当然のことながら、溶湯M1は他のアルミニウム以外の金属や合金であってもよい。
形状規定部材102は、例えばセラミックスやステンレスなどからなり、湯面近傍に配置されている。図1の例では、形状規定部材102の下側の主面(下面)が湯面に接触するように配置されている。形状規定部材102は、鋳造する鋳物M3の断面形状を規定するとともに、溶湯M1の表面に形成される酸化膜や溶湯M1の表面に浮遊する異物の鋳物M3への混入を防止する。図1に示した鋳物M3は、水平方向の断面(以下、横断面と称す)の形状が板状の中実鋳物である。なお、当然のことながら、鋳物M3の断面形状は特に限定されない。鋳物M3は、丸パイプや角パイプなどの中空鋳物でもよい。
図2は、実施の形態1に係る形状規定部材102の平面図である。ここで、図1の形状規定部材102の断面図は、図2のI−I断面図に相当する。図2に示すように、形状規定部材102は、例えば矩形状の平面形状を有し、中央部に溶湯が通過するための厚さt1×幅w1の矩形状の開口部(溶湯通過部103)を有している。
ここで、図2には、形状規定部材102よりも上側に位置する開口形成部材110も併せて図示されている。開口形成部材110はx軸方向に移動可能である。開口形成部材110が溶湯を遮蔽する状態が破線で示されている。なお、図2におけるxyz座標は、図1と一致している。
図1に示すように、溶湯M1は、その表面膜や表面張力により鋳物M3に追従して引き上げられ、形状規定部材102の溶湯通過部103を通過する。すなわち、溶湯M1が形状規定部材102の溶湯通過部103を通過することにより、溶湯M1に対し形状規定部材102から外力が印加され、鋳物M3の断面形状が規定される。ここで、溶湯の表面膜や表面張力によって、鋳物M3に追従して湯面から引き上げられた溶湯を保持溶湯M2と呼ぶ。また、鋳物M3と保持溶湯M2との境界が凝固界面SIFである。
支持ロッド104は、形状規定部材102を支持する。
アクチュエータ105には、支持ロッド104が連結されている。アクチュエータ105によって、支持ロッド104を介して形状規定部材102が上下方向(鉛直方向)及び水平方向に移動可能となっている。このような構成により、鋳造の進行による湯面の低下とともに、形状規定部材102を下方向に移動させることができる。また、形状規定部材102を水平方向に移動させることができるため、鋳物M3の長手方向の形状を変化させることができる。
冷却ガスノズル(冷却部)106は、冷却ガス供給部(不図示)から供給される冷却ガス(空気、窒素、アルゴンなど)を鋳物M3に吹き付け、冷却する冷却手段である。冷却ガスの流量を増やすと凝固界面SIFの位置を下げることができ、冷却ガスの流量を減らすと凝固界面SIFの位置を上げることができる。なお、図示されていないが、冷却ガスノズル(冷却部)106も形状規定部材102の移動に合わせて、水平方向や上下方向に移動することができる。
スタータSTに連結された引上機108により鋳物M3を引き上げつつ、冷却ガスにより鋳物M3を冷却することにより、凝固界面SIF近傍の保持溶湯M2が順次凝固し、鋳物M3が形成されていく。引上機108による引上速度を速くすると凝固界面SIFの位置を上げることができ、引上速度を遅くすると凝固界面SIFの位置を下げることができる。
次に、図1に加え図3も参照して、開口形成部材110について説明する。図3は実施の形態1に係る形状規定部材102と開口形成部材110との位置関係を示す斜視図である。
開口形成部材110は、鋳物M3に開口部を設けるための1対の棒状部材110a、110bを備えている。棒状部材110a、110bは、例えばセラミックスやステンレスなどからなる。棒状部材110a、110bは、形成する開口部に対して略垂直(つまり略水平)に設置される。図3の例では、棒状部材110a、110bは、x軸方向に延設されている。また、高さ方向(z軸方向)において形状規定部材102と凝固界面SIFとの間に設置される。図3に示した棒状部材110a、110bの断面形状は円形だが、これに限らず、多角形やその他の形状でもよい。
さらに、棒状部材110a、110bは、水平面内において、互いに反対方向へ移動することにより、棒状部材110a、110bの間隔を自由に変更することができる。図3の例では、棒状部材110a、110bがそれぞれy軸プラス方向もしくはy軸マイナス方向に移動することにより、棒状部材110a、110bの間隔を自由に変更することができる。図3は、棒状部材110a、110bが接触した状態を示している。
鋳物M3に開口部を設ける場合、棒状部材110a、110bが接触した状態のままx軸マイナス方向に移動し、保持溶湯M2に挿入される。棒状部材110a、110bが保持溶湯M2に挿入された状態で、互いにy軸の反対方向に移動し、両者の間隔が広がることにより、鋳物M3に開口部が形成される。また、棒状部材110a、110bはz軸方向にも移動可能である。ここで、図1、2に示すように、棒状部材110a、110bの先端部分は、容易に保持溶湯M2に挿入できるように、鋭利であることが好ましい。つまり、棒状部材110a、110bは、保持溶湯M2に挿入される側の先端部において、先端に近付くにつれて細く形成されていることが好ましい。なお、図3では、棒状部材110a、110bの先端が鋭利である様子は省略されている。また、鋳物M3に対する開口部の形成方法の詳細については、後述する。
アクチュエータ112には、棒状部材110a、110bが連結されている。アクチュエータ112により、棒状部材110a、110bを水平方向(x軸方向及びy軸方向)に移動させることができる。そのため、棒状部材110a、110bを形状規定部材102と同調させて水平方向に移動させることができる。
また、鋳物M3に開口部を設けるために、アクチュエータ112により棒状部材110a、110bをx軸方向に移動させ、保持溶湯M2に挿入したり、鋳物M3から引き抜いたりすることができる。
さらに、アクチュエータ112により、棒状部材110a、110bをy軸プラス方向もしくはy軸マイナス方向に移動させ、両者の間隔を自由に変更することができる。
さらに、アクチュエータ112により、棒状部材110a、110bをz軸方向に移動させることもできる。これにより、例えば鋳造の進行による湯面の低下とともに、棒状部材110a、110bを下方向(z軸マイナス方向)に移動させることができる。反対に、引上速度に合わせて棒状部材110a、110bを上方向(z軸プラス方向)に移動させることもできる。
次に、本実施の形態に係る開口形成部材110(棒状部材110a、110b)による開口部の形成方法を説明する。
まず、図4A、4Bを参照して、本実施の形態の比較例1に係る溶湯遮蔽板10による開口部の形成方法を説明する。図4A、4Bは、比較例1に係る溶湯遮蔽板10による開口部の形成方法を示す斜視図である。図4A、4Bにおけるxyz座標は、図1と一致している。
図4Aに示すように、鋳物M3にレーストラック状の開口部50を設ける場合、先端部が半円状の溶湯遮蔽板10をx軸マイナス方向に移動し、保持溶湯M2に挿入する。ここで、溶湯遮蔽板10の先端部の形状を開口部50の上端に反映させるため、引上速度に合わせて溶湯遮蔽板10を徐々に挿入する。また、挿入する高さは凝固界面SIFに近い程、溶湯遮蔽板10の形状を精度良く開口部50の上端に反映させることができる。溶湯遮蔽板10により、引き上げられている保持溶湯M2が遮断され、溶湯遮蔽板10の上側に開口部50が形成される。鋳造の進行(すなわち鋳物M3の引上げ)とともに、開口部50は上方に拡大して行く。ここで、溶湯遮蔽板10の下側には保持溶湯M2が保持されている。
比較例1に係る溶湯遮蔽板10は、上下方向(鉛直方向すなわちz軸方向)に移動できない。そのため、図4Aと同じ高さにおいて、溶湯遮蔽板10をx軸プラス方向に移動し、保持溶湯M2から引き抜くことになる。溶湯遮蔽板10を保持溶湯M2から素早く引き抜いた場合、図4Bに示すように、溶湯遮蔽板10の下側に保持されていた保持溶湯M2は、重力によって脱落してしまう。この結果、開口部50の下端を決定することができず、開口部50が長手方向に延び続けることになる。すなわち、比較例1に係る溶湯遮蔽板10を用いた場合、鋳造しながら鋳物M3に対して所望の寸法の開口部50を形成することができない。
次に、図5A〜5Dを参照して、本実施の形態の比較例2に係る溶湯遮蔽板10による開口部の形成方法を説明する。図5A〜5Dは、比較例2に係る溶湯遮蔽板10による開口部の形成方法を示す斜視図である。図5A〜5Dにおけるxyz座標は、図1と一致している。
図5Aは図4Aと同じであるため、説明を省略する。
次に、図5Bに示すように、開口部50の下端についても溶湯遮蔽板10の先端部の形状を反映させるため、挿入した高さのまま、溶湯遮蔽板10をx軸プラス方向に移動させ、保持溶湯M2から後退させる。ここで、挿入時と同様に、引上速度に合わせて溶湯遮蔽板10を徐々に後退させる。また、溶湯遮蔽板10を保持溶湯M2から完全に引き抜かず、先端が保持溶湯M2に到達した時点で、溶湯遮蔽板10の後退を止める。図5Bは、溶湯遮蔽板10の先端のみが保持溶湯M2に挿入された状態を示している。すなわち、溶湯遮蔽板10の先端が保持溶湯M2を保持している。
比較例2に係る溶湯遮蔽板10は、上下方向(鉛直方向すなわちz軸方向)に移動することができる。そのため、図5Cに示すように、溶湯遮蔽板10の先端を保持溶湯M2に挿入したままの状態で、鋳物M3の引上速度に同調させながら上方向に移動させる。ここで、溶湯遮蔽板10を凝固界面SIFよりも上側まで上昇させる。これにより、溶湯遮蔽板10の下側に保持されていた保持溶湯M2が、凝固して鋳物M3へ変化する。この結果、開口部50の下端が決定される。
最後に、図5Dに示すように、溶湯遮蔽板10をさらにx軸プラス方向に移動し、鋳物M3から引き抜く。以上により、鋳造しながら鋳物M3に対してレーストラック状の開口部50を形成することができる。
比較例2では、溶湯遮蔽板10の挿抜により開口部50の形状付与を行う。そのため、例えば図6に示すような1つの側面のみに開口部50を有する角パイプを鋳造することが難しかった。具体的には、1つの側面に開口部50を形成するために溶湯遮蔽板10を挿入すると、当該側面に対向する側面にも開口部が形成されてしまう。図6は、1つの側面のみに開口部50を有する角パイプの斜視図である。
次に、図7A〜7Gを参照して、本実施の形態に係る開口形成部材110(棒状部材110a、110b)による開口部の形成方法を説明する。図7A〜7Gは、本実施の形態に係る開口形成部材110による開口部の形成方法を示す斜視図である。図7A〜7Gにおけるxyz座標は、図1と一致している。
まず、図7Aに示すように、棒状部材110a、110bを接触させた状態で、両者をx軸マイナス方向に移動させ、保持溶湯M2に挿入する。棒状部材110a、110bにより、引き上げられている保持溶湯M2が遮断され、棒状部材110a、110bの上側に開口部50が形成され始める。
次に、図7Bに示すように、棒状部材110aをy軸マイナス方向へ、棒状部材110bをy軸プラス方向へ移動させる。これにより、開口部50の上側円弧部50a(図7G参照)が形成される。棒状部材110a、110bの間隔を広げる速度は、開口部50の上側円弧部50aの形状及び引上速度に応じて適宜決定される。ここで、図7Aに示した棒状部材110a、110bの挿入動作の後、速やかに図7Bに示した棒状部材110a、110bの離間動作へ移行することが好ましい。また、棒状部材110a、110bの間には保持溶湯M2を支持するものがない。そのため、棒状部材110a、110bの間に保持溶湯M2の非存在領域が形成され、保持溶湯M2が2つの領域に分断される。
次に、図7Cに示すように、棒状部材110a、110bの位置を保持する。これにより、開口部50の平行部50b(図7G参照)が形成される。
次に、図7Dに示すように、棒状部材110aをy軸プラス方向へ、棒状部材110bをy軸マイナス方向へ移動させる。これにより、開口部50の下側円弧部50c(図7G参照)が形成される。棒状部材110a、110bの接近速度は、開口部50の下側円弧部50cの形状及び引上速度に応じて適宜決定される。ここで、図7Dに示すように、棒状部材110a、110bの接近動作に保持溶湯M2も追従する。従って、保持溶湯M2の非存在領域の幅も狭くなる。なお、棒状部材110a、110bの接近速度が大き過ぎると、棒状部材110a、110bに対して保持溶湯M2が追従できなくなる。このような場合、引上速度を減速する。
そして、図7Eに示すように、棒状部材110aと棒状部材110bとが再接触する。これにより、図7Eに示すように、2つの領域に分断されていた保持溶湯M2が再統合される。
本実施の形態に係る棒状部材110a、110bは、上下方向(鉛直方向すなわちz軸方向)に移動することができる。そのため、図7Fに示すように、棒状部材110a、110bを保持溶湯M2に挿入したままの状態で、鋳物M3の引上速度に同調させながら上方向に移動させる。ここで、棒状部材110a、110bを凝固界面SIFよりも上側まで上昇させる。これにより、棒状部材110a、110bの下側に保持されていた保持溶湯M2が、凝固して鋳物M3へ変化する。この結果、開口部50の下側円弧部50cが完成し、開口部50の下端が決定される。また、図7Eに示した棒状部材110a、110bの再接触動作の後、速やかに図7Fに示した棒状部材110a、110bの上昇動作へ移行することが好ましい。
最後に、図7Gに示すように、棒状部材110a、110bをx軸プラス方向に移動させ、鋳物M3から引き抜く。ここで、図1に示すように、凝固界面SIFの上方には、冷却ガスノズル106が設けられているため、棒状部材110a、110bを速やかに引き抜くことが好ましい。
以上により、鋳造しながら鋳物M3に対してレーストラック状の開口部50を形成することができる。
なお、当然のことながら、開口部50の形状はレーストラック状に限らず、自由な形状とすることができる。特に、比較例に係る溶湯遮蔽板10を用いる場合には、原則として開口部50の形状毎に溶湯遮蔽板10を変更する必要がある。これに対し、本実施の形態に係る棒状部材110a、110bを用いれば、1種類の棒状部材110a、110bにより様々な形状の開口部50を形成することができる。
次に、図1を参照して、実施の形態1に係る自由鋳造方法について説明する。
まず、スタータSTを降下させ、形状規定部材102の溶湯通過部103を通して、スタータSTの先端部を溶湯M1に浸漬させる。
次に、所定の速度でスタータSTの引き上げを開始する。ここで、スタータSTが湯面から離間しても、表面膜や表面張力によって、スタータSTに追従して湯面から引き上げられた保持溶湯M2が形成される。図1に示すように、保持溶湯M2は、形状規定部材102の溶湯通過部103に形成される。つまり、形状規定部材102により、保持溶湯M2に形状が付与される。
次に、スタータSTは、冷却ガスノズル106から吹き出される冷却ガスにより冷却されているため、保持溶湯M2が上側から下側に向かって順に凝固し、鋳物M3が成長していく。
鋳造しながら鋳物M3に開口部50を形成する場合、まず、棒状部材110a、110bを接触させた状態で、保持溶湯M2に挿入し、鋳物M3に形成する開口部50の上端を決定する。次に、開口部50の幅に応じて、棒状部材110a、110bを離間させる。そして、開口部50の下端を決定するには、棒状部材110a、110bを再接触させた後、保持溶湯M2に挿入したままの状態で、棒状部材110a、110bを凝固界面SIFよりも上側に上昇させる。これにより、開口部50が形成される。なお、開口部50の形成方法の詳細については、図7A〜7Gを参照して説明した通りである。
以上に説明した通り、実施の形態1に係る自由鋳造装置では、開口形成部材110(棒状部材110a、110b)が上下方向に移動可能である。そのため、保持溶湯M2に挿入したままの状態で、開口形成部材110を凝固界面SIFよりも上側まで上昇させ、開口部50の下端を決定することができる。従って、鋳造しながら鋳物M3に対して所望の寸法の開口部50を形成することができる。
また、溶湯遮蔽板10の挿抜動作(例えば図3におけるx軸方向への動作)ではなく、棒状部材110a、110bの開閉動作(例えば図3におけるy軸方向への動作)により開口部50の形状付与を行う。そのため、例えば図6に示すような1つの側面のみに開口部50を有する角パイプを鋳造することもできる。
さらに、溶湯遮蔽板10を用いる場合には、原則として開口部50の形状毎に溶湯遮蔽板10を変更する必要がある。これに対し、本実施の形態に係る棒状部材110a、110bを用いれば、1種類の棒状部材110a、110bにより様々な形状の開口部50を形成することができる。
実施の形態1に係る自由鋳造方法を用いて製造された鋳物M3は、鋳造しながら形成された開口部50を備えている。そのため、実施の形態1に係る鋳物M3では、別途開口部50を形成するための加工が必要ない。あるいは、実施の形態1に係る鋳物M3では、開口部50を形成するための加工が軽減される。実施の形態1に係る鋳物M3は、自動車用のクラッシュボックス、バンパー、サイドメンバーなどに特に好適である。
(実施の形態1の変形例)
次に、図8、9を参照して、実施の形態1の変形例に係る自由鋳造装置について説明する。図8は、実施の形態1の変形例に係る形状規定部材102の平面図である。図9は、実施の形態1の変形例に係る形状規定部材102の側面図である。なお、図8、9におけるxyz座標も、図1と一致している。
図2に示された実施の形態1に係る形状規定部材102は、1枚の板から構成されていたため、溶湯通過部103の厚さt1、幅w1は固定されていた。これに対し、実施の形態1の変形例に係る形状規定部材102は、図8に示すように、4枚の矩形状の形状規定板102a、102b、102c、102dを備えている。すなわち、実施の形態1の変形例に係る形状規定部材102は、複数に分割されている。このような構成により、溶湯通過部103の厚さt1、幅w1を変化させることができる。また、4枚の矩形状の形状規定板102a、102b、102c、102dは、同調してz軸方向に移動することができる。
図8に示すように、形状規定板102a、102bは、y軸方向に並んで対向配置されている。また、図9に示すように、形状規定板102a、102bは、z軸方向には同じ高さで配置されている。形状規定板102a、102bの間隔が、溶湯通過部103の幅w1を規定している。そして、形状規定板102a、102bが、独立してy軸方向に移動可能であるため、幅w1を変化させることができる。なお、溶湯通過部103の幅w1を測定するために、図8、9に示すように、形状規定板102a上にレーザ変位計S1、形状規定板102b上にレーザ反射板S2が設けてもよい。
また、図8に示すように、形状規定板102c、102dは、x軸方向に並んで対向配置されている。また、形状規定板102c、102cは、z軸方向には同じ高さで配置されている。形状規定板102c、102dの間隔が、溶湯通過部103の厚さt1を規定している。そして、形状規定板102c、102dが、独立してx軸方向に移動可能であるため、厚さt1を変化させることができる。
形状規定板102a、102bは、形状規定板102c、102dの上側に接触するように配置されている。
次に、図8、9を参照して、形状規定板102aの駆動機構について説明する。図8、9に示すように、形状規定板102aの駆動機構は、スライドテーブルT1、T2、リニアガイドG11、G12、G21、G22、アクチュエータA1、A2、ロッドR1、R2を備えている。なお、形状規定板102b、102c、102dも形状規定板102aと同様に駆動機構を備えているが、図8、9では省略されている。
図8、9に示すように、形状規定板102aは、y軸方向にスライド可能なスライドテーブルT1に載置、固定されている。スライドテーブルT1は、y軸方向に平行して延設された1対のリニアガイドG11、G12上に、摺動自在に載置されている。また、スライドテーブルT1は、アクチュエータA1からy軸方向に延設されたロッドR1に連結されている。以上のような構成により、形状規定板102aは、y軸方向にスライドすることができる。
また、図8、9に示すように、リニアガイドG11、G12、及びアクチュエータA1は、z軸方向にスライド可能なスライドテーブルT2上に載置、固定されている。スライドテーブルT2は、z軸方向に平行して延設された1対のリニアガイドG21、G22上に、摺動自在に載置されている。また、スライドテーブルT2は、アクチュエータA2からz軸方向に延設されたロッドR2に連結されている。リニアガイドG21、G22、及びアクチュエータA2は、水平な床面や台座(不図示)などに固定されている。以上のような構成により、形状規定板102aは、z軸方向にスライドすることができる。なお、アクチュエータA1、A2として、油圧シリンダ、エアシリンダ、モータなどを挙げることができる。
(その他の実施の形態)
例えば、溶湯遮蔽板を複数組並べて設ければ、図10に示すように、複数の開口部50を並べて形成することができる。図10は、複数の開口部50を有する鋳物M3を示す斜視図である。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
50 開口部
50a 上側円弧部
50b 平行部
50c 下側円弧部
101 溶湯保持炉
102 形状規定部材
102a〜102d 形状規定板
103 溶湯通過部
104 支持ロッド
105、112 アクチュエータ
106 冷却ガスノズル
108 引上機
110 開口形成部材
110a、110b 棒状部材
A1、A2 アクチュエータ
G11、G12、G21、G22 リニアガイド
M1 溶湯
M2 保持溶湯
M3 鋳物
R1、R2 ロッド
S1 レーザ変位計
S2 レーザ反射板
SIF 凝固界面
ST スタータ
T1、T2 スライドテーブル

Claims (9)

  1. 保持炉に保持された溶湯を、鋳造する鋳物の断面形状を規定する形状規定部材の溶湯通過部を通過させ、引き上げるステップと、
    前記溶湯通過部を介して引き上げられた前記溶湯に対し、1対の棒状部材を互いに接触させた状態で挿入し、前記鋳物に形成する開口部の上端を決定するステップと、
    前記溶湯に挿入された前記1対の棒状部材を離間させるステップと、
    離間した前記1対の棒状部材を再接触させるステップと、
    前記溶湯に挿入したままの状態で、再接触した前記1対の棒状部材を凝固界面よりも上側に上昇させ、前記開口部の下端を決定するステップと、を備えた引上式連続鋳造方法。
  2. 前記開口部の上端を決定するステップの後、続けて前記1対の棒状部材を離間させるステップに移行する、
    請求項1に記載の引上式連続鋳造方法。
  3. 前記1対の棒状部材を再接触させるステップの後、続けて前記開口部の下端を決定するステップに移行する、
    請求項1又は2に記載の引上式連続鋳造方法。
  4. 前記開口部の下端を決定するステップにおいて、前記鋳物の引上速度と同調させながら、前記1対の棒状部材を上昇させる、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の引上式連続鋳造方法。
  5. 前記開口部の下端を決定するステップの後、前記開口部から前記1対の棒状部材を引き抜くステップをさらに備える、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の引上式連続鋳造方法。
  6. 溶湯を保持する保持炉と、
    前記保持炉に保持された前記溶湯の湯面近傍に設置され、前記溶湯が通過する溶湯通過部により、鋳造する鋳物の断面形状を規定する形状規定部材と、
    前記溶湯通過部を介して引き上げられた前記溶湯に挿入され、前記鋳物に開口部を形成する1対の棒状部材と、
    前記1対の棒状部材を上下方向に移動させる駆動部と、を備え、
    前記1対の棒状部材は、互いに接触及び離間が可能である、引上式連続鋳造装置。
  7. 前記駆動部は、前記鋳物の引上速度と同調させながら、前記1対の棒状部材を上昇させる、
    請求項6に記載の引上式連続鋳造装置。
  8. 前記1対の棒状部材の断面形状が円形状である、
    請求項6又は7に記載の引上式連続鋳造装置。
  9. 前記1対の棒状部材は、前記溶湯に挿入される側の先端部において、先端に近付くにつれて細く形成されている、
    請求項6〜8のいずれか一項に記載の引上式連続鋳造装置。
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