JP2015041672A - 基板洗浄装置、基板洗浄方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

基板洗浄装置、基板洗浄方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】現像欠陥の発生をより一層抑制することが可能な基板洗浄装置を提供する。
【解決手段】現像処理ユニットU1は、ウエハWを回転させる回転保持部20と、ウエハWの表面Waに洗浄液を吐出する液ノズルh2〜h5とを備える。液ノズルh2〜h5から吐出された洗浄液がウエハWの表面Waに到達した到達地点において、当該洗浄液の流向は、ウエハWの線速度方向に沿う向きとなるように設定されている。ウエハWの回転中で且つ液ノズルh2〜h5がウエハWの中央側から周縁側に向けて移動中、到達地点における洗浄液の流速と到達地点におけるウエハWの線速度との差が所定の範囲内となるように、液ノズルh2〜h5から吐出される洗浄液の吐出速度が制御される。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板洗浄装置、基板洗浄方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
現在、微細加工を行うにあたり、フォトリソグラフィ技術を用いて凹凸パターン(例えば、レジストパターン)を基板(例えば、半導体ウエハ)上に形成することが広く一般に行われている。具体的には、基板上にレジスト材料を塗布しレジスト膜を形成する塗布工程と、レジスト膜を露光する露光工程と、露光されたレジスト膜を現像する現像工程と、により凹凸パターンが形成される。
現像工程においては、現像液により溶解したレジストの溶解物を現像液と共に洗浄液によって基板表面から除去する洗浄処理を含む。この洗浄処理において、レジストの溶解物が十分に除去されずに基板上に残存すると、所望の凹凸パターンが得られず現像欠陥が生じうる。
そこで、このような現像欠陥を抑制するために、特許文献1,2に記載された基板の洗浄方法は、基板を回転させながら、基板の中央部に洗浄液を供給して基板の表面全体に洗浄液を拡げる工程と、基板を回転させながら、基板の表面上における洗浄液の供給位置を基板の中央側から周縁側へと所定距離だけ移動させると共に、前記基板の中央部に乾燥ガスを吐出して乾燥領域を形成する工程と、基板を回転させながら、基板の表面上における洗浄液の供給位置を基板の周縁側へとさらに移動させる工程とを含んでいる。この場合、洗浄液の供給位置が基板の周縁部に移動するのに伴い、基板の中心部に形成された乾燥領域も、遠心力の作用により外側に拡がる。そのため、凹凸パターンの凹部内から洗浄液が外側に向けて排出され、レジストの溶解物が洗浄液と共に排出される。その結果、現像欠陥の発生が抑制される。
特開2009−252855号公報 特開2012−114409号公報
しかしながら、特許文献1,2の方法によっても、現像欠陥が生ずる場合があった。そのため、本発明の目的は、現像欠陥の発生をより一層抑制することが可能な基板洗浄装置、基板洗浄方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
本発明者らが鋭意研究したところ、基板の表面上に吐出された洗浄液の液跳ねに起因して現像欠陥が生じ得ることが判明した。すなわち、液跳ねにより、レジストの溶解物を含む洗浄液の液滴が周囲に飛散し、乾燥領域に当該液滴が付着すると、レジストの溶解物が基板上に残存してしまう。その結果、現像欠陥が生じてしまう。そこで、本発明者らがさらに研究を進めたところ、基板の回転数と、洗浄液の吐出速度との少なくとも一方を制御することで、液跳ねを効果的に抑制できることを見出だした。
すなわち、本発明の一つの観点に係る基板洗浄装置は、表面に対して垂直な軸周りに基板を回転させる回転駆動部と、基板よりも上方に位置すると共に基板の表面に洗浄液を吐出する、少なくとも一つの液ノズルと、基板の回転数と、液ノズルの移動と、液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度とを制御する制御部とを備え、液ノズルから吐出された洗浄液が回転駆動部により回転駆動された基板の表面に到達した到達地点において、当該洗浄液の流向が基板の線速度方向に沿う向きとなるように、液ノズルが設定され、制御部は、回転駆動部により基板を回転させ且つ液ノズルを基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、到達地点における洗浄液の流速と到達地点における基板の線速度との差が所定の範囲内となるように、基板の回転数と、液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度との少なくとも一方を制御する。
本発明の一つの観点に係る基板洗浄装置では、制御部が、回転駆動部により基板を回転させ且つ液ノズルを基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、到達地点における洗浄液の流速と到達地点における基板の線速度との差が所定の範囲内となるように、基板の回転数と、液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度との少なくとも一方を制御する。そのため、到達地点において、洗浄液の流速と基板の線速度との差が小さくなる。従って、基板に到達した洗浄液が基板の表面に随伴して流れやすくなるので、洗浄液が周囲に飛散(液跳ね)し難くなる。その結果、現像欠陥の発生をより一層抑制することが可能となる。
制御部は、到達地点における洗浄液の流速と到達地点における基板の線速度との差が±25m/secとなるように、基板の回転数と、液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度との少なくとも一方を制御してもよい。この場合、洗浄液が周囲により飛散(液跳ね)し難くなるので、現像欠陥の発生をさらに抑制することが可能となる。
開口面積が互いに異なり且つ開口面積の順に並ぶ複数の液ノズルを備え、制御部は、回転駆動部により基板を回転させ且つ液ノズルを基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、開口面積が大きな液ノズルから開口面積が小さな液ノズルの順に切り替えながら液ノズルから洗浄液を吐出させてもよい。この場合、洗浄液の流量が同じであれば、開口面積が大きな液ノズルから開口面積が小さな液ノズルの順に切り替えることにより、洗浄液の吐出速度が順次大きくなる。そのため、到達地点における洗浄液の流速を、簡易な構成で変化させることができる。
軸に対する傾きが互いに異なり且つ傾きの順に並ぶと共に、出口が基板の表面に向かう、複数の液ノズルを備え、制御部は、回転駆動部により基板を回転させ且つ液ノズルを基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、傾きが小さな液ノズルから傾きが大きな液ノズルの順に切り替えながら液ノズルから洗浄液を吐出させてもよい。この場合、洗浄液の流量が同じであれば、軸に対する傾きが小さな液ノズルから軸に対する傾きが大きな液ノズルの順に切り替えることにより、到達地点における洗浄液の流速のうち基板の表面に沿う速度成分が順次大きくなる。そのため、到達地点における洗浄液の速度を、簡易な構成で変化させることができる。
複数の液ノズルから吐出される洗浄液が基板の表面に到達する各到達地点がいずれも略同一地点となるよう、各液ノズルと基板の表面との距離と、各液ノズルの傾きとが設定されていてもよい。この場合、液ノズルを切り替えても、途切れることなく連続して洗浄液が基板の表面に供給される。そのため、レジストの溶解物を基板上から十分に除去することができ、現像欠陥の発生が大きく抑制される。
基板よりも上方に位置すると共に基板の表面に乾燥ガスを吐出する少なくとも一つのガスノズルを更に備え、制御部は、ガスノズルが液ノズルよりも基板の中央側に位置するように、ガスノズル及び液ノズルを移動させてもよい。この場合、ガスノズルが液ノズルよりも基板の中央側に位置しているので、基板の表面の中央部に乾燥領域を容易に形成することができる。
液ノズルは、当該液ノズルよりも小径である複数の小型ノズルを束ねて一組とした集合ノズルにより構成されていてもよい。この場合、小型ノズルを用いることで、各小型ノズルから吐出される洗浄液の流速を高めることができると共に、当該小型ノズルを複数束ねて用いることで、必要な洗浄液の流量を確保することができる。
基板よりも上方に位置すると共に基板の表面に洗浄液を吐出する、少なくとも一つの他の液ノズルを更に備え、他の液ノズルから吐出された洗浄液が回転駆動部により回転駆動された基板の表面に到達した他の到達地点において、当該洗浄液の流向は、基板の線速度方向に沿う向きとなるように設定され、制御部は、回転駆動部により基板を回転させ且つ他の液ノズルを基板の中央側から周縁側に向けて液ノズルとは異なる方向に移動させつつ、他の到達地点における洗浄液の流速と他の到達地点における基板の線速度との差が所定の範囲内となるように、基板の回転数と、他の液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度との少なくとも一方を制御してもよい。この場合、互いに反対方向に移動する液ノズルからそれぞれ洗浄液が基板の表面に吐出される。そのため、大きなサイズの基板に対しても、基板に十分な量の洗浄液を供給することができる。
本発明の他の観点に係る基板洗浄方法は、表面に対して垂直な軸周りに基板を回転させつつ、基板よりも上方に位置する少なくとも一つの液ノズルから基板の表面の中央部に洗浄液を吐出し、その後、液ノズルを基板の中央側から周縁側に向けて移動させて、液ノズルから吐出された洗浄液が基板の表面に到達した到達地点を基板の中央側から周縁側に移動させることにより、基板の表面を洗浄する洗浄工程を含み、洗浄工程では、液ノズルから吐出された洗浄液が回転中の基板の表面に到達した到達地点において、当該洗浄液の流向が、基板の線速度方向に沿う向きとなるように設定され、基板を回転させ且つ液ノズルを基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、到達地点における洗浄液の流速と到達地点における基板の線速度との差が所定の範囲内となるように、基板の回転数と、液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度との少なくとも一方が制御される。
本発明の他の観点に係る基板洗浄方法では、基板を回転させ且つ液ノズルを基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、到達地点における洗浄液の流速と到達地点における基板の線速度との差が所定の範囲内となるように、基板の回転数と、液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度との少なくとも一方が制御される。そのため、到達地点において、洗浄液の流速と基板の線速度との差が小さくなる。従って、基板に到達した洗浄液が基板の表面に随伴して流れやすくなるので、洗浄液が周囲に飛散(液跳ね)し難くなる。その結果、現像欠陥の発生をより一層抑制することが可能となる。
洗浄工程では、到達地点における洗浄液の流速と到達地点における基板の線速度との差が±25m/secとなるように、基板の回転数と、液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度との少なくとも一方が制御されてもよい。この場合、洗浄液が周囲により飛散(液跳ね)し難くなるので、現像欠陥の発生をさらに抑制することが可能となる。
洗浄工程では、基板を回転させ且つ液ノズルを基板の中央側から周縁側に向けて移動させている間、液ノズルが基板の周縁部に向かうにつれて到達地点における洗浄液の流速が大きくなるように液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度が制御されてもよい。この場合、到達地点における洗浄液の流速と到達地点における基板の線速度との差が所定の範囲内とされていることから、液ノズルが基板の周縁部に向かうにつれて到達地点における洗浄液の流速が大きくなると、それと共に基板の線速度も大きくなる。そのため、液ノズルの移動に随伴して、乾燥領域が外側に拡がりやすくなる。従って、液ノズルが基板の周縁部に移動する速度に比べて乾燥領域が外側に拡がる速度が極めて遅くなること(いわゆる乾燥遅れ)を抑制できる。すなわち、乾燥遅れによってレジストの溶解物が基板上に残存することが抑制され、現像欠陥の発生が大きく抑制される。
洗浄工程では、基板を回転させ且つ液ノズルを基板の中央側から周縁側に向けて移動させている間、到達地点における基板の向心加速度が略一定となるように基板の回転数が制御されてもよい。この場合、ウエハの中央部から周縁部に向かう方向において、到達位置での洗浄液に作用する遠心力が略一定となる。そのため、液ノズルの移動に随伴して、乾燥領域が外側に拡がりやすくなる。従って、液ノズルが基板の周縁部に移動する速度に比べて乾燥領域が外側に拡がる速度が極めて遅くなること(いわゆる乾燥遅れ)を抑制できる。すなわち、乾燥遅れによってレジストの溶解物が基板上に残存することが抑制され、現像欠陥の発生が大きく抑制される。
洗浄工程では、開口面積が互いに異なり且つ開口面積の順に並ぶ複数の液ノズルから基板の表面に洗浄液を吐出して基板の表面を洗浄するにあたり、基板を回転させ且つ液ノズルを基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、開口面積が大きな液ノズルから開口面積が小さな液ノズルの順に切り替えながら液ノズルから洗浄液を吐出させてもよい。この場合、洗浄液の流量が同じであれば、開口面積が大きな液ノズルから開口面積が小さな液ノズルの順に切り替えることにより、洗浄液の吐出速度が順次大きくなる。そのため、到達地点における洗浄液の流速を、簡易な構成で変化させることができる。
洗浄工程では、軸に対する傾きが互いに異なり且つ傾きの順に並ぶと共に、出口が基板の表面に向かう、複数の液ノズルから、基板の表面に洗浄液を吐出して基板の表面を洗浄するにあたり、基板を回転させ且つ液ノズルを基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、傾きが小さな液ノズルから傾きが大きな液ノズルの順に切り替えながら液ノズルから洗浄液を吐出させてもよい。この場合、洗浄液の流量が同じであれば、軸に対する傾きが小さな液ノズルから軸に対する傾きが大きな液ノズルの順に切り替えることにより、到達地点における洗浄液の流速のうち基板の表面に沿う速度成分が順次大きくなる。そのため、到達地点における洗浄液の速度を、簡易な構成で変化させることができる。
洗浄工程では、基板を回転させ且つ少なくとも一つのガスノズルから基板の表面の中央部に乾燥ガスを吐出させ、基板の表面の中央部に乾燥領域を形成した後、基板を回転させ且つ液ノズルを基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、到達地点における洗浄液の流速と到達地点における基板の線速度との差が所定の範囲内となるように、基板の回転数と、液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度との少なくとも一方が制御されてもよい。この場合、液ノズルが基板の周縁部に移動するのに伴い、基板の中央部に形成された乾燥領域も、遠心力の作用により外側に拡がる。そのため、洗浄液が外側に向けて排出され、レジストの溶解物が乾燥領域に残り難くなる。加えて、液跳ねが発生し難いことと相俟って、現像欠陥の発生が大きく抑制される。
洗浄工程では、複数の液ノズルから基板の表面に洗浄液を吐出すると共に、複数のガスノズルから基板の表面に乾燥ガスを洗浄液の到達地点よりも中央側に吐出するにあたり、複数の液ノズル及び複数のガスノズルを基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、複数の液ノズルの切り替えに合わせて各ガスノズルを順に切り替えながらガスノズルから乾燥ガスを吐出させてもよい。この場合、洗浄液が吐出される液ノズルが順次切り替えられることに伴い、洗浄液が吐出されている液ノズルに近い位置にあるガスノズルから乾燥ガスを吐出させることで、乾燥ガスの基板への到達位置と、洗浄液の基板への到達位置との距離が保たれるので、いわゆる乾燥遅れが抑制される。そのため、乾燥遅れによってレジストの溶解物が基板上に残存し難くなり、現像欠陥の発生が大きく抑制される。
本発明の他の観点に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記のいずれかの基板洗浄方法を基板洗浄装置に実行させるためのプログラムを記録している。なお、本明細書において、コンピュータ読み取り可能な記録媒体には、一時的でない有形の媒体(non-transitory computer recording medium)(例えば、各種の主記憶装置又は補助記憶装置)や、伝播信号(transitory computer recording medium)(例えば、ネットワークを介して提供可能なデータ信号)が含まれる。
本発明によれば、現像欠陥の発生をより一層抑制することが可能な基板洗浄装置、基板洗浄方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供できる。
図1は、塗布・現像システムを示す斜視図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3は、図2のIII−III線断面図である。 図4は、基板処理装置を示す断面図である。 図5は、基板処理装置を示す上面図である。 図6(a)は洗浄・乾燥ヘッドを示す上面図であり、図6(b)は洗浄・乾燥ヘッドを示す側面図である。 図7は、現像液を供給する工程を説明するための図である。 図8は、洗浄液を供給する工程を説明するための図である。 図9は、洗浄液及び乾燥ガスを供給する工程を説明するための図である。 図10は、洗浄液及び乾燥ガスを供給する工程を説明するための図である。 図11は、ウエハの回転数及び洗浄液の流速の変化を説明するための図である。 図12は、線速度制御のときの、ウエハ径方向におけるヘッドの位置と、乾燥遅れ距離との関係を示す図である。 図13は、向心加速度制御のときの、ウエハ径方向におけるヘッドの位置と、乾燥遅れ距離との関係を示す図である。 図14は、ウエハ径方向におけるヘッドの位置と、ウエハ回転数との関係を示す図である。 図15は、ウエハ径方向におけるヘッドの位置と、ウエハ線速度との関係を示す図である。 図16は、ヘッド移動速度と、処理時間との関係を示す図である。 図17は、洗浄・乾燥ヘッドの他の例を示す図である。 図18は、集合ノズルを示す図である。 図19は、ウエハの回転数及び洗浄液の流速の変化の他の例を説明するための図である。 図20は、洗浄液及び乾燥ガスを供給する工程の他の例を説明するための図である。 図21は、ウエハの回転数及び洗浄液の流速の変化の他の例を説明するための図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
まず、図1〜図3に示される塗布・現像装置1の構成の概要について説明する。塗布・現像装置1は、露光装置E1による露光処理の前に、ウエハ(基板)Wの表面にレジスト材料を塗布してレジスト膜を形成する処理を行う。塗布・現像装置1は、露光装置E1による露光処理の後に、ウエハWの表面に形成されたレジスト膜の現像処理を行う。本実施形態において、ウエハWは円板状を呈するが、円形の一部が切り欠かれていたり、多角形などの円形以外の形状を呈するウエハを用いてもよい。
塗布・現像装置1は、図1及び図2に示されるように、キャリアブロックS1と、処理ブロックS2と、インターフェースブロックS3と、塗布・現像装置1の制御手段として機能する制御装置CUとを備える。本実施形態において、キャリアブロックS1、処理ブロックS2、インターフェースブロックS3及び露光装置E1は、この順に直列に並んでいる。
キャリアブロックS1は、図1及び図3に示されるように、キャリアステーション12と、搬入・搬出部13とを有する。キャリアステーション12は、複数のキャリア11を支持する。キャリア11は、複数枚のウエハWを密封状態で収容する。キャリア11は、ウエハWを出し入れするための開閉扉(図示せず)を一側面11a側に有する。キャリア11は、側面11aが搬入・搬出部13側に面するように、キャリアステーション12上に着脱自在に設置される。
搬入・搬出部13は、図1〜図3に示されるように、キャリアステーション12上の複数のキャリア11にそれぞれ対応する開閉扉13aを有する。側面11aの開閉扉と搬入・搬出部13の開閉扉13aとが同時に開放されると、キャリア11内と搬入・搬出部13内とが連通する。搬入・搬出部13は、図2及び図3に示されるように、受け渡しアームA1を内蔵している。受け渡しアームA1は、キャリア11からウエハWを取り出して処理ブロックS2に渡す。受け渡しアームA1は、処理ブロックS2からウエハWを受け取ってキャリア11内に戻す。
処理ブロックS2は、図1〜図3に示されるように、キャリアブロックS1に隣接すると共に、キャリアブロックS1と接続されている。処理ブロックS2は、図1及び図2に示されるように、下層反射防止膜形成(BCT)ブロック14と、レジスト膜形成(COT)ブロック15と、上層反射防止膜形成(TCT)ブロック16と、現像処理(DEV)ブロック17とを有する。DEVブロック17、BCTブロック14、COTブロック15及びTCTブロック16は、底面側からこの順に並んで配置されている。
BCTブロック14は、図2に示されるように、塗布ユニット(図示せず)と、加熱・冷却ユニット(図示せず)と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA2とを内蔵している。塗布ユニットは、反射防止膜形成用の薬液をウエハWの表面に塗布する。加熱・冷却ユニットは、例えば熱板によりウエハWを加熱し、その後例えば冷却板によりウエハWを冷却する。こうして、ウエハWの表面上に下層反射防止膜が形成される。
COTブロック15は、図2に示されるように、塗布ユニット(図示せず)と、加熱・冷却ユニット(図示せず)と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA3とを内蔵している。塗布ユニットは、レジスト膜形成用の薬液(レジスト材料)を下層反射防止膜の上に塗布する。加熱・冷却ユニットは、例えば熱板によりウエハWを加熱し、その後例えば冷却板によりウエハWを冷却する。こうして、ウエハWの下層反射防止膜上にレジスト膜が形成される。レジスト材料は、ポジ型でもよいし、ネガ型でもよい。
TCTブロック16は、図2に示されるように、塗布ユニット(図示せず)と、加熱・冷却ユニット(図示せず)と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA4とを内蔵している。塗布ユニットは、反射防止膜形成用の薬液をレジスト膜の上に塗布する。加熱・冷却ユニットは、例えば熱板によりウエハWを加熱し、その後例えば冷却板によりウエハWを冷却する。こうして、ウエハWのレジスト膜上に上層反射防止膜が形成される。
DEVブロック17は、図2及び図3に示されるように、複数の現像処理ユニット(基板処理装置)U1と、複数の加熱・冷却ユニット(熱処理部)U2と、これらのユニットにウエハWを搬送する搬送アームA5と、これらのユニットを経ずに処理ブロックS2の前後間でウエハWを搬送する搬送アームA6とを内蔵している。
現像処理ユニットU1は、後述するように、露光されたレジスト膜の現像処理を行う。加熱・冷却ユニットU2は、例えば熱板によるウエハWの加熱を通じて、ウエハW上のレジスト膜を加熱する。加熱・冷却ユニットU2は、加熱後のウエハWを例えば冷却板により冷却する。加熱・冷却ユニットU2は、ポストエクスポージャベーク(PEB)、ポストベーク(PB)等の加熱処理を行う。PEBは、現像処理前にレジスト膜を加熱する処理である。PBは、現像処理後にレジスト膜を加熱する処理である。
図1〜図3に示されるように、処理ブロックS2のうちキャリアブロックS1側には、棚ユニットU10が設けられている。棚ユニットU10は、複数のセルC30〜C38を有する。セルC30〜C38は、DEVブロック17とTCTブロック16との間において上下方向に並んで配置されている。棚ユニットU10の近傍には、昇降アームA7が設けられている。昇降アームA7は、セルC30〜C38の間でウエハWを搬送する。
処理ブロックS2のうちインターフェースブロックS3側には、棚ユニットU11が設けられている。棚ユニットU11は、複数のセルC40〜C42を有する。セルC40〜C42は、DEVブロック17に隣接して、上下方向に並んで配置されている。
インターフェースブロックS3は、図1〜図3に示されるように、処理ブロックS2及び露光装置E1の間に位置すると共に、処理ブロックS2及び露光装置E1のそれぞれに接続されている。インターフェースブロックS3は、図2及び図3に示されるように、受け渡しアームA8を内蔵している。受け渡しアームA8は、処理ブロックS2の棚ユニットU11から露光装置E1にウエハWを渡す。受け渡しアームA8は、露光装置E1からウエハWを受け取り、棚ユニットU11にウエハWを戻す。
制御装置CUは、制御用のコンピュータであり、図1に示されるように、記憶部CU1と、制御部CU2とを有する。記憶部CU1は、塗布・現像装置1の各部や露光装置E1の各部を動作させるためのプログラムを記憶している。記憶部CU1は、例えば半導体メモリ、光記録ディスク、磁気記録ディスク、光磁気記録ディスクである。当該プログラムは、記憶部CU1とは別体の外部記憶装置や、伝播信号などの無形の媒体にも含まれ得る。これらの他の媒体から記憶部CU1に当該プログラムをインストールして、記憶部CU1に当該プログラムを記憶させてもよい。制御部CU2は、記憶部CU1から読み出したプログラムに基づいて、塗布・現像装置1の各部や露光装置E1の各部の動作を制御する。なお、制御装置CUは、処理条件の設定画面を表示する表示部(図示せず)や、処理条件を作業者が入力可能な入力部(図示せず)をさらに有し、入力部を通じて入力された条件に従って塗布・現像装置1の各部や露光装置E1の各部を動作させてもよい。
次に、塗布・現像装置1の動作の概要について説明する。まず、キャリア11がキャリアステーション12に設置される。このとき、キャリア11の一側面11aは、搬入・搬出部13の開閉扉13aに向けられる。続いて、キャリア11の開閉扉と、搬入・搬出部13の開閉扉13aとが共に開放され、受け渡しアームA1により、キャリア11内のウエハWが取り出され、処理ブロックS2の棚ユニットU10のうちいずれかのセルに順次搬送される。
ウエハWが受け渡しアームA1により棚ユニットU10のいずれかのセルに搬送された後、ウエハWは、昇降アームA7により、BCTブロック14に対応するセルC33に順次搬送される。セルC33に搬送されたウエハWは、搬送アームA2によってBCTブロック14内の各ユニットに搬送される。搬送アームA2によってウエハWがBCTブロック14内を搬送される過程で、ウエハWの表面上に下層反射防止膜が形成される。
下層反射防止膜が形成されたウエハWは、搬送アームA2によってセルC33の上のセルC34に搬送される。セルC34に搬送されたウエハWは、昇降アームA7によって、COTブロック15に対応するセルC35に搬送される。セルC35に搬送されたウエハWは、搬送アームA3によりCOTブロック15内の各ユニットに搬送される。搬送アームA3によってウエハWがCOTブロック15内を搬送される過程で、下層反射防止膜上にレジスト膜が形成される。
レジスト膜が形成されたウエハWは、搬送アームA3によってセルC35の上のセルC36に搬送される。セルC36に搬送されたウエハWは、昇降アームA7によって、TCTブロック16に対応するセルC37に搬送される。セルC37に搬送されたウエハWは、搬送アームA4によってTCTブロック16内の各ユニットに搬送される。搬送アームA4によってウエハWがTCTブロック16内を搬送される過程で、レジスト膜上に上層反射防止膜が形成される。
上層反射防止膜が形成されたウエハWは、搬送アームA4によってセルC37の上のセルC38に搬送される。セルC38に搬送されたウエハWは、昇降アームA7によってセルC32に搬送された後、搬送アームA6によって棚ユニットU11のセルC42に搬送される。セルC42に搬送されたウエハWは、インターフェースブロックS3の受け渡しアームA8により露光装置E1に渡され、露光装置E1においてレジスト膜の露光処理が行われる。露光処理が行われたウエハWは、受け渡しアームA8によりセルC42の下のセルC40,C41に搬送される。
セルC40,C41に搬送されたウエハWは、搬送アームA5により、DEVブロック17内の各ユニットに搬送され、現像処理が行われる。これにより、ウエハWの表面上にレジストパターン(凹凸パターン)が形成される。レジストパターンが形成されたウエハWは、搬送アームA5によって棚ユニットU10のうちDEVブロック17に対応したセルC30,C31に搬送される。セルC30,C31に搬送されたウエハWは、昇降アームA7によって、受け渡しアームA1がアクセス可能なセルに搬送され、受け渡しアームA1によって、キャリア11内に戻される。
なお、上述した塗布・現像装置1の構成及び動作は一例にすぎない。塗布・現像装置1は、塗布ユニットや現像処理ユニット等の液処理ユニットと、加熱・冷却ユニット等の前処理・後処理ユニットと、搬送装置とを備えていればよい。すなわち、これら各ユニットの個数、種類、レイアウト等は適宜変更可能である。
次に、現像処理ユニット(基板処理装置)U1について、さらに詳しく説明する。現像処理ユニットU1は、図4に示されるように、回転保持部20と、昇降装置22と、現像液供給部23と、表面洗浄・乾燥部100と、裏面洗浄部26とを備える。
回転保持部20は、電動モータ等の動力源を内蔵した本体部20aと、本体部20aから鉛直上方に延びる回転軸20bと、回転軸20bの先端部に設けられたチャック20cとを有する。本体部20aは、動力源により回転軸20b及びチャック20cを回転させる。チャック20cは、ウエハWの中心部を支持し、例えば吸着によりウエハWを略水平に保持する。すなわち、回転保持部20は、ウエハWの姿勢が略水平の状態で、ウエハWの表面に対して垂直な中心軸(鉛直軸)周りでウエハWを回転させる。本実施形態では、図4及び図5等に示されるように、回転保持部20は、上方から見て正時計回りにウエハWを回転させる。
昇降装置22は、回転保持部20に取り付けられており、回転保持部20を昇降させる。具体的には、昇降装置22は、搬送アームA5とチャック20cとの間でウエハWの受け渡しを行うための上昇位置(受け渡し位置)と、現像処理を行うための下降位置(現像位置)との間で、回転保持部20(チャック20c)を昇降させる。
回転保持部20の周囲には、カップ30が設けられている。ウエハWが回転すると、ウエハWの表面に供給された液体(詳しくは後述する。)が周囲に振り切られて落下するが、カップ30は、当該落下した液体を受け止める収容器として機能する。カップ30は、回転保持部20を囲む円環形状の底板31と、底板31の外縁から鉛直上方に突出した円筒状の外壁32と、底板31の内縁から鉛直上方に突出した円筒状の内壁33とを有する。
外壁32の全部分は、チャック20cに保持されたウエハWよりも外側に位置する。外壁32の上端32aは、下降位置にある回転保持部20に保持されたウエハWよりも上方に位置する。外壁32の上端32a側の部分は、上方に向かうにつれて内側に傾いた傾斜壁部32bとなっている。内壁33の全部分は、チャック20cに保持されたウエハWの外縁よりも内側に位置する。内壁33の上端33aは、下降位置にある回転保持部20に保持されたウエハWよりも下方に位置する。
内壁33と外壁32との間には、底板31の上面から鉛直上方に突出した仕切壁34が設けられている。すなわち、仕切壁34は、内壁33を囲んでいる。底板31のうち、外壁32と仕切壁34との間の部分には、液体排出孔31aが形成されている。液体排出孔31aには、排液管35が接続されている。底板31のうち、仕切壁34と内壁33との間の部分には、気体排出孔31bが形成されている。気体排出孔31bには、排気管36が接続されている。
内壁33の上には、仕切壁34よりも外側に張り出す傘状部37が設けられている。ウエハW上から外側に振り切られて落下した液体は、外壁32と仕切壁34との間に導かれ、液体排出孔31aから排出される。仕切壁34と内壁33との間には、液体から発生したガス等が進入し、当該ガスが気体排出孔31bから排出される。
内壁33に囲まれる空間の上部は、仕切板38により閉塞されている。回転保持部20の本体部20aは仕切板38の下方に位置する。チャック20cは仕切板38の上方に位置する。回転軸20bは仕切板38の中心部に形成された貫通孔内に挿通されている。
現像液供給部23は、図4及び図5に示されるように、現像液(処理液)の供給源23aと、現像液ヘッド23cと、移動体23dとを有する。供給源23aは、現像液の貯蔵容器、ポンプ及びバルブ等を有する。現像液ヘッド23cは、供給管23bを介して供給源23aに接続される。現像液ヘッド23cは、制御装置CUからの制御信号を受けて供給源23aから供給された現像液を、液ノズルh1からウエハWの表面Waに吐出する。液ノズルh1は、ウエハWの表面Waに向けて下方に開口している。液ノズルh1は、図5に示されるように、ウエハWの径方向に沿って延びるスリット状を呈している。
移動体23dは、アーム23eを介して現像液ヘッド23cに接続されている。移動体23dは、制御装置CUからの制御信号を受けて、外壁32の外側において水平に延びるガイドレール40上を移動することで、現像液ヘッド23cを水平方向に移動させる。これにより、現像液ヘッド23cは、下降位置にあるウエハWの上方で且つウエハWの中心軸に直交する直線上を、ウエハWの径方向に沿って移動する。
表面洗浄・乾燥部100は、図4及び図5に示されるように、洗浄液(リンス液)の供給源100aと、乾燥ガスの供給源100bと、洗浄・乾燥ヘッド100cと、移動体100dとを有する。供給源100aは、洗浄液の貯蔵容器、ポンプ及びバルブ等を有する。洗浄液は、例えば純水又はDIW(Deionized Water)である。供給源100aは、供給管100eを介して洗浄・乾燥ヘッド100cに接続されている。供給源100bは、乾燥ガスの貯蔵容器、ポンプ及びバルブ等を有する。乾燥ガスは、例えばN等の不活性ガスである。供給源100bは、供給管100fを介して洗浄・乾燥ヘッド100cに接続されている。
洗浄・乾燥ヘッド100cは、制御装置CUからの制御信号を受けて供給源100aから供給された洗浄液をウエハWの表面Waに吐出する複数の液ノズル(本実施形態では4つの液ノズル)h2〜h5と、制御装置CUからの制御信号を受けて供給源100bから供給された乾燥ガスをウエハWの表面Waに吐出するガスノズルh6とを含む。これらのノズルh2〜h6は、ウエハWの表面Waに向けて下方に開口している。
ノズルh6,h2〜h5は、図4〜図6に示されるように、上方から見て、ウエハWの径方向に沿うようにウエハWの中央部から周縁部に向けてこの順に並んでいる。ノズルh5〜h2,h6は、図5及び図6(a)に示されるように、上方から見て、ウエハWの接線方向に沿うようにウエハWの回転方向の上流側から下流側に向かってこの順に並んでいる。
液ノズルh2〜h5の開口面積(開口径)は、図4〜図6に示されるように、この順に小さくなるように設定されている。液ノズルh2〜h5の先端側(出口側)は、図6(b)に示されるように、ウエハWの中心軸に対して傾いており、当該中心軸に対する傾きがこの順に大きくなるように設定されている。液ノズルh2〜h5の先端側(出口側)の傾きと、ウエハWの洗浄が行われる際の液ノズルh2〜h5とウエハWの表面Waとの直線距離とは、図6(b)に示されるように、ウエハWの径方向から見て、各液ノズルh2〜h5から吐出される洗浄液がウエハWの表面Waにおいて略同一の地点Pに到達するように設定されている。液ノズルh2〜h5が上記のように設定されているので、各液ノズルh2〜h5から吐出される洗浄液の流速は、液ノズルh2〜h5の順で速くなる。
液ノズルh2〜h5の先端側(出口側)が傾く向きは、上方から見て、ウエハWの接線方向に沿うと共にウエハWの回転方向の上流側から下流側に向かう向きである。従って、各液ノズルh2〜h5から吐出された洗浄液がウエハWの表面Waに到達した到達地点Pにおいて、当該洗浄液の流向は、ウエハWの線速度方向に沿う向きとなる。ここで、線速度とは、ウエハWの表面Waのある地点における接線方向の速度を意味し、角速度とは区別される。ウエハWの中心から当該地点までの距離をr(ベクトル量)、当該地点での角速度をω(ベクトル量)、当該地点での線速度をv(ベクトル量)とすると、線速度vは距離rと角速度ωとの外積(v=r×ω)で表される。
移動体100dは、アーム100gを介して洗浄・乾燥ヘッド100cに接続されている。移動体100dは、制御装置CUからの制御信号を受けてガイドレール40上を移動することで、洗浄・乾燥ヘッド100cを水平方向に移動させる。これにより、洗浄・乾燥ヘッド100cは、下降位置にあるウエハWの上方で且つウエハWの中心軸に直交する直線上を、ウエハWの径方向に沿って移動する。
裏面洗浄部26は、図4に示されるように、裏面洗浄液(裏面リンス液)の供給源26aと、裏面洗浄液ヘッド26cとを有する。供給源26aは、裏面洗浄液の貯蔵容器、ポンプ及びバルブ等を有する。裏面洗浄液は、純水、DIW、又は水溶性の有機溶剤である。水溶性の有機溶剤としては、例えばイソプロピルアルコールが挙げられる。裏面洗浄液ヘッド26cは、供給管26bを介して供給源26aに接続される。裏面洗浄液ヘッド26cは仕切板38の上に配置されており、供給管26bは仕切板38に形成された貫通孔に挿通されている。裏面洗浄液ヘッド26cは、制御装置CUからの制御信号を受けて供給源26aから供給された裏面洗浄液を、液ノズルh7からウエハWの裏面Wbに吐出する。液ノズルh7は、ウエハWの周縁側で且つウエハWの裏面Wbに向けて、斜め上方に開口している。
次に、現像処理ユニットU1を用いて、ウエハWの表面Waにレジストパターン(凹凸パターン)を形成する方法について、詳しく説明する。まず、制御装置CUは昇降装置22に指示して、チャック20cを上昇位置まで上昇させる。この状態で、搬送アームA5によりウエハWが現像処理ユニットU1内に搬入される。なお、ウエハWが現像処理ユニットU1内に搬入される前に、ウエハWの表面Waにはレジスト膜R(図7参照)が形成され、当該レジスト膜Rには露光装置E1により露光処理が施されている。
レジスト膜Rが配置されている表面Waを上にした状態でウエハWがチャック20c上に載置されると、制御装置CUはチャック20cに指示して、ウエハWをチャック20cに吸着保持させる。続いて、制御装置CUは昇降装置22に指示して、チャック20cを下降位置まで下降させる。
続いて、制御装置CUは回転保持部20(本体部20a)に指示して、ウエハWを回転させる(図7(a)参照)。本実施形態では、ウエハWは、上方から見て正時計回りに回転される。制御装置CUは移動体23d及び供給源23aに指示して、ウエハWの回転中に現像液ヘッド23cをウエハWの周縁側から中央側に向けて移動させつつ、液ノズルh1から現像液L1をウエハWの表面Wa上に吐出させる(図7(a)参照)。これにより、ウエハWの表面Wa上には、ウエハWの周縁側から中央側に向けてスパイラル状に現像液L1が供給され、ウエハWの表面Wa全体が現像液L1によって覆われる(図7(b)参照)。続いて、制御装置CUは移動体23d及び供給源23aに指示して、液ノズルh1から現像液L1の吐出を停止させると共に、現像液ヘッド23cをウエハWの外側に退避させる。
続いて、制御装置CUは移動体100dに指示して、洗浄・乾燥ヘッド100cをウエハWの中央部まで移動させる。液ノズルh2がウエハWの略中央部に到達すると、制御装置CUは供給源100aに指示して、ウエハWの回転中に液ノズルh2から洗浄液L2を吐出させる(図8(a)及び図10(a)参照)。このときのウエハWの回転数ω1の下限は、例えば500rpm程度でもよいし、1000rpm程度でもよい。このときのウエハWの回転数ω1の上限は、例えば15000rpm程度でもよいし、1000rpm程度でもよい。液ノズルh2からの洗浄液L2の吐出時間の下限は、例えば15秒程度でもよいし、30秒程度でもよい。液ノズルh2からの洗浄液L2の吐出時間の上限は、例えば600秒程度でもよいし、30秒程度でもよい。
露光処理されたレジスト膜Rのうち現像液L1との反応で溶解したレジストの溶解物は、現像液L1と共に洗浄液L2によって洗い流される(図8(b)参照)。これらレジストの溶解物、現像液L1及び洗浄液L2は、ウエハWの回転に伴う遠心力によって、ウエハWの周囲に振り切られて落下する。こうして、ウエハWの表面Wa上にレジストパターンRPが形成される(図8(b)参照)。レジストパターンRPは、凸部Ra及び凹部Rbを有する凹凸パターンである。
続いて、制御装置CUは移動体100dに指示して、ウエハWの回転及び液ノズルh2からの洗浄液L2の吐出を維持しつつ、洗浄・乾燥ヘッド100cをウエハWの周縁側に移動させる。ガスノズルh6がウエハWの略中央部に到達すると、制御装置CUは供給源100bに指示して、ウエハWの回転中にガスノズルh6から乾燥ガスGを吐出させる(図9(a)及び図10(b)参照)。乾燥ガスGの吐出開始から吐出停止までの時間は、例えば5秒程度に設定できる。
これにより、ウエハWの中央部上にある洗浄液L2が周囲に吹き飛ばされ且つ蒸発し、ウエハWの中央部に乾燥領域Dが形成される。ここで、乾燥領域Dとは、洗浄液L2が蒸発することによりウエハWの表面Waが露出した状態の領域をいうが、当該表面Wa上にごく僅かの(例えばマイクロオーダーの)液滴が付着している場合も含むものとする。この乾燥領域Dは、ウエハWの回転により生ずる遠心力で、ウエハWの中央部から周縁側に向けて拡がる。
続いて、制御装置CUは回転保持部20(本体部20a)、移動体100d及び供給源100aに指示して、洗浄・乾燥ヘッド100cを所定の速度でウエハWの中央部から周縁側に移動させつつ、所定の条件に従って、ウエハWの回転数ω2を変更すると共に、洗浄液L2を吐出させる液ノズルh2〜h5を切り替える。洗浄・乾燥ヘッド100cの移動速度は、例えば2.5mm/sec〜10mm/sec程度の範囲内で一定の速度となるように設定してもよい。このウエハWの洗浄過程では、上方から見てガスノズルh6が液ノズルh2〜h5よりもウエハWの中央側に位置するように、洗浄・乾燥ヘッド100cをウエハWの中央側から周縁側に移動させる。
ウエハWの回転数ω2は、洗浄・乾燥ヘッド100cが移動している間、各液ノズルh2〜h5から吐出された洗浄液L2がウエハWの表面Waに到達した地点(到達地点)PにおけるウエハWの向心加速度が略一定となるように、設定される。ここで、向心加速度a(ベクトル量)は、角速度ω(ベクトル量)と、ウエハWの中心から当該地点Pまでの距離r(ベクトル量)とを用いて、a=−|ω|・rで表される。従って、洗浄・乾燥ヘッド100cがウエハWの周縁側に向かうほど距離rが大きくなるので、向心加速度aを一定とすると、ウエハWの回転数ω2(角速度ω)は徐々に小さくなる(図11参照)。ただし、洗浄・乾燥ヘッド100cがウエハWの中央近傍を移動する場合には、向心加速度aが一定となるようウエハWの回転数ω2を設定すると、ウエハWの回転数ω2が極めて大きくなり、液跳ねが発生しやすくなってしまう。従って、洗浄・乾燥ヘッド100cがウエハWの中央近傍を移動する間、ウエハWの回転数ω2は所定の上限値を上回らないように設定される(図11参照)。
液ノズルh2〜h5は、当該到達地点Pにおける洗浄液L2の流速と、当該到達地点PにおけるウエハWの線速度との差が所定の範囲内となるように、順次切り替えられる(図9(b)、図9(c)、図10(c)及び図10(d)参照)。具体的には、上述のように向心加速度aを一定にするようウエハWの回転数ω2を制御しているため、洗浄・乾燥ヘッド100cがウエハWの周縁側に向かうほど、当該到達地点PにおけるウエハWの線速度は距離rの大きさの平方根に比例して大きくなる。そのため、洗浄・乾燥ヘッド100cがウエハWの周縁側に向かうにつれて、液ノズルh2〜h5の順に洗浄液L2を吐出させて洗浄液L2の流速を速くすることで、当該差が所定の範囲内となるように制御される。当該差は、例えば±25m/secの範囲内となるように設定してもよい。なお、液ノズルh2〜h5の切り替えの際には、洗浄液L2がウエハWの表面Waにおいて途切れないよう、切り替え前後の2つの液ノズルから同時に洗浄液L2を吐出させたり、洗浄・乾燥ヘッド100cをウエハWの中心側に若干戻すように移動させてもよい。
続いて、ウエハWの表面Wa全体の洗浄が終了すると、制御装置CUは移動体100d及び回転保持部20(本体部20a)に指示して、洗浄・乾燥ヘッド100cをウエハWの外側まで移動させた後、所定の回転数でウエハWを回転させてウエハWの乾燥を行う(図9(d)、図10(e)及び図11参照)。このときのウエハWの回転数は、例えば1500rpm〜2000rpm程度に設定してもよい。
以上の工程を経て、ウエハWの表面Waにレジストパターン(凹凸パターン)RPが形成される。従って、現像処理ユニットU1は、現像処理の際にウエハWを洗浄するための装置としても機能する。なお、裏面洗浄部26によるウエハWの裏面Wbの洗浄は、液ノズルh2から洗浄液がウエハWの表面Waに吐出された後で、且つ、ウエハWの表面Waが乾燥される前に行われてもよい。
ところで、現像液により溶解したレジストの溶解物がウエハの表面に残存すると、所望のレジストパターン(凹凸パターン)が得られず現像欠陥が生じうる。この現像欠陥を抑制するために、ウエハの表面に洗浄液を吐出しつつ、ウエハの中央部に乾燥ガスを吹き付けて乾燥領域を形成することが、一つの方法として考えられる。この際、液ノズルを有するヘッドが移動している間、液ノズルから吐出された洗浄液がウエハの表面に到達した地点(到達地点)におけるウエハの線速度が略一定となるように、ウエハの回転数を設定しうる。この場合、液ノズルから吐出される洗浄液の流速も一定にしておけば、当該流速とウエハの線速度との差を一定の範囲内とすることが可能となるので、液跳ねを抑制できる。しかしながら、このような線速度を一定にする制御を行うと、ヘッドがウエハの周縁側に向かうにつれてウエハの回転数が小さくなるので、乾燥領域が外側に向けて拡がる速度が遅くなる。従って、ヘッドを速く移動させようとするほど、ヘッドと乾燥領域との距離が大きくなり、乾燥遅れが顕著となる(図12参照)。その結果、乾燥遅れに伴う現像欠陥を抑制するためにヘッドの移動速度を低くせざるを得なくなるので、当該方法を大型のウエハに適用しようとすると処理時間が長くなってしまう。
そこで、液ノズルを有するヘッドが移動している間、液ノズルから吐出された洗浄液がウエハの表面に到達した地点(到達地点)におけるウエハの向心加速度が略一定となるように、ウエハの回転数を設定しうる。このようにすると、ヘッドの移動速度が速くても、乾燥遅れを抑制することが可能となる(図13参照)。しかしながら、この場合、ヘッドの移動速度に対して、乾燥遅れによる現像欠陥が生じないウエハの回転数を求めると、上記の線速度を一定にする制御の場合よりもウエハの回転数が高くなる(図14参照)。そのため、液ノズルから吐出される洗浄液の流速が一定のままであると、ヘッドがウエハの周縁側に向かうにつれて当該流速とウエハの線速度との差が大きくなり、液跳ねによる現像欠陥が生じうる。特に、当該差が25m/secを超えると、液跳ねの発生が認められた(図15参照)。従って、このような向心加速度を一定にする制御の場合も、液跳ねに伴う現像欠陥を抑制するためにヘッドの移動速度を低くせざるを得なくなるので、当該方法を大型のウエハに適用することが困難であった。
そこで本発明者らは、ヘッドの移動速度が速くても乾燥遅れや液跳ねに伴う現像欠陥の発生を抑制でき、処理時間の短縮が可能となる手法について、鋭意研究を行った。その結果、上記の実施形態のように、向心加速度を一定にする制御を採用しつつ、到達地点Pにおける洗浄液L2の流速と、当該到達地点PにおけるウエハWの線速度との差を所定の範囲内とするという新たな手法を開発するに至った。
具体的には、本実施形態では、ウエハWが回転中で且つ洗浄・乾燥ヘッド100cがウエハWの中央側から周縁側に向けて移動中に、到達地点Pにおける洗浄液L2の流速と到達地点PにおけるウエハWの線速度との差が所定の範囲内となるように、液ノズルh2〜h5を順次切り替えている。そのため、到達地点Pにおいて、洗浄液L2の流速とウエハWの線速度との差が小さくなる。従って、ウエハWに到達した洗浄液L2がウエハWの表面Waに随伴して流れやすくなるので、洗浄液L2が周囲に飛散(液跳ね)し難くなる。その結果、現像欠陥の発生をより一層抑制することが可能となる。
本実施形態では、ガスノズルh6から乾燥ガスGを吐出させることにより、ウエハWの表面Waの中央部に乾燥領域Dを形成している。そのため、洗浄・乾燥ヘッド100cがウエハWの周縁部に移動するのに伴い、ウエハWの中央部に形成された乾燥領域Dも、遠心力の作用により外側に拡がる。そのため、レジストパターンRPの凹部Rb内から洗浄液L2が外側に向けて排出され、レジストの溶解物が洗浄液と共に排出される。加えて、液跳ねが発生し難いことと相俟って、現像欠陥の発生が大きく抑制される。
本実施形態では、ウエハWが回転中で且つ洗浄・乾燥ヘッド100cがウエハWの中央側から周縁側に向けて移動中に、到達地点PにおけるウエハWの向心加速度aが略一定となるようにウエハWの回転数ω2を制御している。そのため、ウエハWの中央部から周縁部に向かう方向において、到達位置Pでの洗浄液L2に作用する遠心力が略一定となる。そのため、洗浄・乾燥ヘッド100cの移動に随伴して、乾燥領域Dが外側に拡がりやすくなる。従って、洗浄・乾燥ヘッド100cがウエハWの周縁部に移動する速度に比べて乾燥領域Dが外側に拡がる速度が極めて遅くなること(いわゆる乾燥遅れ)を抑制できる。すなわち、乾燥遅れによってレジストの溶解物がウエハW上に残存することが抑制され、現像欠陥の発生が大きく抑制される。
本実施形態では、洗浄・乾燥ヘッド100cは、開口面積(開口径)が互いに異なり且つ開口面積の順に並ぶ複数の液ノズルh2〜h5を有し、所定の条件に従って液ノズルh2〜h5の切り替えがこの順に(開口面積が大きい順に)行われる。そのため、洗浄液L2の流量が同じであれば、開口面積が大きな液ノズルh2から開口面積が小さな液ノズルh5の順に切り替えられることにより、洗浄液L2の吐出速度が順次大きくなる。従って、到達地点Pにおける洗浄液L2の流速を、簡易な構成で変化させることができる。
本実施形態では、洗浄・乾燥ヘッド100cは、ウエハWの中心軸に対する傾きが互いに異なり且つ傾きの順に並ぶと共に、出口がウエハWの表面Waに向かう、複数の液ノズルh2〜h5を有し、所定の条件に従って液ノズルh2〜h5の切り替えがこの順に(傾きが小さい順に)行われる。そのため、洗浄液L2の流量が同じであれば、傾きが小さな液ノズルh2から傾きが大きな液ノズルh5の順に切り替えることにより、到達地点Pにおける洗浄液L2の流速のうちウエハWの表面Waに沿う速度成分が順次大きくなる。そのため、到達地点Pにおける洗浄液L2の速度を、簡易な構成で変化させることができる。
本実施形態では、複数の液ノズルh2〜h5から吐出される洗浄液L2がウエハWの表面Waに到達する各到達地点Pがいずれも略同一地点となるよう、各液ノズルh2〜h5とウエハWの表面Waとの距離と、各液ノズルh2〜h5の傾きとが設定されている。そのため、液ノズルh2〜h5を切り替えても、途切れることなく連続して洗浄液L2がウエハWの表面Waに供給される。そのため、レジストの溶解物をウエハW上から十分に除去することができ、現像欠陥の発生が大きく抑制される。
以上のような本実施形態では、図16に示されるように、洗浄・乾燥ヘッド100cの移動速度が速くても乾燥遅れや液跳ねに伴う現像欠陥の発生を抑制でき、処理時間を大きく短縮することが可能である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、図17(a)に示されるように、洗浄・乾燥ヘッド100cは、複数のガスノズルh6〜h6を有していてもよい。ガスノズルh6〜h6は、上方から見て、ウエハWの径方向に沿うようにウエハWの中央部から周縁部に向けてこの順に並んでいる。ガスノズルh6〜h6はそれぞれ、各液ノズルh2〜h5に対応して配置されている。ガスノズルh6〜h6の出口は、鉛直下方に向かっている。この場合、洗浄液L2が吐出される液ノズルh2〜h5が順次切り替えられることに伴い、ガスノズルh6〜h6も順次切り替える。そのため、洗浄液L2が吐出されている液ノズルh2〜h5に近い位置にあるガスノズルh6〜h6から乾燥ガスGが吐出されるので、乾燥ガスGのウエハWへの到達位置と、洗浄液L2のウエハWへの到達位置との距離が保たれ、乾燥遅れが抑制される。従って、乾燥遅れによってレジストの溶解物がウエハW上に残存することが抑制され、現像欠陥の発生が大きく抑制される。
図17(b)に示されるように、液ノズルh2〜h5は、上方から見て、ウエハWの接線方向において一列に並んでいてもよい。この場合、複数の液ノズルh2〜h5から吐出される洗浄液L2がウエハWの表面Waに到達する各到達地点Pをいずれも略同一地点とすることが容易となる。
図17(c)に示されるように、洗浄・乾燥ヘッド100cは、複数のガスノズルh8〜h11を有しており、液ノズルh2〜h5及びガスノズルh8〜h11が共に、上方から見て、ウエハWの接線方向において一列に並んでいてもよい。ガスノズルh8〜h11の先端側(出口側)が傾く向きは、上方から見て、ウエハWの接線方向に沿うと共にウエハWの回転方向の上流側から下流側に向かう向きである。図17(c)においては、ガスノズルh8〜h11の組は、ウエハWの径方向において、ガスノズルh6と液ノズルh2〜h5の組との間に位置している。この場合、乾燥遅れの抑制と、洗浄液L2の到達地点Pの一致とを両立できる。
図示はしていないが、ノズルh5〜h2は、上方から見て、ウエハWの径方向に沿うようにウエハWの中央部から周縁部に向けてこの順に並んでいてもよい。すなわち、ノズルh2〜h5が、上記実施形態の配列順とは逆順となっていてもよい。
図18(a)に示されるように、各液ノズルh2〜h5は、当該液ノズルh2〜h5よりも小径である複数の小型ノズルを束ねて一組とした集合ノズルにより構成されていてもよい。これらの小型ノズルから吐出される洗浄液L2は、図18(b)に示されるように、略同じ地点に到達する。この場合、小型ノズルを用いることで、各小型ノズルから吐出される洗浄液L2の流速を高めることができると共に、当該小型ノズルを複数束ねて用いることで、必要な洗浄液L2の流量を確保することができる。
洗浄・乾燥ヘッド100cは、少なくとも一つの液ノズルを有していればよい。液ノズルが一つの場合には、当該液ノズルから吐出される洗浄液L2の流速を調整可能な機構を付加した上で、ウエハW上の洗浄液L2の到達地点PがウエハWの周縁へと移動するのに伴い、当該機構が流速を調整して当該液ノズルから吐出される洗浄液L2の流速を速めるとよい(図19参照)。
図20に示されるように、2つの洗浄・乾燥ヘッド100c,100cを用いて、ウエハWの洗浄を行ってもよい。具体的には、上記実施形態と同様に乾燥領域Dを形成するまでは1つの洗浄・乾燥ヘッド100cで行う。その後、2つの洗浄・乾燥ヘッド100c,100cを互いに反対方向に向けて移動させながら、各液ノズルh2〜h5から洗浄液L2を吐出させる。洗浄・乾燥ヘッド100c,100cの液ノズルh2〜h5の切り替えタイミングは、図21に示されるように、共に同じとなるように設定することができる。この場合、互いに反対方向に移動する液ノズルからそれぞれ洗浄液L2がウエハWの表面Waに吐出される。そのため、大きなサイズのウエハWに対しても、ウエハWに十分な量の洗浄液L2を供給することができる。
ガスノズルh6の開口面積(開口径)は、例えばノズルh2の開口面積(開口径)と同程度に設定することができる。
上記実施形態では、液ノズルh2〜h5を切り替えて洗浄液L2の吐出速度を制御することにより、到達地点Pにおける洗浄液L2の流速と到達地点PにおけるウエハWの線速度との差が所定の範囲内となるようにしたが、液ノズルから吐出される洗浄液L2の吐出速度は一定とし、ウエハWの回転数を制御することにより、当該差が所定の範囲内となるようにしてもよい。また、洗浄液L2の吐出速度とウエハWの回転数との両方を制御することにより、当該差が所定の範囲内となるようにしてもよい。
液ノズルとガスノズルとが同じ一つの洗浄・乾燥ヘッド100cに設けられている必要はない。すなわち、これらのノズルが別々のヘッドに設けられており、各ヘッドの動作をそれぞれ制御してもよい。
1…塗布・現像装置、20…回転保持部、100…表面洗浄・乾燥部、100c…洗浄・乾燥ヘッド、h2〜h5…液ノズル、h6…ガスノズル、CU…制御装置、W…ウエハ。

Claims (17)

  1. 表面に対して垂直な軸周りに基板を回転させる回転駆動部と、
    前記基板よりも上方に位置すると共に前記基板の前記表面に洗浄液を吐出する、少なくとも一つの液ノズルと、
    前記基板の回転数と、前記液ノズルの移動と、前記液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度とを制御する制御部とを備え、
    前記液ノズルから吐出された洗浄液が前記回転駆動部により回転駆動された前記基板の前記表面に到達した到達地点において、当該洗浄液の流向が前記基板の線速度方向に沿う向きとなるように、前記液ノズルが設定され、
    前記制御部は、前記回転駆動部により前記基板を回転させ且つ前記液ノズルを前記基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、前記到達地点における洗浄液の流速と前記到達地点における前記基板の線速度との差が所定の範囲内となるように、前記基板の回転数と、前記液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度との少なくとも一方を制御する、基板洗浄装置。
  2. 前記制御部は、前記到達地点における洗浄液の流速と前記到達地点における前記基板の線速度との差が±25m/secとなるように、前記基板の回転数と、前記液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度との少なくとも一方を制御する、請求項1に記載の基板洗浄装置。
  3. 開口面積が互いに異なり且つ開口面積の順に並ぶ複数の前記液ノズルを備え、
    前記制御部は、前記回転駆動部により前記基板を回転させ且つ前記液ノズルを前記基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、開口面積が大きな前記液ノズルから開口面積が小さな前記液ノズルの順に切り替えながら前記液ノズルから洗浄液を吐出させる、請求項1又は2に記載の基板洗浄装置。
  4. 前記軸に対する傾きが互いに異なり且つ傾きの順に並ぶと共に、出口が前記基板の前記表面に向かう、複数の前記液ノズルを備え、
    前記制御部は、前記回転駆動部により前記基板を回転させ且つ前記液ノズルを前記基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、傾きが小さな前記液ノズルから傾きが大きな前記液ノズルの順に切り替えながら前記液ノズルから洗浄液を吐出させる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板洗浄装置。
  5. 複数の前記液ノズルから吐出される洗浄液が前記基板の前記表面に到達する各到達地点がいずれも略同一地点となるよう、前記各液ノズルと前記基板の前記表面との距離と、前記各液ノズルの傾きとが設定されている、請求項4に記載の基板洗浄装置。
  6. 前記基板よりも上方に位置すると共に前記基板の前記表面に乾燥ガスを吐出する少なくとも一つのガスノズルを更に備え、
    前記制御部は、前記ガスノズルが前記液ノズルよりも前記基板の中央側に位置するように、前記ガスノズル及び前記液ノズルを移動させる、請求項3〜5のいずれか一項に記載の基板洗浄装置。
  7. 前記液ノズルは、当該液ノズルよりも小径である複数の小型ノズルを束ねて一組とした集合ノズルにより構成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の基板洗浄装置。
  8. 前記基板よりも上方に位置すると共に前記基板の前記表面に洗浄液を吐出する、少なくとも一つの他の液ノズルを更に備え、
    前記他の液ノズルから吐出された洗浄液が前記回転駆動部により回転駆動された前記基板の前記表面に到達した他の到達地点において、当該洗浄液の流向は、前記基板の線速度方向に沿う向きとなるように設定され、
    前記制御部は、前記回転駆動部により前記基板を回転させ且つ前記他の液ノズルを前記基板の中央側から周縁側に向けて前記液ノズルとは異なる方向に移動させつつ、前記他の到達地点における洗浄液の流速と前記他の到達地点における前記基板の線速度との差が所定の範囲内となるように、前記基板の回転数と、前記他の液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度との少なくとも一方を制御する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の基板洗浄装置。
  9. 表面に対して垂直な軸周りに基板を回転させつつ、前記基板よりも上方に位置する少なくとも一つの液ノズルから前記基板の前記表面の中央部に洗浄液を吐出し、その後、前記液ノズルを前記基板の中央側から周縁側に向けて移動させて、前記液ノズルから吐出された洗浄液が前記基板の表面に到達した到達地点を前記基板の中央側から周縁側に移動させることにより、前記基板の前記表面を洗浄する洗浄工程を含み、
    前記洗浄工程では、
    前記液ノズルから吐出された洗浄液が回転中の前記基板の前記表面に到達した前記到達地点において、当該洗浄液の流向が、前記基板の線速度方向に沿う向きとなるように設定され、
    前記基板を回転させ且つ前記液ノズルを前記基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、前記到達地点における洗浄液の流速と前記到達地点における前記基板の線速度との差が所定の範囲内となるように、前記基板の回転数と、前記液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度との少なくとも一方が制御される、基板洗浄方法。
  10. 前記洗浄工程では、前記到達地点における洗浄液の流速と前記到達地点における前記基板の線速度との差が±25m/secとなるように、前記基板の回転数と、前記液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度との少なくとも一方が制御される、請求項9に記載の基板洗浄方法。
  11. 前記洗浄工程では、前記基板を回転させ且つ前記液ノズルを前記基板の中央側から周縁側に向けて移動させている間、前記液ノズルが前記基板の周縁部に向かうにつれて前記到達地点における洗浄液の流速が大きくなるように前記液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度が制御される、請求項9又は10に記載の基板洗浄方法。
  12. 前記洗浄工程では、前記基板を回転させ且つ前記液ノズルを前記基板の中央側から周縁側に向けて移動させている間、前記到達地点における前記基板の向心加速度が略一定となるように前記基板の回転数が制御される、請求項11に記載の基板洗浄方法。
  13. 前記洗浄工程では、開口面積が互いに異なり且つ開口面積の順に並ぶ複数の前記液ノズルから前記基板の前記表面に洗浄液を吐出して前記基板の前記表面を洗浄するにあたり、前記基板を回転させ且つ前記液ノズルを前記基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、開口面積が大きな前記液ノズルから開口面積が小さな前記液ノズルの順に切り替えながら前記液ノズルから洗浄液を吐出させる、請求項11又は12に記載の基板洗浄方法。
  14. 前記洗浄工程では、前記軸に対する傾きが互いに異なり且つ傾きの順に並ぶと共に、出口が前記基板の前記表面に向かう、複数の前記液ノズルから、前記基板の前記表面に洗浄液を吐出して前記基板の前記表面を洗浄するにあたり、前記基板を回転させ且つ前記液ノズルを前記基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、傾きが小さな前記液ノズルから傾きが大きな前記液ノズルの順に切り替えながら前記液ノズルから洗浄液を吐出させる、請求項11〜13のいずれか一項に記載の基板洗浄方法。
  15. 前記洗浄工程では、
    前記基板を回転させ且つ少なくとも一つのガスノズルから前記基板の前記表面の中央部に乾燥ガスを吐出させ、前記基板の前記表面の中央部に乾燥領域を形成した後、
    前記基板を回転させ且つ前記液ノズルを前記基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、前記到達地点における洗浄液の流速と前記到達地点における前記基板の線速度との差が所定の範囲内となるように、前記基板の回転数と、前記液ノズルから吐出される洗浄液の吐出速度との少なくとも一方が制御される、請求項9〜14のいずれか一項に記載の基板洗浄方法。
  16. 前記洗浄工程では、複数の前記液ノズルから前記基板の前記表面に洗浄液を吐出すると共に、複数の前記ガスノズルから前記基板の前記表面に乾燥ガスを洗浄液の前記到達地点よりも中央側に吐出するにあたり、複数の前記液ノズル及び複数の前記ガスノズルを前記基板の中央側から周縁側に向けて移動させつつ、複数の前記液ノズルの切り替えに合わせて前記各ガスノズルを順に切り替えながら前記ガスノズルから乾燥ガスを吐出させる、請求項15に記載の基板洗浄方法。
  17. 請求項9〜16のいずれか一項に記載の方法を基板洗浄装置に実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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