JP2015041648A - パターン形成方法、パターン形成用マスク及びパターン形成装置 - Google Patents

パターン形成方法、パターン形成用マスク及びパターン形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リソグラフィ技術を用いて広い範囲に短時間で高精度なパターンを形成すること。【解決手段】実施形態に係るパターン形成方法は、複数の光透過部が周期的に配置された干渉用マスクパターンと、前記干渉用マスクパターンと離間して配置された光電変換部と、電子遮蔽部と、を用意する工程と、前記干渉用マスクパターンに光を照射し、前記光透過部を透過した前記光の透過光に基づきタルボ干渉を発生させる工程と、前記タルボ干渉による干渉光を前記光電変換部に照射して、前記光電変換部から前記干渉光に基づく電子を放出する工程と、前記電子を加工対象部材へ照射してパターンを形成する工程と、含む。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、パターン形成方法、パターン形成用マスク及びパターン形成装置に関する。
電子ビームを用いたリソグラフィにおいては、電子ビームを収束させることで微細なパターンであっても高精度にパターンを形成することができる。しかし、従来の電子ビーム露光装置では、電子ビームをいわゆる一筆描きで移動させる必要があり、広い面積を短時間で露光することは困難である。
また、他のリソグラフィ技術として、タルボ干渉を用いた露光方法がある。タルボ干渉は、繰り返しパターンを有する露光用マスクに干渉性の良いコヒーレント光を照射すると、光の進行方向に、パターンの反転像と自己結像とが周期的に現れる現象である。この反転像または自己結像を利用してパターン転写を行うと、露光用マスクに含まれるパターン欠陥の転写が抑制される。リソグラフィ技術を用いたパターン形成方法においては、広い範囲に短時間で高精度なパターンを形成することが望ましい。
特開2013−051292号公報
本発明の実施形態は、リソグラフィ技術を用いて広い範囲に短時間で高精度なパターンを形成することができるパターン形成方法、パターン形成用マスク及びパターン形成装置を提供する。
実施形態に係るパターン形成方法は、複数の光透過部が周期的に配置された干渉用マスクパターンと、前記干渉用マスクパターンと離間して配置された光電変換部と、電子遮蔽部と、を用意する工程と、前記干渉用マスクパターンに光を照射し、前記光透過部を透過した前記光の透過光に基づきタルボ干渉を発生させる工程と、前記タルボ干渉による干渉光を前記光電変換部に照射して、前記光電変換部から前記干渉光に基づく電子を放出する工程と、前記電子を加工対象部材へ照射してパターンを形成する工程と、含む。
図1は、第1の実施形態に係るパターン形成方法を例示するフローチャートである。 図2は、干渉用マスクパターンを例示する模式図である。 図3(a)及び図3(b)は、パターン形成用マスクを例示する模式図である。 図4(a)〜図4(e)は、光電変換部のパターンを例示する模式的断面図である。 図5は、パターン形成装置を例示する模式図である。 図6(a)〜図6(c)は、第3の実施形態に係るパターン形成方法を例示する模式図である。 図7(a)〜図7(d)は、電子のパターンの形成方法を例示する模式図である。 図8(a)〜図8(d)は、電子のパターンの形成方法を例示する模式図である。 図9(a)〜図9(d)は、電子のパターンの形成方法を例示する模式図である。 図10(a)〜図10(e)は、第4の実施形態に係るパターン形成方法を例示する模式図である。 図11(a)〜図11(c)は、パターン形成用マスクを例示する模式的断面図である。 図12(a)〜図12(f)は、パターン形成用マスクの製造方法を例示する模式的断面図である。 図13(a)〜図13(c)は、パターン形成用マスクの製造方法を例示する模式的断面図である。 図14(a)〜図14(f)は、パターン形成用マスクの製造方法を例示する模式的断面図である。 図15(a)〜図15(d)は、パターン形成用マスクの製造方法を例示する模式的断面図である。 図16(a)〜図16(f)は、パターン形成用マスクの製造方法を例示する模式的断面図である。 図17(a)〜図17(d)は、パターン形成用マスクの製造方法を例示する模式的断面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るパターン形成方法を例示するフローチャートである。
図1に表したように、本実施形態に係るパターン形成方法は、パターン形成用マスクの用意(ステップS101)、タルボ干渉の発生(ステップS102)、電子の放出(ステップS103)及びパターンの形成(ステップS104)を含む。
ステップS101に表したパターン形成用マスクの用意では、複数の光透過部が周期的に配置された干渉用マスクパターンと、この干渉用マスクパターンと離間して配置された光電変換部と、を備えたパターン形成用マスクを用意する。パターン形成用マスクの態様については、後述する。
図2は、干渉用マスクパターンを例示する模式図である。
図2では、干渉用マスクパターンP1が干渉用マスクM1に設けられた例を表している。図2に表したように、干渉用マスクM1は、所定の波長の光を透過する基板10と、基板10に設けられた干渉用マスクパターンP1と、を有する。干渉用マスクパターンP1は、複数の遮光パターンP11と、複数の透光パターンP12と、を有する。遮光パターンP11は、前記光を遮る。透光パターンP12は、前記光を透過する。
基板10には、例えば石英や合成石英が用いられる。遮光パターンP11には、例えばクロム(Cr)が用いられる。
複数の遮光パターンP11は、一定の幅及び一定の間隔で基板10に配置される。複数の透光パターンP12は、複数の遮光パターンP11の間に設けられる。これにより、複数の透光パターンP12は、基板10に周期的に設けられる。複数の遮光パターンP11と複数の透光パターンP12とにより、例えばラインアンドスペースのパターンが構成される。なお、複数の遮光パターンP11と複数の透光パターンP12とにより、島状のパターンが構成されてもよい。
ステップS102に表したタルボ干渉の発生では、干渉用マスクパターンP1に前記光を照射して、複数の透光パターンP12を透過した光による透過光に基づきタルボ干渉を発生させる。
図2には、干渉用マスクM1によるタルボ干渉が例示される。タルボ干渉は、干渉用マスクパターンP1の繰り返しパターン(遮光パターンP11及び透光パターンP12)に干渉性の良いコヒーレント光を照射すると、光の進行方向に、干渉用マスクパターンP1の繰り返しパターンの反転像IMrと自己結像IMとが周期的に現れる現象である。
タルボ干渉は、少なくとも透光パターンP12から0次光と±1次光とが発生することが必要である。そして、全ての回折光が同位相となるところで自己結像IMが発生する。ここで自己結像IMとは、透光パターンP12に相当した光強度分布が現れる結像のことをいう。反転像IMrとは、透光パターンP12の反転に相当とした光強度分布が現れる結像のことをいう。タルボ干渉によって生成される干渉光は、反転像IMr及び自己結像IMを含む。
反転像IMr及び自己結像IMは、干渉用マスクM1から離れる方向(Z方向)に光の進行方向に交互に周期的に現れる。ここで、自己結像IMにおけるZ方向の1周期の長さは、タルボ距離Zである。
複数の透光パターンP12のピッチpが光の波長λに近いときは、Zは数式(1)で表される。
複数の透光パターンP12のピッチpが光の波長λに対して2倍以上のときは、Zは数式(2)で近似的に表される。
自己結像IMまたは反転像IMrのZ方向と直交する方向のピッチPtは、媒質の屈折率をn、光の波長をλとした場合、Pt>λ/nを満たす。
ステップS103に表した電子の放出では、タルボ干渉による干渉光を光電変換部に照射して、光電変換部から干渉光に基づく電子を放出する。光電変換部は、照射された光によって励起された内部の電子を放出する。
光電変換部には、タルボ干渉による干渉光(干渉パターンに基づく光)が照射される。したがって、光電変換部は、タルボ干渉による干渉パターンに対応した位置から光を放出する。
ステップS104に表したパターンの形成では、ステップS103において放出された電子を加工対象部材へ照射して、加工対象部材にパターンを形成する。加工対象部材は、例えば感光性材料(レジスト)である。パターンは、レジストに形成されるパターンや、レジストパターンをマスクとして下地(半導体ウェーハ、半導体層等)をエッチングして得られるパターンを含む。
本実施形態に係るパターン形成方法では、タルボ干渉によって干渉用マスクパターンP1に含まれる欠陥の転写が抑制される。また、タルボ干渉による干渉光に基づき電子を加工対象部材に照射するため、電子の軌道を制御することでタルボ干渉による干渉パターンの形状を縮小または拡大したパターンを精度良く形成することができるようになる。つまり、本実施形態に係るパターン形成方法では、タルボ干渉を用いた露光技術のメリットと、電子ビームを用いた露光技術のメリットとの両方を得ることができる。
図3(a)及び図3(b)は、パターン形成用マスクを例示する模式図である。
図3(a)には、パターン形成用マスクMMの模式的断面図が表される。図3(b)には、パターン形成用マスクMMの模式的平面図が表される。
図3(a)に表したように、パターン形成用マスクMMには、干渉用マスクM1と、光電変換部PCと、が用いられる。光電変換部PCは、基板20の一方面に設けられる。光電変換部PCは、干渉用マスクM1と離間して設けられる。すなわち、干渉用マスクM1と、光電変換部PCとの間には、所定の間隔が設けられる。光電変換部PCの材料としては、光の照射によって内部の電子が励起され、外部に放出できる材料(例えば、金(Au)やルテニウム(Ru))が用いられる。光電変換部PCは、干渉棒マスクM1と一体的に設けられていても、別体に設けられていてもよい。
図3(b)に表したように、パターン形成用マスクMMの干渉用マスクM1には、線状に形成された複数の遮光パターンP11と複数の透光パターンP12とが設けられる。図3(b)に表した例では、複数の遮光パターンP11と複数の透光パターンP12とにより、ラインアンドスペース(L/Sパターン)のパターンが構成される。なお、干渉用マスクM1には、複数の遮光パターンP11と複数の透光パターンP12とにより、島状のパターンが構成されてもよい。
図3(a)に表したように、パターン形成用マスクMMに光Cを照射すると、干渉用マスクM1と光電変換部PCとの間に、タルボ干渉による干渉光ILが発生する。干渉用マスクM1と光電変換部PCとの距離によって、光電変換部PCには、タルボ干渉による干渉光ILのうち、自己結像IMまたは反転像IMrが照射される。ここで、干渉用マスクM1の干渉用マスクパターンP1に欠陥が含まれている場合であっても、タルボ干渉の効果により、干渉光ILには欠陥のパターンが含まれにくくなる。
干渉光ILが光電変換部PCに照射されると、光の照射された位置において光電変換部PCの内部の電子が励起され、電子eが放出される。光電変換部PCから放出される電子eのパターンは、光電変換部PCに照射された干渉光ILのパターンに対応する。例えば、光電変換部PCに自己結像IMによる光が照射された場合、光電変換部PCからは自己結像IMのパターンに対応したパターンで電子eが放出される。また、光電変換部PCに反転像IMrによる光が照射された場合、光電変換部PCからは反転像IMrのパターンに対応したパターンで電子eが放出される。
パターン形成用マスクMMから放出される電子eのパターンは、タルボ干渉による干渉光ILのパターンに対応しているため、干渉用マスクパターンP1に含まれる欠陥のパターンは反映されない。したがって、この電子eを加工対象部材に照射することで、加工されるパターンへの欠陥の転写が抑制される。
また、光電変換部PCの表面の広い範囲に干渉光ILが同時に照射されるため、光電変換部PCからは2次元的に電子eが放出される。したがって、電子eを用いた一筆描きの露光ではなく、広い面積に対して短時間で露光を行うことができるようになる。
また、パターン形成用マスクMMから加工対象部材までの間で、電子eを縮小または拡大させてもよい。電子eを縮小させることで、タルボ干渉による干渉光ILのパターンサイズよりも小さいパターンを形成することができる。一方、電子eを拡大させることで、タルボ干渉による干渉光ILのパターンサイズよりも大きなパターンを形成することができる。
このようなパターン形成用マスクMMを用いることで、タルボ干渉による低ラフネスかつ欠陥の転写が抑制された周期パターンを、広い面積にわたって均一に光電変換部PCに照射することができる。したがって、均一なパターン精度でパターンを形成することができ、さらに大面積での一括パターン形成によりスループットの低下を抑制することができる。
なお、光電変換部PCは基板20に一様に形成されていても、所定のパターン形状を有していてもよい。所定のパターン形状は、干渉用マスクパターンP1の形状と異なっていてもよい。これにより、光電変換部PCから放出される電子eのパターンは、干渉用マスクパターンP1の形状と光電変換部PCのパターンの形状とを重ね合わせた形状になる。
図4(a)〜図4(e)は、光電変換部のパターンを例示する模式的断面図である。
光電変換部PCは、基板20に一様に形成されていてもよいし、図4(a)〜図4(e)に表したように、基板20の一方面において所望のパターン形状を有していてもよい。
図4(a)に表した光電変換部PC1は、基板20の一方面に設けられた複数の光電変換膜PCFを有する。複数の光電変換膜PCFは、基板20の一方面において、電子eを放出したい箇所に対応して設けられる。このような光電変換部PC1では、光電変換部PC1に仮に一様な光が照射されたとしても、複数の光電変換膜PCFに合わせたパターンで電子eが放出されることになる。
図4(b)に表した光電変換部PC2は、基板20の一方面に設けられた複数のに光電変換膜PCFと、複数の光電変換膜PCFの間に設けられた遮蔽膜SDFと、を有する。このような光電変換部PC1では、複数の光電変換膜PCFの間に隙間があっても、遮蔽膜SDFによって光を遮蔽できる。
図4(c)に表した光電変換部PC3は、基板20の一方面に設けられた一様な光電変換膜PCFと、光電変換膜PCFの上に形成された複数の遮蔽膜SDFと、を有する。
図4(d)に表した光電変換部PC4は、基板20の一方面に設けられた複数の遮蔽膜SDFと、複数の遮蔽膜SDFを覆う光電変換膜PCFと、を有する。光電変換膜PCFは、複数の遮蔽膜SDFの上、側面、及び基板20の一方面における遮蔽膜SDFが設けられていない面を覆う。光電変換膜PCFは、基板20上に複数の遮蔽膜SDFを形成した後、例えば堆積によって形成される。このような光電変換部PC4では、遮蔽膜SDFの上に設けられた光電変換膜PCFには光が照射されず、複数の遮蔽膜SDFの間に設けられた光電変換膜PCFに光が照射される。この光が照射された光電変換膜PCFの位置から電子eが放出される。
図4(e)に表した光電変換部PC5は、基板20の一方面に設けられた複数の遮蔽膜SDFと、複数の遮蔽膜SDFの上及び間に設けられた光電変換膜PCFと、を有する。光電変換膜PCFは、複数の遮蔽膜SDFの上、及び基板20の一方面における遮蔽膜SDFが設けられていない面を覆う。このような光電変換部PC5では、遮蔽膜SDFの上に設けられた光電変換膜PCFには光が照射されず、複数の遮蔽膜SDFの間に設けられた光電変換膜PCFに光が照射される。この光が照射された光電変換膜PCFの位置から電子eが放出される。
図4(a)〜図4(e)に表した光電変換部PC1〜PC5の構成は一例であり、これら以外のパターン構成であってもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るパターン形成装置について説明する。
図5は、パターン形成装置を例示する模式図である。
図5に表したように、本実施形態に係るパターン形成装置500は、光源510と、ステージ520と、マスク保持部530と、電子レンズ540と、を備える。
光源510は、露光に用いる光Cを放出する。光源510は、光Cとして例えばレーザ光を放出する。レーザ光は、例えば波長193ナノメートル(nm)のArFエキシマレーザ光である。
ステージ520は、加工対象部材を載置する。図5に表した例では、加工対象部材としてウェーハWが載置される。ステージ520は、例えば静電吸着によってウェーハWをステージ520上に吸着保持する。ステージ520は、ウェーハWの表面に沿った例えば2軸(X軸、Y軸)に沿って移動可能に設けられる。ステージ520を移動させることで、ウェーハWと、後述するマスク保持部530に保持されたパターン形成用マスクとの相対的な位置関係を変える。
マスク保持部530は、干渉用マスクM1及び光電変換部PCを有するパターン形成用マスクMMを保持する。マスク保持部530は、移動可能に設けられていてもよい。
電子レンズ540は、パターン形成用マスクMMの光電変換部PCから放出された電子eを収束させる。電子レンズ540は、光電変換部PCから放出された2次元状の電子eのパターンをウェーハW上に収束させる。
例えば、光電変換部PCにおける電子eのパターンの放出領域のサイズをA1、ウェーハW上の転写領域をA2とした場合、電子レンズ540は、A2/A1の縮小倍率を有する。一例として、縮小倍率を1/10、A1を5ミリメートル角(mm□)とした場合、A2は500マイクロメートル角(μm□)となる。したがって、ウェーハW上には500μm□の領域に一括して電子eを照射でき、一筆描きで電子ビームを照射する場合に比べてパターン形成のスループットが向上する。
パターン形成装置500においては、光電変換部PCにタルボ効果による非常に像質のよいパターン光を照射することで、例えばL/Sパターンやコンタクトホールアレイなどの周期パターンを、電子eのパターンに変換して縮小転写することが可能となる。
パターン形成用マスクMMでは、干渉用マスクM1と光電変換部PCとの距離が、タルボ距離Zに基づき設定される。例えば、干渉用マスクパターンP1と、光電変換部PCとの間隔は、タルボ距離Zの1/2のn倍(nは自然数)である。これにより、光電変換部PCには、タルボ干渉による干渉光ILのうち、反転像IMrまたは自己結像IMの光が照射される。
この場合、干渉用マスクパターンP1の遮光パターンP11として、例えば100ナノメートル(nm)のL/Sパターンを形成した場合、数nmのLER(Line edge roughness)があっても、光電変換部PCに照射される干渉光ILのパターンにはそのようなラフネスはなくなる。また、干渉用マスクパターンP1に数十nmの欠陥パターンがあっても、光電変換部PCにはそのような欠陥がない良好なL/Sパターンが照射される。この場合、電子レンズ540の縮小倍率を1/10にすると、ウェーハW上に10nmのL/Sパターンを一括で露光することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係るパターン形成方法を説明する。
図6(a)〜図6(c)は、第3の実施形態に係るパターン形成方法を例示する模式図である。
図6(a)には、タルボ干渉による干渉光ILのパターンが例示される。干渉光ILは、干渉用マスクM1によって形成される。図6(a)に表した例では、L/Sパターンの干渉光ILが形成されている。
本実施形態では、このような干渉光ILを、図6(b)に表した光電変換部PC10に照射する。光電変換部PC10は、干渉光ILの一部を光電変換する。光電変換部PC10は、光電変換膜PCFと、遮蔽膜SDFと、を有する。遮蔽膜SDFの部分に照射された干渉光ILは、光電変換されない。したがって、干渉光ILは、遮蔽膜SDF以外の部分である光電変換膜PCFにおいて光電変換される。
図6(c)には、加工対象部材である例えばウェーハWの上に照射される電子のパターンBPが表される。電子のパターンBPは、干渉光ILのパターンと、光電変換部PC10の遮蔽膜SDF以外の部分である光電変換膜PCFのパターンとを重ね合わせた形状になる。
本実施形態に係るパターン形成方法では、タルボ干渉による周期的な干渉光ILの一部を光電変換部PC10の遮蔽膜SDFで遮ることで、非周期的なパターン形状の電子のパターンBPを形成することができる。これにより、タルボ干渉による露光及び電子ビームによる露光を利用しつつ、非周期的なパターンをウェーハW上に一括して形成することができる。
図7(a)〜図9(d)は、電子のパターンの形成方法を例示する模式図である。
図7(a)〜図7(d)には、第1の例が表され、図8(a)〜図8(d)には、第2の例が表され、図9(a)〜図9(d)には、第3の例が表される。
先ず、第1の例について説明する。
図7(a)には、干渉用マスクM1−1の一部領域が表される。干渉用マスクM1−1は、周期的なライン状の遮光パターンP11及び透光パターンP12を有する。干渉用マスクM1−1の透光パターンP12には、欠陥DFが含まれる。
図7(b)には、タルボ干渉による干渉光IL1の一部が表される。タルボ干渉による干渉光IL1では、図7(a)に表した欠陥DFの像が抑制される。
図7(c)には、光電変換部PC11のパターンの一部が表される。光電変換部PC11は、光電変換膜PCFと、遮蔽膜SDFと、を有する。遮蔽膜SDFは、干渉用マスクM1−1により形成されるタルボ干渉の干渉光IL1の一部を遮る。
図7(d)には、加工対象部材上に照射される電子のパターンBP1の一部が表される。図7(d)に表した電子のパターンBP1は、図7(b)に表したタルボ干渉による干渉光IL1のパターンと、図7(c)に表した光電変換部PC11の遮蔽膜SDF以外の部分である光電変換膜PCFのパターンと、の重ね合わせによって構成される。なお、図7(d)に表した例では、電子レンズ540によって縮小された電子のパターンBP1が表されている。
次に、第2の例について説明する。
図8(a)には、干渉用マスクM1−2が表される。干渉用マスクM1−2は、透光パターンP12と、透光パターンP12の中に配置された島状の遮光パターンP11と、を有する。干渉用マスクM1−2の透光パターンP12には、欠陥DFが含まれる。
図8(b)には、タルボ干渉による干渉光IL2が表される。タルボ干渉による干渉光IL2では、図8(a)に表した欠陥DFの像が抑制される。
図8(c)には、光電変換部PC12のパターンが表される。光電変換部PC12は、光電変換膜PCFと、遮蔽膜SDFと、を有する。遮蔽膜SDFは、干渉用マスクM1−2により形成されるタルボ干渉の干渉光IL2の一部を遮る。
図8(d)には、加工対象部材上に照射される電子のパターンBP2が表される。図8(d)に表した電子のパターンBP2は、図8(b)に表したタルボ干渉による干渉光IL2のパターンと、図8(c)に表した光電変換部PC12の遮蔽膜SDF以外の部分である光電変換膜PCFのパターンと、の重ね合わせによって構成される。なお、図8(d)に表した例では、電子レンズ540によって縮小された電子のパターンBP2が表されている。
なお、図7(d)表した電子のパターンBP1は、図8(d)に表した電子のパターンBP2と同じである。第1の例及び第2の例のいずれを適用するのかは、干渉用マスクM1−1及びM1−2のうち、欠陥DFの修正を行いやすい例を選択すればよい。また、光電変換部PC11及びPC12のうち、遮蔽膜SDFを精度良く形成できる例を選択してもよい。
次に、第3の例について説明する。
図9(a)には、干渉用マスクM1−3が表される。干渉用マスクM1−3は、遮光パターンP11と、遮光パターンP11の中に配置された島状の透光パターンP12と、を有する。干渉用マスクM1−3の遮光パターンP11には、欠陥DFが含まれる。
図9(b)には、タルボ干渉による干渉光IL3が表される。タルボ干渉による干渉光IL3では、図9(a)に表した欠陥DFの像が抑制される。
図9(c)には、光電変換部PC13のパターンが表される。光電変換部PC13は、光電変換膜PCFと、遮蔽膜SDFと、を有する。遮蔽膜SDFは、干渉用マスクM1−3により形成されるタルボ干渉の干渉光IL3の一部を遮る。
図9(d)には、加工対象部材上に照射される電子のパターンBP3が表される。図9(d)に表した電子のパターンBP3は、図9(b)に表したタルボ干渉による干渉光IL3のパターンと、図9(c)に表した光電変換部PC13の遮蔽膜SDF以外の部分である光電変換膜PCFのパターンと、の重ね合わせによって構成される。なお、図9(d)に表した例では、電子レンズ540によって縮小された電子のパターンBP3が表されている。
なお、上記説明した第1〜第3の例以外であっても、干渉用マスクM1のパターン形状と、光電変換部PCのパターン形状との組み合わせによって、電子のパターンを任意に設定して加工対象部材上に照射することができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係るパターン形成方法を説明する。
図10(a)〜図10(e)は、第4の実施形態に係るパターン形成方法を例示する模式図である。
本実施形態では、パターンを形成する工程(図1のステップS104)として、加工対象部材(例えば、ウェーハW)に第1電子パターンを照射した後、加工対象部材に第2電子パターンを照射することを含む。
図10(a)には、第1電子パターンBP11が表される。第1電子パターンBP11は、干渉用マスクM1の干渉用マスクパターンP1と、光電変換部PCとを第1の距離Zd1だけ離間させた状態で発生させた電子のパターンである。
図10(b)には、加工対象部材である例えばウェーハWの上に照射される第1電子パターンBP11が表される。図10(b)に表した例では、第1電子パターンBP11は、第1ピッチpt1を有する周期的なパターン(例えば、L/Sパターン)である。
図10(c)には、第2電子パターンBP12が表される。第2電子パターンBP12は、干渉用マスクM1の干渉用マスクパターンP1と、光電変換部PCとを第2の距離Zd2だけ離間させた状態で発生させた電子のパターンである。ここで、第1の距離Zd1と、第2の距離Zd2との差の絶対値は、タルボ距離Zの1/2の奇数倍である。
図10(d)には、加工対象部材である例えばウェーハWの上に照射される第2電子パターンBP12が表される。図10(d)に表した例では、第2電子パターンBP12は、第1電子パターンBP11と同じ第1ピッチpt1を有し、位相が第1ピッチpt1の半分だけずれた周期的なパターン(例えば、L/Sパターン)である。つまり、第1の距離Zd1に対して、第2の距離Zd2を、タルボ距離Zの1/2の奇数倍だけずらすことで、第2電子パターンBP12は、第1電子パターンBP11の明暗を反転させたパターンになる。
図10(e)には、加工対象部材である例えばウェーハWの上に照射される電子のパターンが表される。本実施形態では、ウェーハW上に照射される電子のパターンは、第1電子パターンBP11及び第2電子パターンBP12である。これにより、ウェーハW上には、第1ピッチpt1の半分である第2ピッチpt2を有する周期的なパターン(例えば、L/Sパターン)の電子が照射される。
このような本実施形態に係るパターン形成方法によれば、干渉用マスクパターンP1の半分のピッチのパターンを加工対象部材に形成することができる。
例えば、L/Sパターンの干渉用マスクパターンP1を1/10に縮小してウェーハW上に10nmのパターンを形成する場合、第1の実施形態に係るパターン形成方法では、L/Sパターンのハーフピッチ(HP)として100nmの干渉用マスクパターンP1を用いる必要がある。本実施形態を適用すれば、HPとして200nmのL/Sパターンを有する干渉用マスクパターンP1を用いればよい。これにより、干渉用マスクM1を作製するのに必要な時間とコストが削減される。また、より低コストでの微細パターンの形成を行なうことが可能となる。
さらに、本実施形態では、電子光学系に一度に入射する電子数を半減させることができる。このため、光電子露光としての電子ビームの解像度が向上する。電子が多く存在すると、電子間でクーロン力による反発が起こり、ビームが拡がってしまうためである。これを空間電荷効果と言い、電子が少ない、すなわち電流が少なくなると空間電荷効果を小さくすることができる。これにより、より解像度が増した微細パターンの形成を低コストで行なうことができるようになる。
なお、上記説明した干渉用マスクパターンP1はL/Sパターンであるが、L/Sパターンに限定されず、等ピッチの周期的なパターンであればL/Sパターン以外のパターンであってもよい。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態に係るパターン形成用マスクを説明する。
図11(a)〜図11(c)は、パターン形成用マスクを例示する模式的断面図である。
図11(a)には、パターン形成用マスクMM1が表され、図11(b)には、パターン形成用マスクMM2が表され、図11(c)には、パターン形成用マスクMM3が表される。
図11(a)に表したパターン形成用マスクMM1は、基板30と、干渉用マスクパターンP1と、光電変換部PCと、中間膜15と、を有する。基板30は、第1面30aと、第1面30aとは反対側の第2面30bとを有する。基板30は、所定の波長の光を透過する。基板30には、例えば石英や合成石英が用いられる。
干渉用マスクパターンP1は、基板30の第1面30aに設けられる。干渉用マスクパターンP1は、タルボ干渉による干渉光を発生させる。干渉用マスクパターンP1は、複数の遮光パターンP11と、複数の透光パターンP12と、を有する。遮光パターンP11は、前記光を遮る。透光パターンP12は、前記光を透過する。
複数の遮光パターンP11は、一定の幅及び一定の間隔で基板30に配置される。複数の透光パターンP12は、複数の遮光パターンP11の間に設けられる。これにより、複数の透光パターンP12は、基板30に周期的に設けられる。
複数の遮光パターンP11と複数の透光パターンP12とにより、例えばL/Sパターンが構成される。なお、複数の遮光パターンP11と複数の透光パターンP12とにより、島状のパターンが構成されてもよい。遮光パターンP11には、例えばCr、酸窒化クロム(CrON)及びこれらの積層膜が用いられる。
光電変換部PCは、干渉用マスクパターンP1と離間して設けられる。光電変換部PCは、干渉用マスクパターンP1によって形成されたタルボ干渉による干渉光に基づき電子を放出する。光電変換部PCは、光電変換膜PCFと、遮蔽膜SDFとを有する。光電変換膜PCFには、例えばAuやRuが用いられる。遮蔽膜SDFには、例えば窒化チタン(TiN)、Cr、タンタル(Ta)及びこららの化合物並びにこれらの積層膜が用いられる。
中間膜15は、干渉用マスクパターンP1と、光電変換部PCと、の間に設けられる。中間膜15は、基板30と同様に、所定の波長の光を透過する。中間膜15には、例えば酸化シリコン(SiO)が用いられる。
光電変換膜PCFは、中間膜15の基板30とは反対側の表面に一様に形成される。遮蔽膜SDFは、光電変換膜PCFの一部の上に選択的に設けられる。
図11(b)に表したパターン形成用マスクMM2は、基板30と、干渉用マスクパターンP1と、光電変換部PCと、中間膜15と、を有する。パターン形成用マスクMM2では、光電変換部PCの構成がパターン形成用マスクMM1と相違する。その他の構成はパターン形成用マスクMM1と同様である。
パターン形成用マスクMM2の光電変換部PCは、中間膜15の基板30とは反対側の面に選択的に設けられた複数の光電変換膜PCFと、複数の光電変換膜PCFの間に設けられた遮蔽膜SDFとを有する。
図11(c)に表したパターン形成用マスクMM3は、基板30と、干渉用マスクパターンP1と、光電変換部PCと、中間膜15と、を有する。パターン形成用マスクMM3では、光電変換部PCの構成がパターン形成用マスクMM1と相違する。その他の構成はパターン形成用マスクMM1と同様である。
パターン形成用マスクMM3の光電変換部PCは、中間膜15の基板30とは反対側の面に選択的に設けられた複数の遮蔽膜SDFと、複数の遮蔽膜SDFの上、及び複数の遮蔽膜SDFの間に設けられた光電変換膜PCFとを有する。
いずれのパターン形成用マスクMM1〜MM3においても、中間膜15の厚さによって干渉用マスクパターンP1と、光電変換部PCとの間隔が設定される。タルボ干渉による干渉光を発生させるパターン形成用マスクMM1〜MM3においては、干渉用マスクパターンP1と光電変換部PCとを精度良く平行に配置する必要がある。例えば、タルボ干渉の周期が数百nmと短いと、若干の平行度の劣化により露光領域内での均一な干渉パターンを光電変換部PCに照射することができなくなる可能性がある。特に、数mm□程度の大きな面積を有する2つの面を、一定の距離で平行に保つのは非常に難しい。
そこで、パターン形成用マスクMM1〜MM3のように、干渉用マスクパターンP1と光電変換部PCとを中間膜15を介して一体的に構成する。これにより、大きな面積のパターン形成用マスクMM1〜MM3であっても、干渉用マスクパターンP1と光電変換部PCとを精度良く平行に保つことができる。
なお、パターン形成用マスクMM1〜MM3においては、干渉用マスクパターンP1と光電変換部PCとの間に中間膜15が設けられているが、中間膜15を用いなくてもよい。すなわち、中間膜15以外であって、干渉用マスクパターンP1と光電変換部PCとの間隔を精度良く保つことができる支持部材(図示せず)を用いるようにしてもよい。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態に係るパターン形成用マスクの製造方法について説明する。
図12(a)〜図17(d)は、パターン形成用マスクの製造方法を例示する模式的断面図である。
図12(a)〜図13(c)には、図11(a)に表したパターン形成用マスクMM1の製造方法が例示される。
図14(a)〜図15(d)には、図11(b)に表したパターン形成用マスクMM2の製造方法が例示される。
図16(a)〜図17(d)には、図11(c)に表したパターン形成用マスクMM3の製造方法が例示される。
先ず、図12(a)〜図13(c)に沿ってパターン形成用マスクMM1の製造方法について説明する。
図12(a)に表したように、透光性を有する基板30の上に、遮蔽膜材料11Aを堆積する。基板30には、例えば合成石英が用いられる。遮蔽膜材料11Aには、CrとCrONとの積層膜が用いられる。
次に、図12(b)に表したように、遮蔽膜材料11Aの上にレジスト膜R1を塗布する。その後、図12(c)に表したように、レジスト膜R1を露光、現像する。そして、パターニングされたレジスト膜R1をマスクとして、遮蔽膜材料11Aをエッチング加工する。その後、レジスト膜R1を除去する。これにより、図12(d)に表したように、基板30の上に複数の遮光パターンP11が形成される。複数の遮光パターンP11の間は、複数の透光パターンP12である。
次に、図12(e)に表したように、遮光パターンP11の上に、中間膜15を堆積する。中間膜15には、例えばSiOが用いられる。さらに、中間膜15の上に、光電変換材料膜12Aを堆積し、その上に、遮蔽膜材料13Aを堆積する。光電変換材料膜12Aには、例えばAuが用いられる。遮蔽膜材料13Aには、CrとCrONとの積層膜が用いられる。
次に、図12(f)に表したように、遮蔽膜材料13Aの上にレジスト膜R2を塗布する。その後、図13(a)に表したように、レジスト膜R2を露光、現像する。そして、図13(b)に表したように、パターニングされたレジスト膜R2をマスクとして、遮蔽膜材料13Aをエッチング加工する。その後、レジスト膜R2を除去する。
これにより、図13(c)に表したように、光電変換材料膜12Aの上に複数の遮蔽膜SDFが形成される。光電変換材料膜12Aは、光電変換部PCである。このような工程によって、パターン形成用マスクMM1が完成する。
次に、図14(a)〜図15(d)に沿ってパターン形成用マスクMM2の製造方法について説明する。
先ず、図14(a)〜図14(d)に表した工程は、図12(a)〜図12(d)に表した工程と同様である。次に、図14(e)に表したように、遮光パターンP11の上に、中間膜15を堆積する。中間膜15には、例えばSiOが用いられる。さらに、中間膜15の上に、遮蔽膜材料13Aを堆積する。遮蔽膜材料13Aには、CrとCrONとの積層膜が用いられる。
次に、図14(f)に表したように、遮蔽膜材料13Aの上にレジスト膜R3を塗布する。その後、図15(a)に表したように、レジスト膜R3を露光、現像する。そして、図15(b)に表したように、パターニングされたレジスト膜R3をマスクとして、遮蔽膜材料13Aをエッチング加工する。
次に、図15(c)に表したように、レジスト膜R3の上、及び先のエッチングによって露出した中間膜15の上に光電変換材料膜12Aを堆積する。その後、レジスト膜R3を除去する。これにより、レジスト膜R3の上に塗布された光電変換材料膜12Aのみが除去され、図15(d)に表したように、複数の遮蔽膜SDFの間に光電変換膜PCFが形成される。このような工程によって、パターン形成用マスクMM2が完成する。
次に、図16(a)〜図17(d)に沿ってパターン形成用マスクMM3の製造方法について説明する。
先ず、図16(a)〜図17(b)に表した工程は、図14(a)〜図15(b)に表した工程と同様である。次に、レジスト膜R3を除去する。これにより、図17(c)に表したように、中間膜15の上に複数の遮蔽膜SDFが形成される。
次に、図17(d)に表したように、複数の遮蔽膜SDFの上、及び遮蔽膜SDFが形成されていない中間膜15の上に光電変換材料膜12Aを形成する。光電変換材料膜12Aは、光電変換部PCである。このような工程によって、パターン形成用マスクMM3が完成する。
本実施形態に係るパターン形成用マスクMM1〜MM3の製造方法によれば、中間膜15の厚さによって、遮光パターンP11を含む干渉用マスクパターンP1と、光電変換部PCとの間隔を精度良く設定することができる。
以上説明したように、実施形態に係るパターン形成方法、パターン形成用マスク及びパターン形成装置によれば、リソグラフィ技術を用いて広い範囲に短時間で高精度なパターンを形成することができる。
なお、上記に本実施の形態およびその変形例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、前述の各実施の形態またはその変形例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施の形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
本実施形態に係るパターン形成方法、パターン形成用マスク及びパターン形成装置は、半導体デバイスの微小パターンの形成に適用されるほか、MEMS(Micro Electro Mechanical System)など、フォトリソグラフィ技術を用いたパターン形成を行う各種のデバイスの作製に適用可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10,20,30…基板、15…中間膜、30a…第1面、30b…第2面、500…パターン形成装置、510…光源、520…ステージ、530…マスク保持部、540…電子レンズ、BP、BP1…電子のパターン、BP11…第1電子パターン、BP12…第2電子パターン、BP2…パターン、BP3…パターン、C…光、DF…欠陥、IL,IL1,IL2,IL3…干渉光、IM…自己結像、IMr…反転像、M1…干渉用マスク、MM,MM1,MM2,MM3…パターン形成用マスク、P1…干渉用マスクパターン、P11…遮光パターン、P12…透光パターン、PC,PC1〜PC5,PC10〜PC13…光電変換部、PCF…光電変換膜、SDF…遮蔽膜

Claims (8)

  1. 複数の光透過部が周期的に配置された干渉用マスクパターンと、前記干渉用マスクパターンと離間して配置された光電変換部と、電子遮蔽部と、を用意する工程と、
    前記干渉用マスクパターンに光を照射し、前記光透過部を透過した前記光の透過光に基づきタルボ干渉を発生させる工程と、
    前記タルボ干渉による干渉光の一部を前記光電変換部に照射して、前記光電変換部から前記干渉光に基づく電子を放出する工程と、
    前記電子の一部を前記電子遮蔽部で遮蔽し、前記電子の他部を加工対象部材へ照射してパターンを形成する工程であって、前記干渉光の前記光電変換部上に形成される第1パターンと、前記電子遮蔽部の形状である第2パターンと、を重ね合わせた形状である第3パターンを形成することを含む工程と、
    を備えたパターン形成方法。
  2. 複数の光透過部が周期的に配置された干渉用マスクパターンと、前記干渉用マスクパターンと離間して配置された光電変換部と、を用意する工程と、
    前記干渉用マスクパターンに光を照射し、前記光透過部を透過した前記光の透過光に基づきタルボ干渉を発生させる工程と、
    前記タルボ干渉による干渉光を前記光電変換部に照射して、前記光電変換部から前記干渉光に基づく電子を放出する工程と、
    前記電子を加工対象部材へ照射してパターンを形成する工程と、
    を備えたパターン形成方法。
  3. 前記光電変換部は、前記干渉光の一部を前記電子に変換する請求項2記載のパターン形成方法。
  4. 前記電子の一部を遮蔽する電子遮蔽部をさらに備え、
    前記パターンを形成する工程は、前記干渉光の前記光電変換部上に形成される第1パターンと、前記電子遮蔽部の形状である第2パターンと、を重ね合わせた形状である第3パターンを形成することを含む請求項2または3に記載のパターン形成方法。
  5. 周期的に配置された複数の光透過部を有し、タルボ干渉による干渉光を発生させる干渉用マスクパターンと、
    前記干渉用マスクパターンと離間して設けられ、前記タルボ干渉による干渉光に基づく電子を放出する光電変換部と、
    を備えたパターン形成用マスク。
  6. 前記干渉用マスクパターンと、前記光電変換部と、の間に設けられ、前記干渉光を透過させる中間部材をさらに備えた請求項5記載のパターン形成用マスク。
  7. 前記光電変換部の前記干渉用マスクパターンとは反対側に設けられ、前記干渉光による第1パターンとは異なる形状を有する第2パターンを有し、前記電子の一部を遮蔽する電子遮蔽部をさらに備えた請求項5または6に記載のパターン形成用マスク。
  8. 光を放出する光源と、
    加工対象部材を載置するステージと、
    タルボ干渉による干渉光を発生させる干渉用マスクパターンと、前記タルボ干渉による干渉光に基づく電子を放出する光電変換部と、を有するパターン形成用マスクを保持するマスク保持部と、
    前記光電変換部から放出された前記電子を収束させる電子レンズと、
    を備えたパターン形成装置。
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