JP2015041352A - 車載システム - Google Patents

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Abstract

【課題】振動等によって運転者に覚醒等を促す際、振動等が加えられる箇所を運転者が自由に決められる車載システムを提供する。
【解決手段】振動体20の背部にはグリップ部24が設けられる。グリップ部24の挟持片24b、24cで運転者の胸部に当たるシャツ等を挟むことで、振動体20はその振動面20eが運転者の身体側に向き、運転者の身体に振動が伝わるように着脱自在に取り付けられる。走行速度が居眠り運転の兆候を表すものである場合、CPU11は、外部出力インタフェース19を介して振動体20に制御信号を出力する(S6)。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される車載システムに関する。
車載器としてデジタルタコグラフが挙げられる。このデジタルタコグラフの中には、車両の走行速度がある特定のパターンで変化した場合、乗務員が居眠りしていると判断して内蔵スピーカから「休憩してください」等の音声を出力するものがあった。
この種の先行技術として、特許文献1、2には、居眠りを判定し、運転者に警報を発する装置が示されている。
また、特許文献3には、運転席の背中や腰に当たる部分にバイブレータを埋設し、振動や叩きによって居眠り運転を防止する装置が示されている。
また、特許文献4には、ステアリングコラムを振動させることにより、覚醒させるシステムが示されている。
特開2004−34938号公報 特開2004−74948号公報 特開平3−164335号公報 特開2010−260439号公報
しかしながら、上述の車載器または車載システムには、次の課題がある。すなわち、デジタルタコグラフが長距離深夜バスや観光バス等にも取り付けられた場合、音声出力が乗客に聞こえてしまい、不安をあおったり、深夜に乗客を起こしてしまう虞があった。
一方、運転席の背中や腰に当たる部分またはステアリングコラムを振動させる場合、乗務員の背中や手の部分が振動することになる。この状況は、運転に支障を来す虞があった。また、乗務員の身体的特徴によっては、背中や手の部分の振動が好ましくなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、振動によって運転者に覚醒等を促す際、振動が加えられる箇所を運転者が自由に決められる車載システムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車載システムは、下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1) 車両に搭載される車載器と、
前記車載器に接続され、該車載器から入力した制御信号に基づいて振動する振動体と、
を備える車載システムであって、
前記振動体は、前記車両の乗員の身体に振動が伝わるように該乗員に取付自在な取付部を有し、
前記車載器は、前記乗員の居眠りの兆候を検出した場合に前記振動体に前記制御信号を出力する、
こと。
(2) 上記(1)の構成の車載システムであって、
前記取付部は、運転者の着衣を把持可能なグリップ部である、
こと。
(3) 上記(2)の構成の車載システムであって、
前記振動体は、前記グリップ部によって前記乗員に取り付けられた際の該乗員に臨む振動面に、突起が形成された、
こと。
(4) 上記(1)から(3)の構成の車載システムであって、
前記車載器は、前記車両が走行中である場合に前記振動体に前記制御信号を出力する、
こと。
(5) 上記(1)から(3)の構成の車載システムであって、
前記車載器は、前記乗員が休憩中である場合に前記振動体に前記制御信号を出力する、
こと。
(6) 上記(1)から(5)の構成の車載システムであって、
前記振動体は、前記車載器に無線で接続される、
こと。
上記(1)の構成の車載システムによれば、振動によって乗員に覚醒等を促す際、振動が加えられる箇所を運転者が自由に決められる。
上記(2)の構成の車載システムによれば、簡易な構成によって、振動体を乗員に取り付けることができる。
上記(3)の構成の車載システムによれば、突起によって乗員の身体に部分的に強い振動を与えることができる。
上記(4)及び(5)の構成の車載システムによれば、車両の状態に応じて、振動体の振動の用途を使い分けることができる。
上記(6)の構成の車載システムによれば、運転者が上着等に振動体を取り付けた際、負担となる電線を省くことができる。
本発明によれば、振動によって運転者に覚醒等を促す際、振動が加えられる箇所を運転者が自由に決められる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の第1の実施形態における車載システムの構成を示すブロック図である。 図2(A)及び図2(B)は、本発明の第1の実施形態におけるデジタルタコグラフの外観(図2(A))及び振動体の取付状態(図2(B))を示す図である。 図3(A)及び図3(B)は、本発明の第1の実施形態における振動体の形状を示す図である。 図4は、居眠り運転の兆候が現れた場合の速度パターンを示すグラフである。 図5は、本発明の第1の実施形態における車載システムによる警報動作手順を示すフローチャートである。 図6(A)及び図6(B)は、本発明の第1の実施形態の変形例の振動体の形状を示す図である。 図7は、本発明の第2の実施形態における車載システムの構成を示すブロック図である。 図8(A)及び図8(B)は、本発明の第2の実施形態における車載システムによる警報動作手順を示すフローチャートである。 図9は、本発明の第3の実施形態における車載システムによる警報動作手順を示すフローチャートである。 図10は、本発明の第4の実施形態における車載システムにおける、走行速度、制御信号及びモータ動作の変化を示すタイミングチャートである。 図11は、本発明の第4の実施形態における車載システムによる警報動作手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態における車載システムについて図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における車載システムの構成を示すブロック図である。車載システム5は、車両に搭載され、各種の運転データを収集するデジタルタコグラフ10と、デジタルタコグラフ10に接続された振動体20と、から構成される。以下では、本実施形態では、車載器としてデジタルタコグラフを適用した形態について詳細に説明するが、本発明はデジタルタコグラフを適用したものに限られるものではない。
デジタルタコグラフ10は、筺体10aの内部に、CPU11、記憶部12、内部時計13、GPSインタフェース(I/F)14、外部入力I/F15、音声出力I/F17、操作部18、外部出力I/F19、カードI/F16およびスピーカ33を有する。
CPU11は、デジタルタコグラフ10の全体の制御を司るものであり、ROM、RAM等を内蔵し、上記各部と接続される。また、CPU11は、外部出力I/F19及び信号ケーブル27を介して、筺体10aの外部にある振動体20と接続される。
記憶部12には、デジタルタコグラフ10の動作に必要な情報が記憶される。具体的に、制御プログラム、居眠り運転の兆候を判定する際に用いられる速度パターン(図4参照)、各種のイベント発生を判定する際の判定値等が記憶される。
内部時計13は現在時刻を計時する。GPS_I/F14は、GPS受信器(図示せず)からGPSデータを入力し、車両の現在位置情報を取得する。
外部入力I/F15には、エンジン回転数、速度、アクセル開度、イグニッションSW等の信号からなる運転データが入力される。
音声出力I/F17には、音声ICが搭載され、音声ICで生成された各種の音声メッセージを発するスピーカ33(警報部)が接続される。操作部18は、運転者による操作を受け付ける。外部出力I/F19には、振動体20が接続され、振動体20内の振動モータ21を駆動するための制御信号が出力される。カードI/F16には、挿抜自在なメモリカード(記録媒体)31が接続される。
一方、振動体20は、信号ケーブル27を介して外部出力I/F19に接続される。振動体20は、デジタルタコグラフ10からの制御信号を入力する入力インタフェース22、及び、この制御信号に従って回転することで振動を発生させる振動モータ21を内蔵する。また、振動体20は、信号ケーブル27に含まれる電線から電力の供給を受ける。なお、振動体20は、電源として電池を内蔵してもよい。
図2(A)及び図2(B)は、本発明の第1の実施形態におけるデジタルタコグラフの外観(図2(A))及び振動体の取付状態(図2(B))を示す図である。図2(A)に示すように、デジタルタコグラフ10の筐体前面には、各種スイッチを含む操作部18、スピーカ33等が配置される。また、振動体20は、図2(B)に示すように、運転者71の上着の胸部に当たるポケット73に取り付けられる。デジタルタコグラフ10と振動体20は、信号ケーブル27で繋がれている。
図3(A)及び図3(B)は、本発明の第1の実施形態における振動体の形状を示す図である。図3(A)、(B)はそれぞれ振動体20の前面及び側部を示す。振動体20は箱形の筐体を有する。振動体20の前面は、振動する振動面20eに形成され、その背部にはグリップ部24が設けられている。グリップ部24は、支点24aを中心に、ばね部材(図示せず)により付勢された回動自在な2つの挟持片24b、24cを有し、運転者の着衣に把持可能である。例えば、運転者の胸部に当たるシャツ、ポケット、帽子、ベルト等を、挟持片24b、24cで挟むことで、振動体20は、その振動面20eが運転者の身体側に向き、運転者の身体に振動が伝わるように運転手に自在に取り付けられる。
図4は、居眠り運転の兆候が現れた場合の速度パターンを示すグラフである。前述したように、図中、符号aで示される速度パターンは、居眠り運転の兆候として現れるパターンであり、記憶部12に登録されている。即ち、車両の走行速度が符号aに示すように急激に落ち込んだ場合、居眠り運転の兆候が現れたとして検出される。ここでは、走行速度が速度しきい値に対して上限値と下限値の速度範囲内に管理速度継続時間(T1)継続した後、検出時間T2内に速度変化ΔV以上の連続速度降下がブレーキ無しで検出された場合、居眠り運転の兆候が現れたと判断している。
上記構成を有する車載システム5の動作を示す。図5は、本発明の第1の実施形態における車載システムによる警報動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、記憶部12に格納されており、デジタルタコグラフ10にバッテリから電力が供給されると、CPU11によって実行される。
CPU11は、車両の走行速度を計測する(ステップS1)。計測された走行速度が居眠り運転の兆候を表すものであるか否かを判別する(ステップS2)。即ち、前述したような速度パターンが現れたか否か、つまり前回計測されてから走行速度が急激に低下したか否かが検出される。
居眠り運転の兆候を表すものでない場合、CPU11は、ステップS1の処理に戻る。一方、居眠り運転の兆候を表すものである場合、CPU11は、操作部18によって音声出力が設定されているか否かを判別する(ステップS3)。音声出力が設定されている場合、CPU11は、音声ICで生成される音声メッセージをスピーカ33から発して警報する(ステップS4)。例えば、「危険です。ピピピッ」の音声がスピーカ33から発音される。この後、CPU11はステップS1の処理に戻る。
一方、音声出力が設定されていない場合、CPU11は、外部出力が許可されているか否かを判別する(ステップS5)。外部出力I/F19からの信号の出力の要否、つまり、振動体20への信号の出力の要否が、事前に設定されており、CPU11は、この設定を参照して外部出力I/F19からの信号の出力の許可または禁止を判別する。外部出力が許可されている場合、CPU11は、外部出力インタフェース19を介して、振動体20に制御信号を出力して振動体20を駆動する(ステップS6)。
振動体20は、入力インタフェース22を介して、デジタルタコグラフ10から制御信号を受け付けると、一定時間(振動期間)振動を発生させる。この振動期間は任意に設定可能である。この後、CPU11はステップS1の処理に戻る。
また一方、ステップS5で外部出力が許可されていない場合、CPU11は、振動体20に制御信号を出力することなく、ステップS1の処理に戻る。
第1の実施形態の車載システムによれば、デジタルタコグラフ10と別体である振動体20はグリップ部24を有するので、振動によって乗務員の覚醒を促す際、振動が加えられる身体の箇所を運転者が自由に決められる。また、他の乗客を不快にさせたり、深夜に起こすことなく、運転者のみに居眠りを伝達できる。また、運転者の着衣にグリップ部24の挟持片24b、24cを挟み込むことで、簡単に振動体20を取り付けることができる。
(第1の実施形態の変形例)
図6(A)及び図6(B)は、本発明の第1の実施形態の変形例の振動体の形状を示す図である。振動体40の前面(振動面)40eには、図6(A)に示すように、2つの突起45、46が形成されている。また、振動体40の背部には、図3と同様、グリップ部44が設けられている。
振動面40eに一対の突起45、46が形成されていることで、突起45、46が押圧する運転者の身体に、部分的に強い振動を与えることができる。これにより、この突起45、46による振動を受けた運転手が一層、覚醒することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、デジタルタコグラフと振動体は信号ケーブル(有線)で繋がれていたが、第2の実施形態では、デジタルタコグラフと振動体は無線で接続される場合を示す。
図7は、本発明の第2の実施形態における車載システムの構成を示すブロック図である。第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
デジタルタコグラフ10Aは、外部出力I/F19の代わりに、無線モジュール35を有する。一方、振動体20Aは、無線モジュール25、CPU26、電池28及び振動モータ21を有する。
無線モジュール35と無線モジュール25は、ワイヤレスLAN、Bluetooth(登録商標)等の通信方式を用い、無線で接続される。なお、赤外線通信により接続されてもよい。電池28は、振動体20Aの各部に電力を供給するものであり、充電可能な2次電池、あるいは交換可能な1次電池である。
CPU26は、無線モジュール25を介して受信したデジタルタコグラフ10Aからの制御信号に従って、振動モータ21を駆動し、振動を発生させる。その他の構成は、前記第1の実施形態と同様である。
上記構成を有する車載システム5Aの動作を示す。図8(A)及び図8(B)は、本発明の第2の実施形態における車載システムによる警報動作手順を示すフローチャートである。図8(A)はデジタルタコグラフ10Aの動作を示す。図8(B)は振動体20Aの動作を示す。
デジタルタコグラフ10A内のCPU11は、車両の走行速度を取得し、速度が0km/hより大きくなるまで、つまり走行中になるまで待つ(ステップS11)。走行中になると、CPU11は、前述した居眠り運転の兆候が現れたか否かを判別する(ステップS12)。
居眠り運転の兆候が現れていない場合、CPU11はステップS11の処理に戻る。一方、居眠り運転の兆候が現れた場合、CPU11は、無線モジュール35を介して、振動体20Aに制御信号を送信する(ステップS13)。この後、CPU11はステップS11の処理に戻る。
一方、振動体20A内のCPU26は、無線モジュール25を介して、デジタルタコグラフ10Aから制御信号を受信するまで待つ(ステップS21)。制御信号を受信すると、CPU26は、振動モータ21を駆動して振動を発生させる(ステップS22)。この後、CPU11はステップS21の処理に戻る。
第2の実施形態の車載システムによれば、デジタルタコグラフ10Aと振動体20Aが無線で接続されるので、運転者が上着等に振動体を取り付けた際、負担となる電線を省くことができ、運転の妨げになることを防止できる。また、運転者が他の車両に乗り換えた際にも、容易に対応することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、休憩時においても、マッサージ機能として振動体を利用する場合を示す。第3の実施形態のデジタルタコグラフは、第1の実施形態とほぼ同一の構成を有する。第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
図9は、本発明の第3の実施形態における車載システムによる警報動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、記憶部12に格納されており、デジタルタコグラフ10にバッテリから電力が供給されると、CPU11によって実行される。
CPU11は、車両の走行速度を計測し、走行中であるか否かを判別する(ステップS31)。走行中である場合、現在の車両の状態が運行モードであると判断する。さらに、CPU11は、計測された走行速度が居眠り運転の兆候を表すものであるか否かを判別する(ステップS32)。
居眠り運転の兆候を表すものでない場合、CPU11は、ステップS31の処理に戻る。一方、居眠り運転の兆候を表すものである場合、CPU11は、振動体20を駆動して振動させる(ステップS33)。この後、CPU11は本動作を終了する。
一方、ステップS31で車両が停止している場合、CPU11は、現在の車両の状態が休憩モードであるか否かを判別する(ステップS34)。休憩モードは、例えば運転者が操作部18に備わる休憩ボタンを押下することにより設定される。
休憩モードでない場合、CPU11は、ステップS31の処理に戻る。一方、休憩モードである場合、CPU11は、ステップS33に進み、振動体20を駆動して振動させる。
第3実施形態の車載システムによれば、休憩モードにおいても、振動させるので、休憩時のリラックス効果や、仮眠時に睡眠導入の補助としての効果があり、短時間の休憩における運転者の疲労回復に役立てることができる。このように、振動体の用途が広がる。
なお、第1の実施形態の変形例で示したように、振動面に突起が形成された振動体を用いることで、より一層のマッサージ効果が期待される。また、第2の実施形態に示したように、デジタルタコグラフと振動体を無線で接続してもよく、信号ケーブルが省かれるので、リラックス効果が更に期待される。
また、本実施形態では、運行モードと休憩モードで、振動体の振動パターンを区別していなかったが、振動パターンを変化させてもよい。例えば、振動パターンとして、運行モードでは、振動を小刻みにしたり、振動量を大きくする、休憩モードでは、振動のリズムをゆっくりにしたり、振動に強弱をつける設定にしてもよい。これにより、用途に適した振動が可能となる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、居眠り以外のイベントが発生した際にも、居眠り時と同様の警報を発生させる場合を示す。
第4の実施形態のデジタルタコグラフは第1の実施形態とほぼ同一の構成を有する。第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
図10は、本発明の第4の実施形態における車載システムにおける、走行速度、制御信号及びモータ動作の変化を示すタイミングチャートである。符号eに示すように、走行速度があらかじめ設定された判定値を超え、速度オーバーであると判断された場合、制御信号が一定期間(図中、振動期間)CPU11から出力される。これにより、振動モータ21はステップ的に一定期間回転し、振動を発生させる。
また、符号f、gに示すように、走行速度が急に増加あるいは減少する変化があった場合、つまり、急加減速であると判断された場合、制御信号が一定期間(図中、振動期間)CPU11から出力される。これにより、振動モータ21はステップ的に一定期間回転し、振動を発生させる。
図11は、本発明の第4の実施形態における車載システムによる警報動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、記憶部12に格納されており、デジタルタコグラフ10にバッテリから電力が供給されると、CPU11によって実行される。
CPU11は、車両の走行速度を計測し、計測された走行速度が居眠り運転の兆候を表すものであるか否かを判別する(ステップS41)。
居眠り運転の兆候を表すものである場合、CPU11は、振動体20を駆動して振動させる(ステップS45)。この後、CPU11はステップS41の処理に戻る。
一方、居眠り運転の兆候を表すものでない場合、CPU11は、走行速度が設定された判定値を超えて速度オーバーであるか否かを判別する(ステップS42)。速度オーバーである場合、CPU11はステップS45の処理に進み、振動体20を駆動して振動させる。
一方、速度オーバーでない場合、CPU11は、急加減速であるか否かを判別する(ステップS43)。急加減速である場合、CPU11はステップS45の処理に進み、振動体20を駆動して振動させる。
一方、急加減速でない場合、CPU11は、連続運転時間があらかじめ設定された時間を超え、連続運転超過であるか否かを判別する(ステップS44)。連続運転超過である場合、CPU11はステップS45の処理に進み、振動体20を駆動して振動させる。一方、連続運転超過でない場合、CPU11はステップS41の処理に戻る。
なお、振動体20が発生させる振動のパターンは、イベントの種類に応じて変更してもよい。例えば、振動パターンとして、振動期間を変える、振動の大きさを変える、振動のリズムを変える等が挙げられる。また、急加減速の判断は、速度信号の変化に限らず、Gセンサの出力信号を用いて行われてもよい。
第4実施形態の車載システムによれば、居眠りの兆候以外のイベントの発生(速度オーバー、急加減速、連続運転超過等)においても、他の乗客を不快にさせたり、深夜に起こすことなく、運転者のみにイベントの発生を伝達できる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、本実施形態の構成が持つ機能を達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、振動体に備わる取付部は、ばね部材により付勢された一対の挟持片を持つグリップ部であったが、これに限らず、腕などに巻かれることで固定されるバンドやベルトであってもよい。また、鉤状とパイル状の表面を持つ2枚一組からなり、一方が被取付部に貼られ、他方が振動体に貼られ、重ね合わせることで留めるテープであってもよい。これにより、取付部をより簡単なものにすることができる。
また、上記実施形態では、振動体に備わる取付部は、運転者の着衣に取り付けられる場合を示したが、ステアリングコラムやハンドルに取り付けられるようにしてもよく、この場合、運転者はハンドルを把持している状態で、振動体が発する振動を感じることができる。
また、上記実施形態では、振動体は振動の他に、叩きの動作を加えることで、覚醒あるいはマッサージ効果を高めるようにしてもよい。また、振動体の形状は、上記実施形態に限られず、種々の形状に対応可能である。
本発明は、車載システムにおいて、振動によって運転者に覚醒等を促す際、振動が加えられる箇所を運転者が自由に決められ、有用である。
ここで、上述した本発明に係る車載システムの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車両に搭載される車載器(デジタルタコグラフ10)と、
前記車載器に接続され、該車載器から入力した制御信号に基づいて振動する振動体(20)と、
を備える車載システム(5)であって、
前記振動体(20)は、前記車両の乗員の身体に振動が伝わるように該乗員に取付自在な取付部(グリップ部24)を有し、
前記車載器は、前記乗員の居眠りの兆候を検出した場合に前記振動体グリップ部に前記制御信号を出力する、
ことを特徴とする車載システム。
[2] 前記取付部は、運転者の着衣を把持可能なグリップ部(24)である、
ことを特徴とする[1]に記載の車載システム。
[3] 前記振動体(40)は、前記グリップ部(44)によって前記乗員に取り付けられた際の該乗員に臨む振動面(40e)に、突起(45、46)が形成された、
ことを特徴とする[2]に記載の車載システム。
[4] 前記車載器は、前記車両が走行中である場合に前記振動体(20)に前記制御信号を出力する、
ことを特徴とする[1]から[3]のいずれか1項に記載の車載システム。
[5] 前記車載器は、前記乗員が休憩中である場合に前記振動体(20)に前記制御信号を出力する、
ことを特徴とする[1]から[3]のいずれか1項に記載の車載システム。
[6] 前記振動体(20A)は、前記車載器(デジタルタコグラフ10A)に無線で接続される、
ことを特徴とする[1]から[5]のいずれか1項に記載の車載システム。
5、5A 車載システム
10、10A デジタルタコグラフ
10a 筐体
11 CPU
12 記憶部
13 内部時計
14 GPS_I/F
15 外部入力I/F
16 カードI/F
17 音声出力I/F
18 操作部
19 外部出力I/F
20、20A、40 振動体
20e、40e 振動面
21 振動モータ
22 入力I/F
24、44 グリップ部
24a 支点
24b、24c 挟持片
25、35 無線モジュール
26 CPU
27 信号ケーブル
28 電池
31 記録媒体
33 スピーカ
45、46 突起
71 運転者
73 ポケット

Claims (6)

  1. 車両に搭載される車載器と、
    前記車載器に接続され、該車載器から入力した制御信号に基づいて振動する振動体と、
    を備える車載システムであって、
    前記振動体は、前記車両の乗員の身体に振動が伝わるように該乗員に取付自在な取付部を有し、
    前記車載器は、前記乗員の居眠りの兆候を検出した場合に前記振動体に前記制御信号を出力する、
    ことを特徴とする車載システム。
  2. 前記取付部は、運転者の着衣を把持可能なグリップ部である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載システム。
  3. 前記振動体は、前記グリップ部によって前記乗員に取り付けられた際の該乗員に臨む振動面に、突起が形成された、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車載システム。
  4. 前記車載器は、前記車両が走行中である場合に前記振動体に前記制御信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車載システム。
  5. 前記車載器は、前記乗員が休憩中である場合に前記振動体に前記制御信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車載システム。
  6. 前記振動体は、前記車載器に無線で接続される、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車載システム。
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