JP2015040971A - ズームレンズ鏡筒 - Google Patents
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Abstract
Description
図1及び図2は、それぞれ、本発明の一実施形態のズームレンズ鏡筒の光軸を通る面の断面図であり、それぞれ、広角時及び望遠時における断面を示す。
インナーフォーカスズームレンズ1は、図1及び図2に示すように、光軸O上に配置された第1レンズ群A、フォーカスレンズ群である第2レンズ群B、第3レンズ群C、第4レンズ群D、及び第5レンズ群Eを有する。また、第4レンズ群Dは手振れ補正用の補正レンズ群を構成している。各レンズ群におけるレンズはほぼ等しい径を有し、第1レンズ群Aから第5レンズ群Eに進むに従って小径なレンズが用いられている。第1〜5レンズ群A、B、C、D、Eは、それぞれ、円環状に形成された第1〜5レンズ群枠2、3、4、5、6に保持されている。
ズームリング16をカメラ本体に固定された縦溝筒18に対して回転させると、ズームリング16の回転は、ズーム連動コマ36を介して外筒22に伝達される。さらに、外筒22に形成されたカム筒連動コマ44Aの先端が、カム筒28に固着されているため、外筒22に伝達された回転はカム筒28に伝達されて、カム筒28は外筒22とともに回転する。なお、上述の通り、直進筒24及び第1群摺動筒20は、縦溝筒18に対して周方向の回転が拘束されているおり、ズームリング16が回転されても、回転することはない。
カム筒連動コマ44A及び短尺コマ44Bは縦溝筒18に形成されたカム筒カム溝48を挿通している。このため、外筒22及びカム筒28が縦溝筒18に対して回転すると、カム筒連動コマ44A及び44Bがカム筒カム溝48に沿って移動することにより、外筒22及びカム筒28は回転しながら被写体側へ繰り出される。また、カム筒連動コマ44A及び短尺コマ44Bは直進筒24に周方向に延びるように形成されたカム筒ガイド溝58を挿通している。このため、直進筒24は、回転することなく、外筒22及びカム筒28とともに被写体側へ繰り出される。
上述のように、外筒22は回転すると、カム筒28は外筒22とともに回転しながら被写体側へ繰り出される。
また、第2群摺動枠27の外周に設けられた第2群摺動枠コマ64は、カム筒28に形成された第2群摺動枠ガイド溝78を挿通している。このため、カム筒28が回転すると、第2群摺動枠27もカム筒28とともに回転する。さらに、第2群摺動枠コマ64は、回転が拘束されている直進筒24の第2群摺動枠カム溝54を挿通している。このため、第2群摺動枠27が回転すると、第2群摺動枠カム溝54が第2群摺動枠カム溝54に沿って移動し、第2群摺動枠27はカム筒28に対して結像側に移動される。
直進筒24の外周面に植設された第4群コマ60は、カム筒28に周方向に延びるように形成された第4群ガイド溝68を挿通して、先端がレンズ群枠ガイド部材29に固定されている。このため、ズームリング16を回転させると、レンズ群枠ガイド部材29は直進筒24とともに回転することなく被写体側へと繰り出される。第4レンズ群枠5はレンズ群枠ガイド部材29内に固定されているため、第4レンズ群Dは、レンズ群枠ガイド部材29とともに被写体側へ繰り出される。
第3レンズ群枠4の外周に植設された第3群枠コマ84は、レンズ群枠ガイド部材29に形成された光軸方向に延びる第3群ガイド溝88を挿通している。また、レンズ群枠ガイド部材29は直進筒24と一体であるため、ズームリング16が回転しても、レンズ群枠ガイド部材29が回転することはない。このため、第3レンズ群枠4も、ズームリング16が回転しても、回転することはない。
第5レンズ群枠6の外周に植設された第5群枠コマ86は、レンズ群枠ガイド部材29に形成された光軸方向に延びる第5群ガイド溝90を挿通している。また、レンズ群枠ガイド部材29は直進筒24と一体であるため、ズームリング16が回転しても、レンズ群枠ガイド部材29が回転することはない。このため、第5レンズ群枠6も、ズームリング16が回転しても、回転することはない。
以上のようにして、ズームリング16を回転させると、第1〜第5レンズ群A〜Eが別個独立に光軸方向に移動し、ズームが行われる。
オートフォーカス機構を構成する合焦用モータに制御手段から被写体までの距離に応じた制御信号が入力されると、合焦用モータは被写体までの距離に応じた角度だけ、フォーカシングリングを回転させる。フォーカシングリングが回転すると、これとともにフォーカシングリングに固定されたフォーカス連動レバー30が光軸を中心として回転する。
2 第1レンズ群枠
3 第2レンズ群枠
4 第3レンズ群枠
5 第4レンズ群枠
6 第5レンズ群枠
8 マウント
10 第1基部筒
12 第2基部筒
14 フォーカスリング
16 ズームリング
18 縦溝筒
18A 開口
20 第1群摺動筒
22 外筒
24 直進筒
26 フォーカスカム筒
27 第2群摺動筒
28 カム筒
29 レンズ群枠ガイド部材
30 フォーカス連動レバー
32 絞り機構
34 第1群摺動筒カム溝
36 ズーム連動コマ
40 外筒ガイド溝
42 第1群摺動筒コマ
44A カム筒連動コマ
44B 短尺コマ
46 直進筒ガイド溝
48 カム筒カム溝
50 直進筒ガイドコマ
52 第1群直進ガイドコマ
54 第2群摺動枠カム溝
56 第2群カム溝
58 カム筒ガイド溝
60 第4群コマ
62 第1群直進ガイド溝
64 第2群摺動枠コマ
66 第2群枠コマ
68 第4群ガイド溝
70 第2群摺動枠ガイド溝
72 第2群挿通溝
74 フォーカス連動コマガイド溝
76 フォーカス連動コマ
78 第2群摺動枠ガイド溝
80 第3群カム溝
82 第5群カム溝
84 第3群枠コマ
86 第5群枠コマ
88 第3群ガイド溝
90 第5群ガイド溝
Claims (6)
- 複数のレンズ群を有すズームレンズ鏡筒であって、
固定筒と、該固定筒の内側に順次、直進筒、フォーカスカム筒、及びカム筒を配置し、該固定筒の外側に順次、第1レンズ群が取り付けられた第1群摺動筒及び外筒を配置したことを特徴とするズームレンズ鏡筒。 - 複数のレンズ群を有すズームレンズ鏡筒であって、
固定筒と、該固定筒の内側に順次、直進筒、フォーカスカム筒、及びカム筒を配置し、該固定筒の外側に順次、第1レンズ群が取り付けられた第1群摺動筒及び外筒を配置したズームレンズ鏡筒であって、
前記外筒と前記カム筒とは、カム筒連動コマを介して接続されており、連動して前記固定筒に対して回転可能であるとともに、光軸方向に移動可能であり、
前記直進筒は、前記固定筒に対して周方向の回転が拘束されるとともに、前記カム筒と連動して光軸方向に移動可能であり、
前記第1群摺動筒は、前記直進筒に対して周方向の回転が拘束されるとともに、光軸方向に移動可能であり、
前記カム筒連動コマは前記固定筒に形成されたカム筒カム溝に係合し、これにより、前記固定筒に対して前記外筒が回転すると、前記外筒及び前記カム筒は前記固定筒に対して回転しながら光軸方向に移動し、かつ、前記直進筒は前記カム筒に連動して前記光軸方向に移動し、
前記第1群摺動筒に植設された第1群摺動筒コマが、前記外筒に形成された第1群摺動筒カム溝に係合し、これにより前記外筒が前記第1群摺動筒に対して回転すると、前記第1群摺動筒が前記外筒に対して光軸方向に移動して、前記第1レンズ群が光軸方向に移動する、
ことを特徴とするズームレンズ鏡筒。 - 前記カム筒の内側に配置され、外周に第2群摺動枠コマを備えた第2群摺動枠を備え、
前記第2群摺動枠は、前記カム筒に対して回転が拘束されるとともに、前記カム筒に対して光軸方向に移動可能であり、
前記第2群摺動枠コマは、前記直進筒に形成された第2群摺動枠カム溝に係合し、これにより前記直進筒に対して前記カム筒が回転すると、前記第2群摺動枠が光軸方向に移動し、
前記第2群摺動枠の光軸方向移動が、前記フォーカスカム筒を介して第2レンズ群を保持する第2レンズ群枠に伝達され、前記第2レンズ群が光軸方向に移動する、
請求項2に記載されたズームレンズ鏡筒。 - 前記直進筒には、第2レンズ群カム溝が形成され、前記フォーカスカム筒には、第2群挿通溝が形成され、前記第2レンズ群枠の外周に植設された第2群枠コマが、前記第2レンズ群カム溝及び第2群挿通溝と係合することにより、前記フォーカスカム筒が回転すると、前記第2レンズ群が光軸方向にフォーカス移動する、
請求項3に記載されたズームレンズ鏡筒。 - 前記カム筒の内側に配置されたレンズ群枠ガイド部材を備え、
前記レンズ群枠ガイド部材は、前記直進筒と直進筒ガイドコマを介して接続されており、前記直進筒に対して回転が拘束されているとともに、前記直進筒と連動して光軸方向に移動可能であり、
第3乃至第5レンズ群を保持する第3乃至第5レンズ群枠は、前記カム筒に配置され、
第4レンズ群枠は前記レンズ群枠ガイド部材に固定され、前記直進筒が前記カム筒に連動して前記光軸方向に移動することにより、前記第4レンズ群が光軸方向に移動する、
請求項2乃至4に記載されたズームレンズ鏡筒。 - 前記カム筒には、第3群カム溝及び第5群カム溝が形成されており、
前記第3レンズ群枠及び第5レンズ群枠は、前記レンズ群枠ガイド部材に対して回転が拘束されているとともに、前記レンズ群枠ガイド部材に対して光軸方向に移動可能であり、
前記第3レンズ群枠の外周に植設された第3群枠コマが前記カム筒に形成された第3群カム溝に係合し、これにより前記カム筒が回転すると前記第3レンズ群が光軸方向に移動し、
前記第5レンズ群枠の外周に植設された第5群枠コマが前記カム筒に形成された第5群カム溝に係合し、これにより前記カム筒が回転すると前記第5レンズ群が光軸方向に移動する、
請求項5に記載されたズームレンズ鏡筒。
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