JP2015040813A - 形状測定装置及びロータリテーブル座標系の登録方法 - Google Patents

形状測定装置及びロータリテーブル座標系の登録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロータリテーブル座標系の原点の登録値を高精度化する。
【解決手段】形状測定装置100は、被測定物を測定するためのプローブ17、被測定物が載置されるロータリテーブル50、ロータリテーブル50の座標系を構成する座標軸を算出する座標系算出部212を備える。座標系算出部212は、ロータリテーブル50に固定されたマスタボール61の位置に基づいて、ロータリテーブル50が回転したときにマスタボール61が描く円C1の中心を算出し、円C1の中心を原点とするロータリテーブル座標系を算出し、ロータリテーブル50に固定されたゲージ65の校正された直径値と、ゲージ65に対してプローブ17を第1方向にアプローチする第1測定により測定されたゲージ65の第1直径値と、ゲージ65に対してプローブ17を第2方向にアプローチする第2測定により測定されたゲージ65の第2直径値に基づいて、原点の座標を補正する。
【選択図】図2

Description

本発明は形状測定装置及びロータリテーブル座標系の登録方法に関する。
ロータリテーブルを備えた三次元測定機システムが知られている。ロータリテーブルを備えることで、例えば、以下の利点がある。第1に、被測定物の複数面を1個の測定子で測定可能であるため、測定効率が向上する。第2に、測定領域が拡大する。例えば、三次元測定機としての横型座標測定機にロータリテーブルを設けると、測定領域が約2倍になる。第3に、三次元測定機としての座標測定機の3軸とロータリテーブル軸の計4軸による同期倣い測定が可能になる。例えば、特許文献1は、4軸による同期倣い測定において倣い測定中のワークとプローブの角度関係を一定に保つ方法を開示している。
ロータリテーブルを使用して測定を行う場合には、事前にロータリテーブルの座標系の登録を行う必要がある。ロータリテーブル座標系の登録には、通常、ロータリテーブルの上面端に固定したマスタボール(基準球)が用いられる。例えば、ロータリテーブルを所定角度から0°、120°、240°回転させ、各々の回転角におけるマスタボールの中心位置を測定する。測定された3つの中心位置を通る円の中心と、円の中心を通る円平面の法線を計算する。円の中心をロータリテーブル座標系の原点として、法線をロータリテーブル座標系のZ軸として、それぞれ登録する。
しかしながら、ロータリテーブルの回転軸が振れ回る場合、上述したロータリテーブル座標系の登録方法を用いると、軸方向がロータリテーブルの上面に垂直になるように設置された円筒軸の直径をロータリテーブルの上面から遠い位置と近い位置とで測定すると、遠い位置における測定値が近い位置における測定値より大きくなる。つまり、上述したロータリテーブル座標系の登録方法は、回転軸の振れ回りに対応しておらず、誤差がおおきくなる。
特許文献2は、回転軸の振れ回りによる誤差を抑制することができるロータリテーブル座標系の登録方法を開示している。この方法では、ロータリテーブルの上面からの距離が異なる二つのマスタボールを用いてロータリテーブル座標系のZ軸を求める。具体的には、ロータリテーブルを所定角度から0°、120°、240°回転させ、各々の回転角において第1マスタボールの中心位置と第2マスタボールの中心位置を測定する。第1マスタボールについて測定された3つの中心位置を通る第1円の中心と、第2マスタボールについて測定された3つの中心位置を通る第2円の中心と、第1円の中心と第2円の中心を通る直線を算出する。第1円の中心をロータリテーブル座標系の原点として、直線をロータリテーブル座標系のZ軸として、それぞれ登録する。
特開平3−84408号公報 特開2009−271030号公報
上述したように、特許文献2のロータリテーブル座標系の登録方法によれば、第1円の中心と第2円の中心を通る直線をロータリテーブル座標系のZ軸として登録することで、回転軸の振れ回りによる誤差を抑制することができる。しかしながら、発明者らは、上述したいずれのロータリテーブル座標系登録方法においてもロータリテーブル座標系の原点の登録値を高精度化する余地があることを見出した。
したがって、本発明は、ロータリテーブル座標系の原点の登録値を高精度化することができる形状測定装置及びロータリテーブル座標系の登録方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点による形状測定装置は、被測定物を測定するためのプローブと、前記被測定物が載置され、前記プローブに対して回転されるロータリテーブルと、前記ロータリテーブルの座標系を構成する座標軸を算出する座標系算出部とを具備する。前記座標系算出部は、前記ロータリテーブルに固定されたマスタボールの位置に基づいて、前記ロータリテーブルが回転したときに前記マスタボールが描く円の中心を算出し、前記円の中心を原点とする前記ロータリテーブルの座標系を算出し、前記ロータリテーブルに固定されたゲージの校正された直径値と、前記ゲージに対して前記プローブを第1方向にアプローチする第1測定により測定された前記ゲージの第1直径値と、前記ゲージに対して前記プローブを第2方向にアプローチする第2測定により測定された前記ゲージの第2直径値に基づいて、前記原点の座標を補正する。
前記プローブは、互いに直交するXs軸、Ys軸、及びZs軸にそれぞれ平行に駆動され、前記ロータリテーブルの回転軸は前記Zs軸に平行であることが好ましい。前記第1方向は、前記Zs軸方向に見て前記Xs軸に平行であることが好ましい。前記第2方向は、前記Zs軸方向に見て前記Ys軸に平行であることが好ましい。
上記形状測定装置は、前記ロータリテーブルの座標系が登録される座標系登録部を更に具備することが好ましい。前記第1測定は、前記ロータリテーブルの回転角が異なる複数の場合において前記ゲージに対して前記プローブを前記第1方向にアプローチする静止ポイント測定であることが好ましい。前記第2測定は、前記ロータリテーブルの回転角が異なる複数の場合において前記ゲージに対して前記プローブを前記第2方向にアプローチする静止ポイント測定であることが好ましい。前記座標系算出部は、前記校正された直径値、前記第1直径値、及び前記第2直径値に基づいて前記原点の座標を補正して第1補正座標を算出し、前記校正された直径値と、前記ゲージに対して前記プローブを前記第1方向に平行な第3方向にアプローチするロータリテーブル倣い測定により測定された前記ゲージの第3直径値と、前記ゲージに対して前記プローブを前記第2方向に平行な第4方向にアプローチするロータリテーブル倣い測定により測定された前記ゲージの第4直径値とに基づいて、前記原点の座標を補正して第2補正座標を算出することが好ましい。前記座標系登録部は、前記ロータリテーブルが回転しないようにクランプした状態で前記ロータリテーブルに固定されたワークを測定するクランプオン測定に用いるべき前記ロータリテーブルの座標系の原点の座標として前記第1補正座標を登録し、前記ロータリテーブルをクランプしない状態で前記ロータリテーブルに固定されたワークを測定するクランプオフ測定に用いるべき前記ロータリテーブルの座標系の原点の座標として前記第2補正座標を登録する。
前記ロータリテーブルの座標系は、前記ロータリテーブルの回転軸に対応するZ軸を含むことが好ましい。前記座標系算出部は、前記ロータリテーブルに固定された他のマスタボールの位置に基づいて、前記ロータリテーブルが回転したときに前記他のマスタボールが描く他の円の中心を算出し、前記円の中心と前記他の円の中心に基づいて前記Z軸を算出することが好ましい。前記ロータリテーブルから前記マスタボールまでの距離と前記ロータリテーブルから前記他のマスタボールまでの距離は異なることが好ましい。
本発明の第2の観点によるロータリテーブル座標系の登録方法は、ロータリテーブルの回転角が異なる複数の場合において三次元測定機を用いて前記ロータリテーブルに固定されたマスタボールの位置を測定し、前記マスタボールの位置に基づいて、前記ロータリテーブルが回転したときに前記マスタボールが描く円の中心を算出し、前記円の中心を原点とする前記ロータリテーブルの座標系を算出し、前記ロータリテーブルに固定されたゲージに対して前記三次元測定機のプローブを第1方向にアプローチする第1測定により前記ゲージの第1直径値を測定し、前記ゲージに対して前記プローブを第2方向にアプローチする第2測定により前記ゲージの第2直径値を測定し、前記ゲージの校正された直径値、前記第1直径値、及び前記第2直径値に基づいて前記原点の座標を補正する。
本発明によれば、ロータリテーブル座標系の原点の登録値を高精度化することができる形状測定装置及びロータリテーブル座標系の登録方法が提供される。
実施の形態1にかかる形状測定装置の概要を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる形状測定装置の構成を模式的に示すブロック図である。 実施の形態1にかかるロータリテーブル座標系の登録方法のフローチャートである。 マスタボールを用いたロータリテーブル座標系の登録方法を示す模式図である。 座標系どうしの関係を示す模式図である。 Xアプローチの静止ポイント測定によりリングゲージの直径値を測定する方法を説明する模式図である。 Yアプローチの静止ポイント測定によりリングゲージの直径値を測定する方法を説明する模式図である。 Xアプローチのロータリテーブル倣い測定によりリングゲージの直径値を測定する方法を説明する模式図である。 Yアプローチのロータリテーブル倣い測定によりリングゲージの直径値を測定する方法を説明する模式図である。 ロータリテーブル座標系の中心座標の補正処理の原理を説明する模式図である。 ロータリテーブル座標系の中心座標の補正処理の原理を説明する模式図である。 ロータリテーブル座標系の中心座標の補正処理の原理を説明する模式図である。 ロータリテーブル座標系の中心座標の補正処理の原理を説明する模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面においては、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる形状測定装置100の概要を示す斜視図である。形状測定装置100は、三次元測定機1、コンピュータ2、ジョイスティックボックス3、コントローラ4、及びロータリテーブル50を備える。三次元測定機1は、三次元座標測定機と称される場合がある。三次元測定機1は、ロータリテーブル50に載置されたワークを測定する。コントローラ4は、三次元測定機1及びロータリテーブル50の駆動制御を実行する。ジョイスティックボックス3は、三次元測定機1を手動で操作するために用いられる。コンピュータ2は、座標系の登録、測定データの保存、測定データに基づいた形状解析などに用いられる。
三次元測定機1に対してスケール座標系が設定されている。スケール座標系は、互いに直交するXs軸、Ys軸、及びZs軸を含む。Zs軸は鉛直上向きである。三次元測定機1は、除振台10、定盤11、門型フレーム12、駆動機構14、コラム15、スピンドル16、プローブ17を備える。除振台10の上には、定盤11が、その上面(ベース面)が水平面と一致するように設置される。定盤11の上にはYs軸に平行に延びる駆動機構14が設置されている。定盤11に形成された凹部にはロータリテーブル50が配置されている。
門型フレーム12は、Xs軸に平行に延びるビーム12cと、ビーム12cを支持するビーム支持体12a及び12bとを備える。ビーム支持体12aは駆動機構14の上に立設されている。ビーム支持体12bは定盤11の上に立設されている。ビーム支持体12bの下端は、エアーベアリングによってYs軸に平行に移動可能に支持されている。駆動機構14は、ビーム支持体12aをYs軸に平行に駆動する。これにより、門型フレーム12がYs軸に平行に移動する。
ビーム12cは、鉛直方向(Zs軸方向)に延びるコラム15を支持する。コラム15は、ビーム12cに沿ってXs軸に平行に駆動される。コラム15には、スピンドル16がコラム15に沿ってZs軸に平行に駆動されるように設けられている。スピンドル16の下端には、接触式のプローブ17が装着されている。プローブ17は、倣いプローブと称される場合がある。三次元測定機1は、プローブ17によりロータリテーブル50に載置されたワークを測定する。プローブ17の詳細については、後述する。
コンピュータ2は、コンピュータ本体21、キーボード22、マウス23、モニタ24及びプリンタ25を備える。コンピュータ本体21、キーボード22、マウス23、モニタ24及びプリンタ25については、それぞれ一般的なものを用いることが可能であるので、詳細については説明を省略する。
ジョイスティックボックス3は、プローブ17の移動を手動で操作するための操作部としてのジョイスティック32と、移動方向を指令する際の座標系を選択する座標系選択スイッチ34とを備える。座標系選択スイッチ34の操作によって三次元測定機1に対して設定されたスケール座標系とロータリテーブル50に対して設定されたロータリテーブル座標系とが切り替えられる。ジョイスティック32を操作すると、座標系選択スイッチ34によって選択された座標系に従ってプローブ17が駆動される。尚、コントローラ4の詳細については、後述する。
図2は、形状測定装置100の構成を模式的に示すブロック図である。三次元測定機1は、駆動部13と、検出器18及び19とを備える。駆動部13は、上述の駆動機構14を含む。駆動部13は、コントローラ4からの制御信号に基づいて、スピンドル16をXs軸、Ys軸、及びZs軸にそれぞれ平行に駆動する。検出器19は、スピンドル16のXs軸に平行な移動、Ys軸に平行な移動、Zs軸に平行な移動をそれぞれ検出し、検出結果をコントローラ4に出力する。
プローブ17は、スピンドル16に装着されたプローブ本体17a、プローブ本体17aに支持されたスタイラス17b、及びスタイラス17bの端部に設けられたチップ17cを備える。チップ17cは、例えば、球形状、円筒形状又はディスク形状に形成されている。チップ17cは、チップボール、測定子、又は接触子と称される場合がある。プローブ本体17aは、スタイラス17bを3軸方向に移動可能に支持するとともに、チップ17cの中心のプローブ本体17aに対する相対位置を基準位置に戻すようにスタイラス17bを付勢する。したがって、チップ17cがワークに接触していない状態ではチップ17cの中心は基準位置に配置され、チップ17cがワークに接触している状態ではチップ17cの中心は基準位置から変位する。検出器18は、チップ17cの中心の基準位置からの変位(振れ)を検出し、検出結果をコントローラ4に出力する。
形状測定装置100は、クランプ51と、駆動部52と、検出器55を備える。駆動部52は、コントローラ4からの制御信号に基づいて、ロータリテーブル50を回転させる。ロータリテーブル50の回転軸は、Zs軸に平行であるが、完全に平行でなくてもよい。クランプ51は、コントローラ4からの制御信号に基づいて、ロータリテーブル50をクランプした状態とクランプしない状態をとることができる。クランプした状態では、クランプ51は機械的な機構によりロータリテーブル50を固定し、ロータリテーブル50は回転できない。クランプしない状態では、ロータリテーブル50は回転可能である。検出器55は、ロータリテーブル50の回転を検出し、検出結果をコントローラ4に出力する。ロータリテーブル50にマスタボール61及び62を固定することが可能である。また、ロータリテーブル50は、ワークを固定するためのチャック(不図示)を備える。
コントローラ4は、駆動制御部41及び検出部42を備える。駆動制御部41及び検出部42は、専用回路として設けられてもよく、図示されないCPU(Central Processing Unit)が図示されない記憶装置に格納されたコンピュータプログラムを実行することで実現されてもよい。
三次元測定機1が手動で操作される場合、駆動制御部41は、ジョイスティックボックス3の出力に基づいて制御信号を生成し、制御信号を駆動部13、クランプ51、及び駆動部52に出力する。駆動制御部41は、コンピュータ2(コンピュータ本体2)が出力するコマンドに基づいて制御信号を生成し、制御信号を駆動部13、クランプ51、及び駆動部52に出力してもよい。
検出部42は、検出器19の出力に基づいて、プローブ17の座標をプローブ座標ベクトルSとして検出する。プローブ座標ベクトルSは、スケール座標系におけるプローブ17の基準位置の座標を表す。検出部42は、検出器18の出力に基づいて、スケール座標系におけるプローブ17の振れベクトルEを検出する。振れベクトルEは、押し込みベクトル又は変位ベクトルと称される場合がある。検出部42は、検出器55の出力に基づいて、ロータリテーブル50の回転角θを検出する。検出部42は、プローブ座標ベクトルS、振れベクトルE、及び回転角θをコンピュータ(コンピュータ本体21)に出力する。また、検出部42は、プローブ座標ベクトルS、振れベクトルE、及び回転角θを駆動制御部41にフィードバックする。
コンピュータ2(コンピュータ本体21)は、例えば、キーボード22やマウス23のような入力部により入力されたオペレータの指示等に基づいてコマンドを生成し、コントローラ4に出力する。コンピュータ2(コンピュータ本体21)は、設定データ登録部211、座標系算出部212、及び座標系登録部213を備える。設定データ登録部211、座標系算出部212、及び座標系登録部213は、専用回路として設けられてもよく、図示されないCPUが図示されない記憶装置に格納されたコンピュータプログラムを実行することで実現されてもよい。
設定データ登録部211は、設定データを登録する。設定データは、例えば、チップ17cの半径、マスタボール61の半径、マスタボール62の半径、後述するリングゲージ65の校正された直径値Dcを含む。設定データは、例えば、キーボード22やマウス23のような入力部により設定される。座標系算出部213は、検出部42の出力に基づいてロータリテーブル座標系を算出及び補正する。座標系登録部213は、ロータリテーブル座標系などの座標系データを登録する。モニタ24やプリンタ25のような出力部は、設定データ、座標系データ、測定データ、測定データに基づいた形状解析結果などを出力する。
図3を参照して、実施の形態1にかかるロータリテーブル座標系の登録方法は、ステップS10〜S19を含む。以下、ロータリテーブル座標系の登録方法を説明する。
(ステップS10)
はじめに、マスタボール61及び62を用いて、ロータリテーブル50の座標系を登録する。ロータリテーブル座標系は、ロータリテーブル50の中心座標(Xc,Yc,Zc)を含む。中心座標(Xc,Yc,Zc)は、ロータリテーブル座標系の原点の座標である。以下に、マスタボール61及び62を用いたロータリテーブル座標系の登録方法を詳細に説明する。
ロータリテーブル50の上面端にマスタボール61及び62を固定する。ロータリテーブル50からマスタボール62までの距離は、ロータリテーブル50からマスタボール61までの距離より長い。マスタボール61及び62は、例えば、ロータリテーブル50の回転軸を挟んで180°反対の位置に固定される。形状測定装置100は、ロータリテーブル50の回転角θが異なる複数(3以上)の場合において、プローブ17を用いてマスタボール61及び62の位置を測定する。
図4を参照して、上述の測定により、例えば、回転角θがα+0°、α+120°、α+240°の場合におけるマスタボール61の中心位置M11、M12、M13がそれぞれ測定され、回転角θがα+0°、α+120°、α+240°の場合におけるマスタボール62の中心位置M21、M22、M23がそれぞれ測定される。ここで、αは任意の角度である。中心位置M11、M12、M13の測定、及び、中心位置M21、M22、M23の測定は、クランプ51がロータリテーブル50をクランプした状態で実行される。座標系算出部212は、中心位置M11、M12、M13及びM21、M22,M23に基づいて、ロータリテーブル座標系を算出する。ロータリテーブル座標系は、図4に示された原点O、X軸、Y軸、Z軸を含む。
尚、チップ17cの中心位置は、プローブ座標ベクトルS及び振れベクトルEに基づいて算出される。チップ17cと被測定物の接点の位置は、チップ17cの中心位置、振れベクトルEの方向、及びチップ17cの半径に基づいて算出される。マスタボール61及び62の半径が既知であるので、チップ17cとマスタボール61及び62との接点の位置からマスタボール61及び62の中心位置を算出することができる。
座標系算出部212は、中心位置M11、M12、M13に基づいて、ロータリテーブル50が回転したときにマスタボール61が描く円C1の中心を算出し、中心位置M21、M22、M23に基づいて、ロータリテーブル50が回転したときにマスタボール62が描く円C2の中心を算出する。座標系算出部212は、円C1の中心を原点Oに設定する。原点Oの座標は、中心座標(Xc,Yc,Zc)である。座標系算出部212は、中心位置M11と中心位置M12を通る直線A1に平行になるようにX軸を算出し、円C1の中心と円C2の中心を通る直線A2上に配置されるようにZ軸を算出し、X軸及びZ軸に垂直になるようにY軸を算出する。Z軸は、ロータリテーブル50の回転軸に対応している。
図5を参照して、スケール座標系(原点Os、Xs軸、Ys軸、Zs軸)、ロータリテーブル50の回転に対して不変のロータリテーブル固定座標系(原点O、X軸、Y軸、Z軸)、及びロータリテーブル50とともに回転するロータリテーブル回転座標系(原点OTθ、XTθ軸、YTθ軸、ZTθ軸)の関係を説明する。Z軸は、Zs軸と平行であることが好ましいが、完全に平行でなくてもよい。X軸及びY軸の方向はαの値によって異なるが、以下の説明において、Zs軸方向に見てX軸の方向とXs軸の方向が一致し、Y軸の方向とYs軸の方向が一致しているものとする。原点OTθ及びZTθ軸は、それぞれ原点O及びZ軸と一致する。XTθ軸及びYTθ軸は、ロータリテーブル50が回転するとZTθ軸(Z軸)まわりに回転し、回転角θが0°のときにX軸及びY軸とそれぞれ一致するものとする。座標系算出部212は、ロータリテーブル固定座標系及び回転角θに基づいてXTθ軸及びYTθ軸を算出する。座標系算出部212は、回転角θが検出されるごとにロータリテーブル回転座標系を算出してもよく、予め回転角θの全ての値についてロータリテーブル回転座標系を算出してもよい。座標系登録部213は、ロータリテーブル固定座標系を登録する。座標系登録部213は、回転角θの全ての値について算出されたロータリテーブル回転座標系を登録してもよい。
ステップS10においては、マスタボール61及び62を測定するためにプローブ17が大きく移動する。そのため、三次元測定機1の測定精度が中心座標(Xc,Yc,Zc)の精度に影響することが考えられる。中心座標(Xc,Yc,Zc)がロータリテーブル50の真の回転中心からずれている場合、ロータリテーブル50を用いた円測定によりワークの直径値を測定すると測定値がばらついてしまう。したがって、以下のステップにおいて中心座標(Xc,Yc,Zc)を補正する。
(ステップS11)
図6を参照して、校正された直径値Dcを有するリングゲージ65をロータリテーブル50に固定する。図6においてはリングゲージ65の中心とロータリテーブル50の中心が一致しているが、リングゲージ65の中心とロータリテーブル50の中心の一致は必ずしも必要ではない。
(ステップS12)
図6を参照して、形状測定装置100は、Xアプローチの静止ポイント測定によりリングゲージ65の直径値D1を測定する。例えば、ロータリテーブル50の回転角θが異なる複数の場合において、リングゲージ65に対してプローブ17を−X軸方向にアプローチしたときのアプローチ点のロータリテーブル回転座標系の座標(XTθ座標及びYTθ座標)を測定する。ここで、プローブ17のチップ17cは、リングゲージ65の中心を通りX軸に平行な直線上をアプローチする。したがって、回転角θが異なる複数の場合において、アプローチ方向は共通である。アプローチ点は、チップ17cとリングゲージ65の接点である。アプローチ点の座標の測定は、クランプ51がロータリテーブル50をクランプし、且つ、チップ17cがリングゲージ65に対して相対移動しない状態で実行される。座標系算出部212は、回転角θが異なる複数の場合においてそれぞれ測定されたアプローチ点の座標に基づいて、リングゲージ65の直径値D1を算出する。ここで、回転角θが異なる複数の場合は、例えば、回転角θが8個の角度(0°、45°、90°、135°、180°、225°、270°、315°、360°)の場合である。
(ステップS13)
図7を参照して、形状測定装置100は、Yアプローチの静止ポイント測定によりリングゲージ65の直径値D2を測定する。例えば、ロータリテーブル50の回転角θが異なる複数の場合において、リングゲージ65に対してプローブ17をY軸方向にアプローチしたときのアプローチ点のロータリテーブル回転座標系の座標(XTθ座標及びYTθ座標)を測定する。ここで、プローブ17のチップ17cは、リングゲージ65の中心を通りY軸に平行な直線上をアプローチする。したがって、回転角θが異なる複数の場合において、アプローチ方向は共通である。アプローチ点は、チップ17cとリングゲージ65の接点である。アプローチ点の座標の測定は、クランプ51がロータリテーブル50をクランプし、且つ、チップ17cがリングゲージ65に対して相対移動しない状態で実行される。座標系算出部212は、回転角θが異なる複数の場合においてそれぞれ測定されたアプローチ点の座標に基づいて、リングゲージ65の直径値D2を算出する。ここで、回転角θが異なる複数の場合は、例えば、回転角θが8個の角度(0°、45°、90°、135°、180°、225°、270°、315°、360°)の場合である。
(ステップS14)
図8を参照して、形状測定装置100は、Xアプローチのロータリテーブル倣い測定によりリングゲージ65の直径値D3を測定する。ロータリテーブル倣い測定は、RT倣い測定と称される場合がある。例えば、形状測定装置100は、ロータリテーブル50の回転角θが0°に固定された状態において、リングゲージ65の円測定を実行してリングゲージ65の中心を測定する。円測定は、ポイント測定、倣い測定のどちらでもよい。形状測定装置100は、ロータリテーブル50の回転角θが0°に固定された状態において、リングゲージ65に対してプローブ17を−X軸方向にアプローチする。ここで、プローブ17のチップ17cは、リングゲージ65の中心を通りX軸に平行な直線上をアプローチする。形状測定装置100は、ロータリテーブル50を回転するロータリテーブル倣い測定を実行し、チップ17cとリングゲージ65の接点のロータリテーブル回転座標系の座標(XTθ座標及びYTθ座標)を所定の測定ピッチで取得する。ロータリテーブル倣い測定において、チップ17cがリングゲージ65に接触した状態に保たれ、且つ、リングゲージ65の中心からチップ17cを向いたベクトルの方向がアプローチ方向(−X軸方向)に一致した状態に保たれるようにプローブ17が駆動される。チップ17cとリングゲージ65の接点の座標の取得は、クランプ51がロータリテーブル50をクランプせず、且つ、チップ17cがリングゲージ65に対して相対移動する状態で実行される。座標系算出部212は、チップ17cとリングゲージ65の接点の座標に基づいて、リングゲージ65の直径値D3を算出する。
(ステップS15)
図9を参照して、形状測定装置100は、Yアプローチのロータリテーブル倣い測定によりリングゲージ65の直径値D4を測定する。例えば、形状測定装置100は、ロータリテーブル50の回転角θが0°に固定された状態において、リングゲージ65の円測定を実行してリングゲージ65の中心を測定する。円測定は、ポイント測定、倣い測定のどちらでもよい。形状測定装置100は、ロータリテーブル50の回転角θが0°に固定された状態において、リングゲージ65に対してプローブ17をY軸方向にアプローチする。ここで、プローブ17のチップ17cは、リングゲージ65の中心を通りY軸に平行な直線上をアプローチする。形状測定装置100は、ロータリテーブル50を回転するロータリテーブル倣い測定を実行し、チップ17cとリングゲージ65の接点のロータリテーブル回転座標系の座標(XTθ座標及びYTθ座標)を所定の測定ピッチで取得する。ロータリテーブル倣い測定において、チップ17cがリングゲージ65に接触した状態に保たれ、且つ、リングゲージ65の中心からチップ17cを向いたベクトルの方向がアプローチ方向(Y軸方向)に一致した状態に保たれるようにプローブ17が駆動される。チップ17cとリングゲージ65の接点の座標の取得は、クランプ51がロータリテーブル50をクランプせず、且つ、チップ17cがリングゲージ65に対して相対移動する状態で実行される。座標系算出部212は、チップ17cとリングゲージ65の接点の座標に基づいて、リングゲージ65の直径値D4を算出する。
ステップS12〜S15の測定ではロータリテーブル50が回転するが、ステップS12〜S15におけるプローブ17の移動量は、ステップS10においてマスタボール61及び62を測定したときの移動量に比べて小さい。そのため、リングゲージ65の直径値を高精度に測定することができると考えられる。
(ステップS16)
座標系算出部212は、直径値Dc、D1、及びD2に基づいて、Xt1及びYt1を算出する。Xt1は、下記式で表される。
Figure 2015040813
Yt1は、下記式で表される。
Figure 2015040813
ここで、M1は下記式で表される。
Figure 2015040813
座標系算出部212は、直径値Dc、D3、及びD4に基づいて、Xt2及びYt2を算出する。Xt2は、下記式で表される。
Figure 2015040813
Yt2は、下記式で表される。
Figure 2015040813
ここで、M2は下記式で表される。
Figure 2015040813
(ステップS17)
座標系算出部212は、下記式に示すように、ロータリテーブル座標系の原点Oの座標(中心座標)の座標値XcをXt1及びXt2でそれぞれ補正して真の座標値Xc1及びXc2を算出する。
Figure 2015040813
座標系算出部212は、下記式に示すように、ロータリテーブル座標系の原点Oの座標(中心座標)の座標値YcをYt1及びYt2でそれぞれ補正して真の座標値Yc1及びYc2を算出する。
Figure 2015040813
(ステップS18)
座標系登録部213は、ロータリテーブル50をクランプした状態でロータリテーブル50に固定されたワークを測定するクランプオン測定に用いるべきロータリテーブル座標系の原点O(OTθ)の座標として補正座標(Xc1,Yc1,Zc)を登録する。
(ステップS19)
座標系登録部213は、ロータリテーブル50をクランプしない状態でロータリテーブル50に固定されたワークを測定するクランプオフ測定に用いるべきロータリテーブル座標系の原点O(OTθ)の座標として補正座標(Xc2,Yc2,Zc)を登録する。
以下、図10〜13を参照して、ロータリテーブル座標系の中心座標の補正処理の原理を説明する。以下、ロータリテーブル倣い測定の場合について補正処理の原理を説明するが、静止ポイント測定の場合についても補正処理の原理は同様である。
図10を参照して、ロータリテーブル50の真の回転中心とステップS10において算出した原点O(OTθ)とのずれを(Xt,Yt)とする。図10では、便宜上、Xt及びYtはともに正である。回転角θが0°の状態でプローブ17を−X軸方向にアプローチしたときのチップ17cとリングゲージ65の接点P1のロータリテーブル回転座標系の座標P1(T)は、下記式で表される。
Figure 2015040813
ここで、L1は、ロータリテーブル50の真の回転中心を通りYTθ軸に平行な直線からリングゲージ65の内径端までの距離である。L2は、リングゲージ65の校正された直径値Dcに等しい。L3は、ロータリテーブル50の真の回転中心を通りXTθ軸に平行な直線から接点P1までの距離である。
同様に、回転角θが180°のときのチップ17cとリングゲージ65の接点P2のロータリテーブル回転座標系の座標P2(T)は、下記式で表される。
Figure 2015040813
座標P1(T)と座標P2(T)の間の距離がステップS14で測定される直径値D3に等しいので、下記式が成り立つ。
Figure 2015040813
図11を参照して、回転角θが0°の状態でプローブ17をY軸方向にアプローチしたときのチップ17cとリングゲージ65の接点P3のロータリテーブル回転座標系の座標P3(T)は、下記式で表される。
Figure 2015040813
ここで、L4は、ロータリテーブル50の真の回転中心を通りXTθ軸に平行な直線からリングゲージ65の内径端までの距離である。L5は、リングゲージ65の校正された直径値Dcに等しい。L6は、ロータリテーブル50の真の回転中心を通りYTθ軸に平行な直線から接点P3までの距離である。
同様に、回転角θが180°のときのチップ17cとリングゲージ65の接点P4のロータリテーブル回転座標系の座標P4(T)は、下記式で表される。
Figure 2015040813
座標P3(T)と座標P4(T)の間の距離がステップS14で測定される直径値D4に等しいので、下記式が成り立つ。
Figure 2015040813
数式(11)及び(14)を連立させて解くために数式(11)及び(14)を展開すると、下記式が得られる。
Figure 2015040813
Figure 2015040813
数式(16)から数式(15)を引いてYtを求めると、Ytは下記式で表される。
Figure 2015040813
数式(17)を数式(15)に代入して整理すると、下記式を得る。
Figure 2015040813
数式(18)を解いて整理すると、絶対値が小さい方の解は下記式で表される。
Figure 2015040813
数式(19)よりXtが求まるので、数式(17)よりYtが求まる。
数式(19)の妥当性については、下記の基本的な検証が可能である。D4=D3とすると、M2=0となり、数式(17)からYt=Xtとなる。これは、直径値の偏差に方向性が発生しないことに対応しているので、基本条件が満たされる。D4=D3のときに数式(19)は、下記式で表される。
Figure 2015040813
数式(20)においてD3=Dcとすれば、Xt=0となる。このとき、Yt=XtよりYt=0である。これは、直径値に偏差が発生しなければ原点O(OTθ)とロータリテーブル50の真の回転中心が一致していることを示し、数式(19)の妥当性を示すものである。
また、数式(20)においてD3≠Dc(D3がDcに等しくない)とすれば、D3>DcのときにXt>0となり、D3<DcのときにXt<0となる。D3>DcのときにXt>0となることは、図12に示す具体的数値(Xt=3、Yt=0、L1=90、L2=Dc=50、L3=0)を使用した場合にD3>Dcとなることと一致している。D3<DcのときにXt<0となることは、図13に示す具体的数値(Xt=−3、Yt=0、L1=90、L2=Dc=50、L3=0)を使用した場合にD3<Dcとなることと一致している。これらは、数式(19)の妥当性を示すものである。以上より、数式(17)及び(19)よりXt及びYtが求まる。
本実施の形態によれば、リングゲージ65の校正された直径値Dcと、リングゲージ65に対してプローブを−X軸方向にアプローチして測定されたリングゲージ65の直径値D1又はD3と、リングゲージ65に対してプローブをY軸方向にアプローチして測定されたリングゲージ65の直径値D2又はD4とに基づいて、ロータリテーブル座標系の原点O(OTθ)の座標を補正する。したがって、ロータリテーブル座標系の原点の登録値を高精度化することができる。
尚、ステップS12及びS14の両方又はいずれか一方におけるアプローチ方向は、X軸方向であってもよい。すなわち、ステップS12及びS14におけるアプローチ方向は、Zs軸方向に見てXs軸に平行な方向である。ステップS13及びS15の両方又はいずれか一方におけるアプローチ方向は、−Y軸方向であってもよい。すなわち、ステップS13及びS15におけるアプローチ方向は、Zs軸方向に見てYs軸に平行な方向である。尚、Zs軸とZ軸(ZTθ軸)が平行且つX軸、Y軸、及びZ軸が互いに直交する場合、ステップS12及びS14におけるアプローチ方向はXs軸に平行な方向であり、ステップS13及びS15におけるアプローチ方向はYs軸に平行な方向である。
更に、クランプ51がロータリテーブル50をクランプしたときとクランプしないときとでロータリテーブル50の中心が異なる可能性がある。本実施の形態によれば、ステップS12及びS13の静止ポイント測定に基づいて算出された補正座標(Xc1,Yc1,Zc)をクランプオン測定に用いるべきロータリテーブル座標系の原点の座標として登録し、ステップS14及びS15のロータリテーブル倣い測定に基づいて算出された補正座標(Xc2,Yc2,Zc)をクランプオフ測定に用いるべきロータリテーブル座標系の原点の座標として登録する。このようにクランプオン測定とクランプオフ測定とでロータリテーブル座標系の原点の座標を使い分けることで、ロータリテーブル50を使用した測定の高精度化が図られる。尚、クランプ51がロータリテーブル50をクランプしたときとクランプしないときとでロータリテーブル50の中心が一致する場合は、ステップS12及びS13の静止ポイント測定とステップS14及びS15のロータリテーブル倣い測定のいずれか一方を実行しなくてもよい。
本実施の形態によれば、ロータリテーブル50からの距離が異なる二つのマスタボール61及び62を用いてZ軸(ZTθ軸)を決定しているため、ロータリテーブル50の回転軸の振れ回りによる誤差を抑制することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、リングゲージ65のかわりに円筒スコヤ又は基準球(マスタボールを含む)を用いてもよい。更に、マスタボール62を用いずにロータリテーブル座標系のZ軸を求めてもよい。この場合、円C1の中心を通り、円C1が形成する平面の法線N1(図4参照)をZ軸に設定する。
更に、ステップS12及びS14におけるプローブ17のアプローチ方向及びステップS13及びS15におけるプローブ17のアプローチ方向は、X軸及びY軸にそれぞれ平行(すなわち、θ=0°のときのXTθ軸及びYTθ軸にそれぞれ平行)でなくてもよい。ステップS12及びS14におけるアプローチ方向及びステップS13及びS15におけるアプローチ方向をθ=βのときのXTθ軸及びYTθ軸にそれぞれ平行とすると、この場合にステップS16で算出される(Xt1,Yt1)及び(Xt2,Yt2)は、ロータリテーブル50の真の回転中心とステップS10において算出した原点Oとのθ=βのときのXTθ軸及びYTθ軸にそれぞれ平行なずれを表している。βに対応する回転行列を用いれば、θ=βのときのXTθ軸及びYTθ軸にそれぞれ平行なずれをθ=0°のときのXTθ軸及びYTθ軸にそれぞれ平行なずれに変換することができる。変換後のずれと数式(7)及び(8)に基づいて、原点Oの真の座標値Xc1、Xc2、Yc1及びYc2を算出することができる。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1 三次元測定機
2 コンピュータ
3 ジョイスティックボックス
4 コントローラ
17 プローブ
50 ロータリテーブル
51 クランプ
61、62 マスタボール
65 リングゲージ
100 形状測定装置
212 座標系算出部
213 座標系登録部
C1、C2 円
M11〜M13、M21〜M23 中心位置

Claims (5)

  1. 被測定物を測定するためのプローブと、
    前記被測定物が載置され、前記プローブに対して回転されるロータリテーブルと、
    前記ロータリテーブルの座標系を構成する座標軸を算出する座標系算出部と
    を具備し、
    前記座標系算出部は、
    前記ロータリテーブルに固定されたマスタボールの位置に基づいて、前記ロータリテーブルが回転したときに前記マスタボールが描く円の中心を算出し、
    前記円の中心を原点とする前記ロータリテーブルの座標系を算出し、
    前記ロータリテーブルに固定されたゲージの校正された直径値と、前記ゲージに対して前記プローブを第1方向にアプローチする第1測定により測定された前記ゲージの第1直径値と、前記ゲージに対して前記プローブを第2方向にアプローチする第2測定により測定された前記ゲージの第2直径値とに基づいて、前記原点の座標を補正する
    形状測定装置。
  2. 前記プローブは、互いに直交するXs軸、Ys軸、及びZs軸にそれぞれ平行に駆動され、
    前記ロータリテーブルの回転軸は、前記Zs軸に平行であり、
    前記第1方向は、前記Zs軸方向に見て前記Xs軸に平行であり、
    前記第2方向は、前記Zs軸方向に見て前記Ys軸に平行である
    請求項1に記載の形状測定装置。
  3. 前記ロータリテーブルの座標系が登録される座標系登録部を更に具備し、
    前記第1測定は、前記ロータリテーブルの回転角が異なる複数の場合において前記ゲージに対して前記プローブを前記第1方向にアプローチする静止ポイント測定であり、
    前記第2測定は、前記ロータリテーブルの回転角が異なる複数の場合において前記ゲージに対して前記プローブを前記第2方向にアプローチする静止ポイント測定であり、
    前記座標系算出部は、
    前記校正された直径値、前記第1直径値、及び前記第2直径値に基づいて前記原点の座標を補正して第1補正座標を算出し、
    前記校正された直径値と、前記ゲージに対して前記プローブを前記第1方向に平行な第3方向にアプローチするロータリテーブル倣い測定により測定された前記ゲージの第3直径値と、前記ゲージに対して前記プローブを前記第2方向に平行な第4方向にアプローチするロータリテーブル倣い測定により測定された前記ゲージの第4直径値とに基づいて、前記原点の座標を補正して第2補正座標を算出し、
    前記座標系登録部は、
    前記ロータリテーブルが回転しないようにクランプした状態で前記ロータリテーブルに固定されたワークを測定するクランプオン測定に用いるべき前記ロータリテーブルの座標系の原点の座標として前記第1補正座標を登録し、
    前記ロータリテーブルをクランプしない状態で前記ロータリテーブルに固定されたワークを測定するクランプオフ測定に用いるべき前記ロータリテーブルの座標系の原点の座標として前記第2補正座標を登録する
    請求項1又は2に記載の形状測定装置。
  4. 前記ロータリテーブルの座標系は、前記ロータリテーブルの回転軸に対応するZ軸を含み、
    前記座標系算出部は、
    前記ロータリテーブルに固定された他のマスタボールの位置に基づいて、前記ロータリテーブルが回転したときに前記他のマスタボールが描く他の円の中心を算出し、
    前記円の中心と前記他の円の中心に基づいて前記Z軸を算出し、
    前記ロータリテーブルから前記マスタボールまでの距離と前記ロータリテーブルから前記他のマスタボールまでの距離は異なる
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の形状測定装置。
  5. ロータリテーブルの回転角が異なる複数の場合において三次元測定機を用いて前記ロータリテーブルに固定されたマスタボールの位置を測定し、
    前記マスタボールの位置に基づいて、前記ロータリテーブルが回転したときに前記マスタボールが描く円の中心を算出し、
    前記円の中心を原点とする前記ロータリテーブルの座標系を算出し、
    前記ロータリテーブルに固定されたゲージに対して前記三次元測定機のプローブを第1方向にアプローチする第1測定により前記ゲージの第1直径値を測定し、
    前記ゲージに対して前記プローブを第2方向にアプローチする第2測定により前記ゲージの第2直径値を測定し、
    前記ゲージの校正された直径値、前記第1直径値、及び前記第2直径値に基づいて前記原点の座標を補正する
    ロータリテーブル座標系の登録方法。
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