JP2015037046A - 蓄電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒューズ機能によって集電体が溶断された場合でも、電極体の脱落を抑制することができる蓄電素子を提供する。
【解決手段】正極端子200と電極体140とを備える蓄電素子10であって、正極端子200と電極体140とを電気的に接続する正極集電体120と、正極集電体120を支持するための支持部材150とを備え、正極集電体120は、正極端子200側に配置される端子側配置部121cと、電極体140側に配置される電極体側配置部121dと、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとの間に配置されるヒューズ部121eとを有し、支持部材150は、電極体側配置部121dを支持する第一支持部151を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電極端子と、電極体と、電極端子及び電極体を電気的に接続する集電体とを備える蓄電素子に関する。
世界的な環境問題への取り組みとして、ガソリン自動車から電気自動車への転換が重要になってきている。このため、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子を動力源に用いた電気自動車の開発が進められている。そして、このような蓄電素子においては、一般的に、電極端子と電極体と電極端子及び電極体を電気的に接続する集電体とを備えている。
ここで、蓄電素子内部に過大な電流が流れた場合には、蓄電素子の温度が上昇したり内圧が上昇したりするなどの問題がある。このため、従来、蓄電素子内部に過大な電流が流れるのを防止するために、電流の流れを遮断するヒューズ機能を有する蓄電素子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この蓄電素子では、蓄電素子内部に過大な電流が流れた場合に、集電体が溶断されて電流の流れを遮断する。
特開2013−77546号公報
しかしながら、上記従来のヒューズ機能を有する蓄電素子では、過大な電流が流れて集電体が溶断された場合に、電極体が容器内部に脱落する虞があるという問題がある。
つまり、特許文献1に開示された従来の蓄電素子においては、集電体で電極体を吊り下げるようにして電極体を容器内部で保持しているため、集電体が溶断されてしまうと、電極体が落下してしまう。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、ヒューズ機能によって集電体が溶断された場合でも、電極体の脱落を抑制することができる蓄電素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る蓄電素子は、電極端子と電極体とを備える蓄電素子であって、前記電極端子と前記電極体とを電気的に接続する集電体と、前記集電体を支持するための支持部材とを備え、前記集電体は、前記電極端子側に配置される端子側配置部と、前記電極体側に配置される電極体側配置部と、前記端子側配置部と前記電極体側配置部との間に配置されるヒューズ部とを有し、前記支持部材は、前記電極体側配置部を支持する第一支持部を有する。
これによれば、蓄電素子は、集電体を支持するための支持部材を備えており、支持部材は、ヒューズ部よりも電極体側に配置される電極体側配置部を支持する第一支持部を有している。このため、ヒューズ部に大電流が流れてヒューズ部が熱により溶断された場合でも、第一支持部が電極体側配置部を支持することで、電極体側配置部が電極体とともに落下するのを抑制することができる。このように、ヒューズ機能によって集電体が溶断された場合でも、電極体の脱落を抑制することができる。
また、前記第一支持部は、前記端子側配置部と前記電極体側配置部とに跨って配置されていることにしてもよい。
これによれば、第一支持部が、端子側配置部と電極体側配置部とに跨って配置され、端子側配置部と電極体側配置部とを繋いでいるため、支持部材を蓄電素子の内部で他の部材に固定することなく、電極体側配置部を支持することができる。
また、前記支持部材は、さらに、前記第一支持部とで前記電極体側配置部を挟むように配置される第二支持部を有することにしてもよい。
これによれば、支持部材は、さらに、第一支持部とで電極体側配置部を挟むように配置される第二支持部を有しているため、第一支持部と第二支持部とで電極体側配置部を挟むことにより、電極体側配置部を安定して支持することができる。
また、前記第二支持部は、前記端子側配置部と前記電極体側配置部とに跨って配置されていることにしてもよい。
これによれば、第二支持部が、端子側配置部と電極体側配置部とに跨って配置され、端子側配置部と電極体側配置部とを繋ぐことで、電極体側配置部をさらに安定して支持することができる。
また、前記第一支持部と前記第二支持部とは、前記ヒューズ部を挟むように配置されていることにしてもよい。
これによれば、第一支持部と第二支持部とでヒューズ部を挟むことで、ヒューズ部が高温になった場合でも、ヒューズ部がパッキンなどの熱に弱い部材に直接接触するのを防止し、当該パッキンなどの部材が溶融することを抑制することができる。
また、前記集電体は、前記端子側配置部と前記電極体側配置部との間に形成された開口部を有し、前記第一支持部は、前記開口部に挿入される軸部を備えることにしてもよい。
これによれば、第一支持部は、軸部を介して電極体側配置部を支持することで、電極体側配置部が電極体とともに落下するのを抑制することができる。
また、前記軸部は、前記開口部に対応した形状の外形を有していることにしてもよい。
これによれば、集電体の開口部に、当該開口部の形状に対応した外形の軸部が挿入されて、当該開口部内の空間が埋まるため、ヒューズ部の強度が補強され、ヒューズ部の箇所で耐振動性及び耐衝撃性が低減するのを抑制することができる。
また、さらに、前記電極端子と前記集電体とを接続する接続部を備え、前記端子側配置部は、前記接続部に接続されて支持されていることにしてもよい。
これによれば、端子側配置部は、接続部に支持されているため、ヒューズ部が溶断された場合でも、端子側配置部が落下するのを抑制し、また、端子側配置部と電極体側配置部とが繋がれていれば、電極体側配置部が落下するのも抑制することができる。
また、前記支持部材は、前記ヒューズ部よりも高抵抗な電気伝導体であることにしてもよい。
これによれば、支持部材はヒューズ部よりも高抵抗な部材であるため、大電流が発生した場合には、ヒューズ部に当該大電流が流れて、ヒューズ部が溶断される。そして、ヒューズ部が溶断された後は、支持部材は電気伝導体であるため、電極体に残留した電力を放電することができる。また、通常使用時においても、支持部材が電気伝導体であるため、支持部材を介しての通電を行うことができる。
また、前記支持部材は、低熱伝導性の部材であることにしてもよい。
これによれば、支持部材は、低熱伝導性の部材であるので、パッキンなどの熱に弱い部材が支持部材に隣接して配置されていても、当該パッキンなどの部材が溶融することを抑制することができる。
本発明における蓄電素子によれば、ヒューズ機能によって集電体が溶断された場合でも、電極体の脱落を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る蓄電素子の外観を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る蓄電素子の容器の本体を分離して蓄電素子が備える各構成要素を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る蓄電素子を分解した場合の各構成要素を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る正極集電体及び支持部材の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る正極集電体及び支持部材の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る正極集電体のヒューズ部が溶断される状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る正極集電体のヒューズ部が溶断される状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る蓄電素子が支持部材を備えていることによって奏する効果を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例1に係る支持部材の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態の変形例2に係る支持部材の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態の変形例3に係る支持部材の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例4に係る支持部材の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例4に係る支持部材の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例5に係る支持部材の構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る蓄電素子について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、製造工程、製造工程の順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
まず、蓄電素子10の構成について、説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10の外観を模式的に示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10の容器100の本体111を分離して蓄電素子10が備える各構成要素を示す斜視図である。図3は、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10を分解した場合の各構成要素を示す分解斜視図である。なお、図3は、容器100の本体111を省略して図示している。
蓄電素子10は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池であり、より具体的には、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。例えば、蓄電素子10は、高レートサイクルの充放電を行うようなハイブリッド電気自動車(HEV)などに適用される。なお、蓄電素子10は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。
これらの図に示すように、蓄電素子10は、容器100と、正極端子200と、負極端子300とを備えている。また、容器100内方には、正極集電体120と、負極集電体130と、電極体140と、支持部材150及び160とが収容されている。
また、蓄電素子10の容器100の内部には電解液(非水電解液)などの液体が封入されているが、当該液体の図示は省略する。なお、容器100に封入される電解液としては、蓄電素子10の性能を損なうものでなければその種類に特に制限はなく様々なものを選択することができる。
容器100は、矩形筒状で底を備える本体111と、本体111の開口を閉塞する板状部材である蓋体110とで構成されている。また、容器100は、電極体140等を内部に収容後、蓋体110と本体111とが溶接等されることにより、内部を密封することができるものとなっている。なお、蓋体110及び本体111の材質は、特に限定されないが、例えばステンレス鋼など溶接可能な金属であるのが好ましい。
電極体140は、正極と負極とセパレータとを備え、電気を蓄えることができる部材である。正極は、アルミニウムやアルミニウム合金などからなる長尺帯状の金属箔である正極基材箔上に正極活物質層が形成されたものである。また、負極は、銅や銅合金などからなる長尺帯状の金属箔である負極基材箔上に負極活物質層が形成されたものである。また、セパレータは、樹脂からなる微多孔性のシートである。
ここで、正極活物質層に用いられる正極活物質、または負極活物質層に用いられる負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能な正極活物質または負極活物質であれば、適宜公知の材料を使用できる。
そして、電極体140は、負極と正極との間にセパレータが挟み込まれるように層状に配置されたものが巻き回されて形成され、正極集電体120及び負極集電体130と電気的に接続されている。なお、同図では、電極体140の形状としては長円形状を示したが、円形状または楕円形状でもよい。また、電極体140の形状は巻回型に限らず、平板状極板を積層した形状でもよい。
正極端子200は、電極体140の正極に電気的に接続された電極端子であり、負極端子300は、電極体140の負極に電気的に接続された電極端子である。つまり、正極端子200及び負極端子300は、電極体140に蓄えられている電気を蓄電素子10の外部空間に導出し、また、電極体140に電気を蓄えるために蓄電素子10の内部空間に電気を導入するための金属製の電極端子である。
また、正極端子200及び負極端子300は、電極体140の上方に配置された蓋体110に取り付けられている。具体的には、図3に示すように、正極端子200は、突出部210が蓋体110の貫通孔110aと正極集電体120の貫通孔121aとに挿入されて、かしめられることにより、正極集電体120とともに蓋体110に固定される。また同様に、負極端子300は、突出部310が蓋体110の貫通孔110bと負極集電体130の貫通孔131aとに挿入されて、かしめられることにより、負極集電体130とともに蓋体110に固定される。なお、パッキン等も配置されているが、同図では省略して図示している。
正極集電体120は、電極体140の正極と容器100の本体111の側壁との間に配置され、正極端子200と電極体140の正極とに電気的に接続される導電性と剛性とを備えた部材である。なお、正極集電体120は、電極体140の正極基材箔と同様、アルミニウムまたはアルミニウム合金などで形成されている。
負極集電体130は、電極体140の負極と容器100の本体111の側壁との間に配置され、負極端子300と電極体140の負極とに電気的に接続される導電性と剛性とを備えた部材である。なお、負極集電体130は、電極体140の負極基材箔と同様、銅または銅合金などで形成されている。
このように、正極集電体120が電極体140の正極側の端部に接続され、負極集電体130が電極体140の負極側の端部に接続されることで、正極集電体120及び負極集電体130は、電極体140を容器100内で吊り下げるようにして保持している。
また、正極集電体120は、第一支持部151と第二支持部152とからなる支持部材150に支持され、負極集電体130は、第一支持部161と第二支持部162とからなる支持部材160に支持されている。
ここで、正極集電体120、負極集電体130、支持部材150及び支持部材160の構成について、詳細に説明する。なお、正極集電体120及び支持部材150と、負極集電体130及び支持部材160とは、同様の構成を有するため、以下では正極集電体120及び支持部材150についての説明を中心に行い、負極集電体130及び支持部材160についての説明は、省略または簡略化する。
図4は、本発明の実施の形態に係る正極集電体120及び支持部材150の構成を示す斜視図である。また、図5は、本発明の実施の形態に係る正極集電体120及び支持部材150の構成を示す断面図である。具体的には、図5は、正極集電体120を支持部材150で支持している構成を示す部分をXZ平面で切断した場合の断面を拡大して示す拡大断面図である。
まず、図4に示すように、正極集電体120は、端子接続部121と、2つの電極体接続部122、123とを備えている。
端子接続部121は、正極端子200側(Z軸プラス側)に配置される平板状の部位である。端子接続部121には、正極端子200の突出部210が挿入される貫通孔121aが形成されている。そして、端子接続部121は、突出部210が貫通孔110aに挿入されて蓋体110とともにかしめられることにより、蓋体110に固定される。つまり、突出部210は、正極端子200と正極集電体120とを接続する接続部である。
また、端子接続部121には、開口部121bが形成されており、端子側配置部121cと、電極体側配置部121dと、ヒューズ部121eとを有している。
開口部121bは、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとの間に形成された開口部である。具体的には、開口部121bは、円形状の貫通孔である。なお、開口部121bは、円形状には限定されず、楕円形状や矩形状などであってもよく、また、開口部121bは、貫通孔には限定されず、半円形状や矩形状に切り欠いた切り欠きなどであってもよい。
端子側配置部121cは、端子接続部121の正極端子200側(X軸マイナス側)に配置される部位である。具体的には、端子側配置部121cは、開口部121bよりも正極端子200側に配置される平板状の部位である。
また、端子側配置部121cには、上述の貫通孔121aが形成されているため、端子側配置部121cは、突出部210に接続されて支持されている。つまり、正極端子200と正極集電体120とを接続する接続部である突出部210が貫通孔121aに挿入されて、かしめられることで、端子側配置部121cが容器100内で固定される。
電極体側配置部121dは、端子接続部121の電極体140側(X軸プラス側)に配置される部位である。具体的には、電極体側配置部121dは、開口部121bよりも電極体140側(X軸プラス側)に配置される平板状の部位である。つまり、電極体側配置部121dは、端子側配置部121cと、後述の2つの電極体接続部122、123との間に配置されており、端子側配置部121cと電極体接続部122、123とを接続する。
ヒューズ部121eは、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとの間に配置される部位である。つまり、ヒューズ部121eは、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとの間の開口部121bに隣接した位置に配置され、端子側配置部121c及び電極体側配置部121dよりも断面積が小さいように形成されている。
具体的には、ヒューズ部121eは、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとの境界部分であって、開口部121bの両側(Y軸方向プラス側及びY軸方向マイナス側)に配置された断面積の小さい部位である。これにより、ヒューズ部121eは、正極集電体120に過大な電流が流れた場合に、溶融して溶断され、当該電流の流れを遮断するヒューズ機能を有する。
なお、ヒューズ部121eは、当該ヒューズ機能を有するために溶断される構成であればよく、形状や断面積の大きさなどは特に限定されない。また、ヒューズ部121eは、本実施の形態では開口部121bの両側に配置されているが、例えば開口部121bが貫通孔ではなく切り欠きの場合には、ヒューズ部121eは、開口部121bの切り欠いていない側に配置された断面積の小さい部位であることにしてもかまわない。
2つの電極体接続部122、123は、端子接続部121の両側面部に接続された棒状の部材である。具体的には、2つの電極体接続部122、123は、電極体側配置部121dの対向する両側面部から電極体140の方向(Z軸マイナス方向)に垂れ下がるように配置された平板状で棒状の部材であり、電極体140の正極側の端部に接合される。
つまり、2つの電極体接続部122、123は、Z軸方向に延びる部材であり、XZ平面に平行な面を対向して有している。そして、2つの電極体接続部122、123は、当該対向する面にて電極体140の正極側の端部に接合されて、容器100内で電極体140を吊り下げるように保持する。
また、図4及び図5に示すように、正極集電体120の端子接続部121を挟むように、支持部材150が配置されている。支持部材150は、正極集電体120を支持するための部材である。ここで、支持部材150は、ヒューズ部121eよりも高抵抗な電気伝導体であるのが好ましく、低熱伝導性の部材であるのが好ましい。また、支持部材150は、耐熱性や耐薬品性に優れた材質で形成されているのが好ましい。
例えば、支持部材150の材質としては、高抵抗な金属や半導体、アルミナや窒化ケイ素などからなるセラミック、または、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリイミド樹脂などの樹脂等が用いられる。
ここで、支持部材150は、第一支持部151と第二支持部152とを有している。
第一支持部151は、電極体側配置部121dを支持する部材である。つまり、第一支持部151は、電極体側配置部121dを下方(Z軸マイナス方向)から支持する。具体的には、第一支持部151は、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとに跨って配置されている。そして、第一支持部151は、ヒューズ部121eが溶断された場合に、電極体側配置部121dが落下しないように、電極体側配置部121dを下方から支持する。
ここで、第一支持部151は、開口部121bに挿入される軸部151bと、軸部151bが接続される端部151aとを備えている。軸部151bは、開口部121bに対応した形状の外形を有する部位であり、本実施の形態では、開口部121bは円形状の貫通孔であるため、軸部151bは円柱形状を有している。
また、端部151aは、上側(Z軸方向プラス側)に平面を有する半球形状の部位であり、軸部151bよりも大きな外形を有している。つまり、端部151aの上面が、端子側配置部121c及び電極体側配置部121dに当接することで、電極体側配置部121dを下方から支持する。
なお、軸部151bは、開口部121bに対応した形状を有していれば円柱形状には限定されず、また、端部151aは、平板状など下側(Z軸方向マイナス側)も平面を有する形状であってもかまわない。
第二支持部152は、第一支持部151とで電極体側配置部121dを挟むように配置された筒状の部材である。つまり、第二支持部152は、電極体側配置部121dの第一支持部151とは反対側に配置されており、第一支持部151とで電極体側配置部121dを挟み込む。
具体的には、第二支持部152は、蓋体110と正極集電体120の端子接続部121との間に配置されたパッキン170に形成された凹部内に収容されて配置されている。なお、第二支持部152は、パッキン170の当該凹部内に固定されて配置されていてもよいし、着脱可能に配置されていてもよい。
また、第二支持部152は、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとに跨って配置されている。つまり、第二支持部152は、端子側配置部121c及び電極体側配置部121dの上方(Z軸方向プラス側)に、端子側配置部121c及び電極体側配置部121dに当接して配置されている。
具体的には、第二支持部152には、第一支持部151の軸部151bが挿入される円形状の開口部152aが形成されている。なお、開口部152aは、軸部151bの外形に対応した形状を有していれば円形状には限定されない。また、開口部152aは、貫通孔には限定されず、切り欠きであってもよく、また、凹部であってもかまわない。
つまり、第一支持部151の軸部151bが開口部152aに挿入されて、第一支持部151と第二支持部152とが固定される。これにより、第一支持部151と第二支持部152とで端子側配置部121cと電極体側配置部121dとを挟み込むことで、ヒューズ部121eが溶断された場合に、電極体側配置部121dが落下しないように、電極体側配置部121dを支持することができる。
なお、第一支持部151と第二支持部152との接続方法については、特に限定されない。例えば、軸部151bと開口部152aとに対応するネジ溝が形成されており、ネジ締めにより第一支持部151と第二支持部152とが接続固定されることにしてもよいし、嵌合部を形成して嵌め合わせによって接続固定されることにしてもよいし、溶接(溶着)などによるその他の機械的接合や接着剤による接着などによって接続固定されることにしてもよい。
また、第一支持部151と第二支持部152とは、ヒューズ部121eを挟むように配置されている。つまり、第一支持部151がヒューズ部121eの下面に当接し、第二支持部152がヒューズ部121eの上面に当接することで、第一支持部151と第二支持部152とが、ヒューズ部121eを挟み込んでいる。
次に、蓄電素子10が支持部材150を備えていることによって奏する効果について、説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係る正極集電体120のヒューズ部121eが溶断される状態を示す斜視図である。また、図7は、本発明の実施の形態に係る正極集電体120のヒューズ部121eが溶断される状態を示す断面図である。具体的には、図7は、正極集電体120を支持部材150で支持している構成を示す部分をXZ平面で切断した場合の断面を拡大して示す拡大断面図である。また、図8は、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10が支持部材150を備えていることによって奏する効果を示す図である。
まず、図6に示すように、ヒューズ部121eに過大な電流が流れた場合、熱が発生し、ヒューズ部121eが溶融して、溶断された状態になる。つまり、図6の(a)におけるヒューズ部121eが溶融して、図6の(b)におけるヒューズ部121eのように溶断された状態になる。これによって、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとが分断される。
この場合、蓄電素子が支持部材150を備えていない従来の構成では、図8の(a)に示すように、電極体側配置部121dが、端子側配置部121cから分離されて、電極体接続部122、123及び電極体140とともに、落下する。また負極側も同様に、電極体側配置部131dが、端子側配置部131cから分離されて、電極体接続部132、133(図示せず)及び電極体140とともに、落下する。
なお、正極側の電極体接続部122、123は、電極体140の正極側の電極体端部141に、領域R1の部分において溶接などにより接合されて固定されており、負極側の電極体接続部132、133は、電極体140の負極側の電極体端部142に、領域Q1の部分において溶接などにより接合されて固定されている。
そして、集電体のヒューズ部が溶断するような状況では、電極体140と容器100との間に配置されている絶縁シートなどの部材も溶けている可能性が高いため、電極体140が落下した場合には、電極体140が金属製の容器100と接触し、短絡を起こす虞がある。
なお、図8の(a)では、正極集電体120及び負極集電体130の4つのヒューズ部が溶断することを想定したが、当該4つのヒューズ部の全てが溶断しない場合でも、電極体140が落下する可能性がある。例えば、正極集電体120のヒューズ部121eのみが溶断した場合、負極集電体130のみで電極体140を支える必要があるため、負極集電体130と電極体140との間の溶接箇所が破れたりして、電極体140が落下する可能性がある。
このように、図8の(a)に示すような構成では、正極集電体120及び負極集電体130が有するいずれかのヒューズ部が溶断した場合に、電極体140が落下して、電極体140と容器100とが短絡してしまう虞がある。
これに対し、支持部材150を備えた蓄電素子10においては、図7に示すように、図7の(a)におけるヒューズ部121eが溶融して、図7の(b)におけるヒューズ部121eのように溶断された状態になるが、電極体側配置部121dは支持部材150によって支持される。つまり、電極体側配置部131dが端子側配置部131cから分離されても、第一支持部151と第二支持部152とによって、電極体側配置部131dは落下しない。
このため、図8の(b)に示すように、電極体側配置部121dが、第一支持部151と第二支持部152とによって、電極体接続部122、123及び電極体140を保持した状態を維持する。また負極側も同様に、電極体側配置部131dが、第一支持部161と第二支持部162とによって、落下せずに、電極体接続部132、133及び電極体140を保持した状態を維持する。
これにより、正極集電体120及び負極集電体130が有するいずれかのヒューズ部が溶断した場合でも、電極体140が落下することによる電極体140と容器100との短絡を抑制することができる。
なお、同図においても、正極側の電極体接続部122、123は、電極体140の正極側の電極体端部141に、領域R1の部分において溶接などにより接合されて固定されており、負極側の電極体接続部132、133は、電極体140の負極側の電極体端部142に、領域Q1の部分において溶接などにより接合されて固定されている。
また、端子側配置部121cについては、突出部210が貫通孔121aに挿入されて容器100内で固定されているため、ヒューズ部121eが溶融しても、落下はしない。負極側の端子側配置部131cについても同様である。
以上のように、本発明の実施の形態に係る蓄電素子10によれば、正極集電体120を支持するための支持部材150を備えており、支持部材150は、ヒューズ部121eよりも電極体140側に配置される電極体側配置部121dを支持する第一支持部151を有している。このため、ヒューズ部121eに大電流が流れてヒューズ部121eが熱により溶断された場合でも、第一支持部151が電極体側配置部121dを支持することで、電極体側配置部121dが電極体140とともに落下するのを抑制することができる。このように、ヒューズ機能によって正極集電体120が溶断された場合でも、電極体140の脱落を抑制することができる。負極集電体130についても同様である。
また、第一支持部151が、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとに跨って配置され、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとを繋いでいるため、支持部材150を蓄電素子10の内部で他の部材に固定することなく、電極体側配置部121dを支持することができる。負極集電体130についても同様である。
また、支持部材150は、さらに、第一支持部151とで電極体側配置部121dを挟むように配置される第二支持部152を有しているため、第一支持部151と第二支持部152とで電極体側配置部121dを挟むことにより、電極体側配置部121dを安定して支持することができる。負極集電体130についても同様である。
また、第二支持部152が、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとに跨って配置され、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとを繋ぐことで、電極体側配置部121dをさらに安定して支持することができる。負極集電体130についても同様である。
また、第一支持部151と第二支持部152とでヒューズ部121eを挟むことで、ヒューズ部121eが高温になった場合でも、ヒューズ部121eがパッキン(例えば図5に示されたパッキン170)などの熱に弱い部材に直接接触するのを防止し、当該パッキンなどの部材が溶融することを抑制することができる。負極集電体130についても同様である。
また、第一支持部151は、軸部151bを介して電極体側配置部121dを支持することで、電極体側配置部121dが電極体140とともに落下するのを抑制することができる。負極集電体130についても同様である。
また、正極集電体120の開口部121bに、開口部121bの形状に対応した外形の軸部151bが挿入されて、開口部121b内の空間が埋まるため、ヒューズ部121eの強度が補強され、ヒューズ部121eの箇所で耐振動性及び耐衝撃性が低減するのを抑制することができる。負極集電体130についても同様である。
また、端子側配置部121cは、突出部210に支持されているため、ヒューズ部121eが溶断された場合でも、端子側配置部121cが落下するのを抑制し、また、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとが繋がれていれば、電極体側配置部121dが落下するのも抑制することができる。負極集電体130についても同様である。
また、支持部材150はヒューズ部121eよりも高抵抗な部材であるのが好ましく、この場合には、大電流が発生した場合には、ヒューズ部121eに当該大電流が流れて、ヒューズ部121eが溶断される。そして、ヒューズ部121eが溶断された後は、支持部材150は電気伝導体であるため、電極体140に残留した電力を放電することができる。また、通常使用時においても、支持部材150が電気伝導体であるため、支持部材150を介しての通電を行うことができる。負極集電体130についても同様である。
また、支持部材150は、低熱伝導性の部材であるのが好ましく、この場合には、パッキン(例えば図5に示されたパッキン170)などの熱に弱い部材が支持部材150に隣接して配置されていても、当該パッキンなどの部材が溶融することを抑制することができる。負極集電体130についても同様である。
なお、上記実施の形態では、第二支持部152は、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとに跨って配置されていることとした。しかし、第一支持部151と第二支持部152とで電極体側配置部121dを挟むことで電極体側配置部121dの落下を防止することができるため、第二支持部152は、端子側配置部121cの上方には配置されていない構成でもかまわない。
また、同様に、上記実施の形態では、第一支持部151は、端子側配置部121cと電極体側配置部121dとに跨って配置されていることとした。しかし、第一支持部151と第二支持部152とで電極体側配置部121dを挟むことで電極体側配置部121dの落下を防止することができるため、第一支持部151は、端子側配置部121cの下方には配置されていない構成でもかまわない。
また、上記実施の形態では、第一支持部151と第二支持部152とは、ヒューズ部121eを挟むように配置されていることとした。しかし、第一支持部151と第二支持部152とは、ヒューズ部121eを挟んでいなくともかまわない。
また、上記実施の形態では、第一支持部151の軸部151bは、第一支持部151の開口部121bに対応した形状の外形を有していることとした。しかし、軸部151bは、開口部121bに挿入できればよく、開口部121bに対応した形状の外形を有していなくともかまわない。
また、上記実施の形態では、支持部材150は、第一支持部151と第二支持部152とを有していることとした。しかし、支持部材150は、第二支持部152を有していない構成でもかまわない。以下の変形例において、詳細に説明する。
(変形例1)
次に、上記実施の形態の変形例1について、説明する。
図9は、本発明の実施の形態の変形例1に係る支持部材150aの構成を示す断面図である。具体的には、同図は、正極集電体120を支持部材150aで支持している構成を示す部分をXZ平面で切断した場合の断面を拡大して示す拡大断面図である。
同図に示すように、支持部材150aは、第一支持部151からなる。つまり、支持部材150aは、上記実施の形態における支持部材150のように電極体側配置部121dの上方に第二支持部を有していない。ここで、第一支持部151は、蓋体110と正極集電体120の端子接続部121との間に配置されたパッキン170aに固定されている。つまり、本変形例においては、パッキン170aが、上記実施の形態における第二支持部152の機能を有している。
以上のように、本発明の実施の形態の変形例1に係る蓄電素子によれば、第二支持部を有していない構成においても、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。なお、第一支持部151とパッキン170aとの固定方法は、ネジ止め、嵌め合わせ、溶接(溶着)、接着剤による接着など、どのような方法で固定されることにしてもよい。
(変形例2)
次に、上記実施の形態の変形例2について、説明する。
図10は、本発明の実施の形態の変形例2に係る支持部材150bの構成を示す断面図である。具体的には、同図は、正極集電体120を支持部材150bで支持している構成を示す部分をXZ平面で切断した場合の断面を拡大して示す拡大断面図である。
同図に示すように、支持部材150bは、電極体側配置部121dの下方に配置された第一支持部153からなる。つまり、第一支持部153は、上記変形例1における第一支持部151のように端子側配置部121cと電極体側配置部121dとに跨っては配置されていない。
以上のように、本発明の実施の形態の変形例2に係る蓄電素子によっても、端子側配置部121cの下方に第一支持部153が配置されていない構成でも、電極体側配置部121dを挟んで支持することで電極体側配置部121dの落下を防止することができるため、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例3)
次に、上記実施の形態の変形例3について、説明する。
図11は、本発明の実施の形態の変形例3に係る支持部材150cの構成を示す斜視図である。
同図に示すように、支持部材150cは、第一支持部154と第二支持部155とを有している。そして、第二支持部155が端部155aと軸部155bとを有しており、第一支持部154に軸部155bが挿入される貫通孔である開口部154aが形成されている。
つまり、支持部材150cは、上記実施の形態における支持部材150の第一支持部151及び第二支持部152の凹凸の関係が反対になった構成を有している。言い換えれば、支持部材150の第一支持部151は、軸部151bを一体に有しているが、本変形例における支持部材150cの第一支持部154は、軸部155bを別体で有している。
なお、第一支持部154に形成されている開口部154aは、貫通孔には限定されず、切り欠きであってもよく、また、凹部であってもかまわない。
以上のように、本発明の実施の形態の変形例3に係る蓄電素子によっても、支持部材150cで電極体側配置部121dを支持することができるため、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例4)
次に、上記実施の形態の変形例4について、説明する。
図12及び図13は、本発明の実施の形態の変形例4に係る支持部材150dの構成を示す斜視図である。具体的には、図12は、正極集電体120に支持部材150dが配置される前の状態を示しており、図13は、正極集電体120に支持部材150dが配置された後の状態を示している。
図12に示すように、支持部材150dは、第一支持部156と第二支持部157とを備えている。そして、第一支持部156は、矩形状の突出部156cが形成された平板状の端部156aと、円柱状の軸部156bとを有している。なお、端部156a及び軸部156bの形状は、特に限定されない。
また、第二支持部157は、平板状の本体部157aと、本体部157aの端部から下方(Z軸マイナス方向)に突起した突起部157dとを有している。そして、本体部157aには、突出部210が挿入される円形状の貫通孔である第一開口部157bと、第一支持部156の軸部156bが挿入される円形状の貫通孔である第二開口部157cとが形成されている。また、突起部157dには、第一支持部156の突出部156cが挿入される矩形状の貫通孔である第三開口部157eが形成されている。
これらの構成により、第一支持部156の軸部156bが第二開口部157cに挿入され、第一支持部156の突出部156cが第三開口部157eに挿入されて、図13に示すように、正極集電体120の端子接続部121を挟むように、第一支持部156と第二支持部157とが配置される。
つまり、第一支持部156と第二支持部157とは、軸部156b及び第二開口部157cによって接続されるだけではなく、突出部156c及び第三開口部157eによっても接続されている。
なお、第二支持部157に形成されている第一開口部157b、第二開口部157c及び第三開口部157eの形状は特に限定されず、また、貫通孔ではなく切り欠きであってもよく、また、凹部であってもかまわない。また、本体部157a及び突起部157dの形状も、特に限定されない。
以上のように、本発明の実施の形態の変形例4に係る蓄電素子によっても、支持部材150dで電極体側配置部121dを支持することができるため、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、第一支持部156の軸部156bが第二支持部157の第二開口部157cに挿入されなくとも、第一支持部156の突出部156cが第二支持部157の第三開口部157eに挿入されることで、電極体側配置部121dを支持することができる。このため、第一支持部156は軸部156bを有していなくともよく、第二支持部157には第二開口部157cが形成されていなくともよい。つまり、正極集電体120の端子接続部121には開口部121bは形成されていなくともかまわない。
(変形例5)
次に、上記実施の形態の変形例5について、説明する。
図14は、本発明の実施の形態の変形例5に係る支持部材150eの構成を示す斜視図である。
同図に示すように、支持部材150eは、第一支持部158と第二支持部159とを有している。そして、第二支持部159には、本体部159aに軸部159bが設けられており、第一支持部158には、軸部159bが挿入される貫通孔である開口部158aが形成されている。
つまり、支持部材150eは、上記変形例4における支持部材150dの第一支持部156及び第二支持部157の凹凸の関係が反対になった構成を有している。なお、第一支持部158に形成されている開口部158aは、貫通孔には限定されず、切り欠きであってもよく、また、凹部であってもかまわない。
以上のように、本発明の実施の形態の変形例5に係る蓄電素子によっても、支持部材150eで電極体側配置部121dを支持することができるため、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施の形態及びその変形例に係る蓄電素子について説明したが、本発明は、上記実施の形態及びその変形例に限定されるものではない。つまり、今回開示された実施の形態及びその変形例は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、上記実施の形態及び上記変形例を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子等に適用できる。
10 蓄電素子
100 容器
110 蓋体
110a、110b、121a、131a 貫通孔
111 本体
120 正極集電体
121 端子接続部
121b 開口部
121c、131c 端子側配置部
121d、131d 電極体側配置部
121e ヒューズ部
122、123、132、133 電極体接続部
130 負極集電体
140 電極体
141、142 電極体端部
150、150a、150b、150c、150d、150e、160 支持部材
151、153、154、156、158、161 第一支持部
151a、153a、155a、156a 端部
151b、153b、155b、156b、159b 軸部
152、155、157、159、162 第二支持部
152a、154a、158a 開口部
156c 突出部
157a、159a 本体部
157b 第一開口部
157c 第二開口部
157d 突起部
157e 第三開口部
170、170a パッキン
200 正極端子
210、310 突出部
300 負極端子

Claims (10)

  1. 電極端子と電極体とを備える蓄電素子であって、
    前記電極端子と前記電極体とを電気的に接続する集電体と、
    前記集電体を支持するための支持部材とを備え、
    前記集電体は、
    前記電極端子側に配置される端子側配置部と、
    前記電極体側に配置される電極体側配置部と、
    前記端子側配置部と前記電極体側配置部との間に配置されるヒューズ部とを有し、
    前記支持部材は、前記電極体側配置部を支持する第一支持部を有する
    蓄電素子。
  2. 前記第一支持部は、前記端子側配置部と前記電極体側配置部とに跨って配置されている
    請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記支持部材は、さらに、
    前記第一支持部とで前記電極体側配置部を挟むように配置される第二支持部を有する
    請求項1または2に記載の蓄電素子。
  4. 前記第二支持部は、前記端子側配置部と前記電極体側配置部とに跨って配置されている
    請求項3に記載の蓄電素子。
  5. 前記第一支持部と前記第二支持部とは、前記ヒューズ部を挟むように配置されている
    請求項3または4に記載の蓄電素子。
  6. 前記集電体は、前記端子側配置部と前記電極体側配置部との間に形成された開口部を有し、
    前記第一支持部は、前記開口部に挿入される軸部を備える
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  7. 前記軸部は、前記開口部に対応した形状の外形を有している
    請求項6に記載の蓄電素子。
  8. さらに、
    前記電極端子と前記集電体とを接続する接続部を備え、
    前記端子側配置部は、前記接続部に接続されて支持されている
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  9. 前記支持部材は、前記ヒューズ部よりも高抵抗な電気伝導体である
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  10. 前記支持部材は、低熱伝導性の部材である
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の蓄電素子。
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