JP2015035885A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻線界磁モータの出力トルクの応答性を向上させる。
【解決手段】モータ制御装置は、巻線界磁モータの目標モータトルクに基づいて、界磁電流指令値を算出する電流指令値演算器13と、目標モータトルクに基づいて、界磁電流よりも電流応答性が速い、巻線界磁モータのトルク成分であるトルク電流の指令値を算出するq軸電流指令値演算器181と、界磁電流の応答遅れによって得られない所望トルクを補うための補充電流指令値を算出するq軸電流補正値演算器182と、トルク電流の指令値に補充電流指令値を加算して、補正後のトルク電流指令値を算出する加算器183とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、巻線界磁モータの制御装置に関する。
非特許文献1や非特許文献2には、一般的な同期モータのベクトル制御が開示されている。
内藤治夫編著「実用モータドライブ制御系設計とその実際」、初版、日本テクノセンター、2006年2月20日、p191−230 杉本英彦他著「ACサーボシステムの理論と設計の実際」、第7版、総合電子出版社、2005年7月10日
ここで、上記非特許文献1や非特許文献2に記載されている同期モータの制御系を、巻線界磁モータに単純に適用すると、巻線界磁モータの界磁電圧は、界磁用電源電圧を上限として制限されるため、界磁電圧が界磁用電源電圧に達している状態では、界磁電流の応答性が遅くなる。この結果、モータ出力トルクの応答性が低下するという問題が生じる。
本発明は、巻線界磁モータの出力トルクの応答性を向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明によるモータ制御装置は、電流指令値に基づいて巻線界磁モータの制御を行う。このモータ制御装置において、巻線界磁モータの目標モータトルクに基づいて、界磁電流指令値を算出する界磁電流指令値算出手段と、目標モータトルクに基づいて、界磁電流よりも電流応答性が速い、巻線界磁モータのトルク成分である電流の第1の電流指令値を算出する第1電流指令値算出手段と、界磁電流の応答遅れによって得られない所望トルクを補うための第1の補充電流指令値を算出する第1の補充電流指令値算出手段と、第1の電流指令値に第1の補充電流指令値を加算して、補正後の第1の電流指令値を算出する第1の加算手段とを備える。
本発明によれば、界磁電流の応答遅れによって得られない所望トルクを補うための補充電流指令値を算出し、算出した補充電流指令値を、巻線界磁モータのトルク成分である電流の電流指令値に加算して補正後の電流指令値を算出するので、界磁電圧が上限値で制限されているような場合でも、モータの出力トルクの応答性を向上させることができる。
図1は、第1の実施形態におけるモータ制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、トルク応答改善演算器の詳細な構成を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果を示す図である。 図4は、第2の実施形態におけるトルク応答改善演算器の構成を示すブロック図である。 図5は、第2実施形態におけるトルク応答改善演算器の別の構成を示すブロック図である。 図6は、第2実施形態におけるトルク応答改善演算器18のさらに別の構成を示すブロック図である。 図7は、第2の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果を示す図である。 図8は、第3の実施形態におけるモータ制御装置の主要構成部を示すブロック図である。 図9は、第3の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果を示す図である。 図10は、図6に示す第2の実施形態におけるモータ制御装置の構成に対して、フィルタを追加したブロック図である。 図11は、図10に示す構成のモータ制御装置の制御結果を示す図である。 図12は、図4の構成に対してフィルタを追加したブロック図である。 図13は、図5の構成に対してフィルタを追加したブロック図である。 図14は、第4の実施形態におけるモータ制御装置の主要構成部を示すブロック図である。 図15は、第4の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果を示す図である。 図16は、図6に示す第2の実施形態におけるモータ制御装置の構成に対して、下限リミッタを追加したブロック図である。 図17は、図16に示す構成のモータ制御装置の制御結果を示す図である。 図18は、図4の構成に対して下限リミッタを追加したブロック図である。 図19は、図5の構成に対して下限リミッタを追加したブロック図である。 図20は、図2の構成に対して下限リミッタを追加したブロック図である。 図21は、図20に示す構成のモータ制御装置の制御結果を示す図である。 図22は、図10の構成に対して下限リミッタを追加したブロック図である。 図23は、図22に示す構成のモータ制御装置の制御結果を示す図である。 図24は、図12の構成に対して下限リミッタを追加したブロック図である。 図25は、図13の構成に対して下限リミッタを追加したブロック図である。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態におけるモータ制御装置の構成を示すブロック図である。このモータ制御装置は、例えば、電気自動車に適用される。なお、電気自動車以外に、例えば、ハイブリッド自動車や、自動車以外のシステムに適用することも可能である。
モータ1は、三相交流巻線界磁モータである。モータ制御装置が電気自動車に適用される場合、モータ1は車両の駆動源となる。
PWM変換器6は、三相電圧指令値V 、V 、V に基づいて、三相電圧型インバータ3のスイッチング素子(IGBTなど)のPWM_Duty駆動信号Duu 、Dul 、Dvu 、Dvl 、Dwu 、Dwl を生成する。
インバータ3は、PWM変換器6によって生成される駆動信号に基づいて、直流電源2の直流電圧を交流電圧V、V、Vに変換し、モータ1に供給する。直流電源2は、例えば積層型リチウムイオンバッテリである。
電流センサ4は、インバータ3からモータ1に供給される三相交流電流のうち、少なくとも2相の電流(例えば、U相電流i、V相電流i)を検出する。検出された2相の電流i、iは、A/D変換器7でデジタル信号ius、ivsに変換され、3相/d−q交流座標変換器11に入力される。なお、電流センサ4を2相のみに取り付ける場合、残りの1相の電流iwsは、次式(1)により求めることができる。
Figure 2015035885
磁極位置検出器5は、モータ1の電気子位置(角度)に応じたA相B相Z相のパルスを出力し、パルスカウンタ8を通して電気子機械角度θrmが得られる。角速度演算器9は、電気子機械角度θrmを入力して、その時間変化率より、電気子機械角速度ωrm、および電気子機械角速度ωrmにモータ極対数pを乗じた電気子電気角速度ωreを求める。
d−q/3相交流座標変換器12は、電気角速度ωreで回転する直交2軸直流座標系(d−q軸)から3相交流座標系(UVW軸)への変換を行う。具体的には、d軸電圧指令値(磁束電圧指令値)V 、q軸電圧指令値(トルク電圧指令値)V と、電気角速度ωreを積分した電気角θreを入力し、次式(2)による座標変換処理を行うことによって、UVW各相の電圧指令値V 、V 、V を算出し、出力する。ただし、式(2)中のθre’はθreと同一である。
Figure 2015035885
3相/d−q交流座標変換器11は、3相交流座標系(UVW軸)から直交2軸直流座標系(d−q軸)への変換を行なう。具体的には、U相電流ius、V相電流ivs、W相電流iwsと、電気角速度ωreを積分した電気角θreを入力し、次式(3)より、d軸電流(磁束電流)i、q軸電流(トルク電流)iを算出する。
Figure 2015035885
電流指令値演算器13は、目標モータトルクT、モータ回転数(機械角速度ωrm)、DC電圧Vdcを入力し、d軸電流指令値(磁束電流指令値)i **、q軸電流指令値(トルク電流指令値)i **を算出する。d軸電流指令値i **およびq軸電流指令値i **は各々、目標モータトルクT、モータ回転数(機械角速度ωrm)、DC電圧Vdcと、d軸電流指令値i **、q軸電流指令値i **との関係を定めたマップデータを予めメモリに記憶させておき、このマップデータを参照することで求めることができる。電流指令値演算器13は、また、後述する界磁電流指令値i についても同様に、マップデータを参照して算出する。
ただし、本実施形態では、後述するように、トルク応答改善演算器18においてq軸電流指令値(トルク電流指令値)i **を算出する。すなわち、電流指令値演算器13は、d軸電流指令値(磁束電流指令値)i **およびq軸電流指令値(トルク電流指令値)i **を算出可能であるが、d軸電流指令値(磁束電流指令値)i **だけを算出する。
非干渉制御器17は、d軸電流(磁束電流)i、q軸電流(トルク電流)i、電気角速度ωreを入力して、d−q直交座標軸間の干渉電圧を相殺するために必要な非干渉電圧V d_dcpl、V q_dcplを次式(4)より算出する。ただし、式(4)中のsはラプラス演算子であり、Mは相互インダクタンス、L、Lは固定子の自己インダクタンスである。
Figure 2015035885
また、定常状態のみを考慮すると、次式(5)が成り立つ。
Figure 2015035885
d軸電流制御器15、q軸電流制御器16はそれぞれ、d軸電流指令値(磁束電流指令値)i 、q軸電流指令値(トルク電流指令値)i に、計測されたd軸電流(磁束電流)i、q軸電流(トルク電流)iを定常偏差なく所望の応答性で追従させる。通常、非干渉制御器17によるd−q直交座標軸間の干渉電圧を相殺する制御が理想的に機能すれば、1入力1出力の単純な制御対象特性となるので、簡単なPIフィードバック補償器で実現可能である。d軸電流制御器15、q軸電流制御器16の出力である各電圧指令値を、非干渉制御器17の出力である非干渉電圧Vd_dcpl、Vq_dcplを用いて補正(加算)した値を、d軸電圧指令値(磁束電圧指令値)Vd、q軸電圧指令値(トルク電圧指令値)V とする。
界磁電流制御器20は、モータのステータ側の電流(d軸電流、q軸電流)とは異なるロータ側の電流を制御するものであって、電流指令値演算器13で演算された界磁電流指令値i に、計測された界磁電流iを定常偏差なく所望の応答性で追従させる。
ここで、界磁電流を流すための界磁用電源の電圧は、ステータのコイルに電流を流すための主電源の電圧と比べて低いため、例えば、界磁電圧が界磁用電源の電圧に達している状態では、界磁電流の応答性が遅くなる。また、電圧が大きい界磁用電源を用いると、コストが増大してしまう。従って、本実施形態では、トルク応答改善演算器18において、界磁電流の遅れによって得られない所望トルクを補うための電流補正値を算出し、算出した電流補正値をトルク電流指令値に加算することによって、界磁電流の遅れを補償する。
トルク応答改善演算器18が行う制御内容について、以下で説明する。
非突極型の巻線界磁モータのトルク式は、次式(6)で表される。ただし、Mは相互インダクタンス、pは極対数である。
Figure 2015035885
ここで、電圧制限を考えると、i=1/(τs+1)×i 、i=1/(τs+1)×i (τ>τ)である。
トルク応答改善演算器18は、トルク指令値Tと、遅い応答の界磁電流指令値i を入力し、式(6)を変形して得られる式(7)によって、q軸電流指令値i **を算出するとともに、次式(8)によって、q軸電流補正値(q軸補充電流指令値)i **’を算出し、算出したq軸電流指令値i **とq軸電流補正値i **’とを加算することによって、補正後のq軸電流指令値i を算出する。ただし、式(7)および(8)中の界磁電流iは、実電流ではなく推定値を用いることもできる。
Figure 2015035885
Figure 2015035885
図2は、トルク応答改善演算器18の詳細な構成を示すブロック図である。トルク応答改善演算器18は、q軸電流指令値演算器181と、q軸電流補正値演算器182と、加算器183とを備える。
なお、図2において、Gp(s)は、モータ1を表し、Gc(s)は、トルク応答改善演算器18とモータ1との間にある制御ブロックを表した制御モデルを表している。
q軸電流指令値演算器181は、式(7)よりq軸電流指令値i **を算出する。q軸電流補正値演算器182は、式(8)よりq軸電流補正値i **’を算出する。このq軸電流補正値i **’は、界磁電流の遅れによって得られない所望トルクを補うための電流補正値である。加算器183は、q軸電流指令値演算器181によって算出されたq軸電流指令値i **と、q軸電流補正値演算器182によって算出されたq軸電流補正値i **’とを加算することによって、補正後のq軸電流指令値i を求める。
図3は、第1の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果を示す図である。図3(a)〜(h)は、d軸電流i、q軸電流i、電流ベクトルIa、界磁電流I、界磁電圧V、トルク指令値、実トルク、ステップ状のトルク指令値を1とした場合の実トルクの応答性をそれぞれ表している。また、横軸は時間(s)を表している。図3中の従来例とは、トルク応答改善演算器18を備えていない従来のモータ制御装置のことである。
第1の実施形態におけるモータ制御装置では、速い応答の電流であるq軸電流指令値に、界磁電流の遅れによって得られない所望トルクを補うための電流補正値を加算することによって、界磁電流の応答遅れをトルク電流で補う。すなわち、速い応答の電流であるq軸電流を電流制限値まで利用することにより(図3(b)参照)、モータトルクの応答性を改善する(図3(g)、(h)参照)。よって、磁束電流の遅れ要素なく高応答化処理を施すことで、電圧/電流を最大限に利用し、トルクの高応答化が実現可能となる。ただし、図3では、速い応答の電流であるq軸電流も無限大に利用することはできないため、電流制限値を設けた例の制御結果を示している。
なお、電流補正値を算出する際に用いるモータパラメータは動作条件によって変動するので、この変動を補償するためのパラメータ変動補償器を設けるようにしてもよい。
以上、第1の実施形態におけるモータ制御装置は、巻線界磁モータの目標モータトルクに基づいて、界磁電流指令値を算出するとともに、目標モータトルクに基づいて、界磁電流よりも電流応答性が速い、巻線界磁モータのトルク成分である電流(トルク電流)の電流指令値(トルク電流指令値)i **を算出する。また、界磁電流の応答遅れによって得られない所望トルクを補うための電流補正値i **’を算出し、トルク電流指令値i **に電流補正値i **’を加算することによって、補正後のトルク電流指令値i を算出する。これにより、界磁電流の遅れを速い応答のトルク電流で補うことができるので、例えば、界磁電圧が上限値で制限されているような場合でも、モータの出力トルクの応答性を向上させることができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態におけるモータ制御装置では、界磁電流に比べて速い応答の電流であるq軸電流指令値に、界磁磁束の遅れによって得られない所望トルクを補うための電流補正値を加算することによって、界磁電流の応答遅れをトルク電流で補った。第2の実施形態におけるモータ制御装置では、q軸電流指令値を補正するだけでなく、界磁電流に比べて速い応答の電流であるd軸電流の指令値に、界磁電流の遅れによって得られない所望トルクを補うための電流補正値を加算することによって、界磁電流の応答遅れを磁束電流でも補う。
図4は、第2の実施形態におけるトルク応答改善演算器18の構成を示すブロック図である。以下では、トルク応答改善演算器18の内部で行われる処理内容について説明する。
第2の実施形態において、モータ1は突極型の巻線界磁モータである。一般的な突極型の巻線界磁モータのトルク式は、次式(9)で表される。ただし、Mは相互インダクタンス、Lはd軸自己インダクタンス、Lはq軸自己インダクタンス、pは極対数である。
Figure 2015035885
なお、式(9)において、L=Lとすると、非突極型の巻線界磁モータのトルク式となる。
d軸電流指令値i **とq軸電流指令値i **との関係を電流比率Kを用いて式(10)で表せる場合、トルク式は式(11)で表せることから、q軸電流補正値(q軸補充電流指令値)i **’およびd軸電流補正値(d軸補充電流指令値)i **’は、次式(12)で表せる。ただし、式(11)において、Rlct=L−L、i=K・iである。
Figure 2015035885
Figure 2015035885
Figure 2015035885
電流比率Kは、モータ効率やトルクの影響度等を考慮して決定する。例えば、高効率となる電流比率Kを予めモータ特性から決めておく。高効率時のi とi との電流比率が10:1の場合であって、高効率で電流を最大限まで利用したい場合には、K=0.1となる。また、d軸電流とq軸電流の所望の補正比率としてKを定めることもできる。
トルク応答改善演算器18は、電流指令値演算器13で求められるq軸電流指令値(トルク電流指令値)i **を入力するとともに、式(12)よりq軸電流補正値i **’を算出し、q軸電流指令値i **とq軸電流補正値i **’とを加算することによって、補正後のq軸電流指令値i を算出する。また、入力したq軸電流指令値i **と式(10)からd軸電流指令値(磁束電流指令値)i **を算出するとともに、式(12)からd軸電流補正値i **’を算出し、d軸電流指令値i **とd軸電流補正値i **’とを加算することによって、補正後のd軸電流指令値i を算出する。
図5は、第2実施形態におけるトルク応答改善演算器18の別の構成を示すブロック図である。図5に示すトルク応答改善演算器18は、電流指令値演算器13で求められるd軸電流指令値(磁束電流指令値)i **を入力するとともに、式(12)よりd軸電流補正値i **’を算出し、d軸電流指令値i **とd軸電流補正値i **’とを加算することによって、補正後のd軸電流指令値i を算出する。また、入力したd軸電流指令値i **と式(10)からq軸電流指令値(トルク電流指令値)i **を算出するとともに、式(12)からq軸電流補正値i **’を算出し、q軸電流指令値i **とq軸電流補正値i **’とを加算することによって、補正後のq軸電流指令値i を算出する。
図6は、第2実施形態におけるトルク応答改善演算器18のさらに別の構成を示すブロック図である。図6に示すトルク応答改善演算器18は、電流指令値演算器13で求められるd軸電流指令値(磁束電流指令値)i **およびq軸電流指令値(トルク電流指令値)i **を入力する。ただし、d軸電流指令値i **とq軸電流指令値i **との間には、式(10)の関係が成り立っている。トルク応答改善演算器18は、式(12)よりd軸電流補正値i **’およびq軸電流補正値i **’を算出して、d軸電流指令値i **およびq軸電流指令値i **にそれぞれ加算することによって、補正後のd軸電流指令値i およびq軸電流指令値i を算出する。
図7は、第2の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果を示す図である。比較のため、図7では、第1の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果も合わせて示している。図7(a)〜(h)は、d軸電流i、q軸電流i、電流ベクトルIa、界磁電流I、界磁電圧V、トルク指令値、実トルク、ステップ状のトルク指令値を1とした場合の実トルクの応答性をそれぞれ表している。
上述したように、本実施形態では、q軸電流指令値だけでなく、d軸電流指令値に対しても、界磁磁束の遅れによって得られない所望トルクを補うための電流補正値を加算することによって、界磁電流の応答遅れを補うので、例えば、界磁電圧Vfが電圧リミッタで制限されている場合でも、モータトルクの高応答化を実現することができる(図7(g)、(h)参照)。また、リラクタンストルクを活用して、q軸電流指令値(トルク電流指令値)が過大となるのを防ぎ、電流ベクトルIaのピークを抑えた状態で(図7(c)参照)、モータトルクの応答性を改善することができる。
以上、第2の実施形態におけるモータ制御装置は、界磁電流の応答遅れによって得られない所望トルクを補うための電流補正値i **’によって、トルク電流指令値i **を補正する構成に加えて、界磁電流の応答遅れによって得られない所望トルクを補うための電流補正値i **’を算出し、算出した電流補正値i **’を、界磁電流よりも電流応答性が速い、巻線界磁モータの励磁成分である電流(磁束電流)の電流指令値i **に加算して、補正後の磁束電流指令値i を算出する。これにより、界磁電流の遅れを速い応答のトルク電流だけでなく磁束電流でも補うので、トルク電流指令値が過大となるのを防ぎつつ、例えば、界磁電圧が上限値で制限されているような場合でも、モータの出力トルクの応答性を向上させることができる。
<第3の実施形態>
図8は、第3の実施形態におけるモータ制御装置の主要構成部を示すブロック図である。図8に示す構成は、図2に示す構成に対して、フィルタ81が追加されている。また、電流指令演算器13には、フィルタ81で時間遅れ処理が施された目標モータトルクT と、目標モータトルクT とを加算して得られる目標モータトルクTが入力される。
目標モータトルクT は、アクセル開度に応じて求められるトルク指令値であり、高速応答は必要とされない。目標モータトルクT は、捻り振動やモータの回転振動を打ち消すために速い応答が必要とされるトルク指令値である。
フィルタ81は、アクセル開度に応じて定まる目標モータトルクT の応答時間より少なくとも長い時間、目標モータトルクT を遅らせる。
電流指令演算器13には、次式(13)で表される目標モータトルクTが入力される。ただし、式(13)中のτT1は、フィルタ81で時間遅れ処理を行う際の時定数である。
Figure 2015035885
図9は、第3の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果を示す図である。比較のため、図9では、第1の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果も合わせて示している。図9(a)〜(h)は、d軸電流i、q軸電流i、電流ベクトルIa、界磁電流I、界磁電圧V、トルク指令値、実トルク、ステップ状のトルク指令値を1とした場合の実トルクの応答性をそれぞれ表している。ただし、図9(g)において、第3の実施形態の実トルクは、高速応答が必要なトルクTを表している。また、横軸は時間(s)を表している。
本実施形態では、高速応答が必要な目標モータトルクT に対しては遅れ要素なく高応答化処理を施すので、所望のトルクを実現可能となる。また、高速応答が不必要な目標モータトルクT に遅れ処理を施すことで、高速応答が必要な目標モータトルクT に対してトルク電流指令値が電流制限値(上限値)で制限され難くなる(図9(b)、(c)参照)。
図10は、図6に示す第2の実施形態におけるモータ制御装置の構成に対して、フィルタ81を追加したブロック図である。すなわち、電流指令演算器13には、フィルタ81で時間遅れ処理が施された目標モータトルクT と、目標モータトルクT とを加算して得られる目標モータトルクTが入力される。
図11は、図10に示す構成のモータ制御装置の制御結果を示す図である。比較のため、図11では、図6に示す第2の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果も合わせて示している。図11(a)〜(j)は、d軸電流i、q軸電流i、電流ベクトルIa、界磁電流I、界磁電圧V、目標モータトルクT 、実モータトルクT、目標モータトルクT 、実モータトルクT、全体トルクをそれぞれ表している。また、横軸は時間(s)を表している。
上述したように、高速応答が必要な目標モータトルクT に対しては遅れ要素なく高応答化処理を施すので、所望のトルクを実現可能となる。また、高速応答が不必要な目標モータトルクT に遅れ処理を施すことで、電流制限および電圧制限にかかり難くすることができる(図11(c)、(e)参照)。また、第2の実施形態におけるモータ制御装置と比べて、モータトルクTの応答が改善されている。
図4や図5の構成に対してフィルタ81を追加した構成とすることもできる。図12は、図4の構成に対してフィルタ81を追加したブロック図であり、図13は、図5の構成に対してフィルタ81を追加したブロック図である。
以上、第3の実施形態におけるモータ制御装置によれば、目標モータトルクTは、少なくとも捻り振動を抑制するために高速応答が要求される第1の目標モータトルクT 、および、第1の目標モータトルクT よりも低速応答であって、遅延処理が施された第2の目標モータトルクT を含む。高速応答が必要な第1の目標モータトルクT に対しては遅れ要素なく高応答化処理を施すので、所望のトルクを実現可能となる。また、高速応答が不必要な第2の目標モータトルクT に遅れ処理を施すことで、高速応答が必要な第1の目標モータトルクT に対してトルク電流指令値が電流制限値(上限値)で制限され難くなり、モータの出力トルクの応答性を向上させることができる。
<第4の実施形態>
第4の実施形態におけるモータ制御装置では、フィルタ81で遅れ処理が行われた目標モータトルクT と、目標モータトルクT とを加算して得られる目標モータトルクTがゼロまたはゼロ近傍(所定トルク以下)の場合でも、遅い応答である界磁電流指令値I を0より大きい所定値以上とする。
図14は、第4の実施形態におけるモータ制御装置の主要構成部を示すブロック図である。図14に示す構成は、図8に示す第3の実施形態におけるモータ制御装置の構成に対して、電流指令値演算器13の後段に、下限リミッタ141が追加されている。
下限リミッタ141は、電流指令値演算器13から出力される界磁電流指令値i が0より大きい所定の下限値以上となるようなリミッタ処理を行う。すなわち、遅れ処理が行われた目標モータトルクT と、目標モータトルクT とを加算して得られる目標モータトルクTがゼロまたはゼロ近傍の場合でも、遅い応答である界磁電流指令値i を0より大きい所定の下限値以上となるようにする。
図15は、第4の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果を示す図である。比較のため、図15では、図8に示す第3の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果も合わせて示している。図15(a)〜(h)は、d軸電流i、q軸電流i、電流ベクトルIa、界磁電流I、界磁電圧V、トルク指令値、実トルク、ステップ状のトルク指令値を1とした場合の実トルクの応答性をそれぞれ表している。また、横軸は時間(s)を表している。
上述したように、本実施形態では、目標モータトルクTがゼロまたはゼロ近傍であっても、遅い応答の界磁電流指令値i を0より大きい所定量出力するので(図15(d)参照)、磁束ゼロ近郷でのトルク軸電流指令値の過大を防ぐとともに、磁束遅れを緩和して、所望のトルク応答を実現することができる(図15(h)参照)。
図16は、図6に示す第2の実施形態におけるモータ制御装置の構成に対して、下限リミッタ141を追加したブロック図である。
図17は、図16に示す構成のモータ制御装置の制御結果を示す図である。比較のため、図17では、図6に示す第2の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果も合わせて示している。図17(a)〜(j)は、d軸電流i、q軸電流i、電流ベクトルIa、界磁電流I、界磁電圧V、目標モータトルクT 、実モータトルクT、目標モータトルクT 、実モータトルクT、全体トルクをそれぞれ表している。また、横軸は時間(s)を表している。上述したように、本実施形態では、目標モータトルクがゼロまたはゼロ近傍であっても、遅い応答の界磁電流指令値i を0より大きい所定量出力するので(図17(d)参照)、磁束ゼロ近郷でのトルク軸電流指令値の過大を防ぐとともに、磁束遅れを緩和して、所望のトルク応答を実現することができる(図17(i)、(j)参照)。
図4や図5の構成に対して下限リミッタ141を追加した構成とすることもできる。図18は、図4の構成に対して下限リミッタ141を追加したブロック図であり、図19は、図5の構成に対して下限リミッタ141を追加したブロック図である。
図2の構成に対して下限リミッタ141を追加した構成とすることもできる。図20は、図2の構成に対して下限リミッタ141を追加したブロック図である。
図21は、図20に示す構成のモータ制御装置の制御結果を示す図である。比較のため、図21では、第1の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果も合わせて示している。図21(a)〜(j)は、d軸電流i、q軸電流i、電流ベクトルIa、界磁電流I、界磁電圧V、目標モータトルクT 、実モータトルクT、目標モータトルクT 、実モータトルクT、全体トルクをそれぞれ表している。また、横軸は時間(s)を表している。上述したように、本実施形態では、目標モータトルクがゼロまたはゼロ近傍であっても、遅い応答の界磁電流指令値i を0より大きい所定量出力するので(図21(d)参照)、磁束ゼロ近郷でのトルク軸電流指令値の過大を防ぐとともに、磁束遅れを緩和して、所望のトルク応答を実現することができる(図21(i)、(j)参照)。
図10の構成に対して下限リミッタ141を追加した構成とすることもできる。図22は、図10の構成に対して下限リミッタ141を追加したブロック図である。
図23は、図22に示す構成のモータ制御装置の制御結果を示す図である。比較のため、図22では、図10に示す構成の第3の実施形態におけるモータ制御装置の制御結果も合わせて示している。図23(a)〜(j)は、d軸電流i、q軸電流i、電流ベクトルIa、界磁電流I、界磁電圧V、目標モータトルクT 、実モータトルクT、目標モータトルクT 、実モータトルクT、全体トルクをそれぞれ表している。また、横軸は時間(s)を表している。上述したように、本実施形態では、目標モータトルクがゼロまたはゼロ近傍であっても、遅い応答の界磁電流指令値i を0より大きい所定量出力するので(図23(d)参照)、磁束ゼロ近郷でのトルク軸電流指令値の過大を防ぐとともに、磁束遅れを緩和して、所望のトルク応答を実現することができる(図23(i)、(j)参照)。
図12や図13の構成に対して下限リミッタ141を追加した構成とすることもできる。図24は、図12の構成に対して下限リミッタ141を追加したブロック図であり、図25は、図13の構成に対して下限リミッタ141を追加したブロック図である。
以上、第4の実施形態におけるモータ制御装置によれば、目標モータトルクTが所定トルク以下の場合であっても、界磁電流指令値i が0より大きい所定値以上となるように下限値を制限する下限リミッタ141をさらに備える。これにより、磁束ゼロ近郷でのトルク軸電流指令値の過大を防ぐとともに、磁束遅れを緩和して、所望のトルク応答を実現することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはない。
1…巻線界磁モータ
18…トルク応答改善演算器(第2電流指令値算出手段、第2補充電流指令値算出手段、第2の加算手段)
181…q軸電流指令値演算器(第1電流指令値算出手段)
182…q軸電流補正値演算器(第1の補充電流指令値算出手段)
183…加算器(第1の加算手段)
141…下限リミッタ(下限値制限手段)

Claims (4)

  1. 電流指令値に基づいて巻線界磁モータの制御を行うモータ制御装置であって、
    巻線界磁モータの目標モータトルクに基づいて、界磁電流指令値を算出する界磁電流指令値算出手段と、
    前記目標モータトルクに基づいて、界磁電流よりも電流応答性が速い、前記巻線界磁モータのトルク成分である電流の第1の電流指令値を算出する第1電流指令値算出手段と、
    界磁電流の応答遅れによって得られない所望トルクを補うための第1の補充電流指令値を算出する第1の補充電流指令値算出手段と、
    前記第1の電流指令値に前記第1の補充電流指令値を加算して、補正後の第1の電流指令値を算出する第1の加算手段と、
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記目標モータトルクに基づいて、界磁電流よりも電流応答性が速い、前記巻線界磁モータの励磁成分である電流の第2の電流指令値を算出する第2電流指令値算出手段と、
    界磁電流の応答遅れによって得られない所望トルクを補うための第2の補充電流指令値を算出する第2補充電流指令値算出手段と、
    前記第2の電流指令値に前記第2の補充電流指令値を加算して、補正後の第2の電流指令値を算出する第2の加算手段と、
    をさらに備えることを特徴とするモータ制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のモータ制御装置において、
    前記目標モータトルクは、少なくとも捻り振動を抑制するために高速応答が要求される第1の目標モータトルク、および、前記第1の目標モータトルクよりも低速応答であって、遅延処理が施された第2の目標モータトルクを含む、
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のモータ制御装置において、
    前記目標モータトルクが所定トルク以下の場合であっても、前記界磁電流指令値算出手段で算出される界磁電流指令値が0より大きい所定値以上となるように下限値を制限する下限値制限手段をさらに備えることを特徴とするモータ制御装置。
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