JP2015035525A - シート貼付装置及びシート貼付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被着体との間に気泡が形成されることを防止して接着シートを確実に被着体に貼付することができるシート貼付装置及びシート貼付方法を提供すること。【解決手段】当接手段20が第1空間SP1を貼付空間SP3よりも高圧にするとともに第1変形部材21によってウエハWFに接着シートASを当接させることで気泡が形成されることを防止し、押圧手段30が第2空間SP2を第1空間SP1よりも高圧にするとともに第2変形部材31によってウエハWFと接着シートASとを押圧することで確実に貼付することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、被着体の被着面に接着シートを貼付するシート貼付装置及びシート貼付方法に関する。
従来、半導体製造工程において、被着体としての半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という場合がある)にダイシング用テープ(接着シート)を貼付するシート貼付装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたシート貼付装置では、押圧手段内の気圧を高くすることで当該押圧手段をウエハに向かって凸に変形させてウエハに接着シートを押圧して貼付している。
特開2005−129678号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたシート貼付装置では、押圧手段を構成する部材によってその押圧力が左右され、当該押圧手段が変形しやすい部材で構成される場合、押圧手段内の気圧を高くすると、被着体よりも外側に位置する押圧手段部分が変形してしまい、押圧力を十分に付与することができないという不都合がある。一方、押圧手段が変形し難い部材で構成される場合、被着体や接着シートの表面に凹凸が形成されていると、押圧手段が当該凹凸に追従して変形し難くなるので、被着体と接着シートとの間に気泡が形成されてしまったり、被着体を攻撃して当該被着体にストレスを与えたり、破損させてしまったりするという不都合がある。
本発明の目的は、被着体との間に気泡が形成されることを防止して接着シートを確実に被着体に貼付することができるシート貼付装置及びシート貼付方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のシート貼付装置は、所定の貼付空間で対向配置させた被着体及び接着シートに相対接近する方向の押圧力を付与することで、当該被着体の被着面に接着シートを貼付するシート貼付装置であって、変形可能な第1変形部材を備え、当該第1変形部材を間に挟んで前記貼付空間の反対側に位置する第1空間を当該貼付空間よりも高圧にすることで、当該第1変形部材を変形させて前記被着面に接着シートを当接させる当接手段と、変形可能な第2変形部材を備え、当該第2変形部材を間に挟んで前記第1空間の反対側に位置する第2空間を当該第1空間及び前記貼付空間よりも高圧にすることで、当該第2変形部材を変形させて前記第1変形部材を介して前記被着体及び接着シートに押圧力を付与する押圧手段とを備えていることを特徴とする。
この際、本発明のシート貼付装置では、前記第1変形部材は、前記第2変形部材よりも変形容易なもので構成されていることが好ましい。
一方、本発明のシート貼付方法は、所定の貼付空間で対向配置させた被着体及び接着シートに相対接近する方向の押圧力を付与することで、当該被着体の被着面に接着シートを貼付するシート貼付方法であって、変形可能な第1変形部材を間に挟んで前記貼付空間の反対側に位置する第1空間を当該貼付空間よりも高圧にすることで、当該第1変形部材を変形させて前記被着面に接着シートを当接させる工程と、変形可能な第2変形部材を間に挟んで前記第1空間の反対側に位置する第2空間を当該第1空間及び前記貼付空間よりも高圧にすることで、当該第2変形部材を変形させて前記第1変形部材を介して前記被着体及び接着シートに押圧力を付与する工程とを有することを特徴とする。
以上のような本発明によれば、当接手段によって小さい押圧力で被着面に接着シートを当接させた後、押圧手段によって大きい押圧力で被着面に接着シートを押圧して貼付することで、被着体との間に気泡が形成されることを防止して接着シートを確実に被着体に貼付することができる。
また、第1変形部材が第2変形部材よりも変形が容易なもので構成されていれば、被着体や接着シートの表面に凹凸が形成されていても、第1変形部材が凹凸に追従して変形することで気泡の形成をより確実に防止することができるとともに、第2押圧手段による押圧力を大きくすることができる。
本発明の実施形態に係るシート貼付装置の断面図。 図1のシート貼付装置の動作説明図。 図1のシート貼付装置の動作説明図。 (A)、(B)は、本発明の変形例に係るシート貼付装置の動作説明図。
以下、本発明の1実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態において基準となる図を挙げることなく、例えば、上、下、左、右、または、前、後といった方向を示した場合は、全て図1を正規の方向(付した番号が適切な向きとなる方向)から観た場合を基準とし、上、下、左、右方向が紙面に平行な方向であり、前が紙面に直交する手前方向、後が紙面に直交する奥方向とする。
図1〜3において、シート貼付装置10は、所定の貼付空間SP3で対向配置させた被着体としてのウエハWF及び接着シートASに相対接近する方向の押圧力を付与することで、当該ウエハWFの被着面WAに接着シートASを貼付する装置であって、変形可能な第1変形部材21を備え、当該第1変形部材21を間に挟んで貼付空間SP3の反対側に位置する第1空間SP1を貼付空間SP3よりも高圧にすることで、当該第1変形部材21を変形させて被着面WAに接着シートASを当接させる当接手段20と、変形可能な第2変形部材31を備え、当該第2変形部材31を間に挟んで第1空間SP1の反対側に位置する第2空間SP2を第1空間SP1及び貼付空間SP3よりも高圧にすることで、当該第2変形部材31を変形させて第1変形部材21を介してウエハWF及び接着シートASに押圧力を付与する押圧手段30と、ウエハWFを支持可能な支持手段40と、第1変形部材21、第2変形部材31及び支持手段40を収容する収容手段50とを備えている。
当接手段20は、平面視略円形に設けられたゴムや樹脂等によって変形可能に設けられるとともに、図示しない電圧印加手段のクーロン力によって接着シートASをその下面で保持可能な所謂静電チャック機能を備えた第1変形部材21と、第1空間SP1に連通された減圧ポンプや真空エジェクタ等の減圧手段22と、第1空間SP1の圧力を検知可能な圧力センサやロードセル等の圧力検知手段23とを備えている。尚、第1変形部材21は、第2変形部材31よりも変形が容易なもので構成されている。また、減圧手段22は、第1空間SP1に大気導入可能に設けられている。
押圧手段30は、平面視略円形に設けられたゴムや樹脂等によって変形可能に設けられるとともに、第1変形部材21よりも小さい径方向寸法に設定された第2変形部材31と、第2空間SP2に連通された減圧ポンプや真空エジェクタ等の減圧手段32と、第2空間SP2の圧力を検知可能な圧力センサやロードセル等の圧力検知手段33とを備えている。尚、第2変形部材31は、第1変形部材21よりも高圧に耐えられる部材で構成されている。また、減圧手段32は、第2空間SP2に大気導入可能に設けられている。
支持手段40は、駆動機器としての直動モータ41と、直動モータ41の出力軸41Aに支持されるとともに、図示しない電圧印加手段のクーロン力によってウエハWFをその上面で保持可能な所謂静電チャック機能を備えたテーブル42とを備えている。
収容手段50は、上方に開口し、底面に支持手段40が配置された円筒箱状の下ケース51と、第1及び第2変形部材21、31を支持するとともに、下ケース51の開口を閉塞することで密閉された貼付空間SP3を形成可能な上ケース52と、上ケース52をその出力軸53Aで支持する駆動機器としての直動モータ53と、貼付空間SP3に連通された減圧ポンプや真空エジェクタ等の減圧手段54と、貼付空間SP3の圧力を検知可能な圧力センサやロードセル等の圧力検知手段55とを備えている。尚、減圧手段54は、貼付空間SP3に大気導入可能に設けられている。
上ケース52は、第1変形部材21の厚み寸法と略同一の深さに設定された第1凹部52Aと、第1凹部52A内に位置し、第2変形部材31の厚み寸法と略同一の深さに設定された第2凹部52Bとを備え、第1凹部52Aの底面外縁に第1変形部材21の外縁が支持され、第2凹部52Bの底面外縁に第2変形部材31の外縁が支持されている。これにより、第1変形部材21の上面と第1凹部52Aの底面と第2変形部材31の下面とで密閉された第1空間SP1が形成され、第2変形部材31の上面と第2凹部52Bの底面とで密閉された第2空間SP2が形成される。尚、第2変形部材31の厚み寸法と略同一の深さに設定された第2凹部52Bとすることで、第1凹部52Aの底面と第2変形部材31の下面とが同一平面に位置するようになるので、第1変形部材21が第1凹部52Aの底面に接している状態で当該第1変形部材21の面がフラットに維持され、当該第1変形部材21が劣化することを防止することができる。
以上のシート貼付装置10において、ウエハWFに接着シートASを貼付する手順を説明する。
まず、図1中二点鎖線で示すように、上下ケース52、51が離隔した状態で、人手または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段によって、接着シートASを第1変形部材21の下面に当接させると、当接手段20が図示しない電圧印加手段を駆動し、クーロン力によって接着シートASを保持する。次に、人手または図示しない搬送手段によって、テーブル42上にウエハWFを載置すると、支持手段40が図示しない電圧印加手段を駆動し、クーロン力によってウエハWFを保持する。次いで、収容手段50が直動モータ53を駆動し、上ケース52を下降させて図1中実線で示すように貼付空間SP3を形成する。その後、当接手段20、押圧手段30及び収容手段50が減圧手段22、32及び54を駆動し、第1、第2空間SP1、SP2及び貼付空間SP3を同じ減圧率で減圧し、各圧力検知手段23、33及び55によって所定の減圧状態(第1圧力)となったことが検知されると、当接手段20、押圧手段30及び収容手段50が減圧手段22、32及び54の駆動を停止する。次に、支持手段40が直動モータ41を駆動し、テーブル42を所定の位置にまで上昇させた後、当接手段20が減圧手段22を駆動し、第1空間SP1に大気を徐々に導入することで、第1空間SP1を貼付空間SP3よりも高圧にする。これにより、第1変形部材21を変形させ、図2中実線で示すように、接着シートASの中央部をウエハWFの被着面WA中央部に当接させた後、当該接着シートASをその外側に向かって徐々に被着面WAに当接させて行き、図2中二点鎖線で示すように、接着シートAS全体を被着面WAに当接させる。これにより、接着シートASと被着面WAとの間の空気が外方に追い出されながら貼付が行われるので、当該接着シートASと被着面WAとの間に気泡が形成されることを防止することができる。そして、圧力検知手段23によって第1空間SP1の圧力が所定の減圧状態(第2圧力)となったことが検知されると、当接手段20が減圧手段22の駆動を停止する。このとき、押圧手段30が減圧手段32を駆動し、圧力検知手段33の検知結果に基づいて第2空間SP2の圧力も第2圧力となるように制御する一方、収容手段50が減圧手段54を駆動し、圧力検知手段55の検知結果に基づいて貼付空間SP3の圧力を第1圧力で維持するように制御する。
ここで、第1空間SP1の圧力を貼付空間SP3の圧力に対してもっと高くしても、ウエハWFの外縁よりも外側に位置する第1変形部材21部分が膨らむだけなので、接着シートASに十分な押圧力を付与することはできない。そこで、第1変形部材21を変形し難い部材(高強度の部材)で構成すれば、接着シートASを十分にウエハWFに押圧することができるが、この場合、ウエハWFや接着シートASの表面に凹凸が形成されていると、第1変形部材21が当該凹凸に追従して変形し難くなるので、ウエハWFと接着シートASとの間に気泡が形成されてしまったり、ウエハWFを攻撃して当該ウエハWFにストレスを与えたり、ウエハWFを破損させてしまったりする。
次いで、押圧手段30が減圧手段32を駆動し、第2空間SP2に大気を徐々に導入することで、第2空間SP2を第1空間SP1及び貼付空間SP3よりも高圧にする。これにより、第2変形部材31を変形させ、図3中実線で示すように、当該第2変形部材31の中央部を第1変形部材21の中央部に当接させた後、当該第2変形部材31をその外側に向かって徐々に第1変形部材21に当接させて行き、図3中二点鎖線で示すように、接着シートAS全体を被着面WAに押圧する。そして、圧力検知手段33によって第2空間SP2の圧力が所定の減圧状態(第3圧力)となったことが検知されると、押圧手段30が減圧手段32の駆動を停止する。これにより、接着シートASに十分な押圧力を付与してウエハWFに貼付することができ、第2変形部材31が第2圧力よりも高い第3圧力に耐え得る高強度の部材で構成されていたとしても、変形が容易な第1変形部材21を介して押圧が行われるので、ウエハWFへの攻撃性を低下させることができる。このとき、当接手段20が減圧手段22を駆動し、圧力検知手段23の検知結果に基づいて第1空間SP1の圧力を第2圧力で維持するように制御することで、ウエハWFの外縁よりも外側に位置する第1変形部材21部分が膨らんで破裂することを防止する。なお、接着シートASの接着面と被着面WAとを馴染ませるために、押圧手段30が減圧手段32を駆動し、第2空間SP2の圧力を昇降させて第2変形部材31による押圧動作を複数回行ってもよい。
押圧手段30によって接着シートAS全体がウエハWFに押圧されると、当接手段20が図示しない電圧印加手段の駆動を停止した後、押圧手段30が減圧手段32を駆動し、第2空間SP2を第2圧力になるまで減圧する。次いで、当接手段及び押圧手段20、30が各減圧手段22、32を駆動し、第1及び第2空間SP1、SP2を同じ減圧率で第1圧力となるまで減圧する。その後、当接手段20、押圧手段30及び収容手段50が減圧手段22、32及び54を駆動し、第1、第2空間SP1、SP2及び貼付空間SP3を同じ加圧率で加圧し(大気を導入し)、各圧力検知手段23、33及び55によって大気圧となったことが検知されると、当接手段20、押圧手段30及び収容手段50が減圧手段22、32及び54の駆動を停止する。そして、収容手段50が直動モータ53を駆動し、上ケース52を上昇させた後、支持手段40が図示しない電圧印加手段の駆動を停止し、人手または図示しない搬送手段によって、接着シートASが貼付されたウエハWFを次の工程に搬送し、以降上述と同様の動作が繰り返される。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
即ち、当接手段20によって小さい押圧力で被着面WAに接着シートASを当接させた後、押圧手段30によって大きい押圧力で被着面WAに接着シートASを押圧して貼付することで、ウエハWFとの間に気泡が形成されることを防止して接着シートASを確実にウエハWFに貼付することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、第1変形部材21は、第2変形部材31よりも変形し難い部材(高強度の部材)で構成してもよいし、同じ強度の部材で構成してもよい。
更に、第1、第2変形部材21、31は、弾性変形可能な部材であってもよいし、完全に又は部分的に元の形状に戻ることのない部材であってもよい。
また、第1、第2変形部材21、31の材質や、形状、厚さ、大きさを適宜に選択することができる。
更に、第1変形部材21を上下ケース52、51で挟み込まれるように構成し、当該第1変形部材21を上下ケース52、51のパッキンとして機能させてもよい。
また、第1変形部材21は、第2変形部材31と同じ大きさでもよい。
更に、第1変形部材21やテーブル42は、吸引、接着、メカチャック等によって接着シートASやウエハWFを保持する構成であってもよい。
また、当接手段20及び押圧手段30は、図4(A)に示すように、密閉された第1空間SP1と、当該第1空間SP1よりも高圧で密閉された第2空間SP2とが形成されるとともに、減圧手段54によって貼付空間SP3を減圧することで、第1空間SP1及び第2空間SP2を貼付空間SP3よりも高圧にする構成であってもよい。この場合、支持手段40がテーブル42を上昇させることで、図4(B)に示すように、第1及び第2変形部材21、31によってウエハWFと接着シートASとを当接させた後、押圧して貼付すればよい。更に、第1及び第2空間SP1、SP2が大気圧よりも高圧であれば、貼付空間SP3は大気圧であってもよく、減圧手段54や圧力検知手段55はなくてもよいし、上ケース52と下ケース51とで貼付空間SP3を密閉空間にしなくてもよい。
更に、当接手段20及び押圧手段30は、加圧することで気圧差を制御する構成であってもよいし、減圧及び加圧を組み合わせて気圧差を制御する構成であってもよい。尚、当接手段20及び押圧手段30が第1及び第2空間SP1、SP2を加圧可能に設けられていれば、貼付空間SP3は大気圧であってもよく、減圧手段54や圧力検知手段55、下ケース51はなくてもよいし、上ケース52と下ケース51とで貼付空間SP3を密閉空間にしなくてもよい。また、当接手段20及び押圧手段30が第1及び第2空間SP1、SP2を加圧可能に設けられていれば、貼付空間SP3を大気圧よりも高い圧力としてもよい。
また、第1圧力、第2圧力、第3圧力は、第1及び第2変形部材21、31を変形させて接着シートASをウエハWFに当接して貼付できれば、任意に設定することができる。
更に、各減圧手段22、32、54に代えて液体やジェル等の空気以外の流体によって第1、第2空間SP1、SP2及び貼付空間SP3を加減圧する構成のものを採用してもよい。
また、支持手段40は、駆動機器によって昇降しない構成でもよい。更に、別の装置でウエハWFを支持する場合、本願のシート貼付装置において支持手段40はなくてもよい。
更に、接着シートASは、上下ケース52、51の外側まで連続した帯状のシートであってもよく、左右方向に繰出されることで上下ケース52、51間にセットされるとともに、接着シートASが貼付されたウエハWFを次の工程に送る構成であってもよいし、ウエハWFに貼付された帯状のシートを所定形状に切断する適宜な切断手段を採用してもよい。
また、本発明における接着シート、被着体の材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートは、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、基材シートの上面にカバー層を有する等3層以上のもの、更には、基材シートを接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体としては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートを機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等を前述のような任意の被着体に貼付することができる。
本発明における各手段は、それら手段について説明した動作または機能を果たすことができる限りなんら限定されるものではなく、まして、前記実施形態で示した単なる1実施形態の構成物に全く限定されるものではない。当接手段は、変形可能な第1変形部材を備え、当該第1変形部材を間に挟んで貼付空間の反対側に位置する第1空間を貼付空間よりも高圧にすることで、第1変形部材を変形させて被着面に接着シートを当接させることができるものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせてその範囲内であればなんら限定されることはない(他の手段についての説明は省略する)。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダ及びロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
10 シート貼付装置
20 当接手段
21 第1変形部材
30 押圧手段
31 第2変形部材
SP1 第1空間
SP2 第2空間
SP3 貼付空間
AS 接着シート
WF ウエハ(被着体)
WA 被着面

Claims (3)

  1. 所定の貼付空間で対向配置させた被着体及び接着シートに相対接近する方向の押圧力を付与することで、当該被着体の被着面に接着シートを貼付するシート貼付装置であって、
    変形可能な第1変形部材を備え、当該第1変形部材を間に挟んで前記貼付空間の反対側に位置する第1空間を当該貼付空間よりも高圧にすることで、当該第1変形部材を変形させて前記被着面に接着シートを当接させる当接手段と、
    変形可能な第2変形部材を備え、当該第2変形部材を間に挟んで前記第1空間の反対側に位置する第2空間を当該第1空間及び前記貼付空間よりも高圧にすることで、当該第2変形部材を変形させて前記第1変形部材を介して前記被着体及び接着シートに押圧力を付与する押圧手段とを備えていることを特徴とするシート貼付装置。
  2. 前記第1変形部材は、前記第2変形部材よりも変形が容易なもので構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。
  3. 所定の貼付空間で対向配置させた被着体及び接着シートに相対接近する方向の押圧力を付与することで、当該被着体の被着面に接着シートを貼付するシート貼付方法であって、
    変形可能な第1変形部材を間に挟んで前記貼付空間の反対側に位置する第1空間を当該貼付空間よりも高圧にすることで、当該第1変形部材を変形させて前記被着面に接着シートを当接させる工程と、
    変形可能な第2変形部材を間に挟んで前記第1空間の反対側に位置する第2空間を当該第1空間及び前記貼付空間よりも高圧にすることで、当該第2変形部材を変形させて前記第1変形部材を介して前記被着体及び接着シートに押圧力を付与する工程とを有することを特徴とするシート貼付方法。
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