JP2015033871A - 自動二輪車のフートレスト装置 - Google Patents

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【課題】フートレストバーの保持性、並びにフートレストバー及び保持部材の組付性を向上できること。【解決手段】フートレストブラケット31と、このフートレストブラケットにピン39を介して回転自在に支持されるバー軸支持部36を備え、乗車時に乗員が足を載せる可倒式のフートレストバー32と、このフートレストバーを所定の回転位置に保持する保持部材33と、を有する自動二輪車のフートレスト装置30において、保持部材33は、ピン39に回転自在に支持される本体部41と、この本体部から延出されてフートレストブラケットに係合可能な係合部42と、フートレストバーに当接して支持する支持部43とを備え、この支持部は、本体部と係合部の少なくとも一方から延出され、先端が開放されて撓り変形可能に設けられたアーム部51と、このアーム部の前記先端に設けられ、フートレストバーの端面49に当接する当接部52と、を有するものである。【選択図】 図9

Description

本発明は、可倒式のフートレストバーを保持する保持部材を備えた自動二輪車のフートレスト装置に関する。
自動二輪車のフートレスト装置には、例えばキックレバーの軌道確保等のために、乗車時に乗員が足を載せるフートレストバーが可倒式のものがあり、この場合、フートレストバーを格納位置に保持するために保持部材が装備されたものがある(特許文献1参照)。
このようなフートレスト装置では、例えば図12及び図13に示すように、フートレストバー101は、その一対のバー軸支持部102がフートレストブラケット100にピン103を介して回転自在に支持され、一対のバー軸支持部102間に保持部材104が配置されている。
保持部材104は、本体部105と、この本体部105から撓り変形可能に延出された係合部106と、本体部105の両側面から延出された一対の支持部107と、を有して構成される。本体部105に、ピン103が挿通される挿通穴108が形成されている。
支持部107がフートレストバー101におけるバー軸支持部102の縁102Aに当接しバー軸支持部102を支持することで、保持部材104がフートレストバー101に一体に回転され、更に、この状態で係合部106の係合凸部109がフートレストブラケット100の図示しない係合凹部に係合されたときに、この保持部材104により、フートレストバー101が起立した格納位置に保持される。
特開平9−76971号公報
ところが、保持部材104では、支持部107が本体部105に対して撓り変形させ難いので、保持部材104を確実に組み付けるためには、フートレストバー101のバー軸支持部102に形成されたピン103挿通用の挿通穴110とバー軸支持部102の縁102Aとの寸法公差、並びに保持部材104の挿通穴108と支持部107との寸法公差を共に狭く(厳しく)設定する必要がある。この結果、保持部材104によるフートレストバー101の保持性を確保しつつ、フートレストバー101及び保持部材104の組付性を向上させることが困難であった。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、フートレストバーの保持性、並びにフートレストバー及び保持部材の組付性を共に向上させることができる自動二輪車のフートレスト装置を提供することにある。
本発明に係る自動二輪車のフートレスト装置は、車体フレームに固定されるフートレストブラケットと、このフートレストブラケットに回転軸を介して回転自在に支持されるバー軸支持部、及びこのバー軸支持部に一体に設けられて乗車時に乗員が足を載せるバー本体部を備えた可倒式のフートレストバーと、このフートレストバーと一体的に回転して前記フートレストバーを所定の回転位置に保持する保持部材と、を有する自動二輪車のフートレスト装置において、前記保持部材は、前記バー軸支持部と共に前記回転軸に回転自在に支持される本体部と、この本体部から延出されて前記フートレストブラケットに係合可能に設けられる係合部と、前記フートレストバーに当接してこのフートレストバーを支持する支持部とを備え、前記支持部は、前記本体部と前記係合部の少なくとも一方から延出され、先端が開放されて撓り変形可能に設けられたアーム部と、このアーム部の前記先端に設けられ、前記フートレストバーの前記バー本体部における前記バー軸支持部側の端面に当接する当接部と、を有して構成されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、保持部材の支持部は、アーム部の先端に設けられた当接部がフートレストバーのバー本体部におけるバー軸支持部側の端面に当接し、前記アーム部は、前記先端が開放されて撓り変形可能に設けられている。このため、保持部材の係合部と前記支持部とによってフートレストバーの保持性を向上させることができると共に、支持部がフレキシブルに撓り変形することでフートレストバーの寸法公差を容易に吸収でき、フートレストバー及び保持部材の組付性を向上させることができる。
本発明に係る自動二輪車のフートレスト装置における一実施形態が適用された自動二輪車を示す右側面図。 図1における使用状態におけるフートレスト装置の周囲を示す右側面図。 図2のフートレスト装置の格納状態を示す右側面図。 図2のIV矢視図。 図3のV矢視図。 図4のVI矢視図。 図5のVII矢視図。 図6及び図7におけるフートレスト装置の保持部材を示す側面図。 (A)は図6のIXA−IXA線に沿う断面図、(B)は図7のIXB−IXB線に沿う断面図。 図9(A)のX−X線に沿う断面図。 図9(A)のXI−XI線に沿う断面図。 従来のフートレスト装置における保持部材を示す側面図。 図12のXIII矢視図。
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る自動二輪車のフートレスト装置における一実施形態が適用された自動二輪車を示す右側面図である。また、図2は、図1における使用状態におけるフートレスト装置の周囲を示す右側面図であり、図3は、図2のフートレスト装置の格納状態を示す右側面図である。この実施形態において、上下、左右、前後の表現は、車両乗車時の運転者を基準にしたものである。
図1に示すように、自動二輪車10は車体フレーム11を有し、この車体フレーム11の前方にヘッドパイプ12が設けられる。ヘッドパイプ12には、図示しないステアリングシャフトが枢支され、このステアリングシャフトの上端、下端のそれぞれにアッパブラケット13、ロアブラケット14が固定されている。このアッパブラケット13及びロアブラケット14は、前輪15を支持するフロントサスペンション16を保持する。また、アッパブラケット13にハンドルバー17が固定されている。従って、ハンドルバー17の操作により、フロントサスペンション16等を介して前輪15が左右に操舵される。
ヘッドパイプ12には、メインチューブ18とダウンチューブ19のそれぞれの前端が接続される。メインチューブ18は、車幅方向中央において、ヘッドパイプ12から車両後方へ延伸される。また、ダウンチューブ19は、車幅方向中央において、ヘッドパイプ12から車両斜め下方へ延伸される。これらのメインチューブ18とダウンチューブ19との間にエンジン20が、これらのメインチューブ18及びダウンチューブ19により懸架されて配置される。
メインチューブ18の後端には、図示しないブラケット等を介してシートレール(不図示)が接続される。このシートレールは、車両後方へ延伸されると共に、その上方に配置されるシート22を、シートピラー24と共に支持する。このシート22の下方に後輪23が配置される。この後輪23は、チェーンベルト(不図示)などで伝達されたエンジン20の駆動力によって回転駆動される。
また、シート22の前方でヘッドパイプ12の後方に燃料タンク25が配置される。この燃料タンク25は、メインチューブ18に固定されて支持されると共に、外側の略全領域がタンクカバー26によって覆われる。このタンクカバー26及びシート22の下方には、メインチューブ18等の車体フレーム11を車両側方から覆うフロントフレームカバー27、フレームカバー28及びアッパフレームカバー29がそれぞれ配置されている。
ところで、自動二輪車10には、運転者が乗車時に足を載せるフートレスト装置30が車両前後方向中央下部の左右両位置に設置されている。このフートレスト装置30は、図2及び図3に示すように、フートレストブラケット31、フートレストバー32及び保持部材33を有して構成され、図示しないキックペダルの軌道確保などの理由でフートレストバー32が可倒式に構成される。図2は、フートレストバー32が水平方向の使用位置に配置された使用状態を示し、図3は、フートレストバー32が鉛直方向の格納位置に配置された格納状態を示す。
フートレストブラケット31は、車体フレーム11のメインフレーム(チューブ)18の下端部に固定される。このフートレストブラケット31は、運転者の足の踵を位置決めする踵当て部34を備える。また、フートレストブラケット31の近傍にブレーキレバー35が設置されている。
フートレストバー32は、図4〜図7に示すように、バー軸支持部36及びバー本体部37を有し、このバー本体部37に乗車時の乗員(特に運転者)の足が載る。このバー本体部37には、運転者の足が接触する例えばゴム製の滑り止めラバー38が固着されている。また、バー軸支持部36はバー本体部37と一体に設けられ、対向して一対配置されている。これら一対のバー軸支持部36とフートレストブラケット31とに、回転軸としてのピン39が挿通されて、フートレストバー32のバー軸支持部36は、ピン39を介してフートレストブラケット31に回転自在に支持される。
また、一対のバー軸支持部36の内面36Aには、特に図6に示すように、フートレストバー32の長手方向Sに沿ってバー軸支持部36の先端36B側へ向かい両バー軸支持部36間の距離(隙間)を拡大する勾配αが形成されている。この勾配αは、フートレストバー32の成形時における所謂抜き勾配である。
前記保持部材33は、フートレストバー32の一対のバー軸支持部36間に配置されてフートレストバー32と一体的に回転して、このフートレストバー32を所定の回転位置、特に格納位置に保持するものである。この保持部材33は、可撓性の例えば樹脂材料にて成形され、図8に示すように、ボス形状の本体部41と、この本体部41から延出された係合部42と、本体部41と係合部42の少なくとも一方、本実施形態は本体部41と係合部42の両者から係合部42と反対方向に延出された支持部43と、を有して構成される。
本体部41は挿通穴44を備える。図6〜図8に示すように、挿通穴44にピン39が挿通されることで、本体部41は、フートレストバー32のバー軸支持部36と共に、ピン39に回転自在に支持され、従って、保持部材33はピン39を介してフートレストブラケット31に支持される。
また、本体部41の両端面41Aには、フートレストバー32のバー軸支持部36における内面36Aの勾配αに対応する勾配βが形成されている。これらの勾配α及びβによって、保持部材33の本体部41はフートレストバー32の一対のバー軸支持部36間に嵌合され、且つ保持部材33のフートレストバー32に対する相対回転が抑制されて、保持部材33はフートレストバー32と一体的に回転(連れ回り)する。更に、この本体部41には、後述の規制突起部45及び支持突起部46が一体に形成されている。
係合部42は、本体部41の外周に沿って延びる長手方向略中央部分に、外方へ突出する係合凸部47が一体に成形されている。この係合凸部47は、図9(A)に示すようにフートレストブラケット31に接触し、このフートレストブラケット31の係合凹部48に係合可能に設けられる。係合凸部47が係合凹部48に係合したときに(図9(B))、保持部材33と一体的に回転するフートレストバー32が格納位置に保持される。
また、係合部42の長手方向先端の側方に隣接する本体部41には、前記支持突起部46が設けられる。この支持突起部46は、係合部42における保持部材33の半径方向の過大な撓りを規制すると共に、図9及び図10に示すように、フートレストバー32のバー本体部37におけるバー軸支持部36側の端面49に常時当接して、このフートレストバー32を支持する。
支持部43は、図8に示すように、本体部41と係合部42の両者から係合部42と反対方向に延出され、先端が開放されて撓り変形可能に設けられたアーム部51と、このアーム部51の前記先端に設けられ、フートレストバー32のバー本体部37におけるバー軸支持部36側の端面49に当接する当接部52と、を有して構成される。図9及び図11に示すように、支持部43の当接部52が、本体部41の支持突起部46と共に、フートレストバー32の端面49に当接することで、保持部材33がフートレストバー32を支持する。
支持部43のアーム部51は、図8に示すように、その外縁51Aまたは内縁51Bの一部がフートレストバー32におけるバー軸支持部36の外縁36Cよりも外側に位置づけられるように十分に湾曲して設けられて、保持部材33の組付状態で撓り変形し易く構成される。例えば、保持部材33の組付時には、支持部43は、アーム部51が一旦略直線状に延ばされて組み付けられた後、このアーム部51を湾曲させ、当接部52をフートレストバー32の端面49に当接させて組み付けられる。
前記規制突起部45は、本体部41において、保持部材33の組付状態で支持部43の当接部52に隣接する側方に一体に成形されて、支持部43のアーム部51における保持部材33の半径方向の過大な撓りを規制する。
また、保持部材33は、ピン39が挿通される本体部41の挿通穴44の中心Oから規制突起部45の先端までの保持部材33の半径方向の距離をBとし、支持部43の当接部52における保持部材33の半径方向の厚さをCとし、フートレストバー32のバー軸支持部36におけるピン39が挿通される挿通穴40の中心Qからフートレストバー32のバー本体部37におけるバー軸支持部36側の端面49までの距離をAとしたとき、距離Bと厚さCとの和は距離Aよりも大きく(B+C>A)に設定されている。これにより、支持部43のアーム部51が劣化により弾力が低下して、支持部43の当接部52が本体部41の規制突起部45に接触する状態になった場合でも、この当接部52がフートレストバー32の端面49に当接可能な状態が確保される。
更に、保持部材33は、図6及び図7に示すように、前述の如くフートレストバー32における一対のバー軸支持部36間に配置される。このとき、保持部材33の軸方向の幅Wは、一対のバー軸支持部36間の距離(隙間)Lよりも小さく設定されている。
次に、フートレスト装置30の使用状態及び格納状態における保持部材33の作用等について説明する。
フートレスト装置30のフートレストバー32は、図4、図6及び図9(A)に示す使用位置と、図5、図7及び図9(B)に示す格納位置との間を略90°回転する。フートレスト装置30の使用状態では、図4、図6及び図9(A)に示すように、フートレストバー32が車両水平方向の使用位置まで倒れて、フートレストバー32のバー軸支持部36がフートレストブラケット31に当接し、フートレストバー32のバー本体部37に作用する乗員の荷重をフートレストブラケット31が受ける。
フートレスト装置30の格納状態では、図5、図7及び図9(B)に示すように、フートレストバー32が車両鉛直方向の格納位置まで起立する。このとき、保持部材33の係合部42の係合凸部47がフートレストブラケット31の係合凹部48に係合すると共に、保持部材33における支持部43の当接部52及び本体部41の支持突起部46(特に支持部43の当接部52)がフートレストバー32の端面49に当接して、フートレストバー32は格納位置に保持される。
また、フートレストバー32が使用位置と格納位置との間を移動(回転)する場合にも、保持部材33における支持部43の当接部52及び本体部41の支持突起部46がフートレストバー32の端面49に当接して、保持部材33はフートレストバー32と一体的に回転する。
以上のように構成されたことから、本実施形態によれば、次の効果(1)〜(6)を奏する。
(1)図8及び図9に示すように、保持部材33の支持部43は、アーム部51の先端に設けられた当接部52がフートレストバー32のバー本体部37におけるバー軸支持部36側の端面49に当接し、前記アーム部51は、前記先端が開放されて撓り変形可能に設けられている。このため、保持部材33の係合部42と支持部43とによってフートレストバー32の格納位置での保持性を向上させることができると共に、支持部43がフレキシブルに撓り変形することで、フートレストバー32の寸法公差(特に、バー軸支持部36の挿通穴40の中心Qとバー本体部37の端面49との距離Aの寸法公差)を容易に吸収でき、フートレストバー32及び保持部材33の組付性を向上させることができる。
(2)保持部材33の支持部43が撓り易く構成されたので、保持部材33の係合部42の撓り幅に余裕ができ、この係合部42の係合凸部47とフートレストブラケット31の係合凹部48との係合が容易になって、フートレストバー32の格納位置での格納操作をスムーズに実施できる。
(3)支持部43のアーム部51は、図8に示すように、その外縁51Aまたは内縁51Bの一部がフートレストバー32におけるバー軸支持部36の外縁36Cよりも外側に位置づけられるように十分に湾曲して設けられて、保持部材33の組付状態で撓り変形し易く構成される。この結果、前記(1)で述べた保持部材33の格納位置での保持性、フートレストバー32及び保持部材33の組付性、並びにフートレストバー32の格納操作性を共に顕著に向上させることができる。
(4)保持部材33は、ピン39が挿通される本体部41の挿通穴44の中心Oから規制突起部45の先端までの保持部材33の半径方向の距離をBとし、支持部43の当接部52における保持部材33の半径方向の厚さをCとし、フートレストバー32のバー軸支持部36における挿通穴40の中心Qからフートレストバー32のバー本体部37におけるバー軸支持部36側の端面49までの距離をAとしたとき、距離Bと厚さCとの和は距離Aよりも大きく(B+C>A)に設定されている。
これにより、支持部43のアーム部51が劣化により弾力が低下して、支持部43の当接部52が本体部41の規制突起部45に接触する状態になった場合でも、この当接部52がフートレストバー32の端面49に当接可能な状態が確保される。この結果、特に図9(B)に示すようにフートレストバー32が格納位置にある場合に、支持部43がフートレストバー32の回転を確実に防止できるので、保持部材33によりフートレストバー32の格納位置を確実に保持できる。
(5)図7に示すように、保持部材33の軸方向の幅Wが、フートレストバー32における一対のバー軸支持部36間の距離Lよりも小さく設定されているので、保持部材33をコンパクト化できると共に、フートレストバー32における一対のバー軸支持部36間から保持部材33がはみ出すことがないので、フートレスト装置30の美感を向上させることができる。
(6)図6に示すように、保持部材33における本体部41の両端面41Aには、フートレストバー32のバー軸支持部36における内面36Aの勾配α(抜き勾配)に対応する勾配βが形成されている。この結果、保持部材33の本体部41がフートレストバー32における一対のバー軸支持部36の内面36Aに確実に嵌合され、且つ保持部材33のフートレストバー32に対する相対回転が抑制されて保持部材33を確実にフートレストバー32と一体的に回転(連れ回り)させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
10 自動二輪車
11 車体フレーム
18 メインチューブ
30 フートレスト装置
31 フートレストブラケット
32 フートレストバー
33 保持部材
36 バー軸支持部
36A 内面
36B 先端
36C 外縁
37 バー本体部
39 ピン(回転軸)
40 挿通穴
41 本体部
41A 端面
42 係合部
43 支持部
44 挿通穴
45 規制突起部
49 端面
51 アーム部
51A 外縁
51B 内縁
52 当接部
A、B、L 距離
C 厚さ
W 幅
α、β 勾配

Claims (5)

  1. 車体フレームに固定されるフートレストブラケットと、このフートレストブラケットに回転軸を介して回転自在に支持されるバー軸支持部、及びこのバー軸支持部に一体に設けられて乗車時に乗員が足を載せるバー本体部を備えた可倒式のフートレストバーと、このフートレストバーと一体的に回転して前記フートレストバーを所定の回転位置に保持する保持部材と、を有する自動二輪車のフートレスト装置において、
    前記保持部材は、前記バー軸支持部と共に前記回転軸に回転自在に支持される本体部と、この本体部から延出されて前記フートレストブラケットに係合可能に設けられる係合部と、前記フートレストバーに当接してこのフートレストバーを支持する支持部とを備え、
    前記支持部は、前記本体部と前記係合部の少なくとも一方から延出され、先端が開放されて撓り変形可能に設けられたアーム部と、このアーム部の前記先端に設けられ、前記フートレストバーの前記バー本体部における前記バー軸支持部側の端面に当接する当接部と、を有して構成されたことを特徴とする自動二輪車のフートレスト装置。
  2. 前記保持部材の本体部は、支持部の当接部の側方に、前記支持部におけるアーム部の撓りを規制する規制突起部を備え、
    前記保持部材は、回転軸が挿通される前記本体部の穴の中心から前記規制突起部までの距離をBとし、前記当接部の厚さをCとし、フートレストバーのバー軸支持部における前記回転軸が挿通される穴の中心から前記フートレストバーのバー本体部における前記バー軸支持部側の端面までの距離をAとしたとき、
    B+C>A
    に設定されたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のフートレスト装置。
  3. 前記保持部材の支持部におけるアーム部は、その外縁または内縁の一部がフートレストバーにおけるバー軸支持部の外縁よりも外側に位置づけられるよう湾曲して設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車のフートレスト装置。
  4. 前記フートレストバーのバー軸支持部は対向して一対設けられ、
    保持部材は、一対の前記バー軸支持部間に配置され、その幅が、一対の前記バー軸支持部間の距離よりも小さく設定されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動二輪車のフートレスト装置。
  5. 前記フートレストバーのバー軸支持部は、対向して一対設けられると共に、内面に先端側へ向かって前記内面間の距離を拡大する勾配を備え、
    保持部材は、一対の前記バー軸支持部間に配置されると共に、前記バー軸支持部の前記内面の前記勾配に対応する勾配を有して構成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動二輪車のフートレスト装置。
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