JP2015033333A - 高延伸性チューインガム及びそれを用いた組合せチューインガム - Google Patents
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Abstract
細い紐状に延伸可能な物性を有する高延伸性チューインガムに関し、更に詳しくは、延伸前の手による混捏をしなくとも、両端を引っ張るだけで長さを0.5m以上の細い紐状もしくは糸状に繰り返し引き伸ばすことができる高延伸性チューインガム及びそれを用いた組合せチューインガムを提供する。
【解決手段】
細い紐状に延伸可能な物性を有する高延伸性チューインガムであって、該高延伸性チューインガム全体重量中、下記(1)〜(4)を含有することを特徴とする高延伸性チューインガムによって達成される。
(1)プロピレングリコールジアセテート及び/又はトリアセチンを1.0〜2.5重量%
(2)プルランを1.0〜5.0重量%
(3)ガムベースを25〜50重量%
(4)水分を1.2〜6.0重量%
【選択図】なし
Description
しかしながら、該シュガーレスチューインガムにプルランを添加するだけでは、両端を引っ張るだけで長さを0.5m以上の細い紐状もしくは糸状に繰り返し引き伸ばすことができるような延伸性を有するものではなかった。
しかしながら、得られた高水分チューインガムや組合せチューインガムもまた、両端を引っ張るだけで長さを0.5m以上の細い紐状もしくは糸状に繰り返し引き伸ばすことができるような延伸性を有するものではなかった。
しかしながら、該組み合わせ菓子に用いられるチューインガムは、還元水飴と軟化剤とを含有することで、チューインガムを立体モールドの中に入れ押圧成型する際のモールド成型性を考慮したものであり、延伸性のような遊戯性を有するものではなく、延伸性チューインガムとして用いるには改良の余地があった。
しかしながら、該延伸性チューインガムは、手の混捏により延伸し易くなるものであり、延伸前の混捏なしに両端を引っ張ると、延伸途中で切れ易くなる、あるいは汎用性が低かった。
(1)プロピレングリコールジアセテート及び/又はトリアセチンを1.0〜2.5重量%
(2)プルランを1.0〜5.0重量%
(3)ガムベースを25〜50重量%
(4)水分を1.2〜6.0重量%
まず、延伸成分であるプロピレングリコールジアセテート及び/又はトリアセチンに注目し、含有量の調整を行ったところ、含有量が増加すると、混捏せずに延伸性を付与することはできても、引き伸ばすときに途中で切れ易くなることが分かった。そこで該延伸成分と、更にプルラン含有量、ガムベース含有量、水分含有量を調整しバランスよく配合すると、延伸前の手による混捏をしなくても、両手で引っ張るという簡単な操作だけで、引き伸ばす途中で切れることなく、長さを0.5m以上の細い紐状もしくは糸状に繰り返し引き伸ばすことができることを見出し、本発明に到達した。
また、本発明の高延伸性チューインガムに付与された延伸性は低下しない。
更に、ニーダー等の製造機に付着しないため、製造適性が良好である。
他に、延伸前の手による混捏が不要なため汎用性が高く、低延伸性チューインガムと組合せることで、更に向上した延伸遊戯性を楽しむことができる。
本発明の高延伸性チューインガムと、低延伸性チューインガムとが接合、一体化されてなる組合せチューインガムとした場合、喫食者が取り扱う際、該高延伸性チューインガムの延伸性を、視覚、触覚の点で効果的に楽しむことができる。
本発明の高延伸性チューインガムは、細い紐状に延伸可能な物性を有し、該高延伸性チューインガム全体重量中、プロピレングリコールジアセテート及び/又はトリアセチンを1.0〜2.5重量%、プルランを1.0〜5.0重量%、ガムベースを25〜50重量%及び水分を1.2〜6.0重量%含有する。
なお、上記含有量は、プロピレングリコールジアセテート又はトリアセチンを単独で用いる場合は単独の含有量を、両者を併用する場合は両者の合計含有量を意味する。
また、プロピレングリコールジアセテートは下記の化学式(1)、トリアセチンは下記の化学式(2)で表される化合物である。
類、スクロース、マルトース、トレハロース等の二糖類、マルトトリオース、パノース等の三糖類、マルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖等のオリゴ糖及びこれらの還元物、トレハロース誘導体を含有する水飴、酸糖化水飴、酵素糖化水飴、還元水飴等の水飴、キシリトール、マンニトール、エリスリトール、マルチトール等の糖アルコール等)、非糖質甘味料(スクラロース、アセスルファムカリウム等)、着色料、香料、ビタミン類、ミネラル、果汁、乾燥果肉、乳酸菌、食物繊維等の微量機能成分等が挙げられ、これらは必要に応じて適宜選択して用いればよい。
また、製品化に際しては適宜上記高延伸性チューインガムを包装すればよい。
うな角柱状の両チューインガムによる2重構造、図4に示すように、円柱状の高延伸性チューインガム1が角柱状の低延伸性チューインガム2中に一部被覆されてなる2重構造とするなど、高延伸性チューインガム1と低延伸性チューインガム2が異なる形状となる2重構造でもよく、適宜形態が採用される。
他に、図5(a)に示すように、低延伸性チューインガム2の表面に切り込み線4を刻設すると、切り込み線での切り離しが容易となり、図5(b)に示すように、その両端を矢印方向に引っ張ることで低延伸性チューインガム2は切り込み線辺りで切り離されるが、中心の高延伸性チューインガム1は、低延伸性チューインガム2と延伸性が異なるため切れずに延伸状態となり、これがあたかも組合せチューインガム3から高延伸性チューインガム1が細い紐状に飛び出すように感じるため、視覚、触覚で効果的に楽しむことができる点で好適である。
<実施例1〜10、比較例1〜10>
表1に示す各原料を準備し、ニーダーを用いて混合分散させた後、エクストルーダーにてロープ状に押出したものを、切断することにより、円柱状のチューインガム(直径10mm×長さ20mm、重量1.8g/個)を得た。
表2に示す各原料を、ニーダーを用いて混合分散させた後、エクストルーダーにてリング状に押出した後、切断することにより、リング状のチューインガム(外径の直径24mm、内径の直径6.0mm、厚さ8.0mm、重量3.5g/個)を得た。
ラー5名にて評価した。チューインガムの製造時の製造適性の評価とともに表1及び表2に合わせて示す。なお、延伸性は延伸の可否とともに延伸した長さを、製造適性は混合分散後のニーダーからの取り出し適性を評価した。
まず、実施例1の組成による高延伸性チューインガムと、表3の組成による延伸成分を含まない低延伸性チューインガムを、各々公知の方法で調製した。
次に、上記高延伸性チューインガム(実施例1)と、上記低延伸性チューインガム(表3)を、各々別のエクストルーダーに投入した。そして、エクストルーダーからロープ状に押し出された高延伸性チューインガムの周縁部に、もう一つのエクストルーダーから低延伸性チューインガムで被覆するように、かつ、表4に示す重量部となるように押し出し、2重構造のロープ状のチューインガムを成形した。次に、切断後、表面に切り込み線を刻設することにより、図5(a)に示すような、高延伸性チューインガムとそれを一部被覆する低延伸性チューインガムからなる円柱状の2重構造を有する組合せチューインガム(直径15mm×長さ70mm、重量16g/個)を製造した。
2 低延伸性チューインガム
3 組合せチューインガム
4 切り込み線
Claims (3)
- 細い紐状に延伸可能な物性を有する高延伸性チューインガムであって、該高延伸性チューインガム全体重量中、下記(1)〜(4)を含有することを特徴とする高延伸性チューインガム。
(1)プロピレングリコールジアセテート及び/又はトリアセチンを1.0〜2.5重量%
(2)プルランを1.0〜5.0重量%
(3)ガムベースを25〜50重量%
(4)水分を1.2〜6.0重量% - 請求項1記載の高延伸性チューインガムと、低延伸性チューインガムとが接合、一体化されてなる組合せチューインガム。
- 高延伸性チューインガムと、それを被覆する低延伸性チューインガムからなる円柱状の2重構造を有する請求項2記載の組合せチューインガム。
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