JP2015032454A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の車両用灯具では、樹脂部材の場合シェード兼付加リフレクタが変形もしくは溶解し、金属板の場合シェードおよび反射部材の製造コストが高くなる。【解決手段】この発明は、リフレクタ4と、半導体型光源2と、投影レンズ3と、金属板部材6と、を備える。金属板部材6は、シェード部60と、第1付加反射面部61と、第2付加反射面部62と、から一体に構成されている。この結果、この発明は、金属板部材6が変形もしくは溶解することがなく、金属板部材6の製造コストが安価である。【選択図】 図1

Description

この発明は、光源として半導体型光源を使用するいわゆるプロジェクタタイプの車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2)。特許文献1の車両用灯具は、投影レンズと、投影レンズの後方側焦点よりも後方に配置されたLEDと、LEDからの光を反射させるリフレクタと、を備えるものである。特許文献1の車両用灯具は、LEDを点灯すると、LEDからの出射光がリフレクタで反射し、その反射光が投影レンズに入射して投影レンズから所定の配光パターンとして外部に照射される。
特許文献2の車両用灯具は、楕円を基調とする反射面を有するリフレクタと、反射面の第1焦点もしくはその近傍に位置するように配置されている半導体型光源と、レンズ焦点が反射面の第2焦点もしくはその近傍に位置する投影レンズと、を備えるものである。特許文献2の車両用灯具は、半導体型光源を点灯すると、半導体型光源からの光が反射面で反射され、反射光が投影レンズを透過して所定の配光パターンとして外部に照射される。
特開2008−77890号公報 特開2010−129321号公報
ところが、従来の車両用灯具においては、投影レンズ側に放射されるLED、半導体型光源からの直射光の一部が配光制御されていない光として外部に照射される場合がある。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具では、投影レンズ側に放射されるLED、半導体型光源からの直射光の一部が配光制御されていない光として外部に照射される場合がある、という点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、楕円を基調とする反射面を有するリフレクタと、反射面の第1焦点もしくはその近傍に配置されている半導体型光源と、レンズ焦点が反射面の第2焦点もしくはその近傍に位置する投影レンズと、投影レンズと半導体型光源との間に配置されていて、投影レンズ側に放射される半導体型光源からの直射光のうち、配光制御されていない光として外部に照射される直射光を遮蔽する直射光遮蔽部と、を備える、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、直射光遮蔽部には、半導体型光源からの直射光の一部を補助配光パターンとして投影レンズに入射させるための凹部が設けられている、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、直射光遮蔽部の両側辺が、半導体型光源から投影レンズにかけて、幅が広くなるように、末広がり形状とする、ことを特徴とする。
この発明(請求項4にかかる発明)は、直射光遮蔽部が、金属板部材により、半導体型光源から放射されて反射面で反射された反射光の一部をカットオフしてカットオフラインを有する配光パターンを形成するシェード部と、反射光の一部を付加配光パターンとして投影レンズ側に反射させる第1付加反射面部と、反射光の一部をオーバーヘッドサイン配光パターンとして投影レンズ側に反射させる第2付加反射面部と、から一体に構成されている、ことを特徴とする。
この発明(請求項5にかかる発明)は、シェード部には、金属板からなる付加シェードが固定されている、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、投影レンズと半導体型光源との間に配置されている直射光遮蔽部により、投影レンズ側に放射される半導体型光源からの直射光のうち、配光制御されていない光として外部に照射される直射光を遮蔽することができる。このために、配光制御されていない光を外部に照射するのを防ぐことができる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態を示す一部縦断面図(一部垂直断面図)である。 図2は、シェード部および第1付加反射面部および第2付加反射面部および直射光遮蔽部の作用を示す一部拡大縦断面図(一部拡大垂直断面図)である。 図3は、金属板部材と付加シェードとを示す分解斜視図である。 図4は、金属板部材を示す正面図(図3におけるIV矢視図)である。 図5は、金属板部材を示す平面図(図3におけるV矢視図)である。 図6は、プレス絞り加工前の状態であって、金属板からカットした状態の金属板部材を示す平面図である。 図7は、ロービーム配光パターンおよびオーバーヘッドサイン配光パターンの概略を示す説明図である。
以下に、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。図1において、投影レンズおよびヒートシンク部材のハッチングを省略してある。図7において、符号「VU−VD」は、スクリーンの上下の垂直線を示す。符号「HL−HR」は、スクリーンの左右の水平線を示す。この明細書において、前、後、上、下、左、右とは、この発明にかかる車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態における車両用灯具の構成について説明する。この例は、たとえば、自動車用前照灯のヘッドランプについて説明する。
(車両用灯具1の説明)
図1において、符号1は、この実施形態における車両用灯具である。前記車両用灯具1は、車両の前部の左右両側にそれぞれ搭載されている。前記車両用灯具1は、図1に示すように、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、半導体型光源2と、投影レンズ3と、リフレクタ4と、ヒートシンク部材5と、金属板部材6と、を備える。
前記ランプハウジングおよび前記ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターレンズなど)は、灯室(図示せず)を画成する。前記半導体型光源2および前記投影レンズ3および前記リフレクタ4および前記ヒートシンク部材5および前記金属板部材6は、プロジェクタタイプのランプユニットを構成する。前記ランプユニット2、3、4、5、6は、前記灯室内に配置されていて、かつ、上下方向用光軸調整機構(図示せず)および左右方向用光軸調整機構(図示せず)を介して前記ランプハウジングに取り付けられている。
(ヒートシンク部材5の説明)
前記ヒートシンク部材5は、たとえば、樹脂や金属製ダイカスト(アルミダイカスト)などの熱伝導率が高い材料からなる。前記ヒートシンク部材5は、上側の水平板部と、前記水平板部の下面から一体に設けられている複数のフィン形状部50と、から構成されている。
前記ヒートシンク部材5の前記水平板部は、中央部の下段の第1取付部51と、左右両側部の上段の第2取付部52と、から構成されている。前記ヒートシンク部材5は、前記半導体型光源2および前記投影レンズ3および前記リフレクタ4および前記金属板部材6を取り付ける取付部材を兼用する。
(リフレクタ4の説明)
前記リフレクタ4は、たとえば、樹脂部材や金属製ダイカスト(アルミダイカスト)などの耐熱性が高くかつ光不透過性の材料からなる。前記リフレクタ4は、前記ヒートシンク部材5の前記第2取付部52に前記金属板部材6と共にスクリュー53により取り付けられている。前記リフレクタ4は、前側部分および下側部分が開口し、かつ、後側部分および上側部分および左右両側部分が閉塞した中空形状をなす。前記リフレクタ4の閉塞部分の凹内面には、回転楕円面(楕円)を基本(基調)とした自由曲面からなる主反射面(収束型反射面)40と付加反射面41とがそれぞれ設けられている。
前記主反射面40は、自由曲面から構成されている。このために、前記主反射面40の第1焦点F1および第2焦点(もしくは第2焦線)F2においては、厳密な意味での単一の焦点を有していないが、複数の反射面相互の焦点距離の差異が僅少であり、ほぼ同一の焦点を共有している。そこで、この明細書および図面においては、ただ単に第1焦点および第2焦点と称する。前記第1焦点F1は、前記第2焦点F2に対して、下側に位置する。また、前記主反射面40においては、前記第1焦点F1と前記第2焦点F2とを結ぶ光軸(図示せず)を有する。前記光軸は、後側の前記第1焦点F1から前側の前記第2焦点F2にかけて、下側から上側に傾斜している。前記主反射面40は、前記半導体型光源2からの光の一部を反射光L1、L2として前記投影レンズ3および前記金属板部材6のシェード部60および第1付加反射面部61側に反射させるものである。
前記付加反射面41は、前記主反射面40に対して前記投影レンズ3側に配置されている。前記付加反射面41は、前記半導体型光源2からの光の一部を反射光L3として前記金属板部材6の第2付加反射面部62側に反射させるものである。
(半導体型光源2の説明)
前記半導体型光源2は、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記半導体型光源2は、光(L1、L2、L3、L4、L6)を放射する発光面を有する発光部20と、基板部21と、から構成されている。前記半導体型光源2は、前記基板部21を介して前記ヒートシンク部材5の前記第1取付部51に取り付けられている。前記半導体型光源2の前記発光部20の前記発光面は、前記リフレクタ4の前記主反射面40の前記第1焦点F1もしくはその近傍に位置する。前記半導体型光源2の前記発光部20の前記発光面は、上に向いていて、前記リフレクタ4の前記主反射面40および前記付加反射面41に対向する。
(投影レンズ3の説明)
前記投影レンズ3は、たとえば、PC材、PMMA材、PCO材などの樹脂製のレンズからなるものである。すなわち、前記半導体型光源2から放射される光(L1、L2、L3、L4、L6)は、高い熱を持たないので、前記投影レンズ3として樹脂製のレンズを使用することができる。前記投影レンズ3は、ホルダ(図示せず)を介して前記ヒートシンク部材5に取り付けられている。
前記投影レンズ3は、前記半導体型光源2からの光(L1、L2、L3、L6)であって、所定の配光パターンこの例ではロービーム配光パターンLPおよび付加配光パターン(図示せず)およびオーバーヘッドサイン配光パターンOSPおよび補助配光パターンWPを、外部すなわち車両の前方に照射する。前記投影レンズ3は、非球面を基本とする投影レンズである。前記投影レンズ3は、後面の入射面30と、前面の出射面31と、から構成されている。前記入射面30は、前記リフレクタ4の前記主反射面40と対向する。前記入射面30は、平面もしくは非球面のほぼ平面(前記主反射面40に対して凸面あるいは凹面)をなす。前記出射面31は、非球面の凸面をなす。
前記投影レンズ3のレンズ焦点F3(物空間側の焦点面であるメリジオナル像面)は、前記主反射面40の前記第2焦点F2に一致もしくはほぼ一致する。前記投影レンズ3の前記レンズ焦点F3は、前記主反射面40の前記第1焦点F1よりも上側に位置する。前記投影レンズ3のレンズ軸(図示せず)は、前記レンズ焦点F3を通る水平もしくはほぼ水平である。このために、前記レンズ軸は、前記主反射面40の前記光軸と前記レンズ焦点F3もしくはその近傍において交差する。
(金属板部材6の説明)
前記金属板部材6は、光不透過部材、この例では金属(SUS)板から構成されている。前記金属板部材6は、前記リフレクタ4および前記半導体型光源2と前記投影レンズ3との間に配置されている。前記金属板部材6は、前記ヒートシンク部材5の前記第2取付部52に前記リフレクタ4と共にスクリュー53により取り付けられている。
前記金属板部材6は、金属板を図6に示す形状にカットし、かつ、図6に示す形状にカットした金属板をプレス絞り加工して形成されている。前記金属板部材6は、図2〜図5に示すように、前記シェード部60と、前記第1付加反射面部61と、前記第2付加反射面部62と、直射光遮蔽部63と、取付部64と、から一体に構成されている。
前記シェード部60は、前記金属板部材6の中央部に設けられている。前記シェード部60は、前記半導体型光源2と前記投影レンズ3との間に配置されている。前記シェード部60は、前記半導体型光源2からの光であって前記リフレクタ4の前記主反射面40で反射された前記反射光L1、L2の一部(L2)をカットオフしカットオフされていない残りの反射光(L1)で上縁にカットオフラインおよびエルボー点を有する前記ロービーム配光パターンLPを形成する。すなわち、前記シェード部60でカットオフされていない前記反射光L1は、前記投影レンズ3に入射し、かつ、前記投影レンズ3から前記ロービーム配光パターンLPとして車両の前方に出射する。前記ロービーム配光パターンLPは、図7に示すように、車両の前方を照明するものである。
前記シェード部60には、前記カットオフラインおよび前記エルボー点を形成するエッジ65が設けられている。前記エッジ65は、前記投影レンズ3の前記レンズ焦点F3、前記主反射面40の前記第2焦点F2もしくはその近傍に位置する。この結果、前記シェード部60の大部分は、前記投影レンズ3の前記レンズ軸、前記投影レンズ3の前記レンズ焦点F3、前記主反射面40の前記第2焦点F2よりも下側に位置する。前記シェード部60の両端部には、短円筒形状の圧着部70が設けられている。
前記第1付加反射面部61は、前記シェード部60の後側に設けられている。前記第1付加反射面部61は、前記シェード部60と前記半導体型光源2との間に前記レンズ軸に沿って位置する。前記第1付加反射面部61は、前記半導体型光源2からの光であって前記リフレクタ4の前記主反射面40で反射された前記反射光L1、L2の一部(L2)を前記付加配光パターンとして前記投影レンズ3側に反射させる。すなわち、前記シェード部60でカットオフされかつ前記第1付加反射面部61で反射された前記反射光L2は、前記投影レンズ3に入射し、かつ、前記投影レンズ3から前記付加配光パターンとして車両の前方に出射する。前記付加配光パターンは、前記ロービーム配光パターンLPのカットオフライン付近を照明するものである。
前記第2付加反射面部62は、前記シェード部60の前側に設けられている。前記第2付加反射面部62は、前記半導体型光源2からの光であって前記リフレクタ4の前記付加反射面41で反射された前記反射光L3を前記オーバーヘッドサイン配光パターンOSPとして前記投影レンズ3側に反射させる。すなわち、前記付加反射面41で反射された前記反射光L3は、前記投影レンズ3に入射し、かつ、前記投影レンズ3から前記オーバーヘッドサイン配光パターンOSPとして車両の前方に出射する。前記オーバーヘッドサイン配光パターンOSPは、図7に示すように、前記ロービーム配光パターンLPのカットオフラインより上方を照明するものである。
前記直射光遮蔽部63は、前記第1付加反射面部61の後側に設けられている。前記直射光遮蔽部63は、前記投影レンズ3側に放射される前記半導体型光源2からの直射光(L4、L6)のうち、配光制御されていない光(迷光)として外部に照射される直射光L4を遮蔽するものである。すなわち、前記直射光遮蔽部63を設けなかった場合において、前記直射光L4は、図2(B)中の破線矢印に示す直射光L5として、そのまま配光制御されていない状態で、あるいは、インナーパネルやその他の部材に反射したり透過したりして配光制御されていない状態で、迷光として外部に照射される場合がある。そして、前記直射光遮蔽部63は、前記直射光L4を遮蔽して、迷光を外部に照射するのを防ぐものである。
前記直射光遮蔽部63の左右両側辺は、後側の前記半導体型光源2から前側の前記投影レンズ3にかけて、幅が広くなるように、末広がり形状をなす。この結果、前記半導体型光源2から放射状に放射される前記直射光L4を効率良く遮蔽することができる。
前記直射光遮蔽部63の中間部には、凹部66が設けられている。前記凹部66は、前記半導体型光源2からの直射光(L4、L6)の一部L6を、前記補助配光パターンWPとして前記投影レンズ3に入射させるためのものである。すなわち、前記凹部66を通過した前記直射光L6は、前記投影レンズ3に入射し、かつ、前記投影レンズ3から前記補助配光パターンWPとして車両の前方の手前側に出射する。前記補助配光パターンWPは、図7に示すように、前記ロービーム配光パターンLPの下部から下側にかけての車両の前方の手前側を照明するものである。
前記取付部64は、前記金属板部材6の左右両側部に設けられている。前記取付部64には、取付孔、位置決め孔、誤組付防止孔などがそれぞれ設けられている。前記取付部64の前記取付孔および前記位置決め孔および前記誤組付防止孔を介して、前記金属板部材6は、前記ヒートシンク部材5の前記第2取付部52に、前記リフレクタ4と共に、位置決めされかつ正規に組み付けられて前記スクリュー53により取り付けられる。この結果、前記金属板部材6の前記シェード部60の前記エッジ65および前記第1付加反射面部61および前記直射光遮蔽部63および前記凹部66および前記取付部64は、前記半導体型光源2よりも上側に位置する。
前記シェード部60の中央と前記第1付加反射面部61の中央との間には、第1スリット71が設けられている。前記シェード部60と前記第2付加反射面部62との間には、第2スリット72が設けられている。前記第1スリット71および前記第2スリット72は、前記金属板部材6の原板の金属板を図6に示す形状にカットする際に形成される。
前記第1スリット71の延長線上の前記シェード部60の左右両端部と前記第1付加反射面部61の左右両端部との間の連結部において、前記シェード部60を前記第1付加反射面部61に対してほぼ直角に折り曲げる。前記第2付加反射面部62と前記取付部64との間の連結部において、前記第2付加反射面部62を前記取付部64に対して折り曲げる。前記シェード部60の折り曲げおよび前記第2付加反射面部62の折り曲げは、図6に示す形状にカットした金属板をプレス絞り加工する際に行われる。
(付加シェード8の説明)
前記シェード部60には、付加シェード8が固定されている。前記付加シェード8は、金属板から構成されている。前記付加シェード8は、中央部の付加シェード部80と、左右両端部の取付部81と、前記付加シェード部80と前記取付部81との間の折り曲げ連結部82と、から構成されている。
前記付加シェード部80は、前記投影レンズ3の前記レンズ焦点F3に沿った形状(湾曲形状)に形成されている。前記付加シェード部80には、エッジ83が前記シェード部60の前記エッジ65に対応して設けられている。
前記取付部81には、円形の孔84が設けられている。前記孔84中に前記圧着部70を挿入させて、前記圧着部70を前記取付部81の前記孔84の縁に圧着する。これにより、前記付加シェード8は、前記金属板部材6の前記シェード部60に固定される。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態における車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
半導体型光源2を点灯発光させる。すると、半導体型光源2から放射された光(L1、L2、L3、L4、L6)の一部(L1、L2)は、リフレクタ4の主反射面40で投影レンズ3および金属板部材6側に反射する。その反射光の一部(L2)は、金属板部材6のシェード部60および第1付加反射面部61により遮蔽される。遮蔽されなかった残りの反射光(L1)は、投影レンズ3を透過してカットオフラインおよびエルボー点を有するロービーム配光パターンLPとして、外部すなわち車両の前方に照射される。ロービーム配光パターンLPは、図7に示すように、車両の前方を照明する。
また、反射光の一部(L2)は、金属板部材6の第1付加反射面部61において反射して、付加配光パターンとして、投影レンズ3を透過して外部すなわち車両の前方に照射される。付加配光パターンは、車両の前方を照明して、ロービーム配光パターンLPの光量不足を補う。ここで、図3、図5、図6に示すように、金属板部材6の第1付加反射面部61の縁、すなわち、第1スリット71を介してシェード部60のエッジ65と対向する縁に、凹部を設けて、付加配光パターンの光量を調整することができる。
さらに、半導体型光源2から放射された光(L1、L2、L3、L4、L6)の一部(L3)は、リフレクタ4の付加反射面41において反射して、オーバーヘッドサイン配光パターンOSPとして、投影レンズ3を透過して外部すなわち車両の前方に照射される。オーバーヘッドサイン配光パターンOSPは、図7に示すように、ロービーム配光パターンLPのカットオフラインより上方を照明する。ここで、図3、図5、図6に示すように、金属板部材6の第2付加反射面部62の縁、すなわち、第2スリット72を介してシェード部60の下側の縁と対向する縁に、凹部や凸部などを設けて、オーバーヘッドサイン配光パターンOSPの光量を調整することができる。
さらにまた、半導体型光源2から放射された光(L1、L2、L3、L4、L6)の一部(L4)、すなわち、迷光となる直射光L4は、図2(B)に示すように、金属板部材6の直射光遮蔽部63により遮蔽される。この結果、図2(B)中の破線矢印に示す直射光L5による迷光を防ぐことができる。
さらにまた、半導体型光源2から放射された光(L1、L2、L3、L4、L6)の一部(L6)は、図1、図2(A)に示すように、金属板部材6の凹部66を通過して、投影レンズ3に直接入射し、かつ、投影レンズ3から補助配光パターンWPとして外部すなわち車両の前方の手前側に照射される。補助配光パターンWPは、図7に示すように、ロービーム配光パターンLPの下部から下側にかけての車両の前方の手前側を照明する。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態における車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態における車両用灯具1は、投影レンズ3と半導体型光源2との間に配置されている金属板部材6の第1付加反射面部61に、投影レンズ3側に放射される半導体型光源2からの直射光(L4、L6)のうち、配光制御されていない光(迷光)として外部に照射される直射光L4を遮蔽する直射光遮蔽部63が一体に設けられている。このために、図2(B)中の破線矢印に示す直射光L5による迷光を防ぐことができる。すなわち、直射光遮蔽部63を設けなかった場合において、直射光L4は、図2(B)中の破線矢印に示す直射光L5として、そのまま配光制御されていない状態で、あるいは、インナーパネルやその他の部材に反射したり透過したりして配光制御されていない状態で、迷光として外部に照射される場合がある。そして、直射光遮蔽部63は、直射光L4を遮蔽して、迷光を外部に照射するのを防ぐものである。
この実施形態における車両用灯具1は、金属板部材6の直射光遮蔽部63の左右両側辺を、後側の半導体型光源2から前側の投影レンズ3にかけて、幅が広くなるように、末広がり形状とするものである。この結果、半導体型光源2から放射状に放射される直射光L4を効率良く遮蔽することができる。
この実施形態における車両用灯具1は、金属板部材6の直射光遮蔽部63に、半導体型光源2からの直射光(L4、L6)の一部L6を補助配光パターンWPとして投影レンズ3に入射させるための凹部66を設けるものである。このために、凹部66を通過した直射光L6は、投影レンズ3に入射し、かつ、投影レンズ3から補助配光パターンWPとして車両の前方の手前側に出射する。このように、半導体型光源2からの直射光L6を有効に利用することができる。
この実施形態における車両用灯具1は、シェード部60および第1付加反射面部61および第2付加反射面部62および直射光遮蔽部63および取付部64が金属板部材6から一体に構成されているものである。このために、太陽光の集中によるシェード部60および第1付加反射面部61および第2付加反射面部62および直射光遮蔽部63および取付部64の変形もしくは溶解を防ぐことができ、しかも、部品点数や加工点数を軽減して製造コストを安価にすることができる。
この実施形態における車両用灯具1は、金属板部材6のシェード部60に金属板からなる付加シェード8を固定するものである。このために、金属板部材6のシェード部60と付加シェード8の付加シェード部80との2重シェードにより、ロービーム配光パターンLPのカットオフライン付近の色を消すことができる。
この実施形態における車両用灯具1は、金属板部材6のシェード部60に金属板からなる付加シェード8を圧着部70を介して固定するものであるから構造が簡単である。この結果、製造コストを安価にすることができる。
(実施形態以外の例の説明)
なお、この実施形態においては、カットオフラインおよびエルボー点を有するロービーム配光パターンLPを照射するものである。ところが、この発明においては、ロービーム配光パターン以外のカットオフラインを有する配光パターンたとえばフォグランプ配光パターン、高速道路配光パターンなどを照射するものであっても良い。
また、この実施例においては、シェード部60が平板形状をなすものである。ところが、この発明においては、シェード部の形状として、平板形状以外の形状、たとえば、付加シェード部80の湾曲形状、凹形状、であっても良い。
1 車両用灯具
2 半導体型光源
20 発光部
21 基板部
3 投影レンズ
30 入射面
31 出射面
4 リフレクタ
40 主反射面
41 付加反射面
5 ヒートシンク部材
50 フィン形状部
51 第1取付部
52 第2取付部
53 スクリュー
6 金属板部材
60 シェード部
61 第1付加反射面部
62 第2付加反射面部
63 直射光遮蔽部
64 取付部
65 エッジ
66 凹部
70 圧着部
71 第1スリット
72 第2スリット
8 付加シェード
80 付加シェード部
81 取付部
82 折り曲げ連結部
83 エッジ
84 孔
F1 第1焦点
F2 第2焦点
F3 レンズ焦点
L1、L2、L3 反射光
L4、L5、L6 直射光
LP ロービーム配光パターン
OSP オーバーヘッドサイン配光パターン
WP 補助配光パターン

Claims (5)

  1. 楕円を基調とする反射面を有するリフレクタと、
    前記反射面の第1焦点もしくはその近傍に配置されている半導体型光源と、
    レンズ焦点が前記反射面の第2焦点もしくはその近傍に位置する投影レンズと、
    前記投影レンズと前記半導体型光源との間に配置されていて、前記投影レンズ側に放射される前記半導体型光源からの直射光のうち、配光制御されていない光として外部に照射される直射光を遮蔽する直射光遮蔽部と、
    を備える、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記直射光遮蔽部には、前記半導体型光源からの直射光の一部を補助配光パターンとして前記投影レンズに入射させるための凹部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記直射光遮蔽部の両側辺は、前記半導体型光源から前記投影レンズにかけて、幅が広くなるように、末広がり形状とする、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 前記直射光遮蔽部は、
    金属板部材により、
    前記半導体型光源から放射されて前記反射面で反射された反射光の一部をカットオフしてカットオフラインを有する配光パターンを形成するシェード部と、
    前記反射光の一部を付加配光パターンとして前記投影レンズ側に反射させる第1付加反射面部と、
    前記反射光の一部をオーバーヘッドサイン配光パターンとして前記投影レンズ側に反射させる第2付加反射面部と、
    から一体に構成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  5. 前記シェード部には、金属板からなる付加シェードが固定されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用灯具。
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