JP2015030528A - 台紙の製造方法および台紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブリターパックの製造時に、内容物とブロッキングが生じない台紙の製造方法を提供することにある。
【解決手段】内容物を収納する収納部を有するとともに、該収納部の開口部の端縁から外側に延設されたフランジ部を有するブリスターケースに対し、該フランジ部と接着し固定するための台紙の製造方法であって、前記台紙1が、紙基材層10の上に、感熱接着剤層12、ブロッキング防止層13が順に形成されてなり、前記ブロッキング防止層13が、紫外線硬化性樹脂を塗布しフィルムで圧着しながら、フィルムの上側から紫外線を照射し、前記紫外線硬化性樹脂を硬化させてなることを特徴とする台紙の製造方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、内容物を収納する収納部を有するブリスターケースと接着し固定するための台紙の製造方法および台紙に関するものである。
従来、化粧品、玩具、医薬品、食品など内容物を収納するブリスターケースを台紙に固定したブリスターパックは、商品の包装用として広く使用されている。ブリスターケースが透明であり、内容物を外部から透視して観ることができるためである。一般的には、図3に示すように、内容物6が、ブリスターケース3の収納部5に収納され、台紙2が、ブリスターケースのフランジ部4と接着し固定されブリスターパック50が形成されている。ブリスターケース3は、ブリスターケースのフランジ部4と台紙2が感熱接着剤を介して接着され固定されている。図4には、一般的な台紙40の層構成の一例を示している。紙基材層10の表面に印刷層11、感熱接着剤層12が順に形成されている。ブリスターケースのフランジ部と感熱接着剤層とが加熱接着され固定されている。
このような台紙を生産するには、一般的に、紙基材層に、印刷層、感熱接着剤層を順に積層して形成する。例えば、印刷層は、オフセット印刷、グラビア印刷などで行われる場合が多い。
しかし、ブリスターパックを製造する際、即ち、ブリスターケースの収納部に内容物(製品)を収納し、ブリスターケースのフランジ部と台紙を加熱加圧して接着させる際に、加熱するときの熱で、台紙が加熱され、感熱接着剤層が粘着性を発現し、内容物とブロッキングを発生してしまう問題がある。また加熱状態によっては、印刷層や紙基材層自体に設けられたコート層もブロッキングしてしまうこともある。
これらの問題を改善するために、フランジ部と接着させる部分のみに感熱接着剤層を形成する方法や、印刷層も部分的に形成する方法などでも対応しているが、根本的な解決には至っていない。
また、台紙のブロッキング性を防ぐために、感熱接着剤層を、水性接着層組成物として、ガラス転移温度が異なる三種類の水性スチレン−アクリル系樹脂エマルジョンと水性スチレン−ブタジエン系樹脂エマルジョンと、特定平均粒子径を有する水性ポリエチレンエマルジョンワックスとを特定比率で含有させたものを使用する提案がある(特許文献1)。
しかし、この方法は、感熱接着剤層を印刷したのちに棒積みされてもブロッキングを生じさせない提案であり、本発明とは趣旨が異なる。
また、感熱接着剤層の上に紫外線硬化性樹脂を用いて、ブロッキング防止層を設ける方法も検討されているが、棒積み時でのブロッキングや、ブリターパックの生産時でのブロッキングなどの問題があり、根本的な解決には至っていない。
よって、台紙の製造方法において、ブリスターパックの製造時に、内容物とブロッキングが生じない台紙が要望されている。
特開2010−18671号公報
本発明は、上述のような背景技術の問題を鑑みて、ブリターパックの製造時に、内容物とブロッキングが生じない台紙の製造方法および台紙を提供することにある。
上記の課題を解決するために、発明者は鋭意検討を行い、本発明を完成した。
本発明の請求項1に係る発明は、内容物を収納する収納部を有するとともに、該収納部の開口部の端縁から外側に延設されたフランジ部を有するブリスターケースに対し、該フランジ部と接着し固定するための台紙の製造方法であって、
前記台紙が、紙基材層の上に、感熱接着剤層、ブロッキング防止層が順に形成されてなり、
前記ブロッキング防止層の形成工程が、紫外線硬化性樹脂を塗布しフィルムで圧着しながら、フィルムの上側から紫外線を照射し、前記紫外線硬化性樹脂を硬化させることを特徴とする台紙の製造方法である。
本発明の請求項2に係る発明は、前記ブロッキング防止層が、前記フランジ部を除いた領域に形成されることを特徴とする請求項1記載の台紙の製造方法である。
本発明の請求項3に係る発明は、内容物を収納する収納部を有するとともに、該収納部の開口部の端縁から外側に延設されたフランジ部を有するブリスターケースに対し、該フランジ部と接着し固定するための台紙であって、
前記台紙が、紙基材層の上に、感熱接着剤層、ブロッキング防止層が順に形成され、
前記ブロッキング防止層が、紫外線硬化性樹脂を塗布しフィルムで圧着しながら、フィルムの上側から紫外線を照射し、前記紫外線硬化性樹脂を硬化させてなることを特徴とする台紙である。
本発明の請求項4に係る発明は、前記ブロッキング防止層が、前記フランジ部を除いた領域に形成されたことを特徴とする請求項3記載の台紙である。
本発明の台紙の製造方法は、ブロッキング防止層を形成され、棒積みされてもブロッキングがなく、かつ、ブリスターパックの生産時でも、内容物へのブロッキングが生じないものを得ることができる。
本発明によれば、紙基材層の上に、感熱接着剤層、ブロッキング防止層が順に形成された層構成であり、ブロッキング防止層が紫外線硬化性樹脂からなり、該紫外線硬化性樹脂を塗布し、フィルムで圧着しながらフィルムの上側から紫外線を照射し、紫外線硬化樹脂を硬化させてなることにより、ブリスターパックの生産時でもブロッキングが生じないものを得ることができる。
また、ブロッキング防止層は、圧着されたフィルムの上側から紫外線を照射する際の熱を該フィルムで抑えるために、棒積みされてもブロッキングを生じさせないものが得られる。よって、生産性を有する台紙ができる。
また、ブロッキング防止層が、紫外線硬化性樹脂から形成されているために、ブロッキング防止層の耐摩耗性、耐汚れ性を有する台紙が提供できる。
また、ブロッキング防止層が、フランジ部を除いた領域に形成されることにより、ブリターケースのフランジ部と感熱接着剤層とが加熱加圧により強固に接着し固定できる。
本発明の台紙の層構成の一例を示す説明図である。 ブロッキング防止層の形成する工程を示す説明図である。 ブリスターパックの一例を示す説明図である。 従来の台紙の層構成の一例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態につき説明する。
図1は、本発明の台紙の層構成の一例を示す説明図である。本発明の台紙1は、図1−1に示す、紙基材層10/印刷層11/感熱接着剤層12/ブロッキング防止層13が順に形成された層構成からなるものである。ブロッキング防止層13は、ブリスターパックの製造時のブロッキング防止の他に、印刷層11や感熱接着剤層12への耐摩耗性、耐汚れ性などを付与することができる。また、図1−2は、ブロッキング防止層13が、ブリスターケースのフランジ部との接着部分14を除き、形成されている一例を示している。この接着部分14は、感熱接着層が露出しているために、ブリスターケースのフランジ部と接着され固定することができる。
図2は、ブロッキング防止層を形成する工程を示す説明図である。工程35としては、感熱接着剤層の上に、紫外線硬化性樹脂を塗布し、別途用意されたフィルムで圧着しながら、該フィルムの上側から紫外線を照射し硬化させた後、該フィルムを剥離してブロッキング防止層を形成するものである。
さらに詳しく説明する。感熱接着剤層が形成されたシートの棒積み部21があり、該棒積み部21から一枚のシート20が送り出され、ブロッキング防止液を塗布する塗布ユニット22にて、ブロッキング防止液が塗布される。即ち、紫外線硬化性樹脂を塗布する。塗布されたシート23の紫外線硬化性樹脂の面に、別途用意されたフィルム24を、圧着ロール30を介して圧着しながら、フィルム24の上側に配された紫外線ランプ31より、紫外線が照射され、紫外線硬化性樹脂を硬化させる。連続してフィルムを剥離することにより、ブロッキング防止層が形成されたシート26が得られる。該シートは、棒積みされて棒積み部27が形成されて保管される。フィルム24はエンドレスにてガイドロール32を介して回転されている。
また、ブロッキング防止層は、フィルムで圧着されながら紫外線が照射されるために、紫外線を照射した際の熱を該フィルムで抑えられるために、棒積みでのブロッキングを生じさせないものが得られる。また、ブロッキング防止層は、ブリターパックの生産時、ブリスターケースのフランジ部と台紙との加熱接着時でも内容物に対しブロッキングも生じないものが得られる。
以下に、本発明の実施するための形態につき、更に詳しく説明する。
紙基材層10としては、機械的、物理的、化学的において優れた性質を有する紙材料を用いることができる。例えば、晒クラフト紙、半晒クラフト紙、片艶クラフト紙、上質紙、合成紙、クレーコート紙、模造紙、その他加工紙などが使用できる。表面の美粧性からコート紙、アート紙、AL蒸着紙などを用いることができる。
紙基材層の表面には、例えば、文字、図形、絵柄、記号、その他所望の印刷層11を設けることができる。印刷方法としては、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷、インクジェット印刷など公知の方法が可能である。
次に、印刷層の上に感熱接着剤層を形成する。感熱接着剤層は、ブリスターケースのフランジ部と接着させるために用いるものである。感熱接着剤としては、ホットメルト接着剤が使用できる。熱可塑性樹脂であればよく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル樹脂などのオレフィン系樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エチレンビニルアルコール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ゴム系樹脂などが使用できる。また、エマルジョン系の感熱接着剤も可能である。エマルジョン系の感熱接着樹脂としては、アイオノマー樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−アクリル酸系共重合樹脂などの感熱接着剤や、ディレート型感熱接着剤が使用できる。特にディレート型感熱接着剤は、ラベル基材に塗布した後は、常温で粘着性がなく、加熱すると粘着性を発現し、粘着性が発現され、この粘着性が冷却後も継続されることなどから、利便性があり、ブリスターケースのフランジ部と強固に接着するために好ましい。
ディレート型感熱接着剤としては、一般的に、エチレン系共重合体、粘着付与剤および固体可塑剤とから構成される主剤と、ウレタン系樹脂からなる補助剤とを含有するものからなる。主剤は、粘着性や接着性の発現の役割を担い、補助剤は、接着剤層の凝集力を高め、剥離性を発現させ、糊残りを防止する役割を担い、また主剤中の固体可塑剤は、接着剤の固化速度を調節し、ディレート性を付与する役割を担うものである。
また、一般的にいうビニール引きに用いる樹脂が使用できる。例えば、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル系変性樹脂などが使用できる。
感熱接着剤を塗布する方法は、グラビア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷、インクジェット印刷、ロータリロール印刷などの公知の印刷機を用いることができる。この中で、枚葉で塗布することができる、ビニール引きに使用されるロータリロール印刷が好ましい。またホットメルト接着剤を用いる場合は、ホットメルト印刷機を用いれば可能である。
また、感熱接着剤の厚みとしては、ブリスターケースのフランジ部との接着性、生産コストなどを考慮して適宜選択すればよく、特に限定されないが、2〜5g/m(dry)の範囲が好ましい。
次に、ブロッキング防止層を形成する樹脂として、内容物が固体であるために、良好な耐磨耗性や耐汚れ性の付与から、紫外線硬化性樹脂を使用することが好ましい。紫外線硬化性樹脂としては、例えば、アクリレートラジカル重合型の樹脂で、エポキシ変性アクリレート樹脂、ウレタン変性アクリレート樹脂、シリコーン変性アクリレート樹脂などが使用できる。これらの樹脂の中に重合開始剤を混合して使用される。また、各種添加剤(例えば、安定剤、フィラー、顔料など)を添加してもよい。
ブロッキング防止層を塗布する方法としては、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷、インクジェット印刷などの公知の方法で可能である。ブリスターケースのフランジ部との接着部分を除いた領域に形成されるように塗布する。
圧着するフィルムとしては、機械的、物理的、化学的において優れた性質を有するフィルムが使用できる。例えば、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリアミドフィルムなどが使用できる。また、これらフィルムの片面、即ち、ブロッキング防止層
と接着する面に、離型性を有する処理剤、例えば、シリコーン系離型剤やフッ素系離型剤などを用いて離型層を形成してもよい。ブロッキング防止層との剥離性を向上させることができる。
ブロッキング防止層を形成する方法について説明する。紫外線硬化性樹脂は、感熱接着剤層の上に塗布され、別途用意されたフィルムを用いて該塗布面に圧着される。該フィルムは、エンドレスにてガイドロールを介して回転されている。フィルムと紫外線硬化性樹脂の塗布面との圧着は、フィルム上側から圧着ロールを介して圧着する。圧着された状態でフィルムの上側に備えた紫外線照射ランプから紫外線を照射し、紫外線硬化性樹脂を硬化させる。連続してフィルムを硬化した紫外線硬化性樹脂層から剥離してブロッキング防止層を形成する。フィルムは連続してガイドロールを介して元の位置に戻り、同じ動作を繰り返す。このようにしてブロッキング防止層を形成する。
このようにして形成することで、棒積みされても、ブロッキングがなく、安定して生産ができる。また、ブリスターパックの製造時でも内容物に対し、ブロッキングがなく、安定して製造ができる。生産性を有する台紙ができる。また、紫外線硬化樹脂の特性を生かし、耐摩耗性、耐汚れ性を有する台紙を同時に得ることができる。
一方、ブリスターケースとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンなどの樹脂を用いて、押し出し成形により押出しシートを形成する。この場合、透明性を有する樹脂を使用することが好ましい。次に、該シートを真空成形や、圧空成形、プレス成形などの公知の成形方法を用いて成形する。透明性を有し、内容物を収納する収納部を有するブリスターケースを得ることができる。収納部の周辺には、台紙と接着するためのフランジ部を形成する。内容物が固体であるためにブリスターケースの剛性、強度が保たれるように形成する。
本発明の台紙を製造する方法の一例について説明する。
枚葉の紙基材層の表面に印刷層を形成する。印刷層を形成する印刷方法は、美粧性、生産性などから公知の方法の中から適宜決めればよい。一般的にはオフセット印刷が使用されることが多い。
次に、印刷層に上に感熱接着剤層を形成する。塗布は、全面に塗布してもよく、ブリスターケースのフランジ部のみに形成してもよい。塗布する方式は、適宜決めればよい。
次に、感熱接着剤層の上にブロッキング防止層を形成する。紫外線硬化樹脂を感熱接着剤層の上に塗布し、別途用意されたフィルムを該塗布面に圧着させながら、フィルム上面側から紫外線を照射し硬化させる。連続してフィルムを剥がし、ブロッキング防止層を形成する。このようにして台紙を形成する。
次に、台紙を所定のサイズに裁断し、所定の位置に内容物を載置し、予め形成されたブリスターケースの収納部で覆い、リスターケースのフランジ部を台紙の感熱接着剤層と加熱加圧して接着、固定しブリスターパックを形成する。内容物に対してブロッキングが生じることもなく、生産性のよい台紙ができる。
以下に、本発明の具体的実施例について説明する。
紙基材層として、坪量400g/mの板紙(コート紙、サイズ、640mm×940mm)を使用した。
次に、上記紙基材層の上に、感熱接着剤(日本化工塗料(株)、商品名、ニッカコートBP#38−1)を用いて、ビニール引きし感熱接着剤を全面に塗布した。感熱接着剤層の塗布量は、4g/m(dry)とした。
次に、ウレタン変性アクリレート樹脂を主成分とした紫外線硬化性樹脂を用い、上記感熱接着剤層の上にオフセット印刷にて塗布し、連続してポリエチレンテレフタレートフィルム12μmを該塗布面に圧着し、該フィルム上側から紫外線を照射して紫外線硬化性樹脂層を硬化した。ブロッキング防止層を形成した。このようにして台紙を作成した。紫外線硬化性樹脂層の厚みは、2.5μmとした。
実施例1の紙基材層の表面に、印刷インキ(東洋インキ製造(株)、商品名、カルトンX)を用いて、オフセット印刷にて印刷層を形成した。次いで印刷層の上に、実施例1の感熱接着剤を用い、実施例1と同様に行い、その他も実施例1と同様に行い、台紙を形成した。
以下に、本発明の比較例について説明する。
<比較例1>
実施例1で、ブロッキング防止層を形成しない以外は、実施例1と同様に行い、台紙を形成した。
<比較例2>
実施例2で、ブロッキング防止層を形成しない以外は、実施例2と同様に行い、台紙を形成した。
それぞれの台紙を所定のサイズに裁断した。
次に、内容物として単三乾電池二個を収納するためのブリスターケースを作成した。ブリスターケースは、ポリプロピレン樹脂を使用し、押出し機によりシートを形成し、次いで真空成形にて収納部およびフランジ部を有するものを作成した。
次に、台紙の所定の位置に、単三乾電池二個載置し、上記ブリスターケースで覆い、該ブリスターケースのフランジ部と加熱加圧し接着、固定させブリスターパックを製造した。
<評価方法>
・ブリスターパック製造時での内容物へのブロッキング性の有無を評価した。
表1に示す。
Figure 2015030528
実施例1および実施例2の台紙は、ブリターパックの製造時では、内容物へのブロッキングが観られなかったが、比較例1および比較例2では観られた。
また、実施例2で、フィルムを使用せず紫外線硬化性樹脂を硬化させた以外は、実施例2と同様に行い台紙を形成し、台紙を400枚棒積みした。この状態で、常温で三日間保存したところ、ブロッキングが観られた。なお、実施例1および実施例2の台紙も400枚棒積みし同様に確認したところ、ブロッキングは観られなかった。フィルムを圧着しな
がら紫外線を照射し硬化せることで、棒積みでのブロッキングを無くすことができることが判った。
本発明の台紙の製造方法により、生産時に棒積みされてもブロッキングがなく、また、ブリターパック製造時でも、内容物へのブロッキングがなく、生産性を有する台紙を提供できる。
1 本発明の台紙
2 台紙
3 ブリスターケース
4 フランジ部
5 収納部
6 内容物(製品)
10 紙基材層
11 印刷層
12 感熱接着剤層
13 ブロッキング防止層
14 フランジ部との接着部
20 感熱接着剤が形成されたシート
21 感熱接着剤が形成されたシートが棒積みされた棒積み部
22 塗布ユニット(ブロッキング防止液)
23 ブロッキング防止層が塗布されたシート
24 フィルム
25 フィルムで圧着されたシート
26 ブロッキング防止層が形成されたシート
27 ブロッキング防止層が形成されたシートが棒積みされた棒積み部
30 圧着ロール
31 紫外線ランプ
32 ガイドロール
35 ブロッキング防止層を形成する工程
40 一般的な台紙
50 一般的なブリスターパック
A 流れ方向

Claims (4)

  1. 内容物を収納する収納部を有するとともに、該収納部の開口部の端縁から外側に延設されたフランジ部を有するブリスターケースに対し、該フランジ部と接着し固定するための台紙の製造方法であって、
    前記台紙が、紙基材層の上に、感熱接着剤層、ブロッキング防止層が順に形成されてなり、
    前記ブロッキング防止層の形成工程が、紫外線硬化性樹脂を塗布しフィルムで圧着しながら、フィルムの上側から紫外線を照射し、前記紫外線硬化性樹脂を硬化させることを特徴とする台紙の製造方法。
  2. 前記ブロッキング防止層が、前記フランジ部を除いた領域に形成されることを特徴とする請求項1記載の台紙の製造方法。
  3. 内容物を収納する収納部を有するとともに、該収納部の開口部の端縁から外側に延設されたフランジ部を有するブリスターケースに対し、該フランジ部と接着し固定するための台紙であって、
    前記台紙が、紙基材層の上に、感熱接着剤層、ブロッキング防止層が順に形成され、
    前記ブロッキング防止層が、紫外線硬化性樹脂を塗布しフィルムで圧着しながら、フィルムの上側から紫外線を照射し、前記紫外線硬化性樹脂を硬化させてなることを特徴とする台紙。
  4. 前記ブロッキング防止層が、前記フランジ部を除いた領域に形成されたことを特徴とする請求項3記載の台紙。
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