JP2015030512A - 飲料ディスペンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】水圧が低い時でも注出口から出てくる飲料が途切れることがなく、また、飲料の供給にかかる時間を短縮することができる。
【解決手段】飲料ディスペンサ1は、ミキシングケース71と、ミキシングケース71へ水を供給する給水パイプ32及び冷水注出パイプ19と、ECU3aによって開閉を制御される給水パイプ32の第一ウォータバルブ36及び冷水注出パイプ19の第三ウォータバルブ16と、給水パイプ32に取り付けられ水の水圧を検出するフローセンサ31とを備え、ECU3aは、水の供給が所定量に達するまで、冷水注出パイプ19からミキシングケース71への水の通水と、通水の停止とが交互に繰り返されるように、第一ウォータバルブ36を開閉させて冷水注出パイプ19が水を供給するタイミングを間欠的に制御し、通水の停止の時間は水圧に応じて変更される。
【選択図】図3

Description

この発明は、原料と水とを混合した飲料を利用者に提供するために用いられる飲料ディスペンサに関する。
飲料ディスペンサにおいて冷飲料を利用者に提供する場合、水道から供給された水は冷却タンク内の冷却コイル内を通って冷却された後、開閉バルブの取りつけられた注水管を流通し、ミキシングケース内でお茶やコーヒーの粉と混合して外部に注ぎ出される。この種の飲料ディスペンサの例として、特許文献1に示すような給茶機が知られている。この特許文献1の給茶機には、飲料の供給完了後の水の切れを良くするためにエア抜きホースが設けられる。具体的には、給茶機の注水管出口付近にエア抜きホースの一端が連結され、エア抜きホースは飲料ディスペンサの上部に逆U字形状に配置されつつ、他端は冷却タンクに接続されている(図2参照)。
ここで、注水管を流通する冷水の水圧が高い時は、水の流通に勢いがあるため、冷水はエア抜きホースに入り込み、逆U字形の一番上のピーク部分を乗り越えて冷却タンク内に流入してしまう。このように、注出時に冷水がエア抜きホースを介して冷却タンクに流入してしまうと、飲料の注出量が安定しないので、冷水の冷却タンクへの流入を防止する必要がある。そのため、特許文献2の飲料ディスペンサのように、飲料が連続的に注ぎ出される時であっても、注水管を流通する水の供給とその停止とが間欠的に繰り返されるように構成することにより、水がエア抜きホースに入り込み冷却タンクに流入する事態を防ぐことができる。また、注水管からミキシングケースへの水の流入を間欠的なものとすることにより、飲料が容量の小さいミキシングケースから溢れてしまう事態も防ぐことができる。
特開2001−174123号公報 特開平11−59794号公報
しかしながら、注水管を流通する冷却水の水圧が低い時には、冷却水が逆U字形状のエア抜きホースを通って冷却タンクに入り込んでしまうおそれはない。一方、冷却水の水圧が低い時に、冷却水の水圧が高い時と同様の制御で冷却水を注水管から間欠的に供給すると、ミキシングケースを通って外部に注ぎ出される飲料が供給の途中で途切れ、利用者が飲料の供給が完了したと勘違いしてしまうことがある。また、飲料が途切れ途切れに注ぎ出されるのは、見た目もよくない。さらに、水圧が低い場合は注出口からの水の出も悪いので、通水している時間も長くなり、飲料の供給全体にかかる時間も延びる。
この発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、水圧が低い時でも注出口から注ぎ出される飲料が途切れることがなく、また、飲料の供給にかかる時間を短縮することができる飲料ディスペンサに関する。
上記の課題を解決するために、この発明に係る飲料ディスペンサは、原料と水とを混合した飲料を利用者に提供するものであって、原料と水とを混合し飲料を生成するためのミキシングケースと、ミキシングケースへ水を供給する水供給手段と、水供給手段が水を供給するタイミングを制御する制御手段と、水供給手段から供給される水の水圧を検出する水圧検出手段とを備え、制御手段は、水の供給が所定量に達するまで、水供給手段からミキシングケースへの水の通水と、通水の停止とが交互に繰り返されるように、水供給手段が水を供給するタイミングを間欠的に制御し、通水の停止の時間は、水圧検出手段によって検出された水圧に応じて変更される。
また、この発明に係る飲料ディスペンサの制御手段は、水の通水の量を水圧に応じて変更してもよい。
この発明に係る飲料ディスペンサによれば、水圧が低い時でも注出口から注ぎ出される飲料が途切れることがなく、また、飲料の供給にかかる時間を短縮することができる。
この発明の実施の形態1に係る飲料ディスペンサの外観を示す斜視図である。 図1に示す飲料ディスペンサの内部構造を示す斜視図である。 図1に示す飲料ディスペンサ内部の水回路の概略を示す模式図である。 図1に示す飲料ディスペンサにおいて、供給される水の水圧が高い場合の飲料の供給に係る制御を示すタイムチャートである。 図1に示す飲料ディスペンサにおいて、供給される水の水圧が低い場合の飲料の供給に係る制御を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態2に係る飲料ディスペンサにおいて、供給される水の水圧が低い場合の飲料の供給に係る制御を示すタイムチャートである。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に示すように飲料ディスペンサ1の外観は、略筐体であり、前面には開閉可能なフロントパネル60が設けられている。フロントパネル60が開かれた状態において、飲料ディスペンサ1の前面の上部には横方向に3個並んだキャニスタ77が設けられている。キャニスタ77の内部にはお茶やコーヒー等の粉末の原料が充填されている。また、キャニスタ77の各々の下方に隣接して、略円筒形状のミキシングケース71が配置されている。このミキシングケース71の内部には原料及び水を攪拌して混合するためのインペラ(図示せず)が取り付けられており、インペラにはミキシングケース71の外部に設置されたミキシングモータ(図示せず)が機械的に接続している。また、ミキシングケース71の下方に隣接して、3個のミキシングケース71全ての下部を覆うように略漏斗形状のドリンクガイド73が設けられる。さらに、ドリンクガイド73の中央部分の底部には、前面側から見て左側に飲料注出口74aが、右側に湯水注出口74bが設けられている。またさらに、ドリンクガイド73の下方には、すのこ板状のカップステージ72が設けられている。カップステージ72には、湯のみ2を置くことができる。
次に、飲料ディスペンサ1の内部構造について図2及び3を用いて説明する。
まず、図2に示すように飲料ディスペンサ1の内部には、前面側から見て左側に略円筒形状のコールドタンク10が配置され、右側にコールドタンク10よりも高さが高い略円筒形状のホットタンク40が配置されている。また、ホットタンク40の前方下部には箱状のコントロールボックス3が設けられている。コントロールボックス3は内部にECU3aを有する。また、コントロールボックス3の左側に隣接して給水パイプ32が上下方向に延びている。この給水パイプ32は、図3に示すように途中で二叉に分岐し、一方の一端はコールドタンク10の上面に、他方の一端はホットタンク40の側面の上部にそれぞれ接続されている。また、給水パイプ32には、分岐する手前の箇所にフローセンサ31及び第一ウォータバルブ36が取り付けられている。また、ホットタンク40に接続する手前の箇所において、給水パイプ32には、さらに第二ウォータバルブ48が取り付けられている。
ここで、図3に示すように、フローセンサ31、第一ウォータバルブ36及び第二ウォータバルブ48はECU3aと電気的に接続している。フローセンサ31は水圧検出手段を構成する。また、ECU3aは制御手段を構成し、飲料ディスペンサ1内の各ウォータバルブの開閉を制御するとともに、後述するヒータ41、ポンプ44等の各機器を制御している。
コールドタンク10の底部には逆J字形状に延びる冷却水給排水パイプ14が連通している。また、コールドタンク10の内部には冷却水給排水パイプ14を通って供給された冷却用水Wが貯留されている。コールドタンク10の内部には内壁に沿うようにして冷却パイプ12が螺旋状に巻かれ、略円筒形を形成している。冷却パイプ12の内部には冷媒が流通しており、この冷媒によって冷却パイプ12周辺の冷却用水Wが冷却され、冷却パイプ12の外周面には氷層Fが形成される。この氷層Fの潜熱によって冷却用水Wは全体的に冷却される。そして、冷却パイプ12の内側には、さらに径の小さい円筒形状に螺旋状に巻かれた冷却コイル11が設けられており、冷却コイル11は下端において給水パイプ32に連通している。また、冷却コイル11の上端には冷水注出パイプ19が連通され、冷水注出パイプ19はコールドタンク10の上面を貫通して、コールドタンク10の外部に延びている。また、コールドタンク10の上面には、4本のエア抜きホース13が接続されている。さらに、コールドタンク10の側面の上部には冷水オーバーフローパイプ15aが接続している。
冷水注出パイプ19はコールドタンク10の下流側において4本に分岐する。そのうち3本は水をミキシングケース71に供給するためのものであり、残りの1本は湯水注出口74bを介して直接、湯のみ2に水を供給するためのものである。3個のミキシングケース71に対応する3本の冷水注出パイプ19の各々には第三ウォータバルブ16が取り付けられている。また、ミキシングケース71に対応しない残りの1本の冷水注出パイプ19には第四ウォータバルブ18が取り付けられている。さらに、冷水注出パイプ19には、第三ウォータバルブ16又は第四ウォータバルブ18の下流側に隣接して、各々、エア抜きホース13の一端が接続されている。すなわち、冷水注出パイプ19における第三ウォータバルブ16又は第四ウォータバルブ18の下流側の部分は、エア抜きホース13を介して、コールドタンク10と連通している。このエア抜きホース13は、図2に示すように、コールドタンク10の上部を逆U字形状に立ち上がった形で配置されている。ここで、第三ウォータバルブ16はコントロールボックス3内のECU3aと電気的に接続している。
なお、給水パイプ32、冷水注出パイプ19、第一ウォータバルブ36及び第三ウォータバルブ16は水供給手段を構成する。
ホットタンク40の底面にはヒータ41が配置されている。また、ホットタンク40の内部には、内部に貯留されたお湯の温度を検出するサーミスタ42及びお湯の水位を検出するフロート43が設けられている。ホットタンク40の側面の上部には熱水オーバーフローパイプ15bが接続している。この熱水オーバーフローパイプ15bは、ホットタンク40の下流において冷水オーバーフローパイプ15aと合流し、オーバーフローパイプ15に連通する。また、ホットタンク40の底部には排水用ホース49が接続されている。さらに、ホットタンク40の側面の下部には熱水注出パイプ45が接続されており、熱水注出パイプ45にはポンプ44が取り付けられている。また、熱水注出パイプ45からは、ポンプ44の下流側において、第一注出パイプ33a、第二注出パイプ33b、第三注出パイプ33c及び第四注出パイプ33dが順次分岐している。そして、第一注出パイプ33a、第二注出パイプ33b、第三注出パイプ33c及び第四注出パイプ33dの各々の分岐点には第五ウォータバルブ46が取り付けられている。また、第一注出パイプ33a、第二注出パイプ33b、第三注出パイプ33c及び第四注出パイプ33dの各々において、第五ウォータバルブ46の下流側には冷水注出パイプ19が連結している。また、熱水注出パイプ45の下流側の端部は排水用ホース49に接続する。排水用ホース49において、熱水注出パイプ45との接続点よりも下流側には、手動によって開閉可能な排水コック47が取り付けられている。排水コック47は通常、閉状態となっており、ホットタンク40の清掃時には手動によって開状態とされ、ホットタンク40内の水が排水用ホース49を介して飲料ディスペンサ1の外部に排出される。
第二注出パイプ33b、第三注出パイプ33c及び第四注出パイプ33dの下流側の端部は、各々ミキシングケース71に対向している。また、第一注出パイプ33aは、下流側の端部がドリンクガイド73の飲料注出口74aと隣接する湯水注出口74bとなるように延在している。
また、オーバーフローパイプ15は途中でカップステージ72の底部と連通するとともに、オーバーフローパイプ15の下流側の下端は排水用ホース49に接続する。
次に、飲料ディスペンサ1内部での水の流れの経路について、図3を用いて説明する。
第一ウォータバルブ36と第三ウォータバルブ16又は第四ウォータバルブ18とが開状態である場合、水道から給水パイプ32を流通して飲料ディスペンサ1に流入した水は、第一ウォータバルブ36及びフローセンサ31を通過して、コールドタンク10内部の冷却コイル11に送水される。なお、第三ウォータバルブ16又は第四ウォータバルブ18が開状態である時は、ホットタンク40側の第二ウォータバルブ48は必ず閉状態となるようにECU3aによって制御されている。そのため、このような場合、給水パイプ32を流通する水は全てコールドタンク10側の冷却コイル11へと流入する。ここで、フローセンサ31によって冷却コイル11に送水される水の流量及び水圧が検出される。具体的には、フローセンサ31には、水が流れることによってパルスが発生し、発生したパルスの回数から水の流量を検出することができる。また、給水パイプ32及び冷水注出パイプ19を流通してミキシングケース71に給水される水の水圧は、一定時間の間にフローセンサ31に発生したパルスの回数から検出することができる。
給水パイプ32を流通して冷却コイル11に送水された水は、冷却用水Wによって冷却されて、冷水注出パイプ19を流通する。そして、水は4本に分岐した冷水注出パイプ19のうち、第三ウォータバルブ16又は第四ウォータバルブ18が開状態である方に流通する。そしてその後、水は第一注出パイプ33a、第二注出パイプ33b、第三注出パイプ33c又は第四注出パイプ33dのいずれか対応するパイプに流入する。なお、水が第三ウォータバルブ16又は第四ウォータバルブ18を通過後、飲料供給完了後の水の切れを良くするため、エア抜きホース13によって冷水注出パイプ19内部から空気が抜かれる。そして、第二注出パイプ33b、第三注出パイプ33c又は第四注出パイプ33dからミキシングケース71に供給された水は、キャニスタ77から供給された粉末茶や粉末コーヒー等と混合し、ドリンクガイド73の飲料注出口74aを介して湯のみ2に注ぎ出される。すなわち、給水パイプ32及び冷水注出パイプ19は、第一ウォータバルブ36及び第三ウォータバルブ16の開閉状態に応じ、第二注出パイプ33b、第三注出パイプ33c又は第四注出パイプ33dを介して、ミキシングケース71へ水を供給している。一方、第一注出パイプ33aに流入した水は湯水注出口74bから、直接、湯のみ2に注ぎ出される。
なお、いずれかの第三ウォータバルブ16が開状態の間、第一ウォータバルブ36は開状態のONと閉状態のOFFとを繰り返し、給水パイプ32及び冷水注出パイプ19を介してのミキシングケース71への水の供給が間欠的なものとなるように制御されている。すなわち、第一ウォータバルブ36のONとOFFとの切り替えにより、冷水注出パイプ19からの水の供給のタイミングが間欠的に制御され、冷水注出パイプ19からミキシングケース71への水の通水と通水の停止とが交互に繰り返されている。ここで、ECU3aは、フローセンサ31によって検出された水の流量及び水圧の値に応じて、第一ウォータバルブ36の挙動を制御する。
一方、第三ウォータバルブ16及び第四ウォータバルブ18が閉状態であって、第一ウォータバルブ36と第二ウォータバルブ48とが開状態である場合、給水パイプ32を流通する水は、全てホットタンク40側に送水される。第二ウォータバルブ48を通り、ホットタンク40へ送水された水は、ヒータ41によって加熱される。この時、ホットタンク40内部の水はサーミスタ42によって湯温を、フロート43によって水位を検出されている。そして、適温まで加熱された湯はポンプ44によって熱水注出パイプ45に送水される。熱水注出パイプ45を流通する湯は、第五ウォータバルブ46を介して、第一注出パイプ33a、第二注出パイプ33b、第三注出パイプ33c又は第四注出パイプ33dのいずれか流入する。第二注出パイプ33b、第三注出パイプ33c又は第四注出パイプ33dに流入した湯は、ミキシングケース71に供給されて粉末茶等と混合し、ドリンクガイド73の飲料注出口74aを介して湯のみ2に注ぎ出される。一方、第一注出パイプ33aに流入した湯は湯水注出口74bから、直接、湯のみ2に注ぎ出される。また、第一注出パイプ33a、第二注出パイプ33b、第三注出パイプ33c又は第四注出パイプ33dのいずれにも流入しない湯は、熱水注出パイプ45を流通後、排水用ホース49を介してホットタンク40内へ戻る。
次に、ECU3aによる第一ウォータバルブ36及び第三ウォータバルブ16の制御について図4及び5を用いて説明する。なお、冷水注出パイプ19からミキシングケース71に供給される水の水圧は0.05〜0.78MPaの間で変化するが、この実施の形態においては、水圧が0.1MPa以上の場合を高圧、0.1MPa未満の場合を低圧であるとする。
まず、図4又は図5に示すように、時刻t0において、利用者によって飲料ディスペンサ1の注出スイッチ(図示せず)が押されると同時に第三ウォータバルブ16が開状態となる。また、注出スイッチが押されると、キャニスタ77から粉末原料がミキシングケース71に供給される。
次に、注出スイッチの押下から0.5秒後、すなわち時刻t1において、第一ウォータバルブ36がONとなって冷水注出パイプ19からミキシングケース71への水の通水が開始される。この時、冷水注出パイプ19内の水が流通し出すとともに、給水パイプ32に設けられたフローセンサ31によりパルスの発生が検出される。ここで、通水開始から0.5秒間に発生したパルスをフローセンサ31が検出することによって、給水パイプ32及び冷水注出パイプ19からミキシングケース71に供給される水の水圧が検出される。また、時刻t1において、ミキシングケース71外部に設けられたミキシングモータ(図示せず)も同時に作動を開始する。ミキシングモータが作動すると、ミキシングケース71内のインペラ(図示せず)が回転し、ミキシングケース71の内部を攪拌することで粉末原料が水に溶ける。ここで、ミキシングケース71の内部がインペラによって攪拌されている間は、インペラの回転により水が径方向外側に押し出されるため、ミキシングケース71の注出口からは水が排出されない。そのため、ミキシングモータが停止されて初めてミキシングケース71からの飲料の注出が開始される。
フローセンサ31によって検出された水圧が高圧の場合、第一ウォータバルブ36及び第三ウォータバルブ16は図4に示すタイムチャートに従って制御される。
すなわち、時刻t1において、第一ウォータバルブ36はONとなり、一次注出として60mLの冷水がミキシングケース71に供給された後、時刻t2において第一ウォータバルブ36はOFFとなり、冷水注出パイプ19からの水の通水は停止する。そして、一次注出停止後α秒後、すなわち時刻t3において、ミキシングモータが停止し、ミキシングケース71から飲料注出口74aを介して、湯のみ2への飲料の供給が開始される。そして、ミキシングモータが停止した後、再び第一ウォータバルブ36がONとなって水の通水が開始されるまでの間を一次間欠とする。ここで、一次間欠の時間は2秒に設定される。よって、第一ウォータバルブ36がOFFとなっている時間、すなわち通水が停止している時間は2+α秒間である。なお、ミキシングモータは、時刻t3経過後は再び作動はしない。次に、時刻t4において一次間欠が終了し二次注出が開始され、60mLの冷水がミキシングケース71に供給された後、時刻t5において第一ウォータバルブ36はOFFとなって通水が停止する。二次注出の後、通水が停止している間は二次間欠とし、二次間欠の時間は1秒間と設定される。すなわち、通水が停止している時間は1秒間である。そして、時刻t6において二次間欠が終了すると、三次注出以降も時刻t4〜t6における二次注出及び二次間欠と同様の制御が繰り返し行われる。最終的には、時刻t7において所定量の冷水が供給されたことがフローセンサ31によって検出された場合、その時点で第一ウォータバルブ36はOFFとなる。具体的には、例えば250mLの水を供給したい場合、一次注出〜四次注出まで各回60mLずつの通水が行われ、最後に残りの10mLの通水が行われた後、第一ウォータバルブ36はOFFとなる。そして、第一ウォータバルブ36がOFFになった後、0.5秒経過後、すなわちt8において、第三ウォータバルブ16は閉状態となり冷水注出パイプ19からミキシングケース71への水の供給が終了する。
一方、フローセンサ31によって検出した水圧が低圧の場合、第一ウォータバルブ36及び第三ウォータバルブ16は図5に示すタイムチャートに従って制御される。
この場合の制御も、時刻t3までは、図4に示す水圧が高圧である時の制御と同様である。しかしながら、時刻t3経過後、一次間欠の時間は0.5秒間となる。すなわち、通水が停止している時間は0.5+α秒間である。そして、一次間欠が終了し二次注出が開始される時刻をt4’とすると、時刻t4’経過後、二次注出において60mLの冷水が供給され、時刻t5’において第一ウォータバルブ36はOFFとなって通水が停止する。また、二次間欠の時間は0.5秒間と設定される。すなわち、通水が停止している時間は0.5秒間である。そして、時刻t6’において二次間欠が終了すると、三次注出以降も時刻t4’〜t6’における二次注出及び二次間欠と同様の制御が繰り返し行われる。最終的には、図4に示す場合と同様に、時刻t7’において所定量の冷水が供給されたことが検出された場合、その時点で第一ウォータバルブ36はOFFとなる。そして、第一ウォータバルブ36がOFFになった後、0.5秒経過後、すなわちt8’において、第三ウォータバルブ16はすべて閉状態となり冷水注出パイプ19からミキシングケース71への水の供給が終了する。
以上のように、この実施の形態における飲料ディスペンサ1において、フローセンサ31によって検出した水圧が高圧の場合と低圧の場合とを比較すると、低圧の場合のほうが、通水の停止している時間が短い。具体的には、冷水注出パイプ19からの水の通水が停止している時間は、水圧が高圧の時はα+2秒又は1秒だが、低圧の時はα+0.5秒又は0.5秒となる。すなわち、この実施の形態における飲料ディスペンサ1では、冷水注出パイプ19からミキシングケース71への水の通水を間欠的に制御する過程において、通水が停止している時間を水圧に応じて変更している。これにより、給水パイプ32及び冷水注出パイプ19からミキシングケース71に供給される水の水圧が低い時であっても、飲料注出口74aから湯のみ2に注ぎ出される飲料が途切れることがない。そのため、飲料が注ぎ出されている途中で、利用者が飲料の供給が終了したと勘違いするおそれがなくなり、飲料提供時の見た目も良くなる。また、水圧が低く、水の出が悪い時であっても、飲料の提供にかかる時間を短縮することができる。また、従来の飲料ディスペンサと比較して、飲料供給に係る制御の方法を変更するだけで水の水圧の変化に対応できるため、製造コストが増加することもない。
なお、フローセンサ31によって検出された水圧の高低に関わらず、断水等の異常でもない限り、冷水注出パイプ19からミキシングケース71への単位時間当たりの通水量は、ミキシングケース71からドリンクガイド73に注出される単位時間当たりの水量よりも多い。従って、ミキシングケース71からドリンクガイド73へ流出する飲料が途切れないように水圧に合わせて間欠の時間は設定されており、注出口74aから注出される飲料が途切れることはない。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2における、飲料ディスペンサ1のECU3aによる第一ウォータバルブ36及び第三ウォータバルブ16の制御について、図6に示す。なお、この実施の形態に係る飲料ディスペンサ1の構造は図1〜3に示す実施の形態1のものと同一であるため、詳細な説明は省略する。また、フローセンサ31によって検出した水圧が高圧の場合の制御も図4に示す実施の形態1の制御と同様である。
一方、フローセンサ31によって検出した水圧が低圧の場合、第一ウォータバルブ36及び第三ウォータバルブ16は図6に示すタイムチャートに従って制御され、一回毎の水の注出量は80mLに設定される。
すなわち、実施の形態1と同様に時刻t1において、第一ウォータバルブ36はONとなり、一次注出として80mLの冷水がミキシングケース71に供給される。そして、時刻t2”において第一ウォータバルブ36はOFFとなり、冷水注出パイプ19からの水の通水は停止する。次に、一次注出停止後α秒後、すなわち時刻t3”において、ミキシングモータが停止し、湯のみ2への飲料の供給が開始される。そして、ミキシングモータが停止した後、再び第一ウォータバルブ36がONとなって水の通水が開始されるまでの一次間欠の時間は0.5秒に設定される。よって、一次注出の後、通水が停止している時間は0.5+α秒間である。次に、時刻t4”において一次間欠が終了し二次注出が開始され、再び80mLの冷水がミキシングケース71に供給された後、時刻t5”において第一ウォータバルブ36はOFFとなって通水が停止する。二次注出の後、通水が停止している時間、すなわち二次間欠の時間は0.5秒間である。そして、時刻t6”において二次間欠が終了すると、三次注出以降も時刻t4”〜t6”における二次注出及び二次間欠と同様の制御が繰り返し行われる。一回毎の通水の量が実施の形態1よりも多いため、最終的には、時刻t7’よりも早い時刻t7”において所定量の冷水が供給されたことがフローセンサ31によって検出され、その時点で第一ウォータバルブ36はOFFとなる。そして、第一ウォータバルブ36がOFFになってから0.5秒経過後、すなわち時刻t8”において、第三ウォータバルブ16はすべて閉状態となり冷水注出パイプ19からミキシングケース71への水の供給が終了する。
以上のように、この実施の形態では、冷水注出パイプ19からミキシングケース71への水の通水を間欠的に制御する過程において、通水が停止している時間を水圧に応じて変更するのみならず、通水の量も水圧に応じて変更している。具体的には、冷水注出パイプ19からミキシングケース71への水の通水の量は、水圧が高圧の時は60mLだが、低圧の時は80mLとなる。これにより、冷水注出パイプ19からミキシングケース71に供給される水の水圧が低い時であっても、飲料注出口74aから湯のみ2へ注ぎ出される飲料が途切れる可能性がより低くなる。また、水圧が低い時であっても、飲料ディスペンサ1による飲料の提供時間がより短縮される。
実施形態1及び2において、フローセンサ31によって検出した水圧が高圧の場合と低圧の場合とで飲料供給の制御方法を変えるのみならず、0.05〜0.78MPaの範囲での水圧の変化に応じて間欠時間等の値を柔軟に変化させることもできる。
また、実施の形態2において、冷水注出パイプ19からミキシングケース71への水の通水の量も水圧の変化に応じて適宜変えることができる。すなわち、実施の形態2では、1回毎の水の注出量は全て同じ80mLに設定されているが、例えば、各回毎に60mL、80mL、110mL・・・というように、一回毎の注出量を変化させてもよい。
また、実施の形態1及2において、1回の注出毎の冷水注出パイプ19からの水の通水量が増加した場合は、間欠の回数が減ることもある。また、水の水圧が低いためにミキシングケース71の内部に飲料があまり溜まらない場合やエア抜きホース13からコールドタンク10に流れ込む水がない場合は、ミキシングケース71への所定量の水の供給を1回で完了させることもある。
また、実施の形態1及び2において、フローセンサ31は、冷水注出パイプ19からの水の通水開始より0.5秒間に発生したパルス数によって水圧を検出しているが、これに限らず、0.5秒以外の時間で判断してもよい。また、フローセンサ31がパルス数を測定する0.5秒間は、通水開始からの時間に限定されず、通水開始から一定時間経過してからの0.5秒間で判断してもよい。
また、実施の形態1及び2の飲料ディスペンサ1に用いられる水は水道から供給されているが、ポンプによって供給される水であってもよく、飲料ディスペンサ1は、水の水圧が変化する環境で使用されてもよい。
さらに、実施の形態1及び2に係る飲料ディスペンサ1における飲料供給の制御は、冷飲料を供給する場合に限られず、温飲料を供給する場合にも利用することができる。
1 飲料ディスペンサ、3a ECU(制御手段)、16 第三ウォータバルブ(水供給手段)、19 冷水注出パイプ(水供給手段)、31 フローセンサ(水圧検出手段)、32 給水パイプ(水供給手段)、36 第一ウォータバルブ(水供給手段)、71 ミキシングケース。

Claims (2)

  1. 原料と水とを混合した飲料を利用者に提供するための飲料ディスペンサであって、
    前記原料と前記水とを混合し飲料を生成するためのミキシングケースと、
    前記ミキシングケースへ前記水を供給する水供給手段と、
    前記水供給手段が前記水を供給するタイミングを制御する制御手段と、
    前記水供給手段から供給される前記水の水圧を検出する水圧検出手段とを備え、
    前記制御手段は、前記水の供給が所定量に達するまで、前記水供給手段から前記ミキシングケースへの前記水の通水と、前記通水の停止とが交互に繰り返されるように、前記水供給手段が前記水を供給する前記タイミングを間欠的に制御し、
    前記通水の前記停止の時間は、前記水圧検出手段によって検出された前記水圧に応じて変更される飲料ディスペンサ。
  2. 前記制御手段は、前記水の前記通水の量を前記水圧に応じて変更する請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021125737A1 (en) * 2019-12-20 2021-06-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Water purifier and method for controlling the same

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