JP2015028257A - 太陽電池アレイ - Google Patents

太陽電池アレイ Download PDF

Info

Publication number
JP2015028257A
JP2015028257A JP2013157858A JP2013157858A JP2015028257A JP 2015028257 A JP2015028257 A JP 2015028257A JP 2013157858 A JP2013157858 A JP 2013157858A JP 2013157858 A JP2013157858 A JP 2013157858A JP 2015028257 A JP2015028257 A JP 2015028257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
male screw
cell array
female screw
screw member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013157858A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6096618B2 (ja
Inventor
山下 満雄
Mitsuo Yamashita
満雄 山下
佑太 西尾
Yuta Nishio
佑太 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2013157858A priority Critical patent/JP6096618B2/ja
Publication of JP2015028257A publication Critical patent/JP2015028257A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6096618B2 publication Critical patent/JP6096618B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

【課題】スレート波板の屋根の防水性を保ちつつ、高い施工性を有する太陽電池アレイを提供する。【解決手段】 基体に支持されて、山部および谷部を有するスレート波板の上に固定される架台と、該架台に固定された太陽電池モジュールと、を備えている太陽電池アレイであって、前記架台は、支持部材と、前記スレート波板の上方に配置された雌ねじ部材と、該雌ねじ部材に締結されて、前記支持部材および前記スレート波板の前記山部のそれぞれに挿通された棒状の雄ねじ部材とを備えており、該雄ねじ部材は、該雄ねじ部材の長手方向の一端部を含む部位に、前記基体に締結された第1雄ねじ部を有し、前記長手方向の他端部を含む部位に、前記雌ねじ部材に締結された第2雄ねじ部を有するものであり、前記支持部材は、前記雌ねじ部材と前記第2雄ねじ部との締結によって、前記スレート波板から離れた位置で固定されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、太陽電池モジュールを有する太陽電池アレイに関する。
近年の環境保護の機運の高まりに伴い、環境負荷の少ない太陽光発電が注目されている。そして、太陽光発電の普及拡大のために、屋根に設置される太陽電池アレイが注目されている。このような太陽電池アレイは屋根材の特徴に適した構造であることが求められる。
例えば屋根材の一種としてスレート波板が知られている。スレート波板とは、セメントに補強繊維を混練して波板状に成形した屋根材であり、工場および倉庫などの大型の建物に広く用いられている。通常、工場および倉庫の屋根は広い受光面積を確保できることから、スレート波板を葺いた屋根への太陽電池アレイの設置が強く求められている。一方、スレート波板は他の種類の屋根材と比較して強度が低いことから、太陽電池アレイにはスレート波板に加わる応力を低減できる構造が求められている。
例えば、スレート波板に加わる応力を低減するために、太陽電池アレイをスレート波板の複数の山部で支持させて、応力を分散する技術が提案されている(例えば、下記の特許文献1を参照)。
特開2012−149411号公報
上記特許文献の太陽電池アレイは、スレート波板の複数の山部に太陽電池アレイの自重および外力を分散させることで、スレート波板の破損を抑制する構造である。しかし、スレート波板は経年劣化に伴って強度低下を生じることから、経年劣化したスレート波板に大きな負荷がかかると屋根の防水構造が破損するおそれがある。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは簡易な構造と施工とによって屋根材として用いたスレート波板にかかる負荷を低減して長期間の防水性を維持することができる太陽電池アレイを提供することにある。
本発明の太陽電池アレイは、基体に支持されて、山部および谷部を有するスレート波板の上に固定される架台と、該架台に固定された太陽電池モジュールと、を備えている太陽電池アレイであって、前記架台は、支持部材と、前記スレート波板の上方に配置された雌ねじ部材と、該雌ねじ部材に締結されて、前記支持部材および前記スレート波板の前記山部のそれぞれに挿通された棒状の雄ねじ部材とを備えており、該雄ねじ部材は、該雄ねじ部材の長手方向の一端部を含む部位に、前記基体に締結された第1雄ねじ部を有し、前記長手方向の他端部を含む部位に、前記雌ねじ部材に締結された第2雄ねじ部を有するものであり、前記支持部材は、前記雌ねじ部材と前記第2雄ねじ部との締結によって、前記スレート波板から離れた位置で固定されている。
上記構成の太陽電池アレイによれば、支持部材が雄ねじ部材の他端部に設けられた第2雄ねじ部によりスレート波板から離隔して固定させることができて、太陽電池アレイの自重または積雪荷重などの外力が基体によって支持されて、スレート波板に大きな負荷が加わらない構造にできる。
これにより、太陽電池アレイからスレート波板へ加わる荷重によるスレート波板の破損がないように屋根の防水性を保つことが可能な信頼性の高い太陽電池アレイを提供できる。
図1は本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイをスレート波板が葺かれた屋根に設置した様子を示す斜視図である。 図2は本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイを構成する太陽電池モジュールを示す図であり、図2(a)は太陽電池モジュールを受光面側から見た平面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A’線で切断した断面を示す断面図である。 図3は本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイの断面図であり、図3(a)は図1のB−B’線で切断した断面を示す断面図であり、図3(b)は図1のC−C’線で切断した断面を示す断面図である。 図4は本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイを分解して示す斜視図である。 図5は本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイの雄ねじ部材を抜き出して示す側面図である。 図6は本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイの支持部材を抜き出して示す斜視図である。 図7は本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイの断面図であり、図3(b)に相当する断面位置で見た断面図である。 図8は本発明の他の実施形態に係る太陽電池アレイを示す図であり、図3(b)に相当する断面図である。 図9は本発明の他の実施形態に係る太陽電池アレイを構成する雄ねじ部材および第1雌ねじ部材を抜き出して示す側面図である。 図10は本発明の他の実施形態に係る太陽電池アレイの雄ねじ部材を抜き出して示す図であり、図10(a)は図5に相当する側面図であり、図10(b)は図10(a)の雄ねじ部材の中心軸を含む面における断面図である。
以下、本発明に係る太陽電池アレイの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、図面は模式的に示されたものであり、各図における各種構造のサイズおよび位置関係等は適宜変更し得る。
≪第1実施形態≫
<太陽電池アレイ>
図1に示すように、太陽電池アレイ1は、例えば傾斜した屋根2上に固定される。屋根2は、互いに平行に配置された複数の基体である構造材2aと、構造材2a上に傾斜して固定された屋根材として用いられるスレート波板2bよりなる。なお、スレート波板2bとは、セメントに石綿などの補強繊維を混練して、列状の山部2b1と列状の谷部2b2とが交互に配された波板状の屋根材である。屋根2を平面視すると、スレート波板2bの山部2b1および谷部2b2からなる列が、スレート波板2bの傾斜方向に平行に配置されているとともに、構造材2aに対して直交するように配置されている。また、構造材2aは、スレート波板を支持できるものであれば材質を問わないが、例えば亜鉛めっき鋼板からなるリップ溝形鋼である。
また、太陽電池アレイ1は、スレート波板2bの上に固定される架台21と、架台21に固定された太陽電池モジュール10とを備えている。
なお、以下では屋根2の傾斜方向をy軸方向、屋根2に対する法線方向をz軸方向、y軸方向およびz軸方向と直交する方向をx軸方向という。また、屋根2の傾斜の高い側を+y軸方向、屋根2の傾斜の低い側を−y軸方向といい、屋根2から太陽電池アレイ1へ向かう方向を+z軸方向または上といい、その逆の方向を−z軸方向または下という。
<太陽電池モジュール>
図1および図2を用いて、太陽電池アレイ1の構成要素である太陽電池モジュール10について説明する。図1に示すように、複数の太陽電池モジュール10は、x軸方向に沿って配列されているとともに、y軸方向にも沿って配列されている。そして、図2に示すように、各太陽電池モジュール10は、太陽電池パネル11と、この太陽電池パネル11の外縁部を補強するフレーム12とを有している。
図2(b)に示すように、太陽電池パネル11は、主として光を受光する第1主面(受光面)11a(透光性基板13の一主面)と、この第1主面11aの裏面に相当する第2主面(非受光面)11b(裏面保護部材17の一主面)とを有している。そして、太陽電池パネル11は、第1主面11a側から順に、太陽電池モジュール10の基板を兼ねる透光性基板13と、熱硬化性樹脂よりなる一対の封止材14と、封止材14に周囲を保護されインナーリード15とによって、電気的に接続された複数の太陽電池素子16とを備えている。
さらに、太陽電池パネル11は、太陽電池モジュール10の裏面を保護する裏面保護部材17と、太陽電池素子16で得られた出力を外部に取り出すための端子ボックス18とを備えている。
なお、太陽電池パネル11の第2主面11bは、例えば、裏面保護部材17、および太陽電池素子16と裏面保護部材17との間に位置する封止材14のそれぞれを、透光性を有するような材質で構成することによって、第2主面11b側から入射される光の一部を受ける形態であってもよい。
太陽電池素子16は、例えば、単結晶シリコンまたは多結晶シリコン等からなる平板状の基板が用いられる。このようなシリコン基板を用いる場合は、上述したように、インナーリード15で隣接するシリコン基板同士を電気的に接続すればよい。
また、太陽電池素子16の種類は特に制限されない。例えば、太陽電池素子16として、アモルファスシリコンよりなる薄膜太陽電池、CIGS太陽電池、CdTe太陽電池、または、結晶シリコン基板上に薄膜アモルファスを形成した太陽電池素子16等を用いてもよい。例えば、アモルファスシリコン、CIGSおよびCdTeよりなる太陽電池素子16としては、透光性基板13上において、アモルファスシリコン層、CIGS層またはCdTe層を透明電極等と組み合わせて適宜積層するようにしたものが利用できる。
また、端子ボックス18は、変性ポリフェニレンエーテル樹脂(変性PPE樹脂)またはポリフェニレンオキサイド樹脂(PPO樹脂)の箱体と、該箱体内に配置されるターミナル板と、箱体の外部へ電力を導出する出力ケーブルとを備えている。
フレーム12は、太陽電池パネル11を保持する機能を有する。フレーム12は、後述する太陽電池アレイ1の設置の際に、太陽電池パネル11と嵌合する嵌合部12aと、太
陽光を受光する側に位置するフレーム上面12bと、フレーム上面12bの裏面側に位置するフレーム下面12cと、フレーム上面12bおよびフレーム下面12cを接続するフレーム側面12dとを備えている。このようなフレーム12は、アルミニウムを押し出し成形すること等により製造することができる。
<架台>
次に、図1,図3〜図7を用いて、太陽電池モジュール10を屋根2へ固定する架台21について詳述する。図1,図3に示すように、架台21は屋根2に固定された雄ねじ部材22と、雌ねじ部材23と、雄ねじ部材22上に屋根2から離隔して雌ねじ部材23で固定された架台本体30とを備えている。
<雄ねじ部材>
図3〜図5に示すように、雄ねじ部材22の全体形状は棒状であって、その−z軸方向における一端部(長手方向における一端部)を含む部位に第1雄ねじ部22aが形成されており、+z軸方向における他端部(長手方向における他端部)を含む部位に第2雄ねじ部22bが形成されている。また、第1雄ねじ部22aと第2雄ねじ部22bとの中間部に、ねじ山が形成されていない円筒部22cが配置され、円筒部22cのz軸方向の中間部には六角ボルトの頭部と略同形状の六角部22dが設けられている。なお、円筒部22cは中実の円柱状でもよい。
第1雄ねじ部22aは、例えば、相手部材に設けられた下穴にねじ込むことで、この相手部材に自ら雌ねじを切りながら締結できるタッピングねじのねじ山を有する。また、第1雄ねじ部22aの先端部は、相手部材を切削して締結するために切り刃先またはドリルねじなどにしている。第2雄ねじ部22bは、雌ねじ部材23と締結できるメートルねじまたはユニファイねじなどのねじ山を有する。円筒部22cは、第1雄ねじ部22aと第2雄ねじ部22bよりも直径が大きく、ねじ山が設けられていない部分である。六角部22dは、円筒部22cに設けられた六角ボルトの頭部に近似した部分であり、六角ボルトの規格を考慮して第2雄ねじ部22bのねじ部の規格に対応する六角形状で形成されるとよい。
雄ねじ部材22は、図3,図4に示すように、屋根2の主面に対して垂直に、第1雄ねじ部22aを屋根2のスレート波板2bの山部2b1の頂部に設けられた挿通部2b11を挿通して構造材2aに締結される。また、六角部22dは、山部2b1とz軸方向に沿って上側へ離隔して配置される。
このような雄ねじ部材22は、クロムメッキまたは亜鉛等を用いた表面処理を施したステンレス鋼などを用いて形成することができる。
<雌ねじ部材>
雌ねじ部材23は、第2雄ねじ部22bと組んで使うことができるナットである。例えば、第2雄ねじ部にM8のねじ部が設けられている場合、雌ねじ部材23はM8のナットとすることができる。
このような第2雌ねじ部材23は、クロムメッキまたは亜鉛等を用いた表面処理などを施したステンレス鋼などを用いて形成することができる。
<架台本体>
図3,図4に示すように、架台本体30は主に支持部材31とレール部材32と固定部材33と係止部材34とからなる。
支持部材31は、雄ねじ部材22に締結されていて、レール部材32を支持する部材である。支持部材31は、図3,図4,図6に示すように、上側へ開いた略Σ型の断面形状を有し、y軸方向の長さはレール部材32よりも短い。また図3(a)の断面図に示すように、支持部材31は断面の中央部に上側へ向かって凹んだ凹状部31aを有する。凹状部31aの開口の幅は、第2雄ねじ部22bの直径よりも大きく、六角部22dの二面幅よりも小さい。
これにより、図3に示すように支持部材31は、凹状部31aの入口である入口部31bで六角部22dにより支持される。なお、六角部22dの上にワッシャーを載せる場合、凹状部31aの開口の幅はワッシャーよりも小さければよい。
また、凹状部31aは、その奥側に第2雄ねじ部22bを挿通できる大きさの第1孔部31cを有する。これにより支持部材31は、六角部22dと雌ねじ部材23との間に挟持されて固定される。
前述のように、六角部22dはスレート波板2bの山部2b1からz軸方向に沿って上側へ離隔して配置されていることから、支持部材31もスレート波板2bから上側に離隔して固定される。
また第1支持部材31は、x軸方向の両側の側壁31dに、その上端からz軸方向へ長くU字型に切欠かれた第2孔部31fと、z軸方向へ凹凸を交互に配置した第1セレーション部31eとを有する。さらに支持部材31は、裏面31gにスレート波板2bの山部2b1の頂部と谷部2b2の底部との間の部位を覆うスカート部31hを有している。スカート部31hが、スレート波板2bの挿通部2b11の周囲を広く覆うことから、挿通部2b11から屋内への雨水の吹き込みおよび雨漏りを防ぐことができる。
レール部材32は、支持部材31上に支持されて、太陽電池モジュール10を下側から支持する部材である。レール部材32は、図4に示すように下側へ向けて開口した略コ字型の断面形状を有し、太陽電池モジュール10のy軸方向の長さのほぼ整数倍の長さを有する棒材である。レール部材32は上面32aに入り口が奥側よりも狭い第1溝部32bを有し、第1溝部32bは第1ボルト35aの頭部を抜けないように係合することができる。同様にして、レール部材32はx軸方向の両側の側面32cに入り口が奥側よりも狭い第2溝部32dを有し、第2ボルト35bの頭部を抜けないように係合することができる。
固定部材33は、レール部材32上に太陽電池モジュール10を挟持して固定する部材である。固定部材33は、図3,図4に示すようにL字型または略ハット型の断面を有する。固定部材33は、略中央に設けられた第2孔部33bにおいて、第1ボルト35aおよび第1ナット36aによってレール部材32の上面32aへ固定され、y軸方向の両側に設けられた固定部33aにおいて、レール部材32の上面32aで太陽電池モジュール10のフレーム12を挟持することによって、太陽電池モジュール10を固定することができる。
係止部材34は、レール部材32を支持部材31上に任意の高さで締結して固定する部材である。係止部材34は板状の形状を有する。係止部材34は、支持部材31と対向する側の主面に支持部材31の第1セレーション部31eと係合することができる第2セレーション部34aを有する。また、係止部材34は、その主面の略中央部に第3孔部34bを有する。この第2セレーション部34aが支持部材31の第1セレーション部31eと任意の高さで係合しつつ、第2ボルト35bの軸部がレール部材32の第2溝部32dと係止部材34の第3孔部34bを挿通して第2ナット36bと締結されることによって、レール部材32が支持部材31上に任意の高さで固定されることができる。これにより、図7に示すようにy軸方向に複数のスレート波板2bが重ねられて、高低差がある屋根2にレール部材32を施工性よく固定することができる。
このような支持部材31とレール部材32と固定部材33と係止部材34とは、例えばアルミニウム合金を押し出し成形によって形成することができる。
太陽電池アレイ1において、雄ねじ部材22は、その一端にタッピンねじのねじ山をもつ第1雄ねじ部22aを有し、他端に雌ねじ部材23と組み合わせ可能な第2雄ねじ部22bを有する。そして、雄ねじ部材22は、第1雄ねじ部22aを用いてスレート波板2bに設けた挿通部2b11に防水用のキャップ37を介して挿通して、構造材2aに雌ねじを切りつつ締結される。これにより、屋根材の吹き替えおよび屋内側からの作業なしに屋根2上から容易に取り付けることができる。
また、雄ねじ部材22は、第2雄ねじ部22bで架台本体30をスレート波板2bから離隔して支持することができる。これにより、太陽電池アレイ1から構造材2aへの荷重の流れは、太陽電池モジュール10、架台本体30、雄ねじ部材22および構造材2aの順となる。よって、太陽電池アレイ1からの荷重は、スレート波板2bに加わりにくくなる。
これにより、強度の低いスレート波板2bに加わる荷重を最小限まで抑制して屋根2の防水性能を保ちつつ、太陽電池アレイ1を屋根2に施工性よく設置することができる。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態に係る太陽電池アレイ1Aについて、図8を用いて説明する。
図8に示すように、第2実施形態の太陽電池アレイは、雄ねじ部材22の長さにおいて、第1実施形態の太陽電池アレイと相違する。
例えば、構造材2aがリップ溝形鋼などの溝形鋼のように上板部2a1と下板部2a2を有する場合、図8に示すように、第1雄ねじ部22aは構造材2aの上板部2a1と下板部2a2とを挿通する長さを有してもよい。これにより、第1雄ねじ部22aが、構造材2aの複数の板部への貫通部位を有することで、雄ねじ部材22の長手方向に直交する方向へ加わる応力に対する固定強度が高まり、太陽電池アレイ1の固定強度を高めることができる。
≪第3実施形態≫
次に、第3実施形態に係る太陽電池アレイについて説明する。
図9に示すように、第3実施形態の太陽電池アレイは、雄ねじ部材22の構造において、第1実施形態および第2実施形態の太陽電池アレイと相違する。
本実施形態においては、雄ねじ部材22は、第1雄ねじ部22aと第2雄ねじ部22bとの中間部に円筒部22cのみを有する。そして、第1実施形態で示した六角部22dは第1雄ねじ部材22と別体であり、第1雌ねじ部材23aとしている。第1雌ねじ部材23aは第2雄ねじ部22bと組み合わせることができる雌ねじを有する部材であり、例えば、ステンレスなどからなる六角ナットまたは板ナットなどを用いることができる。
これにより、第1雌ねじ部材23aを第2雄ねじ部22bに沿ってz軸方向の位置を調整することによって、架台本体30のz軸方向の高さを調整することができ、太陽電池ア
レイの施工性を高めることができる。また、第1雌ねじ部材23aを用いて高さの調整ができることから、支持部材31の第1セレーション部31eと係止部材34の第2セレーション部34aを省略してもよい。
そして、第2雄ねじ部22bに組み合わされた第1雌ねじ部材23aによって支持部材31を支持し、第2雄ねじ部22bに組み合わされた第2雌ねじ部材23b(不図示)によって第1雌ねじ部材23aとで支持部材31を挟持して固定することができる。なお、第2雌ねじ部材23bは、第1実施形態の雌ねじ部材23と同様の部材にすることができる。
≪第4実施形態≫
次に、第4実施形態に係る太陽電池アレイについて、図10を用いて説明する。
図10に示すように、第4実施形態の太陽電池アレイは、雄ねじ部材22の構造において、第1実施形態乃至第3実施形態の太陽電池アレイと相違する。
本実施形態において雄ねじ部材22は、複数の部材からなる。より詳細に説明すると雄ねじ部材22は、第1雄ねじ部22aと頭部22eを有するタッピングネジ部材22fと、頭部がない第2雄ねじ部22bである長ねじボルト部材22gと、タッピングネジ部材22fと長ねじボルト部材22gを連結する連結部材22hとからなる。連結部材22hは筒状の部材で内壁に第2雄ねじ部22bと係合する雌ねじ部22iが形成されており、連結部材22hの一端は第1雄ねじ部22aが挿通可能で、頭部22eが挿通できない第4孔部22jが設けられている。このように雄ねじ部材22は複数の部材から構成してもよい。
これにより、第1雄ねじ部22aの長さを構造材2aやスレート波板2bの形状に応じて容易に変更することができることから、施工性を高めることができる。
以上、本発明に係る実施形態を例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、支持部材とレール部材が一体化した架台に対して本発明を適用してもよいなど、本発明の目的を逸脱しない限り任意のものに適宜変更実施が可能であることはいうまでもない。
1:太陽電池アレイ
2:屋根
2a:構造材
2a1:上板部
2a2:下板部
2b:スレート波板
2b1:山部
2b11:挿通部
2b2:谷部
10:太陽電池モジュール
11:太陽電池パネル
11a:受光面
11b:非受光面
12:フレーム
12a:嵌合部
12b:フレーム上面
12c:フレーム下面
12d:フレーム側面
13:透光性基板
14:封止材
15:インナーリード
16:太陽電池素子
17:裏面保護部材
18:端子ボックス
21:架台
22:雄ねじ部材
22a:第1雄ねじ部
22b:第2雄ねじ部
22c:円筒部
22d:六角部
22e:頭部
22f:タッピングネジ部材
22g:長ねじボルト部材
22h:連結部材
22i:雌ねじ部
22j:第4孔部
23:雌ねじ部材
23a:第1雌ねじ部材
23b:第2雌ねじ部材
30:架台本体
31:支持部材
31a:凹状部
31b:入口部
31c:第1孔部
31d:側壁
31e:第1セレーション部
31f:第2孔部
31g:裏面
31h:スカート部
32:レール部材
32a:上面
32b:第1溝部
32c:側面
32d:第2溝部
33:固定部材
33a:固定部
33b:第2孔部
34:係止部材
34a:第2セレーション部
34b:第3孔部
35:ボルト
35a:第1ボルト
35b:第2ボルト
36:ナット
36a:第1ナット
36b:第2ナット
37:キャップ

Claims (7)

  1. 基体に支持されて、山部および谷部を有するスレート波板の上に固定される架台と、該架台に固定された太陽電池モジュールと、を備えている太陽電池アレイであって、
    前記架台は、支持部材と、前記スレート波板の上方に配置された雌ねじ部材と、該雌ねじ部材に締結されて、前記支持部材および前記スレート波板の前記山部のそれぞれに挿通された棒状の雄ねじ部材とを備えており、
    該雄ねじ部材は、該雄ねじ部材の長手方向の一端部を含む部位に、前記基体に締結された第1雄ねじ部を有し、前記長手方向の他端部を含む部位に、前記雌ねじ部材に締結された第2雄ねじ部を有するものであり、
    前記支持部材は、前記雌ねじ部材と前記第2雄ねじ部との締結によって、前記スレート波板から離れた位置で固定されている、太陽電池アレイ。
  2. 前記雄ねじ部材は、前記第1雄ねじ部がタッピングねじである、請求項1に記載の太陽電池アレイ。
  3. 前記雄ねじ部材は、複数の部品で組み合わせられている、請求項1または2に記載の太陽電池アレイ。
  4. 前記支持部材は、前記スレート波板に対面する側に前記山部を覆う凹状部を有している、請求項1乃至3のいずれかに記載の太陽電池アレイ。
  5. 前記支持部材は、前記スレート波板の前記山部の頂部と前記谷部の底部との間の部位を覆うスカート部を有している、請求項1乃至4のいずれかに記載の太陽電池アレイ。
  6. 前記雌ねじ部材は、第1雌ねじ部および第2雌ねじ部を有するものであり、前記第1雌ねじ部は前記支持部材の下面側に位置して、前記第2雌ねじ部は前記支持部材の上面側に位置して、前記第1雌ねじ部および前記第2雌ねじ部で前記支持部材を挟んでいる、請求項1乃至5のいずれかに記載の太陽電池アレイ。
  7. 前記基体として上板部および下板部を有する溝形鋼を用いる場合に、前記第1雄ねじ部が前記溝形鋼の前記上板部および前記下板部を貫通する長さを有している請求項1乃至6のいずれかに記載の太陽電池アレイ。
JP2013157858A 2013-07-30 2013-07-30 太陽電池アレイ Active JP6096618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013157858A JP6096618B2 (ja) 2013-07-30 2013-07-30 太陽電池アレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013157858A JP6096618B2 (ja) 2013-07-30 2013-07-30 太陽電池アレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015028257A true JP2015028257A (ja) 2015-02-12
JP6096618B2 JP6096618B2 (ja) 2017-03-15

Family

ID=52492083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013157858A Active JP6096618B2 (ja) 2013-07-30 2013-07-30 太陽電池アレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6096618B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6472586B1 (ja) * 2017-10-31 2019-02-20 京セラ株式会社 太陽電池装置
WO2019087477A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 京セラ株式会社 太陽電池装置
WO2021046863A1 (zh) * 2019-09-09 2021-03-18 江苏弘德科技发展有限公司 太阳能电池板支架调节装置
KR20210043824A (ko) * 2019-10-14 2021-04-22 유성우 지붕판넬 상의 구조물 연결 장치
KR102400913B1 (ko) * 2021-10-21 2022-05-24 신천대광에너지주식회사 태양광 구조물 고정장치
WO2022199060A1 (zh) * 2021-03-24 2022-09-29 隆基乐叶光伏科技有限公司 一种屋面背板及屋面结构
JP2022175999A (ja) * 2021-05-12 2022-11-25 ジェーエイチエナジー,シーオー.エルティーディー 漏水防止機能を有する太陽光モジュール屋根設置用設置構造物

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55133165U (ja) * 1979-03-14 1980-09-20
JPS56128471U (ja) * 1980-02-29 1981-09-30
JPS60114308U (ja) * 1984-01-11 1985-08-02 日晴金属株式会社 屋根上固定具
JPH08193392A (ja) * 1995-01-19 1996-07-30 Nakawaki:Kk 屋根上設置機器の固定具
JPH112005A (ja) * 1997-06-12 1999-01-06 Solar House:Kk 屋根設置型ソーラパネルの支持方法および支持構造
JP2002250103A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Kawarazaki Kenzaiten:Kk パネルの受金具構造
JP2011246896A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Hory Corp 屋根上設置物の取付装置
JP3181079U (ja) * 2012-11-07 2013-01-24 大和スレート株式会社 ソーラーパネル設置用ベース板の支承金具
JP2014037757A (ja) * 2012-08-16 2014-02-27 Moichi Suematsu 太陽光電池アレイ架台をスレート屋根に設置する方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55133165U (ja) * 1979-03-14 1980-09-20
JPS56128471U (ja) * 1980-02-29 1981-09-30
JPS60114308U (ja) * 1984-01-11 1985-08-02 日晴金属株式会社 屋根上固定具
JPH08193392A (ja) * 1995-01-19 1996-07-30 Nakawaki:Kk 屋根上設置機器の固定具
JPH112005A (ja) * 1997-06-12 1999-01-06 Solar House:Kk 屋根設置型ソーラパネルの支持方法および支持構造
JP2002250103A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Kawarazaki Kenzaiten:Kk パネルの受金具構造
JP2011246896A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Hory Corp 屋根上設置物の取付装置
JP2014037757A (ja) * 2012-08-16 2014-02-27 Moichi Suematsu 太陽光電池アレイ架台をスレート屋根に設置する方法
JP3181079U (ja) * 2012-11-07 2013-01-24 大和スレート株式会社 ソーラーパネル設置用ベース板の支承金具

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6472586B1 (ja) * 2017-10-31 2019-02-20 京セラ株式会社 太陽電池装置
WO2019087477A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 京セラ株式会社 太陽電池装置
WO2021046863A1 (zh) * 2019-09-09 2021-03-18 江苏弘德科技发展有限公司 太阳能电池板支架调节装置
KR20210043824A (ko) * 2019-10-14 2021-04-22 유성우 지붕판넬 상의 구조물 연결 장치
KR102272074B1 (ko) * 2019-10-14 2021-07-02 유성우 지붕판넬 상의 구조물 연결 장치
WO2022199060A1 (zh) * 2021-03-24 2022-09-29 隆基乐叶光伏科技有限公司 一种屋面背板及屋面结构
JP2022175999A (ja) * 2021-05-12 2022-11-25 ジェーエイチエナジー,シーオー.エルティーディー 漏水防止機能を有する太陽光モジュール屋根設置用設置構造物
JP7182659B2 (ja) 2021-05-12 2022-12-02 ジェーエイチエナジー,シーオー.エルティーディー 漏水防止機能を有する太陽光モジュール屋根設置用設置構造物
KR102400913B1 (ko) * 2021-10-21 2022-05-24 신천대광에너지주식회사 태양광 구조물 고정장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP6096618B2 (ja) 2017-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6096618B2 (ja) 太陽電池アレイ
US8511009B2 (en) Securing configuration of solar cell module
JP5295436B2 (ja) 取付部材およびこれを用いた太陽電池アレイ
US20110088740A1 (en) Photovoltaic panel clamp
EP2958230B1 (en) Solar cell device
JP6363774B2 (ja) 太陽電池装置
US8418416B2 (en) Solar cell module
JP5595420B2 (ja) 太陽電池モジュールの固定金具
US9813014B2 (en) Solar cell array
US10439548B2 (en) Solar cell module and solar cell array
JP6224442B2 (ja) 太陽電池モジュール用架台および太陽電池モジュール用架台を用いた太陽電池アレイ
JP5893273B2 (ja) 太陽電池パネルの下層構造、及び太陽電池パネルを含む外装構造
JP6181575B2 (ja) 太陽電池装置
JP5574930B2 (ja) 太陽電池アレイ
AU2018211333A1 (en) Solar sheeting for roofing or walling
JP2013084948A (ja) 太陽電池モジュールおよび太陽電池アレイ
JP6046583B2 (ja) 架台および太陽電池アレイ
JP7360935B2 (ja) 太陽電池アレイおよび取付具ユニット
JP2019075928A (ja) 太陽電池モジュールおよび太陽光発電システム
JP7033189B2 (ja) 太陽電池モジュールおよび太陽光発電システム
JP6048383B2 (ja) 太陽電池モジュール施工部材及び太陽電池システム
JP5664977B2 (ja) 支持部材の配設構造、及び太陽電池パネルを含む外装構造
JP2015068033A (ja) 太陽電池モジュールの支持体および太陽電池装置
JP2013026515A (ja) 太陽電池モジュール
JP2006188947A (ja) 外装材一体型太陽エネルギー変換装置及び外装構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6096618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150