JP2015027655A - 塩素濃縮防止装置及び塩素濃縮防止方法 - Google Patents

塩素濃縮防止装置及び塩素濃縮防止方法 Download PDF

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【課題】塩素イオンを含む溶液が循環して溶液中に塩素イオンが徐々に濃縮するシステムにおいて、低コストで高濃度の塩化物腐食環境が生じることを防止する。【解決手段】塩素イオンを含む溶液が循環して該溶液中に塩素イオンが徐々に濃縮するシステムに設置され、前記循環する溶液の一部が通過して該溶液に含まれる塩素イオンが除去される両性イオン交換樹脂8を備える塩素濃縮防止装置。両性イオン交換樹脂で分離された、塩素イオンを含む溶液以外の溶液をこのシステムに戻すルートを備えることができる。このシステムは排煙脱硫システムとすることができ、二酸化硫黄及び塩化水素を含む排ガスに、水酸化ナトリウム、アンモニアを添加することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、塩素イオンを含む溶液が循環して溶液中に塩素イオンが徐々に濃縮するシステムにおいて、高濃度の塩化物腐食環境が生じるのを防止する装置及び方法に関する。
火力発電所等からの排ガスには硫黄酸化物が含まれており、これが大気中に放出されると酸性雨、大気汚染等の原因となる。そのため、環境中に放出する前に、排ガス中の硫黄酸化物(大部分が二酸化硫黄(SO2))を除去する排煙脱硫が行われている。排煙脱硫方法には、石灰・石膏法、水酸化マグネシウム放流法、水酸化ナトリウム法等が知られている。
石灰・石膏法は、図4に示すように、二酸化硫黄及び塩化水素(HCl)を含む排ガスG1を湿式スクラバ2に供給すると同時に、吸収剤として炭酸カルシウム[CaCO3]や水酸化カルシウム[Ca(OH)2]を洗浄塔4に添加し、循環液槽3から湿式スクラバ2に戻される溶液L41に含まれるカルシウムイオン(Ca2+)と、排ガスG1に含まれる二酸化硫黄及び塩化水素とを湿式スクラバ2で反応させる。循環液槽3から排出されたスラリーS41を固液分離装置7に供給し、カルシウムイオン(Ca2+)と二酸化硫黄等との反応で生成した石膏(CaSO4・2H2O)を回収する。固液分離装置7で分離されたろ液の一部のろ液F41を洗浄塔4に戻し、その他を放流する。洗浄塔4から排出された排ガスG2は排気する。この方法は、石炭火力発電所等の大型プラントで採用されている。
しかし、この方法によれば、吸収剤にカルシウムイオン(Ca2+)を使用するため、湿式スクラバ2でカルシウムスケールが発生し、安定運転が阻害される虞があった。さらに、カルシウムイオン(Ca2+)は、排ガスに含まれる二酸化硫黄や塩化水素との反応性が高くないため、湿式スクラバ2の大型化が避けられなかった。
水酸化ナトリウム法は、図5に示すように、二酸化硫黄及び塩化水素を含む排ガスG1を湿式スクラバ2に供給すると同時に、吸収剤として水酸化ナトリウム(NaOH)を洗浄塔4に添加し、循環液槽3から湿式スクラバ2に戻される溶液L61に含まれるナトリウムイオン(Na+)と排ガスG1に含まれる二酸化硫黄及び塩化水素とを湿式スクラバ2で反応させる。循環液槽3から排出された溶液L62は、NaHSO3、NaOH等を有効利用するために再利用する。洗浄塔4から排出された排ガスG2は排気する。この方法は、紙パルプ産業、都市ゴミ焼却炉、汚泥焼却炉等で採用されている。この方法によれば、水酸化ナトリウムは反応性が高いため、排ガスG1中の様々な有害物質を効率的に除去することができると共に、湿式スクラバ2を小型化することができる。また、湿式スクラバ2にカルシウムスケールが生じないため、湿式スクラバ2の安定運転を維持することができる。
しかし、上記排煙脱硫方法を用いると、特に内陸部等の排水の放流が制限される地域では、湿式スクラバ2から排出される溶液等を放流することができず、システム内を循環させる必要がある。そのため、運転中に塩素イオンを含む溶液がシステム内を循環し、溶液中に塩素イオンが徐々に濃縮し、高濃度の塩化物腐食環境が生じる虞があった。また、一部の溶液が排出可能であって塩素イオンの濃縮を防止できたとしても、水酸化ナトリウム等の吸収剤も同時に排出されてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来技術における問題点に鑑みてなされたものであって、塩素イオンを含む溶液が循環して溶液中に塩素イオンが徐々に濃縮するシステムにおいて、低コストで溶液中の塩素イオンの濃縮を防止することなどを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、塩素イオンを含む溶液が循環して該溶液中に塩素イオンが徐々に濃縮するシステムに設置される塩素濃縮防止装置であって、前記循環する溶液が通過して該溶液に含まれる塩素イオンが除去される両性イオン交換樹脂を備えることを特徴とする。
本発明によれば、システムを循環する溶液を両性イオン交換樹脂に通過させることで、循環する溶液から低コストで塩素イオンを含む溶液を除去し、高濃度の塩化物腐食環境が生じるのを防止することができる。
上記塩素濃縮防止装置において、前記両性イオン交換樹脂を通過した溶液であって、塩素イオン除去の対象とならなかった溶液を前記システムに戻すルートを備えることができ、塩素イオン除去の対象とならなかった溶液を有効利用することで運転コストを低減することができる。
さらに、前記システムを排煙脱硫システムとすることができ、排煙脱硫システムにおいて高濃度の塩化物腐食環境が生じるのを防止することができる。また、塩素イオン除去の対象とならなかった溶液を該システムに戻すルートを備えることで、新たな吸収剤の使用量を低減することもできる。
また、本発明は、塩素濃縮防止方法であって、塩素イオンを含む溶液が循環して該溶液中に塩素イオンが徐々に濃縮するシステムにおいて、前記循環する溶液を両性イオン交換樹脂に通過させ、該溶液に含まれる塩素イオンを除去することを特徴とする。
本発明によれば、上記発明と同様に、システムを循環する溶液から低コストで塩素イオンを含む溶液を除去し、高濃度の塩化物腐食環境が生じるのを防止することができる。
上記塩素濃縮防止方法において、前記両性イオン交換樹脂を通過した溶液であって、塩素イオン除去の対象とならなかった溶液を前記システムに戻すことができ、塩素イオン除去の対象とならなかった溶液を有効利用することで運転コストの低減に繋がる。
さらに、前記システムを排煙脱硫システムとすることができ、排煙脱硫システムにおける塩素の濃縮を防止することができる。また、塩素イオン除去の対象とならなかった溶液を該システムに戻すルートを備えることで、新たな吸収剤の使用量を低減することもできる。
前記排煙脱硫システムにおいて、二酸化硫黄及び塩化水素を含む排ガスに、水酸化ナトリウム又はアンモニアを添加することができ、両性イオン交換樹脂で分離されたナトリウム塩又はアンモニア塩を再び排ガスに添加することで、低コストで排煙脱硫処理を行うことができる。
また、前記除去する塩素イオンの形態を塩化カルシウム、及び/又は、塩化マグネシウムとすることができる。
以上のように、本発明によれば、塩素イオンを含む溶液が循環して溶液中に塩素イオンが徐々に濃縮するシステムにおいて、低コストで高濃度の塩化物腐食環境が生じることを防止することなどが可能となる。
本発明に係る塩素濃縮防止装置の第1の実施形態を説明するための概略図である。 両性イオン交換樹脂における各種塩類を展開して得られた保持値(溶出位置)を示す。 本発明に係る塩素濃縮防止装置の第2の実施形態を説明するための概略図である。 石灰・石膏法を用いた排煙脱硫システムの一例を示す概略図である。 水酸化ナトリウム法を用いた排煙脱硫システムの一例を示す概略図である。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。尚、以下の説明においては、排煙脱硫システムに本発明を適用した場合を例にとって説明する。
図1は、本発明に係る塩素濃縮防止装置の第1の実施形態を示し、水酸化ナトリウム法による排煙脱硫システムに適用した場合を示す。この排煙脱硫システム1は、火力発電所等からの二酸化硫黄と塩化水素とを含む排ガスG1と、吸収剤である水酸化ナトリウムとを反応させる湿式スクラバ2と、湿式スクラバ2に水酸化ナトリウムを含む溶液L1を循環させる循環液槽3と、水酸化ナトリウムが添加される洗浄塔4と、洗浄塔4から排出された排ガスG2を排気するための排気ファン5と、循環液槽3から排出された溶液L2と添加された炭酸カルシウムとを反応させる反応槽6と、反応槽6から排出されたスラリーS1を酸化するための酸化塔7と、酸化されたスラリーS1を固液分離する固液分離装置8と、固液分離装置8で分離されたろ液F1の一部のろ液F3を通過させ、塩素イオンを含む溶液を放流する両性イオン交換樹脂9と、炭酸カルシウムを反応槽6に添加する炭酸カルシウム添加槽10とを備える。
両性イオン交換樹脂9は、母体を架橋ポリスチレン等とし、同一官能基鎖中に四級アンモニウム基とカルボン酸基等を持たせ、異なる種類のイオンの樹脂内での通過速度の違いを利用したクロマト分離を行うものであって、陽イオン陰イオンの両方とイオン交換をさせる機能を持たせた樹脂である。例えば、三菱化学株式会社製の両性イオン交換樹脂、ダイヤイオン(登録商標)、AMP03を用いることができる。この両性イオン交換樹脂9は、水溶液中の電解質と非電解質の分離を行うことができると共に、電解質の相互分離を行うこともできる。
次に、上記排煙脱硫システム1の動作について、図1を参照しながら説明する。
排ガスG1を湿式スクラバ2へ供給すると同時に、洗浄塔4に吸収剤として水酸化ナトリウムを添加する。添加された水酸化ナトリウムを含む溶液L1が循環液槽3から湿式スクラバ2に送られ、湿式スクラバ2において排ガスG1中の二酸化硫黄及び塩化水素と反応し、亜硫酸水素ナトリウム(NaHSO3)と塩化ナトリウム(NaCl)が生ずる。尚、吸収剤としてアンモニア水を添加してもよく、その場合には、硫酸水素アンモニウム(NH4HSO3)と塩化アンモニウム(NH4Cl)が生ずる。
上記反応によって生じた、亜硫酸水素ナトリウム及び塩化ナトリウムを含む溶液L2が循環液槽3から排出される。排ガスG1中の二酸化硫黄及び塩化水素が水酸化ナトリウムと反応した後の排ガスG2は、洗浄塔4を経て排気ファン5によって排気される。
循環液槽3から排出された溶液L2を反応槽6に供給し、溶液L2を炭酸カルシウム添加槽10から供給される炭酸カルシウムと反応させることで、亜硫酸カルシウム(CaSO3・1/2H2O)、塩化カルシウム(CaCl2)及び亜硫酸ナトリウム(Na2SO3)が生成される。反応槽6には、これらの生成物と、未反応の塩化ナトリウムとが混在する。
反応槽6から排出されたスラリーS1を酸化塔7で酸化して硫酸を添加した後、固液分離装置8に供給して固液分離し、石膏を回収する。固液分離装置8で分離されたろ液F1は、亜硫酸ナトリウム、塩化カルシウム及び塩化ナトリウムの混合液となり、ろ液F1の一部のろ液F3を両性イオン交換樹脂9に通過させ、塩素イオンを含む溶液を放流する。両性イオン交換樹脂9を通過させた後に放流する水は、塩素イオンを含み、可能な限り吸収剤や排水をしてはいけない成分を含まない部分を分離する。排水をしてはいけない成分を含む場合でも、簡易な処理で排水可能となる部分を分離すると容易に排水することができる。これにより、排煙脱硫システム1内を循環して徐々に濃縮する塩素イオンによって高濃度の塩化物腐食環境が生じるのを防止することができる。
両性イオン交換樹脂9は、水のみを展開液(移動相)として各種塩類を分別認識することができ、その選択性は、正イオンの価数が大きいほど保持が大きく、負イオンの価数が大きいほど保持が小さいという傾向がある。図2は、上記ダイヤイオンAMP03をカラムに充填し、各種塩類を展開して得られた保持値(溶出位置)を示す。
同図より、ろ液F3を両性イオン交換樹脂9に通過させることで、塩素イオンとカルシウムイオン(Ca2+)とを含む溶液と、亜硫酸ナトリウムと塩化ナトリウムを含む溶液とに分離できることが判る。そこで、塩素イオンとカルシウムイオンとを含む溶液(塩化カルシウム水)を放流し、亜硫酸ナトリウムを含むろ液F4を、両性イオン交換樹脂9を通過していないろ液F2と合流させてろ液F5として洗浄塔4に戻すことで、排煙脱硫処理の運転コストを削減することができる。この点については、吸収剤としてアンモニア水を添加した場合も同様である。
次に、本発明に係る塩素濃縮防止装置の第2の実施形態について、図3を参照しながら説明する。本実施形態においても、本発明を水酸化ナトリウム法による排煙脱硫システムに適用した場合を示し、本実施形態の排煙脱硫システム11において、上記排煙脱硫システム1と同一の構成要素については、同一の参照番号を付して説明を省略する。
この排煙脱硫システム11は、両性イオン交換樹脂9を固液分離装置8の後段ではなく、循環液槽3の直後に設けたことを特徴とする。循環液槽3の後段に反応槽6、固液分離装置8等が配置される。
次に、排煙脱硫システム11の動作について、図3を参照しながら説明する。
排ガスG1を湿式スクラバ2へ供給すると同時に、洗浄塔4に吸収剤として水酸化ナトリウムを添加する。添加された水酸化ナトリウムを含む溶液L11が循環液槽3から湿式スクラバ2に送られ、湿式スクラバ2において排ガスG1中の二酸化硫黄及び塩化水素と反応し、亜硫酸水素ナトリウム(NaHSO3)と塩化ナトリウム(NaCl)が生ずる。
上記反応によって生じた、亜硫酸水素ナトリウム及び塩化ナトリウムは、ろ液F11中の塩化カルシウムと混合され、溶液L12が循環液槽3から排出される。排ガスG1中の二酸化硫黄及び塩化水素が水酸化ナトリウムと反応した後の排ガスG2は、洗浄塔4を経て排気ファン5によって排気される。
循環液槽3から排出された溶液L12の一部の溶液L14を両性イオン交換樹脂9に通過させ、塩素イオンを含む溶液を放流する。これにより、排煙脱硫システム11内を循環して徐々に濃縮する塩素イオンによって高濃度の塩化物腐食環境が生じるのを防止することができる。
両性イオン交換樹脂9を通過した溶液であって、塩素イオン除去の対象とならなかった溶液L15と、両性イオン交換樹脂9を通過していない溶液L13と合流させて溶液L16として反応槽6に供給する。溶液L15には、正イオンの価数が小さく、負イオンの価数が大きい亜硫酸水素ナトリウムが含まれる。
反応槽6に供給された溶液L16に含まれる亜硫酸水素ナトリウムを、炭酸カルシウム添加槽10から添加される炭酸カルシウムと反応させて亜硫酸カルシウム(CaSO3・1/2H2O)を生成し、反応槽6から排出されるスラリーS11を酸化塔7で酸化して硫酸を添加した後、固液分離装置8によって固液分離し、ケーキ側に石膏を回収する。固液分離装置8で分離されたろ液F11には、亜硫酸ナトリウムが含まれるため、排煙脱硫処理の運転コストの削減に繋がる。また、ろ液F11には溶液L16と炭酸カルシウムの反応により生じた塩化カルシウムが含まれ、循環液槽3に送られる。
尚、上記実施の形態においては、本発明に係る塩素濃縮防止装置及び塩素濃縮防止方法を排煙脱硫システムに適用した場合について説明したが、塩素イオンを含む溶液が循環して該溶液中に塩素イオンが徐々に濃縮するシステムであればその他のシステムに適用することも可能である。
1 排煙脱硫システム
2 湿式スクラバ
3 循環液槽
4 洗浄塔
5 排気ファン
6 反応槽
7 酸化塔
8 固液分離装置
9 両性イオン交換樹脂
10 炭酸カルシウム添加槽
11 排煙脱硫システム
41 排煙脱硫システム
61 排煙脱硫システム

Claims (8)

  1. 塩素イオンを含む溶液が循環して該溶液中に塩素イオンが徐々に濃縮するシステムに設置され、
    前記循環する溶液が通過して該溶液に含まれる塩素イオンが除去される両性イオン交換樹脂を備えることを特徴とする塩素濃縮防止装置。
  2. 前記両性イオン交換樹脂を通過した溶液であって、塩素イオン除去の対象とならなかった溶液を前記システムに戻すルートを備えることを特徴とする請求項1に記載の塩素濃縮防止装置。
  3. 前記システムは、排煙脱硫システムであることを特徴とする請求項1又は2に記載の塩素濃縮防止装置。
  4. 塩素イオンを含む溶液が循環して該溶液中に塩素イオンが徐々に濃縮するシステムにおいて、
    前記循環する溶液を両性イオン交換樹脂に通過させ、該溶液に含まれる塩素イオンを除去することを特徴とする塩素濃縮防止方法。
  5. 前記両性イオン交換樹脂を通過した溶液であって、塩素イオン除去の対象とならなかった溶液を前記システムに戻すことを特徴とする請求項4に記載の塩素濃縮防止方法。
  6. 前記システムは、排煙脱硫システムであることを特徴とする請求項4又は5に記載の塩素濃縮防止方法。
  7. 前記排煙脱硫システムにおいて、二酸化硫黄及び塩化水素を含む排ガスに、水酸化ナトリウム又はアンモニアを添加することを特徴とする請求項6に記載の塩素濃縮防止方法。
  8. 前記除去する塩素イオンの形態が塩化カルシウム、及び/又は、塩化マグネシウムであることを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の塩素濃縮防止方法。
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