本発明は、遊技場に設置される遊技機に対応して配置され、対応する遊技機に関する情報及び遊技者からの呼出しを表示する呼出ランプであって、一定期間外部から情報や命令を受信しない場合、前記遊技機に電力を供給する制御を行う電力制御手段に、電力を遮断する制御を行わせる旨の電力遮断信号を送出する構成とすることにより、使用していない遊技機の電力供給を遮断し、適切な電源管理を行うことができ、節電効果を大きくすることができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施例を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
本実施例では、信号送信機を用いて電力制御手段を制御する電力供給制御装置及び当該電力供給制御装置を用いた遊技場管理システムについて説明する。
図1は、本実施例に係る電力供給制御装置及び当該電力供給制御装置を用いた遊技場管理システムのシステム構成を例示的に示したブロック図である。
図1に示すように、本実施例に係る遊技場管理システムは、主として信号送信機100(制御手段の一例)、呼出ランプ200、遊技機300(遊技場に設置される所定の設備機器の一例)、台情報処理装置400、電源リレー500(電力制御手段の一例)から構成されている。呼出ランプ200、遊技機300、台情報処理装置400は通信可能なようにLAN(=Local Area Network) やシリアル接続等で接続されている。また、台情報処理装置400と電源リレー500とは、台情報処理装置400から電源リレー500へ接点開信号(電力遮断信号の一例)及び接点閉信号(電力供給信号の一例)を伝送可能なようにケーブル等の有線又は無線で接続されている。更に、遊技機300の電源プラグ301は、電力の供給を受けることができるように電源リレー500を介してコンセント600(電力供給手段の一例)と接続されている。なお本実施例においては、呼出ランプ200に設けられた、信号送信機100から出力される信号を受信する受信手段(図示省略)から、台情報処理装置400と電源リレー500とを接続するケーブルまでを信号受信手段の一例としている。また、電力制御手段の一例である電源リレー500と、上記信号受信手段とから電力供給制御装置が構成されている。
信号送信機100は、図2に示すように少なくとも入力部101と制御部102と通信部103とを有している。入力部101は例えば押しボタンであって、遊技場の従業員等のユーザから電源リレー500に対するON/OFF操作を受け付ける。 制御部102は例えばマイクロプロセッサ、LSI(=集積回路)であって、入力部101を通じてユーザからのON/OFF操作を認識すると、通信部103を通じて接点開信号又は接点閉信号を送出させる制御を行う。通信部103は、外部機器との通信を司るものであり、制御部102からの命令に応じて接点開信号又は接点閉信号を赤外線や電波等に変換して外部に送出する。
呼出ランプ200は、一般的に遊技機300ごとに対応して配置され、対応する遊技機300に関する各種情報および遊技者からの呼出しを表示する。即ち、呼出ランプ200は、遊技中トラブル等が発生し遊技者が呼出ボタン(図示省略)を押した場合、あるいは大当たりが発生した場合等に、その旨を遊技場の従業員及び周囲の遊技者に知らせるものである。また呼出ランプ200は、対応する遊技機300の本日、前日、前々日の大当たり回数、大当たり後のスタート回数等の遊技機300に関する情報を表示する。また呼出ランプ200は、信号送信機100から接点開信号及び接点閉信号を受信して、台情報処理装置400等に送出する。従って呼出ランプ200は、接点開信号及び接点閉信号を受信し、当該信号を送出するインタフェイス(図示省略)を備えている。
遊技機300は、遊技者によってパチンコ玉やメダルを用いて遊技が行われるパチンコ機、パチスロ(スロットマシン)、パチロット等である。また、遊技機300が電力によって作動する電気機器であることはいうまでもない。遊技機300は、電源プラグ301が差込口であるコンセント600に差し込まれることにより、遊技場に配線された電力線(図示省略)と接続され、商用電源(図示省略)から電力の供給を受けることが可能となる。なお、上述したように遊技機300の電源プラグ301は、電源リレー500を介してコンセント600と接続されている。
台情報処理装置400は、いわゆる台コンピュータであって、遊技機300に対応して設けられ、当該遊技機300の情報を収集する。また台情報処理装置400は、遊技機300と、いわゆる島コンピュータと呼ばれる島情報処理装置(図示省略)、あるいはいわゆるホールコンピュータと呼ばれる総合情報処理装置(図示省略)との接続を仲介する。また、接続された呼出ランプ200から接点開信号及び接点閉信号を受信し、電源リレー500に送出する。従って台情報処理装置400は、接点開信号及び接点閉信号を受信し、当該信号を送出するインタフェイス(図示省略)を備えている。
電源リレー500は、図3に示すように、少なくとも通信部501、制御部502、駆動機構部503とから構成されている。通信部501は、接点開信号及び接点閉信号を受信する。制御部502は、例えばLSI(=集積回路)であって、通信部501を通じて接点開信号又は接点閉信号の受信を認識すると、駆動機構部503に接点の開閉を行わせる制御を行う。駆動機構部503は、例えばコイルとスイッチとから構成されている(図示省略)。そのため、制御部502からの命令に応じて、コイルに電流を流すと当該コイルは磁性化し、磁力によってスイッチが引っ張られて、スイッチの接点が閉じる。一方、コイルに電流を流すのをやめるとコイルの磁力が消失し、スイッチの接点が開く。なお、駆動機構部503はこの構成に限定されるものではなく、コイルに電流を流すとスイッチの接点が開き、電流を流すのをやめるとスイッチの接点が閉じる構成としても良い。また、コイルに流す電流は、台情報処理装置400から供給される構成としても良いし、電源リレー500に別途接続された電源(図示省略)から供給される構成としても良い。
次に、本実施例における遊技場管理システムが実行する処理の流れを、図4を参照にして説明する。なお、以下の処理は遊技場に設置された各遊技機300について独立に実行する。
図4(a)に示すように、信号送信機100は、遊技場の従業員等のユーザから電源ON操作を受け付けると、信号送信機100は、接点閉信号を送出する(ステップS401)。呼出ランプ200は、接点閉信号を受信すると、受信した当該信号を、台情報処理装置400を介して電源リレー500に送出する(ステップS402)。電源リレー500は、接点閉信号を受信すると、接点を閉じる(ステップS403)。電源リレー500の接点が閉じられると、遊技機300の電源プラグ301からコンセント600までの電路がつながり、遊技機300に対する電力の供給が開始される(ステップS404)。
一方、図4(b)に示すように、信号送信機100は、遊技場の従業員等のユーザから電源OFF操作を受け付けると、信号送信機100は、接点開信号を送出する(ステップS411)。呼出ランプ200は、接点開信号を受信すると、受信した当該信号を、台情報処理装置400を介して電源リレー500に送出する(ステップS412)。電源リレー500は、接点開信号を受信すると、接点を開く(ステップS413)。電源リレー500の接点が開かれると、遊技機300の電源プラグ301からコンセント600までの電路が切断され、遊技機300に対する電力の供給が遮断される(ステップS414)。
このように遊技場管理システムを構成することによって、遊技場に設置される所定の設備機器(本実施例では遊技機300)の電源のON/OFFを遊技場の従業員等のユーザの任意のタイミングで行うことができ、適切な電源管理を行うことができる。また、節電効果を大きくすることができる。
なお、本実施例においては、信号送信機100から送出された接点開信号及び接点閉信号が、呼出ランプ200及び台情報処理装置400を中継して電源リレー500に伝達される構成を示したが、この構成に限定されるわけではない。例えば、図5に示すように信号送信機100から送出された接点開信号及び接点閉信号が、呼出ランプ200を中継して電源リレー500に伝達される構成としても良い。更に、信号送信機100から送出された接点開信号及び接点閉信号が、直接電源リレー500で受信される構成としても良い。
本実施例では、呼出ランプを用いて電源リレーを制御する遊技場管理システムについて説明する。なお、上記実施例1と同様の構成要素については同符号を用い、説明を省略する。また、変形例についても同様であるため、説明を省略する。
図6は、本実施例に係る遊技場管理システムのシステム構成を例示的に示したブロック図である。
図6に示すように、遊技場管理システムは、主として呼出ランプ700(制御手段の一例)、遊技機300、電源リレー500から構成されている。呼出ランプ700と電源リレー500とは、呼出ランプ700から電源リレー500へ接点開信号を伝送可能なようにケーブル等の有線又は無線で接続されている。
呼出ランプ700は、一般的に遊技機300ごとに対応して配置され、対応する遊技機300に関する各種情報および遊技者からの呼出しを表示する。即ち、呼出ランプ700は、遊技中トラブル等が発生し遊技者が呼出ボタン(図示省略)を押した場合、あるいは大当たりが発生した場合等に、その旨を遊技場の従業員及び周囲の遊技者に知らせるものである。また呼出ランプ700は、対応する遊技機300の本日、前日、前々日の大当たり回数、大当たり後のスタート回数等の遊技機300に関する情報を表示する。また呼出ランプ700は、外部から情報や命令(例えば遊技機300からのセーフ信号や大当り信号、台間機(図示省略)からの売上信号、呼出ボタン(図示省略)押下の旨の信号等)を一定時間受信しない場合、電源リレー500に対し接点開信号を送出すると共に、「スリープモード」に移行する。
呼出ランプ700は、図7に示すように少なくとも記憶部710と、制御部720と、入力部730と、表示部740と、通信部750と、これら各部を信号線で接続するバス760とから構成されている。
記憶部710は、例えばRAMとフラッシュメモリ等の不揮発性半導体メモリとから構成されている。RAMは、各種データを一時記憶するためのものであり、制御部720の主メモリ、ワークエリア等として機能する。不揮発性半導体メモリは、内部に基本I/Oプログラムや制御プログラム等のプログラム、基本処理において使用する各種データを記憶する。
制御部720は、例えばマイクロプロセッサを有している。制御部720は記憶部710に記憶されているアプリケーションプログラム、制御プログラム等を実行し、記憶部710のRAM(=Random Access Memory)等にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に記憶する制御を行う。また制御部720は、リアルタイムクロック等の計時手段(図示省略)を参照にして、通信部750や入力部730を通じて一定期間外部から情報や命令を受信しない場合、通信部750を通じて電源リレー500に対し接点開信号を送出させると共に、「スリープモード」に移行させる制御を行う。
本実施例にいう「スリープモード」は、呼出ランプ700の表示部740への電力供給を遮断し、表示を行わない状態を指す。ただし、これに限らず、例えば呼出ランプ700が「スタンバイ状態」あるいは、「休止状態」に移行した状態等、通常の使用時と比較して電力消費量が少ない状態であればよい。「スタンバイ状態」とは、不揮発性半導体メモリ等のデバイスの電源はオフにすることで、消費電力を抑えるモードである。但し、RAMには電力が供給され、実行中の情報がそのまま保持される。従って、「スリープモード」直前の状態への復帰が可能であり、復帰も速い。一方、「休止状態」とは、不揮発性半導体メモリ等へRAM上の情報を退避させ、RAMを含む各デバイスの電源をオフにするモードである。従って、消費電力を大幅に抑制することができるが、「休止状態」への移行や復帰に時間がかかる。
入力部730は、例えばボタンやタッチパネルである。ユーザの押し下げ操作等による情報・命令の入力を受け付ける。
表示部740は、例えば液晶ディスプレイや、プラズマディスプレイや、有機ELディスプレイ等で構成され、遊技者が遊技場の従業員等を呼んでいる旨、対応する遊技機300に大当たりが発生した旨等を、制御部720からの命令に応じて表示する。
通信部750は、外部機器との通信を司るものであり、制御部720からの命令に応じて接点開信号を外部に送出する。
次に、本実施例における遊技場管理システムが実行する処理の流れを、図8を参照にして説明する。なお、以下の処理は遊技場に設置された各遊技機300について独立に実行する。
呼出ランプ700は、外部から一定時間情報や命令を受信しない場合(ステップS801でYES)、電源リレー500に対し接点開信号を送出する(ステップS802)。また呼出ランプ700は「スリープモード」へ移行する(ステップS803)。電源リレー500は、接点開信号を受信すると、接点を開く(ステップS804)。電源リレー500の接点が開かれると、遊技機300の電源プラグ301からコンセント600までの電路が切断され、遊技機300に対する電力の供給が遮断される(ステップS805)。
このように、呼出ランプ700が、外部から一定時間情報や命令を受信しない場合、電源リレー500に対し接点開信号を送出する構成とすることによって、対応する遊技機300の使用の有無を判断し、一定時間使用されていない場合には当該遊技機300の電源をオフにすることで、適切な電源管理を行うことができる。また、節電効果を大きくすることができる。また遊技機300の電源をオフにするだけでなく、呼出ランプ700についても消費電力を抑えた「スリープモード」へ移行させることで、節電効果を更に大きくすることができる。
なお本実施例においては、呼出ランプ700が、一定時間外部から情報や命令を受信しない場合、電源リレー500に対し接点開信号を送出すると共に、「スリープモード」へ移行する構成を示したが、この構成に限定されるものではない。例えば、呼出ランプ700が、一定時間外部から情報や命令を受信しない場合、「スリープモード」への移行は行なわず、電源リレー500に対し接点開信号を送出する構成としても良い。
また、本実施例においては、呼出ランプ700と電源リレー500を直接接続し、呼出ランプ700が、一定時間外部から情報や命令を受信しない場合、電源リレー500に対し直接接点開信号を送出する構成を示したが、この構成に限定されるものではない。例えば、呼出ランプ700と電源リレー500とを、台情報処理装置400を介して接続する構成としても良い。また、本実施例では呼出ランプ700が一定時間外部から情報や命令を受信しない場合に「スリープモード」に移行する構成を例示したが、スリープモードへの移行又はスリープモードから通常モードへの復帰の操作が可能なリモコン等の信号送信手段(図示省略)を設け、この信号送信手段の操作によって「スリープモード」へ移行させるように構成しても良い。
本実施例では、総合情報処理装置を用いて電源リレーを制御する遊技場管理システムについて説明する。なお、上記実施例1及び2と同様の構成要素については同符号を用い、説明を省略する。また、変形例についても同様であるため、説明を省略する。
図9は、本実施例に係る遊技場管理システムのシステム構成を例示的に示したブロック図である。
図9に示すように、遊技場管理システムは、主として総合情報処理装置800(制御手段の一例)、島情報処理装置900、台情報処理装置400、呼出ランプ200、遊技機300、電源リレー500から構成されている。総合情報処理装置800、島情報処理装置900、台情報処理装置400、呼出ランプ200、遊技機300は通信可能なようにLAN(=Local Area Network)やシリアル接続等により接続されている。また、台情報処理装置400と電源リレー500とは、台情報処理装置400から電源リレー500へ接点開信号及び接点閉信号を伝送可能なようにケーブル等の有線又は無線で接続されている。
総合情報処理装置800は、いわゆるホールコンピュータと呼ばれるものであって、遊技場に設置される設備機器や遊技者情報を管理・統括する役割を果たすものである。また、遊技場に設置されている各遊技機300側から受信した遊技機の稼働状況を示す稼働信号に基づき、各遊技機の稼働状況を把握する役割を果たすものである.
次に、総合情報処理装置800のハードウェア構成について、図10を参照して説明する。図10は、総合情報処理装置800のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である。総合情報処理装置800は、記憶部810と、制御部820と、入力部830と、表示部840と、通信部850と、これら各部を信号線で接続するバス860とから構成されている。
記憶部810は、例えばRAM(=Random Access Memory)とHDD(=ハードディスクドライブ)とから構成されている。RAMは各種データを一時記憶するためのものであり、制御部820の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
HDDは、大容量メモリとして機能し、アプリケーションプログラム、OS、制御プログラム、関連プログラム、基本処理において使用する各種データ等が記憶される。
また、記憶部810のHDD等には、図11に示すようにあらかじめ設定された特定の時間(例えば、1分間毎に)で時間を区切った時間帯情報8132が関連付けられて記憶されている複数の打玉数記憶領域8131が設けられている。各打玉数記憶領域8131には、特定の時間毎に、時間を区切って各遊技機300の累積打玉数が記憶される。つまり、例えば、「10時00分00秒〜10時00分59秒」の時間帯の各遊技機300の累積打玉数と、「10時01分00秒〜10時01分59秒」の時間帯の各遊技機300の累積打玉数、というように1分毎に区分けして、順に打玉数記憶領域8131に記憶する。なお、各打玉数記憶領域8131には、直前に区切られた打玉数記憶領域8131に記憶されている打玉数がデフォルト値として記憶されており、このデフォルト値に打玉信号の受信に基づき打玉数を加算する。
なお記憶部810に、内部に基本I/Oプログラム等のプログラム、基本処理において使用する各種データを記憶する、例えばROM(=Read Only Memory)を有する構成としても良い。
図10において、制御部820は例えばCPU(=Central Processing Unit)であって、記憶部810に記憶されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行する等の制御を行う。
また、制御部820は、各遊技機300から受信した打玉信号に基づき算出される各遊技機300の打玉数を、時系列の推移(例えば、1分間毎に)と共に、累積的に記憶させる制御を行う。詳しくは、制御部820は、打玉信号を受信すると、リアルタイムクロック等の計時手段(図示省略)で現在時刻を参照して、当該現在時刻が含まれる時間帯情報8132を有する記憶部810内の打玉数記憶領域8131に記憶されている累積打玉数を呼び出して、加算する。なお、打玉信号は厳密には遊技機300とは別体として、通常は遊技機300の下方に設けられたアウトボックス(図示省略)から送出される信号であるが、本実施例においては遊技機300から出力される信号として扱う。
また、制御部820は、現在時刻が含まれる時間帯情報8132を有する打玉数記憶領域8131に記憶されている累積打玉数と、当該現在時刻の前に区切られた時間帯情報8132を有する打玉数記憶領域8131に記憶されている累積打玉数とを比較する制御を行う。また、比較の結果、差分が生じていないと判断した場合には、接点開信号を送出する制御を行う。
ここで、総合情報処理装置800が各遊技機300から受信する打玉信号について、具体例をあげて説明する。
遊技機300に設けられているいずれかの入賞口(図示省略)を通過した遊技媒体及びいずれの入賞口にも入賞せず遊技機300のアウト口(図示省略)を通過した遊技媒体は、遊技機300の背面下部等に設けられた遊技媒体排出口(図示省略)から遊技機300の外部に排出される。そしてこの遊技媒体排出口付近にはいわゆるアウトボックス(図示省略)が設けられている。アウトボックスには遊技媒体を受ける受け皿と、遊技媒体を計数する計数手段が備えられている。アウトボックスは、遊技機300から排出された遊技媒体を受け皿で受け、これらの遊技媒体を遊技機300内に発射された遊技媒体(=打玉)とみなして計数手段で計数すると共に、排出樋(図示省略)に導き回収させる。そして計数手段は、計数した遊技媒体10個につき打玉信号を1パルス出力する。
つまり、遊技者が遊技機300を用いて遊技を行っている場合には、当該遊技機300から打玉信号が継続して出力される。一方、遊技が行われていない場合には、打玉信号は出力されない。そのため、打玉信号の出力の有無によって、当該遊技機300の使用の有無を判断することができる。即ち、制御部820が、現在時刻が含まれる時間帯情報8132を有する打玉数記憶領域8131に記憶されている累積打玉数と、当該現在時刻の前に区切られた時間帯情報8132を有する打玉数記憶領域8131に記憶されている累積打玉数とを比較した結果、差分が生じていない場合は、現在遊技機300から打玉信号が出力されておらず、当該遊技機300は使用されていないと判断することができる。
入力部830は、例えば、キーボードやポインティングデバイス(マウス等)、タッチパネルである。入力部830を用いて、遊技場の従業員等のユーザは、総合情報処理装置800に対して、総合情報処理装置800を制御するコマンド等を入力指示する。
表示部840は、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRTであり、入力部830から入力されたコマンドや、それに対する総合情報処理装置800の応答出力等を表示するものである。
バス860は、総合情報処理装置800内の情報の流れを司るものである。850は通信部であり、この通信部850を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。
尚、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアにより、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
本実施例では、本実施例に係るプログラム及び関連データを記憶部810のRAM等に直接ロードして実行させる例を示しているが、これ以外にも、本実施例に係るプログラムを動作させる度に、既にプログラムがインストールされている記憶部810のHDD等からRAM等にロードするようにしてもよい。また、本実施例に係るプログラムを記憶部810のROM等に記録しておき、これをメモリマップの一部をなすように構成し、直接制御部820で実行することも可能である。
また、本実施例では、説明の便宜のため、総合情報処理装置800を1つの装置で実現した構成について述べるが、複数の装置にリソースを分散した構成によって実現してもよい。例えば、記憶や演算のリソースを複数の装置に分散した形に構成してもよい。或いは、総合情報処理装置800上で仮想的に実現される構成要素毎にリソースを分散し、並列処理を行うようにしてもよい。
また、遊技場管理システムが、例えば、図9に例示したような構成の場合は、遊技機300から送出された稼働信号である打玉信号は、呼出ランプ200、台情報処理装置400、島情報処理装置900を経由して、遊技機300から総合情報処理装置800へ転送される。この過程において、遊技機300、台情報処理装置400或いは島情報処理装置900を識別する識別情報を付加する構成としても良い。なお、図9のような構成の場合、台情報処理装置400や島情報処理装置900等の中継装置において、アナログ信号をデジタル信号に変換する処理や、信号を所定フォーマットのパケットに変換する処理等がなされる場合がある。これらの処理は、当業者にとって自明であるため、本実施例では説明を省略する。
なお、総合情報処理装置800が受信する稼働信号は打玉信号に限られない。例えば、入賞に基づく遊技機300からの遊技媒体の払い出しに伴い出力される出玉信号や、図柄が確定したことを示す信号や、遊技機300の遊技状態が大当たり状態であることを示す信号が稼働信号に含まれていても良い。
また島情報処理装置900は、いわゆる島コンピュータであって、台情報処理装置400と、総合情報処理装置800との接続を仲介する。また、複数の台情報処理装置400は1以上のグループに分類され、グループ毎に、島情報処理装置900は、台情報処理装置400を管理する。
次に、本実施例における遊技場管理システムが実行する処理の流れを、図12を参照にして説明する。なお、以下の処理は遊技場に設置された各遊技機300について独立に実行する。
総合情報処理装置800は、現在時刻が含まれる時間帯情報8132を有する打玉数記憶領域8131に記憶されている累積打玉数と、当該現在時刻の前に区切られた時間帯情報8132を有する打玉数記憶領域8131に記憶されている累積打玉数とを比較する(ステップS1201)。そして、比較の結果、差分が生じていないと判断した場合には(ステップS1202でYES)、島情報処理装置900、台情報処理装置400を介して電源リレー500に対し接点開信号を送出する(ステップS1203)。
以下、これらのステップについて具体的に説明する。例えば図11に示すように、遊技機300の1番台の「19時01分00秒〜19時01分59秒」の時間帯情報8132を有する打玉数記憶領域8131に記憶されている累積打玉数が、「32650」であり、遊技機300の1番台の「19時02分00秒〜19時02分59秒」の時間帯情報8132を有する打玉数記憶領域8131に記憶されている累積打玉数が、「32650」であり、これらの累積打玉数を比較した場合、差分が生じていないと判断される。このような判断を繰り返した結果、差分が生じていないと判断した回数が予め設定された所定回数続いた場合、総合情報処理装置800は電源リレー500に対し接点開信号を送出する。一方、遊技機300の2番台の「19時01分00秒〜19時01分59秒」の時間帯情報8132を有する打玉数記憶領域8131に記憶されている累積打玉数が、「40550」であり、遊技機300の2番台の「19時02分00秒〜19時02分59秒」の時間帯情報8132を有する打玉数記憶領域8131に記憶されている累積打玉数が、「40600」であり、これらの累積打玉数を比較した場合、差分が生じていると判断される。
総合情報処理装置800から送出された接点開信号は、島情報処理装置900及び台情報処理装置400を介して電源リレー500に送られる。そして電源リレー500は、接点開信号を受信すると、接点を開く(ステップS1204)。電源リレー500の接点が開かれると、遊技機300の電源プラグ301からコンセント600までの電路が切断され、遊技機300に対する電力の供給が遮断される(ステップS1205)。
このように、遊技機300の打玉数に一定時間変動がない場合、総合情報処理装置800が電源リレー500に対し接点開信号を送出する構成とすることによって、対応する遊技機300の使用の有無を判断し、一定時間使用されていない場合には当該遊技機300の電源をオフにする。これにより、適切な電源管理を行うことができる。また、節電効果を大きくすることができる。
なお本実施例においては、遊技機300の打玉数に一定時間変動がない場合、総合情報処理装置800が電源リレー500に対し接点開信号を送出する構成としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、遊技場の従業員等が、総合情報処理装置800の入力部830を操作して、使用されていない遊技機300の電源リレー500に対し、接点開信号を送出する構成としても良い。また例えば、過去の遊技場への来場者数から、各曜日の各時間帯において必要な遊技機300の数を算出しておき総合情報処理装置800は、リアルタイムクロック等の計時手段(図示参照)を参照し、あらかじめ設定された所定の時間になると、算出された必要数の遊技機300を残して、稼働がない(打玉数に一定時間変動がない)遊技機300の電源リレー500に対し、接点開信号を送出する構成としても良い。
また本実施例においては、総合情報処理装置800から送出された接点開信号は、島情報処理装置900及び台情報処理装置400を中継して、電源リレー500に伝達される構成を示したが、この構成に限定されるものではなく、総合情報処理装置800から送出された接点開信号が、電源リレー500に伝達可能な構成であれば良い。従って、呼出ランプ200から電源リレー500へ接点開信号を伝送可能なようにケーブル等の有線又は無線で接続し、総合情報処理装置800から送出された接点開信号は、島情報処理装置900、台情報処理装置400、呼出ランプ200を中継して、電源リレー500に伝達される構成としても良い。なお、電源がOFFになった遊技機300について電源をONにするために、従業員等に携帯させるリモコン等の操作端末(図示省略)を用いることとしても良い。
本実施例では、台間機を用いて電源リレーを制御する遊技場管理システムについて説明する。なお、上記実施例1〜3と同様の構成要素については同符号を用い、説明を省略する。また、変形例についても同様であるため、説明を省略する。
図13は、本実施例に係る遊技場管理システムのシステム構成を例示的に示したブロック図である。
図13に示すように、遊技場管理システムは、主として台間機1000(制御手段の一例)、呼出ランプ200、遊技機300、電源リレー500、従業員用記録媒体1100から構成されている。台間機1000、呼出ランプ200、遊技機300は通信可能なようにLAN(=Local Area Network)やシリアル接続等により接続されている。呼出ランプ200と電源リレー500とは、呼出ランプ200から電源リレー500へ接点開信号及び接点閉信号を伝送可能なようにケーブル等の有線又は無線で接続されている。
台間機1000は、玉貸機、メダル貸機である。この台間機1000は、遊技者による現金の挿入や遊技に使用可能な価値としての残金情報を記録した遊技者用記録媒体(図示省略)からの残金情報の引落としを受付けて、所定量のパチンコ玉、メダル等の遊技媒体を払出し、遊技者による遊技機300での遊技を可能にする。また遊技機300での遊技に関連して発生した各種遊技関連情報を表示することも可能である。なお、台間機1000は、遊技機300に対して遊技媒体の払い出しを指令可能な、いわゆるCRユニットであっても良いことは当然である。
次に、台間機1000のハードウェア構成について、図14を参照して説明する。図14は、台間機1000のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である。台間機1000は、記憶部1010と、制御部1020と、入力部1030と、表示部1040と、カードリーダ/ライタ部1050と、通信部1060と、これら各部を信号線で接続するバス1070とから構成されている。
記憶部1010は、例えばRAMと、フラッシュメモリ等の不揮発性半導体メモリとから構成されている。RAMは各種データを一時記憶するためのものであり、制御部1020の主メモリ、ワークエリア等として機能する。不揮発性半導体メモリは、内部に基本I/Oプログラム等のプログラム、基本処理において使用する各種データを記憶する。
図14において、制御部1020は、例えばCPU(=CentralProcessing Unit)又はマイクロプロセッサであって、記憶部1010に記憶されているアプリケーションプログラムや制御プログラム等を実行し、記憶部1010のRAM等にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に記憶する制御を行う。また、制御部1020は、従業員用記録媒体1100から読み出した識別情報と記憶部1010に記憶されている識別情報とを比較する制御を行う。また、制御部1020は比較した結果、同一の識別情報が見つかり一致した場合には表示部1040に遊技機300の電源ON操作又は電源OFF操作を促す画面を表示させる制御を行う。また入力部1030を通じて遊技場の従業員等によって行なわれたON/OFF操作を認識すると、接点開信号又は接点閉信号を送出する制御を行う。
入力部1030は、例えばテンキー、タッチパネルである。入力部1030を用いて、遊技場の従業員等のユーザは、台間機1000に対して、台間機1000を制御する情報やコマンド等を入力指示する。また、遊技場の従業員等のユーザが行なった遊技機300の電源ON/OFF操作を受け付ける。
表示部1040は、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRTであり、入力部1030から入力されたコマンドや、それに対する台間機1000の応答出力等を表示するものである。また表示部1040は遊技機300の電源ON/OFF操作を促す画面を表示する。
カードリーダ/ライタ部1050は、近接・接触した従業員用記録媒体1100に記録されている識別情報等の情報を読み出し、また従業員用記録媒体1100に情報を書き込む。
バス1070は、台間機1000内の情報の流れを司るものである。1060は通信部であり、この通信部1060を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。
従業員用記録媒体1100は、遊技場の従業員が使用する、例えばカード型の記録媒体であり、内部に各従業員用記録媒体1100に割り当てられている識別情報が記録されている。なお、識別情報は例えば文字、数字、文字及び数字の組み合わせである。
次に、本実施例における遊技場管理システムが実行する処理の流れを、図15を参照にして説明する。なお、以下の処理は遊技場に設置された各遊技機300について独立に実行する。
遊技場の従業員等が、従業員用記録媒体1100を台間機1000のカードリーダ/ライタ部1050に近接させる等すると(ステップS1501)、カードリーダ/ライタ部1050は従業員用記録媒体1100の内部に記録されている識別情報を読み出す。台間機1000の制御部1020は、記憶部1010に記憶されている識別情報を呼び出して、読み出した識別情報と比較する(ステップS1502)。比較した結果、同一の識別情報が見つかり一致した場合には(ステップS1503でYES)、制御部1020は、表示部1040に遊技機300の電源ON/OFF操作を促す画面を表示させる(ステップS1504)。
台間機1000が、遊技場の従業員等のユーザから電源ON操作を受け付けると(ステップS1505でYES)、台間機1000は、接点閉信号を送出する(ステップS1506)。呼出ランプ200は、接点閉信号を受信すると、受信した当該信号を電源リレー500に送出する(ステップS1507)。電源リレー500は、接点閉信号を受信すると、接点を閉じる(ステップS1508)。電源リレー500の接点が閉じられると、遊技機300の電源プラグ301からコンセント600までの電路がつながり、遊技機300に対する電力の供給が開始される(ステップS1509)。
一方、台間機1000が、遊技場の従業員等のユーザから電源OFF操作を受け付けると(ステップS1505でNO)、台間機1000は、接点開信号を送出する(ステップS1510)。呼出ランプ200は、接点開信号を受信すると、受信した当該信号を電源リレー500に送出する(ステップS1511)。電源リレー500は、接点開信号を受信すると、接点を開く(ステップS1512)。電源リレー500の接点が開かれると、遊技機300の電源プラグ301からコンセント600までの電路が切断され、遊技機300に対する電力の供給が遮断される(ステップS1513)。
このように、遊技場管理システムを構成することによって、遊技場に設置される所定の設備機器(本実施例では遊技機300)の電源のON/OFFを遊技場の従業員等のユーザの任意のタイミングで行うことができ、適切な電源管理を行うことができる。また、節電効果を大きくすることができる。
また本実施例においては、台間機1000から送出された接点開信号及び接点閉信号は、呼出ランプ200を中継して、電源リレー500に伝達される構成を示したが、この構成に限定されるものではなく、台間機1000から送出された接点開信号及び接点閉信号が、電源リレー500に伝達可能な構成であれば良い。従って、台情報処理装置400から電源リレー500へ接点開信号及び接点閉信号を伝送可能なようにケーブル等の有線又は無線で接続し、台間機1000から送出された接点開信号及び接点閉信号は、台情報処理装置400を中継して、電源リレー500に伝達される構成としても良い。
また、本実施例では、従業員用記録媒体1100を台間機1000に近接させる等して、識別情報の比較を受けた後に、遊技機300の電源ON/OFF操作を受け付ける構成を示したが、この構成に限定されるものではない。例えば、識別情報の比較を受けずに、遊技機300の電源ON/OFF操作を受け付ける構成としても良い。また、従業員用記録媒体1100に変えて、従業員にリモコン等の操作端末(図示省略)を携帯させ、この操作端末から電源ON/OFFの操作を可能とし、操作端末で電源ON/OFFの操作を行うと、台間機1000が当該信号を受信し、当該信号を電源リレー500に伝達し、電源リレー500を駆動させる構成としても良い。
本実施例では、遊技情報表示装置を用いて電源リレーを制御する遊技場管理システムについて説明する。なお、上記実施例1〜4と同様の構成要素については同符号を用い、説明を省略する。また、変形例についても同様であるため、説明を省略する。
図16は、本実施例に係る遊技場管理システムのシステム構成を例示的に示したブロック図である。
図16に示すように、遊技場管理システムは、主として遊技情報表示装置1200(制御手段の一例)、総合情報処理装置800、島情報処理装置900、台情報処理装置400、呼出ランプ200、遊技機300、電源リレー500から構成されている。遊技情報表示装置1200、総合情報処理装置800、島情報処理装置900、台情報処理装置400、呼出ランプ200、遊技機300は通信可能なようにLAN(=Local Area Network)やシリアル接続等により接続されている。台情報処理装置400と電源リレー500とは、台情報処理装置400から電源リレー500へ接点開信号及び接点閉信号を伝送可能なようにケーブル等の有線又は無線で接続されている。
遊技情報表示装置1200は、遊技場に設置されている遊技機300の機種や、どの遊技機300で大当たりが発生しているのか、どの遊技機300が電源ONの状態であるのか、どの遊技機300が電源OFFの状態になっているのか等の種々の情報を、総合情報処理装置800からの命令に従って遊技場の遊技者用に表示する、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRT、有機ELディスプレイ等の表示部1210を備えている。表示方法としては、遊技場に設置してある遊技機300のそれぞれの遊技情報や電源のON/OFF状況などを一覧表示しても良いし、遊技機300の配置を示した平面図を用いて、配色や光の明滅を工夫して表示しても良い。
また、遊技情報表示装置1200は、入力部1220として例えばタッチパネルを備えており、遊技者や遊技場の従業員等のユーザからの命令の入力を受け付ける機能を有している。そして、ユーザから遊技場に設置されている各遊技機300の電源ON/OFF操作を受け付けたり、特定の遊技機300に関する遊技情報を表示するための操作を受け付けたりする。
また、総合情報処理装置800は、遊技情報表示装置1200の入力部1220を通じて特定の遊技機300に対する電源ON/OFF操作を認識すると、当該遊技機300に対して接点開信号又は接点閉信号を送出する。
次に、本実施例における遊技場管理システムが実行する処理の流れを、図17を参照にして説明する。なお、以下の処理は遊技場に設置された各遊技機300について独立に実行する。
遊技情報表示装置1200が、ユーザから電源ON操作を受け付けると(ステップS1701でYES)、電源ON操作を認識した総合情報処理装置800は、接点閉信号を送出する(ステップS1702)。電源リレー500は、島情報処理装置900及び台情報処理装置400を介して、接点閉信号を受信すると、接点を閉じる(ステップS1703)。電源リレー500の接点が閉じられると、遊技機300の電源プラグ301からコンセント600までの電路がつながり、遊技機300に対する電力の供給が開始される(ステップS1704)。
一方、遊技情報表示装置1200が、遊技場の従業員等のユーザから電源OFF操作を受け付けると(ステップS1701でNO)、電源OFF操作を認識した総合情報処理装置800は、接点開信号を送出する(ステップS1705)。電源リレー500は、島情報処理装置900及び台情報処理装置400を介して、接点開信号を受信すると、接点を開く(ステップS1706)。電源リレー500の接点が開かれると、遊技機300の電源プラグ301からコンセント600までの電路が切断され、遊技機300に対する電力の供給が遮断される(ステップS1707)。
このように、遊技場管理システムを構成することによって、遊技場に設置される所定の設備機器(本実施例では遊技機300)の電源のON/OFFを遊技者や遊技場の従業員等のユーザの任意のタイミングで行うことができ、適切な電源管理を行うことができる。また、節電効果を大きくすることができる。
また本実施例においては、総合情報処理装置800から送出された接点開信号及び接点閉信号は、島情報処理装置900及び台情報処理装置400を中継して、電源リレー500に伝達される構成を示したが、この構成に限定されるものではなく、総合情報処理装置800から送出された接点開信号及び接点閉信号が、電源リレー500に伝達可能な構成であれば良い。従って、呼出ランプ200から電源リレー500へ接点開信号及び接点閉信号を伝送可能なようにケーブル等の有線又は無線で接続し、総合情報処理装置800から送出された接点開信号又は接点閉信号は、島情報処理装置900、台情報処理装置400、呼出ランプ200を中継して、電源リレー500に伝達される構成としても良い。
また本実施例においては、電源のON/OFF両方について遊技情報表示装置1200を用いて行う構成としたが、例えば電源のONについては遊技情報表示装置1200を用い、電源のOFFについては従業員に携帯させるリモコン等の操作端末(図示省略)を用いて行う構成としても良い。
本実施例では、人物検出装置を用いて電源リレーを制御する遊技場管理システムについて説明する。なお、上記実施例1〜5と同様の構成要素については同符号を用い、説明を省略する。また、変形例についても同様であるため、説明を省略する。
図18は、本実施例に係る遊技場管理システムのシステム構成を例示的に示したブロック図である。
図18に示すように、遊技場管理システムは、主として人物検出装置1300(制御手段の一例)、台情報処理装置400、呼出ランプ200、遊技機300、電源リレー500から構成されている。人物検出装置1300、台情報処理装置400、呼出ランプ200、遊技機300は通信可能なようにLAN(=Local Area Network)やシリアル接続等により接続されている。台情報処理装置400と電源リレー500とは、台情報処理装置400から電源リレー500へ接点開信号及び接点閉信号を伝送可能なようにケーブル等の有線又は無線で接続されている。
人物検出装置1300は、人物の存在を検出可能なカメラ、人感センサーであって、遊技者や遊技場の従業員等の人物の存在を検出すると、接点閉信号を送出する。一方、時間を計測する計時手段(図示省略)を用いて、一定時間人物の存在を検出しないと、接点開信号を送出する。また、例えば人物検出装置1300は遊技場に設置された各遊技機300に対応して、又は島通路ごとに設けられている。
次に、本実施例における遊技場管理システムが実行する処理の流れを、図19を参照にして説明する。なお、以下の処理は遊技場に設置された各遊技機300について独立に実行する。
人物検出装置1300は、遊技者等の人物の存在を検出すると(ステップS1901でYES)、人物検出装置1300は、接点閉信号を送出する(ステップS1902)。台情報処理装置400は、接点閉信号を受信すると、受信した当該信号を電源リレー500に送出する(ステップS1903)。電源リレー500は、接点閉信号を受信すると、接点を閉じる(ステップS1904)。電源リレー500の接点が閉じられると、遊技機300の電源プラグ301からコンセント600までの電路がつながり、遊技機300に対する電力の供給が開始される(ステップS1905)。
一方、人物検出装置1300は、一定時間人物の存在を検出しないと(ステップS1901でNO)、人物検出装置1300は、接点開信号を送出する(ステップS1906)。台情報処理装置400は、接点開信号を受信すると、受信した当該信号を電源リレー500に送出する(ステップS1907)。電源リレー500は、接点開信号を受信すると、接点を開く(ステップS1908)。電源リレー500の接点が開かれると、遊技機300の電源プラグ301からコンセント600までの電路が切断され、遊技機300に対する電力の供給が遮断される(ステップS1909)。
このように、人物検出装置1300が、遊技者等の人物の存在の有無を検知し、人物の存在を検出した場合には電源リレー500に対し接点閉信号を送出し、一定時間人物の存在を検出しない場合には電源リレー500に対し接点開信号を送出する構成とすることによって、対応する遊技機300の使用の有無を判断し、一定時間使用されていない場合には当該遊技機300の電源をオフにすることで、適切な電源管理を行うことができる。また、節電効果を大きくすることができる。
また本実施例においては、人物検出装置1300から送出された接点開信号及び接点閉信号は、台情報処理装置400を中継して、電源リレー500に伝達される構成を示したが、この構成に限定されるものではなく、人物検出装置1300から送出された接点開信号及び接点閉信号が、電源リレー500に伝達可能な構成であれば良い。従って、呼出ランプ200から電源リレー500へ接点開信号及び接点閉信号を伝送可能なようにケーブル等の有線又は無線で接続し、人物検出装置1300から送出された接点開信号又は接点閉信号は、台情報処理装置400、呼出ランプ200を中継して、電源リレー500に伝達される構成としても良い。
また本実施例においては、電源のON/OFF両方について人物検出装置1300を用いて判断する構成を説明したが、例えば電源OFFについては人物検出装置1300を用い、電源ONについては従業員に携帯させるリモコン等の操作端末(図示省略)を用いて行う構成としても良い。
<その他の変形例>
また、上記実施例1〜6においては、電源ON/OFFの対象を遊技機300と想定して説明を行った。しかし、この構成に限定されるものではない。台間機、計数機、再プレイ機、精算機等の遊技場に設置されている設備機器を電源ON/OFFの対象としても本発明を適用できることは明らかである。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様を取ることが可能である。
また本発明は、前述した実施例の機能を実現するプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、このコンピュータにインストールされるプログラム自体も本発明の技術的範囲に含まれる。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含む。この場合、プログラムの提供方法としては、CD−ROM、DVD等の記憶媒体を用いて提供する方法や、電気通信回線を介して提供する方法等が含まれる。