JP2006087824A - 遊技店の会員サービス提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 会員カードやその発行装置等を不要とすることでコストを削減し環境に配慮しつつも、安全且つ遊技店及び遊技者の双方に便宜を図ることが可能な遊技店の会員サービス提供システムを提供する。
【解決手段】 会員サーバー12は、会員が所有する携帯電話機1に対して会員を特定する識別情報に基づいた識別画像を電子メールに添付して送信し、情報表示装置5は、会員の携帯電話機1に記憶されている識別画像を読み取って識別情報に変換し、この識別情報に併せて会員獲得情報を会員サーバー12に送信し、会員サーバー12は、情報表示装置5からの会員獲得情報を会員保有情報として識別情報に関連づけて記憶・管理する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技機が設置される遊技店内のローカル通信網に接続され、登録された会員のサービス情報及び遊技価値情報を管理する会員サーバーと、ローカル通信網に接続される端末装置と、から構成される遊技店の会員サービス提供システムであって、特に、会員が所有する携帯電話機を利用して各種サービスを提供可能な会員サービス提供システムに関する。
従来より、パチンコ遊技やスロット遊技などの遊技機を設置する遊技店においては、固定客を確保して売上げの向上を図るために、例えば特許文献1に例示されるような会員カードを発行し、この会員カードを用いて会員に有利な各種サービスを提供している。会員カードは、会員登録を行うと発行されるものであり、この会員カードには、各会員(会員カード)を一意に特定するための固有の識別情報(会員番号等の会員コード)が記録されている。
また、遊技店には、会員カードを管理する管理装置が設置されており、この管理装置は、会員の住所、氏名などの登録情報、会員の来店数や誕生日当日の来店などの所定の条件に応じて付与されるサービスポイント(サービス情報)等を、識別情報に関連付けて記憶・管理するようになっている。そして、会員は、自己が保有するサービスポイントのポイント数に応じて遊技店から各種のサービス、例えば、景品の交換や遊技機の予約受付等の特典の提供を受けることができる。また、管理装置には、会員が獲得した遊技媒体(パチンコ球、又は、コイン)が遊技価値情報(蓄積遊技媒体)として会員コード毎に蓄積される。会員は、この蓄積された蓄積遊技媒体を必要に応じて引き出してパチンコ遊技等を行ったり、或いは、景品と交換したりすることができる。
特開2003−210810号公報
このように、各種サービスの提供が受けられる会員カードは、遊技者にとって上記のようなメリットがある反面、複数の遊技店の会員カードを所有すると嵩張るため所持し難く、また、これらの会員カードの中から所望の遊技店の会員カードを探すのが煩雑である等の問題があった。さらに、遊技店では、会員カードを発行する装置や会員カード自体のランニングコストがかかったり、使用済の会員カードの処分(ゴミ)問題も生じていた。
また、通常、希望する遊技者には、獲得した遊技媒体(貯遊技媒体)を換金する便宜が与えられており、その場合、遊技者は、遊技媒体を一旦会員カードやレシートに変換し、それを更に特殊景品に交換した上で、遊技店とは異なる場所に設けられた換金所に特殊景品を持参して換金をする、という一連の手続を踏む必要があり、換金手続が円滑でない点で遊技者にとって不満が残るものであった。また、換金所には換金に充分な金員を準備しておく必要があるが、この金員を目的とした犯罪を誘発する虞がある。また、このような犯罪を未然に防ぐためには相当の警備が必要となり、その分コストを要するという問題があった。
そこで、本発明は、会員カードやその発行装置等を不要とすることでコストを削減し環境に配慮しつつも、安全且つ遊技店及び遊技者の双方に便宜を図ることが可能な遊技店の会員サービス提供システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機が設置される遊技店内に敷設されたローカル通信網に接続され、登録された会員のサービス情報及び遊技価値情報を会員保有情報として記憶し管理する会員サーバーと、
画像の受信及び受信した画像の記憶が可能な会員所有の携帯電話機と、
前記ローカル通信網に接続され、前記会員サーバーとの間で情報の送受信が可能に構成された端末装置と、
から構成される遊技店の会員サービス提供システムであって、
前記端末装置は、
前記携帯電話機に記憶されている識別画像を読み取る識別画像読取手段と、
前記識別画像読取手段によって読み取られた識別画像を、当該識別画像に対応する識別情報に変換する識別情報変換手段と、
前記識別情報変換手段によって変換された識別情報を前記会員サーバーへ送信して該識別情報が登録されているか否かの判定を要求し、会員サーバーからの判定結果を確認する識別情報確認手段と、
前記識別情報確認手段によって識別情報の登録が確認されたことを条件として、端末装置に対応付けられた遊技機からの遊技情報、又は、遊技媒体の計数情報を、会員獲得情報として当該会員の識別情報に併せて会員サーバーへ送信する会員獲得情報送信手段と、を備え、
前記会員サーバーは、
会員を特定可能な識別情報を生成する会員識別情報生成手段と、
前記会員識別情報生成手段によって生成された識別情報に関連付けた会員データ領域を記憶手段に確保する会員データ領域確保手段と、
前記会員データ領域確保手段によって確保された会員データ領域に、前記識別情報と、前記携帯電話機を特定する端末特定情報とを互いに関連付けて登録する会員登録手段と、
前記識別情報に基づく識別画像を作成する識別画像作成手段と、
前記識別画像作成手段によって作成された識別画像を電子メールに添付して、前記端末特定情報によって特定される携帯電話機へ送信する会員識別画像発行送信手段と、
前記端末装置の識別情報確認手段からの判定要求に応じて、該識別情報確認手段から送信された識別情報が前記会員データ領域に登録されているか否かを判定し、該判定結果を前記識別情報確認手段に応答する識別情報判定手段と、
前記端末装置の会員獲得情報送信手段から送信された会員獲得情報が遊技情報である場合には、該遊技情報の内容に応じたサービス情報を前記会員データ領域に記憶されているサービス情報に加算し、前記会員獲得情報が計数情報である場合には、該計数情報を前記会員データ領域に記憶されている遊技価値情報に加算する会員保有情報更新手段と、を備え、
前記会員データ領域に記憶された会員保有情報を、前記携帯電話機に記憶された識別画像に基づいて管理することで会員にサービスを提供することを特徴とする遊技店の会員サービス提供システムである。
なお、遊技価値情報とは、遊技における有価価値を示す情報であり、具体的には、遊技球やコイン(メダル)といった遊技媒体自体の数(遊技媒体数)である。
また、サービス情報とは、会員のみに対して特典として与えられ、遊技価値情報とは異なる遊技店内で流通可能な有価価値を示す情報を意味し、例えば遊技店への入退場や、遊技機における遊技状態の変化等の条件の成立に応じて付与される遊技店限定の有価価値情報である。
また、遊技情報とは、遊技機での遊技における遊技状態が特定の遊技状態に変化したことを示す情報であり、具体的には、例えば、パチンコ遊技機において、遊技者に有利な遊技状態である所謂大当たり(通常の大当り或いは確率変動を伴う大当り)の発生、確率変動中、特別図柄の回転開始や、所謂リーチの発生等を示す情報である。
請求項2に記載のものは、前記会員サーバーは、前記識別情報確認手段から送信された識別情報が前記会員データ領域に登録されていると判定した場合に入場処理又は退場処理を行う入退場処理手段を備え、
前記入退場処理手段は、前記端末装置から送信された識別情報が記憶手段の入場リスト領域に記憶されているか否かを判定し、該当する識別情報が入場リスト領域に記憶されていない場合には、当該識別情報を入場リスト領域に記憶する入場処理を行い、該当する識別情報が入場リスト領域に記憶されている場合には、当該識別情報を入場リスト領域から削除する退場処理を行い、
前記会員保有情報更新手段は、前記入退場処理手段による入場処理又は退場処理が行われる毎に、当該識別情報に関連づけられた会員データ領域に記憶されたサービス情報に所定のサービス情報を加算することを特徴とする請求項1に記載の遊技店の会員サービス提供システムである。
請求項3に記載のものは、前記ローカル通信網に接続されると共に、会員の遊技店への入退場の検知が可能な入退場登録端末装置を備え、
前記入退場登録端末装置は、前記識別画像読取手段、前記識別情報変換手段、及び、前記識別情報確認手段を有することを特徴とする請求項2に記載の遊技店の会員サービス提供システムである。
請求項4に記載のものは、前記会員サーバーが、
前記入退場処理手段が入場処理を行った際に、入場した会員の携帯電話機に遊技店情報を電子メールで送信する遊技店情報送信手段と、
前記入退場処理手段が退場処理を行った際に、退場した会員の携帯電話機に当該会員が遊技機で遊技した遊技結果情報を電子メールで送信する遊技結果情報送信手段と、を備えていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遊技店の会員サービス提供システムである。
請求項5に記載のものは、前記会員サーバーが、
インターネットに接続可能に構成され、
前記携帯電話機からインターネットを通じてアクセス可能なウェブサイトを開設し、
前記ウェブサイトにアクセスした携帯電話機からの換金要求に応じて、前記会員データ領域に記憶されている遊技価値情報の換金処理を行う換金処理手段を備え、
前記換金処理手段は、
前記ウェブサイトを通じて前記携帯電話機から換金対象とする遊技価値情報の入力を受け、
入力された遊技価値情報に対応する金額の代金を会員に支払うべく、携帯電話会社に対して会員の契約口座への当該代金の振り込み依頼を行うことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の遊技店の会員サービス提供システムである。
請求項6に記載のものは、前記会員サーバーが、
前記端末装置から送信される識別情報に対応する会員が登録されていると前記識別情報判定手段によって判定された場合、当該識別情報に関連付けられた携帯電話機に対し、前記端末装置に対応付けられた遊技機の遊技機情報を電子メールで送信する遊技機情報送信手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の遊技店の会員サービス提供システムである。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、会員サーバーは、会員が所有する携帯電話機に対して会員を特定する識別情報に基づいた識別画像を電子メールに添付して送信し、端末装置は、会員の携帯電話機に記憶されている識別画像を読み取って識別情報に変換し、この識別情報に併せて会員獲得情報を会員サーバーに送信し、会員サーバーは、端末装置からの会員獲得情報を会員保有情報として識別情報に関連づけて記憶・管理するので、会員は、携帯電話機に記憶させた識別画像を利用することで、サービス情報としてのサービスポイントの付与や、遊技価値情報(遊技媒体)の蓄積等のサービスの提供を受けることができる。そのため、会員カードや会員カードを発行する発行装置等、会員カードを運用するものが不要となる。これにより、コストを削減できると共に、使用済となって廃棄される会員カードの発生を抑え、環境問題をも考慮した会員サービスを提供することが可能となる。また、会員は、会員カードの所持する必要が無いので、この会員カードの取り扱いに関する煩わしさから解放される。
請求項2、3に記載の発明によれば、入退場処理手段は、端末装置から送信された識別番号が入場リスト領域に記憶されていない場合には、当該識別情報を入場リスト領域に記憶する入場処理を行い、該当する識別番号が入場リスト領域に記憶されている場合には、当該識別情報を入場リスト領域から削除する退場処理を行い、この入退場処理手段による入場処理又は退場処理が行われる毎に、会員保有情報更新手段は、当該識別情報に関連づけられた会員データ領域に記憶されたサービス情報に所定のサービス情報を加算するので、遊技店としては、会員の来店頻度に応じて差別化を図ったサービスを当該会員に対して提供することができる。また、入退場の度にサービス情報が蓄積されるので、会員の遊技店への来場意欲を喚起することができる。
請求項4に記載の発明によれば、入退場処理手段が入場処理を行った際に、遊技店情報送信手段が、入場した会員の携帯電話機に遊技店情報を電子メールで送信し、入退場処理手段が退場処理を行った際に、遊技結果情報送信手段が、退場した会員の携帯電話機に当該会員が遊技機で遊技した遊技結果情報を電子メールで送信するので、会員は、入退場毎に自分にとって有益な情報を得ることができる。これにより、会員の遊技店への来場意欲をさらに喚起することができる。
請求項5に記載の発明によれば、換金処理手段が、ウェブサイトを通じて携帯電話機から換金対象とする遊技価値情報の入力を受け、入力された遊技価値情報に対応する金額の代金を会員に支払うべく、携帯電話会社に対して会員の契約口座への当該代金の振り込み依頼を行うので、会員は、従来のような煩雑な手順を踏まなくとも、より安全且つより確実に換金を行うことができる。また、換金所が不要であることから、コストの削減や犯罪防止にも繋がる。
請求項6に記載の発明によれば、会員サーバーが、端末装置から送信される識別情報に対応する会員が登録されていると識別情報判定手段によって判定された場合、当該識別情報に関連付けられた携帯電話機に対し、端末装置に対応付けられた遊技機の遊技機情報を電子メールで送信するので、会員は、遊技を行いながら当該遊技の本日・過日の成績を確認でき、当該遊技機での遊技を行う上での参考とすることができ、便利である。これにより、会員の来場意欲を一層喚起することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付図面等を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の会員サービス提供システムの構成の一例を説明するブロック図である。同図に示す会員サービス提供システムでは、会員登録を行って会員となった遊技者が所有する携帯電話機1(携帯情報端末の一種)に対し、会員を特定可能な会員番号等の識別情報に基づいた識別画像(例えば、2次元コード:図7参照)が電子メールにて送信され、会員は、携帯電話機1に記憶させた識別画像を利用して、サービス情報(特典情報)としてのサービスポイント(以下、適宜、単にポイントともいう。)の付与や、遊技媒体(遊技価値情報)の貯蓄・換金等の各種サービスの提供を受けられるようになっている。なお、会員は、自己の所有する携帯電話機1に関し、銀行等の金融機関14に開設した口座(使用料引落口座/本発明における契約口座に相当)14´を通じて携帯電話の使用料(通話料、パケット使用料)の引き落としを行う旨の契約を携帯電話会社9との間で締結している。そして、本システムでは、金融機関14の使用料引落口座14´を利用して会員の保有する遊技価値情報の換金における振込を行うように構成されている。この換金については、図21及び図22を用いて後述する。
図1に示すように、遊技店2内には、パチンコ遊技機や図示しないスロット遊技機等の遊技機(遊技台)3と、プリペイドカードを受け付けて遊技媒体であるパチンコ玉やコインを貸し出すと共に球貸用管理装置(図示せず)へ売上情報等を無線送信可能なカード式台間機4と、遊技機3に対応付けられて当該遊技機3の稼働情報や会員の登録情報等を表示可能な情報表示装置5と、会員の遊技店2への入退場を検知可能な入退場登録装置6と、遊技媒体を計数するための遊技媒体計数装置7と、情報表示装置5を介して遊技機3からの各種遊技情報(例えば、大当たり情報、特別図柄回転開始情報等)を経営情報として収集・管理する管理装置8と、ウェブサーバー等の情報処理装置から成り、会員の情報を記憶・管理すると共に、携帯電話機1から携帯電話会社9(電気通信事業者の一種)の携帯通信網10及びインターネット11を通じてアクセス可能なウェブサイトを開設する会員サーバー12とが、遊技店2内に敷設されたローカル通信網13に接続されて相互に通信可能な状態で設置されている。
図2は、携帯電話機1の構成を説明するブロック図である。同図に示すように、携帯電話機1は、CPU、ROM、RAM等により構成され、各部を制御する制御部16、所定画素数のCCD(Charge Coupled Device)を具備し、対象物(被写体)を撮像して画像情報を生成するカメラ17、受話時の音声信号を出力するスピーカ17、使用者からの音声信号を入力するマイク19、アンテナ20´を通じた無線通信の送受信を制御する無線通信部20、文字情報や画像情報を表示可能な液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示部21、各種情報を記憶可能な不揮発性記憶素子等の記憶部22、及び、使用者から数字キー等のキー操作を受け付ける入力部23等を備えて構成される。この携帯電話機1は、遊技店2の会員サーバー12からメールに添付されて送信される識別画像を受信し、受信した識別画像を記憶部22に記憶することが可能であり、また、必要に応じて、記憶した識別画像を表示部21に表示させることができる。
なお、本システムでは、携帯電話機1に限らず、PDA(Personal Digital Assistants)やPHS(Personal Handy-phone System)等、会員が携行可能な他の携帯情報端末を用いることも可能である。また、携帯電話機1は、必ずしも例示した構成に限られるものではなく、機種によってその構成は異なる。
図3は、情報表示装置5の構成を説明するブロック図である。この情報表示装置5は、動作プログラムに従って各部を統合制御するワンチップマイコン26、このワンチップマイコン26にクロックパルスを供給する発振器(CK)27、携帯電話機1の表示部21に表示された識別画像(2次元コード)を読み取る識別画像読取手段としての2次元コードリーダー(カメラ)28、ローカル通信網13に接続され、管理装置8や会員サーバー12等の各ノードとの間においてデータの送受信制御を行う通信部29、液晶ディスプレイ等により成り、遊技機3の稼働情報(遊技情報)、会員データ(会員情報)や、操作メニュー・説明等を表示可能な表示部30、遊技機3に対する電力(AC24V)の供給をオン/オフ可能な継電器(リレー)31、表示部30の表示画面に対応して配設され、操作メニューの選択や数値入力等に使用される情報表示操作部(以下、タッチパネルという)32、遊技機3を予約した場合において予約確認を行う際に予約した遊技者(会員)によって操作されるサービススイッチ33、2次元コードリーダー28によって識別画像を読み取らせる際に遊技者によって操作される読取スイッチ34、店員を呼び出す際に使用される呼出スイッチ35、起動時の初期化処理において会員サーバー12の内部時計との時刻合わせを行い、情報(データ)を送信する際のタイムスタンプや遊技台予約時の処理に利用される時計IC36、及び、遊技機3と電気的に接続され、この遊技機3から各種の情報の入力を受け付けるためのインターフェース(I/F)37等を備えて構成されている。
2次元コードリーダー28は、レンズ、光源、CCD等からなる光学系ユニットを備え(何れも図示せず)、読取スイッチ34が操作されると対象物の画像情報を光学的に読み取り、読み取った画像情報を画像データとしてワンチップマイコン26に出力するようになっている。また、ワンチップマイコン26は、本発明における識別情報変換手段として機能し、2次元コードリーダー28によって読み取られた識別画像を識別情報に変換する。具体的には、2次元コードリーダー28によって読み取られた画像(識別画像)が本システムで使用する2次元コードのフォーマットに適合するか否かを判定し、当該フォーマットに適合する場合には、このフォーマットに従って識別画像を識別情報(会員番号)に変換するようになっている。この2次元コードについての詳細は後述する。
上記情報表示装置5は、本発明における端末装置の一種に相当し、遊技機(パチンコ遊技機、スロット遊技機)3に対応して設けられており、大当り等の遊技状態(イベント)に応じた遊技状態信号等が、遊技機3からインターフェース37を介して入力されるようになっている。本実施形態における情報表示装置5は、情報の表示にグラフィックを多用したGUI(Graphical User Interface)を採用し、大半の基礎的な操作をタッチパネル32を介して行えるようになっている。そして、遊技者のタッチパネル32からの指示操作に応じて、本日又は過日における大当り発生回数、特図回転数等の遊技機3の稼働情報(遊技機情報)を表示したり、会員の識別画像を2次元コードリーダー28によって読み取らせることで会員が保有する(会員サーバー12に記憶されている)サービスポイントや遊技価値情報(蓄積遊技媒体数)等の会員保有情報等を表示したりすることが可能となっている。さらに、この情報表示装置5は、2次元コードリーダー28によって会員の識別画像を読み取った際に、サービスポイントを利用してサービスの提供を受けるためのポイント処理、会員(識別情報)を遊技機3に対応付けるエントリー処理、会員の入退場の登録処理等を行うようになっている。
本システムでは、会員(つまり、識別情報)が遊技機3にエントリーされると、遊技機3の遊技状態が大当り状態に変化する等の所定の条件を満たす毎にその内容を示す遊技情報が、会員獲得情報として会員の識別情報と併せて情報表示装置5を介して会員サーバー12へ送信される。そして、会員サーバー12では、受信した遊技情報(会員獲得情報)の内容に応じて、会員に対して特典としてのサービスポイントが付与されるようになっている。同様に、入退場検知によっても会員にサービスポイントが付与される。このサービスポイントは、景品への交換や遊技機(遊技台)の予約等のサービスを受けるための遊技店限定の有価価値情報であり、会員サーバー12において、会員保有情報の一つとして記憶・管理されるようになっている。
なお、エントリー処理、入退場登録処理、及び、サービスポイントを使用するポイント処理についての詳細については後述する。
図4は、入退場登録装置6の構成を説明するブロック図である。この入退場登録装置6は、専ら会員の入退場を検知する装置として、例えば、遊技店2のエントランス近傍等の入退場の際に会員の目に付きやすい場所に設置されている。同図に示すように、この入退場登録装置6は、ワンチップマイコン39、発振器(CK)40、2次元コードリーダー41(識別画像読取手段)、通信部42、読取スイッチ43、表示部44、及び、時計IC45等を備えて構成されている。そして、入退場の際に会員が読取スイッチ43を操作して、携帯電話機1の表示部21に表示させた識別画像を2次元コードリーダー41に読み取らせると、入退場登録装置6は、読み取った識別画像を識別情報に変換し、この識別情報を会員サーバー12に対して送信すると共に入退場登録処理を要求するようになっている。上記したように、本システムでは、会員の入退場の登録を行うことで会員へのサービスポイントの付与が行われる。
図5は、遊技媒体計数装置7の構成を説明するブロック図である。この遊技媒体計数装置7は、遊技機3における遊技において遊技者が獲得した遊技媒体を計数する装置であり、本発明における端末装置の一種である。この遊技媒体計数装置7は、ワンチップマイコン48、発振器(CK)49、2次元コードリーダー50(識別画像読取手段)、通信部51、読取スイッチ52、計数部53、表示部54、及び、時計IC55等を備えて構成されている。計数部53は、投入された遊技媒体を計数する部分であり、遊技媒体通過センサを具備している(図示せず)。計数部53は、この遊技媒体通過センサによって遊技媒体の通過を検出すると遊技媒体の計数を開始し、非検出状態が一定時間経過した時点で計数を終了して計数結果(計数情報)をワンチップマイコン48に出力するようになっている。
本実施形態における遊技媒体計数装置7は、上記情報表示装置5や入退場登録装置6と同様に、会員の識別画像を2次元コードリーダー50によって読み取り、読み取った識別画像を識別情報に変換して会員サーバー12に送信可能に構成されている。そして、識別画像の読み取り後に遊技媒体の計数を行うと、その計数値(計数情報)が、会員獲得情報として識別情報に併せて会員サーバー12に送信されるようになっている。この計数情報は、会員サーバー12において、会員保有情報の一つである遊技価値情報として記憶・管理される。
図6は、会員サーバー12の構成を説明するブロック図である。同図に示すように、会員サーバー12は、制御プログラムに従って各部の制御を行うと共に、処理プログラムに従って各種の処理を実行するCPU57、制御プログラムやデータが記憶されているROM58、CPU57が実行する処理プログラムや必要なデータ等が一時的にロードされるRAM59、各種処理プログラムや会員固有情報等を記憶する固定ディスク等の記憶部60、及び、インターネット11及びローカル通信網13に接続され、データの送受信の制御を行う通信部61等を、内部バス62によって相互に接続した状態で備えている。
この会員サーバー12は、本システムにおいて会員情報(登録情報及び会員保有情報)の記憶、管理を行うための情報処理装置として機能するものであり、具体的には、会員登録を行ったり、各端末装置からの会員獲得情報を収集して会員の識別情報毎に会員保有情報として記憶したりする。また、この会員サーバー12は、会員が所有する携帯電話機1等からインターネット11を介してアクセス可能なウェブサイトを開設しており、このウェブサイトを通じて会員登録の手続や、会員が保有している遊技価値情報の換金等を行うことができるようになっている。
さらに会員サーバー12は、一定時間間隔毎或いは起動毎に、インターネット11を介してNTP(Network Time Protocol)サーバーの標準時刻に内部時計を一致させるようになっている。そして、ローカル通信網13に接続されている情報表示装置5等の各ノードは、電源投入時の初期化処理において会員サーバー12の内部時計を参照して、各々の内部時計(時計IC)の時刻を調整する。即ち、会員サーバー12は、ローカル通信網13におけるNTPサーバーとしても機能するようになっている。
以下、上記会員サービス提供システムにおいて行われる手続や各装置の処理等について図を参照しながら詳細に説明する。
図7は、会員登録の申し込みの手続から識別画像(識別情報)の発行までの流れを説明する模式図である。本システムでは、会員の登録に関し、遊技店2等に備え付けてある会員申込書を用いて行う第1の方法と、携帯電話機1等からインターネット11を通じて会員サーバー12のウェブサイトにアクセスし、このウェブサイト上から行う第2の方法の2通りの方法がある。第1の方法の場合、会員の登録を希望する者(以下、登録希望者という。)は、図7(a)に示すように、氏名、住所、自己の所有する携帯電話機1の電子メールアドレス等の各情報(以下、登録情報という。)を、会員申込書64の該当する記入欄64´に記入し、記入を終えた会員申込書64を遊技店2に提出する。この場合、会員申込書64に記入された登録情報は、遊技店2側で会員サーバー12に入力される。
また、上記第2の方法の場合、登録希望者は、自己の所有する携帯電話機1を用いて、会員サーバー12が開設するウェブサイトの会員申込用ページ65にアクセスして手続を行う。会員申込用ページ65は、図7(b)に示すように、氏名等の登録情報を入力するための入力欄65´を有し、この入力欄65´に携帯電話機1の入力部23を利用して登録情報を入力できるようになっている。即ち、登録希望者は、この会員申込用ページ65を通じて登録情報を会員サーバー12に直接入力することができる。なお、この会員登録時に入力(記入)する電子メールアドレスは、会員が所有する携帯電話機1を特定する端末特定情報の一種であり、会員サーバー12が発行する識別画像(2次元コード)の送信先アドレスとして利用される。
会員サーバー12に登録希望者の登録情報が入力されると、この会員サーバー12のCPU57は、本発明における会員識別情報生成手段として機能し、登録希望者を会員として特定可能な固有の識別情報(会員コード)を生成する。この識別情報は、例えば、英字、数字、或いは記号、又はその組み合わせによって構成され、会員を一意に特定可能であれば、任意の態様を採用することができるが、本実施形態においては、会員の登録毎に1ずつ増加していく会員番号(会員No.)を識別情報として採用している。また、CPU57は、会員サーバー12が開設するウェブサイトの景品交換/換金用ページにアクセスする際の認証を行うための会員固有のパスワードも併せて発行する(若しくは、携帯電話機1の電話番号をパスワードとして会員サーバー12に登録するものでも良い)。なお、景品交換/換金用ページについては後述する。
次に、会員サーバー12のCPU57は、本発明における会員データ領域確保手段として機能し、図7(c)に示すように、識別情報毎(つまり会員毎)に、会員データ領域60´を記憶部60に確保する。そして、CPU57は、本発明における会員登録手段として機能し、記憶部60に確保した会員データ領域60´に、入力された登録情報(上記パスワードを含む)を識別情報に対応付けて記憶し、これを以て会員登録とする。この会員データ領域60´には、上記登録情報以外に、会員が遊技機3での遊技において獲得した会員獲得情報(サービスポイント及び遊技価値情報)が会員保有情報として記憶・管理される。即ち、会員に関する全ての情報(データ)は、各会員固有の会員データ領域60´に識別情報に関連づけられて記憶されるようになっている。
会員サーバー12のCPU57は、また、本発明における識別画像作成手段として機能し、識別情報に基づく識別画像を作成する。本実施形態においては、縦と横の2方向に情報を持たせることが可能な2次元コードを識別画像として採用している(図7(d)における識別画像P参照)。この2次元コードのフォーマットとしては、種々のものが提案されているが、本実施形態においては、日本工業規格の「JIS X 0510」に規格化されている2次元コードを採用している。また、この2次元コードのフォーマットに従って識別画像を作成するための処理プログラムとしては、既存のものを用いることができる。そして、CPU57及び通信部61は、本発明における会員識別画像発行送信手段として機能し、作成した識別画像を電子メールに添付して、端末特定情報(電子メールアドレス)によって特定される携帯電話機1へ送信する。つまり、CPU57は、該当する識別情報に関連づけられた会員データ領域60´から電子メールアドレスを読み出し、このアドレスを宛先(送信先)として電子メールを作成し、この電子メールに識別画像を添付して送信する。この際、電子メールには、景品交換/換金用ページにアクセスするための固有のパスワードが記述される。また、この電子メールには、会員登録が完了した旨や識別画像の使用方法等を記述しておき、会員には、記述された使用方法に従って識別画像を予め携帯電話機1(即ち、携帯電話機1の記憶部22)に保存してもらうようにする。これにより、会員は、図7(d)に示すように、何時でも必要に応じて携帯電話機1の表示部21に識別画像Pを表示させることができる。
次に、図8のフローチャートを参照して、会員の遊技店2への入場又は退場を検知する入退場登録装置6の行う処理(入退場検知処理)について説明する。例えば、遊技店2の開店時に入退場登録装置6の電源が投入されると、入退場登録装置6のワンチップマイコン39は、ステップS1において初期化処理を行う。この初期化処理では、ワンチップマイコン39が具備するRAMのワークエリアの初期状態への設定や、会員サーバー12の内部時計を参照して時計IC45の時刻調整等が行われる。この初期化処理の後、入退場登録装置6は、読取スイッチ43の操作待ち状態となる。そして、ステップS2において、ワンチップマイコン39は、読取スイッチ43が操作(オン)されたか否かを判定し、読取スイッチ43の操作が検出されない(No)と判定した場合、ステップS2に戻り、読取スイッチ43の操作の判定を繰り返す。
一方、ステップS2において、会員或いはその他の者による読取スイッチ43の操作(入力)が検出された場合(Yes)、ステップS3に移行する。この際、会員は、自己の所有する携帯電話機1の表示部21に識別画像を表示させ(図7(d)に示す状態)、表示部21を2次元コードリーダー41に向ける。そして、ステップS3において、ワンチップマイコン39は、2次元コードリーダー41に対して画像の読み取り(撮像)を命令する。識別画像読取手段としての2次元コードリーダー41は、ワンチップマイコン39から画像読取命令を受けると、対象物の画像を光学的に読み取り、読み取った画像データをワンチップマイコン39に出力する。
ワンチップマイコン39は、2次元コードリーダー41から画像データを受け取ると、ステップS4において、この画像データについて、本システムで使用する2次元コードのフォーマットに適合するか否かの判定を行う。具体的には、ワンチップマイコン39は、本システムで採用する2次元コードの右上、左上、左下の各隅角部に設けられたシンボルに相当する部分の検出を試みる。そして、シンボルが検出されなかった場合、或いは、検出されたシンボルが本システムで使用する2次元コードのシンボルと異なる場合には、ワンチップマイコン39は、画像データのフォーマットが本システムで使用するフォーマットに適合しない(No)と判定し、ステップS5において、フォーマットが不適合である旨のメッセージ(NGメッセージ)を表示部44に表示させた後、ステップS2に戻り、再度読取スイッチ43の操作判定状態となる。
一方、検出されたシンボルが本システムで使用する2次元コードのシンボルと一致する場合には、ワンチップマイコン39は、画像データのフォーマットが本システムで使用するフォーマットに適合する(Yes)と判定し、ステップS6に移行する。このステップS6では、ワンチップマイコン39は、本発明における識別情報変換手段として機能し、識別画像を、これに対応する識別情報に変換する。即ち、ワンチップマイコン39は、検出されたシンボルを各隅角部に有する正方形の部分を、2次元コード、つまり識別画像として抽出し、抽出した識別画像を、上記フォーマットに従って文字情報である識別情報(会員番号)に変換する。この識別画像から識別情報への変換を行うための処理プログラムについては、会員サーバー12で用いられる識別画像作成用の処理プログラムと同様、既存のものを用いることができる。
識別画像を識別情報に変換したならば、ワンチップマイコン39は、ステップS7において、識別情報を、通信部42からローカル通信網13を通じて会員サーバー12に送信すると共に、送信した識別情報が会員データ領域60´に登録されているか否かの判定(登録の有無の判定)を会員サーバー12に対して要求する(ENQ信号を送信)。そして、ステップS8において、ワンチップマイコン39は、本発明における識別情報確認手段として機能し、会員サーバー12からの判定結果を確認する。そして、会員サーバー12から否定信号(NAK信号)を受信した場合、即ち、識別情報の登録が確認できなかった(No)と判定した場合には、ステップS5に移行して、該当する識別情報の登録が確認できなかった、即ち、会員未登録である旨のメッセージ(NGメッセージ)を表示部44に表示させた後、ステップS2に戻り、以降の処理を繰り返す。一方、会員サーバー12から確認OKを示す肯定信号(ACK信号)を受信した場合、即ち、識別情報の登録が確認できた(Yes)と判定した場合には、ワンチップマイコン39は、ステップS9において、識別情報の登録が確認できた旨、即ち、会員として登録されていることが確認できた旨(確認OK)を表示部44に表示させる。なお、識別情報の登録が確認されると、会員サーバー12側では、後述する入退場処理が行われ、この入退場処理に応じて会員に対してサービスポイントが付与されるので、その旨も併せて表示部44に表示させるようにしても良い。そして、確認OKの表示を終えると、ステップS2に戻り、以降の処理が繰り返される。
図9は、会員サーバー12において、上記入退場登録装置6の処理に応じてコールされる入退場処理(入退場登録処理)を説明するフローチャートである。本処理において、会員サーバー12は、識別情報の登録(会員の登録)が確認されたことを条件として、入場処理又は退場処理を行う。まず、ステップS11において、CPU57は、入退場登録装置6側から送信された識別情報と、この識別情報の登録の有無の判定要求を示すENQ信号とを、通信部61を介して受信する。ステップS12において、CPU57は、識別情報と判定要求(ENQ信号)を受け取ると、本発明における識別情報判定手段として機能し、受信した識別情報がメモリ登録されているか、即ち、該当する識別情報が記憶部60の会員データ領域60´に記憶されているか否かを判定する。そして、該当する識別情報が会員データ領域60´に記憶されていない(No)と判定した場合、CPU57は、ステップS13において、問い合わせのあった識別情報が会員データ領域60´に記憶されていない、即ち、会員が未登録である旨を示す否定信号(NAK信号)を、通信部61からローカル通信網13を通じて入退場登録装置6に送信した後、本処理を終了する。
一方、ステップS12において、CPU57は、該当する識別情報が会員データ領域60´に記憶されている、即ち、当該会員は登録されていると判定した場合(Yes)、本発明における入退場処理手段として機能し、以下のステップS15〜S20の入場処理又は退場処理を行う。ここで、会員サーバー12の記憶部60には、入場リスト領域が設けられており、この入場リスト領域にはその日(本日)入場した会員の識別情報が記憶(登録)されるようになっている。これにより、本システムでは、会員の遊技場2への入退場を把握することができるようになっている。
まず、ステップS14において、CPU57は、当該会員が遊技店2に本日入場済みであるか否か、即ち、該当する識別情報が記憶部60の入場リスト領域に記憶されているか否かを判定する。そして、当該会員は本日入場済みではない、即ち、該当する識別情報が入場リスト領域に記憶されていない(No)と判定した場合、CPU57は、以下のステップS15からステップS17までの入場処理を行う。まず、ステップS15において、CPU57は、会員データ領域60´に記憶されているサービスポイント(以下、蓄積サービスポイントという)に所定のサービスポイント(例えば、ポイント1)を加算する。ステップS16では、入場リスト領域(本日入場リスト)に、受信した識別情報を記憶して登録する。識別情報を入場リスト領域に登録したならば、ステップS17において、CPU57及び通信部61は、本発明における遊技店情報送信手段として機能し、遊技店2に関する遊技店情報を、入場した会員の所有する携帯電話機1に電子メールにて送信する。この遊技店情報は、例えば、釘の甘いパチンコ遊技機の情報、女性のみが遊技できるパチンコ遊技機の情報、解放台の抽選情報、高確率設定スロット遊技機等の各種情報である。
一方、ステップS14で、当該会員は本日入場済みである、即ち、該当する識別情報が入場リスト領域に記憶されている(Yes)と判定された場合、以下のステップS18からステップS20までの退場処理が行われる。ステップS18において、CPU57は、蓄積サービスポイントにポイント1を加算した後、ステップS19において、入場リスト領域(本日入場リスト)に記憶されている当該識別情報を削除する。入場リスト領域から識別情報を削除したならば、ステップS20において、CPU57及び通信部61は、本発明における遊技結果情報送信手段として機能し、当該会員が遊技した遊技機3の本日の遊技結果情報を会員の携帯電話機1に電子メールにて送信する。この遊技結果情報は、例えば、△番台:消費遊技媒体数○個、獲得遊技媒体数○個、始動入賞○個、特図(特別図柄)回転○回、大当たり○回等の結果情報である。
そして、以上の入場処理又は退場処理を行ったならば、CPU57は、ステップ21において、問い合わせのあった識別情報が会員データ領域60´に記憶されている、即ち、会員が登録されている旨(確認OK)を示す肯定信号(ACK信号)を、通信部61からローカル通信網13を通じて入退場登録装置6に送信した後、本処理を終了する。
このように、入場処理又は退場処理が行われる毎に会員に対してサービスポイントを付与するようにしたので、遊技店2としては、来店頻度に応じて差別化を図ったサービスを会員に対して提供することができる。また、会員からすれば、サービスポイントが蓄積されるので、会員の遊技店2への来場意欲が喚起され、ひいては遊技店2の売上げの向上に繋がることとなる。また、入場処理又は退場処理が行われる毎に遊技において有益な情報が会員に送信されるので、会員の遊技店2への来場意欲を一層喚起することができる。
なお、当日に何度も入退場を繰り返してサービスポイントを不正に増加させることを防止する観点から、一の会員について当日に一度入場処理及び退場処理を行った場合には、その旨を示すフラグを設け、このフラグに応じて入退場処理を行うか否かを判定するようにしてもよい。
次に、図10のフローチャートを参照して、会員の識別情報を遊技機3に対応付ける(エントリーする)情報表示装置5のエントリー処理について説明する。まず、ステップS31において、ワンチップマイコン26は、読取スイッチ34が操作(オン)されたか否かを判定し、読取スイッチ34の操作が検出されない(No)と判定した場合には、操作が検出されるまで、ステップS31の処理を繰り返す。一方、会員等による読取スイッチ34の操作(オン)が検出された(Yes)と判定した場合、ステップS32に移行し、ワンチップマイコン26は、2次元コードリーダー28によって識別画像の読み取りを行う。識別画像を画像データとして読み取ったならば、ステップS33において、ワンチップマイコン26は、この画像データについてフォーマットの適合判定を行う。そして、この画像データのフォーマットが本システムで使用する2次元コードのフォーマットに適合しない(No)と判定した場合、ステップS34において、フォーマットが不適合である旨のメッセージ(NGメッセージ)を表示部30に表示させた後、本処理を終了する。
一方、ステップS33において、画像データが本システムの2次元コードのフォーマットに適合する(Yes)と判定した場合、ステップS35において、ワンチップマイコン26は、識別情報変換手段として機能し、上記フォーマットに従って識別画像を識別情報(会員番号)に変換する。識別画像を識別情報に変換したならば、ワンチップマイコン26は、ステップS36において、変換して得られた識別情報を会員サーバー12側に送信すると共に、送信した識別情報の登録の有無の判定と、当該識別情報を遊技機3に対応付けるエントリー受付処理とを要求する旨のENQ信号を会員サーバー12に対して送信する。そして、ステップS37において、ワンチップマイコン26は、本発明における識別情報確認手段として機能し、会員サーバー12からの判定結果を確認する。そして、会員サーバー12から、識別情報の登録が確認されなかった旨の否定信号(NAK信号)を受信した(No)と判定した場合、ステップS34に移行して、該当する識別情報が登録されていないためエントリーができない旨のメッセージ(NGメッセージ)を表示部30に表示させた後、本処理を終了する。
ステップS37において、会員サーバー12から、識別情報の登録の確認と、識別情報の遊技機3へのエントリーが完了した旨(確認OK)の肯定信号(ACK信号)を受信した(Yes)と判定した場合、ワンチップマイコン26は、ステップS38に進み、エントリーが完了した旨(エントリーOK)を表示部30に表示して会員に報知する。そして、ステップS39では、会員に対し、現時点で保有しているサービスポイントを使用して所定のサービスの提供を受けるか否かの選択を求めると共に、会員の選択を判定する。具体的には、例えば「ポイントを使用しますか?」等のメッセージと共に、「使用する」、「使用しない」等が記された選択指示用のアイコン(ボタン)を表示部30に表示する。会員は、これに応じて、タッチパネル32を介して何れかのボタンを操作することで、サービスポイントの使用又は不使用の選択を行う。そして、会員がサービスポイントの不使用を選択した場合、つまり、上記の例では「使用しない」が記されたボタンを会員が操作した(No)と判定した場合、ワンチップマイコン26は本処理を終了し、会員は遊技機3での遊技を開始する。一方、ステップS39において、会員がサービスポイントの使用を選択した場合、つまり、上記の例では「使用する」が記されたボタンを会員が操作した(Yes)と判定した場合、ステップS40のポイント処理に移行する。このポイント処理については後述する。
図11は、上記情報表示装置5のエントリー処理に対応して実行される会員サーバー12のエントリー受付処理を説明するフローチャートである。まず、ステップS51において、CPU57は、識別情報と、この識別情報の登録の有無の判定要求及びエントリー受付要求を示すENQ信号とを、情報表示装置5側から受信する。ステップS52において、CPU57は、識別情報とENQ信号を受信すると、本発明における識別情報判定手段として機能し、受信した識別情報がメモリ登録されているか、即ち、該当する識別情報が記憶部60の会員データ領域60´に記憶されているか否かを判定する。そして、該当する識別情報が会員データ領域60´に記憶されていない(No)と判定した場合、CPU57は、ステップS53において、該当する識別情報が会員データ領域60´に記憶されていない(会員が未登録である)ので、エントリーが出来ない旨(エントリーNG)を示す否定信号(NAK信号)を情報表示装置5に対して送信した後、本処理を終了する。
ステップS52において、該当する識別情報が会員データ領域60´に記憶されている、即ち、当該会員は登録されている(Yes)と判定した場合、CPU57は、ステップS54において、CPU57は、当該会員が遊技店2に本日入場済みであるか否か、即ち、該当する識別情報が記憶部60の入場リスト領域に記憶されているか否かを判定する。そして、該当する識別情報が入場リスト領域に記憶されていない、即ち、当該会員は本日入場済みではない(No)と判定した場合、CPU57は、本発明における入退場処理手段として機能し、入場処理を行う。即ち、ステップS55において、当該識別情報に対応付けられた会員データ領域60´の蓄積サービスポイントにポイント1を加算し、入場リスト領域(本日入場リスト)に当該識別情報を記憶して登録した後、ステップS56に移行する。また、ステップS54において、該当する識別情報が入場リスト領域に記憶されている、即ち、当該会員は本日入場済みである(Yes)と判定された場合には、ステップS55をスキップしてステップS56に移行する。
ステップS56では、識別情報と遊技機3との対応付け、即ち、会員の遊技機3へのエントリーが行われる。具体的には、会員サーバー12の記憶部60にはエントリーリスト領域が設けられており、CPU57は、このエントリーリスト領域に、会員の識別情報(会員No.)と遊技機3の遊技台識別情報(遊技台No.)とを対応付けて記憶する。これにより、会員は、エントリーされた遊技機3での遊技において、遊技状態の変化に応じてサービスポイントが加算されるサービスを受けることが可能となる。
なお、このエントリーの際に、該当する識別情報が他の遊技機3に対応付けられて既にエントリーリスト領域に記憶されている場合には、その記憶部分に会員No.及び遊技台No.を上書きをすることで、重複エントリーを防止するようになっている。
エントリーが完了すると、CPU57及び通信部61は、本発明における遊技機情報送信手段として機能し、ステップS57において、エントリーした遊技機3の遊技機情報(遊技台情報)を、会員の携帯電話機1に電子メールにて送信する。この遊技機情報は、例えば、当日(本日)或いは過日において当該遊技機3で発生した特図回転数や大当たり回数等の情報である。このように、遊技機3にエントリーすると、エントリーした遊技機3の遊技機情報が電子メールで送信されてくるので、会員は、エントリーした遊技機3の本日・過日の成績を確認でき、当該遊技機3での遊技を行う上での参考とすることができる。
そして、CPU57は、ステップS58において、エントリーが完了した旨(エントリー受付OK)を示す肯定信号(ACK信号)を、通信部61からローカル通信網13を通じて情報表示装置5に送信した後、本処理を終了する。
上記のエントリーが完了すると、情報表示装置5のワンチップマイコン26は、遊技機3が出力する遊技状態信号を監視し、遊技状態が所定の状態に変化する(イベントの発生)等の条件(以下、ポイント加算条件という)が成立すると、その内容を示す遊技情報を、エントリーされている識別情報と併せて会員サーバー12側に送信する。具体的には、例えば、大当たり(通常の大当り或いは確率変動を伴う大当り)が発生した場合、確率変動中(高確率状態)、特別図柄の回転開始や、リーチ発生を示す情報である遊技情報を会員獲得情報として識別情報に併せて通信部29からローカル通信網13を通じて会員サーバー12側に出力する。なお、大当りの発生や高確率状態の発生の場合は、その発生時点でポイント加算条件の成立とし、特別図柄の回転開始情報やリーチの発生情報の場合は、会員サーバー12においてその発生を計数し、所定回数となった時点(例えば、特別図柄の回転数が100回、リーチの発生回数が30回等)でポイント加算条件の成立とする。ここで、ワンチップマイコン26及び通信部29は、本発明における会員獲得情報送信手段としても機能する。
図12は、情報表示装置5から送信される遊技情報の内容に応じてポイント加算を行う遊技状態別ポイント加算処理を説明するフローチャートである。なお、以下においては、遊技情報の内容が大当りである場合を主に説明するが、他の遊技状態の場合においても、CPU57が行う処理自体は大当りの場合と同様であるので、その説明は省略する。まず、会員サーバー12のCPU57は、情報表示装置5から遊技情報を受信すると、ステップS71において、受信した遊技情報の内容を判定する。本実施形態の場合、ステップS71では、遊技情報の内容が大当り(大当りデータ)であるか否かを判定する。そして、遊技情報の内容が大当りではない(No)と判定した場合、CPU57は、ステップS72において、他の遊技情報についてのポイント加算処理(例えば、特別図柄の回転開始を示す遊技情報の場合は、遊技台識別情報に対応させて計数を行い、その計数が所定回数(100回)となったら、後述の大当りにおけるサービスポイントの加算同様に所定ポイント(1ポイント)を遊技者(会員)に付与する)を実行した後、本処理を終了する。
ステップS71において、遊技情報の内容が大当りである(Yes)と判定した場合、CPU57は、ステップS73に進み、現在遊技を行っている遊技者が遊技機3にエントリーされているか否かを判定する。即ち、遊技情報と併せて識別情報を情報表示装置5から受信し、且つ、受信した識別情報が遊技機3の遊技台識別情報(遊技台No.)に対応付けられてエントリーリスト領域に記憶されているか否かを判定する。そして、遊技者が遊技機3にエントリーされている、即ち、遊技者(会員)の識別情報が遊技機3の遊技台識別情報に対応付けられてエントリーリスト領域に記憶されている(Yes)と判定した場合、ステップS74において、CPU57は、本発明における会員保有情報更新手段として機能し、当該識別情報に関連づけられている会員データ領域60´の蓄積サービスポイントに、大当りに応じたサービスポイント数であるポイント10を加算した後、本処理を終了する。なお、遊技情報の内容に応じたサービスポイント数は、任意に設定することができる。
一方、ステップS73において、遊技者が遊技機3にエントリーされていない、即ち、識別情報を受信していない、或いは、受信した識別情報が遊技機3の遊技台識別情報に対応付けられてエントリーリスト領域に記憶されていない(No)と判定した場合、CPU57は、ステップS75に進み、エントリーリスト領域の中から当該遊技機3の遊技台識別情報に対応付けられている識別情報、即ち、当該遊技機3に最後にエントリーされた会員(最終エントリー会員)の識別情報を探し出し、その識別情報に関連づけられている会員データ領域60´の蓄積サービスポイントにポイント10を加算した後、本処理を終了する。即ち、本システムでは、遊技者が遊技機3へのエントリーを行わないで遊技を行うと、その遊技過程で発生したイベントのポイントが、最終エントリー会員のポイントとして付加されるようになっている。したがって、本システムは、会員自らが遊技を行わなくても偶然にポイント加算が発生する可能性を秘めており、会員に対して一層差別化を図ったサービスを提供することができる。これにより、会員の遊技に対する興趣を高めることが可能となる。
次に、図13のフローチャートを参照して、遊技媒体計数装置7が実行する計数処理について説明する。なお、以下においては、識別画像を遊技媒体計数装置7(2次元コードリーダー50)に読み取らせた上で遊技媒体の計数を行う場合について説明するが、それ以外の場合は、従来と同様である(計数結果をレシート等に印字して出力する)ので、その説明は省略する。まず、ステップS81において、初期化処理が実行される。この初期化処理では、計数情報の初期化等が行われる。初期化処理が終了すると、ステップS82において、ワンチップマイコン48は、読取スイッチ52が操作(オン)されたか否かを判定し、読取スイッチ52の操作(入力)が検出されない(No)と判定した場合、ステップS2の処理を繰り返して読取スイッチ52の操作待ち状態を維持する。
ステップS82において、読取スイッチ52の操作(オン)が検出された(Yes)と判定した場合、ステップS83に移行し、ワンチップマイコン48は、2次元コードリーダー50を制御して、識別画像の読み取りを行う。識別画像を画像データとして読み取ったならば、ステップS84に進み、ワンチップマイコン48は、この画像データについてフォーマットの適合判定を行う。そして、ステップS84において、この画像データのフォーマットが本システムで使用する2次元コードのフォーマットに適合しない(No)と判定した場合、ステップS85に進み、フォーマットが不適合である旨のメッセージ(NGメッセージ)を表示部54に表示させた後、ステップS81の処理に戻る。
一方、ステップS84において、画像データが本システムの2次元コードのフォーマットに適合する(Yes)と判定した場合、ステップS86において、ワンチップマイコン48は、識別情報変換手段として機能し、上記フォーマットに従って識別画像を識別情報に変換する。識別画像を識別情報に変換したならば、ワンチップマイコン48は、ステップS87において、変換して得られた識別情報と、この識別情報の登録の有無の判定を要求する旨のENQ信号とを会員サーバー12に対して送信する。そして、ステップS88において、ワンチップマイコン48は、本発明における識別情報確認手段として機能し、会員サーバー12からの判定結果を確認する。そして、ステップS88において、識別情報の登録が確認されなかった旨(確認NG)を示す否定信号(NAK信号)を会員サーバー12から受信した場合(No)、ステップS85に進み、該当する識別情報が登録されていない(会員登録がされていない)旨のメッセージ(NGメッセージ)を表示部54に表示させた後、ステップS81の処理に戻る。
ステップS88において、識別情報の登録が確認された旨(確認OK)の肯定信号(ACK信号)を会員サーバー12側から受信した場合(Yes)、ステップS89に進み、ワンチップマイコン48は、識別情報の登録(会員登録)の確認が完了し、遊技媒体の計数が可能となった旨を表示部54に表示して会員に報知する。そして、遊技媒体が遊技媒体計数装置7の計数部53に投入されると、この計数部53は、ステップS90において、投入された遊技媒体の計数を開始し、ステップS91では、計数が終了したか否かを判定する。具体的には、計数部53は、遊技媒体通過センサの状態を監視し、遊技媒体の通過が継続して検出されている場合には計数は終了していない(No)と判定し、ステップS90に戻って計数処理を繰り返す。一方、遊技媒体の通過が検出されない非検出状態が一定時間(例えば、10秒)継続すると、計数部53は、計数が終了した(Yes)と判定し、計数情報(計数値)をワンチップマイコン48に出力する。
ワンチップマイコン48は、計数部53から計数情報を受け取ると、ステップS92において、計数情報を会員獲得情報として識別情報と共に通信部51からローカル通信網13を通じて会員サーバー12側に出力する。即ち、ワンチップマイコン48及び通信部51は、本発明における会員獲得情報送信手段として機能する。そして、ステップS93において、ワンチップマイコン48は、計数情報が会員データ領域60´に正常に蓄積(遊技価値情報に加算)された旨を示す応答(蓄積OK)が会員サーバー12側からあったか否かを判定し、会員サーバー12から応答が無い(No)場合には、ステップS93に戻って、会員サーバー12からの応答を待つ。ステップS93において、計数情報が会員データ領域60´に正常に蓄積された旨を示す応答(蓄積OK)が会員サーバー12側からあった(Yes)場合には、ステップS94に移行して、ワンチップマイコン48は、遊技媒体の計数が正常に終了した旨のメッセージを表示部54に表示させた後、ステップS81に戻り、以降の処理を繰り返す。
図14は、上記遊技媒体計数装置7の計数処理に対応して実行される会員サーバー12の遊技媒体蓄積処理を説明するフローチャートである。まず、ステップS101において、会員サーバー12のCPU57は、遊技媒体計数装置7から送信された識別情報と、この識別情報の登録の有無の判定要求を示すENQ信号とを受信する。次にステップS102において、CPU57は、本発明における識別情報判定手段として機能し、受信した識別情報がメモリ登録されているか、即ち、該当する識別情報が記憶部60の会員データ領域60´に記憶されているか否かを判定する。そして、該当する識別情報が会員データ領域60´に記憶されていない(No)と判定した場合、CPU57は、ステップS103において、該当する識別情報が会員データ領域60´に記憶されていない旨(確認NG)を示す否定信号(NAK信号)を遊技媒体計数装置7に送信した後、本処理を終了する。
ステップS102において、該当する識別情報が会員データ領域60´に記憶されている、即ち、当該会員は登録されている(Yes)と判定した場合、CPU57は、ステップS104において、CPU57は、当該会員が遊技店2に本日入場済みであるか否か、即ち、該当する識別情報が記憶部60の入場リスト領域に記憶されているか否かを判定する。そして、該当する識別情報が入場リスト領域に記憶されていない、即ち、当該会員は本日入場済みではない(No)と判定した場合、CPU57は、本発明における入退場処理手段として機能し、ステップS105において入場処理を行う。即ち、ステップS105において、CPU57は、会員データ領域60´の蓄積サービスポイントにポイント1を加算し、入場リスト領域に当該識別情報を記憶して登録した後、ステップS106に移行する。また、ステップS104において、該当する識別情報が入場リスト領域に記憶されている、即ち、当該会員は本日入場済みである(Yes)と判定した場合には、そのままステップS106に移行する。
ステップS106において、CPU57は、識別情報(会員)の登録が確認できた旨(確認OK)を示す肯定信号(ACK信号)を遊技媒体計数装置7に送信した後、ステップS107において、遊技媒体計数装置7からの計数情報(計数値)及びこれに併せて送信される識別情報の受信を待機する状態となる。そして、ステップS108では、遊技媒体計数装置7からの計数情報及び識別情報の受信が完了したか否かを判定し、受信が完了していない(No)と判定した場合、ステップS107に戻り、受信待機状態を維持する。そして、ステップS108において、計数情報及び識別情報の受信が完了した(Yes)と判定した場合、ステップS109に進み、CPU57は、本発明における会員保有情報更新手段として機能し、遊技媒体計数装置7から受信した計数情報を、識別情報に対応する会員データ領域60´の遊技価値情報に加算(更新)する。そして、ステップS110において、CPU57は、計数情報を会員データ領域60´に正常に蓄積(遊技価値情報に加算)した旨を示す応答(蓄積OK)を、遊技媒体計数装置7に送信した後、本処理を終了する。
次に、図15及び図16を用いて、上記ポイント処理(図10のステップS40)について詳細に説明する。なお、図15は、情報表示装置5側のポイント処理を説明するフローチャート、図16は、会員サーバー12側のポイント処理を説明するフローチャートである。また、以下においては、サービスポイントを利用して遊技機3の予約を行う場合を例示する。ポイント処理がコールされると、情報表示装置5のワンチップマイコン26は、ステップS121において、会員サーバー12に対し、会員が保有している蓄積サービスポイント(以下、持ちポイントという)の送信を要求する(ENQ信号を送信)。そして、ステップS122では、会員サーバー12から持ちポイントを受信したか否かを判定し、会員サーバー12から持ちポイントを受信していない(No)と判定した場合には、ステップS121に戻って、会員サーバー12に対して持ちポイントを再度要求する。ステップ122において、会員サーバー12から持ちポイントを受信した(Yes)と判定した場合には、ステップS123のサービス選択・確認処理を実行する。このサービス選択・確認処理についての詳細は後述する。
一方、会員サーバー12のCPU57は、情報表示装置5からの持ちポイントの要求(ENQ信号)を受けると、ステップS131において、該当する識別情報に対応付けられた会員データ領域60´から蓄積サービスポイントを読み出し、これを持ちポイントとして情報表示装置5に送信し、ステップS132のサービス選択・確認処理に移行する。
以下、上記サービス選択・確認処理(図15のステップS123、図16のステップS132)について図17及び18を用いて説明する。なお、図17及び18は、情報表示装置5の表示部30に表示されるGUIを示している。情報表示装置5のワンチップマイコン26は、会員サーバー12から持ちポイントを受け取ると、例えば、図17(a)に示すようなサービス選択画面を表示部30に表示させる。具体的には、会員の氏名(登録氏名)、現時点での持ちポイント、及び、ポイントに応じたサービスの内容を示したアイコン68を表示部30に表示させる。このサービス選択画面では、会員が各サービスのアイコン68をタッチパネル32を介して操作する(触れる)ことで、何れかのサービスを選択することができるようになっている。なお、本実施形態においては、遊技機3の予約(遊技台予約サービス)、会員が保有している遊技価値情報を利用しての遊技(持玉遊技)、及び、飲料の提供の3種類のサービスが用意されている。そして、遊技機3を予約する場合は1000ポイント、持球遊技を行う場合は500ポイント、飲料の提供を受ける場合は10ポイントを夫々必要とする。なお、ポイントに応じたサービスの内容や、そのサービスに必要なポイント数については、例示したものには限らず、任意に設定することができる。
会員が所望するサービス、例えば、遊技台予約サービスを選択すると、情報表示装置5の表示部30には、例えば、図17(b)に示すような確認画面が表示される。この例では、遊技台の予約に必要なポイント、ポイントを消費した後の持ちポイント、選択の確定に対応するアイコン(「はい」ボタン)69、及び、選択のキャンセルに対応するアイコン(「いいえ」ボタン)70が表示され、会員にサービスの確定若しくはキャンセルが促される。この状態において、会員が「いいえ」ボタン70を操作した場合には、遊技台予約サービスがキャンセルされ、図17(a)のサービス選択画面に戻る。
図17(b)の確認画面において、会員が「はい」ボタン69を操作した場合、遊技台予約サービスが確定され、図17(c)に示すような、遊技台予約サービス画面が表示される。この例では、予約対象となる遊技機3の遊技台識別情報(遊技台番号)を入力するための遊技台番号入力欄71、予約希望日を入力するための予約日入力欄72、0〜9までの数字キーと訂正キー(クリア)と確定キーとから成る操作アイコン(テンキー)73、及び、入力した遊技台番号と予約希望日を確定するためのアイコン(確定ボタン)74が表示される。例えば、遊技台番号を入力する場合、会員は、遊技台番号入力欄71に触れてこれを選択状態とした後、テンキー73で所望の遊技台番号を入力する。次に、予約日入力欄72を選択して、この入力欄72に予約希望日(月日、或いは、年月日)をテンキー73を用いて入力した後、確定ボタン74を操作することで、入力した遊技台番号と予約希望日を確定する。
図17(c)の遊技台予約サービス画面において、遊技台番号と予約希望日が入力された後、確定ボタン74が操作されると、図18(a)に示すような予約確認中画面が表示され、情報表示装置5から会員サーバー12に対して、入力された遊技台番号の遊技機3について予約希望日に予約が可能か否かの確認が行われる。この例では、会員サーバー12での予約確認が完了するまでの間、「只今、確認中です。」、「しばらくお待ち下さい。」といったメッセージが表示される。会員サーバー12の記憶部60には、予約された遊技機3の遊技台番号及びその予約日を互いに対応付けて記憶する領域が、遊技台予約リストとして予め設けられている。そして会員サーバー12のCPU57は、この遊技台予約リストを参照して、該当する遊技台番号が、予約希望日として指定された日に既に予約されているか否かを判定する。そして、該当する遊技台番号の遊技台が予約希望日に相当する日に既に予約されている場合には、予約が不可能である旨を示す信号(NAK信号)を情報表示装置5側に送信する。これに応じて、情報表示装置5では、例えば、「この遊技台は既に予約済みです。予約ができません。」等、予約が不可能である旨を示すメッセージが表示部30に表示された後、図17(c)の遊技台予約サービス画面に戻る。
一方、遊技台予約リスト中において該当する遊技台番号の遊技台が予約希望日に相当する日に予約されていない場合、CPU57は、該当する遊技台番号とその予約希望日とを遊技台予約リストに記憶(登録)し、遊技台の予約が完了した旨を示す信号(ACK信号)を情報表示装置5に送信する。そして、情報表示装置5のワンチップマイコン26は、会員サーバー12から予約完了のACK信号を受け取ると、例えば、図18(b)に示すような予約完了画面を表示部30に表示させる。この例では、予約が確定した遊技台番号、その予約日(年月日)、注意事項(例えば、予約台として確保されるのは遊技店2の開店時間(10:00AM)から10分間(以下、予約確保時間)であり、予約確保時間の経過時点で予約がキャンセルされる旨)、及び、予約日当日に当該遊技機3で遊技を行う際の操作説明(例えば、情報表示装置5のサービススイッチ33を操作して、携帯電話機1に表示させた2次元コードを読み取らせることで予約の確認を行う旨)等が表示される。
次に、図19を参照して、遊技店2の開店時に会員サーバー12において行われる遊技台予約処理について説明する。なお、本処理は、開店時に会員サーバー12の電源が投入され、システム全体の時刻合わせ等の初期化処理が実行された後にコールされる。まず、ステップS141において、CPU57は、記憶部60の遊技台予約リストを参照して、本日に遊技機3の予約があるか否かを判定する。そして、本日は遊技機3の予約が無い(No)と判定した場合は、本処理を終了する。また、ステップS141において、遊技台予約リスト中に本日を予約日として予約された遊技機3が存在する、即ち、本日に遊技機3の予約がある(Yes)と判定した場合、ステップS142に進み、予約がある遊技機3に対応付けられた情報表示装置5に対し、予約指令及び予約した会員の識別情報(会員No.)を送信する。そして、ステップS143において、予約指令等の受信完了の応答(確認OK)を情報表示装置5側から受信したか否かを判定し、情報表示装置5からの応答が無い(No)と判定した場合は、応答があるまでステップS142及びステップS143の処理を繰り返す。そして、ステップS143において、情報表示装置5から応答(確認OK)を受信した(Yes)と判定した場合、遊技台予約リストから該当する遊技台番号と予約日を削除した後、本処理を終了する。
次に、図20のフローチャートを参照して、予約日当日に会員サーバー12からの予約指令に応じて情報表示装置5が実行する予約確認処理について説明する。会員サーバー12側から予約指令を受け取ると、情報表示装置5のワンチップマイコン26は、継電器31をオフ状態に設定して遊技機3への給電を遮断し、時計IC36の監視を開始する。そして、ステップS151において、予約確保時間が経過したか否か、即ち、本実施形態においては開店時刻である午前10時から10分が経過したか否かが判定される。そして、予約確保時間が経過した、即ち、午前10時から10分が経過した(Yes)と判定した場合、CPU57は、予約がキャンセルされたものとみなし、その旨(予約キャンセル)を会員サーバー12へ送信する。一方、ステップS151において、予約確保時間は経過していない(No)と判定した場合、ステップS153に進み、ワンチップマイコン26は、サービススイッチ33が操作(オン)されたか否かを判定する。サービススイッチ33の操作(入力)が検出されない場合(No)、ステップS151に戻り、時計IC36の監視を繰り返す。
ステップS153において、サービススイッチ33の操作(オン)が検出された場合(Yes)、ステップS154に移行し、ワンチップマイコン26は、2次元コードリーダー28を制御して、対象物の画像、即ち、会員の識別画像を画像データとして読み取る。画像データを読み取ったならば、ステップS155に進み、ワンチップマイコン26は、この画像データについてフォーマットの適合判定を行う。そして、ステップS155において、この画像データのフォーマットが本システムで使用する2次元コードのフォーマットに適合しない(No)と判定した場合、ステップS156に進み、フォーマットが不適合である旨のメッセージ(NGメッセージ)を表示部30に表示させた後、ステップS151の処理に戻る。
一方、ステップS155において、画像データが本システムの2次元コードのフォーマットに適合する(Yes)と判定した場合、ステップS157に進み、ワンチップマイコン26は、識別情報変換手段として機能し、上記フォーマットに従って識別画像を識別情報に変換する。識別画像を識別情報に変換したならば、ステップS158において、ワンチップマイコン26は、変換して得られた識別情報が予約した会員本人の識別情報であるか否かを確認する。つまり、当該識別情報が、会員サーバー12側から予約指令と共に予め送られてきた識別情報に一致するか否かが判定される。そして、ステップS158において、識別情報が予約した会員本人の識別情報ではない、即ち、当該識別情報が会員サーバー12から予め受け取った識別情報に一致しない(No)と判定した場合、ステップS156に進み、読み取った識別情報が予約した会員のものと一致しないので予約の確認ができなかった旨のメッセージ(NGメッセージ)を表示部30に表示させた後、ステップS151の処理に戻る。
一方、ステップS158において、変換して得られた識別情報が予約した会員本人の識別情報である、即ち、当該識別情報が会員サーバー12側から予め受信した識別情報に一致する(Yes)と判定した場合、ステップS159に進み、ワンチップマイコン26は、予約確保時間内に予約の確認が完了した旨を会員サーバー12に送信し、ステップS160において、継電器31をオン状態に設定して遊技機3への給電を開始する。これにより、会員は、予約した遊技機3による遊技を開始することが可能となる。
次に、図21を参照して、会員が保有している(会員サーバー12に記憶されている)遊技価値情報を現金に交換する換金手続の流れについて説明する。なお、以下において、携帯電話機1と会員サーバー12との間では、SSL(Secure Socket Layer)等の暗号プロトコルを用いてデータの送受信が行われる。携帯電話機1を用いて、会員サーバー12が開設するウェブサイト(遊技店2のウェブサイト)の景品交換/換金用ページにアクセスし、パスワード(若しくは、携帯電話機1の電話番号)を入力して認証が完了すると、図21(a)に示すように、当該ページのアクセス日、現時点で会員が保有している遊技価値情報(蓄積遊技媒体数)等を示した画面が携帯電話機1の表示部21に表示される。そして、会員が携帯電話機1を操作して、画面をスクロールさせると、図21(b)に示すように、景品交換/換金選択画面が表示される。この画面では、景品交換アイコン77又は換金アイコン78の何れかを反転表示させることで景品交換又は換金の何れかを選択することができる。なお、選択の確定は携帯電話機1の入力部23の所定のキーを用いて行う。
図21(b)の画面において、会員が換金を選択して確定すると、図21(c)に示すように、所定の換金レート(本実施形態の場合、遊技媒体1つにつき3円)、換金対象とする遊技媒体数(遊技価値情報)を入力する入力欄79、及び、入力した遊技媒体数を確定するための確定アイコン80等が表示される。この画面において、会員は、まず入力欄79を選択して、換金対象とする遊技媒体数を入力する。遊技媒体数の入力後、確定ボタン80を操作して確定すると、この遊技媒体数が会員サーバー12に送信される。送信が完了すると、携帯電話機1の表示部21には、図21(d)に示すように、換金対象の遊技媒体数に換金レートを乗じて算出された金額や、この金額の代金を会員の携帯電話機1の使用料引落口座として利用している金融機関の口座に所定の日に振り込む旨が表示される。その後、図21(e)に示すように、換金後の残りの遊技媒体数(遊技価値情報)が表示され、ウェブサイト上での換金手続が終了する。
図22は、ウェブサイト上での換金手続に応じて行われる換金の流れを説明する模式図である。上述の換金手続を経て携帯電話機1からウェブサイトを通じて換金対象となる遊技価値情報(遊技媒体数)の入力を受けると(図22における(a)の流れ)、会員サーバー12のCPU57は、本発明における換金処理手段として機能し、入力された遊技価値情報に対応する金額、即ち、換金対象の遊技媒体数に換金レートを乗じて算出した金額の代金(以下、換金代という。)を会員に支払うべく、携帯電話会社9に対して金融機関14の口座(使用料引落口座)14´への換金代の振り込み依頼(振込代行依頼)を行う。携帯電話会社9は、会員サーバ12(遊技店2)から振込代行依頼を受けると、遊技店2に対し、振込代行手数料(金融機関14の振込手数料を含む)及び換金代を請求する(図22における(b)の流れ)。そして、携帯電話会社9は、金融機関14に対して使用料引落口座14´への換金代の振込を依頼し、これを受けて金融機関14からは、携帯電話会社9に対して振込手数料及び換金代が請求される(図22における(c)の流れ)。この一連の流れを経て、会員の使用料引落口座14´に換金代が振り込まれる。
このように、本システムでは、携帯電話機1からウェブサイトを通じて換金を受け付け、換金代については、携帯電話会社9を通じて会員の使用料引落口座14´に振り込まれるので、会員は、従来のような煩雑な手順を踏まなくとも、安全且つ確実に換金を行うことができる。また、従来の換金所が不要であることから、コストの削減や犯罪防止にも繋がる。
以上のように、上記した会員サービス提供システムでは、会員は、携帯電話機1に記憶させた識別画像を各端末装置に読み取らせることで、サービス情報としてのサービスポイントの付与や、遊技価値情報(遊技媒体)の蓄積等のサービスの提供を受けることができる。そのため、本システムでは、会員カードや会員カードを発行する発行装置等、会員カードを運用するものが不要となる。これにより、コストを削減できると共に、使用済となって廃棄される会員カードの発生を抑え、環境問題をも考慮した会員サービスを提供することが可能となる。また、会員は、会員カードの所持する必要が無いので、この会員カードの取り扱いに関する煩わしさから解放される。さらに、携帯電話機1は、携帯電話会社9によって所有者の認証が綿密に行われているものであるので、この携帯電話機1を利用した本システムは、所有者の認証を行わない会員カードを利用した従来のシステムに比べ、不正が生じ難いという利点もある。
なお、上記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
本発明の会員サービス提供システムの構成の一例を説明するブロック図である。 携帯電話機の構成を説明するブロック図である。 情報表示装置の構成を説明するブロック図である。 入退場登録装置の構成を説明するブロック図である。 遊技媒体計数装置の構成を説明するブロック図である。 会員サーバーの構成を説明するブロック図である。 会員登録の申し込みの手続から識別画像(識別情報)の発行までの流れを説明する模式図である。 入退場登録装置の行う入退場検知処理について説明するフローチャートである。 会員サーバーが行う入退場処理を説明するフローチャートである。 情報表示装置が行うエントリー処理について説明するフローチャートである。 会員サーバーが行うエントリー受付処理を説明するフローチャートである。 会員サーバーが行う遊技状態別ポイント加算処理を説明するフローチャートである。 遊技媒体計数装置が実行する計数処理について説明するフローチャートである。 会員サーバーが行う遊技媒体蓄積処理を説明するフローチャートである。 情報表示装置のポイント処理を説明するフローチャートである。 会員サーバーのポイント処理を説明するフローチャートである。 ポイント処理において情報表示装置の表示部に表示されるGUIである。 図17のポイント処理の続きを説明する図である。 会員サーバーが行う遊技台予約処理について説明するフローチャートである。 情報表示装置が実行する予約確認処理について説明するフローチャートである。 換金手続におけるウェブサイトの景品交換/換金用ページの表示例である。 ウェブサイト上での換金手続に応じて行われる換金の流れを説明する模式図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 遊技店
3 遊技機
5 情報表示装置
6 入退場登録装置
7 遊技媒体計数装置
9 携帯電話会社
10 携帯通信網
11 インターネット
12 会員サーバー
14 金融機関
26 ワンチップマイコン
28 2次元コードリーダー
29 通信部
30 表示部
31 継電器
32 情報表示操作部
33 サービススイッチ
34 読取スイッチ
36 時計IC
39 ワンチップマイコン
41 2次元コードリーダー
42 通信部
43 読取スイッチ
44 表示部
45 時計IC
48 ワンチップマイコン
50 2次元コードリーダー
51 通信部
52 読取スイッチ
53 計数部
54 表示部
55 時計IC
57 CPU
60 記憶部
61 通信部

Claims (6)

  1. 遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機が設置される遊技店内に敷設されたローカル通信網に接続され、登録された会員のサービス情報及び遊技価値情報を会員保有情報として記憶し管理する会員サーバーと、
    画像の受信及び受信した画像の記憶が可能な会員所有の携帯電話機と、
    前記ローカル通信網に接続され、前記会員サーバーとの間で情報の送受信が可能に構成された端末装置と、
    から構成される遊技店の会員サービス提供システムであって、
    前記端末装置は、
    前記携帯電話機に記憶されている識別画像を読み取る識別画像読取手段と、
    前記識別画像読取手段によって読み取られた識別画像を、当該識別画像に対応する識別情報に変換する識別情報変換手段と、
    前記識別情報変換手段によって変換された識別情報を前記会員サーバーへ送信して該識別情報が登録されているか否かの判定を要求し、会員サーバーからの判定結果を確認する識別情報確認手段と、
    前記識別情報確認手段によって識別情報の登録が確認されたことを条件として、端末装置に対応付けられた遊技機からの遊技情報、又は、遊技媒体の計数情報を、会員獲得情報として当該会員の識別情報に併せて会員サーバーへ送信する会員獲得情報送信手段と、を備え、
    前記会員サーバーは、
    会員を特定可能な識別情報を生成する会員識別情報生成手段と、
    前記会員識別情報生成手段によって生成された識別情報に関連付けた会員データ領域を記憶手段に確保する会員データ領域確保手段と、
    前記会員データ領域確保手段によって確保された会員データ領域に、前記識別情報と、前記携帯電話機を特定する端末特定情報とを互いに関連付けて登録する会員登録手段と、
    前記識別情報に基づく識別画像を作成する識別画像作成手段と、
    前記識別画像作成手段によって作成された識別画像を電子メールに添付して、前記端末特定情報によって特定される携帯電話機へ送信する会員識別画像発行送信手段と、
    前記端末装置の識別情報確認手段からの判定要求に応じて、該識別情報確認手段から送信された識別情報が前記会員データ領域に登録されているか否かを判定し、該判定結果を前記識別情報確認手段に応答する識別情報判定手段と、
    前記端末装置の会員獲得情報送信手段から送信された会員獲得情報が遊技情報である場合には、該遊技情報の内容に応じたサービス情報を前記会員データ領域に記憶されているサービス情報に加算し、前記会員獲得情報が計数情報である場合には、該計数情報を前記会員データ領域に記憶されている遊技価値情報に加算する会員保有情報更新手段と、を備え、
    前記会員データ領域に記憶された会員保有情報を、前記携帯電話機に記憶された識別画像に基づいて管理することで会員にサービスを提供することを特徴とする遊技店の会員サービス提供システム。
  2. 前記会員サーバーは、前記識別情報確認手段から送信された識別情報が前記会員データ領域に登録されていると判定した場合に入場処理又は退場処理を行う入退場処理手段を備え、
    前記入退場処理手段は、前記端末装置から送信された識別情報が記憶手段の入場リスト領域に記憶されているか否かを判定し、該当する識別情報が入場リスト領域に記憶されていない場合には、当該識別情報を入場リスト領域に記憶する入場処理を行い、該当する識別情報が入場リスト領域に記憶されている場合には、当該識別情報を入場リスト領域から削除する退場処理を行い、
    前記会員保有情報更新手段は、前記入退場処理手段による入場処理又は退場処理が行われる毎に、当該識別情報に関連づけられた会員データ領域に記憶されたサービス情報に所定のサービス情報を加算することを特徴とする請求項1に記載の遊技店の会員サービス提供システム。
  3. 前記ローカル通信網に接続されると共に、会員の遊技店への入退場の検知が可能な入退場登録端末装置を備え、
    前記入退場登録端末装置は、前記識別画像読取手段、前記識別情報変換手段、及び、前記識別情報確認手段を有することを特徴とする請求項2に記載の遊技店の会員サービス提供システム。
  4. 前記会員サーバーは、
    前記入退場処理手段が入場処理を行った際に、入場した会員の携帯電話機に遊技店情報を電子メールで送信する遊技店情報送信手段と、
    前記入退場処理手段が退場処理を行った際に、退場した会員の携帯電話機に当該会員が遊技機で遊技した遊技結果情報を電子メールで送信する遊技結果情報送信手段と、を備えていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遊技店の会員サービス提供システム。
  5. 前記会員サーバーは、
    インターネットに接続可能に構成され、
    前記携帯電話機からインターネットを通じてアクセス可能なウェブサイトを開設し、
    前記ウェブサイトにアクセスした携帯電話機からの換金要求に応じて、前記会員データ領域に記憶されている遊技価値情報の換金処理を行う換金処理手段を備え、
    前記換金処理手段は、
    前記ウェブサイトを通じて前記携帯電話機から換金対象とする遊技価値情報の入力を受け、
    入力された遊技価値情報に対応する金額の代金を会員に支払うべく、携帯電話会社に対して会員の契約口座への当該代金の振り込み依頼を行うことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の遊技店の会員サービス提供システム。
  6. 前記会員サーバーは、
    前記端末装置から送信される識別情報に対応する会員が登録されていると前記識別情報判定手段によって判定された場合、当該識別情報に関連付けられた携帯電話機に対し、前記端末装置に対応付けられた遊技機の遊技機情報を電子メールで送信する遊技機情報送信手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の遊技店の会員サービス提供システム。
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