JP2015026888A - スピーカシステムと、これを用いた電子機器、ならびに移動体装置 - Google Patents

スピーカシステムと、これを用いた電子機器、ならびに移動体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は小型でありながら、良好に低音を再生できるスピーカシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、この課題を解決するために、第1開口部102を有する筐体103、スピーカユニット150、第1音響管120、第2音響管130を含んでいる。スピーカユニット150はフレーム151を含み、筐体103へ装着されている。第1音響管120と第2音響管130は、筐体103内に設けられている。そして、第1音響管120の第1端部121は、閉じられている。一方、第2音響管130の第2端部131は、第1開口部102と連結されている。第3端部104は、フレーム151の後方に配置された第2開口部105を含んでいる。これにより、スピーカシステムは小型でありながら、良好に低音を再生できる。
【選択図】図1

Description

本技術分野は、電子機器や移動体装置へ収納されるバスレフ方式のスピーカシステムと、これを用いた電子機器ならびに、移動体装置に関する。
以下、従来のスピーカシステムについて説明する。従来のスピーカシステムは、筐体、開口部、スピーカユニット、空間を含んでいる。スピーカユニットは、筐体の前面に固定している。そして、筐体内には空間を有しており、この空間内にバスレフダクト、あるいはラビリンス型の音響管を含んでいる。
なお、筐体には開口部が形成されている。そして、バスレフダクトあるいはラビリンス型の音響管の一端を開口部へ連結し、筐体内にはバスレフダクトあるいはラビリンス型の音響管の他端を配置している。
このようなスピーカシステムでは、低音の音圧レベルを大きくするために、スピーカユニットの背面側や周囲には十分な大きさの空間を形成する。したがって、バスレフダクトやラビリンス型の音響管の他端は、スピーカユニットから遠くに配置している。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
実開昭63−055695号公報
近年、スピーカシステムを搭載する電子機器は小型化の傾向である。したがって、電子機器へ搭載するスピーカシステムも小型であることが必要である。しかしながら従来のスピーカシステムを小型化した場合、スピーカユニットの周囲に十分な空間を確保することが困難である。したがってバスレフ方式を用いたことによる低音の音圧レベルの改善が、抑制されるという課題を有していた。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、小型でありながら、良好に低音を再生できるスピーカシステムを提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために、本発明のスピーカシステムは、第1開口部を有する筐体、スピーカユニット、第1音響管、第2音響管を含んでいる。スピーカユニットはフレームを含み、筐体へ装着されている。第1音響管と第2音響管は、筐体内に設けられている。そして、第1音響管の第1端部は、第1開口部と連結されている。一方、第2音響管の第2端部は、閉じられている。第3端部は、フレームの後方に配置された第2開口部を含んでいる。なお、第3端部は、第1音響管と第2音響管のうちの少なくともいずれか一方に設けられている。
さらに、本発明の他の側面のスピーカシステムは、内部に音響空間を含む筐体、スピーカユニット、バスレフポート、ラビリンス型の音響管を含んでいる。スピーカユニットは、フレームの背面側に空間を有するように、筐体に装着されている。バスレフポートは、空間と連結されて、スピーカユニットの背面方向へ出力された音を、筐体外へ導出している。ラビリンス型の第2音響管は、フレームの背面側で空間と連結されており、空間とともに音響空間を形成している。さらに、ラビリンス型の第2音響管は、スピーカユニットの背面方向へ出力された音のうちの一部の音を打ち消すことができる長さに設定されている。
以上のように本発明のスピーカシステムにおいて、第2音響管の一端は、閉じられているので、第2音響管では、第2音響管の共振周波数の近傍の音を抑圧できる。さらに、スピーカユニットの背面方向へ出力された音は、フレームの後方から第1音響管あるいは第2音響管へ導入されるので、スピーカユニットの背面方向へ出力された音を効率良く、第1音響管あるいは、第2音響管へ導入できる。その結果、スピーカシステムは、小型でありながら、良好に低音を再生できる。
また、本発明の他のスピーカシステムでは、第2音響管が、スピーカユニットの背面方向へ出力された音のうちの一部の音を打ち消す。さらに、第2音響管は、フレームの背面側に形成された空間とともに音響空間を形成しているので、小型でありながら、ヘルムホルツ共鳴周波数を低くできる。したがって、スピーカシステムは、小型でありながら、良好に低音を出力できる。
本発明の実施の形態のスピーカシステムを上から見た場合の断面図 本発明の実施の形態のスピーカシステムの正面図 本発明の実施の形態のスピーカシステムの上面図 本発明の実施の形態のスピーカシステムの側面図 本発明の実施の形態のスピーカシステムを側面方向から見た場合の断面図 本発明の実施の形態のスピーカシステムの斜視図 本発明の実施の形態のスピーカユニットの断面図 本発明の実施の形態のスピーカシステムの第1音響管の概念図 本発明の実施の形態の他の例のスピーカシステムを上から見た場合の断面図 本発明の実施の形態のさらに他の例のスピーカシステムを上から見た場合の断面図 本発明の実施の形態のさらなる例のスピーカシステムを上から見た場合の断面図 本発明の実施の形態のスピーカシステムを用いた電子機器の概念図 本発明の実施の形態のスピーカシステムを用いた電子機器の要部断面図 本発明の実施の形態のスピーカシステムを用いた他の例の電子機器の概念図 本発明の実施の形態のスピーカシステムを用いた移動体装置の概念図
以下、本実施の形態におけるスピーカシステムを、図面を参照しながら、説明する。図1は、本実施の形態のスピーカシステムを上から見た場合の断面図である。図2は、本実施の形態のスピーカシステムの正面図である。図3は、本実施の形態のスピーカシステムの上面図である。図4は、本実施の形態のスピーカシステムの側面図である。図5は、本実施の形態のスピーカシステムを側面方向から見た場合の断面図である。図6は、本実施の形態のスピーカシステムの斜視図である。なお、図1は、図2の断面線1−1で切断した状態の断面図である。また、図5は、図2の断面線5−5で切断した状態の断面図である。
スピーカシステム101は、第1開口部102を有した筐体103、第3端部104と、第1音響管120、第2音響管130、およびスピーカユニット150を含んでいる。そして、スピーカユニット150は、筐体103へ装着されている。
図7は、本実施の形態のスピーカユニット150の断面図である。図7に示すように、スピーカユニット150は、フレーム151、磁気回路固定部152、磁気ギャップ156を含む外磁型の磁気回路153、振動板154、ボイスコイル155を含んでいる。磁気回路固定部152は、フレーム151の中央部に設けられている。磁気回路153の前面は、磁気回路固定部152の背面側に結合されている。振動板154の外周端は、フレーム151の外周端部へ連結されている。ボイスコイル155の一端側は、振動板154の中央部に結合されている。そして、ボイスコイル155の他端側は、磁気ギャップ156へ挿入されている。
図1に示すように、第1音響管120と第2音響管130は、ともに筐体103内に収納されている。ラビリンス型の第1音響管120の第1端部121は閉じられている。一方、第2音響管130の第2端部131は、第1開口部102と連結されている。第3端部104は、フレーム151の後方に配置されている。さらに、第3端部104には、第2開口部105が設けられている。なお、第3端部104は、第2音響管130に設けることが好ましい。しかし、第3端部104は、第1音響管120に設けてもかまわない。さらに、第3端部104は、第1音響管120と第2音響管130の両方に設けることもできる。
周波数の高い高音は、直進性が高い。そこで、ラビリンス型の第1音響管120は、第3端部104と第1端部121の間で、折れ曲がっている。この構成により、高音は第1端部121に到達するまでに減衰する。一方、周波数の低い低音は、回折しやすい。したがって、低音が第1端部121に到達するまでの間に、低音が減衰することを抑制できる。そして、第1端部121で反射された低音は、第3端部104へと戻り、第2音響管130を介して筐体103の外部へと出力されている。ただし、第1音響管120の第1端部121は閉じられているので、第1音響管120の長さの約2倍の波長の長さの音は、減衰する。したがって、ラビリンス型の第1音響管120は、第1音響管120の長さの約2倍の波長の長さの音を、筐体103の外部へ出力することを抑制できる。
以上の構成により、スピーカシステム101は、第1開口部102から、ヘルムホルツ共鳴周波数以上の周波数の音を、筐体103の外へと出力できる。なお、スピーカシステム101のヘルムホルツ共鳴周波数は、主に音響空間106と第2音響管130によって決定付けられている。すなわち、第2音響管130は、いわゆるバスレフポートであり、スピーカユニット150の背面方向へ出力された音を、第1開口部102を介して、筐体103の外へ導出している。なお、第1音響管120は、フレーム151の背面側に形成された空間106Aとともに、音響空間106を形成しているので、ヘルムホルツ共鳴周波数を低くできる。したがって、筐体103の大きさは小さくできる。その結果、スピーカシステム101は、小型でありながら、良好に低音を出力できる。
さらに、スピーカユニット150の背面方向へ出力された音を効率良く、第1音響管120あるいは、第2音響管130へ導入できる。さらに、第1音響管120は、第1端部121が閉じられているので、第1音響管120の長さの約2倍の波長の長さの音を、大きく減衰できる。したがって、スピーカシステム101は、スピーカユニット150が出力する音のうちで、第1音響管120の長さの約2倍の波長の長さの音を抑制して、筐体103外へと出力している。したがって、スピーカシステム101は、小型でありながら、良好に低音を出力できる。
次に、スピーカシステム101について、図1から図7を参照しながら、さらに詳しく説明する。バスレフ方式のスピーカシステム101は、内部に音響空間106が形成された筐体103、第1音響管120、第2音響管130、スピーカユニット150を含んでいる。筐体103は、略立方体であることが好ましい。この場合、筐体103は、前面103A、側面103Bと、図2に示す上面103C、下面103Dを含んでいる。さらに、側面103Bは、図3に示すように、第1側面103E、第2側面103F、第3側面103Gを含んでいる。前面103A、第1側面103E、第2側面103F、第3側面103Gは、図2に示す上面103Cと下面103Dとを連結している。なお、第2側面103Fは前面103Aに対向している。また、第1側面103Eは第3側面103Gに対向している。
図4に示すように、第1開口部102は、第3側面103Gに設けられている。しかし、第1開口部102は、第3側面103Gに限られず、図3に示す前面103A、第1側面103E、第2側面103F、上面103C、下面103Dのいずれかに形成してもかまわない。あるいは、第1開口部102は、上面103C、下面103Dのいずれかに形成してもかまわない。
スピーカユニット150の外形の形状は、図2に示すように、たとえばトラック状である。そして、スピーカユニット150の短い方向の横幅157は、上面103Cと下面103Dとの間の距離107とほぼ等しい。したがって、スピーカシステム101の厚みを薄くできる。なお、スピーカユニット150の外形の形状は、トラック状に限られない。スピーカユニット150の外形の形状は、たとえば矩形状でもかまわない。
図7に示すスピーカユニット150は、ボイスコイル155が振動することによって、振動板154が振動し、スピーカユニット150の前方と後方とに音を出力している。ボイスコイル155の振動は、磁気回路153の磁力によって生じる。
磁気回路153は、ヨーク153A、磁石153B、上部プレート153C、センターポール153Dを含んでいる。なお、センターポール153Dは、ヨーク153Aの中央部に形成された突起である。上部プレート153Cは、磁石153Bの前面に結合されている。磁石153Bは、ヨーク153Aの前面側に結合されている。したがって、上部プレート153Cの前面側が、磁気回路固定部152の背面側に結合されている。なお、センターポール153Dは、磁石153Bと上部プレート153Cの中央部に形成された孔を貫通している。この構成により、上部プレート153Cとセンターポール153Dとが対向する領域に、磁気ギャップ156を形成できる。なお、磁気回路153には、反発磁石153Eを含むことが好ましい。この場合、反発磁石153Eは、ヨーク153Aの背面側に結合する。この構成により、磁気ギャップ156の磁束密度を大きくできる。
スピーカユニット150は、さらにダストキャップ158を含むことが好ましい。この場合、ダストキャップ158は、振動板154の中央部に結合されている。そして、ダストキャップ158は、振動板の前方側に突出している。さらに、フレーム151は、孔151Aを含むことが好ましい。この場合、振動板154から後方側へ出力された音は、孔151Aを通過して、スピーカユニット150の外へと出力される。
図1に示すように、第3端部104は、フレーム151の後方に配置されている。したがって、スピーカユニット150の背面方向へ出力された音を効率良く、第1音響管120あるいは、第2音響管130へ導入できる。ところが、スピーカユニット150が出力する音のうちで、高音が、第1開口部102から出力されると、スピーカシステム101が出力する音の周波数特性が劣化する。したがって、高音が、第2音響管130へ導入されることを抑制することが好ましい。そこで、図7に示すように、フレーム151には、遮蔽部151Bを形成することが好ましい。遮蔽部151Bは、振動板154と第2開口部105との間に設けられ、振動板154から出力された音を遮るように配置している。この構成により、低音は、遮蔽部151Bを回折して、第2開口部105へ到達できる。一方、高音は、直線性が高いので、遮蔽部151Bによって遮られる。したがって遮蔽部151Bは、高音が第2開口部105へ到達することを抑制できる。その結果、高音が、第1開口部102から出力されることを抑制できるので、さらに良好に低音を再生できる。
そして、スピーカユニット150は、図2に示すように、フレーム151を前面103Aへ固定することによって筐体103へ装着されている。なお、スピーカユニット150は、たとえば接着剤などによって筐体103へ固定されている。スピーカユニット150は、前面端部103H側に寄せて装着することが好ましい。この構成により、図1に示すラビリンス部分123を配置する空間が、スピーカユニット150の左右に分断されることを抑制できる。したがって、第1音響管120を筐体103内に効率的に配置できる。
そして、第1側面103Eは、前面端部103Hで前面103Aと連結されている。したがって、第1側面103Eは、図1に示すように、第3端部104の磁気回路153側とは反対側に配置されている。すなわち、第3端部104は、第1側面103Eと磁気回路153との間に配置されている。このように、第1側面103Eと磁気回路153との間に、空間106Aや、第3端部104を配置しているので、筐体103を小さくできる。
次に、第1音響管120、第2音響管130および、第3端部104について詳細に説明する。第3端部104は、第1音響管120と第2音響管130の双方に形成することが好ましい。この場合、第3端部104には、第1音響管120に形成された第4端部122と、第2音響管130に形成された第5端部132を含んでいる。そして、空間106Aと第1音響管120とは、第4端部122によって連結されている。また、空間106Aと第2音響管130とは、第5端部132によって連結されている。
以上の構成により、スピーカユニット150の背面方向へ出力された音を、効率良く第1音響管120と第2音響管130へ導入できる。したがって、スピーカシステム101は、小型でありながら、良好に低音を再生できる。
第1音響管120は、スピーカユニット150の背面方向へ出力された音のうちの一部の音を打ち消している。そのために、第1音響管120の共振周波数は、打ち消すべき音の周波数とほぼ等しくしておく。たとえば、第1音響管120は、打ち消すべき音の周波数の波長の約半分の長さとしておくと良い。
なお、高い周波数の音は、第2音響管130を通過する間に減衰する。したがって、第1開口部102から出力される高い周波数の音の音圧は、小さい。そこで、第1音響管120は、ヘルムホルツ共鳴周波数と異なり、かつ第2音響管130での減衰が小さな周波数の音を減衰させる長さであることが好ましい。この構成により、ヘルムホルツ共鳴周波数の近傍の周波数の低音を特に際立たせることができる。その結果、スピーカシステム101が出力する音を聞く聴取者は、迫力のある低音を感じることができる。
この場合、第1音響管120の共振周波数は、ヘルムホルツ共鳴周波数よりも高い周波数に設定することが好ましい。この構成により、ヘルムホルツ共鳴周波数の近傍の周波数の低音を特に際立たせることができる。なお、第1音響管120の共振周波数は、ヘルムホルツ共鳴周波数よりも低い周波数に設定してもかまわない。この場合、ヘルムホルツ共鳴周波数よりも低い周波数の音の減衰量は大きい。したがって、スピーカユニット150へ入力される音声信号にヘルムホルツ共鳴周波数よりも低い周波数を含んでいた場合に、図7に示す振動板154が、ヘルムホルツ共鳴周波数よりも低い周波数の信号によって、大きな振幅で振動することを抑制できる。その結果、スピーカユニット150へ入力する音声信号の振幅を大きくできるので、スピーカシステム101は、小型でありながら、良好に低音を出力できる。
磁気回路153の背面は、第2開口部105よりも後方側に配置することが好ましい。そこで、第2開口部105を磁気回路153の背面より前方に配置するために、第3端部104は、磁気回路153の背面から前方に向かって伸びている。すなわち、第3端部104は、磁気回路153の外周の外側に配置されている。この構成により、スピーカユニット150の背面方向へ出力された音は、良好に第1音響管120と第2音響管130へ導入できる。さらに、筐体103のスペースを効率良く利用できるので、筐体103を小さくできる。
第2開口部105を磁気回路153の背面よりも前方に配置した場合、空間106Aが小さくなる。そこで、第2音響管130は、第1音響管120に比べて磁気回路153から遠くに配置しておくことが好ましい。すなわち、第5端部132は、第4端部122に比べて磁気回路153から遠くに配置されている。この構成により、空間106Aの容積が小さくても、空間106Aは、音響空間106として有効に働く。
また、第1音響管120は、第2音響管130の隣りに並んで配置することが好ましい。すなわち、第4端部122は、第5端部132の隣りに並んで配置されている。この構成により、第4端部122と第5端部132は、近くに配置される。したがって、スピーカユニット150の背面方向へ出力された音を効率良く、第1音響管120と第2音響管130へ導入できる。この場合も、第4端部122の隣に磁気回路153を配置することが好ましい。なお、第5端部132の隣に磁気回路153を配置してもかまわない。
図5に示すように、第1音響管120には、背面通過部124を含んでも良い。背面通過部124の形状は、直線であることが好ましい。したがって、背面通過部124は、磁気回路153の背面側を通過するように配置できる。さらに、第2音響管130には、背面通過部134を含んでも良い。背面通過部134の形状は、直線であることが好ましい。したがって、背面通過部134は、磁気回路153の背面側を通過するように配置できる。なお、第5端部132を第4端部122に比べて磁気回路153から遠くに配置した場合、背面通過部134は、背面通過部124の外側に配置される。すなわち、第2音響管130が、第1音響管120の外側に配置されている。
図1に示すように、第3端部104が、第1側面103Eと磁気回路153との間に設けられ、かつ背面通過部124が磁気回路153の背面側を通過する。この構成により、図1に示すように、磁気回路153と第3側面103Gとの間にラビリンス部分123を配置できる。したがって、筐体103内の空間を有効に利用できる。その結果、筐体103は、小さくできる。図5に示す背面通過部134は、磁気回路153の背面側を通過するので、第1開口部102は、スピーカユニット150から遠くに配置できる。また、第2音響管130の長さを長くできるので、ヘルムホルツ共鳴周波数を低くできる。さらに、背面通過部134は、背面通過部124の背面側を通過することが好ましい。この構成により、第2音響管130の配管の経路は簡単である。また、第2音響管130の長さは、さらに長くできるので、ヘルムホルツ共鳴周波数を低くできる。
図3に示すように、側面103Bは、図1に示す第2音響管130の外壁面を兼ねることが好ましい。なお、第2音響管130の外壁面は、第1側面103E、第2側面103F、第3側面103G、前面103Aのうちのいずれか1つを兼ねても良い。あるいは、第2音響管130の外壁面は、第1側面103E、第2側面103F、第3側面103G、前面103Aのうちの2つ以上を兼ねても良い。この構成により、図1に示す第2音響管130の壁は、側面103Bと個別に設ける必要がないので、側面103Bを薄くできる。したがって、筐体103を小さくできる。また、筐体103や第2音響管130は樹脂製であることが好ましい。この場合、筐体103や第2音響管130は、射出成形などの方法によって、形成できる。したがって、筐体103と第2音響管130は、射出成形などの方法により、容易に成形できる。その結果、筐体103は安価である。
なお、第2音響管130を第1音響管120の外側に配置しているが、これに限られない。第1音響管120を第2音響管130の外側に配置してもかまわない。この場合、第1音響管120の外壁面が側面103Bを兼ねる。
筐体103内には、複数の連結壁を含むことが好ましい。連結壁は、図2に示す上面103Cと下面103Dの間を連結している。このように、上面103Cと下面103Dとの間が複数の連結壁によって連結されているので、筐体103の強度は強い。また、上面103Cや下面103Dの共振による不要な音の発生を抑制できる。また、筐体103や連結壁は樹脂製であることが好ましい。この場合、筐体103や連結壁は、たとえば、射出成形などの方法によって、形成できる。したがって、筐体103と連結壁とを一体に成形することは、容易である。その結果、筐体103は安価である。連結壁は、たとえば、第1連結壁110A、第2連結壁110B、第3連結壁110C、第4連結壁110Dを含んでも良い。
第1連結壁110Aの側面は、第2音響管130の内壁面を兼ねても良い。あるいは、第1連結壁110Aの側面は、第1音響管120の内壁面を兼ねても良い。この場合、第1連結壁110Aには、第2連結壁110Bと、第3連結壁110Cを含んでも良い。なお、第2連結壁110Bは、第3連結壁110Cに対して直行するように配置されている。そのために、第1音響管120あるいは第2音響管130は折れ曲がっている。すなわち、第1連結壁110Aには、第2連結壁110Bと第3連結壁110Cの間に折れ曲がり部を含んでいる。この構成により、筐体103の強度は大きい。また、図2に示す上面103Cあるいは下面103Dの共振による異常音の発生を抑制できる。したがって、スピーカシステム101から出力される音のピークやディップなどの発生を抑制できる。
なお、第2連結壁110Bの側面は、第2音響管130の内壁面を兼ねても良い。あるいは、第2連結壁110Bの側面は、第1音響管120の内壁面を兼ねても良い。さらに第3連結壁110Cの側面は、第2音響管130の内壁面を兼ねても良い。あるいは、第3連結壁110Cの側面は、第1音響管120の内壁面を兼ねても良い。
さらに第1連結壁110Aは、第1音響管120と第2音響管130の間に設けても良い。すなわち、第1連結壁110Aは、第1音響管120と第2音響管130を仕切っている。この場合、第1連結壁110Aには、第1共用壁141を設けることが好ましい。第1共用壁141では、第1共用壁141の一方の側面が、第2音響管130の内壁面を兼ねている。さらに、第1共用壁141の他方の側面が、第1音響管120の内壁面を兼ねている。すなわち、第1共用壁141の一方の面側に第1音響管120が形成され、第1共用壁141の他方の面側に第2音響管130が形成されている。この構成により、第1音響管120と第2音響管130のそれぞれに壁を設ける必要がない。したがって、第1音響管120は、第2音響管130の近くに配置できるので、筐体103を小さくできる。
図8は、第1音響管120の概念図である。第1音響管120は、折れ曲がっている。そのために、第1音響管120には、折り返し部120Aを含んでいることが好ましい。なお、折り返し部120Aでは、たとえば第1音響管120が180度折れ曲がっている。第1音響管120には、さらに第1直線部120B、第2直線部120Cを含むことが好ましい。なお、第1直線部120Bは、折り返し部120Aの一端側に連結されている。一方、第2直線部120Cは、折り返し部120Aの他端側に連結されている。
第4連結壁110Dは、第1直線部120Bと第2直線部120Cとの間に形成されている。すなわち第4連結壁110Dは、第1直線部120Bと第2直線部120Cとの間を仕切っている。この場合、第4連結壁110Dには第2共用壁142を含むことが好ましい。第2共用壁142では、第4連結壁110Dの一方の面のすくなくとも一部が、第1直線部120Bの内壁面を兼ねている。さらに、第2共用壁142では、第4連結壁110Dの他方の面のすくなくとも一部が、第2直線部120Cの内壁面を兼ねている。この構成により、第1直線部120Bの壁と第2直線部120Cの壁とは共有できるので、第1直線部120Bの壁と第2直線部120Cの壁をそれぞれ別個に設ける必要がない。したがって、第1直線部120Bと第2直線部120Cの間の間隔を小さくできる。すなわち、第4連結壁110Dの厚みを薄くできる。その結果、筐体103は、小さくできる。
折り返し部120Aは、複数個所形成することが好ましい。この構成により、第1音響管120の共振周波数を所望の周波数に設定できる。また、折り返し部120Aは、図3に示す上面103Cの外周のうちで、最も長い辺に連結された面に沿って形成することが好ましい。なお、スピーカシステム101では、上面103Cと前面103Aとによって形成される辺が最も長い。したがって、図1に示すように、折り返し部120Aは、前面103Aに沿って配置することが好ましい。この構成により、筐体103内に折り返し部120Aを数多く並べて配置できる。したがって、第1音響管120は、周波数の高い音を良好に減衰できる。
図8に示すように、第4連結壁110Dは、第2連結壁110Bと直交するように配置することが好ましい。この構成により、筐体103の強度は大きい。また、図2に示す上面103Cあるいは下面103Dの共振による異常音の発生を抑制できる。したがって、スピーカシステム101から出力される音のピークやディップなどの発生を抑制できる。
なお、第3連結壁110Cは、第2連結壁110Bと交差してもかまわない。たとえば、第3連結壁110Cと第2連結壁110Bとは、T字状に交差している。そして、図1に示す筐体103は、第3連結壁110Cと第2連結壁110Bとが交差する位置に、交差部110Eを含んでいる。
図3に示すように、交差部110Eには、凹部108を形成することが好ましい。この構成により、上面103Cや下面103Dの共振を抑制できる。したがって、上面103Cや下面103Dの共振による異常な音の発生を抑制できる。なお、凹部108は、上面103C側に限らず、下面103D側に形成しても良い。あるいは、凹部108は、上面103C側と下面103D側の両方に形成しても良い。
あるいは、交差部110Eには、さらに図2に示す上面103Cと下面103Dとの間を貫通する貫通孔109を設けてもかまわない。この構成により、さらに上面103Cや下面103Dの共振を抑制できる。したがって、上面103Cや下面103Dの共振による異常な音の発生を抑制できる。
図9は、本実施の形態の他の例のスピーカシステム201を上から見た場合の断面図である。スピーカシステム201は、磁気回路153の第3側面103G側に、第4端部122を形成している。したがって、磁気回路153の背面側には、背面通過部134のみが設けられている。その結果、磁気回路153の背面と、背面通過部134との間には、第1音響管120が配置されていない。その結果、スピーカシステム201は、前面103Aと第2側面103Fとの間を短くできる。したがって、筐体103を小さくできる。
図10は、実施の形態のさらに他の例のスピーカシステム211を上から見た場合の断面図である。スピーカシステム211は、磁気回路153の第3側面103G側に、第4端部122と第5端部132を形成している。したがって、磁気回路153の背面側には、第1音響管120、第2音響管130が配置されていない。その結果、スピーカシステム211は、前面103Aとスピーカユニット150の背面における第2側面211Fとの間を短くできる。したがって、筐体103を小さくできる。
図11は、実施の形態のさらなる例のスピーカシステム221を上から見た場合の断面図である。スピーカシステム221では、第1端部121が第3側面103G側に形成されている。
図12は、スピーカシステムを用いた電子機器の概念図である。図13は、スピーカシステムを用いた電子機器の要部断面図である。電子機器501は、枠体502、増幅部503、スピーカシステム101を含んでいる。
増幅部503とスピーカシステム101は、枠体502内に収納されている。なお、スピーカシステム101には、増幅部503の出力側が電気的に接続されている。
スピーカシステム101は、さらに表示部504を含んでも良い。なお、表示部504は、枠体502の前面側の中央部に配置されている。枠体502には、上部枠、下部枠、右枠、左枠を含んでも良い。そして、スピーカシステム101は、下枠に収納してもかまわない。あるいは、スピーカシステム101は、上枠に収納してもかまわない。さらに、スピーカシステム101は、上枠と下枠の双方に収納してもかまわない。
スピーカシステム101は、枠体502の角部502Aの近傍に配置してもかまわない。筐体103は非常に頑丈であるので、電子機器501の角部分の強度は大きい。したがって、電子機器501が落下したような場合でも、枠体502や電子機器501の破損を抑制できる。
さらに、筐体103の一部を枠体502から露出してもかまわない。なお、筐体103と枠体502の色は、同系色であることが好ましい。この構成により、電子機器501を小さくできる。なお、スピーカシステム101は、枠体502の下面側から、ねじによって固定することが好ましい。この場合、ねじは、図8に示す前面103Aと第4連結壁110Dとが交差する位置に設けておくことが好ましい。前面103Aと第4連結壁110Dとが交差する場所にねじ孔を設ければ、筐体103が大きくなることを抑制できる。
なおスピーカユニット150は、前面103Aの中央からオフセットした位置に装着することが好ましい。そして、スピーカシステム101は、前面103Aが下方を向む方向で、枠体502へ装着されている。この場合、スピーカシステム101は、スピーカユニット150が角部502Aから離れる向きで、枠体502に収納することが好ましい。この構成により、電子機器501の角部分の強度は大きい。したがって、電子機器501が落下したような場合でも、枠体502や電子機器501の破損を抑制できる。また、スピーカユニット150が角部502Aから離れるので、電子機器501を搬送するような場合に、誤ってスピーカユニット150に指が触れた場合でも、振動板154が変形することを抑制できる。なお、電子機器501は、スピーカシステム101に代えて、スピーカシステム201、スピーカシステム211あるいはスピーカシステム221のいずれを用いてもかまわない。
図14は、本実施の形態のスピーカシステムを用いた他の例の電子機器の概念図である。電子機器511では、右枠と左枠とにスピーカユニット150を装着している。
図15は、本実施の形態のスピーカシステムを用いた移動体装置の概念図である。移動体装置601は、内部に空間602を有した本体部603、駆動部604、増幅部605、スピーカシステム101を含んでいる。駆動部604、増幅部605、スピーカシステム101とは、本体部603内に収納されている。なお、駆動部604にはエンジン、モータ、タイヤや変速装置を含んでも良い。増幅部605の出力側は、スピーカシステム101へ電気的に接続されている。なお、増幅部605には、音源の入力装置や、音源をオーディオ信号へと変換する処理装置を含んでもかまわない。
たとえば、スピーカシステム101は、ダッシュボードに設置してもかまわない。スピーカシステム101の設置場所は、それに限られない。スピーカシステム101は、たとえば、ドア、天井、座席などへも設置できる。
なお、移動体装置601は、スピーカシステム101に代えて、スピーカシステム201、スピーカシステム211あるいはスピーカシステム221のいずれを用いてもかまわない。
本発明にかかるスピーカシステムは、小型ながら低音を良好に再生できるという効果を有し、特にテレビなどの電子機器や、自動車などの移動体装置等に用いると有用である。
101 スピーカシステム
102 第1開口部
103 筐体
103A 前面
103B 側面
103C 上面
103D 下面
103E 第1側面
103F 第2側面
103G 第3側面
103H 前面端部
104 第3端部
105 第2開口部
106 音響空間
106A 空間
107 距離
108 凹部
109 貫通孔
110A 第1連結壁
110B 第2連結壁
110C 第3連結壁
110D 第4連結壁
110E 交差部
120 第1音響管
120A 折り返し部
120B 第1直線部
120C 第2直線部
121 第1端部
122 第4端部
123 ラビリンス部分
124 背面通過部
130 第2音響管
131 第2端部
132 第5端部
134 背面通過部
141 第1共用壁
142 第2共用壁
150 スピーカユニット
151 フレーム
151A 孔
151B 遮蔽部
152 磁気回路固定部
153 磁気回路
153A ヨーク
153B 磁石
153C 上部プレート
153D センターポール
153E 反発磁石
154 振動板
155 ボイスコイル
156 磁気ギャップ
157 横幅
158 ダストキャップ
201 スピーカシステム
211 スピーカシステム
211F 第2側面
221 スピーカシステム
501 電子機器
502 枠体
502A 角部
503 増幅部
504 表示部
511 電子機器
601 移動体装置
602 空間
604 駆動部
605 増幅部

Claims (22)

  1. 第1開口部を有した筐体と、
    前記筐体に装着され、フレームを含むスピーカユニットと、
    前記筐体内に設けられ、第1端部が閉じたラビリンス型の第1音響管と、
    前記筐体内に設けられ、第2端部が前記第1開口部と連結された第2音響管と、
    前記第1音響管と前記第2音響管のうちの少なくともいずれか一方に形成され、かつ前記フレームの後方に配置された第2開口部を備えた第3端部とを、
    備えた、スピーカシステム。
  2. 前記第3端部は、前記第1音響管に形成された、
    請求項1に記載のスピーカシステム。
  3. 前記第3端部には、
    前記第1音響管に設けられた第4端部と、
    前記第2音響管に設けられ、かつ前記第4端の隣りに並んで配置された第5端部とを、
    さらに備えた、
    請求項2に記載のスピーカシステム。
  4. 前記フレームの中央部に設けられた磁気回路固定部と、
    前記磁気回路固定部に前面が結合され、かつ前記第4端部の隣に配置された外磁型の磁気回路とを、
    さらに備えた、
    請求項3に記載のスピーカシステム。
  5. 前記フレームの中央部に設けられた磁気回路固定部と、
    前記磁気回路固定部に前面が結合され、前記第2開口部よりも後方側に背面を有した外磁型の磁気回路とを、
    さらに備えた、請求項1に記載のスピーカシステム。
  6. 前記筐体には、
    前記スピーカユニットが前面端部側に寄った位置に装着された前面と、
    前記前面端部に連結され、前記第3端部の前記磁気回路側とは反対側に配置された側面とを、
    さらに備えた、請求項5に記載のスピーカシステム。
  7. 前記第1音響管と前記第2音響管のうちのすくなくともいずれか一方には、前記磁気回路の背面側を通過する背面通過部をさらに備えた、
    請求項1に記載のスピーカシステム。
  8. 一方の側面が前記第1音響管の内壁面を兼ね、かつ他方の側面が前記第2音響管の内壁面を兼ねた第1共用壁をさらに備えた、
    請求項1に記載のスピーカシステム。
  9. 前記筐体には、前記第2音響管の外壁面を兼ね、かつ前記筐体の上面と下面の間を連結した側面をさらに備えた、
    請求項1に記載のスピーカシステム。
  10. 前記筐体の上面と下面の間を連結し、側面が前記第1音響管の内壁面と前記第2音響管の内壁面のうちのすくなくともいずれか一方を兼ねる第2連結壁と、
    前記第2連結壁と直交して配置されて、前記筐体の上面と下面の間を連結し、かつ側面が前記第1音響管の内壁面と前記第2音響管の内壁面のうちのすくなくともいずれか一方を兼ねた第3連結壁とを、
    さらに備えた、
    請求項1に記載のスピーカシステム。
  11. 前記第2連結壁と前記第3連結壁とが交差する位置に設けられ、かつ前記筐体の上面と下面のすくなくともいずれか一方の面に形成された凹部を、
    さらに備えた、
    請求項10に記載のスピーカシステム。
  12. 前記筐体を貫通する貫通孔が形成され、かつ前記第2連結壁と前記第3連結壁とが交差する交差部を、
    さらに備えた、
    請求項10に記載のスピーカシステム。
  13. 前記第1音響管には、
    前記筐体の上面の外周辺のうちで最も長い辺に連結された側面に沿って、並んで配置された複数の折り返し部をさらに備える、
    請求項1に記載のスピーカシステム。
  14. 前記第1音響管に設けられた折り返し部と、
    前記第1音響管に設けられ、前記折り返し部の一端に連結された第1直線部と、
    前記第1音響管に設けられ、前記折り返し部の他端に連結された第2直線部と、
    前記第1直線部と前記第2直線部との間に設けられ、一方の側面の少なくとも一部が前記第1直線部の内壁面を兼ね、かつ他方の側面のすくなくとも一部が前記第2直線部の内壁面を兼ねる第2共用壁をさらに備えた、
    請求項1に記載のスピーカシステム。
  15. 前記筐体の上面と下面の間を連結し、かつ前記第2共用壁を含む第4連結壁を、
    さらに備えた、請求項14に記載のスピーカシステム。
  16. 前記スピーカユニットの形状は、トラック状または矩形状であり、前記筐体の上面と下面との間の距離は、前記スピーカユニットの短い方向の幅とほぼ等しくした請求項1に記載のスピーカシステム。
  17. 内部に音響空間を含む筐体と、
    前記筐体に装着され、フレームの背面側に空間を有したスピーカユニットと、
    前記空間と連結され、前記スピーカユニットの背面方向へ出力された音を、前記筐体外へ導出するバスレフポートと、
    前記空間とフレームの背面側で連結され、前記スピーカユニットの背面方向へ出力された音のうちの一部の音を打ち消すことができる長さであり、前記空間とともに前記音響空間を形成するラビリンス型の第1音響管とを、
    備えた、スピーカシステム。
  18. 放音孔を有した枠体と、
    前記枠体内に収納された増幅部と、
    前記枠体内に収納され、前記増幅部の出力側が電気的に接続された請求項1に記載のスピーカシステムと、
    とを備える、電子機器。
  19. 枠体の前面の中央部に設けられた表示部を、
    さらに備えた、請求項18に記載の電子機器。
  20. 前記スピーカシステムは、前記枠体の角部に配置された、
    請求項18に記載の電子機器。
  21. 前記スピーカシステムには、
    前記放音孔の内側に配置されたスピーカユニットと、
    前記スピーカユニットが中央からオフセットした位置に装着された前面部と、
    この前面部が下方を向き、かつ前記スピーカユニットが前記角部から遠くに配置される向きで、前記枠体内に収納された筐体とを、
    備えた、請求項18に記載の電子機器。
  22. 内部に空間を有した本体部と、
    前記本体部の中に収納された駆動部および増幅部と
    前記本体部の中に収納され、前記増幅部の出力側が電気的に接続された請求項1に記載のスピーカシステムとを、
    備える、移動体装置。
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