JPH0767060A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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JPH0767060A
JPH0767060A JP21419493A JP21419493A JPH0767060A JP H0767060 A JPH0767060 A JP H0767060A JP 21419493 A JP21419493 A JP 21419493A JP 21419493 A JP21419493 A JP 21419493A JP H0767060 A JPH0767060 A JP H0767060A
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JP
Japan
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television receiver
speaker
main body
front frame
partition plate
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JP21419493A
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English (en)
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Toru Mori
徹 森
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 テレビジョン受像機1の本体筐体の前枠4
と、該前枠4と一体構造の仕切り板ブラケット5とによ
ってスピーカキャビネット2の前部2aを構成する。ま
た、本体筐体のバックハウジング8と、該バックハウジ
ング8と一体構造の仕切り板ブラケットブラケット9と
によってスピーカキャビネット2の後部2bを構成す
る。そして、本体筐体の前枠4とバックハウジング8を
嵌合して組み立てることによって、前部2aと後部2b
とが一体化されてスピーカキャビネット2が構成され
る。 【効果】 スピーカキャビネットの容積が大きく取れ
て、低音が良好に再生可能で、また、部品点数および組
立て工数が低減できて大幅なコストダウンが可能である
と共に、セット全体をコンパクトなものにすることも可
能で、かつ、ビリツキ音,シャドウマスクの振動が抑制
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピーカシステムを有
するテレビジョン受像機に係り、特に、テレビジョン受
像機の本体筐体に内蔵されるスピーカシステムの構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大画面を有する大型のテレビジョ
ン受像機が多くなってきている。これらのテレビジョン
受像機においては、図19に示すように、テレビジョン
受像機51の本体筐体の左右外側にスピーカシステム5
2を配置した方が、ステレオ再生の音響効果およびスピ
ーカシステム52の良好な音圧周波数特性を得られる点
で有利である。しかし、このようにすると、スピーカシ
ステム52を含めたテレビジョン受像機51全体の横幅
寸法wが大きくなるという欠点があった。さらに、テレ
ビジョン受像機51の本体筐体からスピーカシステム5
2の部分が左右に突出し、意匠的にも好ましくないとい
う指摘もあった。
【0003】上記した欠点を軽減する1つの手法とし
て、図20〜図22に示すような構成のテレビジョン受
像機がある。このテレビジョン受像機51においては、
図22に示す如く横幅が小さく奥行きが細長いスピーカ
システム53を、図20および図21に示すように、ブ
ラウン管54とテレビジョン受像機51の本体筐体の前
枠55の側壁55aとの間に挿入し取付けている。しか
しながら、この構成においては、スピーカシステム53
の幅を小さくするために、縦長角形もしくは縦長楕円形
のスピーカユニット56とせざるを得なく、また、スピ
ーカキャビネット57の容積も小さいことも相俟って、
低音が再生しにくいという欠点があった。さらにまた、
スピーカキャビネット57の外壁57a(スピーカシス
テム53)を、テレビジョン受像機51の本体筐体の前
枠55に取付けるためのスペース58を必要とするた
め、テレビジョン受像機51の横幅寸法wが依然として
或る程度大きくなることも否めなかった。
【0004】上記した図20〜図22に示したテレビジ
ョン受像機の欠点を補う手法として、例えば特開平2−
288596号公報に開示され、図23〜図25に示す
ような構成をとるテレビジョン受像機のスピーカシステ
ムがある。この先願におけるテレビジョン受像機では、
図23および図24に示すように、テレビジョン受像機
51の本体筐体の前枠55の側壁55aおよびバックハ
ウジング59と、ブラウン管54との間隙60に、図2
5に示す如き構造のスピーカシステム61を挿入し取付
けている。
【0005】上記スピーカシステム61は、スピーカユ
ニット62の前面に音道63を取付け、スピーカユニッ
ト62の後面にはバックキャビネット64を取付けた構
成となっている。そして、スピーカシステム61の音道
63の先端側部分を、テレビジョン受像機51の本体筐
体の前枠55の側壁55aとブラウン管54との間隙に
挿入し、音道63の外壁63aをネジ等を用いて取付け
固定している。なお、63bは音道63最先端の開口部
で、該開口部63bよりスピーカユニット62から出力
された音波を放射するようになっている。
【0006】しかしながら、この図23〜図25に示し
た構成のテレビジョン受像機においても、音道63の先
端側部分を取付けるためのスペース65をブラウン管5
4の横に確保しなければならず、この分だけテレビジョ
ン受像機51の横幅寸法wが依然として大きくなるとい
う欠点があった。なお、テレビジョン受像機51の横幅
寸法wをより小さくするために、音道63の先端側の幅
を狭くする方法も考えられるが、このようにすると、開
口部63bから放射される音波の音圧周波数特性が劣化
し、音質的にはこもった感じを持ちクリアさに欠けると
いう問題を生じる。さらに、上記スピーカシスム61
は、上述したように複数の部品から構成されているため
に、製造コストが高くなるという欠点を合わせ生じた。
【0007】ここで、上述してきた3例の従来のテレビ
ジョン受像機では、スピーカシステムをブラウン管の左
右に設けているが、図26および図27に示すように、
ブラウン管の下方にスピーカシステムを設け、全体をコ
ンパクトな形状にするようにしたテレビジョン受像機も
知られている。図26はテレビジョン受像機51を前方
から見た正面図、図27は側方から見たスピーカ部分で
の断側面図である。
【0008】図26,図27において、51はテレビジ
ョン受像機、54はブラウン管、55はテレビジョン受
像機51の本体筐体の前枠、59はテレビジョン受像機
の本体筐体のバックハウジング、66はスピーカユニッ
トであり、スピーカユニット66は、ブラウン管62の
下方のテレビジョン受像機51の本体筐体の前枠55の
前部55bに直接に取付けられている。
【0009】この図26,図27に示した構造は、一般
的に低価格のテレビジョン受像機に用いられる構成であ
り、スピーカシステムを構成するバックキャビネットは
ない。そのために、低音が再生しにくいという欠点を有
していた。また、別ピースのバックキャビネットを取付
ける方法があるが、こうするとコストアップ要因となる
とともに、別ピースのバックキャビネットを取付けるこ
とによって、通常の画面の縦横比が3対4のテレビジョ
ン受像機51の高さが高くなるという欠点を生じた。
【0010】さらに、テレビジョン受像機51の本体筐
体の前枠55,バックハウジング59は、厚さが2〜3
mmのプラスチック成形品であることが多く、テレビジョ
ン受像機51の本体筐体の強度が低い。そのため、スピ
ーカを駆動することによって発生するビリツキ音および
振動が、テレビジョン受像機51の本体筐体を伝播する
ことによるシャドウマスクの振動が生じやすかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のテレビジョン受像機のスピーカシステムは、音質を向
上させる構成をとる場合は、テレビジョン受像機51の
本体筐体とは別ピースのスピーカキャビネット(バック
キャビネット)を設けるようにしているため、その分コ
ストアップにつながるし、また、スペースファクターを
向上させようとすると、音質が犠牲になったり、特殊形
状の部品点数の多いスピーカシステムを用意しなければ
ならず、この場合はコストアップにつながるという問題
があった。
【0012】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、上記した従来技術のもつ問題点を解消することに
ある。そして、本発明の目的とするところは、下記の事
項が達成可能なスピーカシステムをもつテレビジョン受
像機を提供することにある。
【0013】別ピースのスピーカキャビネットを用い
ない構成とすること。 スピーカキャビネットの容積を大きく取れるようにす
ると共に、かつコンパクトな構造とすること。 低音を再生可能な構成とすること。 スピーカキャビネット部品を省略すると共に、組立て
工数を省き、低コスト化を図ること。 テレビジョン受像機の本体筐体の強度を向上し、ビリ
ツキ音やシャドウマスクの振動を抑制すること。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によるテレビジョ
ン受像機は、上記した目的を達成するために、スピーカ
システムのバックキャビネット(スピーカキャビネッ
ト)を別ピースで構成しないで、例えば、スピーカキャ
ビネットに相当する部分は、テレビジョン受像機の本体
筐体の前枠の側壁,底板と、前枠に一体成形されたブラ
ケット構造の仕切板とによって構成し、部品の共用化に
より省部品化を図るようにされる。
【0015】上記ブラケット構造の仕切板は、スピーカ
キャビネットの天板および内側の壁に相当するように構
成し、スピーカキャビネットの後方開口部に別ピースの
裏板を取付ける。もしくは、テレビジョン受像機の本体
筐体のバックハウジングに一体成形したブラケット構造
の仕切り板を設け、前枠側のスピーカキャビネット前部
とバックハウジング側のスピーカキャビネット後部とを
嵌合し組立てるように構成する。
【0016】
【作用】上記手段によって、音響的には、部品を共用化
し省略したことによって、従来技術で述べた別ピースの
スピーカキャビネットで構成した場合に比べ、スピーカ
キャビネットの容積を大きくでき、より低域まで低音を
再生できるようになる。
【0017】また、強度的には、テレビジョン受像機の
本体筐体の前枠と一体に成形されたブラケット構造の仕
切り板により、テレビジョン受像機の本体筐体の強度が
増す。さらに、本体筐体の前枠側の仕切り板ブラケット
(スピーカキャビネット前部側)の後端とバックハウジ
ング側の仕切り板ブラケット(スピーカキャビネット後
部側)の先端とを嵌合し組立てるようになすと、テレビ
ジョン受像機全体の強度がより一層増す。この結果、ビ
リツキ音も減少し、さらにスピーカを駆動時に振動が筐
体を伝播することによって発生する、ブラウン管のシャ
ドウマスクの振動も抑制できる。
【0018】また、コスト的には、スピーカキャビネッ
トの部品代が不要となり、さらに組立て工数を減らした
ことによって、製造コストを低減できる。
【0019】また、画面の縦横比が3対4の通常のテレ
ビジョン受像機では、別ピースのバックキャビネットの
底板の厚さtおよび取付けのためのスペース分だけ、テ
レビジョン受像機の高さ寸法を小さくできる。
【0020】さらにまた、視覚的には、画面の縦横比が
9対16のHDTVおよび通称:ワイドビジョンのテレ
ビジョン受像機では、横長画面であるので画面の相対縦
寸法が小さく画面の中心が低くなり、目線が下がる欠点
を生じるが、画面の下方にスピーカシステムを内蔵する
ことによって、目線を高くできる効果がある。また、画
面が横長のために画面の両側にスピーカシステムを内蔵
するとテレビジョン受像機51自体の横幅寸法が大きく
なるが、画面の下方にスピーカシステムを内蔵すること
によって、テレビジョン受像機の横幅寸法を小さくでき
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の詳細を図1〜図18に示した
各実施例によって説明する。
【0022】〈第1実施例〉まず、本発明の第1実施例
を図1〜図5を用いて説明する。図1は本実施例のテレ
ビジョン受像機を上方から見た断平面図、図2は本実施
例のテレビジョン受像機を前面から見た透視正面図、図
3は本実施例のテレビジョン受像機を側方から見たスピ
ーカシステム部分での断側面図、図4は本実施例のテレ
ビジョン受像機の本体筐体の前枠の斜視図、図5は本実
施例のテレビジョン受像機の本体筐体のバックハウジン
グの斜視図である。
【0023】図1〜図5において、1はテレビジョン受
像機、2,2は左右で対となったスピーカキャビネット
(2Aが左側のスピーカキャビネット,2Bが左側のス
ピーカキャビネット)、2aはスピーカキャビネット2
の前部、2bはスピーカキャビネット2の後部、3,3
は左右のスピーカユニット、4はテレビジョン受像機1
の本体筐体の前枠、4aは前枠4の側壁、4bは前枠4
の底板、4cは前枠4の前面部(一部がスピーカユニッ
ト3を取付けるためのバッフルプレートとなる)、5,
5は前枠4に一体成形された左右のブラケット構造の仕
切り板(仕切り板ブラケット)、5aは仕切り板5の天
板、5bは仕切り板5の内壁、6はブラウン管、7,7
は左右のバスレフ・ポート、8はテレビジョン受像機1
の本体筐体のバックハウジング、8aはバックハウジン
グ8の側壁、8bはバックハウジング8の底板、9,9
はバックハウジング8に一体成形された左右のブラケッ
ト構造の仕切り板(仕切り板ブラケット)、9aは仕切
り板9の天板、9bは仕切り板9の内壁、10,10は
バックハウジング8と一体の仕切板9によって形成され
る上記のスピーカキャビネットの後部2b側の空洞とさ
れるポケット状の凹みである。
【0024】図4および図5に示すように、本実施例の
各スピーカキャビネット2(2Aおよび2B)は、テレ
ビジョン受像機1の本体筐体の前枠4側の前部2aと、
テレビジョン受像機1の本体筐体のバックハウジング8
側の後部2bとからなっており、各スピーカキャビネッ
ト2はブラウン管6の下部の左右に位置している。そし
て、図4に示すように、スピーカキャビネット2の前部
2aは、本体筐体の前枠4の側壁4a,底板4bおよび
前面部4cと、前枠4に一体成形したブラケット構造の
仕切板(仕切り板ブラケット)5の天板5aおよび内壁
5bとによって構成されている。また、図5に示すよう
に、スピーカキャビネット2の後部2bは、本体筐体の
バックハウジング8の側壁8aおよび底板8bと、バッ
クハウジング8に一体成形したブラケット構造の仕切り
板(仕切り板ブラケット)9の天板9aおよび内壁9b
とによって構成されている。
【0025】組立てに際しては、テレビジョン受像機1
の本体筐体の前枠4にブラウン管6を取付け、前枠4の
前面部4cの内面にスピーカユニット3を取付ける。そ
して、図には省略して示していないが、諸々の部品や回
路基板を所定位置に挿入し、必要部位同志を結線する。
その後、本体筐体の前枠4側のスピーカキャビネット2
の前部2aの後端部に、バックハウジング8側のスピー
カキャビネット2の後部2bの先端部を嵌合するよう
に、本体筐体の前枠4とバックハウジング8とを組立
て、前記したスピーカキャビネット2の前部2aと後部
2bとを一体化する。なお、図1,図3の矢印Aは、そ
の嵌合部の合わせ目である。これによって、大容積のス
ピーカキャビネット2が構成される。
【0026】上記した構成において、スピーカユニット
3が駆動されると、スピーカユニット3の前面に音波が
放射される。一方、スピーカユニット3の後面に放射さ
れた音波により、スピーカキャビネット2の音響スチフ
ネスとバスレフ・ポート7の音響質量とによって音響共
鳴が生じ、これによりバスレフ・ポート7から低音が放
射される。
【0027】なお、図2,図4に示した如く、本実施例
のバスレフ・ポート7の形状は角形の放射孔とされてい
るが、円形または他の形状でもあっても良い。また、本
実施例のバスレフ・ポート7は、ダクト付き(前記内壁
5bとこれに平行な内壁5b−1とによる)とされてい
るが、ダクトはあってもなくても良い。
【0028】以上のように本実施例によれば、スピーカ
キャビネット2の容積が大きく取れるので、より低域ま
で再生帯域を拡大できる。
【0029】また本実施例によれば、図4に示すよう
に、スピーカキャビネット2の前部2aは、テレビジョ
ン受像機1の本体筐体の前枠4と該前枠4と一体の仕切
り板ブラケット5とによって構成され、図5に示すよう
に、スピーカキャビネット2の後部2bは、本体筐体の
バックハウジング8と該バックハウジング8と一体の仕
切り板ブラケット9とによって構成されているので、ス
ピーカキャビネットに相当する部品を本体筐体と共用化
して部品点数を削減でき、しかも組立て工程も簡略化さ
れるので、大幅な低コスト化が図れる。
【0030】さらには、テレビジョン受像機の高さ寸法
を、スピーカのバックキャビネットを別ピースで構成し
た従来技術に比べ、バックキャビネットの底板の厚さ
分、およびその取付け・支持のためのスペース分だけ低
くできる。
【0031】また、従来技術ではテレビジョン受像機1
の本体筐体の前枠4に、本実施例のような仕切り板ブラ
ケット5が無いため、ブラウン管6を本体筐体の前枠4
に取付けると、ブラウン管6の重量によって後方に傾い
てバックハウジング8が取付けにくいことがあった。
【0032】これに対し本実施例では、テレビジョン受
像機1の本体筐体の前枠4に一体成形したブラケット構
造の仕切り板5が補強桟として作用するので、本体筐体
の前枠4の強度が上がる。これによって、テレビジョン
受像機1の本体筐体の前枠4にブラウン管6を取付けて
も後方に傾くことが無くなり、バックハウジング8の取
付けが容易になり、組立て工程が短縮でき、さらにコス
ト低減が可能となる。
【0033】さらにまた、テレビジョン受像機1の本体
筐体の前枠4とバックハウジング8とが強固に結合され
るので、テレビジョン受像機1の本体筐体の強度が増
す。その結果、テレビジョン受像機1全体で発生するビ
リツキ音およびスピーカを駆動した際に振動が本体筐体
を伝播することによって発生するブラウン管のシャドウ
マスクの振動を抑制することができる。
【0034】また場合によっては、本体筐体の前枠4に
一体形成した左右で対となったスピーカキャビネット2
の前部2a同志(仕切り板ブラケット5同志)を、天板
5aによって一体に結合する構造にすることもでき、こ
うすると、なお一層強度を上げることができる。
【0035】さらに、従来の構造では、画面の縦横比が
9対16のHDTVおよび通称:ワイドビジョンのテレ
ビジョン受像機1では、画面が横長のために画面の両側
にスピーカシステムを内蔵するとテレビジョン受像機5
1自体の横幅寸法が大きくなり、かつ、横長画面では画
面の相対縦寸法が小さいので画面の中心が低くなり、目
線が下がる欠点を生じていた。これに対し本実施例のよ
うに、画面の下方にスピーカシステムを内蔵するように
なせば、横幅寸法を小さくし、かつ目線を高くできる効
果がある。
【0036】なお、本実施例の前記バスレフ・ポート7
は、スピーカユニット3を取付ける本体筐体の前枠4の
前面部4cに設けているが、バスレフ・ポート7は、前
枠4側の側壁4aまたは底板4b、あるいはスピーカキ
ャビネット2の後部2b側のバックハウジング8に設け
ても良い。ここで、本体筐体の前枠4およびバックハウ
ジング8の成形金型の構成から勘案すると、バスレフ・
ポート7は、金型離型方向(前枠4の前面部4cもしく
はバックハウジング8の後面側)に設けることが好まし
く、音響的な特性からは、スピーカユニット3の取付け
面である前枠4の前面部4cの一部に設ける方が好まし
い。
【0037】〈第2実施例〉次に、本発明の第2実施例
を図6および図7によって説明する。本実施例は、本体
筐体のバックハウジング8と一体にブラケット構造の仕
切り板(仕切り板ブラケット)9を設けられないスピー
カをもつ場合への適用例である。例えば、画面の縦横比
が9対16の通称:ワイドビジョンでは、センタースピ
ーカを配置することがある。しかし、センタースピーカ
の後部には通常回路基板が配置されるので、このセンタ
ースピーカのために、バックハウジング8と一体にブラ
ケット構造の仕切り板(仕切り板ブラケット)を設ける
ことは難しい。
【0038】図6はセンタースピーカを設けた本実施例
のテレビジョン受像機を前方から見た透視正面図、図7
は本実施例のテレビジョン受像機を側方から見たセンタ
ーのスピーカシステム部分での断側面図である。図6,
図7において、1はテレビジョン受像機、2,2,2は
スピーカキャビネット(2Aが左側のスピーカキャビネ
ット,2Bが左側のスピーカキャビネット,2Cがセン
ターのスピーカキャビネット)、3,3,3はスピーカ
ユニット、4はテレビジョン受像機1の本体筐体の前
枠、4aは前枠4の側壁、4bは前枠4の底板、4cは
前枠4の前面部、5,5,5は前枠4の下部左右および
下部センターに一体成形されたブラケット構造の仕切り
板(仕切り板ブラケット)、5aは仕切り板5の天板、
5bは仕切り板5の内壁、6はブラウン管、7,7は左
右のスピーカシステムに設けられたバスレフ・ポート、
8はテレビジョン受像機1の本体筐体のバックハウジン
グ、11は別ピースの裏板である。
【0039】本実施例のセンターのスピーカキャビネッ
ト2(2C)は、本体筐体の前枠4の底板4bおよび前
面部4cと、前枠4に一体成形したブラケット構造の仕
切り板(仕切り板ブラケット)5の対となった内壁5
b,5bおよび天板5aと、センターの仕切り板5の後
端に取付けられた別ピースの裏板11とによって構成さ
れている。なお、本実施例の左右のスピーカキャビネッ
ト2(2A,2B)は、前記第1実施例と同様の構造と
なっており、前述したような構成をとる前枠4側のスピ
ーカキャビネットの前部2aと、バックハウジング8側
のスピーカキャビネットの後部2bとを組合わせたもの
からなっている。
【0040】センターのスピーカシステムにスピーカキ
ャビネットが無い場合は、センターのスピーカユニット
3の後方に放射された音波が逆位相のために、左右両側
のスピーカユニット3から放射された音波に干渉し、低
音を損なう欠点があった。これに対し本実施例では、セ
ンターのスピーカシステム用のスピーカキャビネット2
Cを簡易な構造で構築することによって、左右両側のス
ピーカとセンターのスピーカとの干渉が無くなり、十分
に低音を再生することができる。
【0041】斯様な構成をとる本実施例においても、前
記第1実施例と同様の効果を奏することができる。
【0042】〈第3実施例〉次に、本発明の第3実施例
を図8〜図10を用いて説明する。前記第1,第2実施
例の左右のスピーカキャビネット2(2A,2B)は、
前枠4側のキャビネットの前部2aとバックハウジング
8側のキャビネットの後部2bとを組合わせることによ
って、大容積のスピーカキャビネットを得るようにして
いた。ところで、例えば図8,図9に示すように、左右
両側のスピーカシステムとは別に、低音再生専用のスピ
ーカシステムを内蔵したテレビジョン受像機1では、左
右両側のスピーカシステムは低音を再生をしなくても良
いことがある。本実施例はこのような場合への適用例、
すなわち、左右両側のスピーカシステムのスピーカキャ
ビネットの容積を大きくする必要がない場合への適用例
である。
【0043】テレビジョン受像機1の本体筐体の前枠4
および該前枠4に一体成形したブラケット構造の仕切板
5によって、それぞれ構成される左右のスピーカキャビ
ネット(第1実施例でいうスピーカキャビネット2の前
部2a)の後部を、前記第2実施例のセンターのスピー
カシステムのように別ピースの裏板11で塞ぐようにし
ても良いが、こうすると部品(裏板11)が2個増えコ
ストアップする欠点を生じる。本実施例では、このコス
トアップを抑えるために、在来部品の構造を工夫してい
る。
【0044】図8は本実施例のテレビジョン受像機を上
方から見た断平面図、図9は本実施例のテレビジョン受
像機を側方から見たスピーカシステム部分での断側面
図、図10は本実施例のテレビジョン受像機の本体筐体
のバックハウジングの斜視図である。図8〜図10にお
いて、1はテレビジョン受像機、2,2は左右で対とな
ったスピーカキャビネット(2Aが左側のスピーカキャ
ビネット、2Bが右側のスピーカキャビネット)、3,
3は左右のスピーカユニット、4はテレビジョン受像機
1の本体筐体の前枠、4aは前枠4の側壁、4bは前枠
4の底板、4cは前枠4の前面部、5,5は前枠4の下
部左右に一体成形されたブラケット構造の仕切り板(仕
切り板ブラケット)、5aは仕切り板5の天板、5bは
仕切り板5の内壁、6はブラウン管、8はテレビジョン
受像機1の本体筐体のバックハウジング、12,12は
バックハウジング8の左右下部を凹ました構造にして形
成した壁部、13はテレビジョン受像機の前面左右に設
けたスピーカシステムとは別個に設けられた低音専用の
スーパーウーハスピーカシステムである。
【0045】本実施例における前記スピーカキャビネッ
ト2は、前枠4の側壁4a,底板4bおよび前面部4c
と、前枠4に一体形成したブラケット構造の仕切り板
(仕切り板ブラケット)5の天板5aおよび内壁5b
と、バックハウジング8の壁部12の前面とによって構
成されている。
【0046】テレビジョン受像機の組立ては、前記第1
実施例と同様に、まずテレビジョン受像機1の本体筐体
の前枠4にブラウン管6を取付けるとともに、前枠4の
前面部4cの内面にスピーカユニット3を取付ける。そ
して、図には省略して示していないが、諸々の部品や回
路基板を所定位置に挿入し、必要部位同志を結線する。
その後、本体筐体の前枠4と一体となった仕切り板ブラ
ケット5の後端部に、バックハウジング8の壁部12の
前面を嵌合して、仕切り板ブラケット5の後方開口部を
塞ぐように、本体筐体の前枠4とバックハウジング8と
を組立てる。図8,図9の矢印Aは、その嵌合部の合わ
せ目である。これによって、本実施例のスピーカキャビ
ネット2が構成される。
【0047】なお、本実施例のスーパーウーハスピーカ
システム13は、バックハウジング8の側面部に1個の
み設けられているが、スーパーウーハによる極低音領域
のオーディオ出力は聴者の耳への指向依存性が少なく、
ステレオ再生出力への関与が実質上無視できるのでスー
パーウーハは1個で差し支えなく、また、その設置部位
も任意である。
【0048】本実施例のブラウン管6の下部の左右に位
置する1対のスピーカシステムのスピーカキャビネット
2の容積は、前記第1実施例に較べると小さく低音出力
に適さないが、低音領域はスーパーウーハスピーカシス
テム13がカバーするので、音響的にも優れたものとな
る。その他の部品削減効果、組立て工数低減効果、コス
トダウン効果、機械的強度の増大効果などは、前記した
第1実施例とほぼ同様である。
【0049】〈第4実施例〉次に、本発明の第4実施例
を図11〜図13を用いて説明する。図11は本実施例
のテレビジョン受像機を上方から見た断平面図、図12
は本実施例のテレビジョン受像機を前面から見た透視正
面図、図13は本実施例のテレビジョン受像機を側方か
ら見たスピーカシステム部分での断側面図である。
【0050】図11〜図13において、1はテレビジョ
ン受像機、2,2は左右で対となったスピーカキャビネ
ット(2Aが左側のスピーカキャビネット,2Bが右側
のスピーカキャビネット)、2aはスピーカキャビネッ
ト2の前部、2bはスピーカキャビネット2の後部、
3,3は縦長角形または縦長楕円形の左右のスピーカユ
ニット、4はテレビジョン受像機1の本体筐体の前枠、
4aは前枠4の側壁、4bは前枠4の底板、4cは前枠
4の前面部、14,14は前枠4に一体成形された左右
のブラケット構造の仕切り板(仕切り板ブラケット)、
14aは仕切り板14の天板、14bは仕切り板14の
内壁、14cは仕切り板14の底板、6はブラウン管、
7,7は左右のバスレフ・ポート、8はテレビジョン受
像機1の本体筐体のバックハウジング、8aはバックハ
ウジング8の側壁、8bはバックハウジング8の底板、
15,15はバックハウジング8に一体成形された左右
のブラケット構造の仕切り板(仕切り板ブラケット)、
15aは仕切り板15の天板、15bは仕切り板15の
内壁、15cは仕切り板15の底板、16,16はバッ
クハウジング8と一体の仕切板9によって形成される上
記のスピーカキャビネットの後部2b側の空洞とされる
ポケット状の凹みである。
【0051】図11,図13に示すように、本実施例の
スピーカキャビネット2(2Aおよび2B)は、本体筐
体の前枠4側の前部2aと本体筐体のバックハウジング
8側の後部2bとからなっており、各スピーカキャビネ
ット2はブラウン管6の外側の左右に位置している。そ
して、図11〜図13に示すように、スピーカキャビネ
ット2の前部2aは、本体筐体の前枠4の側壁4aおよ
び前面部4cと、前枠4に一体形成したブラケット構造
の仕切り板(仕切り板ブラケット)14の天板14a,
内壁14bおよび底板14cとによって構成されてお
り、また、スピーカキャビネット2の後部2bは、本体
筐体のバックハウジング8の側壁8aと、バックハウジ
ング8に一体形成したブラケット構造の仕切り板(仕切
り板ブラケット)15の天板15a,内壁15bおよび
底板15cとによって構成されている。
【0052】テレビジョン受像機の組立ては、前記第1
実施例と同様に、まずテレビジョン受像機1の本体筐体
の前枠4にブラウン管6を取付けるとともに、前枠4の
前面部4cの内面にスピーカユニット3を取付ける。そ
して、図には省略して示していないが、諸々の部品や回
路基板を所定位置に挿入し、必要部位同志を結線する。
その後、本体筐体の前枠4と一体となったスピーカキャ
ビネット2の前部2aの後端部に、バックハウジング8
と一体となったスピーカキャビネット2の後部2bの先
端部を嵌合するように、本体筐体の前枠4とバックハウ
ジング8とを組立て、前記したスピーカキャビネット2
の前部2aと後部2bとを一体化する。なお、図11,
図13の矢印Aは、その嵌合部の合わせ目である。これ
によって、前記した第1実施例と同等もしくはそれ以上
の大容積のスピーカキャビネット2が構成される。
【0053】上記した本実施例の構成においても、前記
第1実施例と同様に、スピーカユニット3が駆動される
と、スピーカユニット3の前面に音波が放射され、一
方、スピーカユニット3の後面に放射された音波によ
り、スピーカキャビネット2の音響スチフネスとバスレ
フ・ポート7の音響質量とによって音響共鳴が生じ、こ
れによりバスレフ・ポート7から低音が放射されるよう
になっている。また、スピーカキャビネット2の容積を
十分大きくできるので、より低音領域まで再生帯域を拡
大できる。
【0054】斯様な構成の本実施例においても、前記第
1実施例と同様な、部品点数の削減効果、組立て工数の
低減効果、コストダウン効果、機械的強度の増大効果を
奏する。なお、テレビジョン受像機1の横幅寸法は、前
記第1〜第3実施例よりも大きくなるが、ブラウン管6
の左右に本体筐体とは別ピースのスピーカキャビネット
を設けた従来技術と較べると、スピーカキャビネットの
側壁の厚さ分、およびその取付け・支持のスペース分だ
けテレビジョン受像機の横幅寸法を小さくできる。
【0055】なおまた、本実施例の仕切り板ブラケット
14,15にはそれぞれ天板14a,15a、底板14
c,15cを設けているが、各仕切り板ブラケット1
4,15の天板および底板を排し、代わりに、各仕切り
板ブラケット14,15の内壁14bおよび15bを、
前枠4およびバックハウジング8の天板と底板まで延長
して一体に結合し、これによってスピーカキャビネット
2の前部2aと後部2bとを構成するようにしてもよ
い。このようにすると、スピーカキャビネット2の容積
が大幅に増加して音響特性が向上し、テレビジョン受像
機の本体筐体の強度もさらに上げることができる。
【0056】〈第5実施例〉次に、本発明の第5実施例
を図14および図15によって説明する。図14は本実
施例のテレビジョン受像機を前面から見た透視正面図、
図15は本実施例のテレビジョン受像機を側方から見た
スピーカシステム部分での断側面図である。本実施例
は、ブラウン管の左右にそれぞれ2個ずつスピーカキャ
ビネットを配設し、テレビジョン受像機の左右それぞれ
において、一方のスピーカキャビネットに低音再生用の
スピーカユニットを設け、他方のスピーカキャビネット
に中高音再生用のスピーカユニットを設けたものとなっ
ている。
【0057】図14,図15において、1はテレビジョ
ン受像機、2,2,2’,2’は4つのスピーカキャビ
ネット(2A−1が左側の低音再生用のスピーカキャビ
ネット,2A−2が左側の中高音再生用のスピーカキャ
ビネット,2B−1が右側の低音再生用のスピーカキャ
ビネット,2B−2が右側の中高音再生用のスピーカキ
ャビネット)、2aは低音再生用のスピーカキャビネッ
ト2A−1,2B−1の前部、2bは低音再生用のスピ
ーカキャビネット2A−1,2B−1の後部、2a’は
中高音再生用のスピーカキャビネット2A−2,2B−
2の前部、2b’は中高音再生用のスピーカキャビネッ
ト2A−2,2B−2の後部、3−1,3−1は低音を
再生する左右のスピーカユニット、3−2,3−2は中
高音を再生する左右のスピーカユニット、4はテレビジ
ョン受像機1の本体筐体の前枠、4aは前枠4の側壁、
4bは前枠4の底板、4cは前枠4の前面部、5,5は
前枠4に一体成形された左右で対となったブラケット構
造の仕切り板(仕切り板ブラケット)、5aは仕切り板
5の天板、5bは仕切り板5の内壁、14,14は同じ
く前枠4に一体成形された左右で対となったブラケット
構造の仕切り板(仕切り板ブラケット)、14aは仕切
り板14の天板、14bは仕切り板14の側壁、14c
は仕切り板14の底板(上記仕切り板5の天板5aと兼
用されるもの)、6はブラウン管、7,7は左右の低音
再生用のスピーカキャビネット2A−1,2B−1のバ
スレフ・ポート、8はテレビジョン受像機1の本体筐体
のバックハウジング、8aはバックハウジング8の側
壁、8bはバックハウジング8の底板、9,9はバック
ハウジング8に一体成形された左右で対となったブラケ
ット構造の仕切り板(仕切り板ブラケット)、9aは仕
切り板9の天板、9bは仕切り板9の内壁、15,15
は同じくバックハウジング8に一体成形された左右で対
となったブラケット構造の仕切り板(仕切り板ブラケッ
ト)、15aは仕切り板15の天板、15bは仕切り板
15の内壁、15cは仕切り板15の底板(上記仕切り
板9の天板9aと兼用されるもの)、17は低音を再生
するスピーカユニット3−1を取付けるバッフルボード
(本体筐体とは別ピースの部材)である。
【0058】図14および図15に示すように、本実施
例の低音再生用のスピーカキャビネット2(2A−1お
よび2B−1)は、本体筐体の前枠4側の前部2aと本
体筐体のバックハウジング8側の後部2bとからなって
おり、この各スピーカキャビネット2はブラウン管6の
下部の左右に位置している。そして、スピーカキャビネ
ット2の前部2aは、本体筐体の前枠4の側壁4a,底
板4bおよび前面部4cと、前枠4に一体成形したブラ
ケット構造の仕切り板(仕切り板ブラケット)5の天板
5aおよび内壁5bとによって構成されている。また、
スピーカキャビネット2の後部2bは、本体筐体のバッ
クハウジング8の側壁8aおよび底板8bと、バックハ
ウジング8に一体成形したブラケット構造の仕切り板
(仕切り板ブラケット)9の天板9aおよび内壁9bと
によって構成されている。
【0059】一方、本実施例の中高音再生用のスピーカ
キャビネット2’(2A−2,2B−2)は、本体筐体
の前枠4側の前部2a’と本体筐体のバックハウジング
8側の後部2b’とからなっており、この各スピーカキ
ャビネット2’は、前記低音再生用のスピーカキャビネ
ット2(2A−1および2B−1)のそれぞれ直上に位
置している。そして、スピーカキャビネット2’の前部
2a’は、本体筐体の前枠4の側壁4aおよび前面部4
cと、前枠4に一体成形したブラケット構造の仕切り板
(仕切り板ブラケット)14の天板14a,内壁14b
および底板14c(前記天板5a)とによって構成され
ている。また、スピーカキャビネット2’の後部2b’
は、本体筐体のバックハウジング8の側壁8aと、バッ
クハウジング8に一体成形したブラケット構造の仕切り
板(仕切り板ブラケット)15の天板15a,内壁15
bおよび底板15c(前記天板9a)とによって構成さ
れている。なお、本実施例では、本体筐体の前枠4側に
おいては前記天板5aと底板14cとを一体化し、本体
筐体のバックハウジング8側においては前記天板9aと
底板15cを一体化しているが、これらは別個に成形し
てもよい。
【0060】組立てに際しては、まず本体筐体の前枠4
にブラウン管6を取付けるとともに、中高音再生用のス
ピーカキャビネット2’(2A−2,2B−2)の前部
2a’の一部をなす前枠4の前面部(バッフル部)4c
の内側に、中高音用のスピーカユニット3−2を取付け
る。次に、低音用のスピーカユニット3−1を取付けた
別個のバッフルボード17を、スピーカキャビネット
2’の前部2a’の後端部に取付ける。そして、図には
省略して示していないが、諸々の部品および回路基板を
所定位置に挿入し、必要部位同志を結線する。その後、
本体筐体の前枠4と一体となったスピーカキャビネット
2,2’の前部2a,2a’の後端部に、バックハウジ
ング8と一体となったスピーカキャビネット2,2’の
後部2b,2b’の前端部が嵌合するように、本体筐体
の前枠4とバックハウジング8とを組立て、前記したス
ピーカキャビネット2の前部2aと後部2bとを一体化
するとともに、前記したスピーカキャビネット2’の前
部2a’と2b’とを一体化する。なお、図15の矢印
Aは、その嵌合部の合わせ目である。これによって、大
容積のスピーカキャビネット2,2,2’,2’が構成
される。
【0061】上記した構成において、低音用のスピーカ
ユニット3−1から放射された音波は、スピーカキャビ
ネット2(2A−1,2B−1)の音響スチフネスとバ
スレフ・ポート7の音響質量とによって音響共鳴が生
じ、バスレフポート7から低音が放射される。なお、本
実施例の低音用のスピーカキャビネット2(2A−1,
2B−1)の形式はケルトン形であるが、他の形式でも
あっても差し支えない。
【0062】斯様に本実施例では、低音再生用のスピー
カキャビネット2(2A−1,2B−1)を、本体筐体
の前枠4およびバックハウジング8と一体成形した部材
によって構築しているので、前記第3実施例のように別
個の低音用スピーカキャビネットを設ける構成に較べる
と、部品点数および組立て工数が低減できて、大幅なコ
スト低減ができる。また本実施例では、低音の音波と中
高音の音波が同一面から放射されるので、音質的な繋が
りも向上する。なお、構造的な強度の向上による利点等
は、前記した他の実施例と同様である。
【0063】〈第6実施例〉最後に、本発明の第6実施
例を図16〜図18によって説明する。本実施例におい
ても、スピーカキャビネットは、前記第5実施例と同様
にブラウン管の左右にそれぞれ2個ずつ設けたものとな
っているが、本実施例においては、テレビジョン受像機
の左右それぞれにおいて、一方のスピーカキャビネット
には、左右チャンネルの主信号を再生するスピーカユニ
ットを取付け、他方のスピーカキャビネットには、左右
チャンネルの互いの差信号を再生するスピーカユニット
を取付けている。
【0064】図16は本実施例のテレビジョン受像機を
前面から見た透視正面図、図17は本実施例のテレビジ
ョン受像機を側方から見たスピーカシステム部分での断
側面図、図18は左右チャンネルの主信号(L,R)お
よび左右チャンネルの互いの差信号(L−R,R−L)
を再生するスピーカの結線図である。
【0065】図16,図17において、1はテレビジョ
ン受像機、2,2,2’,2’は4つのスピーカキャビ
ネット(2A−3が主信号を再生するための左側のスピ
ーカキャビネット,2A−4が差信号を再生するための
左側のスピーカキャビネット,2B−3が主信号を再生
するための右側のスピーカキャビネット,2B−4が差
信号を再生するための右側のスピーカキャビネット)、
2aは主信号を再生するためのスピーカキャビネット2
(2A−3,2B−3)の前部、2bは主信号を再生す
るためのスピーカキャビネット2(2A−3,2B−
3)の後部、3−3,3−3は主信号(LまたはR)を
再生する左右のスピーカユニット、3−4,3−4は差
信号(L−RまたはR−L)を再生する左右のスピーカ
ユニット、4はテレビジョン受像機1の本体筐体の前
枠、4aは前枠4の側壁、4bは前枠4の底板、4cは
前枠4の前面部、5,5は前枠4に一体成形された左右
で対となったブラケット構造の仕切り板(仕切り板ブラ
ケット)、5aは仕切り板5の天板、5bは仕切り板5
の内壁、14,14は同じく前枠4に一体成形された左
右で対となったブラケット構造の仕切り板(仕切り板ブ
ラケット)、14aは仕切り板14の天板、14bは仕
切り板14の側壁、14cは仕切り板14の底板(上記
仕切り板5の天板5aと兼用されるもの)、6はブラウ
ン管、7,7は左右の主信号再生用のスピーカキャビネ
ット2(2A−3,2B−3)のバスレフ・ポート、8
はテレビジョン受像機1の本体筐体のバックハウジン
グ、8aはバックハウジング8の側壁、8bはバックハ
ウジング8の底板、9,9はバックハウジングに一体成
形された左右で対となったブラケット構造の仕切り板
(仕切り板ブラケット)、9aは仕切り板9の天板、9
bは仕切り板9の内壁、18,18は差信号再生用のス
ピーカキャビネット2’(2A−4,2B−4)の後方
開口部を塞ぐ裏板である。
【0066】また、図18において、3−3,3−3は
左右チャンネルのそれぞれの主信号(LまたはR)を再
生する前記したスピーカユニット、3−4,3−4は左
右チャンネルのそれぞれの差信号(L−RまたはR−
L)を再生する前記したスピーカユニット、21はLチ
ャンネル用の電力増幅器、22はRチャンネル用の電力
増幅器である。
【0067】図16および図17に示すように、本実施
例の主信号を再生するためのスピーカキャビネット2
(2A−3,2B−3)は、本体筐体の前枠4側の前部
2aと本体筐体のバックハウジング8側の後部2bとか
らなっており、この各スピーカキャビネット2はブラウ
ン管6の下部の左右に位置している。そして、スピーカ
キャビネット2の前部2aは、本体筐体の前枠4の側壁
4a,底板4bおよび前面部4cと、前枠4に一体成形
したブラケット構造の仕切り板(仕切り板ブラケット)
5の天板5aおよび内壁5bとによって構成されてい
る。また、スピーカキャビネット2の後部2bは、本体
筐体のバックハウジング8の側壁8aおよび底板8b
と、バックハウジング8に一体成形したブラケット構造
の仕切り板(仕切り板ブラケット)9の天板9aおよび
内壁9bとによって構成されている。
【0068】一方、本実施例の差信号を再生するための
スピーカキャビネット2’(2A−4,2B−4)は、
前記主信号再生用のスピーカキャビネット2(2A−
3,2B−3)の直上に位置しており、このスピーカキ
ャビネット2’は、本体筐体の前枠4の側壁4aおよび
前面部4cと、前枠4に一体成形したブラケット構造の
仕切り板(仕切り板ブラケット)14の天板14a,内
壁14bおよび底板14c(前記天板5a)と、別ピー
スの裏板18とによって構成されている。なお、本実施
例では差信号再生用のスピーカキャビネット2’を本体
筐体の前枠4側のみで構成しているが、キャビネットの
容積がさらに必要な場合には、前記第5実施例と同様
に、バックハウジング8側にスピーカキャビネットの後
部を形成すればよい。さらにまた、本実施例では前記天
板5aと底板14cとを一体のものとしているが、これ
らは別個に形成しても良い。
【0069】組立てに際しては、まず本体筐体の前枠4
にブラウン管6を取付けるとともに、主信号再生用のス
ピーカキャビネット2(2A−3,2B−3)の一部を
なす前枠4の前面部(バッフル部)4cの内側に主信号
を再生するためのスピーカユニット3−3を、また、差
信号再生用のスピーカキャビネット2’(2A−4,2
B−4)の一部をなす前枠4の前面部(バッフル部)4
cの内側に差信号再生するためのスピーカユニット3−
4を、それぞれ取付ける。そして、図には省略して示し
ていないが、諸々の部品および回路基板を所定位置に挿
入し、必要部位同志を結線する。次に、スピーカキャビ
ネット2’(2A−4,2B−4)の後方開口部に裏板
18を取付ける。その後、本体筐体の前枠4と一体とな
ったスピーカキャビネット2’の前部2aの後端部に、
バックハウジング8と一体となったスピーカキャビネッ
ト2の後部2bの前端部が嵌合するように、本体筐体の
前枠4とバックハウジング8とを組立て、前記したスピ
ーカキャビネット2の前部2aと後部2bとを一体化す
る。なお、図16,図17の矢印Aは、その嵌合部の合
わせ目である。これによって、4つのスピーカキャビネ
ット2,2,2’,2’をもつテレビジョン受像機1が
組立てられる。
【0070】上記した構成において、主信号再生用のス
ピーカユニット3−3から放射された音波は、スピーカ
キャビネット2(2A−3,2B−3)の音響スチフネ
スとバスレフ・ポート7の音響質量とによって音響共鳴
が生じ、バスレフポート7から低音が放射される。
【0071】斯様に本実施例では、主信号再生用のスピ
ーカキャビネット2(2A−3,2B−3)および差信
号再生用のスピーカキャビネット2’(2A−4,2B
−4)を、本体筐体およびこれと一体の仕切り板によっ
て構築しているので、従来例のように別個のスピーカキ
ャビネットを設ける構成に比すと大幅なコスト低減がで
きる。また、主信号および差信号を再生するスピーカユ
ニット3−3,3−4からの音波が同一面から放射され
るので、主信号および差信号の音波の音質的な繋がりも
向上する。なお、構造的な強度の向上による利点等は、
前記した他の実施例と同様である。
【0072】以上、本発明を図示した実施例によって説
明したが、当業者には本発明の精神を逸脱しない範囲で
種々の変形が可能であり、例えば、第1〜第5実施例に
おいて左右で対であったスピーカシステムを、ステレオ
再生が必要でない場合には、左または右の片側のみのス
ピーカシステムとしても、あるいはセンターのみのスピ
ーカシステムとして構わない。また、各実施例のスピー
カ配置とスピーカキャビネットの構造は適宜組合せて実
施可能である。また、前記第1,2,4,5,6実施例
においては、スピーカキャビネット形式をバスレフ形と
し、バスレフ・ポートの放射孔の形状を角形や丸形とし
ているが、バスレフ・ポートの形状は任意のものが選択
可能であり、さらには、キャビネット形式を密閉形とし
ても構わない。なおまた、前述した各実施例は、テレビ
ジョン受像機のみならずスピーカシステムを内蔵するデ
ィスプレイシステムにも応用できる。
【0073】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、音響的に
は、部品を共用化し部品点数を削減したことによって、
従来技術で述べた別ピースのスピーカキャビネットを設
ける構成に比べ、バックキャビネットの容積を大きくで
き、より低周波数まで低音を再生できるようになる。
【0074】強度的には、テレビジョン受像機の本体筐
体の前枠と一体構造とした仕切り板ブラケットによっ
て、テレビジョン受像機の本体筐体の強度が増し、さら
に本体筐体の前枠の仕切り板ブラケットと本体筐体のバ
ックハウジングの仕切り板ブラケットとをそれぞれ嵌合
し組立てるようになすと、テレビジョン受像機の筐体全
体の強度をさらに向上させることができる。
【0075】その結果、テレビジョン受像機全体のビリ
ツキ音を抑制することができる。さらにスピーカ駆動時
に振動が筐体を伝播することによって発生するブラウン
管のシャドウマスクの振動も抑制することができる。
【0076】また、画面の下方にスピーカシステムを内
蔵した場合、画面の縦横比が3対4の通常のテレビジョ
ン受像機においては、別ピースのバックキャビネットを
設けた従来構成に比し、キャビネットの底板の厚さtお
よび取付け・支持のためのスペース分だけ、テレビジョ
ン受像機の高さ寸法を小さくできる。
【0077】さらにまた、視覚的には、画面の縦横比が
9対16のHDTVおよび通称:ワイドビジョンのテレ
ビジョン受像機では、横長画面であるので画面の相対縦
寸法が小さく画面の中心が低くなり、目線が下がる欠点
を生じるが、画面の下方にスピーカシステムを内蔵する
ことによって、目線を高くできる効果がある。また、画
面が横長のために画面の両側にスピーカシステムを内蔵
するとテレビジョン受像機51自体の横幅寸法が大きく
なるが、画面の下方にスピーカシステムを内蔵すること
によって、テレビジョン受像機の横幅寸法を小さくでき
る。
【0078】また、従来例と同様の形態のスピーカシス
テムを用いた場合においても、部品の共用化によって、
テレビジョンセットの横幅寸法wを30〜50mm程度
小さくできる。さらにまた、スピーカキャビネット用の
部品代が不要となり、かつ組立て工数も減って、製造コ
ストを大幅に低減できる。
【0079】総じて、スピーカキャビネットの容積が大
きく取れて、低音が良好に再生可能で、また、部品点数
および組立て工数が低減できて大幅なコストダウンが可
能であると共に、セット全体をコンパクトなものにする
ことが可能で、かつ、ビリツキ音,シャドウマスクの振
動が抑制できるという、顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るテレビジョン受像機
の断平面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るテレビジョン受像機
の透視正面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るテレビジョン受像機
のスピーカシステム部分での断側面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るテレビジョン受像機
の本体筐体の前枠の斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るテレビジョン受像機
の本体筐体のバックハウジングの斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例に係るテレビジョン受像機
の透視正面図である。
【図7】本発明の第2実施例に係るテレビジョン受像機
のスピーカシステム部分での断側面図である。
【図8】本発明の第3実施例に係るテレビジョン受像機
の断平面図である。
【図9】本発明の第3実施例に係るテレビジョン受像機
のスピーカシステム部分での断側面図である。
【図10】本発明の第3実施例に係るテレビジョン受像
機の本体筐体のバックハウジングの斜視図である。
【図11】本発明の第4実施例に係るテレビジョン受像
機の断平面図である。
【図12】本発明の第4実施例に係るテレビジョン受像
機の透視正面図である。
【図13】本発明の第4実施例に係るテレビジョン受像
機のスピーカシステム部分での断側面図である。
【図14】本発明の第5実施例に係るテレビジョン受像
機の透視正面図である。
【図15】本発明の第5実施例に係るテレビジョン受像
機のスピーカシステム部分での断側面図である。
【図16】本発明の第6実施例に係るテレビジョン受像
機の透視正面図である。
【図17】本発明の第6実施例に係るテレビジョン受像
機のスピーカシステム部分での断側面図である。
【図18】本発明の第6実施例に係る4つのスピーカの
結線図である。
【図19】第1の従来例に係るテレビジョン受像機の正
面図である。
【図20】第2の従来例に係るテレビジョン受像機の断
平面図である。
【図21】第2の従来例に係るテレビジョン受像機の透
視正面図である。
【図22】第2の従来例において用いられるスピーカシ
ステムの構成を示す断平面図である。
【図23】第3の従来例に係るテレビジョン受像機の断
平面図である。
【図24】第3の従来例に係るテレビジョン受像機の透
視正面図である。
【図25】第3の従来例において用いられるスピーカシ
ステムの構成を示す断平面図である。
【図26】第4の従来例に係るテレビジョン受像機の断
平面図である。
【図27】第4の従来例に係るテレビジョン受像機のス
ピーカ部分での断側面図である。
【符号の説明】
1 テレビジョン受像機 2(2A,2B,2C,2A−1,2B−1,2A−
3,2B−3),2’(2A−2,2B−2,2A−
4,2B−4) スピーカキャビネット 2a,2a’ スピーカキャビネットの前部 2b,2b’ スピーカキャビネットの後部 3,3−1,3−2,3−3,3−4 スピーカユニッ
ト 4 テレビジョン受像機の本体筐体の前枠 4a 前枠4の側壁 4b 前枠4の底板 4c 前枠4の前面部 5 前枠4に一体成形したブラケット構造の仕切り板
(仕切り板ブラケット) 5a 仕切り板5の天板 5b 仕切り板5の内壁 6 ブラウン管 7 バスレフ・ポート 8 テレビジョン受像機の本体筐体のバックハウジング 8a バックハウジング8の側壁 8b バックハウジング8の底板 9 バックハウジング8に一体成形したブラケット構造
の仕切り板(仕切り板ブラケット) 9a 仕切り板9の天板 9b 仕切り板9の底板 11,18 スピーカキャビネットの後部を塞ぐ裏板 12 バックハウジング8の壁部 13 スーパーウーハスピーカシステム 14 前枠4に一体成形したブラケット構造の仕切り板
(仕切り板ブラケット) 14a 仕切り板14の天板 14b 仕切り板14の内壁 14c 仕切り板14の底板 15 バックハウジング8に一体成形したブラケット構
造の仕切り板(仕切り板ブラケット) 15a 仕切り板15の天板 15b 仕切り板15の内壁 15c 仕切り板15の底板

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン受像機の本体筐体の前枠の
    ブラウン管の下方に、スピーカを内蔵したテレビジョン
    受像機において、 テレビジョン受像機の本体筐体の前枠および該前枠に一
    体成形した仕切板と、テレビジョン受像機の本体筐体の
    バックハウジングおよび該バックハウジングに一体成形
    した仕切板とによって、スピーカキャビネットを構成し
    たことを特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 テレビジョン受像機の本体筐体の前枠の
    ブラウン管の下方に、スピーカを内蔵したテレビジョン
    受像機において、 テレビジョン受像機の本体筐体の前枠および該前枠に一
    体成形した仕切板と、スピーカキャビネットの後方開口
    部を塞ぐ別ピースの裏板とによって、スピーカキャビネ
    ットを構成したことを特徴とするテレビジョン受像機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、 前記スピーカキャビネットは、ブラウン管の下方の中央
    に配置されたことを特徴とするテレビジョン受像機。
  4. 【請求項4】 テレビジョン受像機の本体筐体の前枠の
    ブラウン管の下方に、スピーカを内蔵したテレビジョン
    受像機において、 テレビジョン受像機の本体筐体の前枠および該前枠に一
    体成形した仕切板と、スピーカキャビネットの後方開口
    部を塞ぐテレビジョン受像機の本体筐体のバックハウジ
    ングの壁部とによって、スピーカキャビネットを構成し
    たことを特徴とするテレビジョン受像機。
  5. 【請求項5】 請求項1または2または4記載におい
    て、 前記スピーカキャビネットは、ブラウン管の下方の左側
    および右側にそれぞれ配置されたことを特徴とするスピ
    ーカシステムを有するテレビジョン受像機。
  6. 【請求項6】 請求項1または2または4記載におい
    て、 前記スピーカキャビネットは、ブラウン管の下方の左側
    および右側および中央にそれぞれ配置されたこと特徴と
    するテレビジョン受像機。
  7. 【請求項7】 請求項1または2または4記載におい
    て、 前記スピーカキャビネットは、ブラウン管の下方の左側
    もしくは右側もしくは中央の何れか1つのみに配置され
    たことを特徴とするテレビジョン受像機。
  8. 【請求項8】 請求項1または2または4記載におい
    て、 スピーカキャビネット形式をバスレフ形としたことを特
    徴とするテレビジョン受像機。
  9. 【請求項9】 請求項8記載において、 バスレフ・ポートの開口部を、テレビジョン受像機の本
    体筐体の前枠もしくはバックハウジングに一体に形成し
    たことを特徴とするテレビジョン受像機。
  10. 【請求項10】 テレビジョン受像機の本体筐体の前枠
    のブラウン管の左右に、スピーカを内蔵したテレビジョ
    ン受像機において、 テレビジョン受像機の本体筐体の前枠および該前枠に一
    体形成した仕切板と、テレビジョン受像機の本体筐体の
    バックハウジングおよび該バックハウジングに一体成形
    した仕切板とによって、スピーカキャビネットを構成し
    たことを特徴とするテレビジョン受像機。
  11. 【請求項11】 テレビジョン受像機の本体筐体の前枠
    のブラウン管の左右に、スピーカを内蔵したテレビジョ
    ン受像機において、 テレビジョン受像機の本体筐体の前枠および該前枠に一
    体成形した仕切板と、スピーカキャビネットの後方開口
    部を塞ぐ別ピースの裏板とによって、スピーカキャビネ
    ットを構成したことを特徴とするテレビジョン受像機。
  12. 【請求項12】 テレビジョン受像機の本体筐体の前枠
    のブラウン管の左右に、スピーカを内蔵したテレビジョ
    ン受像機において、 テレビジョン受像機の本体筐体の前枠および該前枠に一
    体成形した仕切板と、スピーカキャビネットの後方開口
    部を塞ぐテレビジョン受像機の本体筐体のバックハウジ
    ングの壁部とによって、スピーカキャビネットを構成し
    たことを特徴とするテレビジョン受像機。
  13. 【請求項13】 請求項10または11または12記載
    において、 スピーカキャビネット形式をバスレフ形としたことを特
    徴とするテレビジョン受像機。
  14. 【請求項14】 テレビジョン受像機の本体筐体の左右
    それぞれに、2つのスピーカを内蔵したテレビジョン受
    像機において、 テレビジョン受像機の本体筐体の前枠および該前枠に一
    体形成した仕切板と、テレビジョン受像機の本体筐体の
    バックハウジングおよび該バックハウジングに一体成形
    した仕切板とによって、テレビジョン受像機の本体筐体
    の左右それぞれに、2つのスピーカキャビネットを構成
    したことを特徴とするテレビジョン受像機。
  15. 【請求項15】 請求項14記載において、 テレビジョン受像機の本体筐体の左右それぞれに内蔵し
    た前記2つのスピーカの一方は低音を、もう一方は中高
    音を再生するように構成したことを特徴とするテレビジ
    ョン受像機。
  16. 【請求項16】 請求項14記載において、 テレビジョン受像機の本体筐体の左右それぞれに内蔵し
    た前記2つのスピーカの一方は左右信号のそれぞれの主
    信号を、もう一方は左右信号のそれぞれの差信号を再生
    するように構成したことを特徴とするテレビジョン受像
    機。
JP21419493A 1993-08-30 1993-08-30 テレビジョン受像機 Pending JPH0767060A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6335974B1 (en) 1997-03-19 2002-01-01 Sony Corporation Speaker system for television receiver with sound ducts and perforated panels
US7463746B2 (en) 2003-03-31 2008-12-09 Bose Corporation Narrow opening electroacoustical transducing
JP2015026888A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 パナソニック株式会社 スピーカシステムと、これを用いた電子機器、ならびに移動体装置

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