JP2015026667A - 半導体モジュール - Google Patents
半導体モジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015026667A JP2015026667A JP2013154321A JP2013154321A JP2015026667A JP 2015026667 A JP2015026667 A JP 2015026667A JP 2013154321 A JP2013154321 A JP 2013154321A JP 2013154321 A JP2013154321 A JP 2013154321A JP 2015026667 A JP2015026667 A JP 2015026667A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- semiconductor module
- internal electrode
- source
- semiconductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L24/00—Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
- H01L24/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L24/26—Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
- H01L24/31—Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
- H01L24/33—Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of a plurality of layer connectors
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/02—Bonding areas; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/04—Structure, shape, material or disposition of the bonding areas prior to the connecting process
- H01L2224/06—Structure, shape, material or disposition of the bonding areas prior to the connecting process of a plurality of bonding areas
- H01L2224/0601—Structure
- H01L2224/0603—Bonding areas having different sizes, e.g. different heights or widths
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/02—Bonding areas; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/04—Structure, shape, material or disposition of the bonding areas prior to the connecting process
- H01L2224/06—Structure, shape, material or disposition of the bonding areas prior to the connecting process of a plurality of bonding areas
- H01L2224/061—Disposition
- H01L2224/0618—Disposition being disposed on at least two different sides of the body, e.g. dual array
- H01L2224/06181—On opposite sides of the body
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/71—Means for bonding not being attached to, or not being formed on, the surface to be connected
- H01L2224/72—Detachable connecting means consisting of mechanical auxiliary parts connecting the device, e.g. pressure contacts using springs or clips
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/10—Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/11—Device type
- H01L2924/13—Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
- H01L2924/1304—Transistor
- H01L2924/1305—Bipolar Junction Transistor [BJT]
- H01L2924/13055—Insulated gate bipolar transistor [IGBT]
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/10—Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/11—Device type
- H01L2924/13—Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
- H01L2924/1304—Transistor
- H01L2924/1306—Field-effect transistor [FET]
- H01L2924/13091—Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor [MOSFET]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Wire Bonding (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
【課題】半導体モジュールを構成する各部材に作用させる圧接力に対する、半導体モジュールを構成する各部材の熱膨張の影響を低減する。【解決手段】スイッチング素子2、ダイオード3、ソース電極4、ドレイン電極5及び筐体6を備える半導体モジュール1である。ソース電極4は、ソース内部電極4aとソース外部電極4bとを有する。ソース内部電極4aとソース外部電極4bを離間して設け、このソース内部電極4aとソース外部電極4bとを接続導体13を介して電気的に接続する。接続導体13として、ワイヤ状やリボン状に形成された導体を用いる。ソース内部電極4aの側端部にフランジ4cを形成し、超音波接合や抵抗溶接等によりフランジ4cに接続導体13を接合する。【選択図】図1
Description
本発明は、圧接により半導体素子の電極層と電極とを電気的に接続する半導体モジュールに関する。
近年、産業用・車両用システム、変電設備やインバータ等の電力変換装置の分野に用いられる絶縁形パワー半導体モジュールに対して、高耐圧、大容量のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)の適用が行われている。このIGBTモジュールに代表される「絶縁形パワー半導体モジュール」若しくは「Isolated power semiconductor devices」は、それぞれJEC−2407−2007、IEC60747−15にて規格が制定されている。
一般的な絶縁形パワー半導体モジュールにおいて、IGBTやダイオード等の半導体素子は、半導体素子の下面に設けられた電極層を介してDBC(Direct Bond Copper)基板の銅回路箔上にはんだ付けされる(例えば、非特許文献1)。DBC基板は、セラミックス等の絶縁板に銅回路箔を直接接合したものである。
半導体素子の上面に設けられる電極層には、超音波ボンディング等の方法によりアルミワイヤが接続される。このアルミワイヤは、例えば、DBC基板上の銅回路箔に結線される。そして、DBC基板の銅回路箔から外部へ接続するための銅端子(リードフレームやブスバー)は、銅回路箔とはんだ付けや超音波ボンディングにより接続される。さらに、この周りは(スーパー)エンジニアリングプラスチックのケースで囲まれ、その中を電気絶縁のためのシリコーンゲルが充填される。
はんだを用いた絶縁形パワー半導体モジュールでは、RoHS(Restriction of Hazardous Substances)に対応するためのはんだの鉛フリー化や温度サイクル、パワーサイクルを繰り返した場合の信頼性の向上等の課題がある。
まず、はんだの鉛フリー化の課題に対しては、鉛フリーのはんだ材料として、金属系高温はんだ(Bi,Zn,Au)、化合物系高温はんだ(Sn−Ag系、Sn−Cu系)、低温焼結金属(Agナノペースト)等が提案されている。また、はんだを用いない半導体モジュール構造として平型圧接構造パッケージが提案されている(例えば、非特許文献1,2)。
平型圧接構造パッケージは、圧接により半導体素子の電極層とコンタクト端子との電気的接続や、半導体素子の電極層と基板との電気的接続を行う。一般的な平型圧接構造パッケージは、半導体素子の対向する面に形成された電極層にそれぞれ電極を設け、各電極は、ヒートシンク等により半導体素子方向に押圧される。
平型圧接構造パッケージの圧接は、主にユーザが実施する。平型圧接構造パッケージでは、各電極端子を半導体素子方向に押圧するヒートシンクを電気的に絶縁したり、板バネで平型圧接構造パッケージを圧接するときに設計された圧接力が平型圧接構造パッケージの電極ポストに均等にかかるようにしたりする必要がある。これらにはノウハウがあり、圧接が不良であった場合は半導体素子の破壊の原因となるおそれがある。また、平型圧接構造の半導体モジュールは、回路を構成するのに、このヒートシンクや圧接のための板バネが小型化の妨げとなる等、使いこなすのには熟練が要求される。このような理由により、平型圧接構造パッケージは限られた装置への適用となり、代わりに使い勝手の良い従来型の絶縁形パワー半導体モジュールが広く使われている。
また、温度サイクル、パワーサイクルに対する信頼性の向上の課題に対しては、半導体モジュールを構成する各部材(半導体、金属及びセラミックス等)の熱膨張の違いにより生じる課題を解決する必要がある。例えば、DBC基板と銅ベースとをはんだで接合した場合やDBC基板と銅端子間とをはんだで接合した場合、セラミックスと銅との熱膨張係数の差によりはんだにせん断応力が働き、はんだに亀裂が生じるおそれがある。その結果、DBC基板と銅ベース(または銅端子)との間の熱抵抗が増大したり、銅ベース(または銅端子)が剥離したりするおそれが生じる。同様の理由により、半導体素子とDBC基板をはんだで接合した場合も、はんだに亀裂が生じるおそれがある。また、半導体モジュールの使用条件によっては、半導体素子上のアルミワイヤの接続部でも、半導体素子とアルミニウムの熱膨張率の差で応力が発生し、アルミワイヤが疲労切断するおそれがある。
年々半導体モジュールの電力密度が増加し、半導体モジュール内部の接合温度が上昇している。その結果、はんだのせん断応力やアルミワイヤにかかる応力が大きくなってきている。そこで、熱膨張の影響が半導体モジュールの設計寿命に至るまでの期間に顕在化しないようにする必要がある。SiC半導体やGaN半導体のような高温で使用することができるワイドギャップ半導体素子の出現により、さらに熱膨張の影響を低減することが要求されている。また、SiC半導体やGaN半導体等の高温で使用可能な半導体素子の性能を活かすためにも、半導体モジュールにおいて温度サイクル、パワーサイクル等の信頼性を向上することが求められている。
そこで、半導体モジュールの高信頼性、環境性、利便性を同時に実現するために、はんだ接合、あるいはワイヤーボンドを用いず、かつ両面冷却が容易に実現可能であり、放熱性の面で有利な圧接型絶縁形パワーモジュールが再び脚光を浴びてきた。
図4に示すように、圧接型絶縁形パワー半導体モジュール22では、半導体モジュール22の外周部にスプリングあるいはボルト、ねじ等の締結部材19を設け、これら締結部材19で冷却器16,18を締結して均一な圧接応力をスイッチング素子2やダイオード3に作用させる。
主電極であるソース電極23は、スイッチング素子2の表面に形成されたソース電極層8及びダイオード3の表面に形成されたアノード層11に設けられる。同様に、主電極であるドレイン電極24は、スイッチング素子2の表面に形成されたドレイン電極層7及びダイオード3の表面に形成されたカソード層12に設けられる。ソース電極23やドレイン電極24は、これら電極層7,8,11,12に直接あるいはモリブデン(Mo)等の応力緩和部材14を介して設けられる。ソース電極23やドレイン電極24は、冷却器16,18間に設けられる筐体25を貫通して設けられ、半導体モジュール22の外部の回路と接続される。そして、冷却器16,18間を締結部材19で締結することで、ソース電極23やドレイン電極24が、スイッチング素子2(及びダイオード3)方向に圧接される。
信号電極であるゲート電極26は、スイッチング素子2の表面に形成されたゲート電極層10に設けられ、スイッチング素子2方向に圧接される。さらに、ゲート電極26は、筐体25を貫通して設けられ、半導体モジュール22の外部の回路と接続される。
圧接型の半導体モジュール22は、ワイヤーボンド及びはんだを用いなくてもスイッチング素子2やダイオード3の電極層とソース電極23やドレイン電極24とを電気的に接続することができる。つまり、半導体モジュール22は、半導体モジュールの寿命を決定する要因となるおそれのあるワイヤーボンドやはんだ接合を用いることなくスイッチング素子2とソース電極23(またはドレイン電極24)等の電気的接続を行うことができるので、半導体モジュール22の設計寿命を向上させることができる。
SiC半導体やGaN半導体等のワイドギャップ半導体では、200℃を超える高温で動作させることで、電力密度を向上させることができる。
パワー半導体モジュールの動作環境が200℃を超えると、半導体モジュールを構成する銅やアルミニウム等で形成される電極等が酸化し、半導体モジュールの動作信頼性が損なわれるおそれがある。そこで、従来はスーパーエンジニアリングプラスチックが充填されていた半導体モジュール内の空間に窒素等の不活性ガスを充填する技術が提案されている。この場合、半導体モジュールを気密封止することが必要となるので、半導体モジュールの筐体として気密性の高いセラミックス材料等が用いられることとなる。
電気学会高性能高機能パワーデバイス・パワーIC調査専門委員会、「パワーデバイス・パワーICハンドブック」、コロナ社、1996年7月、p289、p336
森睦宏,関康和、「大容量IGBTの最近の進歩」、電気学会誌、社団法人電気学会、1998年5月、Vol.118(5)、pp.274−277
半導体モジュール22において、ソース電極23、ドレイン電極24及びゲート電極26は、筐体25を貫通して半導体モジュール22の外部に取り出される。したがって、半導体モジュール22を気密封止する場合は、例えば、ろう付けや高温接着剤等の封止材17で筐体25と電極23,24,26との間が封止される。つまり、電極23,24,26は筐体25に固定されることとなる。
ソース電極23やドレイン電極24が筐体25の同一面に固定される構造の場合、セラミックスで形成された筐体25の熱膨張率(例えば、アルミナでは7ppm/℃)とソース電極23やドレイン電極24の熱膨張率(例えば、銅では17ppm/℃)の差から、ソース電極23やドレイン電極24が固定されている側から遠ざかるに従い横方向の応力が強くなり、スイッチング素子2やダイオード3にかかる圧接力が半導体モジュール22の温度変化により不均一となるおそれがある。
また、図5に示す半導体モジュール27ように、ソース電極23とドレイン電極24とが対向する筐体25の一対の側壁に各々固定される構造の場合、セラミックスで形成された筐体25とソース電極23やドレイン電極24の熱膨張率の差から、圧接されているスイッチング素子2やダイオード3の上下で、互い違いの応力が加えられることとなり、スイッチング素子2やダイオード3にかかる圧接力が半導体モジュール27の温度変化により不均一となるおそれがある。
また、セラミックスで形成された筐体25の熱膨張率とソース電極23やドレイン電極24の熱膨張率の差から、スイッチング素子2(または、ダイオード3)、ソース電極23及びドレイン電極24を積層した積層体の熱膨張率と筐体25の熱膨張率が異なることとなる。その結果、ソース電極23やドレイン電極24の位置がスイッチング素子2やダイオード3の圧接方向にずれ、スイッチング素子2やダイオード3にかかる圧接力が半導体モジュール22,27の温度変化により不均一となるおそれがある。
上記事情に鑑み、本発明は、半導体モジュールを構成する各部材に作用させる圧接力に対する、半導体モジュールを構成する各部材の熱膨張の影響を低減することに貢献する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の半導体モジュールの一態様は、半導体素子と、前記半導体素子に形成された電極層と電気的に接続される内部電極と、前記半導体素子及び前記内部電極を収容する筐体と、を有し、前記筐体内に不活性ガスが気密封止され、前記半導体素子と前記内部電極が圧接により接続される半導体モジュールであって、前記内部電極と前記半導体モジュールの外部の回路とを接続する外部電極を、前記筐体を貫通して設け、前記外部電極に、前記内部電極と前記外部電極とを電気的に接続する接続導体の一端を接合し、前記内部電極に、前記接続導体の他端が接合するフランジを形成し、該フランジに前記接続導体の他端を接合することを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の半導体モジュールの他の態様は、半導体素子と、前記半導体素子に形成された電極層と電気的に接続される内部電極と、前記半導体素子及び前記内部電極を収容する筐体と、を有し、前記筐体内に不活性ガスが気密封止され、前記半導体素子と前記内部電極が圧接により接続される半導体モジュールであって、前記内部電極と前記半導体モジュールの外部の回路とを接続する外部電極を、前記筐体を貫通して設け、前記外部電極に、前記内部電極と前記外部電極とを電気的に接続する接続導体の一端を接合し、前記接続導体の他端を、金、銀、インジウム、アルミニウムまたはグラファイトのいずれかを含有する電極シートに接合し、該電極シートを前記内部電極に圧接することを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の半導体モジュールは、上記半導体モジュールにおいて、前記電極シートを、前記半導体素子と前記内部電極の間に設けることを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の半導体モジュールは、上記半導体モジュールにおいて、前記内部電極に、前記電極シートを接合する接合部を形成することを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の半導体モジュールは、上記半導体モジュールにおいて、前記接合部に、前記内部電極を構成する材料より熱伝導率が低い材料から構成される被覆層を形成することを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の半導体モジュールは、上記半導体モジュールにおいて、前記フランジに、前記内部電極を構成する材料より熱伝導率が低い材料から構成される被覆層を形成することを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の半導体モジュールは、上記半導体モジュールにおいて、前記筐体を、無機絶縁材料により形成することを特徴としている。
以上の発明によれば、半導体モジュールを構成する各部材に作用させる圧接力に対する、半導体モジュールを構成する各部材の熱膨張の影響を低減することに貢献することができる。
本発明に先立って、発明者らは、圧接により半導体素子と電気的に接続される内部電極と、筐体に固定される外部電極と、をワイヤ(あるいは、リボン等)で接合した電極(ソース電極、ドレイン電極、ゲート電極)を用いて半導体モジュールを構成し、この半導体モジュールの構成部材の熱膨張が、半導体素子を圧接する電極の圧接力に与える影響についての検討を行った。そして、内部電極と外部電極とを離間して設け、この内部電極と外部電極とをワイヤで電気的に接続することで、半導体素子を構成する各部材にかかる圧接力に対して、半導体モジュールを構成する各部材の熱膨張の影響が低減されることを確認した。
さらに、発明者らは、電極(内部電極)にワイヤ等を接合する際に、電極に接合を形成することで発生する残留応力、反り等の検討を各種の電極形状に対して行った。その結果、電極形状によっては、接合を形成することで電極母材(電極の接合が形成される部分)に応力がかかり電極にマクロな反りが発生するおそれがあるという知見を得た。このように、電極にマクロな反りが発生し、並列圧接したチップ間で接触電気抵抗や熱抵抗がばらついたり、特定のチップへ電流が集中したりすると、圧接モジュールの信頼性向上を妨げるおそれがある。
そこで、鋭意検討の結果、本発明の半導体モジュールの完成に至ったものである。本発明の半導体モジュールでは、圧接に寄与する部材(すなわち、内部電極)に対して、接合形成により圧接の信頼性を低下させる程度の残留応力やマクロな反り(反り量:例えば、10μm以上)の発生を抑制し、半導体モジュールの信頼性を確保する。さらに、内部電極に負担がかからない低接合条件(接合時間、電圧、電流等)にて必要十分な接合強度を得ることができる。
本発明の半導体モジュールを、図1乃至図3を参照して詳細に説明する。図1乃至図3に示す図は、本発明の実施形態に係る半導体モジュールを模式的に示したものであり、図面上の寸法比と実際の寸法比とは必ずしも一致するものではない。
(第1実施形態)
図1(a),(b)に示すように、本発明の第1実施形態に係る半導体モジュール1は、スイッチング素子2、ダイオード3、ソース電極(エミッタ電極)4、ドレイン電極(コレクタ電極)5及び筐体6を備える。
図1(a),(b)に示すように、本発明の第1実施形態に係る半導体モジュール1は、スイッチング素子2、ダイオード3、ソース電極(エミッタ電極)4、ドレイン電極(コレクタ電極)5及び筐体6を備える。
スイッチング素子2は、例えば、IGBTやMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等の半導体素子である。スイッチング素子2の上面には、ソース電極4と電気的に接続されるソース電極層8及びゲート電極9と電気的に接続されるゲート電極層10が設けられる。また、スイッチング素子2の下面には、ドレイン電極5と電気的に接続されるドレイン電極層7が設けられる。なお、実施形態の説明では、便宜上、上面及び下面とするが、上下方向は、本発明をなんら限定するものではない。
ダイオード3は、例えば、FWD(Free Wheeling Diode)等の半導体素子である。ダイオード3の上面には、ソース電極4と電気的に接続されるアノード層11が設けられ、ダイオード3の下面にはドレイン電極5と電気的に接続されるカソード層12が設けられる。
ソース電極4は、ソース内部電極4aとソース外部電極4bとを有する。ソース内部電極4aとソース外部電極4bは、半導体モジュール1の動作温度範囲においてソース内部電極4aとソース外部電極4bの熱膨張によってお互い干渉しない距離離間して設けられ、接続導体13により電気的に接続される。例えば、ソース内部電極4aとソース外部電極4bが銅で形成され、筐体6の長さが100mmの場合、半導体モジュール1の動作温度が225℃までであるとすると、室温でのソース内部電極4aとソース外部電極4bとの距離は0.2mm以上(0.25mm程度)必要である。なお、ソース内部電極4aとソース外部電極4bとの距離を短くすることで、接続導体13の抵抗による発熱を低減することができる。
ソース内部電極4aのソース外部電極4bと対向する端部には、フランジ4cがソース内部電極4aと一体に形成されており、このフランジ4cに接続導体13が接合される。
フランジ4cは、ソース内部電極4aの圧接部(例えば、スイッチング素子2の電極層やダイオード3の電極層と接触する部分)の厚さよりも薄く形成され、ソース内部電極4aの側端部から突出して形成される。また、フランジ4cは、ソース内部電極4aをスイッチング素子2(または、ダイオード3)方向に圧接する力が、フランジ4cに直接作用しないように、圧接するスイッチング素子2(または、ダイオード3)の真上、真下の領域から外れた箇所に形成される。したがって、スイッチング素子2(または、ダイオード3)を圧接する部分のソース内部電極4aの肉厚は、従来と同じであるため、スイッチング素子2(または、ダイオード3)に適切な圧力をかけるため条件(ボルト締結条件等)は従来と同じ条件でよいこととなる。なお、実施形態では、フランジ4cは、ソース内部電極4aの上端面の延長上に形成された例を示しているが、フランジ4cは、ソース内部電極4aの下端面の延長上であっても、ソース内部電極4aの側端面の中央部から突出して設けてもよい。
ソース内部電極4aは、スイッチング素子2のソース電極層8やダイオード3のアノード層11にタングステンやモリブデン等で形成される応力緩和部材14を介して設けられる。ソース内部電極4aの上面には絶縁板15を介して冷却器16が設けられる。そして、冷却器16により、ソース内部電極4aがスイッチング素子2(及びダイオード3)方向に圧接される。
ソース外部電極4bは、筐体6に貫設され、ソース内部電極4aと外部の回路(図示せず)とを電気的に接続する。半導体モジュール1を気密封止する場合、ろう付けや高温接着剤等の封止材17でソース外部電極4bと筐体6との間が封止され、ソース外部電極4bは筐体6と一体に固定される。
ソース内部電極4a及びソース外部電極4bは、銅またはアルミニウム、若しくは銅またはアルミニウムを含有する合金等で形成される。また、ソース内部電極4a(またはソース外部電極4b)を筐体6やスイッチング素子2(またはダイオード3)を構成する材料に近い熱膨張率を有する材料(例えば、タングステン(W)やモリブデン(Mo)若しくはこれらの元素を含有する合金)を用いて形成すると、スイッチング素子2(または筐体6)とソース内部電極4aとの間の熱膨張率の違いより生じる応力をさらに緩和することができる。
接続導体13は、ソース内部電極4aやソース外部電極4bと同じ材料若しくはこれら電極と同程度の熱膨張率を有する導体であり、例えば、ワイヤ状やリボン状に形成される。接続導体13とフランジ4cやソース外部電極4bとの接合は、超音波接合や抵抗溶接等により行われる。なお、接続導体13とフランジ4cやソース外部電極4bとの接合部(または、接続導体13とフランジ5cやドレイン外部電極5bとの接合部)を銀ナノペースト等の高温用接合材料やはんだで接合してもよい。接続導体13の長さを、半導体モジュールの動作温度範囲において、接続導体13にかかる張力が低くなる長さに形成することで、熱膨張によりソース内部電極4aとソース外部電極4bの距離が変化してもソース外部電極4bの熱膨張の影響がソース内部電極4aに作用することを抑制することができる。つまり、ソース内部電極4aとソース外部電極4b間に接続導体13を設けることで、ソース内部電極4aがスイッチング素子2(またはダイオード3)を圧接する方向に作用する圧接力に対するソース内部電極4aやソース外部電極4bの熱膨張による応力変化の影響が緩和される。なお、接続導体13は、接続導体13部分における寄生インダクタンスが増大しないように、相互インダクタンスで打ち消す構造とすることが望ましい。なお、後述のフランジ5cと接続導体13との接合や、ドレイン外部電極5bと接続導体13との接合も、フランジ4cと接続導体13との接合及びソース外部電極4bと接続導体13の接合と同じである。
ドレイン電極5は、ドレイン内部電極5aとドレイン外部電極5bとを有する。ドレイン内部電極5aとドレイン外部電極5bとは、半導体モジュール1の動作温度範囲においてドレイン内部電極5aとドレイン外部電極5bの熱膨張によってお互い干渉しない距離離間して設けられる。そして、ドレイン内部電極5aとドレイン外部電極5bは、接続導体13により電気的に接続される。
ドレイン内部電極5aのドレイン外部電極5bと対向する端部には、フランジ5cがドレイン内部電極5aと一体に形成されており、このフランジ5cに接続導体13が接合される。
フランジ5cは、ドレイン内部電極5aの圧接部(例えば、スイッチング素子2の電極層やダイオード3の電極層と接触する部分)厚さよりも薄く形成され、ドレイン内部電極5aの側端部から突出して形成される。また、フランジ5cは、ドレイン内部電極5aをスイッチング素子2(または、ダイオード3)方向に圧接する力が、フランジ5cに直接作用しないように、圧接するスイッチング素子2(または、ダイオード3)の真上、真下の領域から外れた箇所に形成される。したがって、スイッチング素子2(または、ダイオード3)を圧接する部分のドレイン内部電極5aの肉厚は、従来と同じであるため、スイッチング素子2(または、ダイオード3)に適切な圧力をかける条件(ボルト締結条件等)は従来と同じ条件でよいこととなる。なお、実施形態では、フランジ5cは、ドレイン内部電極5aの下端面の延長上に形成された例を示しているが、フランジ5cは、ドレイン内部電極5aの上端面の延長上であっても、ドレイン内部電極5aの側端面の中央部から突出して設けてもよい。
ドレイン内部電極5aは、スイッチング素子2のドレイン電極層7やダイオード3のカソード層12に設けられる。ドレイン内部電極5aの下面には絶縁板15を介して冷却器18が設けられる。冷却器18により、ドレイン内部電極5aがスイッチング素子2方向(及びダイオード3方向)に圧接される。
ドレイン外部電極5bは、筐体6に貫設され、ドレイン内部電極5aと外部の回路(図示せず)とを電気的に接続する。ソース外部電極4bと同様に、ドレイン外部電極5bは封止材17で筐体6と一体に固定される。
ドレイン内部電極5a及びドレイン外部電極5bは、銅またはアルミニウム、若しくは銅またはアルミニウムを含有する合金等で形成される。また、ドレイン内部電極5a(またはドレイン外部電極5b)を筐体6やスイッチング素子2(またはダイオード3)を構成する材料に近い熱膨張率を有する材料を用いて形成し、スイッチング素子2(または筐体6)とドレイン内部電極5aとの間の熱膨張率の違いより生じる応力を緩和してもよい。
ゲート電極9は、ゲート内部電極9aとゲート外部電極9bとを有する。ゲート内部電極9aとゲート外部電極9bは、半導体モジュール1の動作温度範囲においてゲート内部電極9aとゲート外部電極9bの熱膨張によってお互い干渉しない距離離間して設けられる。そして、ゲート内部電極9aとゲート外部電極9bは、接続導体13により電気的に接続される。
ゲート内部電極9a及びゲート外部電極9bは、銅またはアルミニウム、若しくは銅またはアルミニウムを含有する合金等で形成される。また、ゲート内部電極9a(またはゲート外部電極9b)を筐体6やスイッチング素子2(またはダイオード3)を構成する材料に近い熱膨張率を有する材料を用いて形成し、スイッチング素子2(または筐体6)とゲート内部電極9aとの間の熱膨張率の違いより生じる応力を緩和してもよい。この場合、少なくともゲート内部電極9aの接続導体13が接合される部分は、ニッケル(Ni)や金(Au)等の金属でめっきされる。
ゲート内部電極9aは、スイッチング素子2のゲート電極層10に設けられる。ゲート内部電極9aは図示省略の圧接部材によりスイッチング素子2方向に圧接される。
ゲート外部電極9bは、筐体6に貫設され、ゲート内部電極9aと外部の回路(図示せず)とを電気的に接続する。ゲート外部電極9bは封止材17で筐体6と一体に固定される。
冷却器16,18は、ボルトとナット(またはねじ)等の締結部材19により固定される。冷却器16及び冷却器18にはそれぞれ冷媒路16a,18aが形成されており、この冷媒路16a,18aを流通する冷媒により半導体モジュール1(スイッチング素子2及びダイオード3)の冷却が行われる。また、冷却器16,18の間であって、半導体モジュール1の側部には、筐体6が設けられる。半導体モジュール1を気密封止する場合は、冷却器16(及び冷却器18)と筐体6との間にそれぞれ封止部材20が設けられ、冷却器16(及び冷却器18)と筐体6との接続部の封止が行われる。
筐体6は、樹脂や無機絶縁材料で構成される。筐体6として、セラミックス材料等の無機絶縁材料を用いると、半導体モジュール1の気密性を向上させることができる。そして、気密封止した半導体モジュール1内に窒素等の不活性ガスを充填することで、例えば、200℃を超える温度で半導体モジュール1を動作させた場合においても、銅やアルミニウム等の半導体モジュール1を構成する材料(ソース電極4やドレイン電極5等)の酸化を抑制し、半導体モジュール1の動作信頼性が向上する。
次に、第1実施形態に係る半導体モジュールの作用効果について説明する。以後、各実施形態の説明では、半導体素子2,3とは、スイッチング素子2またはダイオード3のいずれかを意味するもの、若しくはスイッチング素子2とダイオード3の両方を意味するものとして用いる。また、内部電極4a,5aとは、ソース内部電極4aまたはドレイン内部電極5aのいずれかを意味するもの、若しくはソース内部電極4aとドレイン内部電極5aの両方を意味するものとして用いる。外部電極4b,5bとは、ソース外部電極4bまたはドレイン外部電極5bのいずれかを意味するもの、若しくはソース外部電極4bとドレイン外部電極5bの両方を意味するものとして用いる。積層体とは、半導体素子2と内部電極4a,5a等を圧接方向に積層したものを意味するものとして用いる。
第1実施形態に係る半導体モジュール1は、半導体素子2,3の電極層と接続される内部電極4a,5aと、内部電極4a,5aと外部の回路とを接続する外部電極4b,5bとを離間して設けることで、半導体モジュール1を構成する各部材に作用させる圧接力に対する、半導体モジュール1を構成する各部材の熱膨張の影響を低減することができる。その結果、半導体モジュール1内の各半導体素子2,3に均一な圧接力を作用させることができる。つまり、内部電極4a,5aと外部電極4b,5bとを離間して設けることにより、筐体6に固定された電極の熱膨張により生じる応力、すなわち、電極の熱膨張により積層体の積層方向に対して垂直に作用する応力を、低減することができる。また、内部電極4a,5aと外部電極4b,5bとを離間して設けることで、積層体の熱膨張量と筐体6の熱膨張量との違いにより、内部電極4a,5aと外部電極4b,5bが積層体の積層方向にずれた場合でも、内部電極4a,5aと外部電極4b,5bとのずれにより内部電極4a,5aに対して積層体の積層方向に応力が発生することを防止することができる。また、内部電極4a,5aが外部電極4b,5b(及び筐体6)の熱膨張の影響を受けないことで、内部電極4a,5aとこの内部電極4a,5aと電気的に接続される半導体素子2,3の電極層との位置精度も向上する。
また、第1実施形態に係る半導体モジュール1は、内部電極4a,5aにフランジ4c,5cを形成することで、圧接に寄与する部材である内部電極4a,5aに、接合形成により残留応力やマクロな反りが発生することを抑制し、圧接の信頼性を向上させることができる。つまり、内部電極4a,5aと外部電極4b,5bとを離間して設けた半導体モジュール1において、内部電極4a,5aの残留応力やマクロな反りの発生を抑制するので、並列積層した半導体素子2,3にかかる圧接力のばらつきが抑制される。その結果、半導体モジュール1を構成する各部材に作用させる圧接力に対する、半導体モジュール1を構成する各部材の熱膨張の影響を低減することができる。
このフランジ4c,5cの厚さを、半導体素子2,3の電極層から積層体の積層方向延長上に設けられる内部電極4a,5aの厚さより薄く形成することで、フランジ4c,5c部分で局所的に熱伝導率が小さくなり(熱がこもり易く、周囲材料との熱抵抗が大きくなり)、低負荷(低ダメージ、低残留応力、低い反り発生)にてフランジ4c,5cに接続導体13を接合することが可能となる。すなわち、フランジ4c,5cの厚さを薄く形成することで、ある程度の厚みがある内部電極4a,5aに直接接続導体13を接合した場合と比較して、弱い接合条件(接合時間、接合形成時の電流、電圧等)にて、信頼性の高い電気的接合を確保することができる。その結果、内部電極4a,5aに接続導体13を接合することを要因とする、内部電極4a,5aの変形を防止し、内部電極4a,5aの変形が原因で、並列に同時圧接している半導体素子2,3の中で特定の半導体素子2,3にて接触不良が発生する(接触熱抵抗が増加する若しくは電気抵抗が増大する)ことを防止することができる。なお、フランジ4c,5cの厚さを、内部電極4a,5aの圧接部の厚さ(例えば、5mm)より薄く形成すれば、低負荷にて接続導体13を接合することができるが、フランジ4c,5cの厚さを1mm以下とすることで、内部電極4a,5aの残留応力や反りをより低減することができる。また、フランジ4c,5cの表面に、電極母材(例えば、Cu合金やAl合金)より熱伝導率が低い材料、(例えば、NiやNi/Co)のめっきを施すことで、より低負荷の接合条件で高強度の接合を行うことができる。この際、めっき層の厚さは、例えば、数μm以上形成することで、低負荷の接合条件で高強度の接合を行うことができる。
このように、本発明の半導体モジュール1は、半導体素子2,3と電極の圧接に及ぼす半導体モジュール1を構成する部材の熱膨張の影響を低減することができる。よって、半導体素子2,3としてSiC半導体やGaN半導体等のワイドギャップ半導体を用いた場合でも、半導体素子2,3と電極との圧接力を半導体モジュール1の動作温度範囲でより均一にすることができる。その結果、SiC半導体やGaN半導体を200℃を超える高温で動作させ、半導体モジュール1の電力密度を向上させることができる。
なお、従来技術に係る半導体モジュールにおいて、外部電極と半導体素子との間をワイヤで接続する場合がある。この場合、半導体素子から直接端子にワイヤ配線する場合と、半導体素子から一旦DBC基板上の銅パターンにワイヤ配線し、その銅パターンからさらに外部端子へ接続する場合がある。これらの構造では、半導体素子上のアルミパターンとアルミワイヤは同じ熱膨張係数(23ppm/℃)であるが、半導体素子上のアルミパターンは半導体素子(熱膨張係数:3ppm/℃)の熱膨張の影響を強く受け、ワイヤとの間で大きな熱膨張率のミスマッチが起こる。また、DBC基板上の銅パターンはDBC基板に用いられているセラミックス(熱膨張係数:5−7ppm/℃)に影響を受け、これに銅配線してもワイヤとの間で大きな熱膨張率のミスマッチが起こる。この熱膨張率のミスマッチは接合に作用し、ヒートサイクル等により半導体素子とセラミックスと銅パターン間で接合剥離がおこり、半導体モジュールの寿命を決定する要因となるおそれがある。
これに対し、内部電極4a,5aと外部電極4b,5bとを同じ材質で形成し、これら電極と同じ材質の接続導体13(若しくは、同程度の熱膨張率を有する材質の導体)で両電極間を接合すると、熱膨張率のミスマッチは起こることがなく、接続導体13の接合部が半導体モジュール1の寿命に及ぼす影響が、従来構造と比較して著しく低下する。なお、ここでいう同程度の熱膨張率を有するとは、例えば熱膨張差による変形がフックの法則となる範囲となる程度の熱膨張率を有することである。また、接続導体13と内部電極4a,5a(または外部電極4b,5b)とを超音波溶接、抵抗溶接で接合することで、接合部に接合材料が介在しないので接続導体13と内部電極4a,5a(または外部電極4b,5b)の接合寿命をさらに向上させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る半導体モジュール21について図2を参照して詳細に説明する。第2実施形態に係る半導体モジュール21は、ソース外部電極4b(または、ドレイン外部電極5b)に接続導体13を介して電極シート13aを接続し、電極シート13aをソース内部電極4a(または、ドレイン内部電極5a)に圧接することが第1実施形態に係る半導体モジュール1と異なる。よって、第1実施形態に係る半導体モジュール1と同じ構成については同じ符号を付して、異なる部分について詳細に説明する。
本発明の第2実施形態に係る半導体モジュール21について図2を参照して詳細に説明する。第2実施形態に係る半導体モジュール21は、ソース外部電極4b(または、ドレイン外部電極5b)に接続導体13を介して電極シート13aを接続し、電極シート13aをソース内部電極4a(または、ドレイン内部電極5a)に圧接することが第1実施形態に係る半導体モジュール1と異なる。よって、第1実施形態に係る半導体モジュール1と同じ構成については同じ符号を付して、異なる部分について詳細に説明する。
図2(a),(b)に示すように、半導体モジュール21は、スイッチング素子2、ダイオード3、ソース電極4、ドレイン電極5及び筐体6を備える。
ソース電極4のソース内部電極4aは、スイッチング素子2のソース電極層8(及びダイオード3のアノード層11)に応力緩和部材14及び電極シート13aを介して設けられる。
電極シート13aは、例えば、厚さ1mm以下の導電性を有するシートであり、金、銀、インジウム、アルミニウムを含有する金属若しくはこれら金属を成分とする合金等の金属シート、あるいはグラファイトシート等が用いられる。金属シートを電極シート13aとして用いる場合、高純度の金属板を用いることで、低耐力(塑性変形の開始が低い応力から始まる)電極シート13aを得ることができる。また、グラファイトシートを用いる場合、厚み方向と比較して、水平方向に低い電気抵抗と高い熱伝導率を有する特性を有するものを用いる。換言すると、スイッチング素子2(または、ダイオード3)やソース内部電極4a、ドレイン内部電極5a等の積層方向とグラファイトの積層方向とが平行となるグラファイトシートを用いる。電極シート13aには、接続導体13の一端が接合され、接続導体13の他端はソース外部電極4bに接合される。すなわち、ソース内部電極4aは、電極シート13a及び接続導体13を介してソース外部電極4bと電気的に接続される。なお、電極シート13aと接続導体13との接合は、実施形態1におけるフランジ4cと接続導体13との接合等と同様の方法で行われる。
ドレイン電極5のドレイン内部電極5aは、スイッチング素子2のドレイン電極層7(及びダイオード3のカソード層12)に電極シート13aを介して設けられる。この電極シート13aは、接続導体13の一端が接続され、接続導体13の他端はドレイン外部電極5bに接合される。すなわち、ドレイン内部電極5aは、電極シート13a及び接続導体13を介してドレイン外部電極5bと電気的に接続される。
ゲート電極9のゲート内部電極9aは、スイッチング素子2のゲート電極層10に設けられる。そして、ゲート内部電極9a及びゲート外部電極9bの上面と下面に接続導体13,13が接合され、接続導体13,13を介してゲート内部電極9aがゲート外部電極9bと電気的に接続される。
以上のような第2実施形態に係る半導体モジュール21によれば、第1実施形態に係る半導体モジュール1と同様に、半導体素子2,3の電極層と接続される内部電極4a,5aと、内部電極4a,5aと外部の回路とを接続する外部電極4b,5bとを離間して設けることで、半導体モジュール21を構成する各部材に作用させる圧接力に対する、半導体モジュール21を構成する各部材の熱膨張の影響を低減することができる。その結果、半導体モジュール21内の各半導体素子2,3に均一な圧接力を作用させることができる。
また、内部電極4a,5aと外部電極4b,5bとを電極シート13a及び接続導体13を介して電気的に接続することで、内部電極4a,5aに接続導体13を直接接合しないため、接合による内部電極4a,5aの残留応力や反りの発生を防止することができる。
また、電極シート13aを、高純度の金、銀、インジウム、アルミニウム等の金属、あるいはグラファイト等の低ヤング率材料により構成することで、電極シート13aが、半導体素子2,3と電極との間の熱膨張係数の違いから両者間で発生する応力を吸収する緩衝材として作用することとなる。
すなわち、電極シート13aを積層体を構成する材料の中で最も低耐力(塑性変形の開始が最も低応力から始まる)となるような材質、厚み等を設定することで、電極シート13aが、並列に配置された半導体素子2,3間の厚みのばらつきを吸収する。つまり、積層体の厚みが相対的に厚い半導体素子2,3の真下、真上の領域の電極シート13aでは、積層体の厚みが相対的に薄い半導体素子2,3の真上、真下の領域の電極シート13aと比較して強い圧縮応力を受ける。このとき、電極シート13aが最も低耐力であると、電極シート13aが(塑性)変形を起こし、半導体素子2,3や内部電極4a,5aに過大な応力がかかることが抑制される。その結果、並列同時圧接される半導体素子2,3間の電気抵抗、(冷却器16,18までの)熱抵抗のばらつきを低減でき、並列された半導体素子2,3間で均一な電流分担を実現することができる。つまり、電極シート13aを設けることで、並列して設けられる半導体素子2,3間の動作バランス(電流分担)が改善され、内部電極4a,5aと半導体素子2,3の接触部の信頼性が向上する。
また、電極シート13aの厚さを1mm以下とすることで、第1実施形態に係る半導体モジュール1と同様に、ある程度の厚みを有する内部電極4a,5aに直接接続導体13を接合する場合と比較して、低い出力(接合時間、接合時の電流、電圧)で高強度の接合を形成することができる。
また、半導体素子2,3を圧接する内部電極4a,5aと、外部電極4b,5bと電気的に接続される電極シート13aとを分離することで、半導体モジュール21の組立性が向上する。また、半導体素子2,3を組み込んだ状態で接合を形成する必要はなくなり、前もって電極シート13aと接続導体13(及び接続導体13と外部電極4b,5b)との接合を形成した後、半導体素子2,3の組込工程を実施することができ、接合を行うことによる半導体素子2,3へのダメージ等が軽減される。
なお、第2実施形態に係る半導体モジュール21のように、外部電極4b,5b(及び電極シート13a)の両面に接続導体13を設けることで、第1実施形態に係る半導体モジュール1と比較して、同じ接合面積で2倍の接続面積を得ることができる。その結果、第1実施形態に係る半導体モジュール1よりも接続導体13部分における寄生抵抗が半減でき、寄生インダクタンスが低減される。つまり、接続導体13を内部電極4a,5aと外部電極4b,5bの両面に配置することで、内部電極4a,5aと外部電極4b,5bとの接合部における損失を低減し、接合部の信頼性を向上することができる。また、接触抵抗が低減され、接続導体13の接合部からの発熱を抑制することができる。その結果、半導体モジュール21のヒートサイクルの振幅が低減され、半導体モジュール21の信頼性が向上する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る半導体モジュール21’について図3を参照して詳細に説明する。第3実施形態に係る半導体モジュール21’は、内部電極4a,5aに電極シート13aを接合することが異なる以外は、第2実施形態に係る半導体モジュール21と同じである。よって、第2実施形態に係る半導体モジュール21と同じ構成については同じ符号を付して、異なる部分のみ詳細に説明する。
本発明の第3実施形態に係る半導体モジュール21’について図3を参照して詳細に説明する。第3実施形態に係る半導体モジュール21’は、内部電極4a,5aに電極シート13aを接合することが異なる以外は、第2実施形態に係る半導体モジュール21と同じである。よって、第2実施形態に係る半導体モジュール21と同じ構成については同じ符号を付して、異なる部分のみ詳細に説明する。
図3(a),(b)に示すように、半導体モジュール21’は、スイッチング素子2、ダイオード3、ソース電極4、ドレイン電極5及び筐体6を備える。
ソース電極4のソース内部電極4aは、スイッチング素子2のソース電極層8(及びダイオード3のアノード層11)に応力緩和部材14及び電極シート13aを介して設けられる。電極シート13aは、接続導体13の一端が接続され、接続導体13の他端は、ソース外部電極4bに接合される。したがって、ソース内部電極4aは、電極シート13a及び接続導体13を介してソース外部電極4bと電気的に接続される。
ソース内部電極4aの電極シート13aと接する面には、接合部4dが設けられ、接合部4dに電極シート13aが接合される。接合部4dと電極シート13aとの接合は、超音波接合や抵抗溶接等により行われる。接合部4dの厚さは、半導体素子2,3の電極層の積層体の積層方向延長上に位置するソース内部電極4aの厚さよりも薄く形成される。例えば、ソース内部電極4aの電極シート13aが接触する面と反対側の面に溝を形成することによりソース内部電極4aに接合部4dが形成される。なお、図3(b)では、接合部4dをスイッチング素子2とダイオード3との間に設けた例を示しているが、接合部4dは、ソース内部電極4aを半導体素子2,3方向に圧接することを妨げない位置であれば、スイッチング素子2とダイオード3との間に設ける形態に限定されるものではなく、ソース内部電極4aの側端部にフランジを形成して接合部4dとしてもよい。また、接合部4dを、複数箇所設けてもよい。
ドレイン電極5のドレイン内部電極5aは、スイッチング素子2のドレイン電極層7(及びダイオード3のカソード層12)に電極シート13aを介して設けられる。この電極シート13aは、接続導体13の一端が接続され、接続導体13の他端はドレイン外部電極5bに接合される。すなわち、ドレイン内部電極5aは、電極シート13a及び接続導体13を介してドレイン外部電極5bと電気的に接続される。
ドレイン内部電極5aの電極シート13aと接する面には、接合部5dが設けられ、接合部5dに電極シート13aが接合される。接合部5dと電極シート13aとの接合は、超音波接合や抵抗溶接等により行われる。接合部5dの厚さは、半導体素子2,3の電極層の積層体の積層方向延長上に位置するドレイン内部電極5aの厚さよりも薄く形成される。例えば、ドレイン内部電極5aの電極シート13aが接触する面と反対側の面に溝を形成することによりドレイン内部電極5aに接合部5dが形成される。なお、図3(b)では、接合部5dをスイッチング素子2とダイオード3との間に設けた例を示しているが、接合部5dは、ドレイン内部電極5aを半導体素子方向に圧接することを妨げない位置であれば、スイッチング素子2とダイオード3との間に設ける形態に限定されるものではなく、例えば、ドレイン内部電極5aの側端部にフランジを形成して接合部5dとしてもよい。また、接合部5dを、複数箇所設けてもよい。
ゲート電極9のゲート内部電極9aは、スイッチング素子2のゲート電極層10に設けられる。そして、ゲート内部電極9a及びゲート外部電極9bの上面と下面に接続導体13,13が接合され、接続導体13,13を介してゲート内部電極9aがゲート外部電極9bと電気的に接続される。
以上のような第3実施形態に係る半導体モジュール21’によれば、内部電極4a,5aと外部電極4b,5bとを電気的に接続する電極シート13aを内部電極4a,5aに接合することで、電極シート13aが内部電極4a,5aと一体化される。その結果、第2実施形態に係る半導体モジュール21が奏する効果に加えて、さらに、電極シート13aが熱履歴や応力等により反ったり、所定の位置から脱離したりすることが防止される。つまり、電極シート13aと内部電極4a,5aとの位置関係が固定されることで、電極シート13aと半導体素子2,3の位置関係が固定される。さらに、電極シート13aにかかる応力等による電極シート13aの変形または変位が防止される。その結果、半導体モジュール21’の絶縁性に対する信頼性が向上する。
また、接合部4d,5dを、内部電極4a,5aが圧接される半導体素子2,3の真上や真下の位置(圧接領域)からはずすことで、接合部4d,5dを形成することによる圧接力の変化を低減することができる。
また、接合部4d,5dの厚さを、1mm以下とすることで、接合部4d,5dと電極シート13aとを、低い出力(接合時間、接合時の電流、電圧)で高強度に接合することができる。さらに、接合部4d,5dと電極シート13aとを接合することにより生じる内部電極4a,5aや電極シート13aの反りや残留応力を低減することができる。
以上、本発明の半導体モジュールについて、具体例を示して詳細に説明したが、本発明の半導体モジュールは、上述した実施形態に限らず、本発明の特徴を損なわない範囲で適宜設計変更が可能であり、そのように変更された形態も本発明に技術的範囲に属する。
例えば、本発明は、圧接により半導体素子の電極層と電極とを電気的に接続する半導体モジュールに適用可能であるので、半導体素子(スイッチング素子)の種類や数は、実施形態に限定されるものではない。よって、適宜周知の半導体素子を用い、所定の回路を構成するために必要な数の半導素子を用いて半導体モジュールを構成しても、同様の効果を得ることができる。
また、半導体モジュールの圧接方法は、締結部材(締結部材と弾性部材)による圧接に限定されるものではなく、適宜周知の圧接方法で固定した場合においても、本発明の効果を得ることができる。
また、各実施形態の半導体モジュールの内部電極や外部電極の構造は、ソース電極4、ドレイン電極5、ゲート電極9の個々に適用することで、それぞれ本発明の半導体モジュールの効果を部分的に得ることができる。よって、本発明の各実施形態における内部電極と外部電極の構造を、ソース電極4、ドレイン電極5、ゲート電極9の個々に適用したり、それぞれ組み合わせて適用したりすることで、本発明の実施形態に係る半導体モジュールが有する効果の一部若しくは組み合わせた効果を得ることができる。
また、第1実施形態の半導体モジュールにおいて、内部電極と外部電極の両面に接続導体を接合する形態としてもよく、第2,第3実施形態の半導体モジュールにおいて、内部電極と外部電極の1方の面に接続導体を接合する形態としてもよい。
1,21,21’,22,27…半導体モジュール
2…スイッチング素子(半導体素子)
3…ダイオード(半導体素子)
4…ソース/エミッタ電極
4a…ソース内部電極、4b…ソース外部電極
4c,5c…フランジ
4d,5d…接合部
5…ドレイン/コレクタ電極
5a…ドレイン内部電極、5b…ドレイン外部電極
6,25…筐体
7…ドレイン電極層
8…ソース電極層
9…ゲート電極
9a…ゲート内部電極、9b…ゲート外部電極
10…ゲート電極層
11…アノード層
12…カソード層
13…接続導体
13a…電極シート
14…応力緩和部材
15…絶縁板
16,18…冷却器
17…封止材
19…締結部材
20…封止部材
23…ソース/エミッタ電極
24…ドレイン/コレクタ電極
26…ゲート電極
2…スイッチング素子(半導体素子)
3…ダイオード(半導体素子)
4…ソース/エミッタ電極
4a…ソース内部電極、4b…ソース外部電極
4c,5c…フランジ
4d,5d…接合部
5…ドレイン/コレクタ電極
5a…ドレイン内部電極、5b…ドレイン外部電極
6,25…筐体
7…ドレイン電極層
8…ソース電極層
9…ゲート電極
9a…ゲート内部電極、9b…ゲート外部電極
10…ゲート電極層
11…アノード層
12…カソード層
13…接続導体
13a…電極シート
14…応力緩和部材
15…絶縁板
16,18…冷却器
17…封止材
19…締結部材
20…封止部材
23…ソース/エミッタ電極
24…ドレイン/コレクタ電極
26…ゲート電極
Claims (7)
- 半導体素子と、
前記半導体素子に形成された電極層と電気的に接続される内部電極と、
前記半導体素子及び前記内部電極を収容する筐体と、
を有し、前記筐体内に不活性ガスが気密封止され、前記半導体素子と前記内部電極が圧接により接続される半導体モジュールであって、
前記内部電極と前記半導体モジュールの外部の回路とを接続する外部電極を、前記筐体を貫通して設け、
前記外部電極に、前記内部電極と前記外部電極とを電気的に接続する接続導体の一端を接合し、
前記内部電極に、前記接続導体の他端が接合するフランジを形成し、該フランジに前記接続導体の他端を接合する
ことを特徴とする半導体モジュール。 - 半導体素子と、
前記半導体素子に形成された電極層と電気的に接続される内部電極と、
前記半導体素子及び前記内部電極を収容する筐体と、
を有し、前記筐体内に不活性ガスが気密封止され、前記半導体素子と前記内部電極が圧接により接続される半導体モジュールであって、
前記内部電極と前記半導体モジュールの外部の回路とを接続する外部電極を、前記筐体を貫通して設け、
前記外部電極に、前記内部電極と前記外部電極とを電気的に接続する接続導体の一端を接合し、
前記接続導体の他端を、金、銀、インジウム、アルミニウムまたはグラファイトのいずれかを含有する電極シートに接合し、
該電極シートを前記内部電極に圧接する
ことを特徴とする半導体モジュール。 - 前記電極シートを、前記半導体素子と前記内部電極の間に設ける
ことを特徴とする請求項2に記載の半導体モジュール。 - 前記内部電極に、前記電極シートを接合する接合部を形成する
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の半導体モジュール。 - 前記接合部に、前記内部電極を構成する材料より熱伝導率が低い材料から構成される被覆層を形成する
ことを特徴とする請求項4に記載の半導体モジュール。 - 前記フランジに、前記内部電極を構成する材料より熱伝導率が低い材料から構成される被覆層を形成する
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。 - 前記筐体を、無機絶縁材料により形成する
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の半導体モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013154321A JP2015026667A (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | 半導体モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013154321A JP2015026667A (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | 半導体モジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015026667A true JP2015026667A (ja) | 2015-02-05 |
Family
ID=52491115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013154321A Pending JP2015026667A (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | 半導体モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015026667A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016189953A1 (ja) * | 2015-05-26 | 2016-12-01 | 三菱電機株式会社 | 圧接型半導体装置 |
JP2020004894A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | 三菱重工業株式会社 | 半導体素子の冷却構造及び電子デバイスの冷却構造 |
JP7341212B2 (ja) | 2021-12-09 | 2023-09-08 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置 |
-
2013
- 2013-07-25 JP JP2013154321A patent/JP2015026667A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016189953A1 (ja) * | 2015-05-26 | 2016-12-01 | 三菱電機株式会社 | 圧接型半導体装置 |
JPWO2016189953A1 (ja) * | 2015-05-26 | 2018-02-08 | 三菱電機株式会社 | 圧接型半導体装置 |
US10147699B2 (en) | 2015-05-26 | 2018-12-04 | Mitsubishi Electric Corporation | Pressure contact type semiconductor apparatus |
JP2020004894A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | 三菱重工業株式会社 | 半導体素子の冷却構造及び電子デバイスの冷却構造 |
JP7075837B2 (ja) | 2018-06-29 | 2022-05-26 | 三菱重工業株式会社 | 半導体素子の冷却構造及び電子デバイスの冷却構造 |
JP7341212B2 (ja) | 2021-12-09 | 2023-09-08 | 三菱電機株式会社 | 半導体装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4569473B2 (ja) | 樹脂封止型パワー半導体モジュール | |
JP4967447B2 (ja) | パワー半導体モジュール | |
JP6120704B2 (ja) | 半導体装置 | |
CN108735692B (zh) | 半导体装置 | |
JP6093455B2 (ja) | 半導体モジュール | |
JP2019067949A (ja) | 半導体装置 | |
JP6988345B2 (ja) | 半導体装置 | |
TWI638461B (zh) | 半導體裝置及電力變換裝置 | |
JP2013069782A (ja) | 半導体装置 | |
US9385107B2 (en) | Multichip device including a substrate | |
JP4645406B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2006253516A (ja) | パワー半導体装置 | |
WO2020241238A1 (ja) | 半導体装置 | |
JP2014022579A (ja) | パワーモジュール半導体装置 | |
JP2010283053A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP2012119651A (ja) | 半導体モジュール及び電極部材 | |
US20130112993A1 (en) | Semiconductor device and wiring substrate | |
JP5899952B2 (ja) | 半導体モジュール | |
JP2012248658A (ja) | 半導体装置 | |
JP7163583B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP6056286B2 (ja) | 半導体モジュール及び半導体モジュール製造方法 | |
JP2010147053A (ja) | 半導体装置 | |
JP2015026667A (ja) | 半導体モジュール | |
WO2018020640A1 (ja) | 半導体装置 | |
JP2014116478A (ja) | 半導体モジュール及び半導体モジュールの製造方法並びに電力変換装置 |