JP2015026468A - 照明装置、灯具および車両 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の第1の実施形態に係る車両の正面図を図1に示す。本発明の第1の実施形態に係る車両5(以下、「車両5」という。)は、車体6と、本発明の第1の実施形態に係る灯具7(以下、「灯具7」という。)
以降、他の実施形態も含めて、車両5が前進する際の進行方向を「前方」または「前側」、その反対方向(反対側)を「後方」または「後側」とし、車両5が前進する際の右方向(右側)を「右方向」または「右側」、その反対方向(反対側)を「左方向」または「左側」とし、車両5が前進する際の上方向(上側)を「上方」または「上側」、その反対方向(反対側)を「下方」または「下側」として説明する。
(変形例)
以上、本発明を上記した各実施形態に示した具体例に基づいて説明したが、本発明の内容が実施形態に示した具体例に限定されないことはもちろんであり、種々の照明装置、灯具および車両に適用することができる。
1.走行モード照明について
走行モードにおける照明は、走行モード照明用の第1レンズ群14のレンズ17に対向配置された発光素子19を点灯し、かつすれ違いモード照明用の第2レンズ群15のレンズ18に対向配置された発光素子19を消灯してもよいし、走行モード照明用の第1レンズ群14のレンズ17に対向配置された発光素子19とすれ違いモード照明用の第2レンズ群15のレンズ18に対向配置された発光素子19とを共に点灯してもよい。走行モードにおける照明において、走行モード照明用の第1レンズ群14のレンズ17に対向配置された発光素子19と、すれ違いモード照明用の第2レンズ群15のレンズ18に対向配置された発光素子19とを共に点灯する場合には、より広範囲を照明することができ、車両5に適用した場合には、暗闇走行時に視認できる範囲を広げることができる。
2.第1レンズ群と第2レンズ群との境界について
図5に示すように、第1レンズ群14と第2レンズ群15との間の境界L(二点鎖線)は、レンズ集合体16の中心P外に設けることが好ましい。この場合、レンズ集合体16が衝撃等により破損し難くすることができる。第1レンズ群14と第2レンズ群15とは異なるレンズ17、18を有しており、第1レンズ群14と第2レンズ群15との境界Lは、レンズ17とレンズ18との境界と一致する。よって、レンズ17同士またはレンズ18同士の境界よりもレンズ17とレンズ18との境界のほうが境界を挟むレンズ17、18の構造が異なるため、強度が弱くなりやすい。一方で、レンズ集合体16の中心Pを含む線分上は、レンズ集合体16が衝撃を受けたときに、最も負荷がかかりやすい。よって、異なるレンズ17、18の境界をレンズ集合体16の中心P外に設けることで、レンズ集合体16が衝撃等を受けたとしても、レンズ集合体16における強度が弱い部分を最も負荷がかかりやすい部分以外に設けることで、レンズ集合体16の強度を向上することができる。
3.第1レンズ群および第2レンズ群の配置について
第1レンズ群14および第2レンズ群15の配置は、図4〜8に記載のように、第1レンズ群14が上側に、第2レンズ群15が下側に配置されているものに限られない。例えば、第1レンズ群14が左側に配置され、第2レンズ群15が右側に配置されていてもよいし、その逆でもよい。
4.第1レンズ群14のレンズ17について
照明装置10の第1レンズ群14のレンズ17の変形例(以下、「レンズ27」という。)の発光素子19の光軸で切った拡大断面図を図9に示す。レンズ27は、レンズ27の出射面27aの中央部に出射面側凹部27bを有する点がレンズ17と異なる以外は、レンズ17と実質的に同じ構成を有する。
5.第2レンズ群15のレンズ18について
第2レンズ群15のレンズ18の上側には、貫通孔28が設けられていることが好ましい。第2レンズ群は、すれ違いモード照明用であるため、レンズ18から上方向に向かう光を少なくすることが必要である。例えば図6に示すように、レンズ18の上側に貫通孔28が設けられていることで、レンズ18の上側には、出射面18aが発光素子19の光軸方向と平行に、または同方向よりも発光素子19側に屈曲する屈曲部18dが形成される。レンズ18から上方向に向かう光は、屈曲部18dの部分があることで、他の屈曲部18dがない場合に比べて、レンズ18内からの光が出射面18aから出射する際、出射面18aに進入する角度を小さくすることができるため、屈曲部18dがない場合に比べて発光素子19からレンズ18を透過して、上側に向かう光を屈折して前方に向かわせることができる。よって、レンズ18の上側に貫通孔28が設けられていることで、すれ違いモード照明に適した配光を容易に実現することができる。すなわち、レンズ18をレンズ18の中心を含む鉛直方向に平行な断面で切った場合に、レンズ18の出射面18aのうち、レンズ18の上側の曲率は、レンズ18の出射面18aのうち、発光素子19の直上(発光素子19の光軸上)の曲率よりも大きい部分を有する。言い換えれば、レンズ18は、上側に隣接する貫通孔28に露出する部分をレンズ18の一部とすることで、すれ違いモード照明に適した配光を容易に実現することができる。
6.点灯方法について
なお、レンズ17、18は、それぞれの照射領域が略一致するように出射面17a、18aからの出射する光の配光が設定されていることが好ましい。この場合、いずれかのレンズ17、18に対向する発光素子19が不具合等により点灯中に消灯してしまった場合においても、照射領域が欠けることを防止することができる。
7.発光素子19の配置について
発光素子19が、その出射面(図示せず。)に長手方向および短手方向を有する略直方体である場合、長手方向を左右方向に沿うように配置することで、レンズ17、18から出射する光を左右方向に広げることができる。言い換えれば、発光素子19の長手方向を鉛直方向に対して略垂直な方向(水平方向)に沿うように配置することで、レンズ17、18から出射する光を水平方向に広げることができる。
8.点灯回路について
レンズ集合体16と発光素子19が実装された基板20との間には、発光素子19を点灯させる点灯回路の電子部品(図示せず。)を収納する収納部29を設けてもよい。具体的には、収納部29は、レンズ集合体16と基板20との間であって、発光素子19の光を阻害しない位置に設けることが好ましい。この場合、レンズ集合体16と基板20との間以外に点灯回路の電子部品を収納する部分を別途設けずともよいため、照明装置10をより小型化することができる。
9.灯具について
灯具7は、略円盤形状に限らず、立方体形状や直方体形状であってもよい。
10.車両について
車両5は、二輪自動車に限らず、四輪自動車や三輪自動車であってもよい。
6 車体
7 灯具
9 ハウジング
10 照明装置
14 第1レンズ群
15 第2レンズ群
16 レンズ集合体
17、18 レンズ
19 発光素子
17a、18a 出射面
Claims (6)
- 走行モード照明用の第1レンズ群と、前記第1レンズ群に隣接したすれ違いモード照明用の第2レンズ群とが一体に形成されたレンズ集合体と、前記レンズ集合体の各レンズに対向して配置された複数の発光素子とを有することを特徴とする照明装置。
- 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間の境界は、前記レンズ集合体の中心外に設けたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記第1レンズ群の各レンズは、出射面が平坦な部分を有する集光レンズであり、前記第2レンズ群の各レンズは、出射面が凸曲面の集光レンズであることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
- 前記第1レンズ群の領域は、前記レンズ集合体の中心を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
- ハウジングと、前記ハウジングの内部に配置された請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置とを備えることを特徴とする灯具。
- 車体と、請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置とを備えることを特徴とする車両。
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