JP2015024894A - 乗客コンベアのスカートガード着脱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スカートガードの着脱時における締結具の落下をより確実に防止することができる乗客コンベアのスカートガード着脱装置を得る。
【解決手段】スカートガード5に設けられた補強部材10には、ねじ軸部22aと、ねじ軸部22aの一端部に設けられたねじ頭部22bとを持つ固定用ボルト22を有する締結具20が設けられている。主枠1に設けられた取付ブラケット30には、一端部が開放され、開放部分からねじ軸部22aを挿入可能なスリット部32が設けられている。補強部材10は、ねじ軸部22aがスリット部32内に挿入された状態で取付ブラケット30が補強部材10とねじ頭部22bとの間で締め付けられることにより取付ブラケット30に取り付けられる。
【選択図】図2

Description

この発明は、主枠に対してスカートガードを着脱可能に取り付ける乗客コンベアのスカートガード着脱装置に関するものである。
従来、ねじ穴が設けられたねじ受けブロックをアングルの裏側に配置し、スカートガードパネルに設けられたビス孔からアングルの長穴を通してビスをねじ受けブロックのねじ穴に挿入することにより、スカートガードパネルをアングルに固定したマンコンベアが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−284472号公報
特許文献1に示されたマンコンベアでは、スカートガードパネルをアングルに着脱するために、スカートガードパネル及びねじ受けブロックからビスを外す必要がある。これにより、スカートガードパネルの着脱作業の際に、マンコンベアの主枠内にビス及びねじ受けブロック等の締結部品をあやまって落としてしまうおそれがある。
また、締結部品がマンコンベアの主枠内に落下すると、主枠内への締結部品の落下による二次災害(例えば、踏段の走行経路内に進入した締結部品に踏段が乗り上がることによる踏段の破損等)が生じるおそれもある。
この発明は、上記の様な課題を解決するためになされたものであり、スカートガードの着脱時における締結具の落下をより確実に防止することができる乗客コンベアのスカートガード着脱装置を得ることを目的とする。
この発明による乗客コンベアのスカートガード着脱装置は、スカートガードに設けられている補強部材、補強部材に設けられている締結具、及び主枠に設けられている取付部材を備え、取付部材には、一端部が開放されたスリット部が設けられ、締結具は、スリット部の開放部分からスリット部内に挿入可能なねじ軸部と、ねじ軸部の一端部に設けられたねじ頭部とを持つねじ部材を有しており、補強部材は、ねじ軸部がスリット部内に挿入された状態で取付部材が補強部材とねじ頭部との間で締め付けられることにより取付部材に取り付けられ、スリット部の開放部分を通してねじ軸部がスリット部から外されることにより取付部材から取り外される。
この発明による乗客コンベアのスカートガード着脱装置によれば、ねじ部材のねじ軸部がスリット部の開放部分を通してスリット部に挿入可能になっているので、締結具を補強部材から取り外さなくても取付部材に対して補強部材を着脱することができる。これにより、スカートガードの着脱時における締結具の落下をより確実に防止することができる。
この発明の実施の形態1によるエスカレータを示す側面図である。 図1のスカートガード着脱装置の要部を示す斜視図である。 図2の補強部材に締結具が設けられている状態を示す拡大図である。 この発明の実施の形態2によるスカートガード着脱装置の取付部材を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3によるスカートガード着脱装置の取付部材を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4によるスカートガード着脱装置の取付部材を示す斜視図である。 この発明の実施の形態5によるスカートガード着脱装置の補強部材に締結具が設けられている要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態6によるスカートガード着脱装置の補強部材に締結具が設けられている状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態7によるスカートガード着脱装置の要部を示す斜視図である。 図9の補強部材に締結具が設けられている状態を示す拡大図である。 この発明の実施の形態8によるスカートガード着脱装置の要部を示す斜視図である。 図11の補強部材に締結具が設けられている状態を示す拡大図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエスカレータを示す側面図である。図1において、上階と下階との間には、エスカレータの主枠1が設けられている。主枠1には、無端状に連結された複数の踏段2が支持されている。各踏段2は、主枠1内に設置された駆動機(図示せず)の駆動力により、上階と下階との間で循環移動される。主枠1の上部には、主枠1の幅方向両端部に配置された一対の欄干3が設けられている。各欄干3の外周部には、踏段2と同期して移動する移動手摺4が設けられている。また、図1には図示されていないが、欄干3の下部には、複数の板状のスカートガード5(後述の図2参照)が踏段2の移動方向に沿って並べられている。各スカートガード5は、スカートガード着脱装置6(図2参照)によって主枠1に固定されている。
図2は、図1のスカートガード着脱装置6の要部を示す斜視図である。図3は、図2の補強部材に締結具が設けられている状態を示す拡大図である。なお、図2では、スカートガード5が主枠1から取り外されている状態が示されている。スカートガード5は、表面及び裏面のうち表面を踏段2の幅方向端面に対向させて設けられている。
スカートガード着脱装置6は、各スカートガード5の裏面に設けられスカートガード5を補強する補強部材10と、補強部材10に設けられている複数の締結具20と、主枠1に設けられ、締結具20によって補強部材10が着脱可能に取り付けられる複数の取付ブラケット(取付部材)30とを有している。なお、図2では、複数の取付ブラケット30のうち、1つの取付ブラケット30のみが示されている。
補強部材10は、スカートガード5の長手方向(即ち、踏段2の移動方向)に沿って配置されている。また、補強部材10は、補強部材10の長手方向に沿った溝部(凹部)11が設けられた補強部材本体10aと、補強部材本体10aから突出した一対の板状の固定部10bとを有している。固定板部10bは、補強部材本体10aの幅方向について補強部材本体10aの両側の部分から外側にそれぞれ突出している。これにより、補強部材10の断面形状は、補強部材本体10a及び一対の固定部10bによりハット形状となっている。補強部材10は、溝部11をスカートガード5に向けた状態でスカートガード5の裏面に固定されている。これにより、補強部材10とスカートガード5との間には、溝部11の内面とスカートガード5の裏面とで形成された空間が締結具取付用空間として存在している。
各補強部材10の長手方向両端部は、スカートガード5からはみ出ないようにされている。従って、各補強部材10の長手方向の長さは、スカートガード5の長手方向の長さと同じ長さ、またはスカートガード5の長手方向の長さよりも若干短い長さに設定されている。
締結具20は、図2に示すように、補強部材10の長手方向両端部にそれぞれ設けられている。また、締結具20は、図3に示すように、溝部11内(締結具取付用空間内)に嵌められたねじ座21と、ねじ座21に設けられた固定用ボルト(ねじ部材)22とを有している。固定用ボルト22は、ねじ山が形成された棒状部であるねじ軸部22aと、ねじ軸部22aの一端部に設けられ、ねじ軸部22aの軸径よりも大きい径のねじ頭部22bとで構成されている。溝部11の内面のうち、スカートガード5と対向する面(即ち、溝部11の底面)11aには、固定用ボルト22を通すための複数のボルト通し穴12が設けられている。ボルト通し穴12は、固定用ボルト22のねじ頭部22bよりも小さくねじ軸部22aよりも大きな内径を持つ丸穴となっている。
ねじ座21は、ねじ軸部22aが螺合されるねじ穴が設けられた断面矩形の板状部材である。また、ねじ座21は、溝部11の内面に当たって回らないようにされた状態で溝部11内に配置されている。これにより、ねじ軸部22aをねじ座21のねじ穴に螺合するときに、ねじ座21がねじ軸部22aとともに回ってしまうことが防止される。締結具20は、ボルト通し穴12に通されたねじ軸部22aを、溝部11内に嵌められたねじ座21に螺合させた状態で、補強部材10に取り付けられている。
主枠1は、図2に示すように、主枠1の長手方向に沿って上下に配置されている一対の横材1aと、横材1aを繋ぐ複数の縦材1bとを有している。なお、図2では、複数の縦材1bのうち、1つの縦材1bのみが示されている。
取付ブラケット30は、縦材1bの側面に重ねられた板状の主枠側取付部30aと、踏段2の幅方向端面に対向するように主枠側取付部30aから曲げられ、補強部材10が取り付けられる板状の補強部材側取付部30bとで構成されている。これにより、取付ブラケット30の断面形状はL字状となっている。
主枠側取付部30aには、一端部が開放された複数の開放長穴31が主枠1の幅方向に沿って設けられている。取付ブラケット30は、開放長穴31に通されたボルト35と、ボルト35に螺合するナット(図示せず)とによって縦材1bの側面に固定されている。踏段2の幅方向端面に対する補強部材側取付部30bの距離は、ボルト35を緩めることにより調整可能になる。
補強部材側取付部30bには、だるま穴34が設けられている。だるま穴34は、一端部が開放されたスリット部32と、スリット部32の幅寸法よりも大きな径を持ち、スリット部32のスリット開放部(開放部分)32aを通してスリット部32内に連通する大径穴部33とで構成されている。この例では、上下方向に沿ったスリット部32の上端部が開放され、スリット部32の上端部に大径穴部33が繋がっている。
大径穴部33の内径は、ねじ軸部22a及びねじ頭部22bのいずれの径よりも大きくなっている。これにより、大径穴部33は、固定用ボルト22の通過を許容するようになっている。これに対して、スリット部32の幅寸法は、ねじ頭部22bの径よりも小さいが、ねじ軸部22aの径よりも大きい寸法となっている。これにより、スリット部32は、ねじ軸部22aの通過は許容するが、ねじ頭部22bの通過を阻止するようになっている。ねじ軸部22aは、スリット部32のスリット開放部32aを通して、スリット部32に対して挿入及び取り外し可能になっている。また、ねじ軸部22aは、スリット部32に挿入されている状態で、スリット部32の長手方向についてスライド可能になっている。
取付ブラケット30の補強部材側取付部30bは、ねじ軸部22aがスリット部32に挿入された状態で固定用ボルト22がねじ座21に締め付けられることにより、ねじ頭部22bと補強部材本体10aとの間で挟持される。補強部材10は、補強部材側取付部30bがねじ頭部22bと補強部材本体10aとの間で挟持されることにより、取付ブラケット30に取り付けられる。補強部材10は、固定用ボルト22が緩められて、スリット開放部32aを通してねじ軸部22aがスリット部32から外されることにより、取付ブラケット30から取り外される。スカートガード5は、補強部材10が取付ブラケット30に取り付けられることにより主枠1に取り付けられ、補強部材10が取付ブラケット30から取り外されることにより主枠1から取り外される。
次に、スカートガード5の着脱方法について説明する。スカートガード5を主枠1に取り付けるときには、まず、踏段2の幅方向端面に対向する決められた位置にスカートガード5が配置されるように、縦材1bに対する取付ブラケット30の固定位置を調整する。このとき、取付ブラケット30の上下方向の位置は、スカートガード5が決められた位置にあるときの固定用ボルト22のねじ軸部22aがスリット部32の下端部に位置するように調整する。また、スカートガード5の裏面に設けられた補強部材10には、固定用ボルト22を緩めた状態で締結具20を予め取り付けておく。
この後、スカートガード5を持ちながら、それぞれ対応する大径穴部33に各固定用ボルト22を挿入し、大径穴部33内からスリット開放部32aを通してねじ軸部22aをスリット部32に挿入する。この後、スリット部32の下端部までねじ軸部22aをスライドさせ、固定用ボルト22を締め付ける。これにより、補強部材10が取付ブラケット30に取り付けられ、踏段2の幅方向端面に対向する決められた位置にスカートガード5が配置される。このようにして、主枠1に対してスカートガード5を取り付ける。
なお、取付ブラケット30の固定位置がすでに調整済みである場合には、取付ブラケット30の位置調整作業は不要である。従って、例えばエスカレータの据え付け後の点検作業時にスカートガード5を取り付けるときには、固定された取付ブラケット30の大径穴部33に固定用ボルト22を挿入する作業から開始される。
スカートガード5を主枠1から取り外すときは、取り付けるときと逆の手順で行う。即ち、先ず、各固定用ボルト22を緩める。このとき、固定用ボルト22は、ねじ座21から取り外さない。その後、スカートガード5を上方に持ち上げることで、固定用ボルト22のねじ軸部22aをスリット部32から大径穴部33までスライドさせる。その後、固定用ボルト22を大径穴部33から抜くことにより、取付ブラケット30から補強部材10を取り外す。このようにして、主枠1からスカートガード5を取り外す。
このようなスカートガード着脱装置6では、取付ブラケット30に設けられただるま穴34のスリット部32にスリット開放部32aを通して固定用ボルト22のねじ軸部22aが挿入可能になっており、またスリット部32に挿入されたねじ軸部22aがスリット開放部32aを通してスリット部32から外れるようになっているので、締結具20を補強部材10から取り外さなくても、取付ブラケット30に対して補強部材10を着脱することができる。これにより、例えば作業員がスカートガード5と主枠1との締結部分(締結具20)を目視することが困難なとき、または締結具20の周辺の工具使用スペースが狭いときでも、スカートガード5の着脱時における締結具20の落下をより確実に防止することができる。従って、落下した部品による他部品の破損等の二次災害を防止することができる。
また、補強部材10とスカートガード5との間に存在する空間(締結具取付用空間)にねじ座21が存在し、ねじ座21にねじ軸部22aが螺合されているので、補強部材10の板厚が薄くても、ねじ座21の厚さを確保することにより、固定用ボルト22とねじ座21との締結による強度を確保することができる。これにより、取付ブラケット30に補強部材10をより強固に固定することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、スリット部32及び大径穴部33で構成されただるま穴34が取付ブラケット30に設けられているが、大径穴部33をなくしてスリット部32のみを取付ブラケット30に設けてもよい。
図4は、この発明の実施の形態2によるスカートガード着脱装置6の取付ブラケット30を示す斜視図である。図4に示すように、スリット部32は、取付ブラケット30の補強部材側取付部30bに上下方向に沿って設けられている。また、スリット部32は、補強部材側取付部30bの上端部で開放されている。ねじ軸部22aは、スリット部32のスリット開放部32aを通して、スリット部32に対して挿入及び取り外し可能になっている。また、ねじ軸部22aは、スリット部32に挿入されている状態で、スリット部32の長手方向(上下方向)についてスライド可能になっている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。また、着脱方法も実施の形態1と同様である。
このように、上下方向に沿ったスリット部32を取付ブラケット30の上端部で開放させても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、だるま穴34のスリット部32が取付ブラケット30に上下方向に沿って設けられているが、だるま穴34のスリット部32を取付ブラケット30に踏段2の移動方向に沿って設けてもよい。
図5は、この発明の実施の形態3によるスカートガード着脱装置6の取付ブラケット30を示す斜視図である。図5に示すように、この例では、だるま穴34のスリット部32が踏段2の移動方向に沿って配置されている。スリット部32と大径穴部33とは、踏段2の移動方向について同一直線上に配置されている。また、この例では、大径穴部33がスリット部32よりも主枠側取付部30aに近い位置に配置されている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
スカートガード5の着脱方法は、スリット部32内でねじ軸部22aをスライドさせる方向が踏段2の移動方向に沿った方向であることを除き、実施の形態1と同様である。従って、複数のスカートガード5が踏段2の移動方向へ並べられている場合、隣り合うスカートガード5のうち主枠1の長手方向端部に配置されているものから順番に着脱される。
このように、だるま穴34のスリット部32を踏段2の移動方向に沿って配置しても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
実施の形態2では、取付ブラケット30の端部で開放されたスリット部32が上下方向に沿って設けられているが、取付ブラケット30にスリット部32を踏段2の移動方向に沿って設けてもよい。
図6は、この発明の実施の形態4によるスカートガード着脱装置6の取付ブラケット30を示す斜視図である。図6に示すように、この例では、スリット部32が踏段2の移動方向に沿って配置されている。スリット部32は、補強部材側取付部30bの主枠側取付部30aから離れた側の端部で開放されている。その他の構成は、実施の形態2と同様である。また、着脱方法は、実施の形態3と同様である。
このように、スリット部32を踏段2の移動方向に沿って取付ブラケット30に設け、取付ブラケット30の端部でスリット部32を開放させても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
実施の形態1では、ねじ座21の形状を断面矩形の平板状としているが、これに限定されず、ねじ座21の形状を曲げ板状としてもよい。
図7は、この発明の実施の形態5によるスカートガード着脱装置6の補強部材10に締結具20が設けられている状態を示す斜視図である。図7に示すように、ねじ座21は、平板状のねじ座本体21aと、ねじ座本体21aの端部からスカートガード5に向けて突出する板状の突出部21bとを有している。これにより、ねじ座21の断面形状は、ねじ座本体21aと突出部21bとによってL字状となっている。この例では、ねじ座21が一枚の金属板を曲げて作製されている。ねじ座21は、実施の形態1同様、溝部11内で回転しないように嵌められている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなスカートガード着脱装置6では、突出部21bがねじ座本体21aからスカートガード5に向けて突出しているので、溝部11の底面11aとスカートガード5との間でのねじ座21の変位量を制限することができる。これにより、固定用ボルト22の取り扱いを容易にすることができる。
実施の形態6.
実施の形態1では、補強部材10の断面形状がハット形状となっているが、これに限定されず、補強部材10の断面形状を、略矩形C字状としてもよい。
図8は、この発明の実施の形態6によるスカートガード着脱装置6の補強部材10に締結具20が設けられている状態を示す斜視図である。図8に示すように、補強部材10は、補強部材10の長手方向に沿った溝部(凹部)11が設けられた補強部材本体10aと、補強部材本体10aから突出した一対の板状の固定部10bとを有している。固定板部10bは、補強部材本体10aの幅方向について補強部材本体10aの両側の部分から内側にそれぞれ突出している。これにより、補強部材10の断面形状は、補強部材本体10a及び一対の固定部10bにより略C矩形字状となっている。補強部材10は、溝部11をスカートガード5に向けた状態でスカートガード5の裏面に固定されている。これにより、補強部材10とスカートガード5との間には、溝部11の内面とスカートガード5の裏面とで形成された空間が締結具取付用空間として存在している。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、補強部材10の断面形状を略矩形C字状としても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態7.
図9は、この発明の実施の形態7によるスカートガード着脱装置6の要部を示す斜視図である。図10は、図9の補強部材10に締結具20が設けられている状態を示す拡大図である。図において、補強部材10には、ねじ軸部22aがスライド可能に挿入された長穴であるボルト通し穴12が踏段2の移動方向(即ち、補強部材10の長手方向)に沿って設けられている。ボルト通し穴12の幅寸法は、ねじ軸部22aの径よりも大きく、かつねじ頭部22bの径よりも小さい寸法とされている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなスカートガード着脱装置6では、ねじ軸部22aがスライド可能に挿入されたボルト通し穴12が補強部材10に踏段2の移動方向に沿って設けられているので、スカートガード5の取付作業時にスカートガード5の取付位置を踏段2の移動方向について調整することができる。
ここで、縦材1bに対する取付ブラケット30の取付位置は、上下方向及び主枠1の幅方向については調整可能であるが、踏段2の移動方向については調整することができず縦材1bの位置によって決まってしまう。従って、スカートガード5に対する固定用ボルト22の位置が補強部材10の長手方向について固定されている場合には、取付ブラケット30の取付位置に固定用ボルト22の位置が合うように補強部材10の加工を高精度で行うか、各固定用ボルト22間の距離に取付ブラケット30の位置が合うように縦材1bの側面と取付ブラケット30との間にスペーサを挿入して取付ブラケット30の位置を調整する必要がある。
これに対して、本実施の形態では、スカートガード5に対する固定用ボルト22の位置を踏段2の移動方向について調整することができるので、取付ブラケット30に対する固定用ボルト22の位置ずれを容易に吸収することができる。これにより、補強部材10の高精度の加工や、縦材1bと取付ブラケット30との間にスペーサを挿入する作業等の手間をなくすことができ、作業時間の短縮化を図ることができる。これにより、エスカレータの生産性の向上を図ることができる。
なお、実施の形態7では、実施の形態1と同様の取付ブラケット30を適用しているが、実施の形態2と同様の取付ブラケット30を実施の形態7の構成に適用しても、実施の形態7と同様の効果を得ることができる。
実施の形態8.
実施の形態7では、縦材1bの側面に取り付けられた取付部材が実施の形態1と同様の取付ブラケット30となっているが、縦材1bの側面に取り付けられた取付部材を実施の形態4と同様の取付ブラケット30としてもよい。
図11は、この発明の実施の形態8によるスカートガード着脱装置6の要部を示す斜視図である。図12は、図11の補強部材10に締結具20が設けられている状態を示す拡大図である。図において、スリット部32は、踏段2の移動方向に沿って配置されている。また、スリット部32は、補強部材側取付部30bの主枠側取付部30aから離れた側の端部で開放されている。その他の構成は、実施の形態7と同様である。
このように、実施の形態4と同様の取付ブラケット30を実施の形態7の取付ブラケット30に適用しても、実施の形態7と同様の効果を得ることができる。
また、取付ブラケット30に設けられたスリット部32の方向と、補強部材10に設けられた長穴であるボルト通し穴12の方向とを一致させて、ボルト通し穴12の長さをスリット部32の長さよりも長くすることにより、固定用ボルト22を緩めた後、スカートガード5を動かさずに固定用ボルト22をボルト通し穴12に沿ってスライドさせて、ねじ軸部22aをスリット部32から外すことができる。これにより、実施の形態4ではスカートガード5が長手方向端部に配置されているものから順に着脱する必要があったが、必要な1枚のみの着脱作業が可能となり、スカートガード5の着脱作業をさらに容易にすることができる。
なお、実施の形態8では、実施の形態4と同様の取付ブラケット30を適用しているが、実施の形態3と同様の取付ブラケット30を実施の形態8の構成に適用しても、実施の形態8と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態5では、ねじ座本体21aと突出部21bとを有するねじ座21が実施の形態1のねじ座21に適用されているが、ねじ座本体21aと突出部21bとを有するねじ座21を実施の形態2〜4及び6〜8のねじ座21に適用してもよい。
また、上記実施の形態1〜6では、ねじ座21が溝部11に嵌められているだけとなっているが、溝部11の内面にねじ座21を溶接または接着等により予め固定しておいてもよい。さらに、溝部11の内面に予め固定しておくねじ座21として通常のナットを用いてもよい。
また、上記実施の形態1〜6では、補強部材10に必要な板厚が確保されている場合には、ねじ軸部22aが螺合するねじ穴を補強部材10に直接設けていてもよい。
さらに、各上記実施の形態では、補強部材10の長手方向両端部がスカートガード5の長手方向端部からはみ出ないようにされているが、補強部材10の長手方向端部はスカートガード5の長手方向端部からはみ出していてもよい。
また、各上記実施の形態では、補強部材10が、スカートガード5の長手方向に沿って全長に設けられているが、補強部材10が、取付ブラケット30に相対するスカートガード5の部分にのみに設けられていてもよい。
また、各上記実施の形態では、補強部材10の断面形状は、ハット形状又は略矩形C字状に限定されることはなく、例えば、補強部材10を断面矩形状の管状部材としてもよい。
また、各上記実施の形態では、この発明がエスカレータに適用されているが、移動歩道(乗客コンベア)にこの発明を適用してもよい。
1 主枠、2 踏段、5 スカートガード、6 スカートガード着脱装置、10 補強部材、12 ボルト通し穴(長穴)、20 締結具、21 ねじ座、21a ねじ座本体、21b 突出部、22 固定用ボルト(ねじ部材)、22a ねじ軸部、22b ねじ頭部、30 取付ブラケット(取付部材)、32 スリット部、32a スリット開放部(開放部分)、33 大径穴部、34 だるま穴。

Claims (5)

  1. スカートガードに設けられている補強部材、
    上記補強部材に設けられている締結具、及び
    主枠に設けられている取付部材
    を備え、
    上記取付部材には、一端部が開放されたスリット部が設けられ、
    上記締結具は、上記スリット部の開放部分から上記スリット部内に挿入可能なねじ軸部と、上記ねじ軸部の一端部に設けられたねじ頭部とを持つねじ部材を有しており、
    上記補強部材は、上記ねじ軸部が上記スリット部内に挿入された状態で上記取付部材が上記補強部材と上記ねじ頭部との間で締め付けられることにより上記取付部材に取り付けられ、上記スリット部の開放部分を通して上記ねじ軸部が上記スリット部から外されることにより上記取付部材から取り外される乗客コンベアのスカートガード着脱装置。
  2. 上記補強部材には、上記ねじ軸部がスライド可能に挿入された長穴が乗客コンベアの踏段の移動方向に沿って設けられている請求項1に記載の乗客コンベアのスカートガード着脱装置。
  3. 締結具は、上記ねじ軸部が螺合するねじ座をさらに有し、
    上記ねじ座は、上記スカートガードと上記補強部材との間に存在する空間内に設けられている請求項1または請求項2に記載の乗客コンベアのスカートガード着脱装置。
  4. 上記ねじ座は、上記ねじ軸部が螺合するねじ座本体と、上記ねじ座本体から上記スカートガードに向かって突出した突出部とを有している請求項3に記載の乗客コンベアのスカートガード着脱装置。
  5. 上記取付部材には、上記ねじ部材の通過を許容し、上記スリット部の開放部分を通して上記スリット部内に連通する大径穴部が設けられており、
    上記大径穴部と上記スリット部とで、だるま穴が構成されている請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の乗客コンベアのスカートガード着脱装置。
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