JP2015023187A - 配線板および配線板の製造方法 - Google Patents

配線板および配線板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】導体パターン中の断線修復箇所の電気抵抗を低く抑えた配線板の提供。【解決手段】配線板1は,絶縁層2と,導体パターン3と積層したものである。導体パターン中には,断線を修復した断線修復箇所3aがある。断線修復箇所には,その端部間(断線端部4aと断線端部5aの間)を繋いでいるとともに,導体パターンよりも電気抵抗率の高い導電性ペースト層11(第1導電層)と,この導電性ペースト層を被覆しているとともに,導電性ペースト層よりも電気抵抗率の低いめっき層14(第2導電層)とを備えている。したがって,導電性ペースト層のみで導体パターンの断線を修復した場合よりも,断線修復箇所における電気抵抗を小さくすることができる。【選択図】図1

Description

本発明は配線板およびその製造方法に関し,詳細には配線板に含まれる導体パターンの断線箇所の修復に関するものである。
配線板の製造過程において,配線板に含まれる導体パターンの一部に断線が生じることがある。このように導体パターンに断線が生じた配線板を,全て不良品として捨ててしまうことは資源の有効活用の観点から好ましくない。そのため従来より,配線板に含まれる導体パターンの断線箇所を修復することが試みられている。
配線板に含まれる導体パターンの断線箇所を修復する技術としては,従来より下記特許文献1に示すものが知られている。以下では特許文献1に記載の技術を,図12を参照して説明する。図12に示すように特許文献1の配線板101では,絶縁層102上の導体パターン103の断線を導電性ペースト111により修復している。すなわち,導体パターン103中の断線していた箇所106の両端部106a,106b間を,導電性ペースト111で繋いでいる。導体パターン103は銅からなる。導電性ペースト111は,導電性を有する物質である銀の粉末と,合成樹脂からなるバインダーを含んだものである。この技術によれば,導体パターン103の断線を修復することができるとされている。
特開2000‐151081号公報
しかしながら特許文献1の技術には,次のような課題があった。すなわち,導電性ペーストに含まれているバインダーは絶縁物である。そのため,断線箇所を修復した断線修復箇所の電気抵抗は,導体パターンの電気抵抗に比して高いものであった。従って,断線修復箇所のある配線板の電気抵抗は,断線修復箇所のないものと比べて高かった。そのため,導体パターン中の断線修復箇所の電気抵抗をなるべく低く抑える技術が望まれていた。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,導体パターン中の断線修復箇所の電気抵抗を低く抑えた配線板およびその製造方法を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の配線板は,絶縁層と,導体パターンとを積層したものである配線板であって,導体パターン中には,断線を修復した断線修復箇所があり,断線修復箇所には,当該断線修復箇所の端部間を繋いでいるとともに,導体パターンの電気抵抗率よりも高い第1の電気抵抗率である第1導電層と,第1導電層を被覆しているとともに,第1の電気抵抗率よりも低い第2の電気抵抗率である第2導電層とが設けられていることを特徴とする。
上記構成の配線板によれば,導体パターン中の断線修復箇所には第1導電層よりも電気抵抗率の低い第2導電層が設けられているため,第1導電層のみで導体パターンの断線を修復した場合よりも,導体パターン中の断線修復箇所の電気抵抗を小さくすることができる。
ここで上記構成の配線板では,第1導電層は,金属粒子を含む導電性ペーストが乾燥固化されたものである導電性ペースト層であり,第2導電層は,金属めっきからなるめっき層であることが望ましい。
上記構成とすれば,導体パターン中の断線修復箇所には導電性ペースト層よりも低い電気抵抗率を有するめっき層が設けられているため,導電性ペースト層のみで導体パターンの断線を修復した場合よりも,導体パターン中の断線修復箇所の電気抵抗を小さくすることができる。また上記構成の配線板によれば,導電性ペースト層上にめっき層を形成しているため,めっき層のみで導体パターンの断線を修復する場合よりも,めっき時間を短縮することができる。よって,導体パターンの断線の修復時間を短くでき,配線板の製造効率を高めることができる。
また上記構成の配線板では,導電性ペースト層の表面は,金属粒子の集合に起因した凹凸面であり,めっき層は,凹凸面中の凹部に隙間なく入り込んでいるものであることが望ましい。このように構成すれば,めっき層と導電性ペースト層の密着性が高くなる。よって,めっき層が導電性ペースト層から剥がれるおそれを小さくすることができる。
また上記構成の配線板では,第2導電層は,第1導電層により繋がれた導体パターンの断線修復箇所の両端部を,第1導電層を間に挟まず直に被覆しているものであることが望ましい。このように構成すれば,導体パターン中の断線修復箇所の両端部が第2導電層を介して導通可能である。よって第2導電層が導体パターン中の断線修復箇所の両端部を直に被覆していない構成に比して,断線修復箇所の電気抵抗を一層小さくすることができる。
また上記構成の配線板では,導体パターン及び第2導電層は,銅からなるものであることが望ましい。このように構成すれば,銅からなる導体パターンの断線を銅からなる第2導電層で修復することとなり,断線した箇所を良好な電気抵抗率で修復することができるからである。
また上記構成の配線板では,第2導電層は,0.1μm以上20μm以下の厚みであることが望ましい。第2導電層の厚みが0.1μm以上あれば,第2導電層の電気抵抗が高くなり過ぎず,第2導電層に良好に電流が流れるからである。また,第2導電層の厚みが20μm以下であれば,第2導電層の形成にそれほど長い時間がかからないからである。
また本発明の配線板の製造方法は,絶縁層と導体パターンとを積層してなる配線板の製造方法であって,絶縁層に積層した導体パターンに断線箇所が生じた場合には,導体パターンの上層としての絶縁層を積層する前に,金属粒子を含む導電性ペーストを導体パターン中の断線箇所に塗布して固化することにより,断線箇所の端部間を繋ぐとともに導体パターンの電気抵抗率よりも高い第1の電気抵抗率を有する導電性ペースト層を形成するペースト層形成工程と,導電性ペースト層を給電層として電気めっきを行うことにより,導電性ペースト層を被覆するとともに第1の電気抵抗率よりも低い第2の電気抵抗率を有するめっき層を形成するめっき層形成工程とを行うことを特徴とする。
この配線板の製造方法によれば,導電性ペースト層を給電層とする電気めっきにより,導電性ペースト層上にめっき層を形成している。そのため,めっき層のみで導体パターンの断線を修復する場合よりも,めっき時間を短縮することができる。よって,導体パターンの断線の修復時間を短くでき,配線板の製造効率を高めることができる。
ここで,上記の配線板の製造方法におけるペースト層形成工程では,導電性ペースト層としてその表面が金属粒子の集合に起因した凹凸面であるものを形成し,めっき層形成工程では,めっき層を凹凸面中の凹部に隙間なく入り込ませつつ形成することが望ましい。
また,上記の配線板の製造方法におけるめっき層形成工程では,導電性ペースト層を間に挟まず直に導体パターンの断線箇所の両端部を被覆するようにめっき層を形成することが望ましい。
また,上記の配線板の製造方法では,導体パターンは銅からなるものであり,めっき層形成工程では,電気銅めっきを行うことによりめっき層を形成することが望ましい。
また,上記の配線板の製造方法におけるめっき層形成工程では,めっき層として,0.1μm以上20μm以下の厚みのものを形成することが望ましい。
本発明によれば,導体パターン中の断線修復箇所の電気抵抗を低く抑えた配線板およびその製造方法が提供されている。
実施の形態に係る配線板の断面図である。 導体パターン中の断線箇所の修復工程を説明するための平面図であり,断線している導体パターンを含む断線配線板の平面図である。 図2に示すA部分の拡大図であり,断線箇所の周辺を示す図である。 図3に続く修復工程を示す図であり,断線配線板にレジストを形成した状態の平面図である。 図4に続く修復工程を示す図であり,断線箇所に導電性ペーストを塗工した状態を示す平面図である。 図5に示すVI-VI断面図であり,断線箇所に導電性ペーストを塗工している状態を示す図である。 図6に続く修復工程を示す図であり,導電性ペーストを乾燥させている状態を示す断面図である。 図7に続く修復工程を示す図であり,乾燥後の導電性ペーストからその余剰部分を取り除いた状態を示す平面図である。 図8に続く修復工程を示す図であり,配線板からレジストを除去した状態の平面図である。 図9に続く修復工程を示す図であり,導電性ペースト層上に金属めっきをしている状態を示す図である。 図10に示すB部分の拡大図であり,導電性ペースト層とめっき層との境界部分を示す図である。 従来技術に係る配線板の断面図である。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は,本形態に係る配線板1を示す断面図である。図1に示すように,本形態に係る配線板1は,絶縁層2を備えている。
絶縁層2の一方の主面2a(図1中における上側の面,表面(おもてめん))には,導体パターン(配線パターン)3が形成されている。導体パターン3は,銅箔からなるものである。なお導体パターン3は,銅めっき,又は,銅箔と銅めっきの両方からなるものであってもよい。
導体パターン3中には,断線を修復した箇所である断線修復箇所3aがある。断線修復箇所3aには,導電性ペースト層(第1導電層に相当)11とめっき層(第2導電層に相当)14とが設けられている。より詳細には導体パターン3では,断線により図1中左側の第1パターン部4と第2パターン部5との間の部分が欠落している。第1パターン部4の断線端部4a(断線修復箇所3aの一端部)と第2パターン部5の断線端部5a(断線修復箇所3aの他端部)とは,導電性ペースト層11により繋がれている。導電性ペースト層11は,金属(本形態では銀)の粉末と,合成樹脂からなるバインダーとを含む導電性ペーストを塗工し乾燥させたものである。
導電性ペースト層11上には,銅めっきからなるめっき層14が形成されている。銅めっきは,電気銅めっきであっても無電解銅めっきであってもよい。めっき層14は,導電性ペースト層11を被覆している。まためっき層14は,第1パターン部4の断線端部4aの上面および第2パターン部5の断線端部5aの上面にも及んでいる。その箇所では,導電性ペースト層11を間に挟まずに直に被覆している。この導電性ペースト層11とめっき層14とは,断線を修復する断線修復部10をなしている。
なお導体パターン3上には,さらに上層としての絶縁層(上層絶縁層)8が積層されている。上層絶縁層8は,めっき層14に接している。
次に,本形態の配線板1における導体パターン3の断線の修復過程を説明する。断線の修復過程は,次の1.〜5.の各ステップからなる。以下順に説明する。
1.レジスト30の形成
2.導電性ペースト40の塗工
3.導電性ペースト40の乾燥および一部除去
4.レジスト30の除去
5.めっき層14の形成
(1.レジスト30の形成)
図2は,絶縁層2上に導体パターン3のある配線板を示す平面図である。図3は,図2に示すA部分の拡大図である。図3に示すように,導体パターン3には断線箇所3bがある。すなわち導体パターン3における第1パターン部4と第2パターン部5との間の部分は欠落しており,導通できない状態となっている。断線箇所3bのある配線板を,以下では「断線配線板20」という。なお,第1パターン部4の断線による端面(断線端面)4b及び第2パターン部5の断線による端面(断線端面)5bは,図1に示されているように上側に開いた斜面となっている。既に述べた断線端部4aは,この断線端面4bのみを指すのではなく,断線端面4bを含んだある程度の長さを有する部分を指すものである。また断線端部5aは,断線端面5bのみを指すのではなく,断線端面5bを含んだある程度の長さを有する部分を指すものである。また断線箇所3bは本形態の説明では図2中のA部分にあるが,その場所は決まっているものではない。
断線箇所3bの修復過程においてはまず,図4に示すように断線配線板20にレジスト30を形成する。レジスト30は,断線箇所3b,第1パターン部4,第2パターン部5,及びこれらに隣接する絶縁層2の一部を覆わず,それ以外の部分を覆うように形成する。レジスト30の形成は公知の方法により行えばよい。本形態では,断線配線板20にレジストフィルムをコートすることによりレジスト30を形成している。レジストフィルムのコートは,断線箇所3b,第1パターン部4,第2パターン部5,及びこれらに隣接する絶縁層2の一部を避けて行う。このレジスト30は,後の修復過程で断線配線板20に塗工する導電性ペースト40が所望の箇所以外に付着することを防止するためのものである。
(2.導電性ペースト40の塗工)
次に図5及び図6に示すように,導体パターン3の断線箇所3bに導電性ペースト40を塗工する。すなわち,導体パターン3における第1パターン部4と第2パターン部5とを繋ぐように,第1パターン部4の断線端部4a,第2パターン部5の断線端部5a,及び両端部間の絶縁層2上に導電性ペースト40を塗工する。この導電性ペースト40は,銀の粉末と,熱硬化性樹脂からなるバインダーとを少なくとも含む粉末成分を,溶媒に混合したものである。
(3.導電性ペースト40の乾燥および一部除去)
次に,導電性ペースト40を塗工した断線配線板20をオーブンに入れて加熱することにより,図7に示すように導電性ペースト40を乾燥させる。これにより,導電性ペースト40中の溶媒が気化して脱出するとともに,バインダーが硬化する。その結果,導電性ペースト40は多少収縮する。
その後,乾燥した導電性ペースト40における余剰部分を除去することにより,導電性ペースト40の形状を整える。すなわち,乾燥後の導電性ペースト40の幅が導体パターン3の幅と一致し,乾燥後の導電性ペースト40の厚みが導体パターン3の厚みとなるべく一致するように,導電性ペースト40の余剰部分を除去する。乾燥後の導電性ペースト40の厚みを導体パターン3の厚みに近づけるのは,後の工程で導体パターン3上に形成する上層絶縁層8(図1参照)等の上層の平坦度を悪くしないためである。この導電性ペースト40の余剰部分の除去は,例えばヤスリ等で削りとることにより行う。これにより図8に示す形状の導電性ペースト層11が形成される。なお,図8に示す第1パターン部4と第2パターン部5とが導通可能に繋がっている状態以降の基板を,以下,配線板1と称することとする。また断線配線板20における断線箇所3bを,配線板1では断線修復箇所3aと称することとする。
(4.レジスト30の除去)
次に図9に示すように,レジスト30を除去する。すなわち,レジストフィルムを除去する。なお,レジストフィルムの除去は,剥離,燃焼,又は溶解などの公知の方法により行えばよい。これにより,レジストフィルムに被覆されていた導体パターン3が露出する。
(5.めっき層14の形成)
次に図10に示すように,市販の筆めっき装置50を用いて部分的に電気銅めっきを施すことにより,主に導電性ペースト層11上にめっき層14を形成する。具体的には,めっき装置50のマイナス電極51を導体パターン3に接触させるとともに,プラス電極としての筆52に例えば硫酸銅を含むめっき液を保持させ,めっき対象箇所にそれを塗るように筆52を動かしていく。めっき対象箇所には,導電性ペースト層11上の他,第1パターン部4の断線端部4a上および第2パターン部5の断線端部5a上も含まれる。これにより,導電性ペースト層11,第1パターン部4の断線端部4aの上面,および第2パターン部5の断線端部5aの上面を被覆するめっき層14を形成する。この電気銅めっきにおいて,導電性ペースト層11は給電層(下地層)として作用する。
形成するめっき層14の厚さは,0.1μm以上20μm以下とすることが望ましい。めっき層14の厚みが0.1μm未満では,めっき層14の電気抵抗が大きくてめっき層14に良好に電流が流れないおそれがあるからである。また,めっき層14の厚みが20μmを超えるようなものを作ろうとすると,めっき層14の形成時間が長く必要だからである。
また,導電性ペースト層11の表面(図10中上面)は,図11に示すように銀の粒子41が集合した凹凸面(凹凸のある面)11aである。めっき層14は,この凹凸面11aの凹部11bに隙間なく入り込んでいる。すなわちめっき層14は,導電性ペースト層11の表面に隙間なく密着している。
このようにして,導電性ペースト層11とめっき層14とからなる断線修復部10が形成される。以上で,導体パターン3の断線の修復が完了する。なおその後,必要に応じて上層絶縁層8(図1参照)等を含む上層を形成し,電気特性テストにより各部の絶縁性等をチェックすれば,図1に示した製品としての配線板1が完成する。
ここでめっき層14は,導電性ペースト層11とは異なり,合成樹脂を含むものではない。そのため,めっき層14の電気抵抗率は,導電性ペースト層11の電気抵抗率よりも低い。よって,導電性ペースト層11のみにより断線箇所3bを修復した場合に比して,導電性ペースト層11上にめっき層14を形成することにより断線箇所3bを修復した方が,断線修復箇所3aの電気抵抗は小さい。
なお本形態の効果を確認した実験の結果を,下記表1に示す。表1に示すように,導電性ペースト層11のみで断線箇所3bを修復した場合の断線修復箇所の電気抵抗は1.50Ωであった。一方,導電性ペースト11上にめっき層14を形成することにより断線箇所3bを修復した場合の断線修復箇所3aの電気抵抗は,1.28Ωであった。なお,そもそも断線していない箇所の電気抵抗は1.19Ωであった。よって,導電性ペースト層11のみの場合の抵抗値の上昇率は26%であり,めっき層14も形成した場合の抵抗値の上昇率は7%である。このように本形態によれば,導体パターン3の断線箇所3bを修復しても,断線修復箇所3aの電気抵抗を小さく抑えることができる。
Figure 2015023187
以上詳細に説明したように本形態に係る配線板1の断線修復箇所3aには,第1導電層としての導電性ペースト層11と,第2導電層としてのめっき層14とが設けられている。導電性ペースト層11は,導体パターン3の電気抵抗率よりも高い第1の電気抵抗率である。めっき層14は,第1の電気抵抗率よりも低い第2の電気抵抗率である。したがって,導電性ペースト層11のみで導体パターン3の断線を修復する場合に比して,断線修復箇所3aの電気抵抗を小さくすることができる。
また本形態の配線板1では,導電性ペースト層11上にめっき層14を形成している。そのため,めっきのみにより導体パターン3とほぼ同じ厚みで断線箇所3bを繋ごうとした場合に比して,めっきする量が少なくて済むため,めっき時間を短縮することができる。従って,断線箇所3bの修復時間を短くでき,配線板1の製造効率を高めることができる。
また本形態の配線板1では,めっき層14は,導電性ペースト層11の凹凸面11aの凹部11bに隙間なく入り込んでいる。すなわち,導電性ペースト層11の表面を構成する粉末成分の粒子間に銅めっきが浸透した状態にある。従って,めっき層14の導電性ペースト層11に対する密着性が高く,めっき層14が導電性ペースト層11から剥がれるおそれが小さい。
また本形態の配線板1では,めっき層14は,断線修復箇所3aの両端部(断線端部4aおよび断線端部5a)を,導電性ペースト層11を間に挟まず直に被覆している。従って,導体パターン3の断線修復箇所3aの両端部がめっき層14を介して導通可能となっている。よってめっき層14が導体パターン3の断線修復箇所3aの両端部を直に被覆していない構成に比して,断線修復箇所3aの電気抵抗を一層小さくすることができる。
また本形態の配線板1では,導体パターン3及びめっき層14は,銅からなるものである。従って,断線箇所3bを良好な電気抵抗率で修復することができる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,実施形態では,第2導電層として,銅めっきからなるめっき層14を形成した。しかしながら,第2導電層の電気抵抗率が第1導電層の電気抵抗率よりも低ければ,第2導電層は,銅以外の金属めっきにより形成してもよい。さらにはめっきでなくてもよい。また実施形態では,第1導電層として,銀の粉末を含む導電性ペーストを塗工し乾燥させた導電性ペースト層11を形成した。しかしながら,第1導電層は,銀以外の金属粉末を含む導電性ペーストを塗工し乾燥させたものでもよい。さらにはペーストを乾燥させたものでなくてもよい。まためっき層14の形成方法として,筆めっき法以外の公知のめっき法を採用することができる。
また実施形態では,導体パターン3中の完全に断線している箇所を断線箇所3bとして説明したが,断線しかかっている箇所(例えば導体パターン3の幅が細くなっている箇所)を断線箇所とみなしてもよい。すなわち本発明によれば,導体パターン3中の断線しかかっている箇所を修復することも可能である。
また実施形態では,レジスト30を除去した後でめっき層14を形成した。これに対して,レジスト30が形成されている状態でめっき層14を形成し,その後レジスト30を除去してもよい。このようにすれば,所望の箇所以外にめっき液が付着するのを防ぐことができる。
なお,絶縁層2に積層した導体パターン3に断線箇所3bが生じなかった場合には,導電性ペースト層11およびめっき層14を形成することなく,上層絶縁層8を形成すればよい。
1…配線板
2…絶縁層
3…導体パターン
3a…断線修復箇所
3b…断線箇所
4…第1パターン部
4a…断線端部
5…第2パターン部
5a…断線端部
10…断線修復部
11…導電性ペースト層(第1導電層)
11a…凹凸面
11b…凹部
14…めっき層(第2導電層)
40…導電性ペースト

Claims (11)

  1. 絶縁層と,導体パターンとを積層したものである配線板であって,
    前記導体パターン中には,断線を修復した断線修復箇所があり,
    前記断線修復箇所には,
    当該断線修復箇所の端部間を繋いでいるとともに,前記導体パターンの電気抵抗率よりも高い第1の電気抵抗率である第1導電層と,
    前記第1導電層を被覆しているとともに,前記第1の電気抵抗率よりも低い第2の電気抵抗率である第2導電層とが設けられていることを特徴とする配線板。
  2. 請求項1に記載の配線板であって,
    前記第1導電層は,金属粒子を含む導電性ペーストが乾燥固化されたものである導電性ペースト層であり,
    前記第2導電層は,金属めっきからなるめっき層であることを特徴とする配線板。
  3. 請求項2に記載の配線板であって,
    前記導電性ペースト層の表面は,前記金属粒子の集合に起因した凹凸面であり,
    前記めっき層は,前記凹凸面中の凹部に隙間なく入り込んでいるものであることを特徴とする配線板。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の配線板であって,
    前記第2導電層は,前記第1導電層により繋がれた前記導体パターンの前記断線修復箇所の両端部を,前記第1導電層を間に挟まず直に被覆しているものであることを特徴とする配線板。
  5. 請求項4に記載の配線板であって,
    前記導体パターン及び前記第2導電層は,銅からなるものであることを特徴とする配線板。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の配線板であって,
    前記第2導電層は,0.1μm以上20μm以下の厚みであることを特徴とする配線板。
  7. 絶縁層と導体パターンとを積層してなる配線板の製造方法であって,
    前記絶縁層に積層した前記導体パターンに断線箇所が生じた場合には,前記導体パターンの上層としての絶縁層を積層する前に,
    金属粒子を含む導電性ペーストを前記導体パターン中の前記断線箇所に塗布して固化することにより,前記断線箇所の端部間を繋ぐとともに前記導体パターンの電気抵抗率よりも高い第1の電気抵抗率を有する導電性ペースト層を形成するペースト層形成工程と,
    前記導電性ペースト層を給電層として電気めっきを行うことにより,前記導電性ペースト層を被覆するとともに前記第1の電気抵抗率よりも低い第2の電気抵抗率を有するめっき層を形成するめっき層形成工程とを行うことを特徴とする配線板の製造方法。
  8. 請求項7に記載の配線板の製造方法であって,
    前記ペースト層形成工程では,前記導電性ペースト層としてその表面が前記金属粒子の集合に起因した凹凸面であるものを形成し,
    前記めっき層形成工程では,前記めっき層を前記凹凸面中の凹部に隙間なく入り込ませつつ形成することを特徴とする配線板の製造方法。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の配線板の製造方法であって,
    前記めっき層形成工程では,前記導電性ペースト層を間に挟まず直に前記導体パターンの前記断線箇所の両端部を被覆するように前記めっき層を形成することを特徴とする配線板の製造方法。
  10. 請求項9に記載の配線板の製造方法であって,
    前記導体パターンは銅からなるものであり,
    前記めっき層形成工程では,電気銅めっきを行うことにより前記めっき層を形成することを特徴とする配線板。
  11. 請求項7から請求項10までのいずれかに記載の配線板の製造方法であって,
    前記めっき層形成工程では,前記めっき層として,0.1μm以上20μm以下の厚みのものを形成することを特徴とする配線板。
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