JP2015023112A - プリント配線板 - Google Patents

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徹 古田
Toru Furuta
徹 古田
史貴 高木
Fumitaka Takagi
史貴 高木
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Abstract

【課題】 絶縁信頼性の高いプリント配線板の提供【解決手段】 実施形態のプリント配線板は、樹脂絶縁層と該樹脂絶縁層上に形成されている導体層とを有する。そして、該導体層は、電子部品を搭載するための第1パッド59fpと該第1パッドから延びている第1配線部とを含む第1導体部59fcと該電子部品を搭載するための第2パッド59spと該第2パッドから延びている第2配線部とを含む第2導体部59scとを有し、該第1導体部と該第2導体部は該第1導体部と該第2導体部間のスペースSPを挟んで略平行に形成されていて、該第1パッドの幅は該第1配線部の幅より太く、該第2パッドの幅は該第2配線部の幅より太く、該第2パッドは該スペースを介して該第1配線部と向かい合っていて、該第1パッドは該スペースを介して該第2配線部と向かい合っている。【選択図】 図8

Description

本発明は、半導体素子をフリップチップ実装するプリント配線板に関する。
特許文献1は、半導体素子をフリップチップで搭載するための接続パッドを開示している。特許文献1の図1によれば、特許文献1のフリップチップ実装用基板は接続パッドと接続パッドに繋がっている引き出し配線とからなる導体パターンを有している。そして、特許文献1の図1では、接続パッドは引き出し配線の側壁から一方向に突出していて、接続パッドの幅は引き出し配線の幅より太い。
特開2005−11902号
電子部品の電極間の間隔は、今後も、狭くなっていくと予想される。そのため、数年後、フリプチップで電子部品をパッド上に搭載することが困難になると推察される。
本発明の目的は、電子部品を搭載するためのパッドを高密度に形成することである。別の目的は電子部品とパッド間の接続信頼性を高くすることである。
本発明に係るプリント配線板は、樹脂絶縁層と前記樹脂絶縁層上に形成されている導体層とを有する。そして、前記導体層は、電子部品を搭載するための第1パッドと前記第1パッドから延びている第1配線部とを含む第1導体部と前記電子部品を搭載するための第2パッドと前記第2パッドから延びている第2配線部とを含む第2導体部とを有し、前記第1導体部と前記第2導体部は前記第1導体部と前記第2導体部間のスペースを挟んで略平行に形成されていて、前記第1パッドの幅は前記第1配線部の幅より太く、前記第2パッドの幅は前記第2配線部の幅より太く、前記第2パッドは前記スペースを介して前記第1配線部と向かい合っていて、前記第1パッドは前記スペースを介して前記第2配線部と向かい合っている。
本発明の第1実施形態に係るプリント配線板の製造方法を示す工程図。 第1実施形態のプリント配線板の製造方法を示す工程図。 第1実施形態のプリント配線板の製造方法を示す工程図。 第1実施形態のプリント配線板の断面図。 第1実施形態のプリント配線板の応用例の断面図。 図6(A)は導体層形成後のプリント配線板の平面図であり、図6(B)はソルダーレジスト層形成後のプリント配線板の平面図である。 ICチップの電極を示す平面図。 第1実施形態に係るプリント配線板の導体部の平面図。 第1実施形態の改変例に係るプリント配線板の導体部の平面図。 第1実施形態の改変例に係るプリント配線板の導体部の平面図。 ソルダーレジスト層形成後の第2実施形態に係るプリント配線板の平面図。
特許文献1の図1では、接続パッドの隣に接続パッドが形成されている。また、特許文献1では、接続パッドの幅が引き込み配線の幅より太い。そのため、接続パッド間のピッチを狭くする方法として、接続パッドの幅を細くすることや隣接する接続パッド間のスペースの幅を狭くすることが考えられる。しかしながら、接続パッドの幅が狭くなると、電子部品の電極と接続パッド間の接続信頼性が低下すると予想される。また、スペースの幅が狭くなると、隣接するパッド間でのショートが予想される。
[第1実施形態]
図4に示されるように第1実施形態のプリント配線板10は、コア基板30を有する。そのコア基板は第1面Fとその第1面と反対側の第2面Sとを有する絶縁基板20zと絶縁基板の第1面F上に形成されている第1導体層34Fと絶縁基板の第2面上に形成されている第2導体層34Sを有する。コア基板はさらに第1導体層34Fと第2導体層34Sとを接続しているスルーホール導体36を有する。スルーホール導体36は絶縁基板を貫通している貫通孔31に形成されている。貫通孔31の形状やスルーホール導体36の形状は、砂時計形形状である。図4に示されているコア基板は例えば、US7786390に開示されている方法で製造される。コア基板の導体層は複数の導体回路やスルーホール導体36の周りに形成されているスルーホールランドを含む。コア基板の第1面と絶縁基板の第1面は同じ面であり、コア基板の第2面と絶縁基板の第2面は同じ面である。
コア基板30の第1面Fと第1導体層34F上に層間樹脂絶縁層(上側の層間樹脂絶縁層)50Fが形成されている。この層間樹脂絶縁層50F上に上側の導体層58Fが形成されている。導体層58Fが図6(A)に示される。図6(A)は上側の導体層58Fと導体層58Fから露出する上側の層間樹脂絶縁層50Fを示す平面図である。導体層(上側の導体層)58Fは第1導体回路59fと第2導体回路59sを有している。第1導体回路は図8(A)に示されるように、電子部品を搭載するための第1パッド59fpと第1パッドから延びている第1配線部59fwを有している。第1パッドと第1配線部で第1導体部59fcが形成される。第2導体回路は電子部品を搭載するための第2パッド59spと第2パッドから延びている第2配線部59swを有している。第2パッドと第2配線部で第2導体部59scが形成される。上側の導体層58Fと第1導体層34Fやスルーホール導体36は、層間樹脂絶縁層(樹脂絶縁層)50Fを貫通するビア導体(上側のビア導体)60Fで接続されている。層間樹脂絶縁層から出ていて上側のビア導体上に位置している導体や上側のビア導体の周りに形成されているランドは上側の導体層に含まれる。上側の層間樹脂絶縁層50F、上側の導体層58Fと上側のビア導体60Fで上側のビルドアップ層55Fが形成されている。
コア基板30の第2面Sと第2導体層34S上に層間樹脂絶縁層(下側の層間樹脂絶縁層)50Sが形成されている。この層間樹脂絶縁層50S上に下側の導体層58Sが形成されている。下側の導体層58Sと第2導体層34Sやスルーホール導体36は、層間樹脂絶縁層50Sを貫通するビア導体(下側のビア導体)60Sで接続されている。下側の層間樹脂絶縁層50Sと下側の導体層58Sと下側のビア導体60Sで下側のビルドアップ層55Sが形成されている。
上側のビルドアップ層上に上側のソルダーレジスト層70Fが形成され、下側のビルドアップ層上に下側のソルダーレジスト層70Sが形成されている。上側のソルダーレジスト層70Fは、上側の導体層58Fを露出する開口71Fを有する。そして、開口71Fにより露出される上側の導体層は電子部品の電極と接続するためのパッド(接続パッド)を含んでいる。実施形態では、上側のソルダーレジスト層70Fに形成されている開口71Fは、図6(B)に示されているように、3種類の開口711、712、713を有する。上側のソルダーレジスト層は複数の開口(第1開口)711を有している。第1開口はプリント配線板の略中央に形成されていて、1つの開口711により1つの接続パッド(第1接続パッド)711Cが露出される。また、上側のソルダーレジスト層は第2開口712を有している。第2開口は第1開口の周りに1つの開口で形成されていて、第2開口712により複数の接続パッド(第2接続パッド)712Cが露出される。第2開口の形状は枠状である。また、上側のソルダーレジスト層は第2開口の周りに複数の開口(第3開口)713を有している。1つの開口713により1つの接続パッド(第3接続パッド)713Cが露出される。第2接続パッド上に錫膜などの保護膜(第2保護膜)72が形成されている。
下側のソルダーレジスト層70Sは、下側の導体層58Sや下側のビア導体60Sの上面を露出する開口71Sを有する。開口71SによりBGAパッド76SPが露出され、BGAパッド76SP上に半田バンプ76Sが形成されている。
図5は、実施形態のプリント配線板10の応用例を示している。第1接続パッド711Cと第2接続パッド712Cを介してICチップ90がプリント配線板10に実装されている。そして、第3接続パッド713Cを介して、プリント配線板10に別のプリント配線板(上基板)110が搭載されている。さらに、プリント配線板10がBGAパッド76SPを介してマザーボード120に搭載されている。図6(B)に示されているX2とX2との間のプリント配線板が図4や図5に示されている。そのため、第1接続パッドが図4や図5に示されていない。
図6(B)は、上側のソルダーレジスト層70Fと上側のソルダーレジスト層の開口から露出される上側の導体層58Fと上側の層間樹脂絶縁層50Fが示されている。図6(B)に第1接続パッド711C、第2接続パッド712Cと第3接続パッド713Cが示される。
図7は、図5中に示されるICチップ90の電極92、96を示している。ICチップ90は、第1電極92と第2電極96を有している。第1電極92はICチップの中央にマトリックス状に形成されていて、第2電極96は第1電極の周りに千鳥状に形成されている。第1電極は第1接続パッドに接続され、第2電極は第2接続パッドに接続される。第1電極の形状は円であり、第2電極の形状は円または楕円である。
図6(B)中の楕円CX内の上側の導体層が拡大され図8(A)に示される。
図8にX軸とX軸に直行するY軸が示されている。右方向が+X方向であり、左方向が−X方向であり、上方向が+Y方向であり、下方向が−Y方向である。図8に示されている各導体回路はY軸と平行である。導体回路と垂直な方向はX軸と平行である。
図8(A)に、6本の導体部59F1、59F2、59F3、59F4、59F5、59F6が示される。図8(A)では、6本の導体部が描かれているが、実際のプリント配線板では、数十から数百本の導体回路が存在し、それらの一部が第2開口712から露出する。
各導体部は、導体層(上側の導体層)58Fに含まれる第1導体回路59fまたは第2導体回路59sに属する。第1導体部と第2導体部が交互に形成されている。第1導体回路に含まれる導体部が第1導体部59fcであり、第2導体回路に含まれる導体部が第2導体部59scである。第1実施形態では、導体回路の内、上側のソルダーレジスト層の第2開口から露出している導体回路の部分が導体部である。導体部は、導体回路の一部である。各導体部は、隣接する導体部間に形成されているスペースSPを介して略平行に形成されている。スペースSPにより上側の層間樹脂絶縁層が露出される。スペースSP内に導体層が形成されていない。
各導体部はICチップなどの電極と接続するためのパッド(第2接続パッド)59fp、59spと配線部59fw、59swを含む。図8(A)では、配線部は第2接続パッドに電気的に繋がっていて、細い部分である。配線部は第2接続パッドから延びている。図8(A)では、配線部に横線が引かれていて、第2接続パッドに斜線が描かれている。第2接続パッドの幅aは配線部の幅dより太い。第2接続パッド上にICチップの電極が搭載される。ICチップの電極は半田バンプや金バンプ等である。
図8(A)に示されているように、第2接続パッドはスペースSPを介して隣接する導体回路の配線部と向かい合っている。
第1導体回路59fの第2接続パッドは第2接続パッド用第1パッド59(第1パッド)fpであり、第1導体回路59fの配線部は第1配線部59fwである。また、第2導体回路59sの第2接続パッドは第2接続パッド用第2パッド(第2パッド)59spであり、第2導体回路59sの配線部は第2配線部59swである。図8(A)に示されているように、第2接続用第1パッド59fpはスペースを介して第2配線部59swと向かい合っている。また、第2接続用第2パッド59spはスペースを介して第1配線部59fwと向かい合っている。第2接続用第1パッド59fpと第2接続用第2パッド59spはスペースを介して向かい合わない。両端以外の第2接続用第1パッドは第2配線部で挟まれ、両端以外の第2接続用第2パッドは第1配線部で挟まれる。図8(A)では、導体部59F1と導体部59F6が両端の導体部である。
第1導体回路がX軸方向に平行移動し、第1導体部が第2導体部と重なると、第2接続パッド用第1パッドは第2配線部上に位置する。第1配線部は第2接続パッド用第2パッド上に位置する。
第2導体回路がX軸方向に平行移動し、第2導体部が第1導体部と重なると、第2接続パッド用第2パッドは第1配線部上に位置する。第2配線部は第2接続パッド用第1パッド上に位置する。
図8(A)に示されているように、第2接続パッド用第1パッド59fpと第2接続パッド用第1パッド59fp間に第2配線部59swが形成されていて、第2接続パッド用第2パッド59spは形成されていない。第2接続パッド用第2パッド59spと第2接続パッド用第2パッド59sp間に第1配線部59fwが形成されていて、第2接続パッド用第1パッド59fpは形成されていない。
第2接続パッドは、長さfと幅aを有する。第2接続パッドの幅は導体回路の進行方向に対し垂直な方向のパッドの長さである。第2接続パッドの長さは導体回路の進行方向における接続パッドの長さである。図8では、長さはfで示され、幅はaで示されている。導体回路の進行方向に電流が流れる。
第2接続パッド用第1パッド59fpと第2接続パッド用第2パッド59spの幅aは20μmから150μmであって、例えば、75μmである。
第1配線部や第2配線部の幅dは10μmから120μmであって、例えば、配線部の幅は54μmである。第2接続パッドと配線部間の距離はcで示されている。距離cは、10μm〜75μmである。
第2接続パッド用第2パッド59spは、第2接続パッド用第1パッド59fpに対し導体回路の進行方向(Y方向)に所定の距離eだけシフトしている。図8(A)に示されている実施形態では、距離eは10μmから60μmである。距離eが10μm未満であると、ICチップなどの電子部品とプリント配線板を接続するための接続部材により第1導体回路と第2導体回路間でショートが発生しやすい。接続部材は例えば、半田バンプや金バンプである。距離eが60μmを越えると、プリント配線板が大きくなる。そのため、プリント配線板の反りが大きくなる。第1導体回路と第2導体回路間で接続部材によりショートが発生しやすい。例えば、距離eは30μmである。ここで、進行方向は図8では+Y方向である。
各第2接続パッド59fp、59spは、電子部品の電極96に対応して千鳥状に配置される。
導体部は第2接続パッドと配線部以外に回路部を有している。第1導体部59fcは第1回路部590Fを有し、第2導体部59scは第2回路部590Sを有する。図8(A)では、回路部の幅と第2接続パッドの幅は略同じである。図8(A)では、回路部は白い部分である。回路部は線が引かれていない部分である。回路部はスペースを介して隣の導体部の回路部と向かい合っている。回路部はスペースを介して第2接続パッドや配線部と向かい合わない。
配線部の幅は第2接続パッドの幅より小さい。図8(A)では、配線部は第2接続パッドの両サイドから略対称に細くなっている。図8(A)に示されている配線部の形状や第2接続パッドの形状や回路部の形状は、導体回路の中心線CCに対して対称形状である。中心線CCは、導体回路の幅方向の中心を通り導体回路の進行方向に平行な直線である。図8(A)では、中心線CCはY軸と平行である。配線部の幅は回路部の幅より狭い。保護膜は第1導体部と第2導体部の上面と側面に形成されてもよい。
第2接続パッドの横に配線部が形成されている。このため、第2接続パッド用第1パッド59fpと第2配線部59swとの間の絶縁間隔が大きくなる。第2接続パッド用第2パッド59spと第1配線部59fwとの間の絶縁間隔が大きくなる。保護膜は第2接続パッドの上面と側壁上に形成れる。保護膜は導体部の上面と側面に形成されてもよい。第2接続パッドと配線部間の間隔が広いので、接続部材起因の第1導体回路と第2導体回路間のショートが防止される。
配線部の幅と第2接続パッドの幅の比(配線部の幅/第2接続パッドの幅)は0.4から0.9である。比がこの範囲であると、接続信頼性や絶縁信頼性などのプリント配線板の信頼性が向上する。
図8(A)に示されている実施形態の第2接続パッドの幅や配線部の幅、スペースの幅の例が以下に示される。
第2接続パッドの幅aは60μmである。配線部の幅dは30μmである。回路部の幅は60μmである。第1導体部と第2導体部間の最少の間隔bは15μmである。もし、配線部の幅と第2接続パッドの幅が同じであると、第2接続パッドと配線部間の距離cは15μmとなる。しかしながら、実施形態では、配線部が細いので、第2接続パッドと配線部間の距離cは30μmとなる。
このように、第2接続パッド用第1パッドに対し第2接続パッド用第2パッドを導体回路の進行方向にずらすことで、第2接続パッドの幅を大きくすることができる。また、第2接続パッドと配線部間の距離(スペースの幅)cを大きくすることができる。このため、電子部品と第2接続パッド間の接続信頼性が高くなる。また、導体部間の絶縁信頼性が高くなる。
図8(A)では、回路部の幅と第2接続パッドの幅は同じである。図8(A)に示されている実施形態で、第2接続パッドの幅aが20μmであって、配線部の幅dが15μmであって、距離cが22.5μmであると、最少のスペースの幅bは20μmである。即ち、上側のソルダーレジスト層の第2開口から露出される第2接続パッドの幅/最小のスペースの幅(L/S)は20μm/20μmである。
例えば、配線部の幅が20μm以下の場合、回路部の幅aは配線部dの幅と同じであることが好ましい。その例が図8(B)に示されている。第2接続パッドの幅aが20μmであって、配線部の幅dが15μmであって、距離cが22.5μmであると、最少のスペースの幅bは22.5μmである。即ち、上側のソルダーレジスト層の第2開口から露出される第2接続パッドの幅/最小のスペースの幅(L/S)は20μm/22.5μmである。
図8(A)に示される実施形態では、細い部分(配線部)が少ないので、接続信頼性が高い。
図8(A)の例と図8(B)の例で、第2接続パッドの中心間の距離は同じであるが、図8(B)の実施形態の最少のスペースの幅は、図8(A)の実施形態の最少のスペースの幅より大きい。図8(B)に示される実施形態では、マイグレーションにより、絶縁信頼性は低下しがたい。
上側のソルダーレジスト層の第2開口から露出している導体回路(導体部)のL(第2接続パッドの幅(a))/S(最小のスペースの幅(b))が40μm/15μm〜100μm/60μmであることが好ましい。L/Sが40μm/15μm未満であると、接続信頼性や絶縁信頼性が低下する。L/Sが100μm/60μmを越えると、プリント配線板が大きくなり、反りで、接続信頼性や絶縁信頼性が低下する。ここで、第2接続パッドと隣接する配線部との間の距離cは17.5μm以上50μm以下であることが望ましい。接続信頼性や絶縁信頼性が低下しがたい。
ソルダーレジスト層の各開口から露出される導体層上に保護膜が形成されることが好ましい。保護膜72、74として、Snめっき膜、Ni/Au膜、Ni/Pd/Au膜、Pd/Ag膜、OSP(Organic Solderability Preservative)膜等が挙げられる。
第1接続パッド上に形成される保護膜(第1保護膜)72と第2接続パッド上に形成される保護膜(第2保護膜)72は同じであって、第3接続パッド上に形成される保護膜(第3保護膜)74が第1接続パッドと第2接続パッド上に形成される保護膜と異なることが好ましい。第1接続パッドと第2接続パッドを介してプリント配線板に搭載される電子部品と実施形態のプリント配線板10間の接続信頼性が高い。さらに、第3接続パッドを介してプリント配線板に搭載される電子部品や別のプリント配線板(上基板)110と実施形態のプリント配線板10間の接続信頼性が高い。例えば、第1接続パッドと第2接続パッド上の保護膜72はSn膜であり、第3接続パッド上の保護膜74はNi/Pd/Au膜である。
保護膜はソルダーレジスト層の開口から露出する導体回路上の全面に形成される。
実施形態では、導体部が第2接続パッドと配線部を有し、ある導体部の第2接続パッドとその導体部の隣の導体部の配線部が隣に位置している。
そのため、第1導体回路と第2導体回路が狭いスペースを介して形成されても、隣接する導体部間で短絡が生じ難い。隣接する第1導体回路と第2導体回路でショートが発生しない。第2接続パッドとICチップとの接続信頼性を高くすることができる。
[第1実施形態のプリント配線板の製造方法]
第1実施形態のプリント配線板10の製造方法が図1〜図3に示される。
(1)第1面Fとその第1面と反対側の第2面Sを有する絶縁基板20zとその両面に積層されている銅箔22、22からなる両面銅張積層板20が準備される(図1(A))。両面銅張積層板として住友ベークライト社製のELC4785TH−Gを用いることができる。
絶縁基板20zは樹脂と補強材で形成されていて、その補強材として例えばガラスクロス、アラミド繊維、ガラス繊維などが挙げられる。樹脂としてエポキシ樹脂やBT(ビスマレイミドトリアジン)樹脂などが挙げられる。
(2)両面銅張積層板が加工され、スルーホール導体36、第1導体層34F、第2導体層34Sを有するコア基板30が完成する(図1(B))。コア基板30の第1面と絶縁基板20zの第1面は同じ面であり、コア基板30の第2面と絶縁基板20zの第2面は同じ面である。コア基板30は例えば、US7786390に開示されている方法で製造される。
(3)コア基板30の第1面F上及び第2面S上に、ガラスクロスなどの無機繊維とシリカなどの無機粒子とエポキシ等の熱硬化性樹脂を含むプリプレグと銅箔48が順に積層される。その後、加熱プレスでプリプレグから層間樹脂絶縁層(上側の層間樹脂絶縁層)50Fと層間樹脂絶縁層(下側の層間樹脂絶縁層)50Sが形成される。銅箔48が層間樹脂絶縁層に接着される(図1(C))。ここでは、ガラスクロスなどの補強材を有する層間樹脂絶縁層が積層されているが、補強材を有しない層間樹脂絶縁層を用いることもできる。
(4)次に、CO2ガスレーザにて層間樹脂絶縁層50F,50Sにそれぞれビア導体用の開口51F,51Sが形成される(図1(D))。
(5)銅箔48上と開口51F、51Sの内壁に無電解銅めっき層52,52が形成される(図2(A))。
(6)無電解銅めっき層52上にめっきレジスト54が形成される(図2(B))。めっきレジスト54から露出する無電解めっき層上に電解めっき層56が形成される(図2(C))。コア基板の第1面上の電解めっき層が上側の導体層を形成する。そのため、めっきレジスト54は上述の第1や第2導体部が形成されるようにレジストで形成されるパターンを有する。例えば、上側の層間樹脂絶縁層が請求項内の樹脂絶縁層であり、上側の導体層が請求項内の導体層である。
(7)めっきレジスト54が除去される。電解銅めっき層56間の無電解銅めっき層52と銅箔48がエッチングで除去されることで、第1導体回路59fと第2導体回路59sを含む導体層(上側の導体層)58F,導体層(下側の導体層)58S及びビア導体60F,60Sが形成される(図2(D))。導体層58F、58Sは、ビアランド60FR、60SRを含む。上側と下側のビルドアップ層55F、55Sが形成される。図2(D)に示されている上側の導体層と上側の導体層から露出する上側の層間樹脂絶縁層の平面図が図6(A)に示される。
図2(D)は、図6(A)のX3−X3間のプリント配線板を切断することで得られる断面図である。
(8)上側のビルドアップ層上に上側のソルダーレジスト層70Fが形成される。また、下側のビルドアップ層上に下側のソルダーレジスト層70Sが形成される(図3(A))。上側のソルダーレジスト層と下側のソルダーレジスト層はパッドを露出するための開口71F、71Sを有している。開口は、露光・現像処理またはレーザで形成される。
上側のソルダーレジスト層70Fは、矩形の第1ソルダーレジスト層70F1と第1レジスト層70F1を囲む枠状の第2ソルダーレジスト層70F2で形成されている(図6(B))。そして、上側のソルダーレジスト層は、第1開口711と第2開口712と第3開口713を有する。第1開口711は第1ソルダーレジスト層70F1に形成されていて、個々のパッド毎に形成されている。第3開口713は第2ソルダーレジスト層70F2に形成されていて、個々のパッド毎に形成されている。第1接続パッドと第3接続パッドはSMDタイプのパッドであることが好ましい。
第2開口712は第1ソルダーレジスト層と第2ソルダーレジスト層の間に存在する枠状の開口である。1つの第2開口712により、複数のパッドが露出される。図3(A)、図3(B)や図4に開口711は描かれていない。
図3(A)に示されているプリント配線板の上側のソルダーレジスト層と上側のソルダーレジスト層から露出しているパッドや導体部の平面図が図6(B)に示される。
図3(A)は、図6(B)中のX2−X2間のプリント配線板を切断することで得られる断面図である。
(9)各パッド上に保護膜が形成される。実施形態では、第1接続パッドと第2接続パッド上にSn膜72が形成され、第3接続パッドとBGAパッド上にニッケルめっき層とニッケルめっき層上の金めっき層とからなる金属層74が形成される(図3(B))。図3(C)に第1接続パッドの断面図が示されている。第1接続パッド上にSn膜72が形成されている。
(10)第3接続パッドとBGAパッド76SP上に半田バンプ76F、76Sが形成される。図4では、第1接続パッドと第2接続パッド上に半田バンプが形成されていない。プリント配線板が完成する(図4)。各パッド上に半田バンプが形成されても良い。また、第3接続パッドとBGAパッド上にのみ半田バンプが形成されてもよい。第2接続パッド上に半田バンプが形成されないと、第1導体部と第2導体部でショートが発生しがたい。第1接続パッドと第2接続パッド上に半田バンプが形成されないと、同じ接続方式で第1接続パッドと第2接続パッド上に電子部品が搭載される。第1接続パッドを介して入出力される信号と第2接続パッドを介して入出力される信号で差が生じ難い。
第1接続パッドと第2接続パッド上のSn膜を介してICチップ90などの電子部品が実装される。
ICチップ90とプリント配線板との間にアンダーフィル材98が充填されてもよい。
別のプリント配線板110が半田バンプ76Fを介してプリント配線板10に搭載される。そして、半田バンプ76Sを介してプリント配線板10がマザーボード120に搭載される(図5)。
[第1実施形態の第1改変例]
図9(A)に第1実施形態の第1改変例に係る導体部を示す。第1実施形態の第1改変例は第1導体部FDと第2導体部SDと第3導体部TDを有し、各導体部は第1実施形態と同様に接続パッド(斜線部)59fp,59sp,59tpと配線部(横線部)59fw,59sw,59twを有している。第1改変例では、第1導体部の右隣に第2導体部が位置し第2導体部の右隣に第3導体部が位置し第3導体部の右隣に第1導体部が位置している。そして、図9(A)では、第1導体部の第2接続パッドは第1行に位置し、第2導体部の第2接続パッドは第2行に位置し、第3導体部の第2接続パッドは第3行に位置している。第1実施形態と同様に接続パッドと配線部はスペースSPを介して隣り合っている。導体部以外、第1改変例と第1実施形態は同様である。
[第1実施形態の第2改変例]
図9(B)に第1実施形態の第2改変例に係る導体部を示す。第1実施形態の第2改変例では、各導体部内で各第2接続パッド(斜線部)の位置がランダムに形成されている。また、スペースを介して第2接続パッドと対向している配線部(横線部)は細くなっている。第2改変例では、楕円1234C内に示されている配線部のように、片側のみ細くなっている配線部が形成されている。導体部以外、第2改変例は第1実施形態と同様である。
[第1実施形態の第3改変例]
図10は、第1実施形態の第3改変例に係る導体部を示す。第3改変例の導体部は電子部品の信号ラインに繋がる信号用導体部59Fsと電子部品の電源ラインに繋がる電源用導体部59Fpと電子部品のグランドラインに繋がるグランド用導体部59Feを有する。図10に示されるように、1つの電源用導体部が複数の第2接続パッド(斜線部)を有しても良い。また、図10に示されるように、1つのグランド用導体部が複数の第2接続パッド(斜線部)を有しても良い。インダクタンス特性の改善が図られる。図10では、斜線で示されている部分は接続パッドであり、横線で示されている部分は配線部である。導体部以外、第3改変例は第1実施形態と同様である。
[第2実施形態]
上側のソルダーレジストの第2開口を除き、第2実施形態のプリント配線板は、第1実施形態のプリント配線板と同じ構造を有する。
第1実施形態では、上側のソルダーレジスト層の第2開口は1つの開口で形成されている。しかしながら、第2実施形態のプリント配線板は、上側のソルダーレジスト層に複数の第2開口7120が形成されている。そして、第2実施形態では、各第2開口は第2接続パッド毎に形成されている。図11に示されるように、第2開口は千鳥配列に形成されている。図11では、導体部は第1導体部と第2導体部で形成されていて、第2開口は2行または2列に形成されている。図11で点線内に存在する開口が第1開口711であり、点線と破線の間に存在する開口が第2開口7120であり、破線より外に存在する開口が第3開口713である。
30 コア基板
50F 上側の層間樹脂絶縁層
50S 下側の層間樹脂絶縁層
58F 上側の導体層
59f 第1導体回路
59s 第2導体回路
59fp、59sp 第2接続パッド
59fw、59sw 配線部
70F、70S ソルダーレジスト層
90 ICチップ

Claims (4)

  1. 樹脂絶縁層と、
    前記樹脂絶縁層上に形成されている導体層とを有するプリント配線板であって、
    前記導体層は、電子部品を搭載するための第1パッドと前記第1パッドから延びている第1配線部とを含む第1導体部と前記電子部品を搭載するための第2パッドと前記第2パッドから延びている第2配線部とを含む第2導体部とを有し、前記第1導体部と前記第2導体部は前記第1導体部と前記第2導体部間のスペースを挟んで略平行に形成されていて、前記第1パッドの幅は前記第1配線部の幅より太く、前記第2パッドの幅は前記第2配線部の幅より太く、前記第2パッドは前記スペースを介して前記第1配線部と向かい合っていて、前記第1パッドは前記スペースを介して前記第2配線部と向かい合っている。
  2. 請求項1のプリント配線板であって、前記第1パッドと前記第2パッドで第2接続パッドが形成され、前記導体層は、さらに、第1接続パッドと第3接続パッドを含み、前記第1接続パッド上に第1保護膜が形成され、前記第2接続パッド上に第2保護膜が形成され、前記第3接続パッドに第3保護膜が形成されていて、前記第1保護膜の材質と前記第2保護膜の材質は同じであって、前記第3保護膜の材質は第1保護膜の材質と異なり、前記第1接続パッドと前記第2接続パッドを介して前記電子部品が前記プリント配線板に搭載され、前記第3接続パッドを介して、前記プリント配線板に上基板が搭載される。
  3. 請求項2のプリント配線板であって、さらに、前記樹脂絶縁層と前記導体層上に前記第1接続パッドと前記第2接続パッドと前記第3接続パッドを個々に露出するための開口を有するソルダーレジスト層を有する。
  4. 請求項1のプリント配線板であって、前記第1パッドと前記第2パッドは千鳥に形成されている。
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