JP2015023094A - 円形ウェーハの加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】裏面の研削によってマークが除去された後においても、結晶方位を判別できる円形ウェーハの加工方法を提供する。【解決手段】円形ウェーハ(11)の表面(11a)に基材(21)と糊層(23)とからなる表面保護テープ(19)を貼着する貼着ステップと、基材に対して透過性を有するとともに糊層に対して吸収性を有する波長のレーザービーム(L)を円形ウェーハのマーク(17)に対応した位置の表面保護テープに照射して表面保護テープの糊層を変質させることで表面保護テープに円形ウェーハの結晶方位を示す印(25)を形成する印形成ステップと、円形ウェーハの表面保護テープを保持手段(22)で保持して円形ウェーハの裏面(11b)を研削手段(18)で研削する研削ステップと、を備え、研削ステップでマークが除去された後も表面保護テープに形成された印で円形ウェーハの結晶方位を判別可能な構成とした。【選択図】図2

Description

本発明は、結晶方位を示すマークが裏面に形成された円形ウェーハの加工方法に関する。
表面にデバイスが形成されたウェーハは、例えば、裏面を研削された後に複数のチップへと分割される。ウェーハの研削後、分割前には、ウェーハの裏面にダイシングテープを貼着してウェーハを環状のフレームに支持させると共に、研削時のデバイス保護を目的としてウェーハの表面に貼着された保護テープを剥離除去している(例えば、特許文献1参照)。
ウェーハの分割に用いられる切削装置やレーザー加工装置は、上述したフレームの外周を基準にウェーハの大まかな位置や向きを認識する。よって、フレームに対するウェーハの位置や向きが大幅にずれると、切削装置やレーザー加工装置におけるウェーハの位置合わせ(アライメント)に不具合を生じてしまう。
そこで、従来は、結晶方位を示すためにウェーハに設けられたノッチやオリエンテーションフラット等のマークを基準に、フレームに対するウェーハの位置や向きを合わせていた。
上述したノッチやオリエンテーションフラット等のマークは、ウェーハを切り欠くことによって形成される。そのため、これらのマークが設けられた領域に、デバイスを形成することはできない。
特に、オリエンテーションフラットを設けると、ウェーハは大きく切り欠かれてしまうので、デバイスの取り数の点において不利になる。このような理由から、近年では、デバイスの形成領域を最大限に確保できるように、切り欠きの比較的小さいノッチを採用することが多くなっている。
特開2005−86074号公報
ところで、ノッチを設けたウェーハに熱処理を施すと、ウェーハはノッチを起点に割れてしまうことがある。そこで、ウェーハを切り欠くノッチに代えて、ウェーハを切り欠かずに済むマークをウェーハの裏面に形成する方法が検討されている。
しかしながら、この方法で形成されるマークは、ウェーハの裏面を研削すると除去されてしまう。つまり、ウェーハの裏面を研削した後、ダイシングテープを貼着してウェーハをフレームに支持させるタイミングにおいて、マークは既に失われているので、このマークを位置合わせの基準として用いることができない。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、裏面の研削によってマークが除去された後においても、結晶方位を判別できる円形ウェーハの加工方法を提供することである。
本発明によれば、裏面に結晶方位を示すマークが形成された円形ウェーハの加工方法であって、円形ウェーハの表面に基材と糊層とからなる表面保護テープを貼着する貼着ステップと、該貼着ステップを実施した後、該基材に対して透過性を有するとともに該糊層に対して吸収性を有する波長のレーザービームを円形ウェーハの該マークに対応した位置の該表面保護テープに照射して該表面保護テープの該糊層を変質させることで該表面保護テープに円形ウェーハの結晶方位を示す印を形成する印形成ステップと、該印形成ステップを実施した後、円形ウェーハの該表面保護テープを保持手段で保持して円形ウェーハの裏面を研削手段で研削する研削ステップと、を備え、該研削ステップで該マークが除去された後も該表面保護テープに形成された該印で円形ウェーハの結晶方位を判別可能としたことを特徴とする円形ウェーハの加工方法が提供される。
本発明において、円形ウェーハは、シリコンウェーハであり、前記印形成ステップで照射されるレーザービームは、炭酸ガスをレーザー媒質として発振されたレーザービームであることが好ましい。
本発明の円形ウェーハの加工方法では、表面保護テープの糊層に対して吸収性を有する波長のレーザービームを、円形ウェーハのマークに対応した位置に照射して糊層を変質させることで、円形ウェーハの結晶方位を示す印を表面保護テープに形成している。
これにより、裏面の研削によって、円形ウェーハから結晶方位を示すマークが除去された後においても、表面保護テープに形成された印に基づいて、円形ウェーハの結晶方位を判別できる。
なお、表面保護テープに印を形成する方法としては、他にも、例えば、アブレーションを利用するレーザーマーキングや、インクジェットプリンタを用いた印刷等が考えられる。
しかしながら、例えば、アブレーションを利用するレーザーマーキングでは、アブレーションによって表面保護テープに凹凸が形成される。また、インクジェットプリンタを用いた印刷でも、インクの付着によって表面保護テープに凹凸が形成される。
このような凹凸が表面保護テープに形成された状態で、円形ウェーハの裏面を研削すると、研削後の円形ウェーハの厚みは、表面保護テープの凹凸によってばらついてしまう。
これに対して、本発明の円形ウェーハの加工方法では、糊層を変質させて結晶方位を示す印を形成するので、表面保護テープに凹凸が形成されることはなく、研削後の円形ウェーハを高精度に平坦化できる。
貼着ステップを模式的に示す斜視図である。 図2(A)は、印形成ステップを模式的に示す一部断面側面図であり、図2(B)は、図2(A)においてレーザービームが照射された領域の近傍を拡大して示す拡大図である。 印形成ステップで形成される印の態様を模式的に示す平面図である。 研削ステップを模式的に示す斜視図である。 フレーム装着ステップを模式的に示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る円形ウェーハの加工方法は、貼着ステップ(図1参照)、印形成ステップ(図2、図3参照)、研削ステップ(図4参照)を含む。
貼着ステップでは、裏面に結晶方位を示すマークが形成された円形ウェーハの表面に、基材と糊層とからなる表面保護テープを貼着する。印形成ステップでは、表面保護テープにレーザービームを照射して糊層を変質させ、円形ウェーハのマークに対応した印を形成する。
研削ステップでは、円形ウェーハに貼着された表面保護テープを保持手段に保持させ、円形ウェーハの裏面を研削手段で研削する。以下、本実施の形態に係る円形ウェーハの加工方法について詳述する。
図1は、本実施の形態に係る貼着ステップを模式的に示す斜視図である。図1に示すように、加工対象となる円形ウェーハ11は、例えば、円盤状の外形を有するシリコンウェーハ等の半導体ウェーハであり、その表面11aは、格子状に配列されたストリート(分割予定ライン)13で複数の領域に区画されている。
ストリート13で区画された表面11aの各領域には、IC等のデバイス15が形成されている。裏面11bの外周近傍には、円形ウェーハ11の結晶方位を示すマーク17が設けられている。
このマーク17は、ノッチやオリエンテーションフラットのようなウェーハを切り欠いて形成されるマークとは異なり、ウェーハを切り欠くことなく形成される。すなわち、円形ウェーハ11の外周縁の形状は、切り欠きのない円形になっている。
このように、本実施の形態では、ノッチやオリエンテーションフラットのような切り欠きが設けられていない、外周縁が円形の半導体ウェーハを、特に「円形ウェーハ」と呼ぶ。
貼着ステップでは、上述した円形ウェーハ11の表面11aに、デバイス15を保護するための表面保護テープ19を貼着する。図1に示すように、この表面保護テープ19は、フィルム状の基材21と、基材21上に設けられた接着性のある糊層23とで構成されている。
基材21は、樹脂製のフィルムであり、後の印形成ステップにおいて照射されるレーザービームを透過する透過性を示す。基材21において、レーザービームの吸収率は2%以下、好ましくは1%以下である。このような基材21は、例えば、シクロオレフィンポリマー、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチル等の材料を用いて形成される。
糊層23は、ウェーハ11に対する接着性を示すと共に、後の印形成ステップにおいて照射されるレーザービームを吸収する吸収性を示す。糊層23において、レーザービームの吸収率は2%より高くなっている。
また、糊層23は、レーザービームを吸収すると、変質によって色が変化するように構成されている。レーザービームの吸収による糊層23の色の変化を利用することで、表面保護テープ19に視認可能な印を形成できる。このような糊層23は、例えば、エポキシ系の樹脂やアクリル系の樹脂等を用いて形成される。
なお、この貼着ステップは、例えば、ウェーハ等に各種のテープを貼着するテープマウンタ(不図示)を用いて実施できる。ただし、本発明の円形ウェーハの加工方法は、テープマウンタを用いる態様に限定されない。
貼着ステップの後には、表面保護テープ19にレーザービームを照射して、円形ウェーハ11のマーク17に対応した印を形成する印形成ステップを実施する。図2(A)は、本実施の形態に係る印形成ステップを模式的に示す一部断面側面図であり、図2(B)は、図2(A)においてレーザービームが照射された領域の近傍を拡大して示す拡大図である。図3は、印形成ステップで形成される印の態様を模式的に示す平面図である。
印形成ステップは、例えば、図2(A)に示すレーザー照射装置2を用いて実施される。ただし、印形成ステップは、貼着ステップが実施されるテープマウンタ、その他の装置において実施されても良い。
図2(A)に示すように、レーザー照射装置2は、円形ウェーハ11を吸引保持するチャックテーブル4を備えている。チャックテーブル4の下方には、円形ウェーハ11の裏面11b側を撮像する撮像ユニット6が設けられている。また、チャックテーブル4の上方には、円形ウェーハ11に貼着された表面保護テープ19に向けてレーザービームLを照射するレーザー照射ユニット8が配置されている。
レーザー照射ユニット8は、表面保護テープ19の糊層23に吸収される波長のレーザービームLを発振するレーザー発振器(不図示)と、レーザー発振器で発振されたレーザービームLを集光する集光レンズ10とを含む。
レーザー発振器としては、例えば、炭酸ガスをレーザー媒質とする炭酸ガスレーザー発振器が用いられる。この炭酸ガスレーザー発振器は、10.6μmを中心波長とするレーザービームLを発振する。このような波長のレーザービームLは、糊層23のみに選択的に吸収させることができるので、印の形成に適している。
印形成ステップでは、まず、ウェーハ11の裏面11b側を上述したチャックテーブル4に吸引保持させる。そして、チャックテーブル4の下方に配置された撮像ユニット6でウェーハ11の裏面11b側を撮像し、マーク17の位置を検出する。
その後、撮像ユニット6で検出されたマーク17の上方にレーザー照射ユニット8を位置付け、円形ウェーハ11に貼着された表面保護テープ19に向けてレーザービームLを照射する。また、形成する印の形状に合わせて、チャックテーブル4とレーザー照射ユニット8とを相対移動させる。
本実施の形態では、上述のように、炭酸ガスをレーザー媒質として発振される中心波長が10.6μmのレーザービームLを、10W以下の出力で照射する。表面保護テープ19の基材21は、このようなレーザービームLを透過するように構成されているので、照射されたレーザービームLは、基材21を通じて糊層23に吸収される。
レーザービームLを吸収した糊層23は、レーザービームLの持つエネルギーで変質(例えば、化学変化)する。その結果、レーザービームLの照射領域には、図2(B)及び図3(A)に示すように、他の領域とは色の異なる視覚的に判別可能な印25が形成される。なお、ここでは、チャックテーブル4とレーザー照射ユニット8とを相対移動させることで印を形成しているが、例えば、光軸の向きを変える(偏向させる)ことで印を形成しても良い。
シリコン等の半導体材料でなる円形ウェーハ11は、炭酸ガスをレーザー媒質として発振されるレーザービームLを吸収しない。よって、高いパワー密度のレーザービームLを照射しても、円形ウェーハ11に設けられたデバイス15が破損することはない。そのため、レーザービームLを円形ウェーハ11に集光させないように集光点(焦点)L1の位置を調整する必要もない。
なお、本実施の形態では、図2(B)に示すように、レーザービームLの集光点L1を表面保護テープ19の上方に位置付けるように集光レンズ10を調整している。これにより、レーザービームLの照射範囲は、集光点L1を表面保護テープ19の内部に位置付ける場合と比較して広くなる。
このように、レーザービームLをデフォーカスして、集光レンズ10と表面保護テープ19との間の領域にレーザービームLの集光点L1を位置付けることで、表面保護テープ19に形成される印25の線幅を太くできる。本実施の形態では、印25の線幅を0.1μm程度とする。ただし、本発明の円形ウェーハの加工方法で形成される印25の線幅は、これに限定されない。
また、形成される印25の形状は、図3(A)に示すものに限定されず、適宜変更できる。円形ウェーハ11の結晶方位を認識できるのであれば、印25の形状は任意である。例えば、図3(B)に示すように、2本の長い直線25a,25bが交差する形状の印25を形成しても良い。
印形成ステップの後には、円形ウェーハ11の裏面11bを研削する研削ステップを実施する。図4は、研削ステップを模式的に示す斜視図である。この研削ステップは、例えば、図4に示す研削装置12を用いて実施される。
研削装置12は、鉛直方向に延びる回転軸の周りに回転するスピンドル14を備えている。このスピンドル14は、昇降機構(不図示)で昇降される。スピンドル14の下端側には、円盤状のホイールマウント16が設けられており、このホイールマウント16には、研削ホイール(研削手段)18が複数のボルト20で固定されている。
研削ホイール18は、アルミニウム、ステンレス等の金属材料で形成されたホイール基台18aを備えている。このホイール基台18aの円環状の下面には、全周にわたって複数の研削砥石18bが固定されている。
研削ホイール18の下方には、保持テーブル(保持手段)22が配置されている。保持テーブル22は、モータ等の回転機構(不図示)と連結されており、スピンドル14と同様、鉛直方向に延びる回転軸の周りに回転する。
保持テーブル22の表面は、円形ウェーハ11等を吸引保持する保持面となっている。保持面には、保持テーブル22の内部に形成された流路(不図示)を通じて吸引源(不図示)の負圧が作用し、円形ウェーハ11等を吸引する吸引力が発生する。
研削ステップでは、まず、円形ウェーハ11に貼着された表面保護テープ19を保持テーブル22の表面に接触させ、吸引源の負圧を作用させる。これにより、円形ウェーハ11は、表面保護テープ19を介して保持テーブル22に吸引保持される。
次に、スピンドル14と保持テーブル22とを回転させつつ、スピンドル14を下降させて、円形ウェーハ11の裏面11bに研削砥石18bを接触させる。スピンドル14の回転数は、例えば、6000rpmに設定され、保持テーブル22の回転数は、例えば、300rpmに設定される。ただし、スピンドル14及び保持テーブル22の回転数は、これらに限定されない。
スピンドル14を所定の送り速度で下降させることにより、円形ウェーハ11の裏面11bは研削される。この研削は、接触式又は非接触式の厚み測定センサで円形ウェーハ11の厚みを測定しながら実施される。円形ウェーハ11が所定の厚み(例えば、100μm)になると、研削ステップは終了する。
研削ステップを実施した後には、円形ウェーハ11にダイシングテープを介して環状のフレームを装着させるフレーム装着ステップを実施する。図5は、フレーム装着ステップを模式的に示す斜視図である。
フレーム装着ステップでは、表面保護テープ19に形成された印25を基準に、環状のフレーム27と円形ウェーハ11との位置や向きを合わせ、円形ウェーハ11の裏面11b及びフレーム27にダイシングテープ29を貼着する。
これにより、円形ウェーハ11は、ダイシングテープ29介してフレーム27に支持される。このフレーム装着ステップでは、表面保護テープ19の印25を基準に、フレーム27と円形ウェーハ11との位置や向きを合わせているので、後の分割ステップ等において、円形ウェーハ11のアライメント等を適切に実施できる。
以上のように、本実施の形態の円形ウェーハの加工方法では、表面保護テープ19の糊層23に対して吸収性を有する波長のレーザービームLを、円形ウェーハ11のマーク17に対応した位置に照射して糊層23を変質させることで、円形ウェーハ11の結晶方位を示す印25を表面保護テープ19に形成している。
これにより、裏面11bの研削によって、円形ウェーハ11から結晶方位を示すマーク17が除去された後においても、表面保護テープ19に形成された印25に基づいて、円形ウェーハ11の結晶方位を判別できる。
なお、表面保護テープ19に印を形成する方法としては、他にも、例えば、アブレーションを利用するレーザーマーキングや、インクジェットプリンタを用いる印刷等が考えられる。
しかしながら、例えば、アブレーションを利用するレーザーマーキングでは、アブレーションによって表面保護テープ19に凹凸が形成される。また、インクジェットプリンタを用いた印刷でも、インクの付着によって表面保護テープ19に凹凸が形成される。
このような凹凸が表面保護テープ19に形成された状態で、円形ウェーハ11の裏面11bを研削すると、研削後の円形ウェーハ11の厚みは、表面保護テープ19の凹凸によってばらついてしまう。
これに対して、本実施の形態の円形ウェーハの加工方法では、糊層23を変質させて結晶方位を示す印25を形成するので、表面保護テープ19に凹凸が形成されることはなく、研削後の円形ウェーハ11を高精度に平坦化できる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記実施の形態では、印形成ステップにおいて、円形ウェーハ11の表面11a側(表面保護テープ19側)からレーザービームLを照射しているが、本発明はこれに限定されない。レーザービームLは円形ウェーハ11に吸収されないので、円形ウェーハ11の裏面11b側からレーザービームLを照射し、保護テープに印25を形成しても良い。
また、上記実施の形態では、研削ステップを実施した後に、フレーム装着ステップを実施しているが、本発明はこれに限定されない。研削ステップの後には、印25を利用するあらゆるステップを実施できる。
その他、上記実施の形態に係る構成、方法などは、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
11 円形ウェーハ
11a 表面
11b 裏面
13 ストリート(分割予定ライン)
15 デバイス
17 マーク
19 表面保護テープ
21 基材
23 糊層
25 印
25a,25b 直線
27 フレーム
29 ダイシングテープ
L レーザービーム
L1 集光点(焦点)
2 レーザー照射装置
4 チャックテーブル
6 撮像ユニット
8 レーザー照射ユニット
10 集光レンズ
12 研削装置
14 スピンドル
16 ホイールマウント
18 研削ホイール(研削手段)
18a ホイール基台
18b 研削砥石
20 ボルト
22 保持テーブル(保持手段)

Claims (2)

  1. 裏面に結晶方位を示すマークが形成された円形ウェーハの加工方法であって、
    円形ウェーハの表面に基材と糊層とからなる表面保護テープを貼着する貼着ステップと、
    該貼着ステップを実施した後、該基材に対して透過性を有するとともに該糊層に対して吸収性を有する波長のレーザービームを円形ウェーハの該マークに対応した位置の該表面保護テープに照射して該表面保護テープの該糊層を変質させることで該表面保護テープに円形ウェーハの結晶方位を示す印を形成する印形成ステップと、
    該印形成ステップを実施した後、円形ウェーハの該表面保護テープを保持手段で保持して円形ウェーハの裏面を研削手段で研削する研削ステップと、を備え、
    該研削ステップで該マークが除去された後も該表面保護テープに形成された該印で円形ウェーハの結晶方位を判別可能としたことを特徴とする円形ウェーハの加工方法。
  2. 円形ウェーハは、シリコンウェーハであり、
    前記印形成ステップで照射されるレーザービームは、炭酸ガスをレーザー媒質として発振されたレーザービームであることを特徴とする請求項1に記載の円形ウェーハの加工方法。
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