JP2015021867A - 半導体装置の試験用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】正確に位置決めが行われたか否かを検知できる構成を備えた半導体装置の試験用治具を提供する。
【解決手段】試験用治具10は、底部C、支持部B1、B2、複数の電極端子40、および検知回路70を備えている。支持部B1、B2は、ピン32a、32bと、可動部30a、30bと、を備えている。ピン32a、32bは、先端と後端を有し後端が板材18に取り付けられている。可動部30a、30bは、ピン32a、32bにはめ込まれた筒状体である。筒状の可動部30a、30bの縁が、ピン32a、32bの周囲を取り囲むようにピン32a、32bに隣接している。可動部30a、30bは、ピン32a、32bに固定されておらず、ピン32a、32bの軸方向に独立に可動である。当接スイッチ50a、50bがオンすることで、電源E、当接スイッチ50a、検知回路70、当接スイッチ50bを結ぶ閉回路が形成され、これらが電気的に導通する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の試験用治具に関する。
従来、例えば特開平5−259338号公報に開示されているように、半導体装置を保持した際の脱落を検知する装置が知られている。具体的には、この公報では、リード成形金型のIC脱落センサを開示している。このIC脱落センサは、リードフレームに対して斜めに設置された一対の光センサを用いて半導体装置の有無を検知するものである。
特開昭63−94137号公報 特開平7−335726号公報 実開平5−77267号公報 特開平5−259338号公報 特開2013−62331号公報 特開平1−309349号公報 実開平5−18034号公報
半導体装置の試験を行う場合に試験用治具が用いられることがある。ここで、試験では所望位置に正確に半導体装置が位置決めされていることが求められるので、上記従来の技術のように治具上に半導体装置が存在することを検知するだけでは不十分である。特に、試験の一つとして電気的特性を測定する計測試験があり、この試験においては半導体装置の電極と治具上の電極とを接触させて電気計測を行う。電極端子との接触確保のために、正確な位置決めが確保されているかを検知したい。
平面視で2点以上の箇所で半導体装置を支持する治具がある。このような治具においては、半導体装置側(具体的には基板)に、穴や凹部といった位置決め部を設けて、この位置決め部に支持部先端をはめ合わせるようにして、位置決めを行うことができる。
しかしながら、好ましくない場合として、この位置決め部以外の箇所を支持部先端が支持することで半導体装置が支持されることも想定される。その場合、上記従来の検知技術を用いると所望位置に半導体装置が存在するとして正常判定がされてしまうおそれがあるので、必ずしも正確な位置決めが担保されるとはいえず、単に半導体装置の有無を検知するだけでは不十分である。このように、従来の技術は、位置決め精度確保の観点からいまだ改善の余地を残すものであった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、正確に位置決めが行われたか否かを検知できる構成を備えた半導体装置の試験用治具を提供することを目的とする。
本発明にかかる半導体装置の試験用治具は、
底部と、
前記底部の上に並んで半導体装置を支持する複数の支持部であって、少なくとも1つが第1端部および前記第1端部の周囲に設けられ前記半導体装置が有する穴に前記第1端部を通したとき前記第1端部より低い位置で前記半導体装置を支持する第2端部を備えた支持部と、
前記第2端部に物体が乗ったか否かを検知する検知手段と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、半導体装置が正しく位置決めされたか否かを検知することができる試験用治具が提供される。
本発明の実施の形態1にかかる半導体装置の試験用治具の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1にかかる半導体装置の試験用治具の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1にかかる半導体装置の試験用治具を用いた試験のフローチャートである。 本発明の実施の形態1の変形例にかかる半導体装置の試験用治具の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1の変形例にかかる半導体装置の試験用治具の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態2にかかる半導体装置の試験用治具の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態3にかかる半導体装置の試験用治具の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態4にかかる半導体装置の試験用治具の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態5にかかる半導体装置の試験用治具の構成を説明するための図である。 実施の形態にかかる半導体装置の試験用治具の効果を説明するために示す比較例の図である。 実施の形態にかかる半導体装置の試験用治具の効果を説明するために示す比較例の図である。
実施の形態1.
[実施の形態1の装置の構成]
図1は、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置の試験用治具10の構成を説明するための図である。図1(a)は、試験用治具10の側面図であり、図1(b)は、試験用治具10の上面図である。実施の形態1にかかる試験用治具10は、底部C、支持部B1、B2、複数の電極端子40、および検知回路70を備えている。試験用治具10は、いわゆるパワー半導体モジュールとも呼ばれる半導体装置Aの電気的特性の試験を行う際に用いる治具である。
半導体装置Aは、四隅に穴1a、1bを有する基板1と、基板1上に設けられ内部に半導体素子を有する樹脂筐体部2と、この樹脂筐体部2の上面に突き出た複数の端子3と、を備えている。この複数の端子3を介して、半導体装置Aの電気的特性の試験を行うことができる。
図1(a)に示すように、底部Cは、底板12と、この底板12の四隅に設けられた支柱16a、16bとを備えている。底部Cは、四隅に穴18a、18bを備えた板材18と、四隅に穴20a、20bを備えた板材20を備えている。支柱16a、16bは、穴18a、18b、20a、20bをそれぞれ貫通して固定され、板材18、20を支持している。板材18、20の間にはバネ22a、22bが設けられている。
支持部B1、B2は、底部Cの上に並んで半導体装置Aを支持する複数の支持部である。図1(b)をみるとわかるように、実施の形態1では、支持部B1,B2は、半導体装置Aを4点で支持するように並んでいる。板材18は、支持部B1、B2を通すための貫通穴18cを4つほどその中央部に備えている。同様に、板材20は、支持部B1、B2を通すための貫通穴20cを4つほどその中央部に備えている。
支持部B1、B2は、ピン32a、32bと、可動部30a、30bと、を備えている。ピン32a、32bは、上方を向く先端と下方を向く後端を有し、板材18、20に固定されている。可動部30a、30bは、ピン32a、32bにはめ込まれ、全体の形状が筒状の物体(すなわち筒状体)である。筒状の可動部30a、30bの縁が、ピン32a、32bの周囲を取り囲むようにピン32a、32bに隣接している。
なお、可動部30a、30bを軸方向に可動としつつピン32a、32bと板材18、20とを接続する具体的構造は、既存の機構設計技術を適用すればよく、特に限定しない。一例として、可動部30a、30bにおける板材18、20と重なる位置にそれぞれ貫通穴を設けて、この貫通穴を介してピン32a、32bと板材18、20とを接続する接続部を設けてもよい。この接続部で、ピン32a、32bを板材18、20に固定してもよい。可動部30a、30bの軸方向への移動を阻害しないように、この貫通穴は接続部と比べて十分に大きく形成されている。
なお、可動部30a、30bは完全な筒でなくともよく、その軸方向途中で切断した断面形状は、円周方向の一部に切りかきを有するC字状や半円状、あるいは弧の形であってもよい。
また、板材18、20がそれぞれ備える貫通穴18c、20cは、少なくとも可動部30a、30bが軸方向に移動して下方へと進行できる形状であればよい。よって、貫通穴18c、20cは、円形である必要は無く、可動部30a、30bの断面形状と一致させてもよい。
可動部30a、30bは、バネ34a、34bにより、ピン32a、32bの先端側に付勢されている。可動部30a、30bは、ピン32a、32bおよび板材18、20に直接には固定されておらず、バネ34a、34bを介して板材18に接続されている。このため、可動部30a、30bは、ピン32a、32bの軸方向に独立に可動である。
支持部B1、B2それぞれは、第1端部33a、33bおよび第2端部31a、31bを備えている。ピン32a、32bの先端(円錐部の頂点)が第1端部33a、33bである。可動部30a、30bにおける第1端部33a、33b側の端部が第2端部31a、31bである。第2端部31a、31bは、第1端部33a、33bの周囲に設けられ第1端部33a、33bより低い。第1端部33aは上方に行くほど径が小さくなる円錐状である。
複数の電極端子40は、底部Cの上、具体的には、板材20の上方に突き出るようにして設けられている。電極端子40は、半導体装置Aの端子3とそれぞれ対向する位置に設けられている。電極端子40は、板材18、20を貫通して設けられており、バネ42で付勢されているので板材18、20に対して上下方向に可動である。電極端子40は、電気特性計測装置(図示せず)と配線で接続されている。
可動部30a、30bの下方には、当接スイッチ50a、50bが合計4つ設けられている。支持部B1、B2が半導体装置Aを支持して可動部30a、30bがそれぞれ押し下げられたときに、当接スイッチ50a、50bは可動部30a、30bの下端で押し下げられる。
当接スイッチ50aは、釘状体52aを備えている。釘状体52aは、円盤状の頭部と、この頭部の中央から下方に伸びる足部とを備えており、これらは導電体材料で形成されている。この足部を挟むように、互いに電気的に絶縁された電極54a、56aが設けられている。
バネ58aは、釘状体52aの足部に取り付けられて釘状体52aを上方に付勢する。このような構成によれば、釘状体52aの頭部に可動部30aの下端が押し付けられることで、釘状体52aが電極54a、56aに接し、電極54a、56aが釘状体52aの頭部によって電気的に導通(つまりオン)する。
当接スイッチ50bについても、当接スイッチ50aと同様の構成で、釘状体52b、電極54b、56b、およびバネ58bを備えている。
検知回路70は、第2端部31a、31bに物体が乗ったか否かを検知する。検知回路70は、配線を介して電極54a、54bと接続している。電極56a、56bは、電源Eと配線で接続している。当接スイッチ50a、50bがオンすることで、電源E、当接スイッチ50a、検知回路70、当接スイッチ50bを結ぶ閉回路が形成され、これらが電気的に導通する。このように、検知回路70は、可動部30a、30bの他端に設けられた当接スイッチ50a、50bがそれぞれオンされたか否かを検知することで、可動部30a、30bの軸方向への移動を検知することができる。
試験用治具10は、側壁80a、80bを備えている。側壁80a、80bには、光学検知器82a、82bが、その光軸が斜めを向くように取り付けられている。光学検知器82a、82bの一方は発光素子、他方は受光素子である。受光素子が光を感知することで両者間に物体が無いことが検知される。また、受光素子が光を感知しなくなったとき、つまり遮光されたときに、両者間に物体があることが検知される。
試験用治具10は、底部Cを上方に取り外して交換することができる。支持部B1、B2、電極端子40、および当接スイッチ50a、50bを異なる配列に設けた他の底部に交換することで、汎用性を高めることができる。
図1(a)に示すように、半導体装置Aの搬送用のロボット90が試験用治具10の隣に配置されている。ロボット90は、ロボット本体92とアーム96とを備えており、制御部94でアーム96が制御される。アーム96の先端のつかみ部96aにより半導体装置Aの持ち運び、交換が行われる。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置の試験用治具の構成を説明するための図である。図2(a)は、基板1が適正に支持部B1で支持された状態を示し、図2(b)は、基板1が支持部B1で適切に支持されていない状態(エラー状態)を示している。
図2(a)に示す正常状態では、穴1aにピン32aが収まり、穴1aの周縁が可動部30aに当接している。半導体装置Aの重量によりバネ34aの付勢力に反して可動部30aが押し下げられ、可動部30aが当接スイッチ50aの釘状体52aを押し下げている。その結果、釘状体52aがバネ58aの付勢力に反して電極54a、56aと接触し、当接スイッチ50aがオンとなっている。図2(a)では支持部B1についてのみ示すが、支持部B2でも同様である。
図2(b)に示すエラー状態では、穴1aにピン32aが収まっておらず、基板1の他の部分にピン32aの先端が当接している。その結果、基板1の周縁は可動部30aに当接しておらず、バネ34aの付勢力により可動部30aが距離Pだけ押し上げられている。その結果、バネ34aの付勢力により可動部30aの下端と釘状体52aとの間にギャップG1が確保されている。
また、バネ58aの付勢力により釘状体52aと電極54a、56aとの間にギャップG2が確保されている。このギャップG2で、当接スイッチ50aがオフとなっている。図2(b)では支持部B1についてのみ示すが、支持部B2でも上記構成は同様である。
このように、実施の形態1にかかる試験用治具10によれば、単に支持部B1、B2が半導体装置Aを支持しているかだけではなく、穴1a、1bにピン32a、32bの先端(つまり第1端部33a、33b)がはめあわされて位置決めが正確に行われたか否かを検知することができる。
また、半導体装置Aの基板1を4点支持する際に、少なくとも対角線上の2つの位置で穴1a、1bにピン32a、32bの先端が正確にはめあわされたかを検知できる。これにより、対角線上の2点で半導体装置Aの高さ位置を正しくすることができ、半導体装置Aが大きく傾くことを抑制できる。
試験用治具10は、支持部B1、B2の間に電極端子40が並んでいる。このため、上記構成により半導体装置Aの位置決めが確保されることで、半導体装置Aの端子3と電極端子40とのコンタクトを正確に行うことができる。よって、試験精度を確保することができる。
[実施の形態に対する比較例]
図10および図10は、実施の形態にかかる半導体装置の試験用治具の効果を説明するために示す比較例の図である。図10(a)に示すように、ピン132a、132bのみが支持部となっており可動部30a、30b、当接スイッチ50a、50b、検知回路70等が設けられていない点が、実施の形態1にかかる試験用治具10と異なっている。それ以外の構成について、実施の形態1と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
図11に示す比較例にかかる試験用治具は、図11(b)の上面図からわかるとおり、2点で半導体装置A2を支持するものである。半導体装置A2は、樹脂筐体部2bの形状が、半導体装置A1とは異なっている。
この比較例に示す図では、光学検知器82a、82bに頼って半導体装置A、A2の有無を検知する。この場合には、半導体装置A、A2の有無を検知できるにとどまり、半導体装置A、A2の穴1aにピン132a、132bが適切にはめあわされたかどうかを検知することができないという問題がある。この点、実施の形態1によれば、半導体装置Aの有無にとどまらず、半導体装置Aの位置決めが正確に行われたか否かを検知することができる。
また、後述する他の実施形態のように光、電気、空気圧といった物理量の変化ではなく、バネ34a、34bの付勢力に反して可動部30a、30bを押し下げる機械的な押圧力があってはじめて、半導体装置Aの位置決めの成否が検知される。これにより、検知精度を確保することができる。
[実施の形態1の装置を用いた試験方法]
図3は、本発明の実施の形態1にかかる半導体装置の試験用治具を用いた試験のフローチャートである。図3のフローでは、先ず、センサ検知により半導体装置Aが試験用治具10上に無いか否かが検知される(ステップS1)。
具体的には、ステップS1では、検知回路70により当接スイッチ50a、50bの両方のオンを検知するか、あるいは、および光学検知器82a、82bで光が遮蔽されたことが検知された場合に、「半導体装置Aが有り」と検知される。半導体装置Aが有りという検知がされた場合は、エラー報知(ステップS6)がなされて、今回のフローが終了する。
一方、検知回路70により当接スイッチ50a、50bの両方がオフと検知され、かつ、光学検知器82a、82bで光が感知された場合に、「半導体装置Aが無し」と検知され、次のステップに進む。これにより、半導体装置Aが試験用治具10に二重に置かれてしまうことを防止することができる。
次に、半導体装置Aを支持部B1、B2上に載せるように、アーム96が制御される(ステップS2)。
次に、センサ検知により半導体装置Aが適正位置に配置されたか否かが検知される(ステップS3)。このステップでは、全ての当接スイッチ50a、50bがオンとなっている場合に、「半導体装置Aが適正位置に配置された」という検知結果が出され、次のステップに進む。それ以外の場合、つまり、少なくとも1つの当接スイッチ50a、50bがオフである場合には、半導体装置Aの配置が適正ではないという検知結果が出され、エラー報知(ステップS6)の後、今回のフローが終了する。
次に、電極端子40と端子3とのコンタクト確保および電気特性計測装置(図示せず)による計測が行われる(ステップS4)。
次に、計測終了後、半導体装置Aを支持部B1、B2から取り除くように、アーム96が制御される(ステップS5)。
このように、実施の形態1にかかる試験用治具10を用いた試験方法によれば、半導体装置Aの二重置きを防止するとともに、半導体装置Aの位置決めが正確に行われたか否かを検知して正確な試験を行うことができる。
[実施の形態1の変形例]
図4は、本発明の実施の形態1の変形例にかかる半導体装置の試験用治具の構成を説明するための図である。図4(a)に示すように、4点支持のうち、対角線上の2点のみに支持部B1,B2を設けて、のこり2箇所はピン132a、132bとしてもよい。また、図4(b)に示すように、4点支持のうち、3点のみに支持部B1、B2を設けて、のこり1つをピン132bとしてもよい。
図5は、本発明の実施の形態1の変形例にかかる半導体装置の試験用治具の構成を説明するための図である。図5のように2点支持として、両方にそれぞれ支持部B1、B2を設けてもよい。
なお、実施の形態1および後述する各実施の形態では、光学検知器82a、82bを用いている。しかしながら本発明はこれに限られるものではなく、光学検知器82a、82bを設けなくとも良い。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2にかかる半導体装置の試験用治具の構成を説明するための図である。実施の形態2にかかる半導体装置の試験用治具110は、当接スイッチ50a、50bを発光素子150aおよび受光素子150bに置換し、検知回路70等を検知回路170に置換した点を除き、実施の形態1にかかる試験用治具10と同じ構成を備えている。したがって、実施の形態1と同一または相当する構成については同一の符号を付して説明を行うとともに、実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通事項は説明を簡略化ないしは省略する。
発光素子150aおよび受光素子150bは、可動部30a、30bの軸方向の移動範囲内に対向して設けられている。可動部30a、30bが軸方向に移動したときに、発光素子150aから受光素子150bに向かう光が、可動部30a、30bで遮光される。なお、可動部30a、30bは遮光性材料で形成されているものとする。検知回路170は、受光素子150bの出力に基づいて可動部30a、30bが軸方向に移動したか否かを検知する。
実施の形態2によれば、電気的導通の有無ではなく、光感知の有無により可動部30a、30bの移動を検知できる。したがって、電気的安全性が高められているという利点がある。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3にかかる半導体装置の試験用治具210の構成を説明するための図である。実施の形態2にかかる半導体装置の試験用治具210は、可動部30a、30bを可動部230a、230bに置換した点を除き、実施の形態2にかかる試験用治具110と同じ構成を備えている。したがって、実施の形態2と同一または相当する構成については同一の符号を付して説明を行うとともに、実施の形態2との相違点を中心に説明し、共通事項は説明を簡略化ないしは省略する。
可動部230a、230bは、貫通穴236a、236bを有している点、およびその軸方向長さが可動部30a、30bよりも長い点を除き、可動部30a、30bと同じ構成を備えている。
発光素子150aおよび受光素子150bは、可動部230a、230bが軸方向に移動したときに貫通穴236a、236bを介して対面する。つまり、可動部30a、30bが軸方向に所定距離だけ移動したときに、発光素子150aからの光を受光素子150bが感知する。検知回路270は、受光素子150bの出力に基づいて可動部230a、230bが軸方向に移動したか否かを検知する。
実施の形態3によれば、電気的導通の有無ではなく、光感知の有無により可動部230a、230bの移動を検知できる。したがって、電気的安全性が高められているという利点がある。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4にかかる半導体装置の試験用治具310の構成を説明するための図である。実施の形態4にかかる半導体装置の試験用治具310は、支持部B1、B2を支持部D1、D2に置換し板材18、20を板材318、320に置換するとともに当接スイッチ50a、50bを取り除いた点を除き、実施の形態1にかかる試験用治具10と同じ構成を備えている。したがって、実施の形態1と同一または相当する構成については同一の符号を付して説明を行うとともに、実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通事項は説明を簡略化ないしは省略する。
支持部D1、D2は、導電性材料からなる筒状体332a、332bと、筒状体332a、332bそれぞれの上端に設けられた絶縁性材料からなる円錐状の角部334a、334bを備えている。筒状体332a、332bの直径は、角部334a、334bの底面の直径よりも、大きくされている。したがって、角部334a、334bの底面の周りに、ある程度の幅を有する円環上の平面が露出している。また、筒状体332a、332bの直径は、少なくとも穴301a、301bの直径よりも有意に大きい。
板材318、320は、貫通穴18c、20cを有さない点を除いては板材18、20と同じ構成を備えている。支持部D1、D2は板材320上に並んでおり、板材320下方には貫通していない。検知回路70は、この筒状体332a、332bの間の電気的導通を検知する。
実施の形態4にかかる試験用治具310は、半導体装置A3を支持するものである。半導体装置A3は、導電性材料からなる基板301に、ねじ止め用の穴301a、301bが設けられた点を除き、半導体装置A1と同様の構成を備えている。
実施の形態4にかかる支持部D1、D2も、支持部B1、B2と同様に、第1端部335a、335bおよび第2端部333a、333bを備えている。第1端部は角部334a、334bの頂点であり、第2端部はこの角部334a、334bの周りを取り囲む筒状体332a、332bの縁部である。
半導体装置A3が適正に支持部D1、D2で支持された状態、つまり穴301a、301bが角部334a、334bにはめ込まれた場合、基板301の表面が筒状体332a、332bの先端と接触する。このとき、検知回路70により、電源E、筒状体332a先端、基板301、筒状体332b先端を含む回路の電気的導通が検知される。
実施の形態4によれば、可動部30a、30bや当接スイッチ50a、50bを有さないので、構成の簡素化が可能である。また、電気的導通を検知するので、半導体装置Aの重さと、可動部30a、30bのバネ34a、34bの付勢力とのバランスを考慮しなくともよい。
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5にかかる半導体装置の試験用治具410の構成を説明するための図である。実施の形態5にかかる半導体装置の試験用治具410は、支持部D1、D2を支持部E1、E2に置換するとともに検知回路70を圧力センサ付エアーポンプ470に置換した点を除き、実施の形態4にかかる試験用治具310と同じ構成を備えている。したがって、実施の形態4と同一または相当する構成については同一の符号を付して説明を行うとともに、実施の形態4との相違点を中心に説明し、共通事項は説明を簡略化ないしは省略する。
図9(a)は、試験用治具410の全体像を示す側面図である。支持部E1、E2は、それぞれ、筒状体432a、432bおよび角部434a、434bを備えている。ここで、筒状体432a、432および角部434a、434bの寸法(直径)や形状は、実施の形態4にかかる筒状体332a、332bの直径は、角部334a、334bと同じであるものとする。
支持部E1、E2についても、支持部D1、D2と同様に、第1端部435a、435bおよび第2端部433a、433bが備えられているものとする。支持部E1、E2は、その内部が空洞であり、下方端部からエアーホース436を介して圧力センサ付エアーポンプ470に接続している。
図9(b)は、支持部E1の拡大図であり、上面図と側面図が図示されている。支持部E2の構成もここで説明する支持部E1と同様である。この上面図に示すように、筒状体432aの上端面433には、角部434aを取り囲むように離間的に通気穴437が四箇所にわたって設けられている。
筒状体432aの内部は破線で示す空洞435が設けられていて、圧力センサ付エアーポンプ470からの空気噴射によって空洞435を介して通気穴437から空気が噴射されるようになっている。この通気穴437が塞がると空気圧が変化するので、これを圧力センサ付エアーポンプ470の圧力センサが検知する。
半導体装置Aの基板1表面により通気穴437が塞がれると、空気圧が変化する。この空気圧変化に基づいて、半導体装置Aの基板1における穴1a、1bが適正に角部434a、434bにはめあわされ、半導体装置Aの位置決めが正しくなされたことを検知できる。
実施の形態5によれば、基板1の材料が導電性材料か否かにかかわらず、半導体装置Aの位置決めの成否を検知することができる利点もある。
なお、圧力センサ付エアーポンプ470は、空気を噴射するものに限らず、空気を吸い込むものであってもよい。通気穴437の閉塞に伴う空洞435内の圧力変化を検知すればよいからである。
A 半導体装置、B1、B2、D1,D2、E1、E2 支持部、C 底部、1 基板、1a 穴、2 樹脂筐体部、3 端子、10、110、210、310、410 試験用治具、12 底板、16a 支柱、18 板材、18a 穴、20 板材、20a 穴、22a、22b、34a、34b、42、58a、58b バネ、30a 可動部、31a 端部、32a ピン、33a 端部、40 電極端子、50a、50b 当接スイッチ、52a、52b 釘状体、54a、54b、56a、56b 電極、70、170、270 検知回路、80a、80b 側壁、82a、82b 光学検知器、90 ロボット、92 ロボット本体、94 制御部、96 アーム、96a つかみ部、132a、132b ピン、150a 発光素子、150b 受光素子、230a、230b 可動部、236a、236b 貫通穴、318 板材、332a、332b 筒状体、334a、334b 角部、432a、432b 筒状体、433 上端面、434a、434b 角部、435 空洞、436 エアーホース、437 通気穴、470 圧力センサ付エアーポンプ

Claims (9)

  1. 底部と、
    前記底部の上に並んで半導体装置を支持する複数の支持部であって、少なくとも1つが第1端部および前記第1端部の周囲に設けられ前記半導体装置が有する穴に前記第1端部を通したとき前記第1端部より低い位置で前記半導体装置を支持する第2端部を備えた支持部と、
    前記第2端部に物体が乗ったか否かを検知する検知手段と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置の試験用治具。
  2. 前記少なくとも1つの支持部が、
    先端と後端を有し、前記底部に取り付けられたピンと、
    前記ピンの隣に設けられ前記ピンの軸方向に可動であり、前記ピンの前記先端側に付勢された可動部と、
    を含み、
    前記先端が前記第1端部であり、
    前記可動部における前記先端側の端部が前記第2端部であり、
    前記検知手段は、前記可動部の他端に設けられ前記可動部の前記軸方向への移動を検知することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の試験用治具。
  3. 前記可動部の下方に設けられた当接部を備え、
    前記検知手段は、前記可動部が前記当接部に当接したか否かを検知する当接検知手段を含むことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の試験用治具。
  4. 前記検知手段は、
    前記可動部の前記軸方向の移動範囲内に前記可動部を挟むように対向して設けられ、前記可動部が前記軸方向に移動したときに前記可動部で光の授受が遮られる発光素子および受光素子と、
    前記受光素子の出力に基づいて前記可動部が前記軸方向に移動したか否かを検知する遮光検知手段と、
    を含むことを特徴とする請求項2または3に記載の半導体装置の試験用治具。
  5. 前記可動部が貫通穴を有し、
    前記検知手段は、
    前記可動部の前記軸方向の移動範囲内に前記可動部を挟むように対向して設けられ、前記可動部が前記軸方向に移動したときに前記貫通穴を介して対面する発光素子および受光素子と、
    前記受光素子の出力に基づいて前記可動部が前記軸方向に移動したか否かを検知する遮光検知手段と、
    を含むことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の試験用治具。
  6. 2つ以上の前記支持部が、それぞれ前記第1端部および前記第2端部を備え、
    前記第1端部が絶縁体であり、
    前記第2端部が導電体であり、
    前記検知手段が、2つ以上の前記支持部の前記第2端部が電気的に導通しているか否かを検知する導通検知手段を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置の試験用治具。
  7. 前記第2端部の上端面に通気穴が設けられ、
    前記検知手段は、
    前記通気穴を介して空気を噴射または吸い込むポンプと、
    前記通気穴の内部の空気圧を検知する空気圧検知手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体装置の試験用治具。
  8. 前記支持部が、前記底部の上の4箇所以上に並んでおり、
    前記4箇所のうち対角線上の2つの前記支持部が、前記第1端部および前記第2端部を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置の試験用治具。
  9. 前記底部の上に、前記複数の支持部の間に設けられた電極端子をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の半導体装置の試験用治具。
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