JP2015020841A - 用紙搬送装置、原稿送り装置及び画像形成装置 - Google Patents

用紙搬送装置、原稿送り装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】波打って腰付けられた状態となった用紙が搬送路内の湾曲搬送路を通過するときに発生する用紙のきしみ音(ばりばり音)などの騒音を防止する。
【解決手段】用紙を搬送する搬送路33aを形成する一対の搬送ガイド41,42と、搬送路に設けられた搬送ローラ36aとを備えた用紙搬送装置であって、一対の搬送ガイド41,41のそれぞれには、対向面に、用紙を搬送するための搬送リブ41a,42aが用紙搬送方向Y2に沿って、用紙幅方向に複数本設けられており、搬送路33aは湾曲搬送路33a2を含み、湾曲搬送路33a2に進入する直前の搬送リブ41a1,42a1の頂点の位置は、用紙の用紙幅方向に発生した波打ちによる腰付け状態を改善して、用紙の搬送方向先端部を湾曲搬送路33a2に円滑に進入可能な位置関係に設定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、用紙を搬送する搬送路を形成する一対の搬送ガイドと、搬送路に設けられた搬送ローラとを備えた用紙搬送装置、この用紙搬送装置を備えた原稿送り装置、及びこの用紙搬送装置を備えた複写機、複合機、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。
従来の用紙搬送装置では、一対の搬送ガイドによって用紙の搬送路が形成されている。この場合、搬送ガイドのみで形成された搬送路に用紙を通すと、用紙が搬送ガイドの面を擦りながら搬送されるため、静電気等が帯電して用紙が搬送ガイドに密着し、搬送が難しくなる。
そこで、従来から、一対の搬送ガイドの対向面に搬送リブが設けられており、用紙は、この搬送リブに接触しながら搬送路内を搬送されることになる。この場合、用紙幅方向(用紙搬送方向に直交する方向)から見た(視認した)状態において、対向する搬送リブの頂点間の隙間は、用紙が余裕を持ってかつ円滑に搬送されるように、十分な隙間が設定されている。例えば、通常の用紙の厚み約0.1mmに対し、対向する搬送リブの頂点間の隙間は、用紙幅方向から視認した状態において、2.5〜3.0mmに設定されている。
一方、搬送路内を搬送される用紙が波打った場合、その用紙は腰付けられた状態となる。その用紙が搬送路内の湾曲搬送路を通過するとき、腰付け状態が抵抗となって用紙のきしみ音(ばりばりという音)などの騒音が発生する。すなわち、腰付けされた用紙が湾曲搬送路の入り口付近に接触すると、用紙は腰付け状態に対抗して湾曲方向に無理やり折り曲げられることになるため、このときの抵抗がきしみ音などの騒音となって発生する。
このような用紙の腰付けは、用紙の搬送過程で必然的に腰付けされてしまう場合の他、搬送路上に腰付け部を配置して積極的に腰付け状態にする場合と、搬送時の斜行等何らかの原因で腰付け状態になる場合とがある。また、最初から用紙自体に若干波打ちがあって腰付け状態になっている場合もある。
用紙の搬送過程で必然的に腰付けされてしまう場合として、例えば、用紙搬送装置が原稿送り装置に搭載されている場合には、原稿トレイに載置された原稿を1個のピックアップローラでピックアップし、2個のサバキローラ(分離ローラ)によって1枚ずつにさばいて搬送路に搬送する。この際、ピックアップローラによる搬送速度よりサバキローラによる搬送速度の方が若干速く設定されているため、ピックアップローラによってピックアップ中の原稿がサバキローラによって引っ張られることにより、原稿が用紙幅方向に波打った状態となり、腰付け状態となる場合がある。
一方、給紙カセットに収容された用紙を1枚ずつ取り出して画像形成部で画像を形成し、定着後に用紙を排紙トレイに排出する搬送路では、排紙トレイに排出する直前の搬送路の出口部分である用紙排出口の所に腰付け部が配置されており、この腰付け部によって排出用紙に腰を付けることで、用紙を、用紙排出口から最後まで確実に排出できるようにしている。この場合、用紙の両面印刷では、一旦用紙排出口から排出した用紙を完全には排出せず、再度搬送路に引き込んで反転搬送路に導くことになるが、この場合も、用紙は一旦腰が付けられていることから、引き込まれた用紙が反転搬送路の湾曲搬送路部分に進入するときに用紙のきしみ音などの騒音が発生する可能性がある。
また、給紙カセットから用紙をピックアップするときも、上記原稿送り装置の場合と同様、給紙カセットに収納されている用紙を、1個のピックアップローラでピックアップし、2個のサバキローラによって1枚ずつにさばいて搬送路に搬送する際に、ピックアップローラとサバキローラの速度の差によって用紙が腰付け状態になってしまう可能性がある。
ところで、用紙の搬送時に発生する音を低減するものとして、特許文献1,2に記載のものがある。
特許文献1に記載の原稿搬送装置は、第1原稿搬送路の、原稿表面及び裏面と対向する2箇所の搬送ガイド部材の原稿搬送面のうち、対向搬送ローラが備えられた側である外側搬送ガイド部材の原稿搬送面から、内側搬送ガイド部材の原稿搬送面に向かって原稿搬送空間に突出する形で弾性シート状部材が設けられている。この弾性シート状部材は、その先端が内側搬送ガイド部材の原稿搬送面に接触する、原稿搬送方向と直角をなす原稿幅方向に延びるように設けられている。これにより、原稿が搬送ローラによる挟持から解放されたり、原稿搬送方向に沿って並べられた2個の搬送ガイド部材の間の箇所を通過したりしても、原稿の大きな変位を抑制することができるため、搬送ガイド部材の原稿搬送面への原稿の搬送方向上流端の衝突を防止して、その衝撃による騒音の発生を抑制することが可能となっている。
また、特許文献2に記載のシート搬送装置は、駆動ローラと従動ローラとからなる2組の搬送ローラ対により、これらよりも上流側の搬送ローラ対との間で、シートを凸状のガイドリブに摺擦させながら引っ張るようにして搬送する。そして、最小通紙幅のシートを搬送する際に接触する駆動ローラのうち、最も左側に位置するものの外端面と最も右側に位置するものの外端面との間を有効搬送幅としたときに、ガイド面における有効搬送幅の外側の領域には、ガイドリブを設けない構成としている。これにより、上流側の搬送ローラ対と下流側のローラ対との間で、凸状のガイドリブに沿って、下流側の搬送ローラ対によって引っ張るようにシートを搬送する場合のシートの搬送擦れ音を低減させることが可能となっている。
特開2010−150042号公報 特開2008−280179号公報
しかし、特許文献1に記載の原稿搬送装置では、用紙に負荷をかけているので、波打った用紙の場合、用紙と弾性シート状部材とのこすれ音が発生し、騒音の低減にならない可能性が高い。また、弾性シート状部材により用紙に負荷をかけており、用紙ジャムや蛇行が発生するといった課題もある。
また、特許文献2に記載のシート搬送装置では、用紙の先端部が下流側のローラに到達する前では、凸状のガイドリブに沿って用紙が搬送されないので、この場合、用紙のきしみ音などの騒音の発生を低減することができない。
すなわち、搬送路内を搬送される用紙が波打って腰付けられた状態となった場合、その用紙が搬送路内の湾曲搬送路を通過するとき、腰付け状態が抵抗となって用紙のきしみ音などの騒音が発生するという課題に対し、特許文献1,2に記載のものでは、この課題を解決することができない。
本発明は上記課題を解決すべく創案されたもので、その目的は、波打って腰付けられた状態となった用紙が搬送路内の湾曲搬送路を通過するときに発生する用紙のきしみ音(ばりばり音)などの騒音を確実に低減若しくは防止し得る用紙搬送装置、原稿送り装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の用紙搬送装置は、用紙を搬送する搬送路を形成する一対の搬送ガイドと、前記搬送路に設けられた搬送ローラとを備えた用紙搬送装置であって、前記一対の搬送ガイドのそれぞれには、対向面に、前記用紙を搬送するための搬送リブが用紙搬送方向に沿って、用紙幅方向に複数本設けられており、前記搬送路は湾曲搬送路を含み、前記湾曲搬送路に進入する直前の前記搬送リブの頂点の位置は、前記用紙の用紙幅方向に発生した波打ちによる腰付け状態を元の状態に押し戻す位置関係に設定されていることを特徴としている。ここで、元の状態に押し戻すとは、発生した波打ちによる湾曲状態をより緩やかな湾曲状態に改善することであり、波打ち状態をほぼ解消若しくは完全に解消できればより好ましいが、必ずしも完全に解消される必要はない。
本発明によれば、湾曲搬送路に進入するときには、用紙の腰付け状態が確実に改善される。これにより、用紙の搬送方向先端部は、湾曲搬送路の搬送リブによって円滑に湾曲されて、湾曲搬送路内を搬送される。
また、本発明によれば、前記一方の搬送ガイドの前記搬送リブと、前記他方の搬送ガイドの前記搬送リブとは、用紙幅方向にずらせて配置されており、前記湾曲搬送路に進入する直前の前記搬送リブは、用紙幅方向から視認した状態において、対向する頂点間の幅が零または僅かな幅に設定された構成としてもよい。
上記構成によれば、対向する頂点間の幅が零であった場合でも、用紙は、搬送リブ間を通過することができる。
また、本発明によれば、用紙搬送方向から視認した状態において、前記湾曲搬送路に進入する直前の前記搬送リブの頂点の位置は、前記搬送ローラのニップ位置と略一致している構成としてもよい。
また、本発明によれば、前記搬送路の上流側に、搬送される用紙に対して用紙幅方向に腰を付ける腰付け部を備え、用紙幅方向において前記腰付け部に対応する箇所の前記搬送リブの頂点の位置が前記位置関係に設定された構成としてもよい。
腰付け状態は、腰付け部に設けられた前後のローラによる引っ張り合いによって生じるので、主として用紙幅方向において腰付け部に対応する箇所(領域)に発生する。従って、その部分の腰付け状態を押し戻すことで改善できればきしみ音などの騒音は発生しない。
また、本発明によれば、前記腰付け部は、用紙をピックアップするピックアップローラ、及びピックアップした用紙をさばいて前記搬送路に給紙するサバキローラを一例として挙げることができる。
また、本発明の原稿送り装置は、原稿を載置する載置トレイと、原稿を排出する排出トレイと、前記載置トレイに載置された前記原稿を前記排出トレイまで搬送する前記用紙搬送装置と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の画像形成装置は、原稿送り装置と、前記原稿送り装置により送られた原稿から画像を読み取る読取装置と、前記読取装置により読み取られた原稿画像を用紙に形成する画像形成部とを備え、前記原稿送り装置の原稿搬送路及び/または前記画像形成部の用紙搬送路に前記用紙搬送装置を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、湾曲搬送路に進入する直前の搬送リブの頂点の位置を、用紙の用紙幅方向に発生した波打ちによる腰付け状態を元の状態に押し戻す位置関係に設定することで、湾曲搬送路に進入するときには、用紙の腰付け状態が確実に改善される。これにより、用紙の搬送方向先端部は、湾曲搬送路の搬送リブによって円滑に湾曲されて搬送されるため、腰付けの抵抗によるしきみ音などの騒音の発生を低減若しくは防止することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を正面より見た概略断面図である。 原稿送り装置の上カバーを開放した状態を概略的に示す一部拡大した斜視図である。 第1搬送路の直線搬送路から湾曲搬送路に続く部分を拡大して示す概略断面図である。 図3のI−I線に沿う概略断面図である。 ピックアップローラ及びサバキローラによって原稿をピックアップする様子を示す概略平面図である。 ピックアップローラ及びサバキローラによって原稿をピックアップする様子を示す、用紙搬送方向から見た概略正面図である。 用紙排出口に設けられている排紙ローラの正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態1>
実施形態1では、本発明の用紙搬送装置を画像形成装置に搭載されている原稿送り装置に適用した場合について説明する。
−画像形成装置の全体構成の説明−
図1は、実施形態1に係る画像形成装置を正面より見た概略断面図である。
図1に示す画像形成装置1は、画像形成部を有する装置本体10と、原稿の画像読取部20を有する画像読取筐体との間に断面コ字状に形成された胴内排紙空間部13が形成された胴内排紙型の画像形成装置である。
胴内排紙空間部13は、装置本体10の内部底面10aと、内部側面10bと、内部背面10cとで空間が形成され、この空間の上部を画像読取部20で塞ぐことで、胴内排紙空間部が形成されている。装置本体10の内部底面10aは排紙トレイ17となっており、内部背面10cには後述する排紙ローラ136が配置されている。
画像読取部20の上部には原稿送り装置(ADF)30が設けられており、この原稿送り装置30は、画像読取部20の上面奥側の縁部に設けられたヒンジ(図示省略)を回動中心として手前側が上下方向に開閉自在(すなわち、画像読取部20に対して開閉自在)に設けられている。
このような構成の画像形成装置1では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像、または単色(例えば、ブラック)を用いたモノクロ画像に応じた画像データが扱われる。画像形成部104には、4種類のトナー像を形成するための現像装置112、感光体ドラム113、クリーニング装置114、及び帯電器115が4つずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローに対応付けられ、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
感光体ドラム113の上側には、中間転写ベルト121が配置されている。中間転写ベルト121は、矢印Cの方向へ周回移動し、ベルトクリーニング装置125によって残留トナーを除去及び回収され、各感光体ドラム113の表面に形成された各色のトナー像が順次転写して重ね合わされて、中間転写ベルト121の表面にカラーのトナー像が形成される。
2次転写装置126の転写ローラ126aは、中間転写ベルト121との間にニップ域が形成されており、用紙搬送路R1を搬送されて来た用紙をニップ域に挟み込んで搬送する。用紙は、ニップ域を通過する際に、中間転写ベルト121の表面のトナー像が転写されて定着装置117に搬送される。
定着装置117は、定着ローラ131及び加圧ローラ132の間にトナー像が転写された用紙を挟み込んで加熱及び加圧し、トナー像を用紙に定着させる。
給紙カセット16は、光走査装置111の下側に設けられている。用紙は、ピックアップローラ133a及びサバキローラ133bによって給紙カセット16から引き出されて用紙搬送路R1に搬送され、2次転写装置126や定着装置117を経由し、用紙排出部138に設けられた排紙ローラ136を介して排紙トレイ17へと搬出される。用紙搬送路R1には、レジストローラ134、搬送ローラ135、及び排紙ローラ136が配置されている。
また、裏面に画像形成を行う場合は、用紙を排紙ローラ136から反転搬送路Rrへと逆方向に搬送して、用紙の表裏を反転させ、用紙をレジストローラ134へと再度導き、表面と同様にして裏面に画像形成を行い、用紙を排紙トレイ17へと搬出する。
−原稿送り装置30の説明−
原稿送り装置30は、原稿(用紙)Mが載置される原稿トレイ31と、原稿Mが排出される排出トレイ32と、原稿トレイ31に載置される原稿Mが読取位置P1へ搬送される第1搬送路33aと、読取位置P1に搬送された原稿Mが排出トレイ32へ搬送される第2搬送路33bと、読取位置P1を通過した原稿Mが第1搬送路33aへと戻される反転搬送路33cとを含んでいる。読取位置P1は、後述する原稿読取ガラス22を介して光源23aから光が照射される位置である。
原稿トレイ31の近傍には、ピックアップローラ34が設けられている。ピックアップローラ34は、原稿トレイ31に載置された原稿Mを上から順に第1搬送路33aに取り込むために設けられている。
ピックアップローラ34の近傍には、サバキローラ35が設けられている。サバキローラ35は、複数の原稿Mが重なった状態で第1搬送路33aへ搬送されること(重送)を防止するために設けられている。
第1搬送路33a及び第2搬送路33bにより構成される原稿トレイ31から排出トレイ32までの経路は、正面から見てU字状に形成された湾曲搬送路33a2を含んでいる。具体的には、第1搬送路33aは、原稿トレイ31から直線搬送路33a1及び湾曲搬送路33a2を経て読取位置P1へ向けて折り返すように形成されている。
第2搬送路33bは、読取位置P1から搬送方向下流側(排出トレイ32側)へ延びるように形成されている。反転搬送路33cは、第1搬送路33a及び第2搬送路33bの間に設けられており、第1搬送路33aとの合流点P2から、第2搬送路33bとの合流点P3までの経路である。すなわち、第1搬送路33aの湾曲搬送路33a2と第2搬送路33bと反転搬送路33cとにより、循環経路が形成されている。なお、合流点P3と排出トレイ32との間の第2搬送路33bは、搬送方向に対する原稿Mの先端及び後端を切り替えるためのスイッチバック経路として機能する。
第1搬送路33aには、搬送ローラ対36aと搬送ローラ対36bとが設けられ、第2搬送路33bには、搬送ローラ対36cと搬送ローラ対37と排出ローラ対38とが設けられている。
搬送ローラ対37及び排出ローラ対38は、合流点P3と排出トレイ32との間に配置されている。
搬送ローラ対37は、駆動ローラ37a及び従動ローラ37bを有する。排出ローラ対38は、駆動ローラ38a及び従動ローラ38bを有する。
合流点P3の近傍には、爪部材39が設けられている。この爪部材39は、原稿Mが搬送方向Y3に搬送される際に、原稿Mにより押し上げられることにより、第2搬送路33bを開放するように構成されている。
−画像読取部20の説明−
画像読取部20は、原稿台ガラス21と、原稿読取ガラス22と、光源ユニット23と、ミラーユニット24と、撮像部25とを有する。
光源ユニット23は、原稿Mへ向けて光を照射する光源23aと、原稿Mからの反射光をミラーユニット24へ導くミラー23bとを有する。ミラーユニット24は、ミラー24aとミラー24bとを有する。撮像部25は、集光レンズやCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)などを有する。
詳細は省略するが、画像読取部20は、原稿固定方式による読み取りと、原稿移動方式による読み取りとを行うことが可能な構成となっている。
以上が、画像形成装置1の全体構成の説明である。
実施形態1では、本発明の用紙搬送装置を原稿送り装置30に搭載していることから、原稿送り装置30についてさらに詳しく説明する。
図2は、原稿送り装置30において、上カバー40を開放した状態を概略的に示す一部拡大した斜視図、図3は、第1搬送路33aの直線搬送路33a1から湾曲搬送路33a2に続く部分を拡大して示す概略断面図、図4は、図3のI−I線に沿う概略断面図である。
第1搬送路33aは、板状体である一対の搬送ガイド41,42によって形成されており、一対の搬送ガイド41,42のそれぞれには、その対向面に、用紙を搬送するための搬送リブ41a,42aが用紙搬送方向Y2に沿って、用紙幅方向Xに複数本平行に設けられている。実施形態1では、一対の搬送ガイドを上側搬送ガイド41及び下側搬送ガイド42と呼ぶことにする。この例では、上側搬送ガイド41は上カバー40によって兼用されているが、上カバー40とは別体として設けてもよい。
上側搬送ガイド41の搬送リブ41aと、下側搬送ガイド42の搬送リブ42aとは、用紙幅方向Xにずらせて配置されており、かつ、用紙幅方向Xから視認した状態において、対向する搬送リブ41a,42aの頂点間の幅(隙間)L1(図4参照)は、用紙が余裕を持ってかつ円滑に搬送されるように、十分な隙間に設定されている。具体的には、通常の用紙の厚み約0.1mmに対し、対向する搬送リブ41a,42aの頂点間の幅(隙間)L1は、2.5〜3.0mmに設定されている。
このような構成において、実施形態1では、湾曲搬送路33a2に進入する直前の領域、すなわち湾曲搬送路33a2に進入する直前の直線搬送路33a1の一定の領域D1(図3参照)の対向する搬送リブ41a1,42a1の頂点の位置関係を、原稿Mの用紙幅方向Xに発生した波打ちによる腰付け状態を元の状態に押し戻す位置関係に設定している。すなわち、元の状態に押し戻すことで腰付け状態を改善して、原稿Mの搬送方向先端部を湾曲搬送路33a2に円滑に進入可能な位置関係に設定している。具体的には、用紙幅方向Xから視認した状態において、対向する搬送リブ41a1,42a1の対向する頂点間の幅L2を零または僅かな幅(例えば、0.1〜0.2mm程度)に設定している。すなわち、領域D1以外では、従来と同様の幅(隙間)L1に設定されている。ここで、直線搬送路33a1とは、文字通りの一直線という厳密な意味ではなく、原稿をほとんど折り曲げずに搬送できる程度の極めて緩やかな湾曲の搬送路も含む概念である。また、湾曲搬送路33a2とは、原稿Mの搬送方向を急激に変更するような湾曲搬送路を含む概念である。例えば、原稿Mの搬送方向を水平方向から垂直方向へ略90度方向転換するような湾曲搬送路を含む概念である。
図5及び図6は、ピックアップローラ34及びサバキローラ35によって原稿をピックアップする様子を示しており、図5は概略平面図、図6は用紙搬送方向から見た概略正面図である。
背景技術で説明したように、原稿トレイ31に載置された原稿Mを1個のピックアップローラ34でピックアップし、2個のサバキローラ35によって1枚ずつにさばいて第1搬送路33aに搬送する際、ピックアップローラ34による搬送速度よりサバキローラ35による搬送速度の方が若干速く設定されているため、ピックアップローラ34によってピックアップ中の原稿Mがサバキローラ35によって引っ張られることになる。そのため、サバキローラ35とピックアップローラ34との間で原稿Mに皺M1が入り、原稿Mは用紙幅方向Xに波打った状態となって腰付け状態となる。つまり、この場合には、ピックアップローラ34とサバキローラ35との組み合わせが腰付け部として作用することになる。そして、この腰付け状態のまま、直線搬送路33a1から湾曲搬送路33a2に進入すると、原稿Mの搬送方向先端部が湾曲搬送路33a2を構成する上側搬送ガイド41の搬送リブ41aに当接したとき、腰付け状態から無理やり湾曲させることになるので、きしみ音などの騒音が発生する。
しかし、実施形態1によれば、湾曲搬送路33a2に進入する直前の対向する搬送リブ41a1,42a1の頂点の位置を、原稿Mに発生した波打ちによる腰付け状態を元の状態に押し戻す位置関係に設定することで、原稿Mの搬送方向先端部が湾曲搬送路33a2に進入するときには、原稿Mの腰付け状態が改善されている。従って、原稿Mの搬送方向先端部は、湾曲搬送路33a2の搬送リブ41aによってきしみ音無く円滑に湾曲されて、湾曲搬送路33a2内を搬送されることになる。
また、上側搬送ガイド41の搬送リブ41aと、下側搬送ガイド42の搬送リブ42aとは、用紙幅方向Xにずらせて(互い違いに)配置されているので、用紙幅方向Xから視認した状態において、対向する搬送リブ41a1,42a1の頂点間の幅(隙間)L2が零であった場合でも、原稿Mは、搬送リブ41a1,42a1間を通過することができる。このとき、原稿Mは、搬送リブ41a1,42a1間を通過する時に腰付け方向と逆方向に若干湾曲されることになるので、原稿Mの腰付け状態がより確実に改善されることになる。
また、実施形態1では、図3及び図4に示すように、用紙搬送方向Y2(ただし、図4では紙面に垂直な方向)から視認した状態において、湾曲搬送路33a2に進入する直前の領域D1の搬送リブ41a1,42a1の頂点の位置は、直線搬送路33a1に設けられた搬送ローラ対36aのニップ位置と略一致する構成とすることが好ましい。この構成によれば、原稿Mの腰付け状態をスムーズに改善することができる。
また、実施形態1では、原稿Mに発生した波打ちによる腰付け状態を元の状態に押し戻す位置関係に設定する搬送リブ41a1,42a1は、図2及び図4に示すように、用紙幅方向Xにおいて、腰付け部であるピックアップローラ34とサバキローラ35とに対応する箇所(領域)D2の搬送リブ41a,42aのみでよく、サバキローラ35から外側の領域D3に位置する搬送リブ41a,42aの頂点間の幅(隙間)は、従来通りL1(2.5〜30mm)のままでよい。図5及び図6に示したように、原稿Mに発生する皺(腰)は、2個のサバキローラ35と1個のピックアップローラ34との間に発生する。従って、この部分に発生する腰付け状態を改善できれば十分だからである。従って、実施形態1では、腰付け状態を元の状態に押し戻すことで改善する搬送リブの頂点の位置関係は、用紙幅方向において腰付け部に対応する箇所(領域)に設けている。ただし、実施形態1では、領域D3は、サバキローラ35より両外側に少し余裕を見て設定している。すなわち、サバキローラ35より少し外側の搬送リブ(具体的には、下側搬送ガイド42の搬送リブ42a1)も上記位置関係としている。
なお、本発明者は、湾曲搬送路33a2に進入する直前の対向する搬送リブ41a1,42a1の頂点の位置を、原稿Mの用紙幅方向Xに発生した波打ちによる腰付け状態を元の状態に押し戻す位置関係に設定することで、実際にきしみ音が解消されていることを実験によって確認している。ただし、この実験では、対向する搬送リブ41a1,42a1の頂点間の幅(隙間)L2を0.2mmとした。
<実施形態2>
上記実施形態1では、本発明の用紙搬送装置を原稿送り装置に適用した場合につい例示しているが、画像形成部の用紙搬送路にも本発明の用紙搬送装置を適用することができる。
すなわち、給紙カセット16から用紙をピックアップするときも、上記原稿送り装置30の場合と同様に適用することができる。すなわち、実施形態2では、給紙カセット16に収納されている用紙を、ピックアップローラ133aでピックアップし、サバキローラ133bによって1枚ずつにさばいて用紙搬送路R1に搬送するようになっており、この際に、ピックアップローラ133aとサバキローラ133bの回転速度の差によって用紙が腰付け状態になってしまう可能性がある。また、用紙搬送路R1は、図1に示すように、サバキローラ133bを経て引き出された後、用紙搬送方向を上方に転換するための湾曲搬送路R12を含んでいる。従って、この給紙カセット16から湾曲搬送路R12に至る直前の用紙搬送路R11部分に本発明の用紙搬送装置を適用することで、腰の付いた用紙が用紙搬送路R1の湾曲搬送路R12に進入するときには、用紙の腰付け状態が確実に改善されるため、用紙の搬送時のきしみ音の発生を確実に低減若しくは防止することができる。
また、給紙カセット16に収容された用紙を1枚ずつ取り出して画像形成部で画像を形成し、定着後に用紙を排紙トレイ17に排出する搬送路では、排紙トレイ17に排出する直前の用紙搬送路R1の出口部分である用紙排出口の所に腰付け部が配置されている。
図7は、用紙排出口に設けられている排紙ローラ136の正面図であり、排紙ローラ136の用紙幅方向の両外側に、腰付け部材である腰付けローラ137が同軸回転可能に設けられている。この腰付けローラ137は、排紙ローラ136の径より若干大径に形成されている。これにより、排紙ローラ136によって画像形成後の用紙Nを挟持して排紙トレイ17に排出するとき、排紙ローラ136で挟持された用紙の用紙幅方向の両外側部分が腰付けローラ137によって持ち上げられて用紙に腰が付けられる。このように腰付けローラ137によって排出用紙に腰を付けることで、用紙Nを、用紙排出口から最後まで確実に排出できるようにしている。この場合、用紙Nへの両面印刷では、一旦用紙排出口から排出した用紙を完全には排出せず、排紙ローラ136が用紙後端部を挟持した状態で、再度、用紙搬送路R1に引き込んで反転搬送路Rrに導くことになるが、この場合も、用紙Nは一旦腰が付けられていることから、引き込まれた用紙Nが反転搬送路Rrの湾曲搬送路Rr2(図1参照)部分に進入するときに用紙Nのきしみ音が発生する可能性がある。
従って、この排出ローラ137から反転搬送路Rrの湾曲搬送路Rr2に至る直前の反転搬送路Rr1部分に本発明の用紙搬送装置を適用することで、腰の付いた用紙Nが反転搬送路Rrの湾曲搬送路Rr2に進入するときには、用紙の腰付け状態が確実に改善されるため、用紙の搬送時のきしみ音の発生を確実に低減若しくは防止することができる。
<実施形態3>
上記実施形態1では本発明の用紙搬送装置を原稿送り装置に適用し、実施形態2では本発明の用紙搬送装置を画像形成部の用紙搬送路に適用しているが、画像形成後に排出された用紙に対してパンチやソート等を行う後処理装置にも本発明の用紙搬送装置を適用することが可能である。
図示は省略するが、画像形成部から後処理装置に用紙を搬送するときにも湾曲した搬送路を通す場合があるので、この場合にも、後処理装置の湾曲搬送路に進入する直前の搬送路に本発明の用紙搬送装置を適用すればよい。
−本発明の構成及び作用効果のまとめ−
本発明の用紙搬送装置は、用紙を搬送する搬送路を形成する一対の搬送ガイドと、前記搬送路に設けられた搬送ローラとを備えた用紙搬送装置である。前記一対の搬送ガイドのそれぞれには、対向面に、前記用紙を搬送するための搬送リブが用紙搬送方向に沿って、用紙幅方向に複数本設けられている。そして、前記搬送路は湾曲搬送路を含み、前記湾曲搬送路に進入する直前の前記搬送リブの頂点の位置は、前記用紙の用紙幅方向に発生した波打ちによる腰付け状態を元の状態に押し戻す位置関係に設定された構成とされている。
この構成によると、湾曲搬送路に進入する直前の搬送リブの頂点の位置を、用紙の用紙幅方向に発生した波打ちによる腰付け状態を元の状態に押し戻す位置関係に設定することで、湾曲搬送路に進入するときには、用紙の腰付け状態が確実に改善される。これにより、用紙の搬送方向先端部は、湾曲搬送路の搬送リブによって円滑に湾曲されて、湾曲搬送路内を搬送される。
また、本発明の用紙搬送装置によれば、前記一方の搬送ガイドの前記搬送リブと、前記他方の搬送ガイドの前記搬送リブとは、用紙幅方向にずらせて配置されている。そして、前記湾曲搬送路に進入する直前の前記搬送リブは、用紙幅方向から視認した状態において、対向する頂点間の幅が零または僅かな幅に設定された構成とされている。
この構成によると、一方の搬送ガイドの搬送リブと、他方の搬送ガイドの搬送リブとは、用紙幅方向にずらせて配置されているので、用紙幅方向から視認した状態において、対向する頂点間の幅が零であった場合でも、用紙は、搬送リブ間を通過することができる。このとき、用紙は、通過時に腰付け方向と逆方向に若干湾曲される(すなわち、元の状態に押し戻される)ことになるので、用紙の腰付け状態をより確実に改善可能である。
また、本発明の用紙搬送装置によれば、用紙搬送方向から視認した状態において、前記湾曲搬送路に進入する直前の前記搬送リブの頂点の位置は、前記搬送ローラのニップ位置と略一致している構成とされている。
この構成によると、搬送リブの頂点の位置を、搬送ローラのニップ位置と略一致させることで、用紙の腰付け状態をスムーズに改善することができる。
また、本発明の用紙搬送装置によれば、前記搬送路の上流側に、搬送される用紙に対して用紙幅方向に腰を付ける腰付け部を備え、用紙幅方向において前記腰付け部に対応する箇所の前記搬送リブの頂点の位置が前記位置関係に設定された構成とされている。
腰付け状態は、腰付け部に設けられた前後のローラによる引っ張り合いによって生じるので、主として用紙幅方向において腰付け部に対応する箇所(領域)に発生する。そのため、その部分の腰付け状態を改善できればきしみ音などの騒音は発生しない。従って、本発明では、腰付け状態を改善する搬送リブの頂点の位置関係は、用紙幅方向において腰付け部に対応する箇所(領域)に設ければよい。
また、本発明の用紙搬送装置によれば、前記腰付け部は、用紙をピックアップするピックアップローラ、及びピックアップした用紙をさばいて前記搬送路に給紙するサバキローラを一例として挙げることができる。本来、ピックアップローラとサバキローラとは、トレイに載置された用紙を確実に1枚ずつさばいて搬送路に搬送するために設けられたものであり、用紙に腰を付けるためのものではないが、上記したように、前後のローラの搬送速度が異なることから、この部分で用紙に腰が付いてしまう。従って、本発明では、ピックアップローラ及びサバキローラによってピックアップされた1枚の用紙が最初の湾曲搬送路に到達する直前の搬送リブを上記位置関係とすることで、湾曲搬送路を通過するときの用紙のきしみ音を確実に低減若しくは防止することができる。
また、本発明の原稿送り装置は、原稿を載置する載置トレイと、原稿を排出する排出トレイと、前記載置トレイに載置された前記原稿を前記排出トレイまで搬送する前記用紙搬送装置と、を備えた構成としている。
これにより、原稿送り装置で原稿を搬送するときのきしみ音の発生を低減若しくは防止することができる。
また、本発明の画像形成装置は、原稿送り装置と、前記原稿送り装置により送られた原稿から画像を読み取る読取装置と、前記読取装置により読み取られた原稿画像を用紙に形成する画像形成部とを備え、前記原稿送り装置の原稿搬送路及び/または前記画像形成部の用紙搬送路に前記用紙搬送装置を備えた構成としている。
これにより、原稿のみならず、用紙に画像を形成して排出トレイに排出するまでの搬送路においても、用紙の搬送時のきしみ音の発生を低減若しくは防止することができる。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲に示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、用紙搬送時のきしみ音等の騒音の低減若しくは防止に優れた用紙搬送装置、原稿送り装置及び画像形成装置であり、湾曲搬送路を有する用紙搬送全般に寄与するところは大きい。
1 画像形成装置
10 装置本体
13 胴内排紙空間部
17 排紙トレイ
20 画像読取部
21 原稿台ガラス
22 原稿読取ガラス
23 光源ユニット
24 ミラーユニット
25 撮像部
30 原稿送り装置
31 原稿トレイ
32 排出トレイ
33a 第1搬送路
33a1 直線搬送路
33a2 湾曲搬送路
33b 第2搬送路
33c 反転搬送路
34 ピックアップローラ
35 サバキローラ
36a,36b,36c,38 搬送ローラ対
38 排出ローラ対
40 上カバー
41 上側搬送ガイド(搬送ガイド)
42 下側搬送ガイド(搬送ガイド)
41a,41a1,42a,42a1 搬送リブ
133a ピックアップローラ
133b サバキローラ
136 排紙ローラ
D1,D2,D3 領域
X 原稿
X1 皺
N 用紙
R1 用紙搬送路
Rr 反転搬送路
R11 湾曲搬送路に至る直前の用紙搬送路
R12 湾曲搬送路
Y2 用紙搬送方向
X 用紙幅方向

Claims (7)

  1. 用紙を搬送する搬送路を形成する一対の搬送ガイドと、前記搬送路に設けられた搬送ローラとを備えた用紙搬送装置であって、
    前記一対の搬送ガイドのそれぞれには、対向面に、前記用紙を搬送するための搬送リブが用紙搬送方向に沿って、用紙幅方向に複数本設けられており、
    前記搬送路は湾曲搬送路を含み、前記湾曲搬送路に進入する直前の前記搬送リブの頂点の位置は、前記用紙の用紙幅方向に発生した波打ちによる腰付け状態を元の状態に押し戻す位置関係に設定されていることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 請求項1に記載の用紙搬送装置であって、
    前記一方の搬送ガイドの前記搬送リブと、前記他方の搬送ガイドの前記搬送リブとは、用紙幅方向にずらせて配置されており、
    前記湾曲搬送路に進入する直前の前記搬送リブは、用紙幅方向から視認した状態において、対向する頂点間の幅が零または僅かな幅に設定されていることを特徴とする用紙搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の用紙搬送装置であって、
    用紙搬送方向から視認した状態において、前記湾曲搬送路に進入する直前の前記搬送リブの頂点の位置は、前記搬送ローラのニップ位置と略一致していることを特徴とする用紙搬送装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の用紙搬送装置であって、
    前記搬送路の上流側に、搬送される用紙に対して用紙幅方向に腰を付ける腰付け部を備え、
    用紙幅方向において前記腰付け部に対応する箇所の前記搬送リブの頂点の位置が前記位置関係に設定されていることを特徴とする用紙搬送装置。
  5. 請求項4に記載の用紙搬送装置であって、
    前記腰付け部は、用紙をピックアップするピックアップローラ、及びピックアップした用紙をさばいて前記搬送路に給紙するサバキローラであることを特徴とする用紙搬送装置。
  6. 原稿を載置する載置トレイと、原稿を排出する排出トレイと、前記載置トレイに載置された前記原稿を前記排出トレイまで搬送する請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載の用紙搬送装置と、を備えたことを特徴とする原稿送り装置。
  7. 原稿送り装置と、前記原稿送り装置により送られた原稿から画像を読み取る読取装置と、前記読取装置により読み取られた原稿画像を用紙に形成する画像形成部とを備え、前記原稿送り装置の原稿搬送路及び/または前記画像形成部の用紙搬送路に請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載の用紙搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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