JP2015020711A - 乗り物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シート構成部材を動作させるモータ装置が設けられた乗り物用シートにおいて、当該モータ装置の駆動音が伝搬することによる乗り心地の低下を抑制する。【解決手段】モータ装置3は、モータ本体30、およびこのモータ本体30またはモータ本体30の動力を伝達するための動力伝達機構5が支持されるケース部材4を備え、ケース部材4には、モータ本体30の動力によって回転する回転軸51が通される軸挿通孔401を形成する内壁部40、および放射状に設けられたリブ部422によってこの内壁部40と接続された外壁部423を有する軸挿通部が設けられ、内壁部40には、内壁部40、リブ部422、および外壁部423に囲まれる空間と軸挿通孔401を繋ぐ開口402が形成されている乗り物用シート1とする。【選択図】図3

Description

本発明は、シート構成部材を動作させるモータ装置が設けられた乗り物用シートに関する。
このような乗り物用シートとしては、下記特許文献1に記載のものが公知である。当該特許文献1に記載の乗り物用シートは、シート構成部材であるシートバック(背もたれ部)をリクライニングさせるモータ装置を備える。シートクッション(着座部)の位置(角度や高さ等)を変化させるモータ装置が設けられた乗り物用シートも知られている。
特開2010−112416号公報
このような乗り物用シートにおいて、モータ装置が駆動すると、その駆動音が装置のケース等を介して伝搬され、乗員が不快に感じてしまうときがあった。
本発明が解決しようとする課題は、シート構成部材を動作させるモータ装置が設けられた乗り物用シートにおいて、当該モータ装置の駆動音が伝搬することによる乗り心地の低下を抑制することにある。
上記課題を解決するために本発明にかかる乗り物用シートは、シート構成部材を動作させるモータ装置が設けられた乗り物用シートであって、前記モータ装置は、モータ本体、およびこのモータ本体またはモータ本体の動力を伝達するための動力伝達機構が支持されるケース部材を備え、前記ケース部材には、前記モータ本体の動力によって回転する回転軸が通される軸挿通孔を形成する内壁部、および放射状に設けられたリブ部によってこの内壁部と接続された外壁部を有する軸挿通部が設けられ、前記内壁部には、前記内壁部、前記リブ部、および前記外壁部に囲まれる空間と前記軸挿通孔を繋ぐ開口が形成されていることを特徴とする。
前記ケース部材は、前記モータ本体が支持され、前記内壁部を構成する筒状の内側内壁部が設けられた第一ケース体と、前記空間が形成され、前記内壁部を構成する前記内側内壁部の外側に位置する外側内壁部が設けられた第二ケース体を有し、前記第一ケース体に支持された前記モータ本体は、前記内側内壁部が前記外側内壁部の内側に挿入されて両ケース体が接続されることで、前記第二ケース体に対して位置決めされており、前記内側内壁部および前記外側内壁部には貫通孔が形成され、前記モータ本体が位置決めされた状態において両内壁部に形成された貫通孔が連なることにより前記開口が形成されるように構成されていればよい。
前記内側内壁部に形成された貫通孔の大きさと前記外側内壁部に形成された貫通孔の大きさが異なっているとよい。
前記ケース部材は、前記モータ本体が支持され、前記内壁部を構成する筒状の内側内壁部が設けられた第一ケース体と、前記空間が形成され、前記内壁部を構成する前記内側内壁部の外側に位置する外側内壁部が設けられた第二ケース体を有し、前記第一ケース体に支持された前記モータ本体は、前記内側内壁部が前記外側内壁部の内側に挿入されて両ケース体が接続されることで、前記第二ケース体に対して位置決めされており、前記外側内壁部には、先端側に向かって開放する切欠きが形成される一方、前記内側内壁部には、前記モータ本体が位置決めされた状態において前記切欠きの一部を封鎖するように当該切欠き内に入り込む突起が形成され、前記切欠きにおける前記突起に封鎖されていない箇所が前記開口となるとよい。
本発明にかかる乗り物用シートは、内壁部、リブ部、および外壁部に囲まれる空間と回転軸が通される軸挿通孔を繋ぐ開口が内壁部に形成されているから、モータ装置(モータ本体)の駆動音が当該開口を通じて空間内に進入し、吸音される。つまり、内壁部、リブ部、および外壁部に囲まれる空間がいわゆるレゾネータ(空洞共鳴部)として機能することにより当該駆動音が吸音されるため、乗り心地の低下を抑制することができる。また、上記空間により、ケース体を軽量化することもできる。すなわち、本発明は、ケース体の軽量化を発現する空間を、吸音機能を発揮させるための要素としても利用した点で優れるものである。
内壁部は、モータ本体を位置決めするための要素である内側内壁部と外側内壁部によって構築される構成とすることもでき、当該構成とする場合、内側内壁部と外側内壁部に形成される貫通孔が連なることで、上記開口が形成されるようにすればよい。
内側内壁部に形成された貫通孔の大きさと外側内壁部に形成された貫通孔の大きさを異ならせれば、小さい方の貫通孔によって開口の大きさ(開口の最も狭い個所)が決まるから、内側内壁部と外側内壁部の相対位置がずれてしまうことによって吸音性能が変化してしまうのを抑制することができる。
外側内壁部に切欠きを、内側内壁部に突起を形成し、突起に封鎖されていない箇所が開口となるように構成すれば、当該開口を形成するための要素(切欠きおよび突起)が、内側内壁部と外側内壁部の位置決め要素としても機能する。
本発明の実施形態にかかる乗り物用シートの外観図(シートバックを一部破断させた外観図)である。 乗り物用シートが備えるモータ装置の分解図である。 軸挿通部の断面図(軸挿通孔の軸線に直交する平面で切断した断面図)である。 軸挿通部の断面図(軸挿通孔の軸線に沿う平面で切断した断面図)である。 第二貫通孔よりも第一貫通孔が大きく形成された構成(第一変形例の一つ)を説明するための図(軸挿通部の断面図)である。 第一貫通孔よりも第二貫通孔が大きく形成された構成(第一変形例の一つ)を説明するための図(軸挿通部の断面図)である。 内側内壁部に形成された突起と、外側内壁部に形成された切欠きによって開口が構築される構成(第二変形例)を説明するための図であって、(a)は内側内壁部が外側内壁部の内側に挿入される前の状態を、(b)は内側内壁部が外側内壁部の内側に挿入されることで開口が構築された状態を示している。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1に示す本実施形態にかかる乗り物用シート1は、シート構成部材であるシートバック2を傾倒または起立させる(リクライニングさせる)モータ装置3を備える。モータ装置3の基本的な構成は上記特許文献1(特開2010−112416号)に記載のものと同じであるため、以下簡単に説明する。
図1〜図4に示すモータ装置3は、シートバック2の骨格をなすフレーム21の内側に固定されており、モータ本体30、ケース部材4、および動力伝達機構5を備える。ケース部材4は、第一ケース体41および第二ケース体42を有する。モータ本体30は、第一ケース体41と一体化されている。第二ケース体42には、ウォームギア52、第一ギア53、第二ギア54等の動力伝達機構5を構成する部材が収容されている。第一ケース体41と一体化されたモータ本体30は、第一ケース体41を介して第二ケース体42に接続される。モータ本体30のロータ(出力部)は、回転軸51(本実施形態では、中央部分が撓み変形可能なフレキシブルワイヤを用いている)を介してウォームギア52に接続されている。ロータが回転すると、その動力は回転軸51、ウォームギア52、第一ギア53、第二ギア54を介してロッド22に出力される。ロッド22が回転することによりシートバック2のフレーム21が前方または後方に傾倒する。
このような構成を有するモータ装置3において、モータ本体30が支持される第一ケース体41には、筒状の内側内壁部411が形成されている。この「筒」の中心軸は、モータの回転軸51と一致する。この筒状の内側内壁部411の内側に、モータ本体30の動力によって回転する回転軸51が位置する。また、第一ケース体41には、内側内壁部411よりも基端側に位置し、当該内側内壁部411の径方向外側に突出した第一フランジ部412が形成されている。
第二ケース体42には、第一ケース体41と一体化されたとき、内側内壁部411の外側に位置する外側内壁部421が形成されている。外側内壁部421の内径は、内側内壁部411の外径と略一致する。図3および図4に示すように、第一ケース体41と第二ケース体42が一体化されたとき、第一ケース体41の内側内壁部411と第二ケース体42の外側内壁部421が径方向に重なり、両者によって内壁部40を構成する。この内壁部40の内側に、上記回転軸51が通される軸挿通孔401が形成される。第二ケース体42における外側内壁部421の外側には、第二フランジ部425が構成されている。第二フランジ部425は、外側内壁部421に連なり、当該外側内壁部421から放射状に延びるリブ部422、このリブ部422に連なる外壁部423を含む。このような形状であるため、第二ケース体42には、外側内壁部421(第一ケース体41と一体化された状態においては内壁部40)、リブ部422、および外壁部423によって空間424が形成されることになる。当該空間424は、軸挿通孔401の外側で、周方向に並ぶように複数形成される。また、各空間424は第一ケース体41側に開放している。このように、第二フランジ部425に複数の空間424が形成される(肉盗みが施される)ことで、第二フランジ部425(第二ケース体42)の機械的強度を維持しつつ第二ケース体42を軽量化することができる。
第一ケース体41の第一フランジ部412には、貫通孔である第一ボルト挿通孔4121が複数形成されている。第二ケース体42のフランジ部には、貫通孔である第二ボルト挿通孔4251が複数形成されている。第一ケース体41の内側内壁部411を第二ケース体42の外側内壁部421内に挿入し(内側内壁部411と外側内壁部421を径方向に重ね)、第一ボルト挿通孔4121と第二ボルト挿通孔4251を通るボルト等によって締結することにより、第一フランジ部412と第二フランジ部425が密着した状態で第一ケース体41と第二ケース体42が一体化される(図3および図4に示した、第二フランジ部425と、外側内壁部421の内側に挿入された内側内壁部411とによって構成される部分(軸挿通孔401を構築する部分)が本発明における軸挿通部に相当する)。つまり、内側内壁部411と外側内壁部421の係合により、第二ケース体42に対するモータ本体30の回転中心軸(回転軸51の軸線)の径方向位置が決まる。また、第二ケース体42に形成された各空間424は第一ケース体41側に開放していることを説明したが、当該開放した側の端面に密着する第一フランジ部412によって封鎖されることとなる。
このように内側内壁部411と外側内壁部421が径方向に重なることにより構成される内壁部40には、壁を径方向に貫く開口402が形成される。当該開口402は、軸挿通孔401と、複数の空間424のそれぞれを繋ぐように複数形成される。本実施形態では、内側内壁部411に第一貫通孔413が、外側内壁部421に第二貫通孔426が形成され、第一ケース体41と第二ケース体42が接続され、モータ本体30が第二ケース体42に対し位置決めされた状態において、両貫通孔が連なる。この両貫通孔が連なった部分が上記開口402となる(図3および図4参照)。
かかる開口402は、次のような吸音作用をもたらす。モータ本体30が駆動すると、その駆動音の一部は軸挿通孔401を伝搬する。このとき、軸挿通孔401を形成する内壁部40に上記開口402が形成されているため、当該駆動音は各開口402を通じて各空間424に進入する。つまり、駆動音の一部は、各空間424がいわゆるレゾネータとして作用することにより吸音され、第二ケース体42まで伝搬しないことになる。つまり、モータ本体30から発生する騒音を、従来に比して低減することができる。
空間424の大きさや開口402の大きさを調整することにより、効率的に吸音することができる周波数域を適宜調整することが可能である。例えば、乗員が不快に感じる音域(1000〜2000Hz)の音を効率的に吸音することができるよう、上記空間424の大きさや開口402の大きさを適宜調整すればよい。なお、効率的に吸音することができる周波数fは、公知の共鳴吸音の理論式f=(c/2π)×(√(s/l′V))で求めることができる(cは音速[m/s]、sは開口402の断面積[m2]、l′ は開口402の実効長さ[m]、V は空間424の体積[m3]である)。
このように、本実施形態にかかる乗り物用シート1によれば、内壁部40、リブ部422、および外壁部423に囲まれる空間424がいわゆるレゾネータ(空洞共鳴部)として機能することによりモータ本体30の駆動音が吸音されるため、乗り心地の低下を抑制することができる。さらに具体的にいえば、本実施形態にかかる乗り物用シート1は、ケース体にモータ本体30を接続するためのフランジ部(本実施形態では第二フランジ部425)に、ケース体の機械的強度を維持しつつ、軽量化を図るために空間424が形成されていることを巧みに利用し、吸音機能を向上させた点で優れるものである。
以下、上記乗り物用シート1の変形例について説明する。なお、以下では、上記実施形態にかかる乗り物用シート1と異なる点について説明し、その他の点については説明を省略する。
第一変形例について説明する。第一変形例にかかる乗り物用シートは、第一ケース体41の内側内壁部411に形成された第一貫通孔413の大きさと、第二ケース体42の外側内壁部421に形成された第二貫通孔426の大きさが異なるものである。図5に示すように第一貫通孔413を第二貫通孔426よりも大きく設定してもよいし、図6に示すように第二貫通孔426を第一貫通孔413よりも大きく設定してもよい。ケース部材4は、外側内壁部421内に内側内壁部411が挿入された状態で第一ケース体41と第二ケース体42が接続されて構築されるものであるが、内側内壁部411と外側内壁部421の周方向における相対位置が製品毎に微妙に異なる。特に、上述したように、第一ケース体41と第二ケース体42がボルト挿通孔に挿通されたボルトにより締結される構成である場合、ボルト挿通孔と締結用のボルトとの間の隙間によって、上記相対位置が微妙に変化してしまう。
内側内壁部411と外側内壁部421の周方向における相対位置が変化するということは、内側内壁部411に形成された第一貫通孔413の位置と、外側内壁部421に形成された第二貫通孔426の位置がずれてしまうということである。そうすると、軸挿通孔401と複数の空間424のそれぞれを繋ぐ開口402の大きさ(開口402の断面積)が変化してしまうため、吸音性能(吸音効果が高い周波数域)が変化してしまうことになる。
これに対し、第一貫通孔413および第二貫通孔426の一方の大きさを他方に比べて大きくしておけば、内側内壁部411と外側内壁部421の周方向における相対位置が微妙に変化したとしても、開口402の大きさは小さい方の貫通孔の大きさに依存することになるため、予め設計した吸音性能を発現させることが可能となる。本実施形態のように、内側内壁部411と外側内壁部421の周方向における相対位置を位置決めする位置決め要素をケース部材4に設けていない場合には特に有効である。
第二変形例について説明する。第二変形例にかかる乗り物用シートは、図7に示すように、外側内壁部421に切欠き427が、内側内壁部411に突起414が形成されたものである。
切欠き427は、先端側(第一ケース体41が位置する側)に向かって開放するように形成されている。切り欠かれた部分の周縁は、略「U」字形状となる。切欠き427は、周方向に複数形成されており、各切欠き427同士の間隔は等しい。また、当該切欠き427は、複数の空間424のいずれか一つに連なるように形成される。
突起414は、内側内壁部411の外周面から径方向外側に突出するように形成されている。突起414の幅は、上記切欠き427の幅と等しい。突起414は、周方向に複数形成されており、各突起414同士の間隔は等しい。また、当該突起414同士の間隔は、上記各切欠き427同士の間隔と等しい。
外側内壁部421の内側に内側内壁部411が挿入されると、内側内壁部411に形成された各突起414が、一の切欠き427内に入り込む。つまり、突起414によって切欠き427がその先端側から封鎖されていく。ただし、各切欠き427の長さは、各切欠き427に入り込む突起414の長さよりも短く形成されているため、第一フランジ部412と第二フランジ部425が密着する状態まで内側内壁部411を挿入しても、各切欠き427における奥側の一部は、突起414に封鎖されない。各切欠き427における当該封鎖されない箇所が、軸挿通孔401と各空間424を繋ぐ開口402として機能する。切欠き427の幅や長さ、または突起414の幅や長さを変化させることにより、開口402の大きさは適宜変更することが可能である。
本変形例によれば、軸挿通孔401と各空間424とを繋ぐ開口402が形成されることによる吸音性能が発現されるだけでなく、切欠き427と突起414の係合により、内側内壁部411と外側内壁部421を周方向に位置決めすることもできる。つまり、切欠き427および突起414が、開口402を構築するための要素としてだけでなく、内側内壁部411と外側内壁部421を周方向に位置決めする要素としても機能する。また、外側内壁部421に貫通孔でなく、先端側に向かって開放する切欠き427が形成される構成であるため、上記実施形態のように外側内壁部421に貫通孔(第二貫通孔426)が形成された構成と比較して、金型による第二ケース体42の成形が容易である。つまり、第二ケース体42に形成される空間424および切欠き427部の両方が、一方側に向かって開放した形状であるため、単純な金型によって第二ケース体42を成形することが可能である。
上記変形例において、切欠き427および突起414は、周方向において等間隔に形成されていなくてもよい。すなわち、ある切欠き427・突起414同士の間隔と、それとは別の切欠き427・突起414同士の間隔が異なっていれば、内側内壁部411と外側内壁部421の周方向における相対位置が所定の関係にない場合には、ある突起414とそれに対応するはずの切欠き427の位置が合わず、外側内壁部421の内側に内側内壁部411を挿入することができなくなる。つまり、内側内壁部411を外側内壁部421の内側に挿入することができた場合、内側内壁部411と外側内壁部421の周方向における相対位置が、必ず所定の関係に設定されることになるから、モータ装置3の組立が容易になる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態におけるモータ装置3は、シートバック2を傾倒または起立させる(リクライニングさせる)装置であることを説明したが、シートバック2以外のシート構成部材を動作(変位)させるモータ装置にも、本発明の技術的思想は適用可能である。また、上記実施形態における動力伝達機構5等はあくまで例示であって適宜変更可能である。
1 乗り物用シート
2 シートバック
3 モータ装置
30 モータ本体
4 ケース部材
40 内壁部
401 軸挿通孔
402 開口
41 第一ケース体
411 内側内壁部
413 第一貫通孔
42 第二ケース体
421 外側内壁部
422 リブ部
423 外壁部
424 空間
426 第二貫通孔
5 動力伝達機構
51 回転軸
414 突起
427 切欠き

Claims (4)

  1. シート構成部材を動作させるモータ装置が設けられた乗り物用シートであって、
    前記モータ装置は、モータ本体、およびこのモータ本体またはモータ本体の動力を伝達するための動力伝達機構が支持されるケース部材を備え、
    前記ケース部材には、前記モータ本体の動力によって回転する回転軸が通される軸挿通孔を形成する内壁部、および放射状に設けられたリブ部によってこの内壁部と接続された外壁部を有する軸挿通部が設けられ、
    前記内壁部には、前記内壁部、前記リブ部、および前記外壁部に囲まれる空間と前記軸挿通孔を繋ぐ開口が形成されていることを特徴とする乗り物用シート。
  2. 前記ケース部材は、
    前記モータ本体が支持され、前記内壁部を構成する筒状の内側内壁部が設けられた第一ケース体と、
    前記空間が形成され、前記内壁部を構成する前記内側内壁部の外側に位置する外側内壁部が設けられた第二ケース体を有し、
    前記第一ケース体に支持された前記モータ本体は、前記内側内壁部が前記外側内壁部の内側に挿入されて両ケース体が接続されることで、前記第二ケース体に対して位置決めされており、
    前記内側内壁部および前記外側内壁部には貫通孔が形成され、前記モータ本体が位置決めされた状態において両内壁部に形成された貫通孔が連なることにより前記開口が形成されることを特徴とする請求項1に記載の乗り物用シート。
  3. 前記内側内壁部に形成された貫通孔の大きさと前記外側内壁部に形成された貫通孔の大きさが異なることを特徴とする請求項2に記載の乗り物用シート。
  4. 前記ケース部材は、
    前記モータ本体が支持され、前記内壁部を構成する筒状の内側内壁部が設けられた第一ケース体と、
    前記空間が形成され、前記内壁部を構成する前記内側内壁部の外側に位置する外側内壁部が設けられた第二ケース体を有し、
    前記第一ケース体に支持された前記モータ本体は、前記内側内壁部が前記外側内壁部の内側に挿入されて両ケース体が接続されることで、前記第二ケース体に対して位置決めされており、
    前記外側内壁部には、先端側に向かって開放する切欠きが形成される一方、
    前記内側内壁部には、前記モータ本体が位置決めされた状態において前記切欠きの一部を封鎖するように当該切欠き内に入り込む突起が形成され、
    前記切欠きにおける前記突起に封鎖されていない箇所が前記開口となることを特徴とする請求項1に記載の乗り物用シート。

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10214117B2 (en) 2016-08-05 2019-02-26 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Conveyance seat
JP2020051584A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 変速機

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