JP2015020644A - 部品の取付構造及び部品の取付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率よく溶着することができるとともに、溶着強度の管理が容易な部品の取付構造を提供することを課題とする。
【解決手段】燃料タンク2と、燃料タンク2の壁部10に埋設された突起体4を介して燃料タンク2に取り付けられる部品3と、有し、燃料タンク2の成形段階において突起体4の一部が溶融されて燃料タンク2に溶着されている部品の取付構造1であって、突起体4は、先端側に形成され、壁部10の取付面に対して平行な第一対向面22と、第一対向面22よりも基端側に形成され、取付面に対して平行な第二対向面32と、を有するとともに、突起体4の側断面には、3つ以上の凸状の角部が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、熱可塑性樹脂製の燃料タンクの内壁に部品を溶着する際における部品の取付構造及び部品の取付方法に関する。
熱可塑性樹脂製の燃料タンクの内壁に、バッフルプレートやバルブ等の燃料タンク用部品を取り付ける部品の取付方法として、例えば、特許文献1の発明が知られている。特許文献1に係る発明は、燃料タンクをブロー成形する際に、燃料タンクを成形しつつ燃料タンク用部品を一体的に取り付けるものである。当該発明では、ブロー成形時に、部品の端部に形成された複数の突起体をパリソンに押し込んで、溶着により部品を取り付けている。突起体の形状や個数は、取り付ける部品に応じて適宜設定される。
ここで、図8の(a)は従来の部品の取付方法Aにおける突起体の側断面図であり、(b)は従来の部品の取付方法Bにおける突起体の側断面図である。図8の(a)に示すように、燃料タンクに取り付ける部品100の端面には、パリソンPに押入される突起体101が形成されている。
突起体101は、パリソンPに押入されるとパリソンPの熱によってその一部が溶融された後、冷却されることによって燃料タンクの壁部に部品100が固定される。突起体101は円柱状を呈する。突起体101の平断面は円形を呈し、その側断面は長方形を呈する。また、図8の(b)に示すように、従来の部品の取付方法Bにおける突起体102は三角錐状を呈する。突起体102の平断面及び側断面はいずれも三角形状を呈する。
特開2011−189887号公報
図8の(a)に示す突起体101は、単一の円筒面と円形の端面とで構成されている。そのため、パリソンPからの熱は当該突起体101の円筒面に平均的に伝達する。これにより、突起体101では、表面の一部に熱を集中させることが困難となり、突起体101の溶融に多くの熱エネルギーや加熱時間が必要となる。そのため、パリソンの温度を上昇させなければならなかったり、成形サイクルが長くなったりするという問題がある。
一方、突起体をパリソンPに押し込む際、パリソンPの肉厚や温度条件等によって、パリソンPと突起体との押込み量(接触面積)が変化するため、溶着強度を安定させることが困難となる。特に、図8の(b)に示す突起体102のように、側断面が三角形であると、パリソンPからの熱を突起体102の先端に集中させやすいという利点はあるものの、パリソンPへの押込み量が変化すると溶着強度のバラつきが大きくなるという問題がある。
例えば、図8の(b)の突起体102の平断面S1まで押し込んだ場合と、平断面S2まで押し込んだ場合とでは突起体102とパリソンPとの接触面積が大きく異なるため溶着強度も大きく異なる。これにより、当該部品の溶着強度が安定せず、溶着強度の管理が困難となる。そもそも、突起体102のように側断面が三角形であると、突起体102とパリソンPとの接触面積が小さくなるため、溶着強度が小さいという問題がある。
本発明は、前記した事情に鑑みて創作されたものであり、効率よく溶着することができるとともに、溶着強度の管理が容易な部品の取付構造及び部品の取付方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、樹脂成形品と、前記樹脂成形品の壁部に埋設された突起体を介して前記樹脂成形品に取り付けられる部品と、を有し、前記樹脂成形品の成形段階において前記突起体の一部が溶融されて前記樹脂成形品に溶着されている部品の取付構造であって、前記突起体は、先端側に形成され、前記壁部の取付面に対して平行な第一対向面と、前記第一対向面よりも基端側に形成され、前記取付面に対して平行な第二対向面と、を有するとともに、前記突起体の側断面には、3つ以上の凸状の角部が形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、端部に突起体が形成された部品を準備する準備工程と、前記突起体を溶融した樹脂に押し込んで、前記突起体の一部を溶融させて溶着により前記部品を取り付ける押入工程と、を含む部品の取付方法であって、前記準備工程において、前記突起体には、先端側に形成された第一対向面と、前記第一対向面よりも基端側に設けられ前記第一対向面に対して平行な第二対向面と、が形成されるとともに、その側断面には、3つ以上の凸状の角部が形成されており、前記押入工程では、前記樹脂の取付面と前記第一対向面及び前記第二対向面とが平行となるように押入することを特徴とする。
かかる構成によれば、角部を多く備えることにより、当該角部に局所的に熱を集中させることができ、結果的に従来よりも短時間で突起体を溶融させることができる。これにより、溶融した樹脂の昇温を行う必要がなく、また、成形サイクルも向上する。さらに、第一対向面及び第二対向面の溶融さえ確保できれば所定の溶着強度が保障されるので溶着強度の管理も容易となる。
また、前記突起体の側断面は、前記壁部の取付面に垂直な軸線を挟んで線対称になっていることが好ましい。かかる構成によれば、突起体を樹脂に押入する際に、バランスよく押し込むことができるため、溶着強度をより安定させることができる。
本発明の部品の取付構造及び部品の取付方法によれば、効率よく溶着することができるとともに、溶着強度の管理が容易となる。
第一実施形態に係る部品の取付構造を示す断面図である。 第一実施形態に係る部品及び突起体を示す斜視図である。 (a)は第一実施形態に係る突起体を示す側断面図であり、(b)は第一実施形態に係る突起体を示す平面図である。 (a)は第二実施形態に係る突起体を示す側断面図であり、(b)は第二実施形態に係る突起体を示す平面図である。 (a)は第一変形例に係る突起体を示す側断面図であり、(b)は第一変形例に係る突起体を示す平面図である。(c)は第二変形例に係る突起体を示す側断面図であり、(d)は第二変形例に係る突起体を示す平面図である。(e)は第三変形例に係る突起体を示す側断面図であり、(f)は第三変形例に係る突起体を示す平面図である。 (a)は他の変形例を示す平面図であり、(b)は(a)のI−I断面図である。 (a)は第四変形例を示す斜視図であり、(b)は第五変形例を示す斜視図であり、(c)は第六変形例を示す斜視図であり、(d)は第七変形例を示す斜視図である。 (a)は従来の部品の取付方法Aにおける突起体の側断面図であり、(b)は従来の部品の取付方法Bにける突起体の側断面図である。
〔第一実施形態〕
以下、本発明の第一実施形態に係る部品の取付構造及び部品の取付方法について図面を参照して説明する。図1に示すように、第一実施形態に係る部品の取付構造1では、燃料タンク2に、部品3を固定する場合を例示する。部品3を取り付ける樹脂成形品は、燃料タンク2に限定されるものではなく、熱可塑性樹脂で形成された他の構造物であってもよい。また、部品3は、本実施形態ではバルブ、ポンプ等燃料タンク2内に固定される部品を例示するが、樹脂成形品に取り付けられる他の構造物であってもよい。
燃料タンク2は、燃料を貯留する中空容器であって、熱可塑性樹脂で形成されている。燃料タンク2は、熱可塑性樹脂層、バリヤ層、接着層等を積層させた複数層構造になっている。燃料タンク2の壁部10の内壁11には、部品3が取り付けられている。内壁11は、部品3が取り付けられる取付面となる部位である。外壁12は、外部に露出する部位である。
部品3は、燃料タンク2の内部に取り付けられる構造物である。図2に示すように、部品3は、本実施形態では、例えば、略円柱状を呈する。部品3のうち、内壁11と対向する端面13には、複数の突起体4(本実施形態では9個)が形成されている。突起体4の設置個数は限定されるものではない。
突起体4は、壁部10に押し込まれて壁部10に溶着される部位である。突起体4は、本実施形態では、熱可塑性樹脂で形成されている。突起体4の材料は、壁部10の材料と同じでもよいし、後記するパリソンPの熱によって溶融し溶着可能であれば他の材料であってもよい。
図1に示すように、突起体4は、先端側に設けられる先端部21と、基端側に設けられる基端部31とで構成されている。先端部21及び基端部31は、本実施形態ではいずれも直方体を呈する。基端部31は、先端部21よりも一回り大きく形成されている。突起体4の大部分は、壁部10の内部に埋設されている。突起体4の表面と壁部10とは溶着により強固に接合されている。
先端部21に形成された第一対向面22と内壁11の取付面(内面)とは実質的に平行になっている。突起体4の側断面において、第一対向面22の両端には第一角部24,24が形成されている。
基端部31の第二対向面32と前記取付面とは実質的に平行になっている。突起体4の側断面において、第二対向面32の両端には第二角部34,34が形成されている。つまり、突起体4の側断面には、4つの角部が形成されている。突起体4の詳細形状については後記する。
次に、本実施形態に係る部品の取付方法について説明する。本実施形態に係る部品の取付方法では、ブロー成形を行う際に、パリソンPの内側に部品3を取り付ける場合を例示する。本実施形態では、ブロー成形を例示するが、他の成形方法であっても本発明を適用することができる。本実施形態に係る部品の取付方法では、準備工程と、押入工程とを行う。
準備工程では、端面13に突起体4が形成された部品3を用意する工程である。突起体4は、先端側に形成された先端部21と、基端側に形成された基端部31とを有する。
図3に示すように、先端部21は、第一対向面22と、第一対向面22に対して垂直な4つの第一側面23とで構成されている。また、図3の(a)に示すように、先端部21の側断面には、第一対向面22の両端に形成された第一角部24,24が形成されている。第一角部24は、外側に凸となるように形成されている。先端部21は、基端部31よりも一回り小さくなっている。図3の(b)に示すように、先端部21の第一対向面22には、四つの頂点26が形成されている。頂点26は、第一対向面22と二つの第一側面23,23とが重なる部位である。
基端部31は、第二対向面32と、第二対向面32に対して垂直な4つの第二側面33とで構成されている。第二対向面32は、第一対向面22と平行になっている。また、図3の(a)に示すように、基端部31の側断面には、第二対向面32の両端に形成された第二角部34,34が形成されている。第二角部34は、外側に凸となるように形成されている。第一側面23と第二対向面32とは垂直になっており、入隅部25,25が形成されている。基端部31の底面は、部品3の端面13に取り付けられている。図3の(b)に示すように、基端部31の第二対向面32には、四つの頂点36が形成されている。頂点36は、第二対向面32と二つの第二側面33,33とが重なる部位である。
図3の(a)に示すように、本実施形態に係る突起体4の側断面には、第一角部24,24及び第二角部34,34の4つの凸状の角部が形成されている。本発明では、突起体4の側断面における凸状の角部は3つ以上形成されていることが好ましい。角部が2つ以下であると溶着する際の熱の集中箇所が少なく好ましくない。第一対向面22及び第二対向面32の面積は、パリソンPとの溶着の際に、第一対向面22及び第二対向面32が溶着することで所望の溶着強度が確保されるように設定することが好ましい。
押入工程では、パリソンPに突起体4を押入する工程である。パリソンPは、熱可塑性樹脂で形成されており、高温の状態で図示しない成形型に対してドローダウンされる。パリソンPは、円筒形又はシート状になっている。成形型にパリソンPが転写された後、例えば、アクチュエータ等によって部品3をパリソンPに向かって前進させて、突起体4をパリソンPに押入する。この際、パリソンPの取付面に対して、第一対向面22及び第二対向面32が実質的に平行となるように押入する。アクチュエータ等の部品を取り付けるための装置は、成形型の型締めの前に成形型の外部に退避させる。
パリソンPは冷却されることによって燃料タンク2の壁部10となる。また、突起体4は、パリソンPの熱によってその一部が溶融するとともに、冷却されることによって壁部10に突起体4が溶着される。これにより、燃料タンク2の内部に部品3が取り付けられる。
以上説明した本実施形態に係る部品の取付構造1によれば、突起体4の側断面において、3つ以上の凸状の角部を備えることにより、押入工程において突起体4が溶融する際に、当該角部に局所的に熱を集中させることができ、結果的に従来よりも短時間で突起体を溶融させることができる。これにより、パリソンPの昇温を行う必要がなく、また、成形サイクルも向上する。さらに、第一対向面22及び第二対向面32の溶融さえ確保できれば所定の溶着強度が保障されるので溶着強度の管理も容易となる。
本実施形態では、先端部21及び基端部31ともに直方体を呈するため、頂点26及び頂点36に最も熱が集中する。これにより、頂点26,36周りが特に溶融しやすくなっており、溶着効率を向上させることができる。
また、本実施形態に係る突起体4は、パリソンPの取付面に対して垂直な軸線Cに対して左右対称になっている。これにより、突起体4をパリソンPに押入する際に、溶融した樹脂が均等に流れるため、バランスよく押し込むことができ、溶着強度をより安定させることができる。また、部品3の位置決め精度を向上させることができる。
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態に係る部品の取付方法について説明する。図4の(a)及び(b)に示すように、第二実施形態に係る部品の取付方法では、突起体4Aの形状が第一実施形態と相違する。突起体4Aは、先端部21Aと、中間部31Aと、基端部41Aとで構成されている。先端部21A、中間部31A及び基端部41Aはいずれも円柱状を呈する。先端部21A、中間部31A及び基端部41Aは、同心で積層されており、この順番で直径が大きくなるように形成されている。
先端部21Aは、第一対向面22と、第一対向面22に対して垂直な第一側面23とで構成されている。図4の(a)に示すように、先端部21Aの側断面において、第一対向面22の両端には、凸状となる第一角部24,24が形成されている。
中間部31Aは、第二対向面32と、第二対向面32に対して垂直な第二側面33とで構成されている。図4の(a)に示すように、中間部31Aの側断面において、第二対向面32の両端には、凸状となる第二角部34,34が形成されている。
基端部41Aは、第三対向面42と、第三対向面42に対して垂直な第三側面43とで構成されている。図4の(a)に示すように、基端部41Aの側断面において、第三対向面42の両端には、凸状となる第三角部44,44が形成されている。
このように、突起体4Aでは、第一角部24,24、第二角部34,34及び第三角部44,44の6つの角部が形成されている。第二実施形態に係る部品の取付方法は、第一実施形態と略同等であるため、説明を省略する。
第二実施形態に係る部品の取付方法(部品の取付構造)によれば、突起体4Aの側断面において、6つの凸状の角部を備えることにより、押入工程において突起体4Aが溶融する際に、当該角部に局所的に熱を集中させることができ、結果的に従来よりも短時間で突起体を溶融させることができる。これにより、パリソンPの昇温を行う必要がなく、また、成形サイクルも向上する。さらに、第一対向面22、第二対向面32及び第三対向面42の溶融さえ確保できれば所定の溶着強度が保障されるので溶着強度の管理も容易となる。
また、本実施形態に係る突起体4Aは、パリソンPの取付面に対して垂直な軸線Cに対して左右対称になっている。これにより、突起体4AをパリソンPに押入する際に、溶融した樹脂が均等に流れるため、バランスよく押し込むことができ、溶着強度をより安定させることができる。また、部品3の位置決め精度を向上させることができる。
〔変形例〕
次に、本発明の変形例について説明する。変形例では突起体の形状が前記した実施形態と異なるため、相違する部分を中心に説明する。図5の(a)及び(b)に示す第一変形例、図5の(c)及び(d)に示す第二変形例及び図5の(e)及び(f)に示す第三変形例では、角部が3つである点及び側断面形状が、取付面に垂直な軸線Cに対して非対称である点で前記した実施形態と相違する。
図5の(a)及び(b)に示す第一変形例の突起体4Bは、第一対向面22及び第二対向面32を備えている。突起体4Bの側断面には、第一角部24,24と、第二角部34が形成されている。第一角部24,24及び第二角部34は、いずれも直角である。
突起体4Bによっても、第一角部24,24と第二角部34のように3つの角部が形成されているため、効率よく溶着することができる。また、第一対向面22及び第二対向面32を備えているため、溶着強度の管理を容易に行うことができる。
図5の(c)及び(d)に示す第二変形例の突起体4Cは、第一対向面22及び第二対向面32を備えている。突起体4Cの側断面には、第一角部24,24’と第二角部34が形成されている。
第一角部24’の内角は鈍角になっている。また、第一側面23と第二対向面32とのなす外角も鈍角になっている。第一角部24及び第二角部34は、いずれも直角である。
一方、図5の(e)及び(f)に示す第三変形例の突起体4Dは、第一対向面22及び第二対向面32を備えている。突起体4Dの側断面には、第一角部24,24’’と第二角部34が形成されている。
第一角部24’’の内角は鋭角になっている。また、第一側面23と第二対向面32とのなす外角も鋭角になっている。第一角部24及び第二角部34は、いずれも直角である。
第二変形例に係る突起体4C及び第三変形例に係る突起体4Dによっても、角部の角度が鈍角又は鋭角になっているものの3つの角部が形成されているため、効率よく溶着することができる。また、第一対向面22及び第二対向面32を備えているため、溶着強度の管理を容易に行うことができる。
図6の(a)は他の変形例を示す平面図であり、(b)は(a)のI−I断面図である。図6の(a)及び(b)に示す他の変形例では、突起体4が円環状になっている点で、第一実施形態と相違する。このように突起体4は、連続的に形成されていてもよい。また、当該変形例における突起体4は円環状であるが、楕円環状や、三角環状、四角環状等他の多角環状で形成されてもよい。
図7の(a)に示すように、第四変形例では、突起体4Eの平面形状がクロス状になっている。また、図7の(b)に示すように、第五変形例では、突起体4Fの平面形状が星型(ギヤ型)になっている。また、図7の(c)に示すように、第六変形例では、突起体4Gの平面形状が三角形になっている。第四変形例〜第六変形例では、先端部と基端部の平面形状は相似になっている。
一方、図7の(d)に示すように、第七変形例では、突起体4Hの先端部21Hは、直方体であるのに対し、基端部31Hは円柱になっている。このように、本発明は、先端部と基端部の平面形状が異なるように形成してもよい。第四変形例〜第七変形例の突起体であっても、第一対向面及び第二対向面を備えるとともに、これらの側断面にはそれぞれ4つの角部が形成されるこれにより、第一実施形態と略同等の効果を奏することができる。
1 部品の取付構造
2 燃料タンク
3 部品
4 突起体
10 壁部
21 先端部
22 第一対向面
23 第一側面
24 第一角部
31 基端部
32 第二対向面
33 第二側面
34 第二角部

Claims (3)

  1. 樹脂成形品と、前記樹脂成形品の壁部に埋設された突起体を介して前記樹脂成形品に取り付けられる部品と、を有し、前記樹脂成形品の成形段階において前記突起体の一部が溶融されて前記樹脂成形品に溶着されている部品の取付構造であって、
    前記突起体は、
    先端側に形成され、前記壁部の取付面に対して平行な第一対向面と、
    前記第一対向面よりも基端側に形成され、前記取付面に対して平行な第二対向面と、を有するとともに、
    前記突起体の側断面には、3つ以上の凸状の角部が形成されていることを特徴とする部品の取付構造。
  2. 前記突起体の側断面は、前記壁部の取付面に垂直な軸線を挟んで線対称になっていることを特徴とする請求項1に記載の部品の取付構造。
  3. 端部に突起体が形成された部品を準備する準備工程と、
    前記突起体を溶融した樹脂に押し込んで、前記突起体の一部を溶融させて溶着により前記部品を取り付ける押入工程と、を含む部品の取付方法であって、
    前記準備工程において、前記突起体には、先端側に形成された第一対向面と、前記第一対向面よりも基端側に設けられ前記第一対向面に対して平行な第二対向面と、が形成されるとともに、その側断面には、3つ以上の凸状の角部が形成されており、
    前記押入工程では、前記樹脂の取付面と前記第一対向面及び前記第二対向面とが平行となるように押入することを特徴とする部品の取付方法。
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