JP2015020498A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示状態の遷移に運転者が気付き易い表示装置を提供する。【解決手段】表示部111は、当該表示部111の表示状態が、仮想車両61を表示する第1の状態から、仮想車両61を用いて自車両に関する情報を呈示する第2の状態まで遷移する間における少なくとも一時間帯において、仮想車両61の可動部(65a、65b)が動作するように仮想車両61を表示する。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば速度計や燃料計等の計器類を表示する車両用のメータユニット等に利用可能な表示装置に関し、特にグラフィック表示が可能な表示装置に関する。
近年では、液晶表示器等の表示デバイスを用いて、自動車用メータを画面に表示する画像表示式のグラフィックメータが知られている。
また、メータ上に車両の外観を表す仮想車両を表示し、当該仮想車両の一部を指し示すこと等により、メータが搭載された自車両の故障箇所を呈示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、仮想車両を3次元的に表示し、この仮想車両を用いて異常発生箇所を示す表示装置が開示されている。
特開平5−112161号公報
しかしながら、特許文献1に開示された表示装置では、故障箇所が単に画面に表示されるだけであるので、故障発生を認識した場合には故障発生箇所が分かり易くなるものの、故障の発生自体を運転者に認識させるには、インパクト性に欠けていた。このため、表示装置の表示状態が故障発生箇所を表示する状態へと遷移したことに運転者が気付かないおそれがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、表示状態の遷移に運転者が気付き易い表示装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明に係る表示装置は下記の点を特徴としている。
(1) 仮想車両を含む各種表示要素を表示する表示部を備え、自車両に搭載されて用いられる表示装置であって、
前記表示部は、当該表示部の表示状態が、前記仮想車両を表示する第1の状態から、前記仮想車両を用いて前記自車両に関する情報を呈示する第2の状態まで遷移する間における少なくとも一時間帯において、前記仮想車両の可動部が動作するように前記仮想車両を表示する。
(2) 上記(1)に記載の表示装置であって、
前記可動部が、前記仮想車両の開閉可能なドア部である。
(3) 上記(1)及び(2)のいすれか1つに記載の表示装置であって、
前記表示部は、当該表示部の表示状態が前記第1の状態から前記第2の状態まで遷移する間における少なくとも一時間帯において、前記仮想車両が回転するように前記仮想車両を表示する。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の表示装置であって、
前記表示部は、前記第2の状態においては、前記仮想車両を用いて前記自車両の故障箇所を呈示する。
上記(1)の構成の表示装置では、第1の状態から第2の状態に遷移するまでの間の一時間帯において仮想車両の可動部が動作するので、当該可動部の動作により運転者の注意を引き付けることができる。このため、表示部の表示状態が第2状態に遷移して自車両に関する情報が呈示されていることに運転者が気付き易い。自車両に関する情報としては、仮想車両を用いて呈示可能なものであれば、任意の情報を採用できる。例えば、仮想車両の一部を指し示すことにより自車両の故障箇所を呈示することができるし、或いは仮想車両のドア部を開閉することにより自車両のドアが開いたままになっていることを報知することができる。また、可動部としては、仮想車両における動作可能な任意の箇所を利用できる。例えば、フロントドアやリアドア、ボンネット等のドア部が開閉してもよいし、サイドミラーやタイヤ等が動作しても構わない。
上記(2)の構成の表示装置によれば、仮想車両のドア部を開閉させることにより、運転者の注意を引き付けることができる。
上記(3)の構成の表示装置によれば、仮想車両を回転させることにより、運転者の注意を引き付けることができる。
上記(4)の構成の表示装置によれば、表示部の表示状態が第2状態に遷移して自車両の故障箇所が呈示されていることに運転者が気付き易い。
本発明によれば、表示状態の遷移に運転者が気付き易い表示装置を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、実施形態に係る表示装置のハードウェアの構成例を示した図である。 図2(A)〜図2(C)は、表示部に表示されるグラフィック表示領域及びその表示内容の遷移を示す図である。 図3(D)〜図3(F)は、表示部に表示されるグラフィック表示領域及びその表示内容の遷移を示す図である。 図4は、表示装置の表示動作手順を示すフローチャートである。
以下、本実施形態に係る表示装置について図面を用いて説明する。本実施形態の表示装置は、車室内のインストルメントパネルに設置されたグラフィックメータに適用される。
<ハードウェア構成>
図1は、実施形態に係る表示装置100のハードウェアの構成例を示した図である。図1に示すように、表示装置100は、制御部(マイクロコンピュータ、CPU:Central Processing Unit)101、読み出し専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)102、インタフェース103、インタフェース104、CPU電源部105、グラフィックコントローラ106、フレームメモリ107、Xドライバ108、Yドライバ109、LCD(Liquid Crystal Display)電源部110、及び表示部(液晶表示器、TFT−LCD:Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)111を備えている。
制御部101は、例えばマイクロコンピュータであり、予め用意されたプログラムを実行し、表示装置100の機能を実現するために必要な様々な処理を行う。例えば、後述する図4のフローチャートに示した処理等を制御部101が行う。
読み出し専用メモリ102は、制御部101が実行するプログラムの内容や、各計器の画像データ(後述する速度計41、燃料計52、回転計51、水温計42の画像データ。)や、仮想車両61の画像データ等を保存している。
インタフェース103は、車両側のイグニッションスイッチの状態を表す信号(IGN+)を制御部101に入力する。
インタフェース104は、制御部101と車両側の各種制御装置(ECU:Electric Control Unit)との間で、CAN(Controller Area Network)規格による通信を行うために利用される。具体的には、現在の車両の走行速度、エンジン回転速度、冷却水温、燃料残量、クラッチ接続の有無等の現在の様々な車両状態を表すデータが、ほぼリアルタイムのデータとして車両側からインタフェース104を介して制御部101に入力される。また、インタフェース104は、車載式故障診断システム(OBD(On Board Diagnostic System))における情報の出力部であるOBDコネクタからの情報を得るために用いることもできる。
例えば、インタフェース104は、車両が所定量移動する毎に当該車両側に搭載された速度センサから出力される車速パルス信号を受け付け、現在の車両の走行速度の値を表す走行速度情報として制御部101に出力する。
また、インタフェース104は、エンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサから出力されるパルス信号を受け付け、エンジン回転数情報として制御部101に出力する。また、インタフェース104は、燃料センサによって検出された燃料残量に関する情報を受け付け、制御部101に出力する。また、インタフェース104は、ラジエータ内の冷却水の温度を検出する水温センサからの信号を受け付け、冷却水情報として制御部101に出力する。
また、インタフェース104は、車両に設けられた操作部(図示せず。)からの操作入力を受け付けるためにも用いられる。本実施形態では、インタフェース104は、後述するように、故障箇所表示状態を解除して通常表示状態に遷移させるための解除入力を受け付け可能に構成されている。
CPU電源部105は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力して制御部101の動作に必要な直流電圧(Vcc)を生成する。また、CPU電源部105は、必要に応じてリセット信号を生成したり、制御部101から出力されるスリープ信号に従って電力供給を抑制するための動作も行う。
表示部111は、例えば液晶表示器であり、液晶デバイスにより構成された多数の微小表示セルをX方向およびY方向に並べて配置されたカラーの2次元表示画面を有している。多数の微小表示セルの表示状態をセル毎に個別に制御することにより、2次元表示画面上に図形、文字、画像等の所望の情報をグラフィック表示することができる。
このように、表示部111は、2次元画面表示によって表示装置100のグラフィック表示領域111aを表示する。また、表示部111の表示内容の制御は、後述するように制御部101によって実行される。
表示部111の表示画面のY方向の走査位置は、Yドライバ109の出力により順次に切り替わる。Yドライバ109は、グラフィックコントローラ106から出力される垂直同期信号に同期して、Y方向の走査位置を順次に切り替える。
Xドライバ108は、グラフィックコントローラ106から出力される水平同期信号に同期して表示部111の表示画面のX方向の走査位置を順次に切り替える。また、Xドライバ108はグラフィックコントローラ106から出力されるRGB各色の画像データを走査位置の表示セルに与えて画面中の表示内容を制御する。
グラフィックコントローラ106は、制御部101から入力される様々な命令に従って、様々なグラフィック要素を表示部111の画面上に表示する。実際には、画素毎の表示内容を保持するフレームメモリ107に対して、制御部101又はグラフィックコントローラ106が表示データを書き込みグラフィックの描画を行う。また、グラフィックコントローラ106は、表示部111の画面を2次元走査するための垂直同期信号及び水平同期信号を生成し、これらの同期信号に同期したタイミングでフレームメモリ107上の該当するアドレスに格納されている表示データを表示部111に与える。
LCD電源部110は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力して、表示部111の表示に必要とされる所定の直流電力を生成する。
<表示画面の具体例>
図2(A)〜図2(C)(以下、これらを纏めて図2と総称する場合がある。)及び図3(D)〜図3(F)(以下、これらを纏めて図3と総称する場合がある。)は、表示装置100の表示部111に表示されるグラフィック表示領域111a、及びその表示内容の遷移を示す図であり、図2(A)、図2(B)、図2(C)、図3(D)、図3(E)、図3(F)の順に表示内容が遷移する。グラフィック表示領域111aには、概略的には、図2(A)に示す通常表示状態(第1の状態)においては、速度計41、燃料計52、回転計51、水温計42、ターンインジケータ71、72及び仮想車両61がそれぞれ表示される。図3(F)に示す故障箇所表示状態(第2の状態)においては、仮想車両61を用いて故障箇所が呈示される。なお、これらの各表示要素は、多数の表示画素の集合により表現されるグラフィック表示要素として実現されている。表示状態の遷移の詳細については後述する。
速度計41は、車両の状態に関する情報として現在の走行速度(車速:km/h)を呈示するための円形状の表示要素である。本実施形態では、一般的なアナログ計器と同様に、速度計41は、円環状の速度スケール45と、速度スケール45の中心近傍に配置され、速度スケール45の一部を指し示して現在の車速を呈示する指針46と、を含んで構成されている。速度計41は、グラフィック表示領域111aにおける一端側(図2、図3中右端側)に配置されている。
水温計42は、車両の状態に関する情報として現在の車両の冷却水の温度を呈示するための円形状の表示要素である。本実施形態では、一般的なアナログ計器と同様に、水温計42は、上記速度スケール45よりも径が小さい円環状の水温スケール47と、該水温スケール47の中心近傍に配置され、水温スケール47の一部を指し示して現在の冷却水の温度を呈示する指針48と、を含んで構成されている。水温計42は、グラフィック表示領域111aにおいて、速度計41と重複する部分を有するように、当該速度計41よりも回転計51側に配置されている。また、当該重複部分には、水温計42は表示されず、速度計41が表示されている。
回転計51は、車両の状態に関する情報として現在のエンジンの回転速度(×1000rpm)を呈示するための円形状の表示要素である。本実施形態では、一般的なアナログ計器と同様に、回転計51は、上記速度スケール45と略同一形状の円環状の回転速度スケール55と、該回転速度スケール55の中心近傍に配置され、回転速度スケール55の一部を指し示して現在の回転速度を呈示する指針56と、を含んで構成されている。回転計51は、グラフィック表示領域111aにおいて、速度計41が配置された一端側とは反対側の他端側(図2、図3中左端側)に、速度計41と対向して配置されている。
燃料計52は、車両の状態に関する情報として現在の車両の燃料残量を呈示するための円形状の表示要素である。本実施形態では、一般的なアナログ計器と同様に、燃料計52は、上記燃料スケール57と略同一形状の円環状の燃料スケール57と、燃料スケール57の中心近傍に配置され、燃料スケール57の一部を指し示して現在の燃料残量を呈示する指針58と、を含んで構成されている。燃料計52は、速度計41よりも表示面積が小さい。また、燃料計52は、グラフィック表示領域111aにおいて、回転計51と重複する部分を有するように、当該回転計51よりも速度計41側に配置されている。また、当該重複部分には、燃料計52は表示されず、回転計51が表示されている。
これら回転計51及び燃料計52は、通常表示状態においては表示され、後述するように故障箇所を表示する際に消去される。即ち、通常表示状態においてこれら回転計51及び燃料計52が表示される領域は、故障箇所表示状態においては、仮想車両61を拡大して表示するための故障表示領域として用いられる。
仮想車両61は、車両の外観を表す表示要素であり、グラフィック表示領域111aにおいては中央装飾画像として画面の中央部に配置されている。即ち、仮想車両61は、通常時には、一端側に配置された速度計41及び水温計42と、他端側に配置された回転計51及び燃料計52との間に配置されている。この仮想車両61は、3次元画像として立体的に表現されている。
また、3次元画像である仮想車両61は、連続的に動作するように描画される。即ち、仮想車両61は、2次元で描画された複数枚の車両画像を用意しておき、これらの画像を適宜入れ替えることで仮想車両61が連続的に動作するように表示されてもよいし、或いは、仮想車両61の3Dデータを保存しておき、表示角度等を逐次計算することにより描画されてもよい。
<表示動作>
上記構成を有する表示装置100の表示動作について説明する。図4は、表示装置100の表示動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、読み出し専用メモリ102に記憶されており、制御部101によって実行される。
まず、運転手は、イグニッションスイッチをオンにする。直流電圧(Vcc)が供給された制御部101は、グラフィック表示領域111aへの表示を開始する。
制御部101は、表示を開始すると、通常表示状態(第1の状態)としてのメータ表示処理を行う(S1)。この処理では、図2(A)に示すように、制御部101は、グラフィック表示領域111aの表示内容が自動車用の通常のメータユニットとして機能するように、表示制御を実施する。即ち、制御部101は、最新の車速の情報を、インタフェース104を介して取得し、この車速を速度計41の指針46の表示位置及び向きに反映するように表示内容を更新する。また、最新のエンジン回転速度の情報をインタフェース104を介して取得し、このエンジン回転速度を回転計51の指針56の表示位置及び向きに反映するように表示内容を更新する。燃料計52、水温計42等の他の表示要素についても同様である。さらに、制御部101は、回転計51及び燃料計52と、速度計41及び水温計42との間に、装飾画像である仮想車両61を立体的(3次元的)に表示する。
ステップS2では、制御部101は、インタフェース104を介して故障情報が入力されるまで待つ。故障情報を受け付けると、制御部101は、故障表示領域と重なる、回転計51及び燃料計52の表示を徐々に薄くしつつ、図2中左側に向けて画面外まで移動させ、図2(B)に示すように画面から消去する(ステップS3)。なお、ここで回転計51及び燃料計52を消去しているのは、法規制上、速度計41は常に表示しておく必要があるからである。
制御部101は、図2(C)に示すように、回転計51及び燃料計52の表示が消去された故障表示領域に仮想車両61を移動させた後、C軸を中心に矢印aで示す方向に仮想車両61を所定の第1角度だけ回転させる(ステップS4)。図2(C)では第1角度だけ回転した後の仮想車両61を示しており、グラフィック表示領域111aには、仮想車両61の前部が図中略左方向に向いた仮想車両61が表示されている。図2及び図3の例では、左前(助手席)側のタイヤがパンクしている例を想定している。即ち、上述した図2(C)では、故障箇所である左前側のタイヤが一旦表示されるように、仮想車両61が表示されている。
続いて、制御部101は、図3(D)に示すように、仮想車両61がC軸周りに所定の第2角度だけ回転した状態で一旦動作を停止させ、運転席側のフロントドア65a(可動部、ドア部。)が開いた状態となるように仮想車両61を表示する(ステップS5)。この第2角度だけ回転した状態では、仮想車両61の前部は図中略右方向に向いている。さらに、制御部101は、図3(E)に示すように、フロントドア65aを閉じた後、C軸周りの回転を再開し、所定の第3角度回転した状態で一旦動作を停止させ、今度はリアドア65b(可動部、ドア部。)が開いた状態となるように表示する。
続いて、制御部101は、フロントドア65a及びリアドア65bを閉じた状態にし、仮想車両61をC軸周りに逆回転させた、つまり矢印aとは反対の矢印b方向に回転させた仮想車両61を表示する(ステップS6)。
そして、制御部101は、ステップS2で受け付けた故障情報に基づき、仮想車両61の故障部位が表示される位置にあるか否かを判別する(ステップS7)。故障部位が表示される位置にない場合、制御部101は、ステップS6の処理に戻る。
一方、故障部位が表示される位置に達すると、制御部101は、図3(F)に示すように、仮想車両61における故障箇所を着色して或いは表示濃度を濃くして表示する(ステップS8)。ここでは、故障情報により左前(助手席)側のタイヤがパンクしている例を想定しているので、仮想車両61の左前輪のタイヤ65cが着色或いは濃く表示されている。
その後、制御部101は、インタフェース104を介して解除入力が入力されるまで待つ。制御部101は、解除入力を受け付けるまで、S8の処理を繰り返し実施し、解除入力を受け付けると、表示部111の表示状態を、上記ステップS3〜S8までとは逆の過程を経て通常表示状態に戻す。そして、ステップS1の処理に戻り、通常時における表示処理を再開する。
このように、本実施形態の表示装置100は、故障箇所が発生したことを運転者に報知する際に、回転計51等を消去した領域に、仮想車両61を移動させて表示し、この仮想車両61を回転させ、その回転途中で運手席側のフロントドア65a及びリアドア65bを開閉する表示を行った後、故障箇所を表示する。これにより、仮想車両61を目立たせることができ、故障が発生したことを、インパクトのある表示で運転者に報知することができる。したがって、表示部111の表示状態が故障箇所表示状態に遷移して自車両に関する情報が呈示されていることに運転者が気付き易い。
また、フロントドア65a及びリアドア65bからなる2箇所のドア部を開閉させるように表示するので、運転者の注意を引き付けることができる。さらに、仮想車両61を回転させるように表示することによっても、運転者の注意を引き付けることができる。
なお、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、上記実施形態では、故障箇所の表示として、タイヤがパンクした場合の表示の例を示したが、これに限らず、バッテリ上がり、ワイパーの故障等、種々の故障を表示することができる。
また、上記実施形態では、車両に関する情報として故障箇所を呈示する構成としたが、車両に関する情報としては、仮想車両61を用いて呈示可能なものであれば、任意の情報を採用できる。例えば、車載器が緊急情報を受信したことや、ガソリン切れ(ガス欠)が近づいていること等を報知するために仮想車両61を用いることもできる。
また、上記実施形態では、可動部として、フロントドア65a及びリアドア65bのドア部を用いた場合について説明したが、可動部は仮想車両61における動作可能な部位であれば、任意の箇所を利用できる。例えば、ボンネット等の他のドア部が開閉してもよいし、サイドミラーやタイヤ等が動作しても構わない。
また、上記実施形態では、仮想車両61が図2及び図3中のC軸周りの矢印a方向及び矢印b方向の双方向に回転した後で、故障箇所を表示する構成としたが、いずれか1方向のみに回転させた後に故障箇所を表示してもよいし、更に異なる方向に回転させて構わない。
また、上記実施形態では、仮想車両61が立体的に(3次元的に)表示される構成としたが、車両を平面視した仮想車両を表示して、表示画面上において平面的に(2次元的に)表される構成としても構わない。
また、上記実施形態では、回転計51及び燃料計52の表示を徐々に薄くしつつ、画面外まで移動させて消去する構成としたが、回転計51及び燃料計52の表示は、表示を徐々に薄くしていきそのまま消去させる、又は薄くせずに移動だけして消去させるようにしてもよい。
以下では、本実施形態に係る表示装置100について纏める。
(1) 表示装置100は、仮想車両61を含む各種表示要素を表示する表示部111を備え、自車両に搭載されて用いられる表示装置である。前記表示部111は、当該表示部111の表示状態が、前記仮想車両61を表示する第1の状態(通常表示状態)から、前記仮想車両61を用いて前記自車両に関する情報を呈示する第2の状態(故障箇所表示状態)まで遷移する間における少なくとも一時間帯において、前記仮想車両61の可動部(65a、65b)が動作するように前記仮想車両61を表示する。
(2) 表示装置100では、前記可動部が、前記仮想車両61の開閉可能なドア部(フロントドア65a、リアドア65b)である。
(3) 表示装置100では、前記表示部111は、当該表示部111の表示状態が前記第1の状態から前記第2の状態まで遷移する間における少なくとも一時間帯において、前記仮想車両61が回転するように前記仮想車両61を表示する。
(4) 表示装置100では、前記表示部111は、前記第2の状態においては、前記仮想車両61を用いて前記自車両の故障箇所を呈示する。
61 仮想車両
65a フロントドア(可動部)
65b リアドア(可動部)
100 表示装置
101 制御部
111 表示部

Claims (4)

  1. 仮想車両を含む各種表示要素を表示する表示部を備え、自車両に搭載されて用いられる表示装置であって、
    前記表示部は、当該表示部の表示状態が、前記仮想車両を表示する第1の状態から、前記仮想車両を用いて前記自車両に関する情報を呈示する第2の状態まで遷移する間における少なくとも一時間帯において、前記仮想車両の可動部が動作するように前記仮想車両を表示する、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記可動部が、前記仮想車両の開閉可能なドア部である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示部は、当該表示部の表示状態が前記第1の状態から前記第2の状態まで遷移する間における少なくとも一時間帯において、前記仮想車両が回転するように前記仮想車両を表示する、
    ことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の表示装置。
  4. 前記表示部は、前記第2の状態においては、前記仮想車両を用いて前記自車両の故障箇所を呈示する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
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