JP6105416B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されて用いられる表示装置に関し、特に、車両の進行方向を伝達するための技術に関する。
車両を運転する際には、車体自体や乗員などの影響により、運転者から見えにくい場所、即ち死角になる領域が存在する。特に、車両後方については、運転者からはごく狭い範囲だけしか視認することができず、広い範囲が死角になってしまう。このため、例えば車両を後退して所定の駐車スペースに駐車する際には、運転者の死角になっている場所に存在する障害物にぶつかるような事故が起きる可能性がある。
これに対して、例えば車両後方を撮影するカメラによって撮影された映像を車室内に設置したモニタの画面上に表示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。これにより、運転者は画面に表示される映像を参照することによって、運転席に着座したままで、車両後方における障害物の有無等を確認することができる。
同様に、左折又は右折する際に、車両の左右の側部に設置されたカメラによって撮影された映像をモニタの画面上に表示することも可能である。これにより、運転者は、左折又は右折時においてサイドミラーでは死角となり易い範囲についても、姿勢を変えることなく障害物の有無等を確認することができる。
このように、車両の進行方向を撮影した映像(画像)を画面上に表示することにより、運転支援を図る技術が知られている。
特開2006−35995号公報
しかしながら、従来の表示装置では、車両の進行方向を撮影した映像が画面上に表示されるものの、表示された映像と車両の進行方向との関係が分かりにくかった。
車両の進行方向(特に、後退方向。)の誤認は危険を伴うので、運転者に車両の進行方向を適切に伝達することが好ましい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の進行方向を把握しやすい表示装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、下記の点を特徴としている。
(1) 仮想車両を含む各種表示要素を表示する表示部と、
前記表示部に接続された制御部と、
を備え、自車両に搭載されて用いられる表示装置であって、
前記制御部は、前記仮想車両の前記表示部内における仮想的な進行方向である仮進方向が、前記自車両の現実の進行方向である実進方向と一致するように、前記仮想車両を表示した後で、前記仮想車両を消去し、且つ消去した前記仮想車両に代えて、前記自車両に設けられた撮影装置により前記実進方向を撮影した外部画像を表示するように、前記表示部を制御する。
(2) 上記(1)に記載の表示装置であって、
前記制御部は、通常時には、前記仮想車両を前記表示部に表示させ、
一方、前記通常時において、前記自車両に配された操作部からの操作信号に基づいて前記自車両の前記実進方向を特定した場合には、前記仮進方向が前記実進方向と一致するように前記仮想車両を表示した後で前記仮想車両を消去し、且つ消去した前記仮想車両に代えて前記外部画像を表示するように、前記表示部を制御する。
(3) 上記(2)に記載の表示装置であって、
前記操作部が、シフト位置を変更するためのシフトレバーであり、
前記操作信号が、シフト位置が後退状態を表す位置に変更されたことを示す信号であり、
前記実進方向が、後退方向である。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の表示装置であって、
前記仮進方向が、前記表示部の表示面に交差する方向である。
上記(1)の構成の表示装置では、仮想車両の仮想的な進行方向である仮進方向と、自車両の進行方向である実進方向とが一致するので、運転者(使用者)は、表示部に表示された仮想車両の進行方向を認識することにより、自車両の進行方向を容易に把握することができる。このため、上記(1)の構成の表示装置によれば、車両の進行方向を把握しやすい。また、仮想車両が、自車両の進行方向(実進方向)と一致する方向に仮想的に進行するように表示されて消去された後、自車両の進行方向(実進方向)を撮影した外部画像が表示部に表示されるので、運転者は、表示された外部画像が自車両に対するどの方向を撮影したものであるかを容易に把握することができる。
尚、仮想車両の進行方向の呈示方法としては、例えば車両を真上から視た仮想車両を表示して、当該仮想車両を表示部の表示面上で平面的に移動させる方法を採用できる。あるいは、仮想車両の表示面積及び表示角度を適宜変更することにより、仮想車両が表示部の表示面に交差する方向に進行するように表示して、即ち仮進方向が表示部の表示面に交差するように表示して、3次元的に(立体的に)仮想車両が移動しているように運転者に知覚させることもできる。
また、上記仮想車両の消去の態様は、任意の態様を採用できる。例えば表示部の表示領域の外縁まで仮想車両が進行してスライドアウトしてもよいし、或いは外縁までの移動途中に色彩が薄くなったり形状が小さくなったりすることによりフェードアウトしても構わない。
上記(2)の構成の表示装置によれば、運転者が操作部を操作したことにより自車両の進行方向が変更された場合に、仮想車両によって自車両の進行方向が呈示されるので、運転者は、変更後の進行方向を容易に把握することができる。
上記(3)の表示装置によれば、運転者は、車両が後退することを容易に把握できる。
上記(4)の表示装置によれば、仮想車両が表示部の表示面に交差する方向に移動するように表示して、3次元的に(立体的に)仮想車両が移動しているように運転者に知覚させるので、運転者は、自車両の進行方向を直感的に把握することができる。
本発明によれば、車両の進行方向を把握しやすい表示装置を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、実施形態に係る表示装置のハードウェアの構成例を示した図である。 図2は、車両に設置されたカメラ、ウインカ及びシフトレバーの配置を示す図である。 図3(A)〜図3(C)は、表示装置の表示部に表示されるグラフィック表示領域及びその表示内容の遷移の一例を示す図である。 図4は、表示装置の表示動作手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、図4の後方表示開始処理手順を示すフローチャートである。 図6は、図4の後方表示終了処理手順を示すフローチャートである。 図7は、仮想車両が表示部の表示面に交差する方向に進行するように表示する場合の表示例を示す図であり、図7(A)は仮想車両とアイポイントの関係を示す図、図7(B)〜図7(D)は仮想車両の表示の遷移を示す図である。
以下、本実施形態に係る表示装置について図面を用いて説明する。本実施形態の表示装置は、車室内のインストルメントパネルに設置されたグラフィックメータに適用される。
<ハードウェア構成>
図1は、実施形態に係る表示装置100のハードウェアの構成例を示した図である。図1に示すように、表示装置100は、制御部101、読み出し専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)102、インタフェース103、インタフェース104、CPU電源部105、グラフィックコントローラ106、フレームメモリ107、Xドライバ108、Yドライバ109、LCD(Liquid Crystal Display)電源部110、表示部111、及びインタフェース112を備えている。
制御部101は、例えばマイクロコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)であり、予め用意されたプログラムを実行し、表示装置100の機能を実現するために必要な様々な処理を行う。例えば、後述する図4〜図6のフローチャートに示した処理等を制御部101が行う。
読み出し専用メモリ102は、制御部101が実行するプログラムの内容や、各メータ(後述する速度計41、燃料計42、回転計51、水温計52。)、仮想車両61等の表示データ等を保持している。
インタフェース103は、車両側のイグニッションスイッチの状態を表す信号(IGN+)を制御部101に入力する。
インタフェース104は、制御部101と車両側の各種制御装置(ECU:Electric Control Unit)との間で、CAN(Controller Area Network)規格による通信を行うために利用される。具体的には、現在の車両の走行速度、エンジン回転速度、冷却水温、燃料残量、クラッチ接続の有無等の現在の様々な車両状態を表すデータが、ほぼリアルタイムのデータとして車両側からインタフェース104を介して制御部101に入力される。
例えば、インタフェース104は、車両が所定量移動する毎に当該車両側に搭載された速度センサから出力される車速パルス信号を受け付け、現在の車両の走行速度の値を表す走行速度情報として制御部101に出力する。
また、インタフェース104は、エンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサから出力されるパルス信号を受け付け、エンジン回転数情報として制御部101に出力する。また、インタフェース104は、燃料センサによって検出された燃料残量に関する情報を受け付け、制御部101に出力する。また、インタフェース104は、ラジエータ内の冷却水の温度を検出する水温センサからの信号を受け付け、冷却水情報として制御部101に出力する。
インタフェース112は、CAN規格の通信ネットワークを介して、操作部であるシフトレバー87内のシフトセンサ87aやウインカ86内のウインカスイッチ86aに接続され(図2参照。)、ウインカ操作指示やシフト操作指示に対応した操作信号を受け付け、制御部101に出力する。
また、インタフェース112は、CAN規格の通信ネットワークを介して、映像処理装置80に接続されている。映像処理装置80には、車両62(図2参照。)の前方、後方及び左右方向にそれぞれ設置されたカメラ81、82、83、84が接続される。映像処理装置80は、映像のデジタル信号を出力する際、選択したカメラの設置位置、撮影方向、撮影範囲等の情報を、カメラ81〜84で撮影された映像データとともに、制御部101側に出力する。
図2を参照して、車両62(自車両)について説明する。
図2は、車両62に設置されたカメラ81〜84、ウインカ86及びシフトレバー87の配置を示す図である。前述したように、本実施形態では、車両62の前方、後方及び左右方向をそれぞれ撮影する4台のカメラ81、82、83、84が車両62に設置されている。尚、カメラの数は、特に限定されず、1台でもよいし複数台でもよい。
ウインカ86は、操作部であり、ステアリングコラム(図示せず。)に軸支されており、上下方向に操作されることで、ウインカ86に取り付けられたウインカスイッチ86aが左折或いは右折を指示する操作信号を出力する。
シフトレバー87は、操作部であり、そのシフト位置を、パーキングを表す「P」、後退(バック)を表す「R」、ニュートラルを表す「N」、ドライブを表す「D」、セカンドを表す「S」等の位置に操作されることで、シフトレバー87に取り付けられたシフトセンサ87aがそれぞれの位置を表す操作信号を出力する。
再び図1を参照して、CPU電源部105は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力して制御部101の動作に必要な直流電圧(Vcc)を生成する。また、必要に応じてリセット信号を生成したり、制御部101から出力されるスリープ信号に従って電力供給を抑制するための動作も行う。
表示部111は、液晶表示器(TFT−LCD:Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)により構成された画像表示式の表示部であり、液晶デバイスにより構成された多数の微小表示セルをX方向およびY方向に並べて配置されたカラーの2次元表示画面を有している。多数の微小表示セルの表示状態をセル毎に個別に制御することにより、2次元表示画面上に図形、文字、画像等の所望の情報をグラフィック表示することができる。
このように、表示部111は、2次元画面表示によって表示装置100のグラフィック表示領域111aを表示する。表示部111の表示内容の制御は、後述するように制御部101によって実行される。
表示部111の表示画面のY方向の走査位置は、Yドライバ109の出力により順次に切り替わる。Yドライバ109は、グラフィックコントローラ106から出力される垂直同期信号に同期して、Y方向の走査位置を順次に切り替える。
Xドライバ108は、グラフィックコントローラ106から出力される水平同期信号に同期して表示部111の表示画面のX方向の走査位置を順次に切り替える。また、Xドライバ108はグラフィックコントローラ106から出力されるRGB各色の画像データを走査位置の表示セルに与えて画面中の表示内容を制御する。
グラフィックコントローラ106は、制御部101から入力される様々な命令にしたがって、様々なグラフィック要素を表示部111の画面上に表示する。実際には、画素毎の表示内容を保持するフレームメモリ107に対して、制御部101又はグラフィックコントローラ106が表示データを書き込みグラフィックの描画を行う。また、グラフィックコントローラ106は、表示部111の画面を2次元走査するための垂直同期信号及び水平同期信号を生成し、これらの同期信号に同期したタイミングでフレームメモリ107上の該当するアドレスに格納されている表示データを表示部111に与える。
LCD電源部110は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力して、表示部111の表示に必要とされる所定の直流電力を生成する。
<表示画面の具体例>
図3(A)〜図3(C)(以下、これらを総称して図3と称する場合がある。)は、表示装置100の表示部111に表示されるグラフィック表示領域111a及びその表示内容の遷移の一例を示す図である。図3に示したグラフィック表示領域111a上には、速度計41、燃料計42、回転計51、水温計52、及び仮想車両61がそれぞれ表示されている。尚、これらの各表示要素は、多数の表示画素の集合により表現されるグラフィック表示要素として実現されている。また、表示画面の遷移については後述する。
速度計41は、車両の状態に関する情報として現在の走行速度(車速:km/h)を呈示するための円形状の表示要素である。本実施形態では、一般的なアナログ計器と同様に、速度計41は、円環状の速度スケール45と、速度スケール45の中心近傍に配置され、速度スケール45の一部を指し示して現在の車速を呈示する指針46と、を含んで構成されている。速度計41は、グラフィック表示領域111aにおける一端側(図3中左端側)に配置されている。
燃料計42は、車両の状態に関する情報として現在の車両の燃料残量を呈示するための円形状の表示要素である。即ち、燃料計42は、速度計41とは異なる車両に関する情報を呈示する。本実施形態では、一般的なアナログ計器と同様に、燃料計42は、上記速度スケール45よりも径が小さい円環状の燃料スケール47と、燃料スケール47の中心近傍に配置され、燃料スケール47の一部を指し示して現在の燃料残量を呈示する指針48と、を含んで構成されている。燃料計42は、速度計41よりも表示面積が小さい。また、燃料計42は、グラフィック表示領域111aにおいて、速度計41と重複する部分を有するように、当該速度計41よりも回転計51側に配置されている。また、当該重複部分には、燃料計42は表示されず、速度計41が表示されている。
回転計51は、車両の状態に関する情報として現在のエンジンの回転速度(×1000rpm)を呈示するための円形状の表示要素である。本実施形態では、一般的なアナログ計器と同様に、回転計51は、上記速度スケール45と略同一形状の円環状の回転速度スケール55と、該回転速度スケール55の中心近傍に配置され、回転速度スケール55の一部を指し示して現在の回転速度を呈示する指針56と、を含んで構成されている。回転計51は、グラフィック表示領域111aにおいて、速度計41が配置された一端側とは反対側の他端側(図3中右端側)に、速度計41と対向して配置されている。
水温計52は、車両の状態に関する情報として現在の車両の冷却水の温度を呈示するための円形状の表示要素である。本実施形態では、一般的なアナログ計器と同様に、水温計52は、上記燃料スケール47と略同一形状の円環状の水温スケール57と、該水温スケール57の中心近傍に配置され、水温スケール57の一部を指し示して現在の冷却水の温度を呈示する指針58と、を含んで構成されている。水温計52は、グラフィック表示領域111aにおいて、回転計51と重複する部分を有するように、当該回転計51よりも速度計41側に配置されている。また、当該重複部分には、水温計52は表示されず、回転計51が表示されている。
これら回転計51及び水温計52は、通常時における通常表示状態で表示可能である。後述するように、シフトレバー87やウインカ86が操作された場合、操作状態に移行し、この操作状態では、仮想車両61、燃料計42及び水温計52は消去され、これらの代わりに、前方、後方、左方向及び右方向に設置されたカメラ81〜84のうちの、いずれかのカメラで撮影された外部画像91が表示される。
仮想車両61は、車両の外観を模した表示要素であり、グラフィック表示領域111aにおいては装飾画像として画面の中央部に配置されている。即ち、仮想車両61は、通常時には、一端側に配置された速度計41及び燃料計42と、他端側に配置された回転計51及び水温計52との間に配置されている。この仮想車両61は、例えば、当該車両の現在の状態を数値等による表示ではなくグラフィック的に表現するために利用される。
<表示動作の例>
上記構成を有する表示装置100の表示内容の変更動作の一例について図4、図5及び図6を参照して説明する。図4は、表示装置100の表示動作手順の一例を示すフローチャートである。この動作プログラムは、読み出し専用メモリ102に記憶されており、制御部101によって実行される。以下では、シフト位置がバックギアを表す「R」位置にセットされた場合に、後方を撮影した後方画像を外部画像91として表示する例について説明する。このため、以下では、外部画像91が後方画像91であるとして説明する。
まず、運転手は、イグニッションスイッチをオンにする。直流電圧(Vcc)が供給された制御部101は、グラフィック表示領域111aの表示を開始する。
制御部101は、表示を開始すると、通常時におけるメータ表示処理を行う(ステップS1)。この通常表示処理では、図3(A)に示すように、制御部101は、グラフィック表示領域111aの表示内容が自動車用の通常のメータユニットとして機能するように、表示制御を実施する。即ち、制御部101は、最新の車速の情報を、インタフェース104を介して取得し、この車速を速度計41の指針46の表示位置及び向きに反映するように表示内容を更新する。また、最新のエンジン回転速度の情報をインタフェース104を介して取得し、このエンジン回転速度を回転計51の指針56の表示位置及び向きに反映するように表示内容を更新する。燃料計42、水温計52等の他の表示要素についても同様である。
制御部101は、インタフェース112を介して入力されたシフト位置がバックギアを表す「R」位置にセットされたか否かを判別する(ステップS2)。バックギアを表す「R」位置にセットされた場合、車両62の進行方向(実進方向)が後退方向であることが特定され、制御部101は、後方表示開始処理を行う。後方表示開始処理の実行後、制御部101はステップS1の処理に戻る。
図5は、ステップS3における後方表示開始処理手順を示すフローチャートである。
制御部101は、図3(B)に示すように、仮想車両61の移動を開始する(ステップS11)。即ち、仮想車両61は、表示部111内における仮想的な進行方向である仮進方向が、車両62(自車両)の現実の進行方向(実進方向)と一致するように、仮想車両61を表示する。本実施形態では、仮想車両61は、車両62の実進方向である後退方向に移動するように表示される。本実施形態の移動処理では、仮想車両61の表示サイズを大きく変更しつつ、グラフィック表示領域111aの下方に仮想車両61を移動させることにより、進行方向が後退方向として運転者に視認されるように仮想車両61を表示している。
制御部101は、仮想車両61の移動と並行して、速度計41及び回転計51の背部にそれぞれ一部が隠れるように、燃料計42及び水温計52の移動を開始する(ステップS12)。
制御部101は、車両62の後方に配されたカメラ82によって撮影された後方画像91の表示を開始する(ステップS13)。この後方画像91の表示は、仮想車両61、燃料計42及び水温計52が移動することにより空いたスペースに、表示画面に対して所定角度だけ傾いた状態で開始される。このとき、表示画面の外へ移動することにより消去される仮想車両61の一部と後方画像91とが重複して表示される。
制御部101は、図3(C)に示すように、燃料計42及び水温計52を徐々に薄くなるように表示し、やがて消去する(ステップS14)。
制御部101は、表示画面上に表示される後方画像91の傾斜角を徐々に小さくしつつその表示領域を拡大し、後方画像91を正立した状態で表示する(ステップS15)。この後、制御部101は元の処理に復帰する。
一方、再び図4を参照して、ステップS2でシフト位置がバックギアを表す「R」位置にセットされていない場合、制御部101は、現時刻において表示画面に後方画像91を表示しているか否かを判別する(ステップS4)。後方画像91を表示していない場合、制御部101はステップS1の処理に戻る。
また、ステップS4でシフト位置がバックギアを表す「R」位置にセットされている場合、制御部101は、後方表示終了処理を行う(ステップS5)。後方表示終了処理の実行後、制御部101はステップS1の処理に戻る。
図6は、ステップS5における後方表示終了処理手順を示すフローチャートである。制御部101は、表示画面上に表示される後方画像91の傾斜角を徐々に大きくしつつその表示領域を縮小し、後方画像91を倒れていくように表示する(ステップS21)。
制御部101は、燃料計42及び水温計52を徐々に濃くなるように表示する(ステップS22)。さらに、制御部101は、速度計41及び回転計51の背部からそれぞれ元の位置に戻るように、燃料計42及び水温計52の移動を開始する(ステップS23)。
制御部101は、表示画面内への仮想車両61の移動を開始する(ステップS24)。このとき、表示画面内へ移動する仮想車両61の一部と後方画像91とが重複して表示される。
制御部101は、表示されている後方画像91を消去する(ステップS25)。この後、制御部101は元の処理に復帰する。
以上説明した表示装置100によれば、仮想車両61の仮想的な進行方向である仮進方向(上記表示例では、後退方向。)と、自車両の進行方向である実進方向(上記表示例では、後退方向。)とが一致するので、運転者(使用者)は、表示部111に表示された仮想車両61の進行方向を認識することにより、自車両の進行方向を容易に把握することができる。このため、表示装置100によれば、自車両の進行方向を把握しやすい。また、仮想車両61が、自車両の進行方向(実進方向)と一致する方向に仮想的に進行するように表示されて消去された後、自車両の進行方向(実進方向。上記表示例では後方。)を撮影した外部画像91が表示部111に表示されるので、運転者は、表示された外部画像91が自車両に対するどの方向を撮影したものであるかを容易に把握することができる。
また、表示装置100によれば、運転者が操作部であるシフトレバー87を操作したことにより自車両の進行方向が変更された場合に、仮想車両61によって自車両の進行方向が呈示されるので、運転者は、変更後の進行方向を容易に把握することができる。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、上記実施形態では、シフト位置が後退を表す「R」位置にセットされた場合に、後方のカメラによって撮影した外部画像91をグラフィック表示領域111aに表示する構成を例示したが、動作例はこれに限られない。例えば、右折(或いは左折)を指示するウインカスイッチ86aからの操作指示を受け付け、当該操作指示に基づいて自車両の実進方向が右方(或いは左方)であると特定した場合に、仮進方向が当該右方(或いは左方)となるように仮想車両61を表示した後で仮想車両61を消去し、且つ消去した仮想車両61に代えて、車両の右方(或いは左方)をカメラによって撮影した外部画像をグラフィック表示領域111aに表示する構成としても構わない。
また、上記実施形態では、図5のステップS3において仮想車両61を仮進方向である後退方向に進行するように表示する際に、仮想車両61の表示サイズを変更しつつ、グラフィック表示領域111aの下方に仮想車両61を移動させていたが、表示態様はこれに限られない。例えば仮想車両61として車両を真上から視たものを表示して、当該仮想車両を表示部111の表示面上で平面的に移動させる方法を採用できる。あるいは、仮想車両61の表示サイズ及び表示角度を適宜変更することにより、仮想車両61が表示部111の表示面に交差する方向に進行するように表示して、即ち仮進方向が表示部111の表示面に交差するように表示して、3次元的に(立体的に)仮想車両が移動しているように運転者に知覚させることもできる。
図7は、仮想車両が表示部の表示面に交差する方向に進行するように表示する場合の表示例を示す図であり、図7(A)は仮想車両とアイポイントの関係を示す図、図7(B)〜図7(D)は仮想車両の表示の遷移を示す図である。図7では、仮想車両61は、その進行方向である仮進方向が表示部111の表示面に交差するように(図7では、表示面と垂直に。)表示されている。
以下では、本実施形態に係る表示装置100について纏める。
(1) 表示装置100は、仮想車両61を含む各種表示要素を表示する表示部111と、前記表示部111に接続された制御部101と、を備え、自車両(車両62)に搭載されて用いられる表示装置である。前記制御部101は、前記仮想車両61の前記表示部111内における仮想的な進行方向である仮進方向が、前記自車両の現実の進行方向である実進方向と一致するように、前記仮想車両61を表示した後で、前記仮想車両61を消去し、且つ消去した前記仮想車両61に代えて、前記自車両に設けられた撮影装置(カメラ81〜84)により前記実進方向を撮影した外部画像91を表示するように、前記表示部111を制御する。
(2) 表示装置100では、前記制御部101は、通常時には、前記仮想車両61を前記表示部111に表示させ、一方、前記通常時において、前記自車両に配された操作部(シフトレバー87)からの操作信号に基づいて前記自車両の前記実進方向を特定した場合には、前記仮進方向が前記実進方向と一致するように前記仮想車両61を表示した後で前記仮想車両61を消去し、且つ消去した前記仮想車両61に代えて前記外部画像91を表示するように、前記表示部111を制御する。
(3) 表示装置100では、前記操作部が、シフト位置を変更するためのシフトレバー87であり、前記操作信号が、シフト位置が後退状態を表す位置に変更されたことを示す信号であり、前記実進方向が、後退方向である。
(4) 表示装置100では、前記仮進方向が、前記表示部111の表示面に交差する方向である。
41 速度計
42 燃料計
51 回転計
52 水温計
61 仮想車両
62 車両(自車両)
81、82、83、84 カメラ(撮影装置)
86 ウインカ(操作部)
87 シフトレバー(操作部)
91 外部画像(後方画像)
100 表示装置
101 制御部
111 表示部
111a グラフィック表示領域

Claims (4)

  1. 仮想車両を含む各種表示要素を表示する表示部と、
    前記表示部に接続された制御部と、
    を備え、自車両に搭載されて用いられる表示装置であって、
    前記制御部は、前記仮想車両の前記表示部内における仮想的な進行方向である仮進方向が、前記自車両の現実の進行方向である実進方向と一致するように、前記仮想車両を表示した後で、前記仮想車両を消去し、且つ消去した前記仮想車両に代えて、前記自車両に設けられた撮影装置により前記実進方向を撮影した外部画像を表示するように、前記表示部を制御する、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御部は、通常時には、前記仮想車両を前記表示部に表示させ、
    一方、前記通常時において、前記自車両に配された操作部からの操作信号に基づいて前記自車両の前記実進方向を特定した場合には、前記仮進方向が前記実進方向と一致するように前記仮想車両を表示した後で前記仮想車両を消去し、且つ消去した前記仮想車両に代えて前記外部画像を表示するように、前記表示部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記操作部が、シフト位置を変更するためのシフトレバーであり、
    前記操作信号が、シフト位置が後退状態を表す位置に変更されたことを示す信号であり、
    前記実進方向が、後退方向である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記仮進方向が、前記表示部の表示面に交差する方向である、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
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