JP2015018918A - 反射型原版、露光方法及びデバイス製造方法 - Google Patents

反射型原版、露光方法及びデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】熱負荷がかかってもダメージの発生を低減した反射型原版を提供する。
【解決手段】反射型原版は、極端紫外光を反射する多層膜からなる反射層101と、前記反射層を支持する基材100と、前記反射層101と前記基材100との間に設けられ、前記反射層の熱を拡散する熱拡散層104と、を有する。前記反射層101と前記熱拡散層104とで構成する構造体の単位面積当たりの熱容量は、1.1(J/(K・m))以上である。
【選択図】図1

Description

本発明は、反射型原版、露光方法及びデバイス製造方法に関する。
現在、DRAM、MPU等の半導体デバイスの製造に関して、デザインルールで22nm以下の線幅を有するデバイスの実現に向けて研究開発がなされている。この世代に用いられる露光装置として、極端紫外域光(EUV)を用いた露光装置が有力視されている。一般に、露光装置は、回路パターンが描画されているマスク(原版、レチクルともいう)に光を照射し、その回路パターンの像を、投影光学系を用いて例えば1/4に縮小して感光材(レジスト)が塗布されているウエハに投影露光する。したがって、実際の露光では、マスクの回路パターン面にパーティクルが付着すると、各ショットの同じ位置にパーティクルの像が転写されることになる。このため半導体デバイス製造の歩留まりや、半導体デバイス自体の信頼性が大幅に低下するという問題があった。
この問題に対し、従来のg線、i線、KrFレーザー、ArFレーザー等を光源に持つ露光装置では、マスクにペリクルという透明な保護膜をつけていた。回路パターン面から数mmだけ間隔を空けてペリクルを配置することで、回路パターンをパーティクルから保護していた。このペリクルに付着したパーティクルは回路パターン面である物体面からデフォーカスしているため、通常所定の大きさ以下のパーティクルであれば、ウエハ上には像として転写されない。
しかし、本発明が適用されるEUV露光装置では、EUV光に対して実用的なペリクルが存在しない。要求される透過率を満たすためには、ペリクルの厚さを数10nm程度にせざるを得ない。しかし、このようなペリクルの厚さでは、マスクを搬送する際の、大気圧と真空環境下の雰囲気圧力との間の変化に対する機械的側面や、EUV光が吸収され温度が上昇することによる熱的側面の両方において、十分な強度で構成することが不可能である。
したがって、EUV露光装置では、マスクはペリクルレスとならざるを得ず、露光装置内でパーティクルが発生した場合、マスクの回路パターン面へのパーティクルの付着が懸念される。例えば、デザインルール22nmのデバイスを製造することを考える。仮に0.1μmのパーティクルがマスクの回路パターンに付着した場合、投影光学系の縮小倍率が4:1とするとウエハ上ではパーティクルの像は25nmとなる。そのため、デバイス製造は不可能になる。実際には、管理すべきパーティクルの粒径はさらに小さく、数十nm以下である。
真空装置内で発生するナノメートルサイズのパーティクルは、その発生原因、その挙動に対し十分解明されているとは言えない。しかし、発生原因としては、レチクルステージ、ロボットハンド、ゲートバルブの動作等において、摺動、摩擦により発生するパーティクル、光源側からわずかながら飛翔してくるデブリ等が予想される。レチクルの搬入、搬出にはロードロックチャンバーを介して行うことになるが、ロードロック内の真空排気、大気解放時にパーティクルが発生する。したがって、EUVマスクにおけるパーティクルの管理は、クリティカルな課題であり、これを解決するためには次の2つの技術、すなわち、クリーニングとパーティクル検査の進展が必須である。
EUVマスクのクリーニング手法としては、ウェットクリーニング、ドライクリーニング等各種の手法が提案されている。上述のように、EUV露光装置内ではパーティクルは物理的に付着する場合がほとんどである。そのためドライクリーニング方法も有効であるとして、特許文献1では、レーザーショックウエィブによるクリーニングが、特許文献2では、ドライレーザークリーニングが、それぞれ提案されている。
EUVマスクの検査では、数十nm以下のパーティクルを検査するために、検査装置の光源は短波長化され、かつその出力も増大してきた。例えは光源波長として488nmが使用されるが、近年では、266nm、248nm、193nmの波長をもつレーザー光源が使用されるようになってきた。これら光源を用いた検査装置は、従来のマスク検査で広く用いられてきたダイツーダイ検査(隣り合ったダイの画像を比較する)を行ってパーティクルを検出する。あるいは、ダイツデータベース検査(画像と設計データとの比較検査)を行ってパーティクルを検出することで、EUVマスクのパーティクル管理に用いられている。
米国特許公開第2006/0072085号明細書 特開2000−088999号公報 特開2002−277589号公報
特許文献1では、洗浄対象表面近傍の空間で、レーザー光を集光させ、ショックウエィブを発生させ、その圧力波で表面上のパーティクルを除去するクリーニング装置が提案されている。この装置はドライクリーニング装置であるため、半導体露光装置内にIn−Situで適用可能である。一般的にショックウェイブクリーニングには、光源としてQ−switched Nd:YAGレーザーが良く用いられる。このYAGレーザーは、波長1064nm、パルス幅10ns程度、1パルスのエネルギーが数100mJ以上のパルスレーザーである。洗浄対象の表面に対し光軸を平行に配置し、レーザー光を集光することすることでショックウェイブを発生させる。パーティクルを効率的にクリーニングするため、レーザーのスポット位置と表面との間の距離は数mm程度である。したがって、レーザー集光部の直下の表面では、パルスレーザーの強力なエネルギーによっては、熱的なダメージが発生する可能性がある。
特許文献2では、露光装置内に配置された反射光学素子の表面上の汚染物質をレーザービームで除去することが開示されている。特許文献2の技術は、通常のレーザークリーニングである。短波長(例えば248nm)のレーザー光を、直接クリーニング対象の表面に照射することで、表面とパーティクルの熱振動を励起するという熱的作用、あるいは直接汚染物質の化学結合を切るような光化学的な作用によってクリーニングする。特許文献2では、多層膜構造を有するEUV光学素子をレーザークリーニングによって、クリーニングする例が示されている。この場合、多層膜の層数を多くすることで、レーザーによって多層膜の上部が除去されてもEUV反射率には影響しない、としている。しかし、EUVマスクにこれを適用する場合、除去された多層膜が異物としてマスク表面に再付着するという課題がある。
同様にしてEUVマスクのパーティクル検査においても熱的なダメージが発生する可能性がある。すなわち異物サイズが小さくなるにつれ検査装置の異物検出感度を高める必要があるためである。一般的に光を照射したときの異物からの散乱光量は、波長の4乗に反比例し、エネルギーに比例する。従って、検出感度を高めるためには、光源は短波長化されかつその入射光エネルギーも増大せざるを得ない。この場合、多層膜はレーザー光を強く吸収して温度が上昇することによりEUV光反射率が低下する、という問題が生ずる。
このように、EUVマスクのクリーニング、検査いずれの方法においても熱による表面のダメージが懸念される。EUVマスクの表面は微細な多層膜構造をしており、クリーニング及び検査時のダメージに対しては、敏感な構造となっている。従って多層膜の構造は熱的に耐性のある構造が望ましい。
本発明は、熱負荷がかかってもダメージの発生を低減した反射型原版を提供することを目的とする。
本発明は、反射型原版であって、極端紫外光を反射する多層膜からなる反射層と、前記反射層を支持する基材と、前記反射層と前記基材との間に設けられ、前記反射層の熱を拡散する熱拡散層と、を有し、前記反射層と前記熱拡散層とで構成する構造体の単位面積当たりの熱容量は、1.1(J/(K・m))以上である、ことを特徴とする。
本出願の発明によれば、熱負荷がかかってもダメージの発生を低減した反射型原版を提供することができる。
反射型原版の膜構成を示す図 反射型原版が使用される露光装置を示す図 反射型原版に使用される代表的な材料の物性値の表 従来の反射型原版の膜構成とレーザー照射時の強度分布と温度分布を示す図 Si基板でのレーザー照射時の強度分布と温度分布を示す図 多層膜にレーザーが照射されたときの温度変化を示す図 図6の時間軸を拡大した図 Si基板にレーザーが照射されたときの温度変化を示す図 図8の時間軸を拡大した図 反射型原版の別例を示す図 反射型原版の別例を示す図 反射型原版の別例を示す図 熱拡散層の単位面積当たりの熱容量を示す表
[EUV露光装置]
本発明が適用される極端紫外光(EUV光)を用いて基板を露光するEUV露光装置を図2で説明する。同図で、反射型のレチクル(反射型原版)2には電子回路パターンが形成されている。なお、本発明では、マスクとレチクルは同義語であるとして説明する。特にパターン、多層膜に注目する場合は「マスク」という表現を用い、基板に注目する場合は「レチクル」という表現を用いる。
レチクルチャック7は、レチクル2を保持し固定する。レチクルステージ3は、EUV露光処理を行うときに、レチクル2を走査方向に粗微動させる。投影光学系5は、マスク2からのEUV反射光をウエハ(基板)1に投影露光する。ウエハチャック6は、ウエハ1を保持し固定する。ウエハステージ27は、ウエハ1を6軸方向に粗動、微動可能に移動する。ウエハステージ27のx方向、y方向の位置は、不図示のレーザー干渉計によって常にモニターされている。投影光学系5の縮小倍率を(1/β)とし、レチクルステージ3の走査速度をVr、ウエハステージ27の走査速度をVwとする。そうすると、レチクルステージ3とウエハステージ27とは、Vr/Vw=βの関係が成立するように同期制御される。露光処理は真空環境下で行われるため、レチクルステージ3は、レチクルステージ空間4a内に、投影光学系5は、投影光学系空間4b内に、ウエハステージ27は、ウエハステージ空間4c内に格納されている。それぞれの空間4a〜4cは、ゲートバルブ16a,16bにより空間的に仕切ることができる。それぞれの空間4a〜4cには、独立して真空排気装置10a,10b,10cが設けられており、独立に圧力を制御可能となっている。
搬送ハンド8は、ウエハロードロックチャンバー15とウエハステージ27との間でウエハ1を搬入、搬出する。真空排気装置10eは、ウエハロードロックチャンバー15を真空に排気する。ウエハロードロックチャンバー15の露光装置側には、ゲートバルブ11aが、ウエハ交換室14側にはゲートバルブ11bが設けられている。ウエハ交換室14は、ウエハ1を大気圧下で一時保管する。搬送ハンド13は、ウエハ交換室14とウエハロードロックチャンバー15との間でウエハ1を搬入、搬出する。搬送ハンド22は、レチクルロードロックチャンバー26とレチクルステージ3との間でレチクル2を搬入、搬出する。真空排気装置10dは、レチクルロードロックチャンバー26を真空に排気する。レチクルロードロックチャンバー26の露光装置側にはゲートバルブ12aが、レチクル交換室19側にゲートバルブ12bがそれぞれ設けられている。レチクル交換室19は、レチクル2を大気圧下で一時保管する。搬送ハンド18は、レチクルロードロックチャンバー26とレチクル交換室19との間でレチクル2を搬入、搬出する。
[マスク]
通常、EUVマスクの膜構造は、EUV光を反射する多層膜(以後、反射層と称す)と、その反射層の表面を酸化、汚染から保護するキャップ層(保護層)と、EUV光を吸収するTa系、Cr系の吸収層とから構成されている。投影光学系5を構成するEUVミラーは、吸収層を含まないが、EUVマスクと同様にして、反射層とキャップ層から構成されている。本実施形態の説明では、EUVマスクの膜構造は、上述のようにEUVを反射する反射層とそのキャップ層とを含んでいる。
本発明者は、EUVマスクの膜構造の熱によるダメージを考える際に、EUVマスクのレーザークリーニング時の膜構造の温度上昇の見積もりを行った。レーザークリーニングに使用するパルスレーザーとしてはArFエキシマレーザーを想定した。照射条件としては、粒径数10nmのテストパーティクルが付着しているEUVマスクにレーザークリーニングを適用し、除去率99%以上を達成した実験でのレーザー照射条件を想定した。
従来のEUVマスクの膜構造を図4に示す。極低膨張ガラスあるいはSiOからなる基材100の上に、複数のMo層と複数のSi層が交互に40ペア積層された280nm厚の反射層101が形成され、最上層には、2.5nm厚のRuキャップ層102が形成されている。基材100は、反射層101を支持する。EUVマスクを構成する各材料の熱物性値を図3に示す。ArFレーザー光の1パルスがEUVマスクに入射すると、膜構造を構成する各物質の吸収係数から算出して、光強度Iは図4のように反射層101の上層の数層までしか光は届かない。このレーザー光吸収により発生した熱は反射層101の内部を熱伝導し温度Tの分布になる。
この現象を非定常熱伝導計算として計算した結果を図6、図7に示す。各図で横軸は時刻(秒)、縦軸は上昇温度(℃)を示している。図7は図6の横軸を拡大したものである。図6、図7で実線はRu膜の温度変化、点線は反射層101の下部280nmすなわち基材100近傍の反射層101の温度変化を表している。これから分かるように、ArFレーザー光は、反射層101の上層までしか透過しないものの、Ru膜も反射層101の下部もほぼ同じ時定数で温度変化をする。つまり、キャップ層102及び反射層101の内部で大きな温度分布は発生しないことが分かる。従って、温度分布は図4の温度Tのようにキャップ層102及び反射層101の内部でほぼフラットなものとなる。
図6、図7によれば、Ru膜と反射層101とには共に1パルスで150℃程度の温度上昇が生じている。特許文献3には反射層が200℃前後に加熱されると反射率の低下が始まるという実験事実が記載されている。この理由として、反射層101を構成するMo層とSi層の界面で熱拡散が生じるためと考えられている。したがって、上記のレーザー照射条件は、EUVマスクをクリーニングし、かつ反射層101の所望の反射率を維持するための閾値条件として考えることができる。
一方、これと比較する目的でSi基板103の内部の温度上昇に関しても同様のレーザー照射条件で検討した。ArFレーザー光が1パルスSi基板103に入射すると、Siの吸収係数から算出して光強度I’は図5のようになる。このレーザー光の吸収により、Si基板103の表面近傍で発生した熱はSi基板103の下方まで熱伝導していく。
この現象を非定常熱伝導計算として計算した結果を図8、9に示す。各図で横軸は時刻(秒)、縦軸は上昇温度(℃)を示している。図9は、図8の横軸を拡大したものである。各図で、実線はSi基板103の表面の温度変化、点線はSi基板103の表面から280nmの位置での温度変化を表している。これから分かるように、Si基板103では、表面の温度上昇は100℃程度であり、Ru表面の温度150℃と比較して低いことが分かる。また、Si基板103の表面から深さ280nmの内部の温度は、70℃程度であり、表面と内部で温度勾配ができていることがわかる。したがって、Si基板103における温度分布は、図5の温度T’のように、表面では高く、深くなるにつれ減衰するという分布になる。
このキャップ層102及び反射層101とSi基板103との温度分布の差異は次のように説明可能である。図3のEUVマスクを構成する物質の熱物性の表中で熱拡散率α[m/s]は、式1で定義される。ここでρは密度(kg/m)、cは比熱(J/(kg・K))、λは熱伝導率(W/(m・K))である。
α=λ/(ρc)・・・(1)
したがって、熱拡散率αは、熱容量当たりの熱伝導率であり、温度の伝わりやすさを示す量である。この量に注目するために基材100を構成する極低膨張ガラス,SiOの熱拡散率を1とした。このときキャップ層102及び反射層101を構成する各物質の熱拡散率の比はいずれも、数十倍の大きさとなっている。このように、キャップ層102及び反射層101は、基材100を構成する極低膨張ガラス,SiOと比較すると、大きな熱拡散率を有していることがわかる。すなわち、キャップ層102にレーザー光が入射すると、瞬時に反射層101の内部が温度上昇し急速に熱拡散する。しかし、基材100の熱拡散率は膜に比較して極端に小さいため、反射層101と基材100との界面で、図4の温度分布Tのように、大きな温度ギャップが生じる。したがって、反射層101は、基材100上で孤立した熱伝導体として考えて差し支えないことがわかる。
一方、Si基板103の場合には、レーザー光が入射すると表面近傍で発熱し、瞬時に内部方向に熱伝導していく。このとき内部に温度ギャップが発生するような界面は存在しない。このため、Si基板103の内部に深くなるにつれ温度が減衰していく。このため温度上昇も反射層101の内部ほど上昇しない。したがってSi基板103では、表面と内部で温度勾配が発生することになる。
以上のようにEUVマスクの反射層101は孤立した熱伝導体として考えられることがわかる。このためエネルギーQが入射した際の時間Δt間の温度上昇ΔTは近似的に、式2で与えられる。ここで、Vは反射層101の体積(m)である。
ΔT=(Q/ρcV)・Δt・・・(2)
つまり、式2は、レーザーによる入力エネルギーQが大きくてもρcVを大きくすれば、レーザー照射時の温度上昇ΔTを低く抑えることができる、ということを意味している。以上、本発明の理論的背景を説明した。前述したが、将来半導体デバイスのデザインルールが22nmから16nmと進展すると、マスク上で管理対象とすべきパーティクルの粒径はこれに比例して小さくなり0.7倍になる。一般的に表面に付着したパーティクルが表面から離脱する場合は、パーティクルに作用する慣性力が付着力よりも大きくなった場合に離脱が生じると考えられる。
パーティクルの粒径をdとしたとき、慣性力はdに比例し、一方付着力はdに比例する。つまり離脱に要する加速度は1/dに比例することになる。したがって、管理対象のパーティクル粒径が0.7倍になると、要求される加速度は約2倍になる。このときレーザーの照射エネルギーQも現状の約2倍要求されることになる。この場合、前述のシミュレーション結果より、反射層は1パルスで現在の150℃の2倍の300℃程度の温度に上昇することが予想される。反射層は、200℃前後に加熱されると反射率の低下が始まるため、このレーザー照射条件の場合には現状の反射層ではダメージが生ずることが予想される。
本発明は、このように今後デザインルールが22nmから16nmへと進展すると発生する可能性のある反射層のダメージを回避することを目的としている。EUVマスクの反射層の従来の構造は、図4のようにMo層とSi層とを1ペアとし合計40ペア(280nm厚)で構成されていた。この40ペアは、目標とするEUV光に対する反射率を得るための必要十分なペア数である。これに対し、本実施形態では、図1のように、反射層101と、極低膨張ガラスまたはSiOからなる基材100との間に、熱拡散層104を新たに挿入する。また、本実施形態では、図1のように、反射層101の熱拡散層104とは反対側にキャップ層(保護層)102が設けられている。この熱拡散層104は、例えば反射層101の単位面積当たりの熱容量以上の熱容量、反射層101の熱拡散率以上の熱拡散率をもった膜で構成する。本実施形態では、式2においてρcVのうちVが2倍以上すなわち反射層101及び熱拡散層104とで構成する構造体で多層膜の層数が2倍以上となることに相当する。このため温度上昇は微細化が進みレーザーの照射エネルギーが2倍になっても150℃以下を維持することが可能であり、反射層におけるEUV光の反射率の低下は発生しない。
図3を用いて反射層101を構成する40ペアのMo/Si多層膜の単位面積あたりの熱容量を計算する。Moの厚さ2.8nm、Siの厚さ4.1nmを考慮して計算すると、Mo/Si多層膜の単位面積あたりの熱容量は、0.55(J/K・m)となる。本実施形態では熱拡散層104を挿入することで反射層101及び熱拡散層104で構成する構造体の熱容量は2倍以上の1.1(J/(K・m))以上となる。このとき反射層101の内部の温度上昇は、図1のようにT/2以下になり、温度上昇が緩和される。
本実施形態では、このように所望のEUV光に対する反射率を満足する40ペアのMo/Si多層膜の熱容量を目安にして、反射型マスクの基材に積層されている膜全体の単位面積あたりの熱容量を現状の2倍以上にする。例えば、熱拡散層104の膜材料としては、図10のようにSiの単層膜105を熱拡散層とて挿入することも考えられる。この場合Siは、図3からも分かるように、ρc及びλがともに大きいため、熱拡散層の材料として非常に良好である。例えば、400nm厚のSi単層膜の場合、図13のように熱拡散層の単位面積当たりの熱容量は0.67(J/(K・m))となり、反射層101を合わせた全体の単位面積当たりの熱容量は1.22(J/(K・m))となる。またSiはMo/Si多層膜を構成する材料であるため、成膜材料としては問題ない。このように熱拡散層104を反射層101と基材100との間に挿入することで、マスクの膜全体の熱容量を大きくすること可能になり、温度上昇を抑制することができる。
熱拡散層104の別の例としては、図示しないものの、Ta、Crなどマスクの膜材料として多用されてきた材料を用いることも可能である。例えば、400nm厚のTa単層膜の場合、図13のように熱拡散層104の単位面積当たりの熱容量は0.92(J/(K×m))となり、反射層101を合わせた全体の単位面積当たりの熱容量は1.47(J/(K×m))となる。
上記の熱拡散層104に単層膜を用いる場合、成膜時に膜の平坦性が確保しにくいという問題が発生する可能性がある。その場合、基材100上に形成された膜構造にうねりが生じEUV光の反射光の位相がずれてしまうことも考えられる。これに対処するためには、図11のように、熱拡散層104は、周期構造をもつ多層膜とすることができる。図11では、反射層101の下部に、熱拡散層として反射層101と同じ膜構造の多層膜107を使用する。例えば、Mo/Si多層膜を40ペア(560nm)熱拡散層として追加する。この場合、熱拡散層の単位面積当たりの熱容量は0.55(J/(K×m))となり、反射層を合せた全体の単位面積当たりの熱容量は、1.10(J/(K・m))となる。このように基材100上に形成する多層膜の層数を増やすことは、EUVマスクの製法としてそれほど困難なことではない。この場合単純にρcVのうち、Vが2倍となることで、反射層の内部の温度上昇は、図1のようにT/2となると予想される。この例では熱拡散層を40ペアと想定して説明したが、当然のことながら40ペアにこだわることは無い。成膜上、許容できれば100ペアでもそれ以上でも可能である。このときの上昇温度はさらに緩和されると考えられる。
熱拡散層104の別の例を図12で説明する。前述では熱拡散層を構成するMoとSiの膜厚は、上層の反射層101を構成するMo(2.8nm),Si(4.1nm)と同等の膜厚を有している。しかし、熱拡散層104は熱拡散だけに作用する構造で構わないため、膜厚はこれにこだわる必要はない。例えばSi:10nm、Mo:10nmというように、膜の平坦度を確保しつつ、各膜厚を成膜しやすい厚さに変更し積層することも可能である。例えばこの膜厚で20ペアの緩和層を考えた場合、図13のように熱拡散層の単位面積当たりの熱容量は0.85(J/(K・m))となり、反射層を合わせた全体の単位面積当たりの熱容量は1.40(J/(K・m))となる。
本発明は、従来のマスクの膜材料またはその組み合わせで熱拡散層を構成し、EUV光の反射に寄与する反射層と熱拡散層とで構成される構造体の単位面積当たりの熱容量を従来の2倍以上の1.1(J/(K・m))以上にすることを特徴としている。
以上の説明では、レーザークリーニング適用時に生ずる反射層の内部の温度上昇を低減することを目的として説明してきた。EUVマスクの温度上昇による反射率の低下が懸念されるプロセスとしては、これ以外にもマスクのパターン検査時、マスクの修正時、EUV露光動作時などが考えられる。しかし、最も熱的負荷の大きいレーザークリーニングで反射層の内部のピーク温度を抑制することができれば、他のプロセス時においても同様に抑制可能である。また本実施形態ではEUVマスクの膜構造を例に本発明を説明した。前述もしたが、本発明は、EUV露光装置において投影光学系を構成するEUVミラーについても同様に成立することは言うまでもない。
[デバイス製造方法]
上述した反射型のマスクを含む露光装置を利用してデバイス(半導体デバイス、液晶表示デバイス等)を製造するデバイス製造方法について説明する。半導体デバイスは、ウエハに集積回路を作る前工程と、前工程で作られたウエハ上の集積回路チップを製品として完成させる後工程を経ることにより製造される。前工程は、前述の露光装置を使用して感光剤が塗布されたウエハを露光する工程と、ウエハを現像する工程を含む。後工程は、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)と、パッケージング工程(封入)を含む。液晶表示デバイスは、透明電極を形成する工程を経ることにより製造される。透明電極を形成する工程は、透明導電膜が蒸着されたガラス基板に感光剤を塗布する工程と、前述の露光装置を使用して感光剤が塗布されたガラス基板を露光する工程と、ガラス基板を現像する工程を含む。本実施形態のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (14)

  1. 反射型原版であって、
    極端紫外光を反射する多層膜からなる反射層と、
    前記反射層を支持する基材と、
    前記反射層と前記基材との間に設けられ、前記反射層の熱を拡散する熱拡散層と、
    を有し、
    前記反射層と前記熱拡散層とで構成する構造体の単位面積当たりの熱容量は、1.1(J/(K・m))以上である、
    ことを特徴とする反射型原版。
  2. 前記熱拡散層の熱容量は、前記反射層の熱容量以上である、ことを特徴とする請求項1に記載の反射型原版。
  3. 前記熱拡散層の熱拡散率は、前記反射層の熱拡散率以上である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の反射型原版。
  4. 前記反射層は、複数のMo層と複数のSi層とが交互に積層された多層膜からなる、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の反射型原版。
  5. 前記熱拡散層は、単層膜からなる、ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の反射型原版。
  6. 前記単層膜は、Si、TaまたはCrからなる、ことを特徴とする請求項5に記載の反射型原版。
  7. 前記熱拡散層は、多層膜からなる、ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の反射型原版。
  8. 前記熱拡散層は、複数のMo層と複数のSi層とが交互に積層された多層膜からなる、ことを特徴とする請求項7に記載の反射型原版。
  9. 前記熱拡散層は、複数のMo層と複数のSi層とが交互に積層された多層膜からなり、
    前記熱拡散層を構成する1つのMo層の厚さおよび1つのSi層の厚さは、前記反射層を構成する1つのMo層の厚さおよび1つのSi層の厚さと異なる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の反射型原版。
  10. 前記反射層の前記熱拡散層とは反対側に前記反射層を保護する保護層をさらに有する、ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の反射型原版。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の反射型原版に極端紫外光を照射し、前記反射型原版で反射された極端紫外光を用いて基板を露光する、ことを特徴とする露光方法。
  12. 請求項11に記載の露光方法を用いて基板を露光する工程と、
    前記工程で露光された基板を現像する工程と、
    を含むことを特徴とするデバイス製造方法。
  13. 反射型原版であって、
    極端紫外光を反射する多層膜からなる反射層と、
    前記反射層を支持する基材と、
    前記反射層と前記基材との間に設けられ、前記反射層の熱を拡散する熱拡散層と、
    を有し、
    前記熱拡散層の熱容量は、前記反射層の熱容量以上である、
    ことを特徴とする反射型原版。
  14. 前記熱拡散層の熱拡散率は、前記基材の熱拡散率以上である、ことを特徴とする請求項13に記載の反射型原版。
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