JP2015018681A - 照明装置及び照明装置の制御方法 - Google Patents

照明装置及び照明装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】短時間に集中力を高めることができ、かつ、長時間集中力を維持することができる照明装置を提供する。【解決手段】色温度の異なる複数種類の光を出射可能な光源部と、光源部から出射する光の色温度が所定の色温度となるように光源部を制御する制御部とを備え、制御部は、第1の期間t1において、光源部から出射する光が第1の色温度T1で維持されるように光源部を制御し、次いで、第2の期間t2において、光源部から出射する光が第1の色温度T1から徐々に当該第1の色温度T1よりも低い第2の色温度T2に変化するように光源部を制御し、次いで、第1の期間t1より長い第3の期間t3において、光源部から出射する光が第2の色温度T2で維持されるように光源部を制御する。【選択図】図6

Description

本発明は、照明装置及び照明装置の制御方法に関する。
発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の固体発光素子は、高効率で省スペースな光源として、照明用又はディスプレイ用等の各種機器に広く利用されている。
近年、照明用光源として用いられる白色LED光源は、青色LEDが発する青色光とその青色光で励起される黄色蛍光体の黄色光とを混色させることにより擬似白色光を得る、いわゆるB−Yタイプが主流となっている。
B−Yタイプの白色LED光源は、発光効率の向上が目覚ましく、蛍光灯の発光効率を超えるものも現れている。このため、従来の白熱灯や蛍光灯からB−Yタイプの白色LED光源への置き換えが進んでおり、白色LED光源を用いた照明装置が種々提案されている。
ところで、以前より、シーンによって照明光の光色を変化させたいというニーズがある。例えば、本や新聞等の文字を読む際の照明環境としては、文字のコントラストがはっきりとする高色温度の光色が好まれる。また、就寝前等では、メラトニンの分泌を阻害しない低色温度の光色が好まれる。
このようなニーズに対応するために、照明光の色温度を変えることができる調色タイプの照明装置の開発が進められている。
調色タイプの照明装置は、例えば、高色温度の光を発する高色温度用LED光源と低色温度の光を発する高色温度用LED光源とを備えており、2つのLED光源をそれぞれ独立に調光制御することによって所望の色温度の光色が得えられる(例えば特許文献1)。
特開2013−98038号公報
照明装置は、例えばタスク照明として学習や仕事等を行う際に用いられる。学習や仕事等を効率良く行うには、短時間でユーザの集中力を高めたり長時間集中力を持続させたりするとよい。
しかしながら、従来の照明装置では、ユーザの集中力を高めたり持続させたりすることができない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、短時間でユーザの集中力を高めることができ、かつ、その集中力を長時間持続させることができる照明装置及び照明装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明装置の一態様は、色温度の異なる複数種類の光を出射可能な光源部と、前記光源部から出射する光の色温度が所定の色温度となるように前記光源部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、第1の期間において、前記光源部から出射する光が第1の色温度で維持されるように前記光源部を制御し、次いで、第2の期間において、前記光源部から出射する光が前記第1の色温度から徐々に当該第1の色温度よりも低い第2の色温度に変化するように前記光源部を制御し、次いで、前記第1の期間より長い第3の期間において、前記光源部から出射する光が前記第2の色温度で維持されるように前記光源部を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る照明装置の一態様において、 前記光源部は、固体発光素子によって構成された光源と、前記光源が発する光の光色を化させることができる光色制御フィルタとを含み、前記制御部は、前記第1の期間では、前記光色制御フィルタを透過する前記光源の光が前記第1の色温度で維持されるように前記光色制御フィルタを制御し、前記第2の期間では、前記光色制御フィルタを透過する前記光源の光が前記第1の色温度から徐々に前記第2の色温度となるように前記光色制御フィルタを制御し、前記第3の期間では、前記光色制御フィルタを透過する前記光源の光が前記第2の色温度で維持されるように前記光色制御フィルタを制御する、としてもよい。
また、本発明に係る照明装置の一態様において、前記光色制御フィルタは、前記光源の光の一部の波長を選択的に吸収する材料を含むエレクトロクロミックフィルタである、としてもよい。
また、本発明に係る照明装置の一態様において、前記第1の色温度は、6000K以上であり、前記第2の色温度は、5000K以下である、としてもよい。
また、本発明に係る照明装置の一態様において、前記第1の色温度と前記第2の色温度との差は、1000K以上4000K以下である、としてもよい。
また、本発明に係る照明装置の一態様において、前記制御部は、前記第3の期間の後であって前記第2の期間よりも短い第4の期間において、前記光源部から出射する光が前記第2の色温度よりも高い第3の色温度となるように前記光源部を制御する、としてもよい。
この場合、前記第3の色温度は、前記第1の色温度と同じである、としてもよい。
また、前記第4の期間は、瞬時である、としてもよい。
また、本発明に係る照明装置の制御方法の一態様は、異なる色温度の光を出射可能な光源部を有する照明装置の制御方法であって、第1の期間において、前記光源部から出射する光の色温度を第1の色温度で維持させる第1ステップと、次いで、第2の期間において、前記光源部から出射する光の色温度を前記第1の色温度から徐々に当該第1の色温度よりも低い第2の色温度に変化させる第2ステップと、次いで、前記第1の期間より長い第3の期間において、前記光源部から出射する光の色温度を前記第2の色温度で維持させる第3ステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、短時間でユーザの集中力を高めることができ、かつ、その集中力を長時間持続させることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る照明装置の概略図である。 図2は、B−Yタイプの白色LED光源の発光スペクトルの一例を示す分光分布図である。 図3は、COB構造のLED光源の一例を示す断面図である。 図4は、エレクトロクロミックフィルタの構造の一例を示す斜視図である。 図5は、プルシアンブルー型錯体を用いたエレクトロクロミックフィルタにおける波長と光透過率との関係を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る照明装置における制御方法を示すタイミングチャートである。 図7は、本発明の実施の形態に係る照明装置の制御方法のフローチャートである。 図8は、本発明の実施の形態に係る照明装置における他の制御方法を示すタイミングチャートである。 図9は、本発明の実施例1に係る照明装置の構成を示す斜視図である。 図10は、本発明の実施例1に係る照明装置における灯具の分解斜視図である。 図11は、本発明の実施例2に係る照明装置の構成を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、ステップ及びステップの順序などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
まず、本発明の実施の形態に係る照明装置1の概略構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る照明装置の概略図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る照明装置1は、色温度の異なる複数種類の光を出射可能な光源部10と、光源部10から出射する光の色温度が所定の色温度となるように光源部10を制御する制御部20とを備える。
制御部20は、第1の期間において、光源部10から出射する光が第1の色温度で維持されるように光源部10を制御し、次いで、第2の期間において、光源部10から出射する光が第1の色温度から徐々に当該第1の色温度よりも低い第2の色温度に変化するように光源部10を制御し、次いで、第1の期間より長い第3の期間において、光源部10から出射する光が第2の色温度で維持されるように光源部10を制御する。
光源部10は、固体発光素子によって構成された光源11と、光源11が発する光の光色を変化させることができる光色制御フィルタ12とを含む。
制御部20は、光源11を発光させるための電力を光源11に供給する第1電源回路21と、光色制御フィルタ12を制御するための電力を光色制御フィルタ12に供給する第2電源回路22と、第1電源回路21及び第2電源回路22を制御するための制御回路23とを含む。
なお、照明装置1には、目的に応じて、反射板、レンズ又は導光板等の配光制御部材、及び、化粧枠等が設けられていてもよい。
以下、照明装置1の各構成部材について詳細に説明する。
[光源]
光源11は、LED素子、有機EL素子(OLED)又は無機EL素子等の固体発光素子によって構成されており、図1に示すように、例えば基板13に配置される。本実施の形態において、光源11は、1個又は複数個のLED素子によって構成されたLED光源である。光源11が複数のLED素子によって構成される場合、各LED素子は、例えば基板13上に二次元的に配置される。
光源11は、光出力を変化させて調光を行うことができるように構成されている。例えば、光源11が複数のLED素子によって構成されている場合、点灯させるLED素子の個数を変えることで光源11の光出力を変えることができる。また、1個又は複数のLED素子の各々について投入電流量を変えることでも光源11の光出力を変えることができる。
但し、LED素子の投入電流量を変える方法は、投入電流量が大きくなりすぎると、LED素子自身の発熱によって発光効率が低下し、所望の光出力が得られなくなるおそれがある。したがって、複数のLEDの点灯個数を変える方法の方が所望の調光を行うことができる。
光源11を構成するLED素子は、例えばLEDチップと蛍光体等の波長変換材とによって構成することができる。
LEDチップは、所定の直流電力により発光する半導体発光素子の一例であって、単色の可視光を発するベアチップである。LEDチップは、例えば、通電されれば青色光を発する青色LEDチップが用いられる。青色LEDチップは、380nm〜500nmの波長域に主たる発光ピークを有し、窒化ガリウム系の半導体材料によって構成することができる。
蛍光体は、LEDチップが発する光によって励起されて所望の色(波長)の光を放出する。青色LEDチップを用いる場合、545nm〜595nmの波長域に主たる発光ピークを有する黄色蛍光体を用いることができる。このような黄色蛍光体の一例として、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体があげられる。蛍光体は、シリコーン樹脂等の透光性絶縁材料に含有されて蛍光体含有樹脂として構成される。
このように、本実施の形態における光源11は、青色LEDチップと黄色蛍光体とによって構成されたB−YタイプのLED素子からなる白色LED光源である。この場合、黄色蛍光体は青色LEDチップが発した青色光の一部を吸収して励起されて黄色光を放出するので、この黄色光と黄色蛍光体に吸収されなかった青色光とが混ざって白色光が得られる。B−Yタイプの白色LED素子は、例えば、図2に示すような発光スペクトルを有する。図2は、代表的なB−Yタイプの白色LED素子の発光スペクトルを示している。なお、本実施の形態では、光源11として、互いに異なる色温度の光を発する複数種のLED素子は用いられておらず、1種類の色温度の光を発するLED素子のみが1個又は複数個用いられている。
光源11を構成する各LED素子は、例えば、図1に示すように、SMD(Surface Mount Device)構造とすることができる。SMD構造のLED素子は、パッケージ型の素子であり、凹部を有する白色樹脂等の容器11a(パッケージ)と、容器11aの凹部内に実装されたLEDチップ11bと、容器11aの凹部内に封入された蛍光体含有樹脂11cとによって構成される。
なお、LED素子の構造としては、図3に示すように、COB(Chip On Board)構造とすることもできる。COB構造のLED素子は、基板13に直接実装された複数のLEDチップ11bを蛍光体含有樹脂11cによって個々に又は複数個一括して封止した構成である。
また、本実施の形態では、青色LEDチップと黄色蛍光体との組み合わせとしたが、これに限らない。例えば、演色性を高めるために、黄色蛍光体に加えて、さらに赤色蛍光体や緑色蛍光体を混ぜても構わない。また、黄色蛍光体を用いずに、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する蛍光体含有樹脂を用いて、これと青色LEDチップとを組み合わせることによりに白色光を放出するように構成することもできる。
[光色制御フィルタ]
光色制御フィルタ12は、光源11の出射面側に設置される光透過性部品である。本実施の形態における光色制御フィルタ12は、可視光の一部の波長(特定波長)を選択的に吸収することにより透過する光の光色を変化させる調色フィルタであり、電気的に光透過率を変化させることが可能となっている。本実施の形態において、光色制御フィルタ12は、光源11から出射する光の一部の波長を選択的に吸収する。
このような光色制御フィルタ12として、例えばエレクトロクロミックフィルタが用いられる。エレクトロクロミックフィルタは、印加される電圧の値に応じて色(着色状態)が変わるエレクトロクロミック材料によって構成されており、印加される電圧の値に応じて光透過率も変化する。つまり、印加される電圧の値によってエレクトロクロミックフィルタに流れる電流が変わって光透過率が変わり、これにより、吸収する特定波長の吸収量を変えることができ、エレクトロクロミックフィルタを透過する光の色を変化させることができる。
このように、エレクトロクロミックフィルタは、電圧印加と電圧無印加とを選択的に切り替えることによってエレクトロクロミックフィルタの色を択一的に切り替えることもできるし、印加する電圧の値を変えることでエレクトロクロミックフィルタの色を徐々に変化させることもできる。
つまり、エレクトロクロミックフィルタへの電圧印加と電圧無印加とを切り替えることによって、エレクトロクロミックフィルタを透過する光源11の光の色温度を、異なる色温度である第1の色温度と第2の色温度とに択一的に切り替えることができる。また、印加電圧の値を適宜変えることによって、エレクトロクロミックフィルタを透過する光源11の光の色温度を第1の色温度と第2の色温度との間の無数の色温度に変化させることもできる。
エレクトロクロミックフィルタは、例えば、図4に示すように構成されており、2つのITO電極12a及び12fの間に、第1のエレクトロクロミック層12bと、封止用樹脂12cで封止されたゲル電解質12dと、第2のエレクトロクロミック層12eとが挟持された構造である。ITO電極12a及び12b間に電圧を印加することにより、第1のエレクトロクロミック層12b及び第2のエレクトロクロミック層12eにおけるエレクトロクロミック材料の色を変化させることができる。これにより、エレクトロクロミックフィルタを透過する光の光色を変えることができる。
例えば、エレクトロクロミック材料としてプルシアンブルー型錯体を用いると、図5に示すように、電圧の印加状態に応じて、エレクトロクロミックフィルタ(エレクトロクロミック材料)の色を青色(電圧無印加)又は透明色(電圧印加)に変化させることができる。また、さらに電圧を高くすることで、エレクトロクロミックフィルタの色を橙色に変化させることもできる。
また、図5からも分かるように、エレクトロクロミックフィルタが青色や橙色等に着色された状態では光源11の光の一部が吸収されてしまうので、透明状態の場合と比べて光透過率が低下する。
なお、本実施の形態において、光色制御フィルタ12としてエレクトロクロミックフィルタを用いたが、光色制御フィルタ12を透過する光源11の光の光色を電気信号によって変えることができるものであれば、これに限定されるものではない。例えば、光色制御フィルタ12として、電気信号に応じて透過する光の色温度を変えることができる液晶フィルタを用いてもよい。
[基板]
基板13は、光源11を配置するための基台である。基板13は光源11とともに光源ユニット(光源モジュール)として構成されていてもよい。
基板13としては、樹脂をベースとする樹脂基板、セラミックからなるセラミック基板、金属をベースとするメタルベース基板等を用いることができる。また、基板13の形状は、照明装置1における基板13の配置スペースに応じて適宜選択することができる。例えば、円板状や矩形状の基板13を用いることができる。
また、基板13は、所定形状の金属配線が形成された配線基板としてもよい。この場合、基板13には、例えば、光源11(LED素子)に供給する直流電力を受電するための一対の外部接続端子と、外部接続端子と光源11とを電気的に接続するための金属配線(金属パターン)とが設けられる。
一対の外部接続端子は、電線等によって電源回路と電気的に接続される。また、金属配線は、複数の光源11(LED素子)の各々について、直列接続としたり並列接続としたり直列接続と並列接続との組み合わせ接続としたりするために、所定形状で形成される。
[第1電源回路]
第1電源回路21は、光源制御用電源回路であり、光源11を発光させるための電力(電気信号)を生成する。第1電源回路21は、例えば、商用電源等の外部電源からの交流電圧を、整流、平滑及び降圧等して所定レベルの直流電圧に変換し、光源11に供給する。光源11に直流電力が供給されると、光源11が発光する。
なお、第1電源回路21から光源11に供給する電力を制御することによって、光源11の光出力を制御して光源11の調光を行うことができる。
[第2電源回路]
第2電源回路22は、光色制御フィルタ制御用電源回路であり、光色制御フィルタ12を制御するための電力(電気信号)を生成する。第2電源回路22は、例えば、商用電源等の外部電源からの交流電圧を、整流、平滑及び降圧等して所定レベルの直流電圧に変換し、光色制御フィルタ12に供給する。光色制御フィルタ12に直流電力が供給されると、光色制御フィルタ12を透過する光源11の色が変化する。
なお、第2電源回路22から光色制御フィルタ12に供給する電力を制御することによって、光色制御フィルタ12の光透過率を調整することができる。
[制御回路]
制御回路23は、第1電源回路21及び第2電源回路22を制御するための制御信号(電気信号)を第1電源回路21及び第2電源回路22に供給する。
例えば、制御回路23は、光源11を点灯又は消灯させたり、あるいは調光したりするために、第1電源回路21に制御信号(点灯信号、調光信号)を供給する。
また、制御回路23は、光色制御フィルタ12を透過する光源11の光色を変化させるために(つまり、照明装置1の照明光の光色を変化させるために)、第2電源回路22に制御信号を供給する。
なお、制御回路23は、その他の制御を行うように構成されていてもよい。
[動作]
次に、本実施の形態における照明装置1の制御部20の制御動作について、図6及び図7を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る照明装置における制御方法を示すタイミングチャートである。図7は、本発明の実施の形態に係る照明装置の制御方法のフローチャートである。なお、以下に説明する制御部20の制御動作は、制御回路23からの制御信号に基づいて、第1電源回路21及び第2電源回路22の出力を制御することで実行される。
図6及び図7に示すように、照明装置1を用いてユーザが勉強や仕事等のタスクを開始する際、まず、制御部20は、第1の期間t1では、光色制御フィルタ12を透過する光源11の光が第1の色温度T1で維持されるように光色制御フィルタ12を制御する(第1ステップ:S1)。つまり、第1の期間t1では、照明装置1の照明光の色温度を第1の色温度T1で維持させる。
ここで、第1の色温度T1は、集中力を短時間で高めることができる6000K以上の高色温度であり、例えば6000Kとすることができる。また、第1の期間t1は、照明光を高色温度に維持する期間であり、例えば、30分〜60分程度である。
このように、タスクを開始してからの第1の期間t1において、照明装置1の照明光を高色温度とすることによって、ユーザの集中力を短時間で高めることができる。
次いで、第1の色温度T1で一定時間(第1の期間t1)維持させた後、制御部20は、第2の期間t2において、光色制御フィルタ12を透過する光源11の光が第1の色温度T1から徐々に第2の色温度T2に下がるように光色制御フィルタ12を制御する(第2ステップ:S2)。つまり、第2の期間t2では、照明装置1の照明光の色温度が第1の色温度T1から第2の色温度T2に漸次シフトさせる。
ここで、第2の色温度T2は、第1の色温度T1よりも低い色温度であって、長時間にわたり集中力を持続させることができる5000K以下の低色温度とするとよい。例えば、第2の色温度T2は、5000Kとすることができる。
なお、第1の色温度T1と第2の色温度T2との差は、1000K以上4000K以下であることが好ましく、さらに望ましくは、2000K以上3000K以下である。第1の色温度T1と第2の色温度T2との差が1000K未満の場合、色温度の変化範囲が小さく、集中力を持続させる効果が得られにくくなる。また、第1の色温度T1と第2の色温度T2との差が4000Kを越える場合、色温度の変化範囲が大きくなり過ぎて違和感が大きくなる。
また、第2の期間t2は、照明装置1の照明光が高色温度から低色温度へと遷移させる時間であり、例えば、10秒〜10分程度が好ましく、より好ましくは、1分〜3分程度である。t2が10秒よりも短いと、ユーザの色順応が追いつかず、ユーザは照明光の色変化を感じてしまう。この場合、ユーザに違和感を与えることになってユーザの集中力が低下するおそれがある。一方、t2が10分よりも長いと集中力が持続できず、学習や仕事の作業効率が低下する。
なお、本実施の形態において、第2の期間t2は、第1の期間t1よりも短い時間となるように設定しているが、第2の期間t2は、第1の期間t1よりも長くなってもよい。但し、第3の期間t3にスムーズに移行して集中力を持続させるためには、第2の期間t2は、第1の期間t1よりも短い時間である方がよい。
また、第1の色温度T1から第2の色温度T2に色温度を徐々に変化させる場合、本実施の形態では、図6に示すように、線形的(リニア)に変化にさせたが、これに限らない。例えば、複数のステップ状に色温度を変化させてもよいし、曲線状等の単調減少で変化させてもよい。
次いで、照明装置1の照明光の色温度が第2の色温度T2に到達すると、制御部20は、第3の期間t3において、光色制御フィルタ12を透過する光源11の光が第2の色温度T2で維持されるように光色制御フィルタ12を制御する(第3ステップ:S3)。つまり、第3の期間t3では、照明装置1の照明光の色温度を第2の色温度T2で維持させる。
ここで、第3の期間t3は、照明光を低色温度に維持する期間であり、例えば、60分〜120分程度である。低色温度の照明光は長時間にわたり集中力を持続させる効果があるので、第3の期間t3は、第1の期間t1よりも長い時間(t3>t1)にするとよい。
このように、ユーザがタスクを一定時間継続した後は、照明装置1の照明光を低色温度に切り替えることで、ユーザの集中力を長時間にわたって持続させることができる。
次いで、第2の色温度T2で一定時間(第3の期間)維持させた後、制御部20は、光色制御フィルタ12を透過する光源11の光が第2の色温度T2から第1の色温度T1に瞬時(第4の期間t4)に変化するように光色制御フィルタ12を制御する(第4ステップ:S4)。つまり、第4の期間t4では、照明装置1の照明光の色温度を第2の色温度T2から第1の色温度T1に瞬時にシフトさせる。なお、瞬時とは、制御するタイミングとしては、時間差がないことを意味し、図6では第2の色温度T2の終了時刻と第1の色温度T1の開始時刻とが同じであることを意味する。
このように、瞬時に照明装置1の照明光の色を変えることで、ユーザに色変化を意図的に感じさせることができる。これにより、集中力が途切れそうな場合であって集中力を復活させることができる。
なお、第4の期間t4は、第2の期間t2と同様に、照明装置1の照明光の色温度を遷移させる期間であるが、ユーザに色変化を意図的に感じさせるために、第4の期間t4は、短時間であることが好ましく、少なくとも第2の期間t2よりも短い時間である。
また、本実施の形態では、第4の期間t4において、第2の色温度T2から第1の色温度T1に変化させているが、第1の色温度T1ではなく、第1の色温度T1と異なる温度でかつ第2の色温度T1よりも高い色温度(第3の色温度T3)に変化させることも可能である。
この場合、ユーザに意図的に色変化を感じさせることが好ましいので、第3の色温度T3は、第1の色温度T1よりも高い色温度に設定するとよい。なお、ユーザに色変化を感じさせたくないような場合には、第3の色温度T3は、第1の色温度T1と第2の色温度T2との間の色温度に設定するとよい。
また、本実施の形態では、図6に示すように第4の期間t4は瞬時としたが、図8に示すように、第4の期間t4は、数十秒から数分程度の時間に設定してもよい。
具体的には、図8に示すように、制御回路23は、第4の期間t4において、光色制御フィルタ12を透過する光源11の光が第2の色温度T2から徐々に第1の色温度T1に上がるように光色制御フィルタ12を制御してもよい。つまり、第4の期間t4において、制御回路23は、光源部10ら出射する光(照明装置1の照明光)の色温度が第2の色温度T2から第1の色温度T1に漸次シフトするように制御してもよい。
但し、この場合であっても、ユーザに色変化を意図的に感じさせるために、第4の期間t4は第2の期間t2よりも短い時間であるとよい。
以上、制御部20による制御は、第1ステップS1〜第4ステップS4を1サイクルとして、照明装置1が点灯してから消灯するまで制御部20による自動的制御によって繰り返し行われる。つまり、このような制御を行うプログラムを照明装置1に内蔵したメモリに予め記憶させておき、ユーザが照明装置1の点灯スイッチ(ボタン)を押すことで、ユーザに意識させることなく上記制御を自動的に行うように設定されている。
一方、点灯スイッチとは別に、このような制御を行うためのスイッチが照明装置1に設けられていてもよい。例えば、「集中力モード」と書かれたスイッチを照明装置1に設けておき、ユーザがこのスイッチを意識的に押すことで、上記制御を自動的に行うようにしてもよい。
[作用効果]
次に、本実施の形態に係る照明装置の作用効果について、本発明に至った経緯も含めて説明する。
照明光の色温度を変化させるニーズの一つとして、学習や仕事等のタスクを行う際の照明環境があげられる。近年の研究により、短時間に集中力を高めて学習する場合には高色温度の光色が適しており、長時間にわたり集中力を持続させて学習する場合には低色温度の光色が適しているという報告がなされている(田中他、「視聴タスク中の心拍変動における光色の影響」、日本生理人類学会誌Vol.17,(2012)p114−p115)。
しかしながら、従来の照明装置では、短時間で集中力を高めたり長時間集中力を持続させたりすることを目的とした制御がなされておらず、このようなニーズに対応することができない。
本発明は、このような知見に基づいてなされたものであり、照明光を利用することによって、学習シーンや仕事シーン等においてユーザの集中力を短時間で高めたり長時間集中力を持続させたりすることを可能とするものである。このように、本発明は、照明光とユーザの集中力とを連動させた制御を行うという従来にはない新たな着眼点によってなされたものであり、照明光の色温度を、時間経過とともに所望に変化させることによって、ユーザの集中力を短時間で高めたり長時間集中力を持続させたりできることを見出した。
このような目的を達成するために、本実施の形態における照明装置1は、色温度の異なる複数種類の光を出射する光源部10と、光源部10から出射する光の色温度が所定の色温度となるように光源部10を制御する制御部20とを備えており、上述のように、第1の期間t1において、光源部10から出射する光を高色温度(第1の色温度T1)で維持して、次いで、第2の期間t2において、光源部10から出射する光が高色温度(第1の色温度T1)から徐々に低色温度(第2の色温度T2)に低下させて、次いで、第3の期間t3において、光源部10から出射する光が低色温度(第2の色温度T2)で維持する。
このような制御を行うことによって、タスクを開始してからの第1の期間t1では、照明装置1の照明光が高色温度で維持されるので、ユーザの集中力を短時間で高めることができる。その後、照明装置1の照明光を長時間集中力が持続できる低色温度に変化させるが、この際、第2の期間t2において、照明光が高色温度から低色温度に徐々に低下させている。これにより、ユーザは照明光の色変化が感じないので、集中力を持続させることができる。その後引き続き、第3の期間t3において、低色温度を維持することで長時間集中力を持続させることができる。
以上、本実施の形態に係る照明装置1によれば、短時間でユーザの集中力を高めることができ、かつ、そのユーザの集中力を長時間持続させることができる。
また、このような制御を行うには、高色温度の光を発する高色温度用LED光源と低色温度の光を発する低色温度用LED光源とを別個に備える調色タイプの照明装置を用いることで実現することが可能である。例えば、色温度の異なる2種類の光を発するLED光源をそれぞれ独立に調光制御することによって光出力比を変化させ、所望の色温度の照明光が得られるように調色を行うことができる。
しかしながら、すべての色温度において一定の光束を得ようとした場合、低色温度用LED光源と高色温度用LED光源とをそれぞれ必要な個数設置する必要がある。このため、LED光源を実装する基板やLED光源に電力を供給するための電源回路が大きくなってしまい、照明装置が大型化する。
そこで、本実施の形態に係る照明装置1では、1種類の色温度の光を発する光源11のみを用いて、この光源11の光出射側に、光色を変化させることができる光色制御フィルタ12を配置している。
この構成により、短時間で集中力を高めたい場合と長時間集中力を維持したい場合とで色温度を切り替えたいというニーズを満たしつつ、コンパクト性が要求される照明装置を簡便に実現することができる。
特に、デスクスタンドライト等のタスク照明はコンパクト性が要求されることから、本実施の形態のように、1種類の色温度の光源11のみと光色制御フィルタ12とを用いた照明装置が適している。
また、本実施の形態では、光色制御フィルタ12としてエレクトロクロミックフィルタを用いている。
これにより、電気信号の制御により照明光の色温度を変えることができるので、コンパクトな照明装置を一層容易に実現することができる。
(実施例1)
次に、本発明の実施例1に係る照明装置100の構成について、図9及び図10を用いて説明する。図9は、本発明の実施例1に係る照明装置の構成を示す斜視図である。図10は、同照明装置における灯具の分解斜視図である。
図9に示すように、本実施例における照明装置(照明器具)100は、デスクスタンド型の照明装置であって、光源部を含む灯具110と、机上に載置される平板状のベース120と、ベース120の上面側に設けられた筒状の本体部130と、本体部130の上端より斜め上前方に突出するアーム140とを備える。
アーム140は、本体部130に対して可動するように構成されており、アーム140を動かすことで、アーム140の先端に設けられた灯具110の位置を変えることができる。
また、本体部130の内部には、上記実施の形態と同様の制御を行う制御部20が設けられている。具体的には、制御部20として、制御回路とその制御を行うためのプログラムが組み込まれたマイコンを用いた。
なお、照明装置100は、その他に、点灯及び消灯の切り替えを行うためのスイッチ等が設けられている。
灯具110は、机上面を照射するように構成されており、図10に示すように、光源11及び光色制御フィルタ12からなる光源部10と、光源11が配置された基板13と、配光制御部材111と、第1の枠112と、第2の枠113とを備える。
光源部10の構成は、上記実施の形態における光源部10と同様である。本実施例では、光源11として、B−Yタイプの白色LED光源を用いた。また、光色制御フィルタ12として、(ニッケル、鉄)−鉄プルシアンブルー型錯体膜と亜鉛−鉄プルシアンブルー型錯体膜とで作製したエレクトロクロミックフィルタを用いた。このエレクトロクロミックフィルタは、電圧を印加することで青色から透明色に変化する。
配光制御部材111は、入射する光の配光を制御する透光性の光学部材であり、入射した光を透過させるように透光性樹脂材料によって構成されている。配光制御部材111は、例えば、光源11から出射する光の配光角を拡大するレンズ体である。配光制御部材111には、光源11からの光を制御するために複数のレンズ111aが設けられている。複数のレンズ111aの各々は、光源11の一つ一つに対応するように設けられている。
なお、配光制御部材111は、光源11からの光を所望の配光に制御するために用いられるものであれば、反射板や導光板等であってもよいし、あるいは、レンズ、反射板及び導光板の中から適宜複数選んで組み合わせたものであってもよい。また、配光制御部材111は、必ずしも設ける必要はないが、所望の配光とすることでユーザの集中力を高めたり集中力を持続させたりするために必要に応じて設けることが好ましい。
第1の枠112及び第2の枠113は、光源部10(光源11、光色制御フィルタ12)、基板13及び配光制御部材111を挟むように配置されている。第1の枠112と第2の枠113とは嵌合するように構成されている。例えば、第1の枠112は、第2の枠113にネジ込むように嵌め込まれる。
第1の枠112は、光照射側である前方側(机上面側)に位置するように配置される。第1の枠112は、例えば絶縁性樹脂材料によって構成されており、円環状の底部を有する円筒状に形成されている。つまり、第1の枠112には開口が設けられている。
第2の枠113は後方側(天井側)に位置するように配置される。第2の枠113には、光源11(基板13)と制御部の第1電源回路とを接続する電線及び光色制御フィルタ12と制御部の第2電源回路とを接続する電線を通すための貫通孔が設けられている。第2の枠113は、例えば絶縁性樹脂材料によって構成されており、貫通孔が設けられた平板状の底部を有する円筒状に形成されている。
本実施例における照明装置100は、制御部20によって、上記実施の形態における照明装置1と同様の制御が行われる。図6を参照して、その一例を説明する。
まず、初期設定として、エレクトロクロミックフィルタ(光色制御フィルタ12)には電圧が印加されておらず、エレクトロクロミックフィルタは青色に着色された状態である。この場合、エレクトロクロミックフィルタを透過する光源11の光の光色は高色温度となる。そして、第1の期間t1では、この高色温度の照明光を30分間維持させる。
次いで、第2の期間t2では、1分間の遷移時間で、エレクトロクロミックフィルタに印加する電圧を変えながら照明光の光色を高色温度から低色温度に徐々に変化させる。例えば、印加する電圧を徐々に上げていくことによって、照明光の光色を青色から透明色に徐々にシフトさせる。
次いで、第3の期間t3では、照明光の光色を低色温度(透明色)のままとして、これを120分間維持させる。
このように、上記実施の形態における照明装置1は、デスクスタンドライト等のタスク照明装置として実現することができる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2に係る照明装置200の構成について、図11を用いて説明する。図11は、本発明の実施例2に係る照明装置の構成を示す分解斜視図である。
図11に示すように、本実施例における照明装置200は、シーリングライトであって、光源11及び光色制御フィルタ12からなる光源部10と、基板13と、本体210と、配光制御部材220と、カバー230と、制御部(不図示)とを備える。以下、照明装置の各構成部材について詳細に説明する。
複数の光源11と基板13とで光源ユニットが構成される。図11では、4つの光源ユニットが本体210に配置されており、各光源ユニットの基板13には、内側と外側の2列の素子列で光源11が配列されている。
制御部は、例えば本体210に設けられたマイコンであり、上記実施の形態と同様の制御を行う。
本体210の中央部には、当該本体210を天井面に設置されている引掛シーリングに取り付けるための取付部211が設けられている。取付部211は、天井面に設置されている引掛シーリングに取り付けられることにより、引掛シーリングに機械的及び電気的に接続される。
本体210は、例えば、厚みの薄いダイカスト部材等を用いて円板形に形成されており、床面側が反射面として機能するととともに光源ユニットの取付面として機能する。なお、本体210の上部には、制御部が収容されている。
配光制御部材220は、入射する光の配光を制御する透光性の光学部材であり、入射した光を透過させるように透光性樹脂材料によって構成されている。配光制御部材220は、例えば、光源11から出射する光の配光角を拡大するレンズ体である。本実施の形態における配光制御部材220は、光源11の2本の素子列に対応するように設けられた2本のリング状のレンズである。
なお、配光制御部材220は、実施例1と同様に、反射板や導光板等であってもよい。また、配光制御部材220は、必ずしも設ける必要はないが、所望の配光とすることでユーザの集中力を高めたり集中力を持続させたりするために設けることが好ましい。
カバー230は、光源部10、基板13及び配光制御部材220を覆うように本体210に取り付けられる。本実施の形態におけるカバー230は、照明装置全体を均一に発光させるために、カバー230の材料の一部又は全部に光拡散粒子が分散された拡散カバーである。カバー230は、例えば、乳白色の樹脂製のカバーとすることができる。
本実施例における照明装置200は、制御部によって、上記実施の形態における照明装置1と同様の調光制御が行われる。
このように、上記実施の形態における照明装置1は、シーリングライト等のアンビエント照明装置として実現することができる。
(その他変形例等)
以上、本発明に係る照明装置及び照明装置の制御方法について、実施の形態及び実施例に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態及び実施例に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態及び実施例では、照明装置の一例として、デスクスタンドライトやシーリングライトについて説明したが、これに限定されるものではなく、本発明の目的を損なわない範囲で、スポットライトやダウンライト等の他のタスク照明やアンビエント照明にも適用できる。
なお、その他、各実施の形態及び変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、100、200 照明装置
10 光源部
11 光源
12 光色制御フィルタ
12a、12f ITO電極
12b 第1のエレクトロクロミック層
12d ゲル電解質
12c 封止用樹脂
12e 第2のエレクトロクロミック層
13 基板
20 制御部
21 第1電源回路
22 第2電源回路
23 制御回路
110 灯具
111、220 配光制御部材
111a レンズ
112 第1の枠
113 第2の枠
120 ベース
130 本体部
140 アーム
210 本体
211 取付部
230 カバー

Claims (9)

  1. 色温度の異なる複数種類の光を出射可能な光源部と、
    前記光源部から出射する光の色温度が所定の色温度となるように前記光源部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    第1の期間において、前記光源部から出射する光が第1の色温度で維持されるように前記光源部を制御し、
    次いで、第2の期間において、前記光源部から出射する光が前記第1の色温度から徐々に当該第1の色温度よりも低い第2の色温度に変化するように前記光源部を制御し、
    次いで、前記第1の期間より長い第3の期間において、前記光源部から出射する光が前記第2の色温度で維持されるように前記光源部を制御する
    照明装置。
  2. 前記光源部は、固体発光素子によって構成された光源と、前記光源が発する光の光色を変化させることができる光色制御フィルタとを含み、
    前記制御部は、
    前記第1の期間では、前記光色制御フィルタを透過する前記光源の光が前記第1の色温度で維持されるように前記光色制御フィルタを制御し、
    前記第2の期間では、前記光色制御フィルタを透過する前記光源の光が前記第1の色温度から徐々に前記第2の色温度となるように前記光色制御フィルタを制御し、
    前記第3の期間では、前記光色制御フィルタを透過する前記光源の光が前記第2の色温度で維持されるように前記光色制御フィルタを制御する
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光色制御フィルタは、前記光源の光の一部の波長を選択的に吸収する材料を含むエレクトロクロミックフィルタである
    請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記第1の色温度は、6000K以上であり、
    前記第2の色温度は、5000K以下である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記第1の色温度と前記第2の色温度との差は、1000K以上4000K以下である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記制御部は、前記第3の期間の後であって前記第2の期間よりも短い第4の期間において、前記光源部から出射する光が前記第2の色温度よりも高い第3の色温度となるように前記光源部を制御する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記第3の色温度は、前記第1の色温度と同じである
    請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記第4の期間は、瞬時である
    請求項6又は7に記載の照明装置。
  9. 異なる色温度の光を出射可能な光源部を有する照明装置の制御方法であって、
    第1の期間において、前記光源部から出射する光の色温度を第1の色温度で維持させる第1ステップと、
    次いで、第2の期間において、前記光源部から出射する光の色温度を前記第1の色温度から徐々に当該第1の色温度よりも低い第2の色温度に変化させる第2ステップと、
    次いで、前記第1の期間より長い第3の期間において、前記光源部から出射する光の色温度を前記第2の色温度で維持させる第3ステップとを含む
    照明装置の制御方法。
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