JP2015018529A - 特許マップの分析方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特許マップ作成の労力を軽減する分析方法を提供する。【解決手段】比較検討用特許マップの描画範囲の行、列のデータを含み、かつ行と列の数は、描画範囲の数をはるかに超えるマトリクス数値テーブルを作成し、該数値テーブルの行または列に特定の特許分類別特許文献件数分布を有するダミーを挿入し、ダミーを挿入した数値テーブルの行と列により分析対象範囲を指定し、該指定範囲の相関マトリクス(相関係数のマトリクス)を算出し、算出した該相関マトリクスのダミーの相関係数を整列のキーとして、降順に整列し、ダミーとの相関係数の大きさを評価尺度として絞込み、一定の値以上の項目のみを特許マップに作成し判定する。【選択図】図2

Description

本発明は、分析対象の特許文献集合の全てを特許マップに描いて分析している方法に替えて、特許文献の一部の特許マップとダミーとの相関分析により、近未来、伸びそうな特許分類や出願人の探索、あるいは、特定の出願人に対して競合する技術を有している出願人の探索、あるいは補完関係の技術を有している出願人の探索等に係わる分析方法に関する。
新規技術開発に際しては、関連する技術や出願人の将来動向を予測する必要がある。また、自社が進出しようとする技術を得意としている参入企業を把握することは極めて重要な課題となる。
共同研究開発や技術移転先探索に際しては、自社の強み、弱みの技術を知った上で、互いに補完し合う技術を有する相手を探索する必要がある。
これらの課題を解決するために、現状は、特許マップを作成して、特許マップ上の比較によって目的を達成しようとする方法が一般的に行われている。
従来、特定の特許分類を得意としている出願人の探索や互いに補完し合う特許分類を有する出願人を探索するには、マトリクス特許マップ、即ちIPCやFターム等の特許分類を一方の項目軸に、他方の項目軸に出願人を配置したマトリクス表の交差するマス目にそれぞれのデータ項目を同時に含む特許文献件数を記載した特許マップ(以下マトリクス特許マップと記載する。図4にマトリクス特許マップの実例を掲載した)を作成し、そのマトリクス特許マップを見て特定の出願人と競合状態の出願人、あるいは特定の出願人と補完関係の特許分類を有する出願人を検索していた。また、このような特許マップを作成するコンピュータソフトも多数市販されている。
また、参入企業や特許分類別の近未来の出願件数の予測には、出願人別や特許分類別の特許文献の時系列推移を記載した特許マップ(所謂時系列特許マップ。時系列特許マップの実例を図12に掲載した)を作成し、該時系列特許マップ線図の変化状態を人が観察して単調増加傾向とか、単調減少傾向とかの判断を下す方法や、特許文献1のように、各セルの数量の時系列的な増減傾向が図形等により直感的にわかり易く表示する特許マップを作成して判断する方法はあった。
特開2004−5671 研究開発者のための簡単パテントマップ(監修=新井喜美雄(インパテック株式会社)編集ダイヤモンド社2003年発行
出願件数が単調増加時系列動向あるいは単調減少時系列動向を示す出願人や特許分類を特定の技術文献集合から抽出したい場合、出願人や特許分類の時系列特許マップを描いて抽出する方法では、例えば、特許文献1の方法には、特許マップ作成前に、候補対象の出願人や特許分類を絞り込んで、目的に合致する可能性が高い特許文献のみをマップ化するという機能が無いので抽出対象範囲が広い場合はマップ作成に多大の労力がかかってしまう。そのため件数が少ない出願人や特許分類は無視されがちである。
また、共同研究開発先や技術移転先等の抽出に際し、自社の強み、弱みの特許分類を知った上で、互いに補完し合う特許分類を有する相手を特定の文献集合から抽出しようとする場合、非特許文献1による方法では、候補対象の出願人をマップ作成前に絞り込む機能が無いのでマップ作成に多大の労力がかかってしまう。そのため件数が少ない出願人や特許分類は無視、あるいは抽出対象範囲が狭められてしまう恐れがある。
そこで、本願発明の目的は、時系列特許マップを用いて、特許文献件数が単調増加推移あるいは単調減少推移等を示す出願人や特許分類を抽出したいする場合、若しくは共同研究開発先や技術移転先等の探索に際し、マトリクス特許マップを用いて、自社の強み、弱みの特許分類を知った上で、互いに補完し合う特許分類を有する相手を抽出したい場合、抽出対象範囲の全ての出願人や特許分類の特許マップを作成するのではなく、可能性の高いものに絞り込むことにより特許マップ作成の労力を軽減する方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
本願請求項1に係わる特許マップ分析方法は、
特許マップ分析装置のデータ処理装置に蓄積された分析対象特許文献集合の中から前記データ処理装置の演算装置により複数の特許分類と、複数の出願人とを抽出するステップと、
抽出した特許分類の全てと、出願人の全てとをマス目を有するマトリクスの行軸と列軸に配置し、
前記分析対象特許文献集合から前記演算装置により特許分類と、出願人とを同時に含む特許文献の件数を抽出し、この件数が前記マトリクスの行と列の交差するマス目に記入された第1マトリクス数値テーブルを作成するステップと、
前記第1マトリクス数値テーブルより特定の特許分類と、特定の出願人との範囲を指定し、この指定された範囲にて第1マトリクス特許マップを作成し、前記第1マトリクス特許マップを前記データ処理装置に接続された前記表示装置に表示するステップと、
前記表示装置に表示された前記第1マトリクス特許マップを観察し、前記第1マトリクス数値テーブルの特許分類と、出願人との分析範囲を定めた第2マトリクス数値テーブルを作成するステップと、
前記第2マトリクス数値テーブルの列軸に抽出目標とする出願人を擬したダミー出願人を挿入し、このダミー出願人の列のマス目に特定の特許文献件数が記入された第3マトリクス数値テーブルを作成するステップと、
前記演算装置により前記第3マトリクス数値テーブルのダミー出願人を含むすべての前記出願人の組合せの相関係数を算出し、これらの相関係数を行と列で表示した相関係数マトリクスを作成するステップと、
前記相関係数マトリクスのダミー出願人の列の相関係数を並べ替えのキーとして前記相関係数マトリクスを降順に整列するように並べ替え、
入力装置からの操作により、前記第2マトリクス数値テーブル上で前記相関係数マトリクスにおいてダミー出願人との相関係数が一定の値以上の出願人及びダミー出願人を設定することの原因となった出願人を列軸とし、前記第2マトリクス数値テーブルの特許分類を行軸とする第4マトリクス数値テーブル作成し、この作成された数値テーブルの範囲にて第2マトリクス特許マップを作成し、前記第2マトリクス特許マップを前記表示装置に表示するステップと、
よりなることを特徴とする。
本請求項2に係わる特許マップ分析方法は
特許マップ分析装置のデータ処理装置に蓄積された分析対象特許文献集合の中から前記データ処理装置の演算装置により複数の特許分類又は複数の出願人を抽出し、抽出した特許分類または出願人の全てを行軸に、公開公報発行日の集計区間で構成されている公報集計期間を列軸に配置したマトリクスを作成し、前記マトリクスの行と列の交差するマス目には、前記分析対象特許文献集合から前記演算装置により抽出された、特許分類または出願人で公開公報発行日が前記集計区間に適合する特許文献の件数が記入された第1時系列数値テーブルを作成するステップと、
前記第1時系列数値テーブルにおいて、特定の特許分類または出願人と公開公報発行日の前記集計区間が特定である公報集計期間を指定し、この指定された範囲で第1時系列特許マップを作成し、前記第1時系列特許マップを前記データ処理装置に接続された前記表示装置に表示するステップと、
前記表示装置に表示された前記第1時系列特許マップを観察し、前記第1時系列数値テーブルの特許分類または出願人と、特定の前記集計区間よりなる公報集計期間とで分析範囲を定めた第2時系列数値テーブルを作成するステップと、
前記第2時系列数値テーブルの行軸に、前記第2マトリクス数値テーブルから抽出目標する特許分類または出願人を擬したダミー特許分類またはダミー出願人を挿入し、このダミー特許分類またはダミー出願人の行のマス目には前記公報集計期間の特定の期間、特許文献件数が一定の増加率、又は一定の減少率で推移する特定の件数が記入された第3時系列数値テーブルを作成するステップと、
前記演算装置により前記第3時系列数値テーブルのダミー特許分類またはダミー出願人を含むすべての特許分類または出願人の組合せの相関係数を算出し、これらの相関係数を行と列で表示した相関係数マトリクスを作成するステップと、
前記相関係数マトリクスのダミー特許分類またはダミー出願人の列の相関係数を並べ替えのキーとして、前記相関係数マトリクスを降順に整列するように並べ替え、
前記降順に整列した相関係数マトリクスにおいてダミー特許分類またはダミー出願人との相関係数が一定の値以上の特許分類または出願人を行軸とし、前記第2時系列数値テーブル前記公報集計区間よりなる公報集計期間を列軸とする第4時系列数値テーブル作成し、この作成された数値テーブルの範囲にて第2時系列特許マップを作成し、前記第2時系列特許マップを前記表示装置に表示するステップと、
よりなることを特徴とする特許マップ分析方法。
よりなることを特徴とする。
本発明により抽出対象範囲に多くの出願人や特許分類が存在していても、少ない特許マップを作成するだけで、調査対象全域のデータから期待する特性に適合する可能性が高い項目に絞り込むことができるので、少ない労力で、新規技術開発に際しては、注目している特許分類に注力している企業を広い範囲にわたって容易に探索することができ、共同研究開発や技術移転先探索に際しては、自社の強み、弱みの特許分類を知った上で、互いに補完し合う特許分類を有する相手を広い範囲にわたって容易に抽出することが出来るようになる。
特許マップ分析装置 特許マップ分析方法のフローチャート マトリクス特許マップの第1マトリクス数値テーブル例 予備分析のため、第1マトリクス数値テーブルの一部を取り出して作成した第1マトリクス特許マップ例 本番分析のため、第1マトリクス特許マップを参照して、第1マトリクス数値テーブルの一部を取り出して作成した第2マトリクス数値テーブル例 第2マトリクス数値テーブルに、抽出目標とする出願人を擬したダミーを挿入した、相関分析用第3マトリクス数値テーブル例 図6の第3マトリクス数値テーブルの、ダミーを含むすべての出願人の組合せの相関係数を算出し、これらの相関係数を行列形式で表示した相関係数マトリクス 図7の相関係数マトリクスを、ダミーの列の相関係数を並べ替えのキーとして、出願人を降順に整列させた相関係数マトリクス 第2マトリクス数値テーブル上で図8の相関係数マトリクスにおいてダミー出願人との相関係数が一定の値以上の出願人及びダミー出願人を設定することの原因となった出願人を列軸とし、図5の第2マトリクス数値テーブルの特許分類を行軸とする第4マトリクス数値テーブル例 ダミーとの相関係数が0.7以上の全ての出願人と、相関係数が0.7以下で、0.7に最も近い出願人と、ダミー出願人を設定することの原因となった出願人を記載した第2マトリクス特許マップ例 補完関係出願人抽出で、補完したい特許分類が2種類ある場合のマトリクス特許マップ例。 図11のマトリクスマップのマトリクス数値テーブル 図12のマトリクス数値テーブルの列軸に補完相手を探すためのダミーを挿入したマトリクス数値テーブル 図13のマトリクス数値テーブルで、ダミーを含む出願人どうしの相関係数を算出し行列の形で整理し、相関係数マトリクスを作成、さらに該相関係数マトリクスを、▲1▼ダミーの相関係数を並べ替えのキーとして降順に整列した一覧表 図14において、▲1▼ダミーと▲2▼ダミーとの相関係数が一定の値以上の出願人と特許分類のマトリクス特許マップ 実施例2の第1時系列数値テーブル 予備分析のため、第1時系列数値テーブルの一部を取り出して作成した第1時系列特許マップ例 本番分析のため、第1時系列特許マップを参照して、第1時系列数値テーブルの一部を取り出して作成した第2時系列数値テーブル例 第2マトリクス数値テーブルに、(1998〜2000年)から単調増加するダミーと、(2001〜2003年)から単調増加する特許分類を擬した2個のダミーを挿入した、相関分析用第3時系列数値テーブル例 図19の第3時系列数値テーブルの、ダミーを含むすべての特許分類の組合せの相関係数を算出し、これらの相関係数を行列形式で表示した相関係数マトリクス 図20の相関係数マトリクスを、▲1▼ダミーの列の相関係数を並べ替えのキーとして、特許分類を降順に整列させた一覧表 実施例2の第4時系列数値テーブル。図21において▲1▼ダミーと▲2▼ダミーとの相関係数が一定値以上の特許分類の時系列数値テーブル。 ダミーとの相関係数が0.7以上の全ての出願人と、相関係数が0.7以下で、0.7に近い特許分類を記載した第2時系列特許マップ例 図22の第4時系列数値テーブルから求めた各特許分類の回帰直線と、相関係数Rの二乗と回帰直線の勾配から求めた件数伸長率一覧表
以下、図面を参照して本発明の形態について説明する。
図1は本願の特許マプ分析方法を適用して特許マップを分析する特許マップ分析装置の一実施例を示す。この特許マップ分析装置1は、制御装置3、演算装置4、記憶装置5及びI/O6がバスラインを介して接続されたデータ処理装置2を有し、このデータ処理装置2のI/O6の入力側には、入力装置としてキーボード7、マウス8、入力装置9、MOドライブ等を含むCD−ROMドライブ10が接続されており、I/O6の出力側には、CRT(液晶デイスプレイを含む)からなる表示装置11、プリンタ12等が接続されている。さらに通信回線14を通してPATOLIS等のASPの特許データベース13に接続することもできる。
特許データベース13には書誌情報および明細書内容などの特許文献が格納されている。
特許マップ分析装置1の有する主要機能は以下の通りである。
入力装置9を操作して、データ処理装置2の記憶装置5に予めストアされている特許文献集合を開き、特許マップ用の数値テーブルの作成、該数値テーブルの特定の行および列を指定して、指定した数値テーブルから、表示項目を特許文献件数とする特許マップの作成、又、入力装置9の操作により、特許マップ表示と数値テーブル表示の切り替、該数値テーブルは表示装置11の画面上で、特定の行、特定の列を指定して、指定された行列の範囲の特許マップ作成用数値テーブルの作成、前記特許マップ作成用数値テーブルから特許マップの作成、前記特許マップ作成用数値テーブルに新たな行、列を挿入すること、該挿入した行または列のマス目には任意の文字又は数値を自由に書き込むこと、前記特許マップ作成用数値テーブルから、任意の行、列の削除をすることが出来る等の機能を有している。
さらに入力装置9を操作することにより表示装置11の画面上で前記特許マップの数値テーブルでの行、列の範囲を指定して、相関マトリクス(指定された行列範囲のマトリクス数値テーブルの指定された行または列に記載されている出願人、又は特許分類のすべての組合せの相関係数を算出し、これらの相関係数を行列形式で表示した相関係数のマトリクス)を作成すること、前記相関マトリクスの任意の行または列を並べ替えのキーとして、相関マトリクスを昇順または降順に並べ替えること、等、の機能を有している。
分析に必要な特許文献集合は、入力装置9を操作して、特許データベース13にアクセスし、入力装置9を操作して作成した検索式を用いて、分析に必要なデータを抽出して、記憶装置5にストアする。これと同様な事はCD−ROM等ドライブ10に公開特許公報CDをセットし入力装置9の操作することによっても可能である。
次に、図1及び図2のフローチャートを参照して本発明に係わる特許マップ分析装置の動作について説明する。
S1、本願に記載のデータ処理装置の記憶装置に予めインストールされている特許マップ分析ソフトを起動させ、予め記憶装置に記憶されている分析対象特許文献集合を開く。
S2、入力装置9を操作して、特許マップ作成条件画面を表示装置11に表示し、該表示を見ながら特許マップ作成の条件を設定して、第1マトリクス数値テーブル、又は第1時系列数値テーブルを作成する。
特許マップの数値テーブルの作成条件としては少なくとも、▲1▼分析対象特許(分析対象とする特許文献集合)、▲2▼数値テーブルの列軸に表示する項目、▲3▼数値テーブルの行軸に表示する項目、▲4▼マップの表示項目
▲1▼分析対象特許とは、特許データベース13、あるいはCD−ROM等ドライブ10にセットした公開特許公報CDから入力装置9の操作による検索式で抽出した特許文献集合(本願で記載する特許文献とは、特許公開公報を含む特許分類が付与されている全ての文献のことういう)で、予め特許マップ専用のデータベースファイルに変換されているデータファイル又は、前記データファイルから本願の特許分析ソフトに備わっている検索機能を使用して作成した特定の特許文献集合ファイルのことであり、前記特定の特許文献集合ファイルの抽出元の前記予め特許マップ専用のデータベースファイルに変換されているデータファイルのオブジェクトとして事前に保存しておく必要がある。
▲2▼数値テーブルの列軸に表示する項目とは、時系列特許マップの場合は、何年〜何年というようなデータの集計期間と、データの集計期間を細分化している単位、例えば半期、年、3年毎のような期間の種類の事である。
マトリクス特許マップの場合は、列軸には出願人、特許分類のいずれかが記載され、本願に記載する特許分類とは、IPC,FIのサブクラス、メイングループ、サブグループ、Fタームのテーマコード、テーマコード+観点、Fタームのいずれかのことを意味する。
▲3▼数値テーブルの行軸は出願人、特許分類のいずれかが記載される。
▲4▼のマップの表示項目とは本願の場合、全て特許文献件数のことである。
例えば、行軸を特許分類、列軸を出願人とする特許マップの表示項目を特許文献件数としたら、マップに表現される数字は特許文献件数になる。要するに、特許マップに表現される数字のカウント対象の事である。
S3、予備分析として、入力装置9を操作し、第1マトリクス数値テーブル、又は第1時系列数値テーブルの特定の行と列を指定して第1マトリクス特許マップ又は第1時系列特許マップを作成する。
S4、入力装置9を操作することにより、予備分析用特許マップの観察結果を織り込んで、マトリクス特許マップの場合は、第1マトリクス数値テーブル上で行軸、列軸を指定して本番分析の範囲を規定する第2マトリクス数値テーブルを作成、時系列特許マップの場合は第1時系列数値テーブル上で行軸の指定と、必要に応じて列軸のデータ集計期間と期間単位を修正して本番分析範囲を規定する第2時系列数値テーブルを作成する。
S5、入力装置9を操作することにより、第2マトリクス数値テーブルにおいては、該数値テーブルの列軸に抽出目標とする出願人を擬したダミー出願人を挿入して第3マトリクス数値テーブルを作成し、第2時系列数値テーブルにおいては該数値テーブルの行軸に抽出目標とする特許分類または出願人を擬したダミー特許分類又はダミー出願人を挿入、前記ダミーのマス目には特定の時系列推移を示す件数データを記載した第3時系列数値テーブルを作成する。
S6、入力装置9を操作することにより、第3マトリクス数値テーブルの、ダミー出願人を含むすべての出願人の組合せの相関係数を算出し、これらの相関係数を行列形式で表示した第3マトリクス数値テーブルの相関係数マトリクスを作成、又はこれと同一手法で第3時系列数値テーブルから求めた相関係数マトリクスを作成する。
S7、入力装置9を操作して、S6で求めた相関係数マトリクスのダミー出願人、又はダミーの特許分類の列の相関係数を並べ替えのキーとして、前記相関係数マトリクスを降順に整列する。
S8、入力装置9を操作して、マトリクス特許マップの場合は、S7のダミーとの相関係数が一定の大きさ以上の出願人及びダミー出願人を設定することの原因となった出願人を前記第2マトリクスマップ用数値テーブルで指定して、第4マトリクス数値テーブルを作成し、この範囲にてマトリクス第2特許マップを作成する。時系列特許マップの場合は、前記第3時系列数値テーブルでダミーとの相関係数が一定の大きさ以上の特許分類又は出願人の時系列第2特許マップを作成する。
S9、S8の特許マップを見て特許分析者が最終判定を下す(本願では前記S8で一定の大きさを0.7としているが、0.7は一応の目安で、0.7以下で、かつ最も0.7に近い相関係数を持つ出願人、又は特許分類はマップに表示して、分析者が最終的に判断する方法を採用している)。
以下、図1〜図15を参照して上記分析手順をより具体的に説明する。
先ず実施例1としてマトリクス特許マップの例を、実施例2として時系列特許マップの例を掲載する。
実施例1 マトリク特許マップの分析事例
分析目的は、特定の出願人(図4のマトリクス特許マップの出願人01)の特定の特許分類(図4のマトリクス特許マップの特許分類06)と補完関係の特許分類を有する出願人を抽出する事、すなわち、出願人01の出願件数が多い特許分類(図4の特許分類01〜05及び14)の出願件数は少なく、出願人01の出願件数が少ない特許分類(図4の特許分類06)の出願件数は多い出願人を抽出することである。
A.第1マトリクス数値テーブルを作成するステップである。
入力装置9を操作して表示装置11に特許マップ作成条件設定画面を表示し、作成するマップの種類を「マトリクスマップ」と指定、次に分析対象特許データとして予め、記憶装置5記憶されている分析対象特許文献集合を指定、次に作成する特許マップの数値テーブルの列軸の表示項目は出願人と指定後、分析者が自動的に選択された一定の個数の出願人を、あるいは分析者が特定の出願人を、特定の個数、選択して入力し、行軸の表示項目は特許分類と指定後、分析者が自動的に選択された一定の個数の特許分類を、あるいは分析者が特定の特許分類を、特定の個数、選択して入力する。
該数値テーブルの行軸と列軸に記載される特許分類と出願人の数は、特許マップ表現される数よりはるかに大きい数がセットしてある(特許マップでは表示される特許分類や出願人の数が多いとプロットしてあるバブルの大きさが小さくなり件数の大小の比較が困難となるので1枚の特許マップに記載される特許分類や出願人の数は限定される)。
前記第1マトリクス数値テーブルの列軸の出願人、行軸の特許分類の整列順序はデフォルトとして、分析対象文献集合に含まれる特許文献件数が1番多い出願人が1列に以下降順に一定の数だけ整列し、特許分類は、一番件数が多い特許分類が1行に、以下降順に一定の数だけ整列するようになっているが、特許マップ分析者が選択的に出願人、特許分類を入力することも出来る。このような条件で描いた第1マトリクス数値テーブル例が図3である。
B.第1特許マップを作成するステップである。
図3の第1マトリクス数値テーブルは行の数は25、列の数は60のマトリクス数値テーブルであるが、該数値テーブルの一部、行軸の特許分類01〜20、列軸の出願人01〜20を抽出して、予備分析用として作成した第1特許マップ例が図4である。
C.第1特許マップを分析者が観察するステップである。
出願人01が図4の特許マップを観察して、自社の出願状況は特許分類01〜05までは他社と比べて優位性がある、又は同等であるが、特許分類06の出願件数は他社に比べて劣っていると判断し、この特許分類を強化するため、特許分類06の出願件数は多く、特許分類01〜05、及び14の出願件数は少ない所謂、出願人01と特許分類の補完関係にある出願人を探索したいと考えたとする。
D.第1特許マップの観察結果を織り込んで、第2マトリクス数値テーブルを作成するステップである。本実施例の補完関係に係わる特許分類は、特許分類06と特許分類01〜05、及び特許分類14であるので、分析に用いる特許分類としては特許分類01〜特許分類15までとれば十分であり、特許出願人は図3の出願件数の状況から判断して、出願件数の上位50位までを分析対象とすれば十分と考えて図5の第2マトリクス数値テーブルのように決定した。この他の方法として、特許分類を特許分類06と特許分類01〜05、及び特許分類14のみに絞り込んで分析方法もあるが本願では記載していない。
E,第2マトリクス数値テーブルに、抽出目標とする出願人を擬したダミー出願人を挿入して、相関分析用第3マトリクス数値テーブルを作成するステップである。
本願に記載する、出願人01と特許分類が補完関係にある出願人を抽出する方法は、前記補完関係の特許分類を有する出願人を擬したダミー出願人を作り、このダミー出願人との相関が強い出願人を、相関分析をして抽出するという方法である。
本願の実施例1では、特許分類の補完関係を有する出願人のダミー出願人を設定しているが、特定の出願人Aに対して競合関係にある出願人Bを抽出したい場合は、出願人Aに対して競合関係にある出願人Bを擬したダミー出願人を設定して、このダミー出願人と相関が強い出願人を、相関分析をして抽出するという、本実施例1と同様の方法が適用できる。なお、本願では、前記出願人01や前記出願人Aのような、抽出用ダミー特性設定の基礎となった出願人を「ダミー出願人を設定することの原因となった出願人」と記載している。
F,次に出願人01と補完関係があるダミー出願人の具体的な数値モデルの決め方について記載する。該ダミー出願人を設定することの原因となった出願人、即ち実施例1では、出願人01が補完したい特許分類以外の特許分類の特許文献件数は全てゼロとし、補完したい特許分類の特許文献件数は、補完したい特許分類が1種類の場合は任意の件数で良い。出願人01が補完したい特許分類以外の特許分類の特許文献件数をゼロにしない方法でも目的とする出願人を抽出することは可能であるが、後述する安定した相関係数を得るためにはゼロ基本である。
G.このようなダミー出願人を作成し、第2マトリクス数値テーブルの列に挿入して作成した第3マトリクス数値テーブル例が図6である。図6には▲1▼ダミー出願人と▲2▼ダミー出願人(図6では単に▲1▼ダミー、▲2▼ダミーと記載している)を設けそれぞれの特許分類06の件数は異なる数字を設定しているが、図7に示す相関係数は▲1▼ダミー出願人と▲2▼ダミー出願人が同一であることから、補完したい特許分類が1種類の場合はダミーに記載する特許文献件数は任意の件数で良いことがわかる。
H.第3マトリクス数値テーブルのダミーを含むすべての特許分類の組合せの相関係数を算出し、これらの相関係数を行列形式で表示した相関係数マトリクスを作成するステップである。
図7に実施例1の相関係数マトリクスを掲載した。ここで図6の特許分類06の▲1▼ダミーと▲2▼ダミーの特許分類06の値はそれぞれ100、69と異なっていても図7の▲1▼ダミーと▲2▼ダミーの各出願人に対する相関係数が同一であるので、抽出対象特許分類が1個の場合はダミーの数字はゼロ以外であれば任意で良いことがわかる。
I,前記相関係数マトリクスをダミーの列を並べ替えのキーにして、降順に並べ替えるステップである。このように求めた結果が図8である。
前記相関マトリクスにおいてダミーとの相関係数が一定の値以上(図8では0.6)の出願人とダミーの出願人を設定することの原因となった出願人を列軸に、図5の第2マトリクス数値テーブルの特許分類を行軸として作成した第4マトリクス数値テーブルが図9であり、図9の第4マトリクス数値テーブルから作成したマップが図10の第2マトリクス特許マップである。
本願においては、ダミー出願人との類似性が大いに有りと判定する相関係数は0.7以上を目安としており、図10に関しては0.7で適切な補完関係を有する出願人が抽出できたと判断できる。
しかし、補完したい特許分類の種類が複数個ある場合は、ダミー出願人のダミーとする特許文献件数が異なると、前記図7に算出した相関係数が異なってくるので、一概に0.7を判定基準にしてよいとは言えないので、本願では目安にとどめている。
補完したい特許分類の種類が複数個ある場合は、補完したい特許分類の特許文献件数を、ダミー出願人の作成原因となった出願人の特許分類別出願件数の相対順位の中でどこに位置させたいかを決め、その相対位置になる特許文献件数を決定し、該件数をダミーの補完したい特許分類の件数とすればよい。
例えば図11の出願人01の補完したい特許分類を、特許分類10と特許分類19の2種類とし、特許分類10の位置を出願人01の特許分類04と05の間に、特許分類19の相対位置を特許分類07と08の間にしたい場合は、図12より出願人01の特許分類04の件数は40、特許分類05の件数は29であるのでダミー特許分類の特許分類10の件数は28〜39件のいずれかにすればよいので▲1▼ダミーは39件、▲2▼ダミーは30件、特許分類19については、出願人01の特許分類07の件数は25、特許分類08の件数は22であるから、ダミーの特許分類19の件数は23〜24のいずれかの件数にすればよいので▲1▼ダミーは23件、▲2▼ダミーは24件として、図12マトリクス数値テーブルの列軸▲1▼▲2▼ダミーを挿入した結果が図13である。
図13のマトリクス数値テーブルのダミーを含むすべての特許分類の組合せの相関係数を算出し、これらの相関係数を行列形式で表示した相関係数マトリクスを作成し、▲1▼ダミーの相関係数を並べ替えのキーとして、出願人を降順に並べ替えた結果が図14である。
図14よりの▲1▼ダミーと▲2▼ダミーの相関係数を比較すれば同一の特許分類に対して異なっているが、その差は1/100の位であることがわかる。
補完したい特許分類の数が増えればダミーとの相関係数は小さくなり、相関係数のみによる適合、不適合の判定は困難であるが、ダミーとの相関が強い特許分類なり出願人を絞り込む働きは十分発揮できるのである。
実施例2 マトリク特許スマップの分析事例
分析目的は、特定のデータ集合の中から近未来、出願件数が伸びると予想される特許分類、即ち、特定の期間単調増加している特許分類を分析対象特許文献集合から抽出することである。
A.入力装置9を操作して表示装置11に特許マップ作成条件設定画面を映し出し、作成するマップの種類を「時系列特許マップ」と指定、次に分析対象特許データとして予め、記憶装置5に記憶されている分析対象特許文献集合を指定、次いで時系列特許マップの縦軸の件数のカウント対象を、出願人か特許分類かを選択し、分析者が自動的に選択された一定の個数の出願人,あるいは、特許分類を入力、あるいは分析者が特定の出願人、あるいは、特許分類を特定の個数、選択して入力し、行軸の表示項目は特許分類と指定後、分析者が自動的に選択された一定の個数の特許分類を、あるいは分析者が特定の特許分類を、特定の個数、選択して入力する。
次に特許マップの数値テーブルの横軸の特許文献データの集計期間と、集計期間を構成する集計区間を指定するのであるが、集計期間は通常は何年〜何年のように年をとり、集計区間は一般的には年をとるが、4半期、半期、あるいは2000年〜2003年のように年を範囲で区切った時間軸をとってもよい。
本実施例2の特許マップの第1時系列数値テーブル(図16)の行軸の表示項目は特許分類であり、列軸の期間は1998年〜2012年、期間単位は年である。図16の行軸と列軸に記載される表示項目の数は、実施例1と同様に、通常特許マップに表示される数よりはるかに大きい数がセットしてある。
B,予備分析用の第1特許マップを作成するステップである。
図16の第1時系列数値テーブルは行の数は32、列の数は15のマトリクス数値テーブルであるが、予備分析として使用したのは、図16の数値テーブルの一部である、行軸の特許分類01〜10、列軸の1998年〜2012年までの範囲をとり、これらの時系列数値テーブルの数値を使用して作成した特許マップが図17である。
C,第1特許マップを分析者が観察するステップである。
図17を観察すると、各特許分類の年毎の時系列変動が激しいので大きな動向が把握しにくい、又、1998年当初から一貫して同じ動向を示している特許分類と、1998年〜2000年頃までとそれ以降とは異なった動向を示している特許分類がありそうだということが観察される。
D,第1特許マップの観察結果を織り込んで、第2マトリクス数値テーブルを作成するステップである。
前記第1特許マップの観察結果より、第2時系列数値テーブルの横軸は3年毎とし、タテ軸の特許分類はできるだけ多くの特許分類の動向を見るため第1時系列数値テーブルと同一の01〜32までとした。図18が第2マトリクス数値テーブルの作成例である。
E.第2時系列数値テーブルに、抽出目標とする特許分類を擬したダミーを挿入して、相関分析用第3マトリクス数値テーブルを作成するステップである。
実施例2の分析目的は近未来、伸びていきそうな特許分類を第1時系列数値テーブルから抽出する事なので、使用するダミーは年と共に件数が単調増加するダミーとし、ダミーの種類は区間1998年〜2000年から始まる▲1▼ダミーと区間2001年〜2003年から始まる▲2▼ダミーとした。
ダミーの数値データは原理的には時系列推移が単調増減する数値であれば任意の数値で良いが、ここでは図17のマップの単位と同程度の数値を採用し▲1▼ダミー100,150,200,250,300とし、▲2▼ダミーに対しては、100,150,200,250とした。図19が第3時系列数値テーブルの作成実施例である。
F.第3時系列数値テーブルのダミーを含むすべての特許分類の組合せの相関係数を算出し、これらの相関係数を行列形式で表示した相関係数マトリクスを作成するステップである。図20に実施例2の相関係数マトリクスを掲載した。
G,前記相関係数マトリクスを▲1▼ダミーの列を並べ替えのキーにして、降順に並べ替えるステップである。このようにして求めた結果が図21である。
H、分析者が最終判断を下すために観察に必要な第2特許マップを作成するステップである。図21のダミーの相関係数が一定の値以上(実施例2では、一定の値は0.7とするが、念のため、0.7以下でかつ0.7に近い相関係数を有する特許分類も第2特許マップに掲載して、分析者が判定できるようにしている)の特許分類を抽出して作成した第4時系列数値テーブル図22を基に作成した実施例2の第2特許マップが図23である。
図23を見て特許分類06,08,19,21は単調増加していることが確認できる。
ダミーとの相関係数が0.45の特許分類07は単調増加ではないことは明らかである。
以上の分析結果から、相関係数≧0.7を満足している特許分類の時系列動向は単調増加、単調減少していることが担保されるので、意味ある回帰直線とその勾配と相関係数を求めることが出来る。
このことより、相関係数≧0.7を満足している前記の特許分類08,06,19,21の図22の時系列数値テーブルの値を用いて、それぞれの回帰直線を求め、該回帰直線より特許文献の件数の伸長率と相関係数R−2乘値を一覧表にしたものが、図24である。この表より特許分類08の件数伸長率は39件/3年、特許分類06の件数伸長率は11.4件/3年、特許分類19の伸長率は14.6件/3年、特許分類21の件数伸長率は7.5件/3年と求めることが出来る。
従って本願の特許マップ分析方法により、時系列特許マップの単調増減する出願人、特許分類の件数伸長率の算出にも活用できることが分かる。
この発明の特許マップ分析方法は多数の候補の中から少ない労力で単調増減する出願人や、技術項目が補完関係にあったら、競合関係にある出願人を容易に探索できるようになるので、精度の高い技術開発の指針を得ることができるようになる。
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
本願請求項1に係わる特許マップ分析方法は、
特許マップ分析装置のデータ処理装置に蓄積された分析対象特許文献集合の中から前記データ処理装置の演算装置により複数の特許分類と、複数の出願人とを抽出するステップと、
抽出した特許分類の全てと、出願人の全てとをマス目を有するマトリクスの行軸と列軸に配置し、
前記分析対象特許文献集合から前記演算装置により特許分類と、出願人とを同時に含む特許文献の件数を抽出し、この件数が前記マトリクスの行と列の交差するマス目に記入された第1マトリクス数値テーブルを作成するステップと、
前記第1マトリクス数値テーブルより特定の特許分類と、特定の出願人との範囲を指定し、この指定された範囲にて第1マトリクス特許マップを作成し、前記第1マトリクス特許マップを前記データ処理装置に接続された示装置に表示するステップと、
前記表示装置に表示された前記第1マトリクス特許マップを観察し、前記第1マトリクス数値テーブルの特許分類と、出願人との分析範囲を定めた第2マトリクス数値テーブルを作成するステップと、
前記第2マトリクス数値テーブルの列軸に抽出目標とする出願人を擬したダミー出願人を挿入し、このダミー出願人の列のマス目に特定の特許文献件数が記入された第3マトリクス数値テーブルを作成するステップと、
前記演算装置により前記第3マトリクス数値テーブルのダミー出願人を含むすべての前記出願人の組合せの相関係数を算出し、これらの相関係数を行と列で表示した相関係数マトリクスを作成するステップと、
前記相関係数マトリクスのダミー出願人の列の相関係数を並べ替えのキーとして前記相関係数マトリクスを降順に整列するように並べ替え、
入力装置からの操作により、前記第2マトリクス数値テーブル上で前記相関係数マトリクスにおいてダミー出願人との相関係数が一定の値以上の出願人及びダミー出願人を設定することの原因となった出願人を列軸とし、前記第2マトリクス数値テーブルの特許分類を行軸とする第4マトリクス数値テーブル作成し、この作成された数値テーブルの範囲にて第2マトリクス特許マップを作成し、前記第2マトリクス特許マップを前記表示装置に表示するステップと、
よりなることを特徴とする。
本請求項2に係わる特許マップ分析方法は
特許マップ分析装置のデータ処理装置に蓄積された分析対象特許文献集合の中から前記データ処理装置の演算装置により複数の特許分類又は複数の出願人を抽出し、抽出した特許分類または出願人の全てを行軸に、公開公報発行日の集計区間で構成されている公報集計期間を列軸に配置したマトリクスを作成し、前記マトリクスの行と列の交差するマス目には、前記分析対象特許文献集合から前記演算装置により抽出された、特許分類または出願人で公開公報発行日が前記集計区間に適合する特許文献の件数が記入された第1時系列数値テーブルを作成するステップと、
前記第1時系列数値テーブルにおいて、特定の特許分類または出願人と公開公報発行日の前記集計区間が特定である公報集計期間を指定し、この指定された範囲で第1時系列特許マップを作成し、前記第1時系列特許マップを前記データ処理装置に接続された示装置に表示するステップと、
前記表示装置に表示された前記第1時系列特許マップを観察し、前記第1時系列数値テーブルの特許分類または出願人と、特定の前記集計区間よりなる公報集計期間とで分析範囲を定めた第2時系列数値テーブルを作成するステップと、
前記第2時系列数値テーブルの行軸に、出目標する特許分類または出願人を擬したダミー特許分類またはダミー出願人を挿入し、このダミー特許分類またはダミー出願人の行のマス目には前記公報集計期間の特定の期間、特許文献件数が一定の増加率、又は一定の減少率で推移する特定の件数が記入された第3時系列数値テーブルを作成するステップと、
前記演算装置により前記第3時系列数値テーブルのダミー特許分類またはダミー出願人を含むすべての特許分類または出願人の組合せの相関係数を算出し、これらの相関係数を行と列で表示した相関係数マトリクスを作成するステップと、
前記相関係数マトリクスのダミー特許分類またはダミー出願人の列の相関係数を並べ替えのキーとして、前記相関係数マトリクスを降順に整列するように並べ替え、
前記降順に整列した相関係数マトリクスにおいてダミー特許分類またはダミー出願人との相関係数が一定の値以上の特許分類または出願人を行軸とし、前記第2時系列数値テーブル前記公報集計区間よりなる公報集計期間を列軸とする第4時系列数値テーブル作成し、この作成された数値テーブルの範囲にて第2時系列特許マップを作成し、前記第2時系列特許マップを前記表示装置に表示するステップと、
よりなることを特徴とする。

Claims (2)

  1. 特許マップ分析装置のデータ処理装置に蓄積された分析対象特許文献集合の中から前記データ処理装置の演算装置により複数の特許分類と、複数の出願人とを抽出するステップと、
    抽出した特許分類の全てと、出願人の全てとをマス目を有するマトリクスの行軸と列軸に配置し、
    前記分析対象特許文献集合から前記演算装置により特許分類と、出願人とを同時に含む特許文献の件数を抽出し、この件数が前記マトリクスの行と列の交差するマス目に記入された第1マトリクス数値テーブルを作成するステップと、
    前記第1マトリクス数値テーブルより特定の特許分類と、特定の出願人との範囲を指定し、この指定された範囲にて第1マトリクス特許マップを作成し、前記第1マトリクス特許マップを前記データ処理装置に接続された前記表示装置に表示するステップと、
    前記表示装置に表示された前記第1マトリクス特許マップを観察し、前記第1マトリクス数値テーブルの特許分類と、出願人との分析範囲を定めた第2マトリクス数値テーブルを作成するステップと、
    前記第2マトリクス数値テーブルの列軸に抽出目標とする出願人を擬したダミー出願人を挿入し、このダミー出願人の列のマス目に特定の特許文献件数が記入された第3マトリクス数値テーブルを作成するステップと、
    前記演算装置により前記第3マトリクス数値テーブルのダミー出願人を含むすべての前記出願人の組合せの相関係数を算出し、これらの相関係数を行と列で表示した相関係数マトリクスを作成するステップと、
    前記相関係数マトリクスのダミー出願人の列の相関係数を並べ替えのキーとして前記相関係数マトリクスを降順に整列するように並べ替え、
    入力装置からの操作により、前記第2マトリクス数値テーブル上で前記相関係数マトリクスにおいてダミー出願人との相関係数が一定の値以上の出願人及びダミー出願人を設定することの原因となった出願人を列軸とし、前記第2マトリクス数値テーブルの特許分類を行軸とする第4マトリクス数値テーブル作成し、この作成された数値テーブルの範囲にて第2マトリクス特許マップを作成し、前記第2マトリクス特許マップを前記表示装置に表示するステップと、
    よりなることを特徴とする特許マップ分析方法。
  2. 特許マップ分析装置のデータ処理装置に蓄積された分析対象特許文献集合の中から前記データ処理装置の演算装置により複数の特許分類又は複数の出願人を抽出し、抽出した特許分類または出願人の全てを行軸に、公開公報発行日の集計区間で構成されている公報集計期間を列軸に配置したマトリクスを作成し、前記マトリクスの行と列の交差するマス目には、前記分析対象特許文献集合から前記演算装置により抽出された、特許分類または出願人で公開公報発行日が前記集計区間に適合する特許文献の件数が記入された第1時系列数値テーブルを作成するステップと、
    前記第1時系列数値テーブルにおいて、特定の特許分類または出願人と公開公報発行日の前記集計区間が特定である公報集計期間を指定し、この指定された範囲で第1時系列特許マップを作成し、前記第1時系列特許マップを前記データ処理装置に接続された前記表示装置に表示するステップと、
    前記表示装置に表示された前記第1時系列特許マップを観察し、前記第1時系列数値テーブルの特許分類または出願人と、特定の前記集計区間よりなる公報集計期間とで分析範囲を定めた第2時系列数値テーブルを作成するステップと、
    前記第2時系列数値テーブルの行軸に、前記第2マトリクス数値テーブルから抽出目標する特許分類または出願人を擬したダミー特許分類またはダミー出願人を挿入し、このダミー特許分類またはダミー出願人の行のマス目には前記公報集計期間の特定の期間、特許文献件数が一定の増加率、又は一定の減少率で推移する特定の件数が記入された第3時系列数値テーブルを作成するステップと、
    前記演算装置により前記第3時系列数値テーブルのダミー特許分類またはダミー出願人を含むすべての特許分類または出願人の組合せの相関係数を算出し、これらの相関係数を行と列で表示した相関係数マトリクスを作成するステップと、
    前記相関係数マトリクスのダミー特許分類またはダミー出願人の列の相関係数を並べ替えのキーとして、前記相関係数マトリクスを降順に整列するように並べ替え、
    前記降順に整列した相関係数マトリクスにおいてダミー特許分類またはダミー出願人との相関係数が一定の値以上の特許分類または出願人を行軸とし、前記第2時系列数値テーブル前記公報集計区間よりなる公報集計期間を列軸とする第4時系列数値テーブル作成し、この作成された数値テーブルの範囲にて第2時系列特許マップを作成し、前記第2時系列特許マップを前記表示装置に表示するステップと、
    よりなることを特徴とする特許マップ分析方法。
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