JP2015018416A - 建物管理情報伝達装置 - Google Patents

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【課題】 建物に付随する機器、使用する人などに関する情報を、心理的・視覚的に分かり易く効果的に表現し、伝達することができ、かつ内装材との一体感が得られて、邪魔にならず、内装との調和を崩すことが回避できる建物管理情報伝達装置を提供する。
【解決手段】 建物の内装材を裏面側から点灯させかつその点灯パターンが変更可能な内装材点灯器具2を設ける。マネジメントシステム4に接続され、前記情報を得て、この情報の内容に対する前記内装材点灯器具2の点灯パターンを変更する点灯パターン指示器3を設ける。前記マネジメントシステム4は、前記機器を管理する情報、または前記建物を使用する人に対して知らせる情報を管理するシステムである。前記内装材点灯器具2は、例えば、反射用の切込み12a,12bを有する透明板11と、LED等の光源8とを有し、透明板11の表面は突き板等の表面材10で覆う。
【選択図】 図1

Description

この発明は、住宅等の建物に付随する機器や、前記建物を使用する人に対して知らせる情報等を管理するシステム、例えばHEMS(ホームエネルギ管理システム)等で収集した情報を住人等に対して知らせる建物管理情報伝達装置に関する。
HEMSなどで収集した情報の表示は、一般的にはディスプレイやタブレット端末で行われる。また、表示マスコットや雑貨を使用し、詳細な情報までは示さないが、色や動き、音声等で、情報の概略を示すものが提案されている。機器にEメールか信号を送信し、それを受けて作動させるようにしたものも多くある。
具体例を挙げると、傘立に気象関連情報を表示するもの(特許文献1)や、天気予報に応じた行動指示をパソコンに行わせるもの(特許文献2)、ディスプレイに屋内設備をどのように作動させるかを示す情報を表示するもの(特許文献3)が提案されている。
なお、単なる表示手段としては、点灯パターンを木質の表面層に浮かび上がらせるようにしたもの(特許文献4)や、外観上は木板と見える素材を照明装置により内部から発光させるようにしたもの(特許文献5)が提案されている。
特許第4882753号公報 特開2003−216752号公報 特開2006−300428号公報 特開2009−209531号公報 特開2012−215050号公報
前記HEMSで収集した情報をディスプレイやタブレット端末に表示させるものは、省エネ意識を高めることが目的の一つであるが、消費電力量、発電量など、読み込みが必要な詳細データが大きく、確認の手間がかかるうえ、子供が理解し難いことなどにより、家族で共有し難いことがある。また、ディスプレイでは薄型で壁等に掛けられるものもあるが、そのような薄型であっても専用の機器を壁に掛けているという印象は拭えず、内装との調和や建材との一体化が難しい。
前記表示マスコットや雑貨を使用するものは、理解し易い点では優れるが、室内の邪魔になるという問題点がある。
特許文献1の傘立に気象関連情報を表示するものは、傘立という特定の機器に限られ、その機器に特有の情報の表示にしか用いることができない。
なお、特許文献4,5は、単に表示機器を提案するものに過ぎない。
この発明の目的は、建物に付随する機器や、その建物を使用する人などに関する情報を、心理的・視覚的に分かり易く効果的に表現し、伝達することができ、かつ内装材との一体感が得られて、邪魔にならず、内装との調和を崩すことが回避できる建物管理情報伝達装置を提供することである。
この発明の建物管理情報伝達装置は、建物の内装材を点灯させかつその点灯パターンが変更可能な内装材点灯器具と、
前記建物に付随する機器を管理する情報および前記建物を使用する人に対して知らせる情報の少なくとも一方を管理するマネジメントシステムに接続され、前記情報の内容に対して前記内装材点灯器具の点灯パターンを定めた点灯パターン設定規則に従い、前記点灯器具の点灯パターンを変更する点灯パターン指示器とを備える。
なお、前記「内装材」は、建具や据え付け家具の表面材を含む。また、前記「点灯パターン」は、例えば、点灯、消灯、点滅や、色の変化、点滅の間隔、点灯させる範囲等のパターンである。「建物に付随する機器」とは、太陽光発電装置、床下暖房機器等の建物に据え付けられた機器や、家電等の建物の配線に接続された電気機器等である。
この構成によると、内装材を点灯させ、その点灯パターンの変更によって情報を表示するため、前記点灯パターンの変更により内装材表面に表れる模様等により、情報を、心理的・視覚的に分かり易く効果的に表現し、伝達することができる。情報を表示する部分が内装材そのものであるため、ディスプレイを壁に掛けたり、埋め込んだりするものと異なり、内装材との一体感が得られて、邪魔にならず、内装との調和を崩すことが回避できる。また、内装材で表示を行うため、建物や、その建物に付随する機器、および建物を使用する人知らせる情報のうちの、いずれの情報でも表示することができる。
この発明において、前記内装材点灯器具は、外部に対する点灯面を、木目模様を有しかつ光の透過が可能な薄板である表面材で覆い、消灯時には木目模様が見え、点灯時には前記表面材を透かして照明するように構成しても良い。
この場合、前記表面材を内装材の一部となるように、前記内装材点灯器具を設置する。これにより、消灯時には内装材となる表面材を木板に見せ、点灯時には木板等の表面材を透かして柔らかく光を拡散させることができる。そのため、室内の各種内装との調和を取り易い。
この発明において、前記内装材点灯器具は、端面から入射した光を主面へ反射させる切込みを有する透明板と、この透明板の前記端面に照明光を入射させる光源とを有し、前記切込みは、互いに反射角度の異なる複数種類を設け、かつ前記光源として前記複数種類の切込みにそれぞれ対応して光を入射させる複数の光源を設け、これら複数の光源の点灯のパターンを変更することで前記内装材点灯器具の光表現パターンを変更する構成であっても良い。
この構成の場合、前記複数の光源を選択的に点灯させ、反射角度の異なる複数種類の切込みのいずれを使用するかによって、内装材に表れる照明模様等の光表現パターンを変更することができる。また、この構成の場合、透明板とその端面等に配置される光源とで、内装材点灯器具が構成されるため、内装材点灯器具を薄型化でき、内装材への埋め込みや、内装材の裏の狭い空間への配置の対応が行い易い。
前記反射角度の異なる複数種類の切込みは、互いに線対称に設けられる2種類としても良い。その場合、透明板の対向する端面にそれぞれ配置した光源を選択的に点灯させることで、内装材を光らせる範囲のパターン等を少なくとも2種類作ることができる。
この発明において、前記マネジメントシステムは、エネルギー管理システム(HEMS)を含むものであっても良い。エネルギー管理システムは、例えば、太陽光発電装置や燃料電池等の発電量を管理するシステムであっても、建物内の省エネルギー度等を管理するシステムであって、その発電量や省エネルギー度の情報を表示するようにしても良い。
これにより、発電量や省エネルギー度を、人に分かり易く効果的に表示することができる。
この発明の建物管理情報伝達装置は、 建物の内装材を裏面側から点灯させかつその点灯パターンが変更可能な内装材点灯器具と、前記建物に付随する機器を管理する情報または前記建物を使用する人に対して知らせる情報の少なくとも一方を管理するマネジメントシステムに接続され、前記情報の内容に対する前記内装材点灯器具の点灯パターンを定めた点灯パターン設定規則に従い、前記点灯器具の点灯パターンを変更する点灯パターン指示器とを備えるため、建物に付随する機器や、その建物を使用する人などに関する情報を、心理的・視覚的に分かり易く効果的に表現し、伝達することができ、かつ内装材との一体感が得られて、邪魔にならず、内装との調和を崩すことが回避できるという効果が得られる。
この発明の一実施形態に係る建物管理情報伝達装置における内装材点灯器具の断面と制御系のブロック図とを示す説明図である。 同建物管理情報伝達装置の内装材省略状態の正面図である。 同建物管理情報伝達装置の点灯パターンによる照明模様例の説明図である。 同建物管理情報伝達装置を壁面収納家具に適用した例のイメージ図である。 (A)〜(D)は、それぞれ図4の例の点灯パターンの各種変形例を示すイメージ図である。
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。この建物管理情報伝達装置1は、建物(図示せず)の内装材となる表面材10を裏面側から点灯させかつその点灯パターンが変更可能な内装材点灯器具2と、マネジメントシステム4から情報を得て点灯器具2の点灯パターンを変更する点灯パターン指示器3とを備える。内装材点灯器具2は、光源8を有する点灯器具本体2aと、前記光源8を制御する点灯制御装置9とでなる。
前記点灯パターン指示器3が前記マネジメントシステム4から得る情報は、建物に付随する機器を管理する情報、または前記建物を使用する人に対して知らせる情報である。マネジメントシステム4と点灯パターン指示器3とは、屋内LAN(ローカルエリアネットワーク)、またはインターネット等の広域の通信ネットワーク5を介して行われる。
マネジメントシステム4は、前記情報を管理するシステムであり、この例ではホームエネルギー管理システム(HEMS)等のエネルギー管理システム4aと、気象情報収集システム4bと、その他のシステム4cとを有する。エネルギー管理システム4aは、前記建物に設置された太陽光発電装置(図示せず)や、家庭用の燃料電池(図示せず)等の発電設備を管理する機能、および前記建物内の電気機器の節電状態、つまり省エネルギー度を管理する機能を有する。気象情報収集システム4bは、前記建物に設置された温度計、湿度計、紫外線センサ等のセンサ類(図示せず)や、降水確率等の気象情報を送信する気象庁やその他の気象情報発信サーバ等である。その他のシステム4cは、緊急地震速報の発信手段や、人体感知センサの検出信号の管理システム等である。
点灯パターン指示器3は、マイクロコンピュータや論理回路等の電子回路と、前記マネジメントシステム4および点灯制御装置9との通信を行うための通信手段(図示せず)とにより構成される。点灯パターン指示器3と内装材点灯器具2の点灯制御装置9とは、互いに離れて設置されて配線や無線で接続されたものであっても、互いに共通の筐体や回路基板に設置されたものであっても良い。
点灯パターン指示器3は、内装材点灯器具2を点灯させる点灯パターンP1,P2,…を、マネジメントシステム4から送信される情報の内容の種類a,b,…応じて定めた点灯パターン設定規則6と、情報内容判別・点灯パターン選択手段7とを有する。前記点灯パターン設定規則6は、記憶手段(図示せず)に設定される。情報内容判別・点灯パターン選択手段7は、マネジメントシステム4から送信された情報を、前記点灯パターン設定規則6に定められたどの情報内容の種類a,b,…に該当するかを設定規則に従って判別し、その判別した情報内容の種類a,b,…に対応する点灯パターンP1,P2,…を点灯制御装置9に指示する手段である。
内装材点灯器具2の点灯器具本体2aは、端面11a,11bから入射した光を主面11c側へ反射させる複数種類(図示の例では2種類)の切込み12a,12bを有する透明板11と、この透明板11の前記端面11a,11bに照明光を入射させる光源8とを有する。前記透明板11は、例えば板厚5〜10mm程度の透明のアクリル樹脂からなる。光源8は、LED(発光ダイオード)等の複数の発光素子8a〜8cからなる。この例では、光の3原色となる赤(R)、緑(G)、青(B)の発光素子8a〜8cが一つのセットとされて、透明板11の厚み方向に並び、その3つの発光素子8a〜8cのセットが、前記各端面11a,11bの長手方向に沿って配列されている。
前記2種類の切込み12a,12bは、互いに反射角度が異なる2種類であり、一方の反射角度の切込み12aは、透明板11の一つの端面11aから入射した光を主面11c側へ搬出させ、他方の反射角度の切込み12bは、前記端面11aと反対側の端面11bから入射した光を主面11c側へ搬出させる角度とされている。なお、前記各切込み12a,12bは、断面形状が直角3角形の溝からなり、その斜面が反射面となる。各溝状の切込み12a,12bは、それぞれ複数個が前記両端面11a,11bが対向する方向に並んで交互に配列されている。
これら各切込み12a,12bは、図2に例示するように、透明板11の幅方向の一部に設けられ、各種類の複数の切込み12a,12bを囲む範囲が、それぞれ一つの照明模様13の外周を成すように設けられている。同図の例では、一つの種類の複数の切込み12aは円形の照明模様13の外周を、他の一種類の複数の切込み12bは菱形の照明模様13の外周を成すように設けられている。なお、同図においてハッチングは、各切込み12a,12bの反射面を示す。
図1において、点灯器具本体2aは、透明板11の前記主面11a、つまり外部に対する点灯面を、木目模様を有しかつ光の透過が可能な表面材10で覆っている。この表面材10は、例えば木製の突き板等の薄板である。表面材10は、必ずしも木製でなくても良く、樹脂製、布製、紙製であっても良い。また、この例では表面材10が木目模様を有するものとしているが、必ずしも木目模様でなくても良い。
透明板11の裏側面は、光の吸収機能を持った板である光吸収板14で覆っている。光吸収板14は、例えば、黒色、灰色等の無彩色の樹脂板等からなる。
点灯器具本体2aは、これら透明板11、表面材10、光源8、この光源8を接続した基盤やソケット等の点灯具15、および光吸収板14により構成され、またはさらに箱状等の外装体(図示せず)を設けて構成される。この外装体は、表面材10の表側面を除く部分を覆う。
なお、この実施形態の場合、表面材10は、前記建物の内装材の一部として用いる。また、表面材10は、並べて配置される複数の点灯器具本体2aに対して連続する共通のものであっても良い。例えば、内装材の一部を突き板等の薄い板とし、その裏側に、前記表面材10が省かれた点灯器具本体2aを設置してもよい。
点灯制御装置9は、光源8の各発光素子8a〜8cの点灯、消灯、点滅、調光等の制御を行う装置であり、この例では、RGB×2=6回路となる各回路の制御を行えるように、光源8の発光色、点滅パターン等を制御する。点灯制御装置9は、さらに点灯、消灯、点滅等を行わせる発光素子8a〜8cを範囲等で制御可能としても、また調光制御が行えるようにしても良い。
図4は、この建物管理情報伝達装置の適用例を示す。この例では、壁面収納家具20の扉21の表面板となる内装材の一部に、この実施形態に係る建物管理情報伝達装置1を用いている。同図の例では、上下方向に複数(3つ)並べて建物管理情報伝達装置1の内装材点灯器具2(図4には図示せず)を配置している。なお、内装材点灯器具2が1台であって、模様として上下に並ぶ複数箇所に照明模様が表れるものであっても良い。
図5(A)〜(D)は、図4のように適用した建物管理情報伝達装置1における各種の点灯パターン例を示す。
上記構成による作用を説明する。点灯パターン指示器3は、マネジメントシステム4から情報を受けると、その受けた情報の内容の種類a,b,…に応じた点灯パターンP1,P2,…を選択し、点灯制御装置9へ送る。点灯制御装置9は、その送られた点灯パターンP1,P2,…に応じて、点灯制御装置本体2aの光源8に、点灯、消灯、点滅、調光等を行わせる。これにより、表面材10の表面に前記点灯パターンP1,P2,…に応じた照明模様13が表れる。
このように、表面材10を点灯させ、その点灯パターンの変更によって情報を表示するため、照明模様13によって情報を、心理的・視覚的に分かり易く効果的に表現し、伝達することができる。情報を表示する部分が表面材10そのものであるため、ディスプレイを壁に掛けたり、埋め込んだりするものと異なり、内装材との一体感が得られて、邪魔にならず、室内の各種の内装との調和を崩すことが回避できる。また、内装材で表示を行うため、建物に付随する機器を管理する情報、および建物を使用する人知らせる情報のうちの、いずれの情報でも表示することができる。
前記マネジメントシステム4は、エネルギー管理システム(HEMS)4aを有するため、例えば、太陽光発電装置や燃料電池等の発電量や、建物内の電気機器の省エネルギー度の情報を表示するようにしても良い。これにより、発電量や省エネルギー度を、人に分かり易く効果的に表示することができる。
内装材点灯器具2は、複数種の切込み12a,12bを有する透明板11と、その端面に照明光を入射させる複数の光源8とを有するため、選択的に点灯させ、反射角度の異なる複数種類の切込み12a,12bのいずれかを使用するかによって、例えば図3(B),(C)や、図5(A)〜(D)に示すように、表面材10を光らせる照明模様13等の光表現パターンを変更することができる。また、透明板11とその端面に配置される光源8とで、内装材点灯器具2が構成されるため、内装材点灯器具2を薄型化でき、内装材の裏の狭い空間への対応が行い易い。内装材を内装材点灯器具2とは分離された部材とし、その分離された内装材への埋め込みを行う構成とする場合も、内装材点灯器具2が薄型であるため、埋め込みが行い易い。
また、点灯面に光の透過が可能な薄い表面材10を用い、この表面材10が木目模様を有するものとしたため、表面材10を、消灯時には木板に見せ、点灯時には木板等の表面材10を透かして柔らかく光を拡散させることができる。そのため、室内の各種内装との調和を取り易い。
図5(A)〜(D)の点灯パターンと情報との関係を示す。図5(A)は、天気が良い場合、つまり暑く、発電量が多い場合の点灯パターンである。大きな円が描かれていることで、発電量が多いことが直観的にイメージされる。
同図(B)は、紫外線量が多い場合の点灯パターンである。内装材点灯器具2は、例えば紫色に発光させる。また、菱形の範囲で反射させる光源8を点灯させる。そのため、表面材10の表面に紫色で菱形の照明模様13が生じている。この紫色で菱形の照明模様13から、紫外線量が多いことが直観的にイメージされる。
同図(C)は、降水確率が高井場合の点灯パターンである。内装材点灯器具2は、例えば青色に発光させる。また、菱形の範囲で反射させる光源8を点灯させる。そのため、表面材10の表面に青色で菱形の照明模様13が生じている。この青色で菱形の照明模様13から、降水確率が高いことが直観的にイメージされる。この表示を見て、洗濯干しは控える、外出時は傘を持って行くなどの対策が行える。
同図(D)は、省エネルギー度が高い場合の点灯パターンである。この例では、2つの円内を黄色等で発光させている。これにより、省エネルギー度が高いことが直観的にイメージされる。
この構成の建物管理情報伝達装置によると、このように、発電量、気温、省エネルギー度等の情報を、色、点滅スピード、テクスチャ等により感覚的,直観的に分かり易く表示できるインターフェイスとして用いることができる。また、内装材と一体化させ、内装材となる表面材10を裏面側から光らせることで、住宅等の建物とコミュケーションを図るようなイメージとできる。さらに、前記のように薄型化できるため、この建物管理情報伝達装置とは独立した内装材への埋め込みも容易に行える。
次に、この建物管理情報伝達装置の適用方法、変形例等を説明する。種々の種類があるため、要素毎に列記する。
(適用場所)
玄関、廊下、トイレ、リビング、ダイニング、キッチン、洗面所、寝室、バルコニー、階段、浴室、門扉(この発明は内装材に限るが、参考に示すと建材一般に応用することができる)、和室、趣味室。
(部位)
天井、壁、床、階段(段板、手摺)、建具、框、柱、造作材、軒天井。
(色)
光の3原色の組み合わせを用いることで、種類は無限である。また、表面を覆う表面材10等の素材との組み合わせで種々の色を表現することもできる。
(テクスチャ,模様)
発光させる照明模様13は、○、□、☆形状、などの単純形状の模様であっても良く、また円グラフや棒グラフのような模様であっても良い。また、雪、太陽、傘、人の形状などめ、目的に応じて分かり易いテクスチャを採用しても良い。
(発光パターン)
点灯、消灯、点滅が基本であるが、色を変化させたり、点滅の間隔を変化させたり、降り注ぐ太陽の光をイメージできるように、発光ポイントを移動させるようにしても良い。
(インプットとなる情報)
温湿度や、日射量、風、騒音に至る環境情報などから、人の訪問や侵入、隣家の火事、天候、屋内の設備の稼働状況、同居人の在室情報等も対象と成り得る。その場合、得るべき情報に応じたセンサ類をマネジメントシステム4に接続しておく。
(その他の応用例)
・帰宅してきた人の属性に応じて光色を変えて、人の形をリビングの壁に表示する。
・床暖房を付けた場合、発熱範囲を取り囲むように床上にライン状に点灯させる。
・地震に伴う停電時に非常用防災グッズを収納している扉や、その前の床を赤く点滅させる。
・エネルギーの浪費状態を、葉っぱの形の発光部分の色を変えて表現する。
・外部温湿度が良い状態で風が吹いていると、風通しを促すために扇風機の模様で水色の発光を行う。
1…建物管理情報伝達装置
2…内装材点灯器具
3…点灯パターン指示器
4…マネジメントシステム
4a…エネルギマネジメントシステム
6…点灯パターン設定規則
8…光源
8a〜8c…発光素子
9…点灯制御装置
10…表面板
11…透明板
12a,12b…切込み
13…照明模様

Claims (4)

  1. 建物の内装材を点灯させかつその点灯パターンが変更可能な内装材点灯器具と、
    前記建物に付随する機器を管理する情報および前記建物を使用する人に対して知らせる情報の少なくとも一方を管理するマネジメントシステムに接続され、前記情報の内容に対して前記内装材点灯器具の点灯パターンを定めた点灯パターン設定規則に従い、前記点灯器具の点灯パターンを変更する点灯パターン指示器とを備えた建物管理情報伝達装置。
  2. 請求項1に記載の建物管理情報伝達装置において、前記内装材点灯器具は、外部に対する点灯面を、木目模様を有しかつ光の透過が可能な薄板である表面材で覆い、消灯時には木目模様が見え、点灯時には前記内装材を透かして照明するようにした建物管理情報伝達装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建物管理情報伝達装置において、前記内装材点灯器具は、端面から入射した光を主面へ反射させる切込みを有する透明板と、この透明板の前記端面に照明光を入射させる光源とを有し、前記切込みは、互いに反射角度の異なる複数種類を設け、かつ前記光源として前記複数種類の切込みにそれぞれ対応して光を入射させる複数の光源を設け、これら複数の光源の点灯のパターンを変更することで前記内装材点灯器具の光表現パターンを変更する建物管理情報伝達装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の建物管理情報伝達装置において、前記マネジメントシステムに、エネルギー管理システムを含む建物管理情報伝達装置。
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