JP2007257074A - 省エネルギ支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 エネルギ消費者に対して間接的に現在のエネルギ消費量を認識させることで、抵抗感を与えることなく省エネルギへの意識付けを可能にする省エネルギ支援システムを提供する。
【解決手段】 物体の運動、物体の化学反応、物体の光学的変化、及び物体の大きさの変化の何れか一つを含む物体の状態の時間的変化を、実物として、或いは表示画面上で仮想的に生じさせることで、前記エネルギ消費者に対し視覚的作用、聴覚的作用、触覚的作用、又はこれらの組み合わせからなる刺激を与える作用出力手段4と、エネルギ消費者の消費エネルギ量の実測値を計測する消費エネルギ量計測手段2と、前記実測値に基づいて前記物体の状態の時間的変化を制御する制御手段3と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エネルギ消費者に対して省エネルギへの意識付けを働きかける省エネルギ支援システムに関する。
従来より、エネルギ消費者に対して省エネルギ意識を高める目的で、現在の電力消費量を計測するとともに、当該計測された消費量を消費者が視覚的に確認できるように表示する機能を有する電子式電力量計が提供されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−180934号公報
特許文献1に記載の電力量計によれば、各消費者は、現在の電力消費量を確認することで消費量が多い場合には消費電力を削減する意識付けを高める効果を得ることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の電力量計は、現在の電力消費量が数値として或いは、グラフとして表示画面に直接的に表示される構成であり、このような表示画面の存在は、時としてエネルギ消費者に対して抵抗感を与える場合がある。
本発明は、上記の問題点に鑑み、エネルギ消費者に対して間接的に現在のエネルギ消費量を認識させることで、抵抗感を与えることなく省エネルギへの意識付けを可能にする省エネルギ支援システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る省エネルギ支援システムは、省エネルギに対する意識付けを行う省エネルギ支援システムであって、物体の運動、物体の化学反応、物体の光学的変化、及び物体の大きさの変化の何れか一つを含む物体の状態の時間的変化を、実物として、或いは表示画面上で仮想的に生じさせることで、前記エネルギ消費者に対し視覚的作用、聴覚的作用、触覚的作用、又はこれらの組み合わせからなる刺激を与える作用出力手段と、前記エネルギ消費者の消費エネルギ量の実測値を計測する消費エネルギ量計測手段と、前記実測値に基づいて前記物体の状態の時間的変化を制御する制御手段と、を備えることを第1の特徴とする。
本発明に係る省エネルギ支援システムの第1の特徴構成によれば、物体の運動、物体の化学反応、物体の光学的変化、及び物体の大きさの変化の何れか一つを含む物体の状態の時間的な変化を生じさせることで、エネルギ消費者に対して、視覚的作用、聴覚的作用、触覚的作用、又はこれらの組み合わせからなる刺激を与えるとともに、この状態変化の程度をエネルギ消費量に応じて制御手段が制御することで、エネルギ消費者は、与えられる刺激の変化によって現時点におけるエネルギ消費量を数値或いはグラフ等のように具体的・直接的に表示する手段によらず、抽象的・間接的に認識することができる。更に、エネルギ消費量を示す数値やグラフを積極的に確認することなく、居ながらにしてエネルギ消費量を認識することができる。これによって、エネルギ消費者に対し、省エネルギに対する意識付けを働きかけることができる。
このとき、エネルギ消費量の値が実際に数値或いはグラフとして画面上に表示される機能のみを備える従来構成の表示端末とは異なり、直接的にエネルギ消費量の値を認識させるものではないため、エネルギ消費者に対する抵抗感や圧迫感を少なくすることができる。
又、本発明に係る省エネルギ支援システムは、上記第1の特徴構成に加えて、前記エネルギ消費者の消費エネルギ量の目標値が格納される第1記憶手段を備え、前記制御手段が、前記実測値と前記目標値との比較を行うとともに、当該比較結果に基づいて前記物体の状態の時間的変化を制御することを第2の特徴とする。
上記第2の特徴構成によれば、作用出力手段が示す動作の変化を視覚的、聴覚的或いは触覚的に認識することで、目標値に対して現時点におけるエネルギ消費量が一定量以上多いことを知覚することができる。これによって、エネルギ消費量の削減意識を与えることができ、エネルギ消費者に対して省エネルギへの意識付けを行うことができる。
又、本発明に係る省エネルギ支援システムは、上記第2の特徴構成に加えて、前記消費エネルギ量計測手段が、所定時間毎に計測した前記実測値を前記制御手段に与え、前記第1記憶手段が、時系列で前記目標値を格納しており、前記制御手段が、前記消費エネルギ量計測手段から前記実測値が与えられると、当該与えられた時刻に対応する前記目標値との比較を行うことを第3の特徴とする。
上記第3の特徴構成によれば、所定時間毎に制御手段が作用出力手段に対する制御内容を決定することができるため、時間間隔を細かくすることで、より厳密な省エネルギ支援を実現することができる。
又、本発明に係る省エネルギ支援システムは、上記第3の特徴構成に加えて、前記実測値の過去の履歴が時系列で格納される第2記憶手段と、前記第2記憶手段から前記履歴を読み出すとともに、所定の演算を行うことで時系列に前記目標値を算出して、前記第1記憶手段に格納する目標値算出手段と、を備えることを第4の特徴とする。
上記第4の特徴構成によれば、過去の実測値の履歴に基づいて目標値が算出されるため、当該エネルギ消費者のエネルギ消費パターンに則した現実的な目標値を設定することができる。
尚、このとき、第2記憶手段内では、同一時間帯における複数の日に関する過去の履歴を参照可能に構成されるとともに、更に、曜日別、平日・休日別、月別毎に参照可能に構成されることが好ましい。このように構成されるとき、目標値算出手段が、目標値を算出する対象となる日における曜日の情報、平日・休日別の情報、月の情報等を考慮して算出を行う構成とすることによって、当該エネルギ消費者のエネルギ消費パターンがより反映された目標値が算出される。このとき、目標値算出手段は、同一属性を示す日の過去の履歴を第2記憶手段から読み出し、時間帯毎に平均値、或いは最小値、或いは最小値と最大値を除いた値の平均値、等を目標値として算出するものとして良い。尚、目標値の算出方法は、あくまで一例であって、この方法には限られない。
又、本発明に係る省エネルギ支援システムは、上記第2〜第4の何れか一の特徴構成に加えて、前記実測値が前記目標値を下回っている場合には、前記制御手段が、前記作用出力手段を停止状態、或いは標準状態に制御することを第5の特徴とする。
上記第5の特徴構成によれば、エネルギ消費者は、作用出力手段の動作が停止状態にある、或いは標準状態にあることを視覚的、聴覚的、或いは触覚的に認識することで、エネルギ消費量が少ないことを間接的に確認することができる。このとき、エネルギ消費者が例えば、ガスエンジン発電システム等の自家発電システムを備える場合には、余剰電力が発生していることが考えられるため、この状態下において電力消費を積極的に行うことで、余剰電力の有効活用を推進することが可能となる。
本発明の構成によれば、物体の運動、物体の化学反応、物体の光学的変化、及び物体の大きさの変化の何れか一つを含む物体の状態の時間的な変化を生じさせることで、エネルギ消費者に対して、視覚的作用、聴覚的作用、触覚的作用、又はこれらの組み合わせからなる刺激を与えるとともに、この状態変化の程度をエネルギ消費量に応じて制御手段が制御することで、エネルギ消費者は、与えられる刺激の変化によって現時点におけるエネルギ消費量を間接的に認識することができる。これによって、エネルギ消費者に対し、抵抗感を与えることなく省エネルギに対する意識付けを働きかけることができる。
以下において、本発明に係る省エネルギ支援システム(以下、適宜「本発明システム」と呼称する)の実施形態について図面を参照して説明する。
本発明システムは、エネルギ消費者に対して視覚的作用、聴覚的作用、触覚的作用、又はこれらの組み合わせからなる刺激を与える作用出力手段を備え、現時点におけるエネルギ消費量に応じて作用出力手段からの出力状態を変化させることで、エネルギ消費者に対して刺激の変化を生じさせ、この刺激の変化によって間接的に省エネルギに対する意識付けの働きかけを行うものである。
まず、本発明システムの全体構成について図1を参照して説明を行い、その後、後述する作用出力手段の具体的な実施例について図2〜図8を参照して説明を行う。
図1は、本発明システムの概略構成を示すブロック図である。図1に示される本発明システム1は、消費エネルギ量計測手段2、制御手段3、作用出力手段4、第1記憶手段5、第2記憶手段6、及び目標値算出手段7を備えて構成される。尚、以下では、消費対象エネルギとして電力を想定して説明を行う。
消費エネルギ量計測手段2は、所定時間毎(例えば5分毎)に、当該時間内にエネルギ消費者によって消費されたエネルギ量(ここでは電力量を指す。以下においても、電力量を「エネルギ量」と記載する)を計測する。この計測結果(以下、適宜「実測値」と称する)は、第2記憶手段6に与えられて、実績履歴として記憶される。又、実測値は、制御手段3に与えられ、後述するように作用出力手段4の動作制御に利用される。
第2記憶手段6は、消費エネルギ量計測手段2が計測した過去の実測値を履歴として格納する。このとき、第2記憶手段6内では、同一時間帯における複数の日に関する過去の履歴を参照可能に構成されるとともに、更に、曜日別、平日・休日別、月別毎に参照可能に構成されることが好ましい。
目標値算出手段7は、第2記憶手段6に格納された履歴に基づいて、時間帯毎の目標消費エネルギ量を算出する。このとき、目標値を算出する対象となる日における曜日の情報、平日・休日別の情報、月の情報等(以下これらの情報をまとめて「属性」と称する)を考慮して算出を行うことが好ましい。即ち、同一属性を示す日の過去の履歴を第2記憶手段6から読み出し、時間帯毎に平均値、或いは最小値、或いは最小値と最大値を除いた値の平均値、等を目標値として算出する。尚、上述した目標値の算出方法は、あくまで一例であって、この方法には限られない。
又、目標値算出手段7は、一日にかかる全時間帯の目標値をまとめて算出するものとしても構わないし、各時間帯毎に逐次算出するものとしても構わないし、数日分の全時間帯の目標値をまとめて算出するものとしても構わない。このように算出された時間帯毎の目標値は、第1記憶手段5に格納される。
制御手段3は、消費エネルギ量計測手段2から実測値が与えられると、当該実測値が与えられた時間帯に該当する目標値を第1記憶手段5から読み出して、実測値との比較を行うとともに、この比較結果に基づいて作用出力手段4の出力制御を行う。尚、出力制御の制御内容については、作用出力手段4の具体例に応じて異なるため、以下において、各実施例に則して個別に説明を行う。
(第1の実施例) 図2は、作用出力手段4の第1の実施例である猪おどしの概念図である。図2に示される猪おどし10は、上部の竹製又は竹状の注水路(以下、「注水路」と略称する)11から下部の竹製又は竹状の受水器(以下、「受水器」と略称する)12に対して水が注がれることで、陶磁器製の器(以下、「器」と略称する)13に対して受水器12の口12aが打ち付けられて軽快な音を発するものである。水は器13内に蓄えられており、ポンプ(不図示)によってこの蓄えられた水が注水路11に吸い上げられて、この吸い上げられた水が受水器12に対して注がれる構成である。
このとき、標準状態において、ポンプは単位時間当たりに所定量の水を吸い上げるように構成されており、これに対して、実測値が目標値を大きく上回っている場合、制御手段3が猪おどし10に対して、ポンプが単位時間当たりに吸い上げる水量を多くする指示を与える。これによって、注水路11から受水器12に対して注がれる水量が多くなり、エネルギ消費者は、この事実を視覚的、或いは聴覚的刺激として認識することで、現時点におけるエネルギ消費量が多いことを間接的に確認することができ、エネルギ消費量の削減の意識付けを行うことができる。
尚、制御手段3が猪おどし10に与える水量指示が、複数段階(例えば3段階)で指定可能に構成されており、実測値から目標値を差し引くことで計算された差分値の値に応じて、この3段階の水量の何れかが選択されるものとしても構わないし、目標値に対する実測値の割合を算出するとともに、この算出値に応じて3段階の水量の何れかが選択されるものとしても構わない。
又、実測値が目標値を大きく下回る場合に、制御手段3が猪おどし10に対して、ポンプが水を吸い上げないように指示を与える(即ち、停止状態とする)ものとしても良い。この場合、エネルギ消費者は、猪おどし10の動作が停止していることを認識することで、エネルギ消費量が少ないことを間接的に確認することができる。このとき、エネルギ消費者が例えば、ガスエンジン発電システム等の自家発電システムを備える場合には、余剰電力が発生していることが考えられるため、この状態下において電力消費を積極的に行うことで、余剰電力の有効活用を推進することが可能となる。
このように構成されることで、現在の電力消費量が、画面上に表示される数値或いはグラフによって消費者に確認可能に構成される従来の電子式電力量計と違い、直接的にエネルギ消費量を認識させるものではないため、エネルギ消費者に対して抵抗感を与えることなく、現時点におけるエネルギ消費量の程度を認識させることが可能である。又、例えばエネルギ消費者宅に訪問客があった場合、猪おどし10から注がれる水量が変化した場合にも、訪問客にはエネルギ消費量が多いことを直ちに認識されることがないため、余計な気遣いを起こさせる心配は無用である。
以下の第2の実施例〜第7の実施例の作用出力手段4を備える本発明システムは、各々、エネルギ消費者に対する刺激の与え方が異なるのみであり、第1の実施例と同様、視覚的刺激、聴覚的刺激、触覚的刺激、又はこれらの組み合わせからなる刺激をエネルギ消費者に与えることで現時点におけるエネルギ消費量の相対量を間接的に認識させることができる。尚、以下に示す各実施例はあくまで一例であって、作用出力手段4の構成をこれらに限定するものではない。
(第2の実施例) 図3は、作用出力手段4の第2の実施例である水車の概念図である。図3に示される水車(システム)20は、上部の注水路21から水車22に対して水が注がれることで、水車22が上部に溜まった水の重さによって回転する構成である。水は器23内に蓄えられており、ポンプ(不図示)によってこの蓄えられた水が竹21に吸い上げられて、この吸い上げられた水が水車22に対して注がれる構成である。
このとき、標準状態において、ポンプは単位時間当たりに所定量の水を吸い上げるように構成されており、これに対して、実測値が目標値を大きく上回っている場合、制御手段3が水車(システム)20に対して、ポンプが単位時間当たりに吸い上げる水量を多くする指示を与える。これによって、注水路21から水車22に対して注がれる水量が多くなり、これによって水車22の回転速度が上昇する。エネルギ消費者は、この事実を視覚的、或いは聴覚的刺激として認識することで、現時点におけるエネルギ消費量が多いことを間接的に確認することができ、エネルギ消費量の削減の意識付けを行うことができる。
(第3の実施例) 図4は、作用出力手段4の第3の実施例である噴水の概念図である。図4に示される噴水30は、噴出部31より水が噴出することで視覚的効果を与える構成である。水は貯水部32に蓄えられており、ポンプ(不図示)によってこの蓄えられた水が噴出部31に吸い上げられて、この吸い上げられた水が噴出部31から貯水部32に対して噴出される。
このとき、標準時において、ポンプは単位時間当たりに所定量の水を吸い上げるように構成されており、これに対して、実測値が目標値を大きく上回っている場合、制御手段3が噴水30に対して、ポンプが単位時間当たりに吸い上げる水量を多くする指示を与える。これによって、噴出部31から単位時間当たりに噴出される水量が多くなり、噴出部31からの噴出距離(吹き上げる高さ)が増大して噴出された水によって形作られる形状が変化する。又、水量が多くなることで、噴出された水が貯水部32に打ち付けられる水量も多くなり、これによって打撃音が増大する。エネルギ消費者は、この事実を視覚的、或いは聴覚的刺激として認識することで、現時点におけるエネルギ消費量が多いことを間接的に確認することができ、エネルギ消費量の削減の意識付けを行うことができる。
(第4の実施例) 図5は、作用出力手段4の第4の実施例である泡発生装置の概念図である。図5に示される泡発生装置40は、泡発生部41と内部に流体が充填された筒状の泡出力部42を備え、泡発生部41から泡出力部42に対して送出される泡が流体内を移動することで、当該泡が視覚的に確認可能に構成されている。
このとき、標準状態において、泡発生部41は単位時間当たりに所定量の泡を泡出力部42に対して送出するように構成されており、これに対して、実測値が目標値を大きく上回っている場合、制御手段3が泡発生装置40に対して、泡発生部41が単位時間当たりに送出する泡の量を多くする指示を与える。これによって、泡発生部41から単位時間当たりに送出される泡の量が多くなり、泡出力部42内を移動する泡の量が増大する。又、送出される泡の量が多くなることで、送出時の発音状態が変化する。エネルギ消費者は、この事実を視覚的、或いは聴覚的刺激として認識することで、現時点におけるエネルギ消費量が多いことを間接的に確認することができ、エネルギ消費量の削減の意識付けを行うことができる。
又、標準状態において、泡発生部41が、所定時間毎に所定量の泡を泡出力部42に対して送出するように構成されている場合、実測値が目標値を大きく上回ると、制御手段3によって泡の出力間隔を短くする制御が行われるものとしても構わない。
(第5の実施例) 図6は、作用出力手段4の第5の実施例である噴霧器の概念図である。図6に示される噴霧器50は、霧生成部(不図示)によって生成された霧(ミスト)を外部に向けて噴出することで、噴出された霧が視覚的に確認可能に構成される。
このとき、標準状態において、霧生成部が単位時間当たりに所定量の霧を生成するように構成されており、これに対して、実測値が目標値を大きく上回っている場合、制御手段3が噴霧器50に対して単位時間当たりに生成する霧の量を多くする指示を与える。これによって、噴霧器50から噴出される霧の量が多くなり、エネルギ消費者は、この事実を主として視覚的刺激(場合によっては聴覚的刺激も含まれる)として認識することで、現時点におけるエネルギ消費量が多いことを間接的に確認することができ、エネルギ消費量の削減の意識付けを行うことができる。
(第6の実施例) 図7は、作用出力手段4の第6の実施例である地球儀の概念図である。図7に示される地球儀60は、モータ61が駆動することで地球儀本体62が回転が可能に構成されている。
このとき、標準状態において、本体62が所定の回転速度で回転するように構成されており、これに対して、実測値が目標値を大きく上回っている場合、制御手段3が地球儀60に対して、地球儀本体62の回転速度を上昇させる指示を与える。これによって、地球儀本体62の回転速度が速くなり、エネルギ消費者は、この事実を主に視覚的刺激として認識することで、現時点におけるエネルギ消費量が多いことを間接的に確認することができ、エネルギ消費量の削減の意識付けを行うことができる。
(第7の実施例) 図8は、作用出力手段4の第7の実施例である暖炉の概念図である。図8に示される暖炉70は、内部で燃料(炭等)が燃焼することで火炎71が発生可能に構成されている。尚、暖炉70は、内部に送り込む空気量を調整する調整部(不図示)を備える。
このとき、標準状態において、調整部から暖炉70内に所定時間内に送り込まれる空気量が予め定められており、実測値が目標値を大きく上回っている場合、制御手段3が暖炉70に対して、流入する空気量を増大させる指示を与える。これによって、火炎71の大きさが増大し、エネルギ消費者はこの事実を視覚的、或いは聴覚的刺激として認識することで、現時点におけるエネルギ消費量が多いことを間接的に確認することができ、エネルギ消費量の削減の意識付けを行うことができる。又、燃料が流体(例えば都市ガス等)の場合には、流入する燃料の量を増大させても構わない。
尚、上述の第1〜第7の実施例に示される作用出力手段4が示すような視覚的作用、聴覚的作用を、コンピュータ処理によって仮想的に実現するものとしても構わない。例えば、第1の実施例における猪おどしの場合、猪おどしが表示される表示画面を有し、当該表示画面上で、上述したような猪おどしの動作が表示可能に構成されるものとしても構わない。更にこのとき、猪おどしの動作に伴って発せられる音がスピーカー等から出力されるものとしても構わない。このように構成されることで、第1の実施例と同様、視覚的刺激、及び聴覚的刺激によって現時点におけるエネルギ消費の程度を間接的に確認することができる。
尚、表示画面を用いて仮想的に猪おどしの動作等の現象を表示する場合、画面切替のための操作部を備えるとともに、当該操作部が操作されることで、従来と同様に現時点におけるエネルギ消費量の値を数値又はグラフによって表示可能に構成されるものとしても構わない。この場合、通常時は、猪おどしの動作現象が表示されていることが好ましい。このように構成することで、エネルギ消費者に対して抵抗感を与えることなく、省エネルギ意識付けを働きかけることが可能となる。
その他の例として、エネルギ消費量に応じて風を送出する送風機からの風量を変化させたり、振動を発生させたりすることによって、エネルギ消費者に触覚的刺激を与えることでエネルギ消費量を間接的に認識させる方法を用いることも可能である。
本発明の構成によれば、猪おどしの動作等に代表される物体の運動の他、物体の化学反応、物体の光学的変化、及び物体の大きさの変化の何れか一つを含む物体の状態の時間的な変化を生じさせることで、エネルギ消費者に対して、視覚的作用、聴覚的作用、触覚的作用、又はこれらの組み合わせからなる刺激を与えるとともに、この状態変化の程度をエネルギ消費量に応じて制御手段3が制御することで、エネルギ消費者は、与えられる刺激の変化によって現時点におけるエネルギ消費量を間接的に認識することができる。このとき、物体の運動、物体の化学反応、物体の光学的変化、及び物体の大きさの変化の何れか一つを含む物体の状態の時間的変化を、実物で表現しても構わないし、コンピュータ処理を利用して仮想的に表現しても構わない。
尚、本発明は、あくまで間接的にエネルギ消費量をエネルギ消費者に認識させることを目的とするものであるため、現在のエネルギ消費量の情報を数値表示、或いはグラフ表示する機能のみを備える表示手段は、本発明には該当しない。コンピュータ処理を利用して仮想的に表現されることで構成される場合においても、表示画面に表示される内容は、物体の運動、物体の化学反応、物体の光学的変化、及び物体の大きさの変化の何れか一つを含む物体の状態の時間的変化であって、即ち、エネルギ消費量の情報を直接的に表示するものではない。但し、上述したように、本発明は、エネルギ消費者による操作指示によって、更にエネルギ消費量の情報を数値或いはグラフによって表示可能に構成されるものを排除するものではない。
<他の実施形態>
以下に他の実施形態についての説明を行う。
〈1〉 上述の実施形態では、消費対象エネルギを電力として説明を行ったが、電力に限られず、都市ガス、LPG、灯油、他のエネルギ媒体であっても構わない。
〈2〉 上述の実施形態では、制御手段3が、実測値と目標値の乖離(差分、割合)に応じて作用出力手段4の制御を行う構成であり、エネルギ消費者は、作用出力手段4から生じる視覚的作用、聴覚的作用、触覚的作用、又はこれらの組み合わせからなる刺激の変化によって現時点におけるエネルギ消費量の相対量を間接的に認識できる構成であったが、制御手段3が、単純に実測値のみに応じて作用出力手段4の制御を行うものとしても構わない。この場合、作用出力手段4から与えられる刺激の変化によって、エネルギ消費量の絶対量を間接的に認識可能となる。尚、このとき、第1記憶手段5、第2記憶手段6、及び目標値算出手段7は必ずしも必要ではない。
〈3〉 上述の実施形態では、制御手段3が、第2記憶手段6に格納された過去の履歴に基づいて目標値算出手段7によって算出された目標値を第1記憶手段5から読み出す構成であったが、外部より第1記憶手段5に対して目標値の情報を直接入力可能に構成されていても構わない。この場合、第2記憶手段6、及び目標値算出手段7は必ずしも必要ではない。
本発明システムの概略構成を示すブロック図 作用出力手段の第1の実施例の概念図 作用出力手段の第2の実施例の概念図 作用出力手段の第3の実施例の概念図 作用出力手段の第4の実施例の概念図 作用出力手段の第5の実施例の概念図 作用出力手段の第6の実施例の概念図 作用出力手段の第7の実施例の概念図
符号の説明
1: 本発明に係る省エネルギ支援システム
2: 消費エネルギ量計測手段
3: 制御手段
4: 作用出力手段
5: 第1記憶手段
6: 第2記憶手段
7: 目標値算出手段
10: 猪おどし
11: 竹製又は竹状の注水路
12: 竹製又は竹状の受水器
13: 陶磁器製の器
20: 水車(システム)
21: 注水路
22: 水車
30: 噴水
31: 噴出部
32: 貯水部
40: 泡発生装置
41: 泡発生部
42: 泡出力部
50: 噴霧器
60: 地球儀
61: モータ
62: 地球儀本体
70: 暖炉
71: 火炎

Claims (5)

  1. エネルギ消費者に対して省エネルギに対する意識付けを行う省エネルギ支援システムであって、
    物体の運動、物体の化学反応、物体の光学的変化、及び物体の大きさの変化の何れか一つを含む物体の状態の時間的変化を、実物として、或いは表示画面上で仮想的に生じさせることで、前記エネルギ消費者に対し視覚的作用、聴覚的作用、触覚的作用、又はこれらの組み合わせからなる刺激を与える作用出力手段と、
    前記エネルギ消費者の消費エネルギ量の実測値を計測する消費エネルギ量計測手段と、
    前記実測値に基づいて前記物体の状態の時間的変化を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする省エネルギ支援システム。
  2. 前記エネルギ消費者の消費エネルギ量の目標値が格納される第1記憶手段を備え、
    前記制御手段が、前記実測値と前記目標値との比較を行うとともに、当該比較結果に基づいて前記物体の状態の時間的変化を制御することを特徴とする請求項1に記載の省エネルギ支援システム。
  3. 前記消費エネルギ量計測手段が、所定時間毎に計測した前記実測値を前記制御手段に与え、
    前記第1記憶手段が、時系列で前記目標値を格納しており、
    前記制御手段が、前記消費エネルギ量計測手段から前記実測値が与えられると、当該与えられた時刻に対応する前記目標値との比較を行うことを特徴とする請求項2に記載の省エネルギ支援システム。
  4. 前記実測値の過去の履歴が時系列で格納される第2記憶手段と、
    前記第2記憶手段から前記履歴を読み出すとともに、所定の演算を行うことで時系列に前記目標値を算出して、前記第1記憶手段に格納する目標値算出手段と、を備えることを特徴とする請求項3に記載の省エネルギ支援システム。
  5. 前記実測値が前記目標値を下回っている場合には、前記制御手段が、前記作用出力手段を停止状態、或いは標準状態に制御することを特徴とする請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の省エネルギ支援システム。
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