JP3137340U - 扉の間接照明装置。 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉本体の内部から外側に向かって放射する光を利用して、扉本体が設置される環境に応じたデザインの模様乃至は陰影等を外部から看取可能にする。
【解決手段】多数の大透孔4a,4a,…が開口されている前面パネル4と、この前面パネル4の裏面に当接され、前記大透孔4a,4a,…に対応する位置で該大透孔4a,4a,…の領域内に一定の配置パターンで小透孔5a,5a,…が開口されている背面パネル5と、更にこの背面パネル5の裏面全面に装着されて光を透過する透光シート6とを有し、照明部の裏面側に複数個の発光ダイオード8を配設した。
【選択図】図1

Description

本考案は、仕切り扉の片面或いは両面に開口される開口窓に形設される扉の間接照明装置に関する。
家屋などの建物の玄関口、勝手口、部屋の出入り口等には、人が出入りするときに開閉型扉或いは引き違い扉が取り付けられている。また、居住空間やオフィス空間等を複数に間仕切りするのに、利用形態に合わせた仕切りパネルが用いられている。この開閉扉や間仕切りパネルは、一般的に金属製や木製の各構成部材を組み合わせて、一枚板のように形成されている。
このような開閉扉や仕切りパネルには、採光用の格子枠を設けたり、透明又は不透明のガラスを取り付けたりしたものなどがある(例えば、特許文献1参照)。
このような開閉扉やパネル装置は、人が出入りするため以外に、閉じられた室内に外光や外気を採り入れるために用いられる。
特開平11−107646号
しかしながら、従来の開閉扉や仕切りパネルにあっては、装飾性向上のために、前述のように格子枠やガラス窓構造としたり、前面パネルの前面に凹凸の立体模様を施したりするのが一般的で、それ以上にデザイン性、装飾性に優れたものは提案されていない。特に、扉本体や間仕切り用のパネルの内部に光による装飾を施したものは、提案されていない。
本考案は、このような従来の扉本体やパネル装置における装飾上の事情に鑑みてなされたものであり、内部から外側に向かってダイオードが放射する光を利用して、扉本体やパネル装置が設置される環境に応じたデザインの模様乃至は陰影等を、外部から看取可能にした装飾性の高い扉の関節照明装置を得ることを目的とする。
前記目的達成のために、本考案にかかる扉の間接照明装置は、縦長状の仕切り扉の片面或いは両面に開口される開口窓に形設される扉の間接照明装置であって、多数の大透孔が規則的に開口されている前面パネルに、この前面パネルの裏面に前記大透孔に対応する位置で前記大透孔の領域内に一定の幾何学的模様パターンで小透孔が開口されている背面パネルを当接し、更にこの背面パネルの裏面全面に光を透光する透光シートを装着して照明部を形成し、この照明部の裏面側で前記開口窓内周側に沿って、複数個の発光ダイオードを配設してなり、前記照明部の透光シートから前記発光ダイオードの光を透光させることを特徴とする。
この構成により、発光ダイオードの点灯により発光する光が、透光シートを介して背面パネルの小透孔を通過し、さらに前面パネルの大透孔を通して外部に投射される。このため、その投射された光は、透光シートの模様や色彩と多数の大透孔および小透孔とによって、全く新しいデザインの光の模様等を持つ装飾性の高い扉本体等を家屋等の内外にいる者に看取させることができる。
特に、発光ダイオードを使用しているので、発光しても発熱作用が極端に抑えられる。
また、本考案にかかる扉の間接照明装置は、前記透光シートが、光を透す薄手の紙布又織り布或いはメッシュなどで構成されていることを特徴とする。
この構成により、発光ダイオードの光が透孔シートを通して、シート素材独特の模様、色彩を、室内、室外にいる者に看取させることができる。
また、本考案にかかる扉の間接照明装置は、前記扉の一部に、発光ダイオードに電源を供給するための電源供給部が設けられていることを特徴とする。
この構成により、収納部に収納したバッテリやAC電源に接続された電圧変換アダプタを電源として、省電力条件にて発光ダイオードを駆動することができる。
本考案によれば、開閉扉の内部から外側に向かって放射する発光ダイオードの光を利用して、扉本体や間仕切りが設置される環境に応じた美しいデザインの模様乃至は陰影等を、周辺にいる者に看取させて、快適感を付与することができる。
以下に、本考案の実施の形態による扉の間接照明装置を、一実施態様を示す図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の間接照明装置を配設した開閉扉の一例を示す正面説明図、図2は図1のA−A線断面説明図、図3は間接照明装置を構成する前面パネルの拡大説明図、図4は、図3の分解説明図、図5は、図2のB−B線断面説明図である。
本実施の形態を、開閉型扉で、扉両面に開口される開口窓2に本考案の間接照明装置3を形成した例で説明する。
図1,2に示すように、間接照明装置3は、縦長状の開閉型扉の両面に開口される開口窓2に照明部3が形設される。この照明3は、図3,4に示すように、表側に配置される多数の大透孔4aが規則的に開口されている前面パネル4と、この前面パネル4の裏面に当接され、前記大透孔4aに対応する位置で前記大透孔4aの領域内に一定の配置パターンで小透孔5a,5a…が開口されている背面パネル5と、更にこの背面パネル5の裏面全面に装着されて光を透過する透光シート6とが積層されて照明部3が形成される。この照明部3を、開口窓2の窓枠に配置する。更に、図5に示すように、この開口窓2の裏面側に窓枠7に沿って複数個のが発光ダイオード8が配置されて構成される。以下、詳細に説明する。
開閉扉1には、図1及び2に示すように、中央部を大きく切り開いた長方形の開口部に窓枠7を装着して開口窓2を形成する。この開口窓2は、開閉扉1の略中央部に形成されているが、上部に窓状に形成しても良く、或いは下部に足元照明用に形成しても良い。この開口窓2には、前面パネル4、背面パネル5及び透光シート6が積層され、照明部3が形成される。
次に、照明部3を、図3及び図4で説明する。この前面パネル4には、多数の大透孔4a,4a,…が、縦、横、斜め方向にデザイン化された状態で、規則的に開口している。
また、背面パネル5には、図Aに示すように、前面パネル4と略同一の厚みを持つ素材の薄に一定の幾何学的模様パターンで小透孔5a,5a,…が開口されている。これが前面パネル4の内側に、大透孔4a,4a,…の領域の範囲内に収まる位置に形成されているこれらの小透孔5aの形状は丸形、角形、その他のあらゆる形状を採用することができる。
照明部3を構成する前面パネル4および背面パネル5は、硬質合成樹脂製、金属製や木製の薄い板材等で構成される。前面パネル4には、必要に応じて表面に日焼け防止用樹脂塗料による処理等を施すことができる。前面パネル4及び背面パネル5は、同一材料が好ましく、同一サイズで、厚みが1〜5mm、好ましくは2〜3mmの範囲のものが実用性に富んで好適である。
なお、開閉扉1のには、開閉時に使用する把手(またはノブ)10が取り付けられている。
次に、図4に示すように、背面パネル5の内側の透光シート6は、薄手の紙布、折布、メッシュなどの光透過性のシートであり、所定の材質、厚みのものが用いられる。この透光シート6は、背面パネル5の内側であって、前記小透孔5aの略すべてを被う領域に設けられている。
開閉扉1の表板と裏板の開口窓には、図1,2,5に示すように、開閉扉1の厚みに合わせた窓枠7が介在されている。この結果、開閉扉1の表板および裏板間に空隙を形成している。
空隙を構成する窓枠7の内側面または内周面には、図5に示すように、所定間隔をおいで複数個の発光ダイオード8,8,…が所定間隔を置いて取り付けられている。
更に、開閉扉1のヒンジ取り付け側の上部側面には、電源部としてのバッテリの収納部14が形成されている。この収納部14内に収納されるバッテリ(図示しない)は、前記発光ダイオード8に電力を供給するように機能する。なお、この収納部14には、ACプラグを介してAC電源から供給される交流電圧を降圧および直流変換して前記発光ダイオード8に供給する電圧変換アダプタ(図示しない)を、前記電源部として収納することもできる。
かかる構成になる扉の間接照明装置は、前述のように玄関口、勝手口、部屋の出入り口に扉1を開閉自在(レール上をスライド自在またはヒンジを中心に回動自在)に取り付けることによって、使用可能になる。そして、扉1に設けられた図示しないスイッチの投入操作を行うと、前記発光ダイオード8が、収納部12に収納されたバッテリや電圧変換アダプタから電力を受けて駆動され、例えば白色点灯する。
発光ダイオード6は電力消費量が少なくても高輝度で点灯する。このため、この発光ダイオード6が発生する光は前記和紙などの紙や布などの透光シート6を透過し、さらに背面パネル5の小透孔5aおよび表面パネル4の大透孔4aそれぞれを通して、開口窓2の外へ放射される。
従って、扉本体Aの外部からは、多数の小透孔5a、大透孔4aおよび透光シート6をそれぞれ介して洩れる陰影を持つ光を看取することができる。つまり、扉本体Aの全体にこれまでにない新しいデザイン性、装飾性を付与することができる。
なお、前記透光シート6の色や模様、発光ダイオード8の発光色、背面パネル5に設けられた小透孔5a、前面パネル4に設けられた大透孔4aの形状やサイズをそれぞれ任意に選定することにより、扉本体を住宅用や営業用などの使用環境(設置環境)に合ったデザインとすることができる。
以上のように、本実施の形態では、多数の大透孔4a,4a,…が規則的に開口されている前面パネル4と、この前面パネル4の裏面に当接され、前記大透孔4a,4a,…に対応する位置で該大透孔4a,4a,…の領域内に一定の配置パターンで小透孔5a,5a,…が開口されている背面パネル5と、更にこの背面パネル5の裏面全面に装着されて光を透過する透光シート6とを有し、照明部3の裏面側に複数個の発光ダイオード8を配設して、前記窓部の透光シート6から発光ダイオード8の光を透過させることにより、発光ダイオード8の点灯により発生する光が透光シート6を通して背面パネル5の各小透孔5a,5a,…を通過し、さらに前面パネル4大透孔4a,4a,…を通して開口窓2の外部に投射されるため、その投射された光を、透光シート6の模様や色彩と多数の小透孔5a,5a,…、大透孔4a,4a,…によって、全く新しいデザインの光の模様等を持つ扉本体を家屋等の内外にいる人に看取させることができる。
本考案の扉の間接照明装置は、内部から外側に向かって放射するダイオードの光を利用して、扉本体や間仕切りが設置される環境に応じたデザインの模様乃至は陰影等を、外部から看取可能にするという効果を有し、縦長状の仕切り扉の片面或いは両面に開口される開口窓に形設される扉の間接照明装置等に有用である。
本実施の間接照明装置を配設した開閉扉の一例を示す正面説明図。 図1のA−A線断面説明図。 間接照明装置を構成する前面パネルの拡大説明図。 図3の分解説明図。 図2のB−B線断面説明図。
符号の説明
1…開閉扉
2…開口窓
3…照明部
4…前面パネル
5…背面パネル
6…透光シート
7…窓枠
8…発光ダイオード

Claims (4)

  1. 縦長状の仕切り扉の片面或いは両面に開口される開口窓に形設される扉の間接照明装置であって、
    多数の大透孔が規則的に開口されている前面パネルに、この前面パネルの裏面に前記大透孔に対応する位置で前記大透孔の領域内に一定の幾何学的模様パターンで小透孔が開口されている背面パネルを当接し、更にこの背面パネルの裏面全面に光を透光する透光シートを装着して照明部を形成し、この照明部の裏面側で前記開口窓内周側に沿って、複数個の発光ダイオードを配設してなり、
    前記照明部の透光シートから前記発光ダイオードの光を透光させることを特徴とする扉の間接照明装置。
  2. 前記透光シートが、光を透す薄手の紙布又は織り布或いはメッシュ布などで構成されていることを特徴とする請求項1記載の扉の間接照明装置。
  3. 前記扉の一部に、前記発光ダイオードに電源を供給するための電源供給部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の扉の間接照明装置。
  4. 前記扉が、開閉式ドアーであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の扉の間接照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018142523A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドアの照明構造、及びドア

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