JP2015016095A - 骨切り用手術器械 - Google Patents

骨切り用手術器械 Download PDF

Info

Publication number
JP2015016095A
JP2015016095A JP2013144777A JP2013144777A JP2015016095A JP 2015016095 A JP2015016095 A JP 2015016095A JP 2013144777 A JP2013144777 A JP 2013144777A JP 2013144777 A JP2013144777 A JP 2013144777A JP 2015016095 A JP2015016095 A JP 2015016095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
osteotomy
blade
guard
surgical instrument
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013144777A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6281759B2 (ja
Inventor
良平 竹内
Ryohei Takeuchi
良平 竹内
宏一 黒田
Koichi Kuroda
宏一 黒田
光也 浦田
Mitsuya Urata
光也 浦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Terumo Biomaterials Corp
Original Assignee
Olympus Terumo Biomaterials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Terumo Biomaterials Corp filed Critical Olympus Terumo Biomaterials Corp
Priority to JP2013144777A priority Critical patent/JP6281759B2/ja
Publication of JP2015016095A publication Critical patent/JP2015016095A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6281759B2 publication Critical patent/JP6281759B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】骨の周囲に存在する軟組織への影響を抑えつつ骨に切込みを入れることができる骨切り用手術器械を提供する。【解決手段】本発明の骨切り用手術器械1は、骨組織を切る骨切り刃20と、骨切り刃20を側面から見たときに、少なくとも骨切り刃20の刃先21と重なるように配置されたガード40とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、骨切り用手術器械、より詳しくは、変形性膝関節症等に使用される骨切り用手術器械に関する。
従来、変形性膝関節症(膝OA)に対し、高位脛骨骨切り術(HTO)が行われている。これは、内反変形を呈した脛骨近位部において、これを矯正してアライメントを整え、膝の内側関節に偏った荷重の多くを外側関節に移動する手術である。
HTOは、外側開きのくさび型骨片を脛骨から切り取るlateral closed wedge (CWHTO)と、脛骨の内側に形成した切込みをノミ等により開大するmedial open wedge (OWHTO)の大きく二つに分類できる。いずれの術式においても、脛骨に対して水平方向に切込みを入れるために、骨切り用手術器械が用いられる。
特許文献1には、骨切り用手術器械の一例が記載されている。この骨切り用手術器械は、骨ノミ等とも呼ばれ、一方の端部に骨切り刃が、他方の端部にハンマーを打つための被叩打部が設けられている。骨切り刃の刃先を骨にあてがい、被叩打部をハンマー等で打つことにより、骨切り刃で骨を切り進めることができる。
特開2010−110597号公報
HTOでは、脛骨に略水平に切込みを入れるが、特許文献1に記載のような骨切り用手術器械を用いて切込みを入れる場合は、特に骨の背側に切込みを入れる際に細心の注意を払う必要がある。骨の背側には、血管や筋肉などの軟組織が存在するため、骨切り刃が軟組織にあたると、軟組織を傷めることにより患者の負担が増加する可能性があるからである。
したがって、骨の周囲に存在する軟組織への影響を抑えつつ骨に切込みを入れることができる骨切り用手術器械の登場が望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、骨の周囲に存在する軟組織への影響を抑えつつ骨に切込みを入れることができる骨切り用手術器械を提供することを目的とする。
本発明は、骨組織を切る骨切り刃と、前記骨切り刃を側面から見たときに、少なくとも前記骨切り刃の刃先と重なるように配置されたガードとを備える骨切り用手術器械である。
前記ガードは、前記骨切り刃の刃先よりも前方に突出するように配置されてもよい。
また、前記ガードは、前記刃先の位置に対応して形成された指標部を有してもよい。
さらに、前記ガードは、前記骨切り刃よりもX線透過性の高い材料で形成されてもよい
前記骨切り刃は、板状の本体部の先端部に設けられており、前記本体部は、長手方向中間部に、前記本体部の他の部位に対して変位されたクランク部を有してもよい。
本発明の骨切り用手術器械は、前記本体部から突出して設けられ、前記骨切り刃の生体に対する進入深さを所定量以下に規制するストッパ部をさらに備えてもよい。
前記ガードの外面は、曲面状に形成されてもよい。
本発明の骨切り用手術器械によれば、骨の周囲に存在する軟組織への影響を抑えつつ骨に切込みを入れることができる。
本発明の第一実施形態に係る骨切り用手術器械の全体構成を示す平面図である。 同手術器械の先端側を示す拡大斜視図である。 膝関節周辺における各組織の位置関係を模式的に示す図である。 本発明の第二実施形態に係る骨切り用手術器械を示す斜視図である。 同手術器械の骨切り刃周辺を右側面側から見た部分拡大図である。 同骨切り刃周辺を上側から見た部分拡大図である。 脛骨に打入された同手術器械を背側から見た模式図である。 同手術器械を脛骨に打入した状態のX線透視像のイメージ図である。 同手術器械の変形例におけるガードを示す図である。 同手術器械の変形例におけるガードを示す図である。 同手術器械の変形例におけるガードの形状を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る骨切り用手術器械を示す斜視図である。 同骨切り用手術器械のガードおよび刃部を基端側から見た状態を示す図である。 同ガードおよび同刃部を上側から見た状態を示す図である。 同骨切り用手術器械の変形例におけるガードおよび刃部を上側から見た状態を示す図である。
本発明の第一実施形態について、図1から図3を参照して説明する。
図1は、本実施形態の骨切り用手術器械(以下、単に「手術器械」と称する。)1の全体構成を示す平面図である。手術器械1は、板状の本体部10と、本体部10の第一の端部に設けられ、骨組織を切る骨切り刃20と、本体部10の第二の端部に設けられた被叩打部30と、骨切り刃20に取り付けられたガード40とを備えている。
本体部10は、生体適合性を有する金属、例えばステンレス鋼やチタン等からなり、長手方向に延びる板状に形成されている。本体部10の形状には特に制限はないが、本体部のうち、骨切り刃20側は、手技中に一定の長さ組織内に進入するため、板状等の比較的薄い形状の方が、進入の際の抵抗が少なくなり、好ましい。
なお、本発明では、本体部および骨切り刃において、厚さ方向両側にある相対的に大きい一対の側面を上面および下面とし、上面と下面との間に位置する相対的に小さい一対の面を側面と定義する。
骨切り刃20は、本体部10から離間するにつれて徐々に薄くなるように形成されており、本体部10から最も遠い先端が、最も薄い刃先21となっている。刃先21の形成方法に制限はなく、厚さ方向の片側のみに斜面が形成される、いわゆる片刃でも、厚さ方向の両側に斜面が形成される、いわゆる両刃でも、いずれでも構わない。本実施形態では、本体部10および骨切り刃20は、同一の材料を用いて一体に形成されている。
本体部10の外面には、刃先21からの距離を示す目盛11が設けられているため、刃先21が組織内に進入して視認できなくなっても、目盛11を頼りに刃先の大まかな位置を把握することができる。
被叩打部30は、厚さ方向が本体部10の長手方向と平行(略平行を含む)となるように本体部10に取り付けられており、厚さ方向両側の面が、略正方形に形成されている。被叩打部30は、厚さ方向の面積がハンマー等で叩くのに好適な程度の大きさであれば、その形状に特に制限はない。例えば、厚さ方向両側の面が円形や楕円形であってもよいし、本体部において、骨切り刃が設けられているのと反対側の基端部の厚さあるいは径を大きくすることで本体部と一体の被叩打部が形成されてもよい。
また、被叩打部30の材質も、ハンマー等の衝撃に耐えうる剛性を有していれば、特に制限はなく、本体部10の材質と同一でも異なってもいずれでも構わない。
図2は、手術器械1の先端側を示す拡大斜視図である。本実施形態のガード40は、本体部10と同一の材料で形成されており、図2に示すように、刃先21を含む骨切り刃20の左側面を覆うように取り付けられている。ガード40の基本形状は長円形の板状であり、本体部10の面方向とガード40の面方向とが直交(略直交を含む)するように骨切り刃20に取り付けられている。
ガード40の幅寸法D1は、本体部10および骨切り刃20の厚さよりも大きく、ガード40は骨切り刃20の厚さ方向両側に突出している。また、ガード40の先端40Aは、刃先21よりも前方に突出している。ガード40は板状ではあるが、角部および稜線が丸められており、接触した組織に対して過剰な圧力を与えない表面形状を有する。
上記のように構成された手術器械1の使用時の動作について、HTOにおいて脛骨の背側に切込みを形成する手技を例にとり説明する。
術者は、脛骨近位内側の皮膚および組織を切開し、手術器械1の先端側を挿入して、刃先21を脛骨に接触させる。このとき、ガード40の先端が、脛骨と、筋肉、血管等の軟組織との間に進入するようにする。この状態で、被叩打部30をハンマー等で打つと、骨切り刃20が脛骨に打入され、脛骨に切込みを形成することができる。
図3に、膝関節周辺における各組織の位置関係を模式的に示すが、図を見やすくするために腓骨は省略している。図3において、膝蓋骨Ptのある上側が腹側、反対の下側が背側である。図3に示すように、脛骨Tbの背側には、軟組織Stが存在しており、ハンマー等の衝撃で刃先21が背側にそれると、軟組織Stを傷める可能性がある。
本実施形態の手術器械1では、骨切り刃20にガード40が取り付けられているため、ガード40が脛骨Tbと軟組織Stとの間に進入するようにして脛骨Tbに打入すると、図3に示すように骨切り刃20近傍の軟組織Stがガード40により好適に保護される。万一ハンマー等の衝撃により刃先21が軟組織St側に向いた場合も、ガード40により軟組織Stが脛骨Tbから離間するように圧排され、刃先21が軟組織Stに接触しにくい。
以上説明したように、本実施形態の手術器械1は、ガード40を備えることにより、細心の注意が要求される脛骨背側の骨切りを、骨の周囲に存在する軟組織への影響を抑えつつ好適に行うことができる。
また、従来、HTOでは、軟組織を保護するために、金属製のリトラクター等を用いて軟組織を脛骨から引き離しつつ骨切りが行われているが、手術器械1はリトラクターとしても機能するガード40を備えているため、手術器械とリトラクターとを通常別の人間が操作する従来の手技と異なり、一人で骨切りを行うことも可能になる。
本発明の第二実施形態について、図4から図11を参照して説明する。本実施形態と第一実施形態との異なる点は、本体部の形状およびガードの態様等である。なお、以降の説明において、既に説明したものと共通する構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図4は、本実施形態の手術器械51を示す斜視図である。手術器械51の本体部10は、長手方向中間部が一定の長さ(例えば40から80mm)にわたり幅方向の一方(本実施形態では右側)に変位しており、クランク部12が形成されている。クランク部12の形状や最大変位量(本体部の他の部位との最大距離)等は、適宜設定することができるが、後述する作用を考慮すると、10mmから30mm程度が好ましい。
本実施形態のクランク部12は、本体部10の他の部位と略平行に形成されている。クランク部12には、本体部10と略平行に延びる長穴12aが形成されている。
クランク部12には、手術器械51の生体内への進入量を制御するためのストッパ部60が設けられている。ストッパ部60は、クランク部12に取り付けられるプレート61と、プレート61およびクランク部を貫通するように配置される止めネジ62とを有する。
プレート61は、長穴12aと略同形同大の長穴61aを有し、長穴12aと長穴61aとが手術器械51の平面視に置いて重なるようにクランク部12に固定されている。
止めネジ62は、ねじ溝が切られたネジ部(不図示)と、ネジ部の一方の端部に設けられたツマミ部63とを有する。ネジ部の径は、長穴12aおよび長穴61aの幅よりも小さいため、ネジ部は長穴12aおよび61a内で自由に移動できる。ツマミ部63は長穴12aおよび長穴61aの幅よりも大きい径の円柱状に形成されており、長穴12aおよび長穴61a内には進入できない。
止めネジ62は、ネジ部を長穴12aおよび長穴61aに挿通し、突出したネジ部の端部に図示しない固定ネジを螺合させて締め込むことにより、長穴12aおよび長穴61aに対して任意の位置に位置決めすることができる。
図5は、手術器械51の骨切り刃20周辺を右側面側から見た部分拡大図であり、図6は、骨切り刃20周辺を上側から見た部分拡大図である。本実施形態のガード70は、図5および図6に示すように、幅寸法および厚みが基端側よりも先端側で大きくなっており、略さじ状に形成されている。また、先端側には円形の貫通穴が設けられ、窓部(指標部)71とされている。窓部71の最も基端側の部位の位置と、骨切り刃20の刃先21の位置とは、手術器械51の長手方向において略同一である。
手術器械51の使用時の動作について説明する。
図7は、脛骨Tbに打入された手術器械51を頭側から見た模式図である。手術器械51が生体内に進入し、骨切り刃20の生体への進入深さが所定量になると、ストッパ部60のツマミ部63が脛骨Tbあるいは他の組織等に接触し、それ以上手術器械51を打入することができなくなる。これにより、術者が誤って被叩打部30を強く叩くなどした場合も、ストッパ部60により手術器械51が所定量以上打入されることが防止される。ストッパ部60により規制される骨切り刃20の進入深さの上限値は、止めネジ62を移動することにより長穴12aおよび長穴61aの長さの範囲内で適宜調節することができる。
図7に示すように、軟組織Stは、脛骨Tbの背側だけでなく、内側(体幹に近い側)にも存在している。内側には、軟組織の中でも、靭帯等のコラーゲンに富むものが多く存在している。コラーゲンに富む軟組織は、弾性も高く、手術器械の本体部で押されると、これを押し返すように反発する。本実施形態の手術器械51は、本体部10の長手方向中間部にクランク部12を有するため、脛骨Tbに打入した際に、クランク部12は、脛骨Tb内に進入している部位よりも前側(腹側)に位置する。その結果、脛骨の内側に位置する軟組織に接触しにくく、軟組織から受ける反力で骨切り刃の刃先の向きが変化する等の事態を好適に抑制することができる。
手術器械51が組織内に深く進入すると、術野を見て刃先21の位置を正確に把握することが困難となる。このため、従来の手技では、刃先の位置を腹側から撮影したX線透視像等により確認することが必要に応じて行われる。
従来、HTOでは、金属製のリトラクター等を用いて軟組織を脛骨から引き離しつつ骨切りが行われていることは既に説明した。従来の手技においてX線透視像で刃先の位置を確認する場合は、骨ノミ等の手術器械およびリトラクターのいずれもX線を透過しないため、リトラクターの陰に隠れて刃先の位置が把握できないことがあった。
図8は、手術器械51を脛骨に打入した状態のX線透視像のイメージ図である。図8に示すように、X線透視像において窓部71が明りょうに視認できるため、術者は刃先21の位置および脛骨Tbとの位置関係を容易に把握することができる。その結果、より確実に手技を行うことができる。
本実施形態の指標部の構成は、上述した窓部71に限られず、様々に変更することができる。例えば、図9に示す変形例のように、刃先21が窓部71の領域内に位置するようにガード70を骨切り刃20に取り付けると、刃先21の位置をより正確に把握することができる。
また、図10に示す変形例のように、ガード70の刃先に対応する位置に、切欠き72を形成して指標部としてもよい。
さらには、ガード70を、X線透過性の高い樹脂等で形成すると、ガードの陰に本体部や骨切り刃が隠れることがなくなるため、指標部を設けなくても刃先の位置を正確に把握することが可能である。ただし、この場合であっても、刃先の位置をよりわかりやすくするために指標部を設けることを禁じるものではない。
ガードを形成するための樹脂材料としては、生体適合性が高くて滅菌可能なものが好ましく、例えば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等のフッ素系樹脂や、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等を挙げることができる。
さらに、図11に示す変形例のように、ガード70の外面のうち、本体部10の厚さ方向の一方に位置する面75aを、骨切り刃20に向かって傾斜する斜面状に形成してもよい。このようにすると、脛骨Tbの近位端付近に切込みを入れる等の場合に、ガードが脛骨の外面に沿いやすく、ガードが脛骨と接触した際に本体部に大きな反力が作用したり、脛骨に大きな力がかかったりすることを抑制することができる。
また、ストッパ部の構成も、上述したストッパ部60のものには限定されず、公知の各種機構を適宜採用することが可能である。
次に、本発明の第三実施形態について、図12から図14を参照して説明する。本実施形態は、本発明の手術器械の構造を電動のボーンソーに適用した例である。
図12は、本実施形態の手術器械101を示す斜視図である。手術器械101は、術者が保持するグリップ102を有する本体103と、本体103に取り付けられた刃部104とを備えている。
本体103には、回動軸部105が設けられている。回動軸部105は、本体103に内蔵されるあるいは本体103に接続される電源から供給される電力により、自身の中心軸線を中心に、所定の角度範囲(例えば10度)内で正転と逆転とを交互に繰り返す。
刃部104は、第一実施形態と概ね同様の本体部10および骨切り刃20を有し、基端部が着脱可能に回動軸部105に固定される。刃先22は、鋸歯状に形成されている。
以上の構成により、手術器械101は、電動のボーンソーとして機能する。
ガード106は、基端部が本体103に固定されており、静止状態の刃部104と略平行に延びるように本体103に取り付けられている。
図13は、ガード106および刃部104を基端側から見た図である。ガード106には、刃部104に対向する位置に、刃部104が進入可能な幅の溝106aが形成されている。図14に示すように、溝106aは、ガード106の基端側で最も浅く、かつ先端側に向かって徐々に深くなるように形成されている。これにより、刃部104が回動軸部105を中心として回動し、最もガード106側に移動した場合でも、刃部104とガード106とが干渉しないようになっている。
本実施形態の手術器械101においても、上述の各実施形態と同様に、脛骨背側の骨切りを、骨の周囲に存在する軟組織への影響を抑えつつ好適に行うことができる。
本実施形態では、ガードと刃部とが刃部の停止時において離間している例を説明したが、これに代えて、図15に示すように、刃部104の停止時において刃部104の一部が溝106a内に位置するように刃部104とガード106とを配置してもよい。
さらに、図示はしないが、第一実施形態等と同様に、ガードが刃部に直接取り付けられた構成としてもよい。このようにすると、刃部を駆動した際にガードも一緒に駆動されるが、刃部の振れ幅が小さい等の場合であれば、このような構成でも実用に耐えうる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各実施形態および変形例における構成要素の組み合わせを変えたり、各構成要素に種々の変更を加えたり、削除したりすることが可能である。
例えば、第一実施形態および第二実施形態において、ガードが骨切り刃に直接取り付けられず、骨切り刃と離間して配置されてもよい。このような場合でも、骨切り刃を側面から見た際に、ガードが骨切り刃と重なるようにガードが配置されていれば、軟組織への影響を好適に抑えることが可能である。この場合、ガードの端部は本体部や被叩打部等に、直接あるいは他の部材を介して接続すればよい。
また、ガードは、骨切り刃のうち少なくとも刃先と重なるように配置されていればよいが、骨切り刃全体と重なるように配置された方がより好ましいことは言うまでもない。
さらに、ガードの外面のうち、骨切り刃に対向しない側の面を曲面状に形成し、軟組織に対して過剰な圧力が作用することを抑制してもよい。
加えて、本発明の骨切り用手術器械は、HTOのみに使用されるものではない。すなわち、HTO以外の術式であっても、近傍に軟組織が存在する部位の骨切りであれば、好適に使用できることは当然である。
1、51、101 骨切り用手術器械
10 本体部
12 クランク部
20 骨切り刃
21、22 刃先
40、70、106 ガード
60 ストッパ部
71 窓部(指標部)
72 切欠き(指標部)

Claims (7)

  1. 骨組織を切る骨切り刃と、
    前記骨切り刃を側面から見たときに、少なくとも前記骨切り刃の刃先と重なるように配置されたガードと、
    を備える、骨切り用手術器械。
  2. 前記ガードは、前記骨切り刃の刃先よりも前方に突出するように配置されている、請求項1に記載の骨切り用手術器械。
  3. 前記ガードは、前記刃先の位置に対応して形成された指標部を有する、請求項1または2に記載の骨切り用手術器械。
  4. 前記ガードは、前記骨切り刃よりもX線透過性の高い材料で形成されている、請求項1または2に記載の骨切り用手術器械。
  5. 前記骨切り刃は、板状の本体部の先端部に設けられており、
    前記本体部は、長手方向中間部に、前記本体部の他の部位に対して変位されたクランク部を有する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の骨切り用手術器械。
  6. 前記本体部から突出して設けられ、前記骨切り刃の生体に対する進入深さを所定量以下に規制するストッパ部をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の骨切り用手術器械。
  7. 前記ガードの外面が曲面状に形成されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の骨切り用手術器械。
JP2013144777A 2013-07-10 2013-07-10 骨切り用手術器械 Active JP6281759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013144777A JP6281759B2 (ja) 2013-07-10 2013-07-10 骨切り用手術器械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013144777A JP6281759B2 (ja) 2013-07-10 2013-07-10 骨切り用手術器械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015016095A true JP2015016095A (ja) 2015-01-29
JP6281759B2 JP6281759B2 (ja) 2018-02-21

Family

ID=52437739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013144777A Active JP6281759B2 (ja) 2013-07-10 2013-07-10 骨切り用手術器械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6281759B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018020581A1 (ja) 2016-07-26 2018-02-01 オリンパステルモバイオマテリアル株式会社 骨切り用手術器械
JP6431641B1 (ja) * 2018-08-22 2018-11-28 株式会社ミヤタニ 骨切り器具
WO2020240889A1 (ja) * 2019-05-27 2020-12-03 株式会社ミヤタニ 骨切除器具
JP2020192314A (ja) * 2019-11-19 2020-12-03 株式会社ミヤタニ 骨切除器具
KR20200139081A (ko) 2018-04-03 2020-12-11 가부시키가이샤 미야타니 골절기구

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2455655A (en) * 1946-11-01 1948-12-07 Gay V Carroll Bone saw
JPS62213747A (ja) * 1986-03-17 1987-09-19 オリンパス光学工業株式会社 生体組織用超音波切除装置
US5391169A (en) * 1991-12-13 1995-02-21 Mcguire; David A. Patellar tendon harvester
JP2007536011A (ja) * 2004-05-07 2007-12-13 アイバランス・メディカル・インコーポレーテッド 楔開き骨切り術のための外科手術装置及び外科手術方法
JP2008284342A (ja) * 2007-03-26 2008-11-27 Depuy Products Inc 整形外科手術中に骨を切削するためのシステム、装置、および方法
JP2010110597A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Shu Nakamura 屈曲骨切り刃
US8287597B1 (en) * 2009-04-16 2012-10-16 Nuvasive, Inc. Method and apparatus for performing spine surgery

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2455655A (en) * 1946-11-01 1948-12-07 Gay V Carroll Bone saw
JPS62213747A (ja) * 1986-03-17 1987-09-19 オリンパス光学工業株式会社 生体組織用超音波切除装置
US5391169A (en) * 1991-12-13 1995-02-21 Mcguire; David A. Patellar tendon harvester
JP2007536011A (ja) * 2004-05-07 2007-12-13 アイバランス・メディカル・インコーポレーテッド 楔開き骨切り術のための外科手術装置及び外科手術方法
JP2008284342A (ja) * 2007-03-26 2008-11-27 Depuy Products Inc 整形外科手術中に骨を切削するためのシステム、装置、および方法
JP2010110597A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Shu Nakamura 屈曲骨切り刃
US8287597B1 (en) * 2009-04-16 2012-10-16 Nuvasive, Inc. Method and apparatus for performing spine surgery

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3492025A4 (en) * 2016-07-26 2020-01-22 Olympus Terumo Biomaterials Corp. SURGICAL BONE CUTTING INSTRUMENT
WO2018020581A1 (ja) 2016-07-26 2018-02-01 オリンパステルモバイオマテリアル株式会社 骨切り用手術器械
KR20190020050A (ko) 2016-07-26 2019-02-27 올림푸스 테루모 바이오머티리얼 가부시키가이샤 절골용 수술 기계
CN109561898A (zh) * 2016-07-26 2019-04-02 奥林巴斯泰尔茂生物材料株式会社 截骨用手术器械
JPWO2018020581A1 (ja) * 2016-07-26 2019-06-13 オリンパステルモバイオマテリアル株式会社 骨切り用手術器械
US11317925B2 (en) 2016-07-26 2022-05-03 Olympus Terumo Biomaterials Corp. Osteotomy surgical apparatus
KR102345752B1 (ko) * 2016-07-26 2022-01-03 올림푸스 테루모 바이오머티리얼 가부시키가이샤 절골용 수술 기계
KR20200139081A (ko) 2018-04-03 2020-12-11 가부시키가이샤 미야타니 골절기구
JP6431641B1 (ja) * 2018-08-22 2018-11-28 株式会社ミヤタニ 骨切り器具
JP2019181144A (ja) * 2018-08-22 2019-10-24 株式会社ミヤタニ 骨切り器具
WO2020240889A1 (ja) * 2019-05-27 2020-12-03 株式会社ミヤタニ 骨切除器具
GB2597858A (en) * 2019-05-27 2022-02-09 Miyatani Co Ltd Bone resection instrument
GB2597858B (en) * 2019-05-27 2023-05-03 Miyatani Co Ltd Bone Resection Device
JP2020192314A (ja) * 2019-11-19 2020-12-03 株式会社ミヤタニ 骨切除器具

Also Published As

Publication number Publication date
JP6281759B2 (ja) 2018-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6281759B2 (ja) 骨切り用手術器械
KR101768706B1 (ko) 척골 골절술 시스템
JP6355029B2 (ja) 骨接合具
US20130325076A1 (en) Lower extremity fusion devices and methods
JP2011502550A5 (ja)
CA2851267C (en) Ultrasonic osteotome
EP3282957A1 (en) Patient-specific surgical guide
TWI638633B (zh) 具體外瞄準器之截骨手術器械
JP6980658B2 (ja) 骨切り用手術器械
JP6571334B2 (ja) マイクロフラクチャーピック
US20230043129A1 (en) Devices and techniques for treating metatarsus adductus
JPWO2017208318A1 (ja) 骨プレートおよび骨プレートシステム
JPWO2017042914A1 (ja) 骨掘削用リーマー
JP2016511099A (ja) マイクロフラクチャーピック
US20110034932A1 (en) Surgical chisel assembly and method of use
TW201938115A (zh) 截骨手術限位裝置
JP2009529350A (ja) 楔開き高位脛骨骨切り術を行うための方法及び装置
RU96756U1 (ru) Штифт для интрамедуллярного остеосинтеза большеберцовой кости
CN110891495B (zh) 具有射线可透特征部的sst牵开器
RU2534843C1 (ru) Направляющее устройство для резекции длинных трубчатых костей
JP5433211B2 (ja) 肘頭骨折治療具及び肘頭骨折治療具に取り付けられる照準器
JP2019093141A (ja) 汎用型骨切り術用器具
CN216754544U (zh) 一种骨盆ii区肿瘤髂骨截骨导板
CN218922659U (zh) 一种插管式组织扩张骨科微创手术工具
Tsao SAW TECHNIQUE

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180111

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6281759

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250