JP2015016080A - 障害物回避先導ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】小型軽量化を図ることで持ち運びが容易な障害物回避先導ロボットを提供する。
【解決手段】主脚2、主脚の下部に連結されている自走式の前輪駆動部3と、主脚の上部に設けた操作部4と、使用者が操作する操作部の指令に基づいて前輪駆動部を制御する制御部8とを備えた障害物回避先導ロボット1である。前輪駆動部は、車輪支持部9と、この車輪支持部に支持されて独立して回転駆動する2つの車輪10a,10bと、これら2つの車輪に回転速度差が発生したときに、車輪支持部を旋回させる旋回軸12とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動経路上の障害物を回避しながら使用者を先導することが可能な障害物回避先導ロボットに関する。
障害物回避先導ロボットとして、主脚の下部に全方向移動車輪を連結し、障害物を認識するセンサーの情報に基づき、障害物以外の方向に全方向移動車輪が移動することで使用者を先導する障害物回避先導ロボットが開発されている。
この障害物回避先導ロボットに搭載されている制御装置は、ロボットの自己位置認識機能を備えている。すなわち、センサーが自己の周囲に存在する障害物を認識すると、該障害物を回避するための走行距離及び走行方向を演算し、また、走行中のロボットの左右の車輪の回転量の情報とセンサーからの障害物位置の情報のいずれか、または両方に基づいて自己位置を算出する。
ところで、前述した障害物回避先導ロボットに用いられる全方向移動車輪として、例えば特許文献1に示すように、4つの車輪が独立駆動することで全方向に移動可能な装置が知られている。しかし、この特許文献1の全方向移動車輪は、ロボットの斜め方向移動時に滑り易く、車輪の回転量の増大により、正確な走行距離及び走行方向を算出することができない。
そこで、全方向移動を可能としながら車輪が滑らない例えば特許文献2、3に示す装置を障害物回避先導ロボットに採用することが考えられる。特許文献2の装置は、2つのモーターで得た出力を合成し、歯車機構により旋回方向と移動方向に車輪制御を行うものである。また、特許文献3の装置は、4つの大車輪と、これら大車輪にそれぞれ搭載された小車輪を備え、歯車機構によって大車輪の旋回方向を調整するとともに、小車輪及び大車輪のそれぞれを回転させるモーターを備えている。
特開2005−47312号公報 特開2002−263151号公報 特開2011−251632号公報
しかし、前述した引用文献2、3の装置を備えた障害物回避先導ロボットは、複雑な装置構成であり、歯車機構を備えて大型の駆動部になることから、小型軽量化の面で問題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、走行時において車輪に滑りが発生せず、車輪の回転量に基づいてロボットの移動情報(走行距離及び走行方向)を高精度に算出することができるとともに、小型軽量化を図ることで持ち運びが容易な障害物回避先導ロボットを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、主脚と、この主脚の下部に連結されている自走式の前輪駆動部と、前記主脚の上部に設けた操作部と、使用者が操作する前記操作部の指令に基づいて前記前輪駆動部を制御する制御部とを備え、前記使用者の歩行補助を行いながら走行する障害物回避先導ロボットであって、前記前輪駆動部は、車輪支持部と、この車輪支持部に支持されて独立して回転駆動する2つの車輪と、これら2つの車輪に回転速度差が発生したときに、前記車輪支持部を旋回させる旋回軸とを備えている。
また、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、前記主脚に補助脚を連結し、この補助脚の下部に、前記前輪駆動部の旋回に追従して所定の角度範囲で旋回するキャスターを設けて前記主脚を自立支持することが好ましい。
また、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、前記主脚の上部に設けたグリップ部に、前記操作部として力センサーを装着し、前記使用者が前記グリップ部を握って前記力センサーに与える力の向きを変化させることで、前記前輪駆動部の前記2つの車輪の回転速度制御が行われることが好ましい。
また、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、自己の周囲の情報を取得する外界センサーを備え、前記制御部は前記外界センサーの情報を基に該障害物を回避するための走行距離及び走行方向を演算し、走行中は前記走行距離及び前記走行方向の情報と、前記2つの車輪の回転量から得られる自己位置の情報とのいずれか、または両方の情報に基づいて、該障害物を回避する方向に前記前輪駆動部を旋回させる制御を行うことが好ましい。
さらに、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、前記制御部が、外乱の発生によって使用者の意図しない方向に前記車輪支持部が旋回した場合に、前記車輪支持部を外乱の発生前の位置に旋回させる制御を行うことが好ましい。
本発明に係る障害物回避先導ロボットによれば、主脚の下部に連結されている自走式の前輪駆動部は、車輪支持部と、この車輪支持部に支持されて独立して回転駆動する2つの車輪と、これら2つの車輪に回転速度差が発生したときに、車輪支持部を旋回させる旋回軸とを備えた構成としており、走行時において車輪に滑りが発生せず、車輪の回転量に基づいてロボットの移動情報(走行距離及び走行方向)を高精度に算出することができる。また、本発明の障害物回避先導ロボットによれば、2つの車輪を旋回させる駆動源を必要とせず、簡素な旋回機構(旋回軸)を備えただけなので、小型軽量化を図ることができるとともに、装置コストの低減化も図ることができる。
本発明に係る1実施形態の障害物回避先導ロボットを示す正面図である。 1実施形態の障害物回避先導ロボットを示す側面図である。 1実施形態の障害物回避先導ロボットを示す要部平面図である。 1実施形態の障害物回避先導ロボットが備えるロボット制御部のブロック図である。 前記ロボット制御部の主制御部を構成する手段のブロック図である。 1実施形態の障害物回避先導ロボットの動作を説明する図である。 外界センサーの取り付け位置が異なる障害物回避先導ロボットを示す側面図である。 他の実施形態の前輪駆動部を示す図である。 図7のA−A線矢視図である。 他の実施形態のロボット制御部のブロック図である。 図9のロボット制御部の主制御部で使用するグラフである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の障害物回避先導ロボット1(以下、ロボット1と略称する)は、図1及び図2に示すように、上下方向に延在する主脚2と、主脚2の下部の主脚底板2aに上下方向の軸回りに旋回自在に連結している前輪駆動部3と、主脚2の上部に設けた前輪操作部4と、自己(ロボット1)の周囲の情報を取得するレーザーセンサー等の外界センサーSと、主脚2の上下方向の略中間位置に関節部5を介して連結し、下方に延在している2本の補助脚6と、各補助脚6の下端に設けたキャスター7と、前輪操作部4の操作により前輪駆動部3を直線走行、或いは旋回させ、外界センサーSからの情報により障害物を回避するロボット制御部8と、を備えている。
前輪駆動部3は、車輪支持部9と、左車輪10a及び右車輪10bと、左車輪10aを駆動する左車輪駆動モーター11aと、右車輪10bを駆動する右車輪駆動モーター11bと、旋回軸12とを備えている。
車輪支持部9は、天板9aと、天板9aに固定されて互いに平行に対向する一対の側板9bとで構成されており、一対の側板9bのそれぞれの内側に2個の車輪10a,10bが回転自在に連結され、一対の側板9bの外側に、2個の車輪10a,10bに駆動力を伝達する左車輪駆動モーター11a,右車輪駆動モーター11bが配置されている。
なお、前輪駆動部3は、車輪支持部9の一対の側板9bのそれぞれの外側に車輪10a,10bが回転自在に連結され、一対の側板9bの内側に左車輪駆動モーター11a,右車輪駆動モーター11bが配置されている構造であってもよい。
車輪支持部9の天板9aには、軸が上下方向に延在する旋回軸12が固定されており、この旋回軸12が主脚2の主脚底板2aに軸受け部材(不図示)を介して支持されていることで、前輪駆動部3の車輪支持部9が主脚2の下部に旋回自在に連結されている。
自己(ロボット1)の周囲の情報を取得する外界センサーSは、図2に示すように、主脚2の主脚底板2aに固定されている。
補助脚6の下端に設けられているキャスター7は、ある程度の角度範囲で旋回する車輪であり、前輪駆動部3の旋回に追従して旋回し、小回りも可能とされている。
関節部5は、固定レバー5aを備えており、この固定レバー5aの固定操作を行うことで、主脚2に対して所定の角度で傾斜した状態で補助脚6を固定する。そして、固定レバー5aの回動操作を行うと、主脚2に沿う位置まで2本の補助脚6を折り畳むことができる。
そして、図2に示すように、関節部5近くの主脚2に、障害物回避先導ロボット1全体を持ち上げる際に使用する把手13が設けられている。
前輪操作部4は、図3に示すように、グリップ部14に装着されている力センサーである(以下、力センサー4と称する)。力センサー4は、x,y,z方向の力、及び、x,y,z軸回りのモーメント荷重を測定でき、使用者がグリップ部14に握り力を加えると力センサー4に力がかかり、ロボット制御部8に力(3軸)、モーメント荷重(3軸)に応じた力信号を出力する。
ロボット制御部8は、図4に示すように、入力ポート15、主制御部(CPU)16及び出力ポート17を備えている。
入力ポート15には、外界センサーSから自己(ロボット1)の周囲の情報が入力し、力センサー4から力信号が入力し、左車輪10aの近傍に配置した左車輪用エンコーダー18aから左車輪10aの回転量が入力し、右車輪10bの近傍に配置した右車輪用エンコーダー18bから右車輪10bの回転量が入力し、旋回軸12の近傍に配置した旋回軸用エンコーダー18cから旋回軸2の回転方向及び回転角度が入力する。
主制御部16は、外界センサーS、力センサー4、左車輪用エンコーダー18a及び右車輪用エンコーダー18bから入力した信号に基づき、左車輪10a及び右車輪10bの回転速度を演算する。そして、出力ポート17から左車輪駆動モーター11a、右車輪駆動モーター11bに回転速度指令値に対応した駆動制御信号が出力される。
図5は、主制御部16の制御をブロック図で示したものであり、走行距離算出手段20、走行方向算出手段21、自己(ロボット1)位置認識手段22、障害物認識手段23、操作方向認識手段24、車輪回転速度算出手段25外乱判定手段26及び走行方向補正手段27を備えている。
走行距離算出手段20は、左車輪用エンコーダー18a及び右車輪用エンコーダー18bから入力した左車輪10a及び右車輪10bの回転量に基づき、ロボット1の走行距離を算出する。走行方向算出手段21は、左車輪用エンコーダー18a及び右車輪用エンコーダー18bから入力した左車輪10a及び右車輪10bの回転量に基づき、ロボット1の走行方向を算出する。
また、自己位置認識手段22は、走行距離算出手段20で算出した走行距離と、走行方向算出手段21で算出した走行方向に基づいて、ロボット1の位置を認識する。
また、障害物認識手段23は、外界センサーSから取得したロボット1の周囲の情報に基づいて障害物の有無を判断する。
また、操作方向認識手段24は、力センサー4から取得した使用者が希望する走行方向を認識する。
また、車輪回転速度算出手段25は、算出したロボット1の位置、障害物の有無、使用者が希望する走行方向に基づいて、左車輪10aの回転速度、右車輪10bの回転速度を算出する。
また、外乱判断手段26は、旋回軸用エンコーダー18cから入力した旋回軸12の回転情報と、力センサー4から入力した力信号とに基づいて、外乱の発生により車輪支持部9が旋回軸12回りに旋回しているか否かを判断する。
さらに、走行方向補正手段27は、外乱判断手段26により外乱が発生していると判断したときに、外乱が発生する前の位置に旋回軸12回りに車輪支持部9が旋回するように、ロボット1の走行方向の補正値を算出する。
次に、本実施形態のロボット1の具体的な動作について説明する。
先ず、使用者がグリップ部14を握って前方に力を加えると、力センサー4に前向きの力がかかる。力センサー4からロボット制御部8に力信号が入力されることで、主制御部16の操作方向認識手段24は、操作方向が直進方向であることを認識し、車輪回転速度算出手段25は、左車輪10a及び右車輪10bが同一速度V1で回転する回転速度指令値を算出し、この回転速度指令値が、左車輪駆動モーター11a,右車輪駆動モーター11bに送出される。
これにより、図6(a)に示すように、主脚2の下端に連結した前輪駆動部3が速度V1で直線走行し、主脚2を自立支持している補助脚6のキャスター7も前輪駆動部3に追従して直線走行することで、使用者を先導する。
また、使用者がグリップ部14を握って右側に力を加えると、力センサー4に右側向きの力がかかる。力センサー4からロボット制御部8に右側向きの力信号が入力されることで、主制御部16の操作方向認識手段24は、操作方向が右旋回であることを認識し、車輪回転速度算出手段25は、左車輪10aが高速V2で回転し、右車輪10aが低速V3(V3<V2)で回転する回転速度指令値を算出し、この回転速度指令値が、左車輪駆動モーター11a,右車輪駆動モーター11bに送出される。
これにより、図6(b)に示すように、左車輪10aが高速V2で回転し、右車輪10aが低速V3で回転することで、前輪駆動部3の車輪支持部9が旋回軸12回りに右旋回する。
次いで、使用者がグリップ部14を握って前方に力を加えると、図6(c)に示すように、右旋回した前輪駆動部3が速度V1で直線走行し、主脚2を自立支持している補助脚6のキャスター7も前輪駆動部3に追従して右旋回したのちに直線走行し、使用者を先導する。
一方、使用者がグリップ部14を握って左側に力を加える場合も、図示しないが、力センサー4からロボット制御部8に左側向きの力信号が入力されることで、主制御部16の操作方向認識手段24が、操作方向が左旋回であることを認識し、車輪回転速度算出手段25が、左車輪10aが低速V3で回転し、右車輪10aが高速V2(V2>V3)で回転する回転速度指令値を算出し、この回転速度指令値が、左車輪駆動モーター11a,右車輪駆動モーター11bに送出されることで、前輪駆動部3の車輪支持部9が旋回軸12回りに右旋回する。
さらに、本実施形態のロボット1が直線走行しているときに前方に障害物がある場合には、主制御部16の障害物認識手段23が、外界センサーSから得た自己の周囲の情報に基づいて障害物の存在を認識し、自己位置認識手段22がロボット1の位置を認識する。そして、主制御部16の車輪回転速度算出手段25は、障害物認識手段23及び自己位置認識手段22の情報に基づいて旋回する方向を設定し、左車輪10a及び右車輪10bが異なる回転速度で回転するように回転速度指令値を算出し、これら異なる回転速度指令値を、左車輪駆動モーター11a,右車輪駆動モーター11bに送出することで、前輪駆動部3の車輪支持部9を旋回軸12回りに右旋回、或いは左旋回させ、障害物を回避する方向に前輪駆動部3を向ける。
ここで、走行中の本実施形態のロボット1の車輪10a,10bが走行面から離れて、再び接地するときのことを考える。すなわち、ロボット1が段差を乗り越えるとき、段差を降りるとき、及び使用者がロボット1を持ち上げたときでなどである。このように車輪10a,10bが走行面から離れた場合、前輪駆動部3の車輪支持部9が旋回軸12回りに右旋回、或いは左旋回してしまう場合がある。このとき、外乱判定手段26は、旋回軸用エンコーダー18cから旋回軸12が回転した情報を得た段階で、力センサー4から走行方向を変更すべき力信号が入力しているか否かを確認する。そして、外乱判定手段26は、力センサー4から走行方向を変更する力信号が入力していないことを確認した場合、外乱によってロボット1の走行方向が変更されたものと判断する。
そして、走行補正手段27は、走行方向算出手段21で算出したロボット1の走行方向と、旋回軸用エンコーダー18cから得た旋回軸12の回転方向及び回転角に基づいて、ロボット1の走行方向の補正値を算出する。なお、この走行補正手段27は、外乱判定手段26においてロボット1には外乱が発生せず走行方向が変更されていないと判断した場合には、走行方向算出手段21で算出したロボット1の走行方向をそのまま出力する。
これにより、走行中のロボット1の車輪10a,10bが走行面から一時的に離れた際、前輪駆動部3の車輪支持部9が旋回軸12回りに旋回してしまうという外乱が発生した場合であっても、前輪駆動部3の車輪支持部9を、外乱が発生する前の位置に旋回軸12回りに旋回させることができる。
次に、本実施形態のロボット1の効果について説明する。
本実施形態のロボット1は、主脚2の下部に連結した前輪駆動部3を、独立して回転駆動する2つの車輪(左車輪10a,右車輪10b)と、これら左車輪10a,右車輪10bに回転速度差が発生したときに、これら左車輪10a,右車輪10bを受動的に旋回させる旋回軸とを備えた構成としており、左車輪10a,右車輪10bを旋回させる駆動源を必要とせず、簡素な旋回機構(旋回軸)を備えただけなので、小型軽量化を図ることができるとともに、装置コストの低減化も図ることができる。
また、主脚2に連結している補助脚6の下部に、所定の角度範囲で旋回する車輪であり、前輪駆動部3に追従して旋回して小回りも可能としたキャスター7が設けられているので、主脚2を自立支持させ、使用者を確実に先導することができる。
また、本実施形態のロボット1は、主脚2の上部のグリップ部14に力センサー4を装着し、使用者がグリップ部14の握り位置を変化させ、それにより、力センサーの出力値(力信号)が変化することで、前輪駆動部3の左車輪10a,右車輪10bの回転速度が変化するようにしているので、使用者は自在にロボット1を操作することができる。
また、本実施形態のロボット1は、外界センサーSが得た障害物の情報と、自己(ロボット1)位置の情報とのいずれか、または両方の情報に基づいて、障害物を回避する方向に前輪駆動部3を向けることができるので、使用者を安全に先導することができる。
また、本実施形態のロボット1の前輪駆動部3を構成する2つの車輪(左車輪10a,右車輪10b)は、走行の際に滑りが発生せず、これら車輪の回転量に基づいてロボット1の走行距離及び走行方向を算出することができるので、自己の位置情報を高精度に得ることができる。
さらに、走行中のロボット1の車輪10a,10bが走行面から一時的に離れた際、前輪駆動部3の車輪支持部9が旋回軸12回りに旋回してしまうという外乱が発生した場合であっても、外乱判定手段26が、旋回軸用エンコーダー18cから旋回軸2が回転した情報を得た段階で、力センサー4から走行方向を変更すべき力信号が入力していないことを確認すると、走行補正手段27が、使用者が意図する走行方向への補正値を算出し、前輪駆動部3の車輪支持部9を、外乱が発生する前の位置に旋回軸12回りに旋回させることができるので、使用者を安全に先導することができる。
なお、本実施形態の旋回軸用エンコーダー18cに替えて、ロータリーポテンショメーターを使用して車輪支持部9の旋回情報(旋回軸12の回転方向及び回転角の情報)を得るようにしてもよい。
また、図7に示すように、外界センサーSを、前輪駆動部3を構成する車輪支持部9の天板9aに固定すると、外界センサーSは、常に車輪10a,10bの進行方向を向くので、測定範囲が狭くても周囲の情報を正確に取得することができ、安価な外界センサーを選択することができる。
また、図8から図11に示すように、前輪駆動部3に光学センサー及びこの光学センサーに検出されるスケールを設けることで、車輪支持部9の旋回情報を得るようにしてもよい。
すなわち、図8は、本実施形態の前輪駆動部3を拡大して示したものであり、本実施形態の旋回軸12には旋回リミッター(不図示)が付設されており、この旋回リミッターにより、旋回軸12は左旋回に90°、且つ右旋回に90°までしか旋回しない構造とされている。また、主脚底板2aの下面には2台の反射型のフォトセンサー30a,30bが配置されているとともに、これら反射型フォトセンサー30a,30bに対向する天板9aの上面位置に、スケール31が設けられている。
スケール31は、旋回軸12の周囲に、黒色の半円弧の帯状として延在する外側のスケール32及び内側のスケール33が設けられている。外側のスケール32は、周方向の一端32aの帯幅が細く、周方向の他端32bに向かうに従い帯幅が徐々に広くなるように設けられている。また、内側のスケール33は、周方向の一端32aの帯幅が広く、周方向の他端33bに向かうに従い帯幅が徐々に狭くなるように設けられている。
そして、図9に示すように、車輪支持部9が旋回軸12回りに旋回しない場合、フォトセンサー30aが外側のスケール32の半円弧の帯状の中央部(直進位置)で対向し、フォトセンサー30bが内側のスケール33の半円弧の帯状の中央部(直進位置)で対向する。
また、車輪支持部9が旋回軸12回りに左旋回する場合、フォトセンサー30aが外側のスケール32の周方向の他端32bに向かうに従い帯幅が徐々に広くなる位置で対向し、フォトセンサー30bが内側のスケール33の周方向の他端33bに向かうに従い帯幅が徐々に狭くなる位置で対向する。
また、車輪支持部9が旋回軸12回りに右旋回する場合、フォトセンサー30aが外側のスケール32の周方向の一端32aに向かうに従い帯幅が徐々に狭くなる位置で対向し、フォトセンサー30bが内側のスケール33の周方向の一端33aに向かうに従い帯幅が徐々に広くなる位置で対向する。
フォトセンサー30aは、外側のスケール32の周囲の白色部分の出力値を検出し、フォトセンサー30bは、内側のスケール33の周囲の白色部分の出力値を検出し、これらフォトセンサー30a,30bの出力値は、図10に示すように、ロボット制御部8の入力ポート15を介して主制御部16に入力される。
そして、主制御部16の外乱判定手段26は、フォトセンサー30a,30bが検出した白色部分(出力値)のデータと、図11で示した旋回参照グラフとを比較することで、旋回軸12の回転情報を得る。
図11の旋回参照グラフは、フォトセンサー30a、30bの白色部分の差(フォトセンサー30aの出力値からフォトセンサー30bの出力値を引いた値)と、車輪支持部9の旋回方向及び角度との関係を予め実験的に示したグラフである。すなわち、図9で示したように、フォトセンサー30aが外側のスケール32の直進位置で対向し、フォトセンサー30bも内側のスケール33の直進位置で対向しているときには、フォトセンサー30a、30bの白色部分の面積が等しくなり、フォトセンサー出力値の差が零となるので、図11に示すように、フォトセンサー出力値の差が零のときに角度が90°(車輪支持部9が旋回しない角度)となる。また、図9で示したように、車輪支持部9が旋回軸12回りに左旋回する場合、フォトセンサー30aの白色部分の面積が小さくなり、フォトセンサー30bの白色部分の面積が大きくなるので、図11に示すように、フォトセンサー出力値の差がマイナス(−)となり、左旋回の角度(0°≦角度<90°)を得ることができる。さらに、図9で示したように、車輪支持部9が旋回軸12回りに右旋回する場合、フォトセンサー30aの白色部分の面積が大きくなり、フォトセンサー30bの白色部分の面積小さくなるので、図11に示すように、フォトセンサー出力値の差がプラス(−)となり、右旋回の角度(90°<角度≦180)を得ることができる。
このように、主制御部16の外乱判定手段26は、フォトセンサー30a,30bが検出した白色部分(出力値)のデータと、図11で示した旋回参照グラフとを比較することでし、旋回軸12が旋回していない(角度が90°)、或いは旋回軸12が左旋回(0°≦角度<90°)、旋回軸12が右旋回(90°<角度≦180)している情報を得ることができる。また、外乱判定手段26は、力センサー4から走行方向を変更すべき力信号が入力しているか否かを確認する。
そして、外乱判定手段26は、力センサー4から走行方向を変更する力信号が入力していないことを確認した場合には、外乱によってロボット1の走行方向が変更されたものと判断することができる。
このように、本実施形態も、走行中のロボット1の車輪10a,10bが走行面から一時的に離れた際、前輪駆動部3の車輪支持部9が旋回軸12回りに旋回してしまうという外乱が発生した場合であっても、外乱判定手段26が、フォトセンサー30a,30b
旋回軸2が回転した情報を得た段階で、力センサー4から走行方向を変更すべき力信号が入力していないことを確認すると、走行補正手段27が、使用者が意図する走行方向への補正値を算出し、前輪駆動部3の車輪支持部9を、外乱が発生する前の位置に旋回軸12回りに旋回させることができるので、使用者を安全に先導することができる。
なお、2台のフォトセンサー30a,30bのフォトセンサー出力値の差をセンサー出力合計で割った値を用いることで、フォトセンサー30a,30b及び外側のスケール32及び内側のスケール33の間の距離の変動、光量の変化に対応することができる。
また、2台の反射型のフォトセンサー30a,30b及び外側のスケール32及び内側のスケール33に替えて、2台の磁気センサー及び2本の磁気テープからなるスケールを設けることで、車輪支持部9の旋回情報を得るようにしてもよい。
1…障害物回避先導ロボット、2…主脚、2a…主脚底板、3…前輪駆動部、4…前輪操作部(力センサー)、5…関節部、5a…固定レバー、6…補助脚、7…キャスター、8…ロボット制御部(制御部)、9…車輪支持部、9a…天板、9b…側板、10a…左車輪、10b…右車輪、11a…左車輪駆動モーター、11b…右車輪駆動モーター、12…旋回軸、13…把手、14…グリップ部、15…入力ポート、16…主制御部、17…出力ポート、18a…左車輪用エンコーダー、18b…右車輪用エンコーダー、18c…旋回軸用エンコーダー、20…走行距離算出手段、21…走行方向算出手段、22…自己位置認識手段、23…障害物認識手段、24…操作方向認識手段、25…車輪回転速度算出手段、26…外乱判定手段、27…走行方向補正手段、30a,30b…フォトセンサー、31…スケール31、32…外側のスケール、33…内側のスケール33、S…外界センサー

Claims (5)

  1. 主脚と、この主脚の下部に連結されている自走式の前輪駆動部と、前記主脚の上部に設けた操作部と、使用者が操作する前記操作部の指令に基づいて前記前輪駆動部を制御する制御部とを備え、前記使用者の歩行補助を行いながら走行する障害物回避先導ロボットであって、
    前記前輪駆動部は、車輪支持部と、この車輪支持部に支持されて独立して回転駆動する2つの車輪と、これら2つの車輪に回転速度差が発生したときに、前記車輪支持部を旋回させる旋回軸とを備えていることを特徴とする障害物回避先導ロボット。
  2. 前記主脚に補助脚を連結し、この補助脚の下部に、前記前輪駆動部の旋回に追従して所定の角度範囲で旋回するキャスターを設けて前記主脚を自立支持することを特徴とする請求項1に記載の障害物回避先導ロボット。
  3. 前記主脚の上部に設けたグリップ部に、前記操作部として力センサーを装着し、前記使用者が前記グリップ部を握って前記力センサーに与える力の向きを変化させることで、前記前輪駆動部の前記2つの車輪の回転速度制御が行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の障害物回避先導ロボット。
  4. 自己の周囲の情報を取得する外界センサーを備え、前記制御部は、前記外界センサーの情報を基に該障害物を回避するための走行距離及び走行方向を演算し、走行中は前記走行距離及び前記走行方向の情報と、前記2つの車輪の回転量から得られる自己位置の情報とのいずれか、または両方の情報に基づいて、該障害物を回避する方向に前記前輪駆動部を旋回させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の障害物回避先導ロボット。
  5. 前記制御部は、外乱の発生によって使用者の意図しないに方向に前記車輪支持部が旋回した場合に、前記車輪支持部を外乱の発生前の位置に旋回させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の障害物回避先導ロボット。
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