JP2015070981A - 障害物回避先導ロボット - Google Patents

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Mayuko Mori
真唯子 盛
功幸 嵯峨山
Isayuki Sagayama
功幸 嵯峨山
和輝 飛田
Kazuteru Hida
和輝 飛田
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Abstract

【課題】凹凸路面を走行しても、前輪駆動部の2つの車輪の両方が凹凸路面に確実に接地することでロボットの位置情報を高精度に得て先導動作を高精度に行うことができる障害物回避先導ロボットを提供する。【解決手段】主脚2の下部に連結されている自走式の前輪駆動部3と、主脚の上部に設けた操作部4と、使用者が操作する前記操作部の指令に基づいて前輪駆動部を制御する制御部8とを備え、前輪駆動部は、車輪支持部9と、この車輪支持部に支持されて独立して回転駆動する2つの車輪10a,10bと、2つの車輪に回転速度差が発生したときに、車輪支持部を旋回させる旋回軸12と、凹凸路面を走行する際に、2つの車輪の両方が該凹凸路面に接地するように車輪支持部を揺動自在に保持するサスペンション機構13とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、移動経路上の障害物を回避しながら使用者を先導することが可能な障害物回避先導ロボットに関する。
障害物回避先導ロボットとして、主脚と、主脚の下部に連結されている自走式の前輪駆動部と、主脚の上部に設けた操作部と、使用者が操作する操作部の指令に基づいて前輪駆動部を制御する制御部とを備えており、使用者の歩行補助を行いながら走行するロボットが知られている。
この障害物回避先導ロボットの前輪駆動部を、車輪支持部と、この車輪支持部に支持されて独立して回転駆動する2つの車輪と、2つの車輪に回転速度差が発生したときに車輪支持部を旋回させる旋回軸とを備えた構造にすると、走行時において車輪に滑りが発生せず、車輪の回転量に基づいてロボットの移動情報を高精度に算出し、小型軽量化も図ることができる。
この障害物回避先先導ロボットは、凹凸路面を走行する際に、前輪駆動部の2つの車輪の一方が路面から離れると車輪支持部の旋回動作を行うことができず、意図する方向への走行が不可能となるおそれがある。
そこで、前輪駆動部の2つの車輪が凹凸路面を離れずに走行するように、ロボットの走行方向に対して前後左右に受動的に可動させるサスペンション機構が必要となる。
このようなサスペンション機構として、例えば特許文献1〜3のものが知られている。
特許文献1のサスペンション機構は、脚先が接地した際の走行車輪の衝撃を緩和する装置であり、本体脚に設けた回転軸回りに走行車輪を回動させて、走行車輪が接地する際の傾きを調整するようにしている。
また、特許文献2のサスペンション機構は、補助輪に曲率半径の大きな円弧状パーツを取り付け、段差に接触した際に、円弧状に沿って段差上をスライドすることで駆動輪の設置状態を保持する機構である。
特開2007−130725号公報 特開2008−254588号公報
しかし、引用文献1のサスペンション機構は、走行車輪の傾きを調節する回動軸を駆動するために駆動源が必要となり、小型軽量化の面で問題がある。
また、引用文献2のサスペンション機構も、駆動輪及び補助輪を必要とするので、小型軽量化の面で問題が有る。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、凹凸路面を走行しても、前輪駆動部の2つの車輪の両方が凹凸路面に確実に接地することでロボットの位置情報を高精度に得て先導動作を高精度に行うことができるとともに、小型軽量化を図ることができる障害物回避先導ロボットを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、主脚と、この主脚の下部に連結されている自走式の前輪駆動部と、前記主脚の上部に設けた操作部と、使用者が操作する前記操作部の指令に基づいて前記前輪駆動部を制御する制御部とを備え、前記使用者の歩行補助を行いながら走行する障害物回避先導ロボットであって、前記前輪駆動部は、車輪支持部と、この車輪支持部に支持されて独立して回転駆動する2つの車輪と、前記車輪支持部を旋回させる旋回軸と、前記車輪支持部を揺動自在に保持するサスペンション機構と、を備えている。
また、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、前記サスペンション機構が、前記前輪駆動部の前記旋回軸が連結している下部平板と、前記主脚の主脚底板に連結されている上部平板と、これら下部平板及び上部平板との間に連結され、前記上部平板に対して前記車輪支持部を前後左右に揺動自在とする自在継手と、この自在継手の周囲の前記上部平板及び下部平板の間に配置され、前記下部平板に対してばね支持力を作用する支持ばねと、を備えていることが好ましい。
また、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、前記上部平板及び前記下部平板の一方に固定され、上下方向に延在して前記上部平板及び前記下部平板の他方を貫通する回転規制シャフトを設け、この回転規制シャフトの外周に、コイルばねからなる前記支持ばねを配置したことが好ましい。
また、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、前記サスペンション機構は、前記旋回軸の下端に固定した旋回軸固定板と、この旋回軸固定板及び当該旋回軸固定板の下面に対向配置した前記車輪支持部の天板の間に連結され、前記旋回軸固定板に対して前記車輪支持部を前後左右に揺動自在とする自在継手と、この自在継手の周囲の前記旋回軸固定板及び前記天板の間に配置され、前記天板に対してばね支持力を作用する支持ばねと、を備えていることが好ましい。
また、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、前記旋回軸固定板及び前記天板の一方に固定され、上下方向に延在して前記旋回軸固定板及び前記天板の他方を貫通する回転規制シャフトを設け、この回転規制シャフトの外周に、コイルばねからなる前記支持ばねを配置することが好ましい。
また、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、前記サスペンション機構が、前記車輪支持部の揺動を減衰させるダンパを備えていることが好ましい。
また、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、前記主脚の上部に設けたグリップ部に、前記操作部として力センサーを装着し、前記使用者が前記グリップ部を握って前記力センサーに与える力の向きを変化させることで、前記前輪駆動部の前記2つの車輪の回転速度制御が行われるようにすることが好ましい。
さらに、本発明の一態様に係る障害物回避先導ロボットは、自己の周囲の情報を取得する外界センサーを備え、前記制御部は、前記外界センサーの情報を基に該障害物を回避するための走行距離及び走行方向を演算し、走行中は前記走行距離及び前記走行方向の情報と、前記2つの車輪の回転量から得られる自己位置の情報とのいずれか、または両方の情報に基づいて、該障害物を回避する方向に前記前輪駆動部を旋回させる制御を行うことが好ましい。
本発明に係る障害物回避先導ロボットによれば、凹凸路面を走行する際には、前輪駆動部のサスペンション機構が車輪支持部を前後左右に揺動させることで2つの車輪の両方が凹凸路面に接地しており、2つの車輪の正確な回転量に基づいてロボットの走行距離及び走行方向を算出する。これにより、本発明は、自己の位置情報を高精度に得ることができるので、使用者を安全に先導する動作を高精度に行うことができる。
本発明に係る第1実施形態の障害物回避先導ロボットを示す正面図である。 第1実施形態の障害物回避先導ロボットを示す側面図である。 第1実施形態の障害物回避先導ロボットを示す要部正面図である。 第1実施形態のサスペンション機構の自在継手及び支持バネの配置位置を示したサスペンション機構の旋回軸固定板の平面視である 第1実施形態の障害物回避先導ロボットのグリップ部を示す平面図である。 第1実施形態の障害物回避先導ロボットが備えるロボット制御部のブロック図である。 前記ロボット制御部の主制御部を構成する手段のブロック図である。 第1実施形態の障害物回避先導ロボットの動作を説明する図である。 第1実施形態のサスペンション機構に支持された車輪支持部が揺動している状態を示す正面図である。 第1実施形態のサスペンション機構に支持された車輪支持部が揺動している状態を示す側面図である。 自在継手及び支持バネの他の配置例を示したサスペンション機構の上部平板の平面視である。 本発明に係る第2実施形態の障害物回避先導ロボットを示す要部正面図である。 第2実施形態の自在継手及び支持バネの他の配置例を示したサスペンション機構の旋回軸固定板の平面視である。 第2実施形態のサスペンション機構に支持された車輪支持部が揺動している状態を示す正面図である。 第2実施形態のサスペンション機構に支持された車輪支持部が揺動している状態を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1から図11は、本発明に係る第1実施形態の障害物回避先導ロボット1(以下、ロボット1と略称する)を示すものである。
図1及び図2に示すように、本実施形態のロボット1は、上下方向に延在する主脚2と、主脚2の下部の主脚底板2aに上下方向の軸回りに旋回自在に連結している前輪駆動部3と、主脚2の上部に設けた前輪操作部4と、自己(ロボット1)の周囲の情報を取得するレーザーセンサー等の外界センサーSと、主脚2の上下方向の略中間位置に関節部5を介して連結し、下方に延在している2本の補助脚6と、各補助脚6の下端に設けたキャスター7と、前輪操作部4の操作により前輪駆動部3を直線走行、或いは旋回させ、外界センサーSからの情報により障害物を回避するロボット制御部8と、を備えている。
前輪駆動部3は、図3に示すように、車輪支持部9と、左車輪10a及び右車輪10bと、左車輪10aを駆動する左車輪駆動モーター11aと、右車輪10bを駆動する右車輪駆動モーター11bと、車輪支持部9を旋回させる旋回軸12と、主脚2の主脚底板2aと旋回軸12との間に配置されたサスペンション機構13と、を備えている。
車輪支持部9は、天板9aと、天板9aに固定されて互いに平行に対向する一対の側板9bとで構成されており、一対の側板9bのそれぞれの内側に2個の車輪10a,10bが回転自在に連結されている。
2個の車輪10a,10bの後方位置の一対の側板9bの内側に左車輪駆動モーター11a及び右車輪駆動モーター11bが配置されている。また、図2に示すように、一対の側板9bの外側に、2個の車輪10a,10bに同軸に連結して同期回転するプーリー14と、左車輪駆動モーター11a及び右車輪駆動モーター11bの軸に同軸に連結して同期回転するプーリー15とが配置されている。
そして、車輪10aのプーリー14及び左車輪駆動モーター11aのプーリー15に、駆動ベルト16が巻回され、車輪10aのプーリー14及び左車輪駆動モーター11aのプーリー15に、駆動ベルト16が巻回され、左車輪駆動モーター11a及び右車輪駆動モーター11bの回転駆動力が駆動ベルト16を介して車輪10a,10bに伝達されるようになっている。ここで、符号TNは、駆動ベルト16にテンションを付与するテンショナーである。
そして、軸線を上下方向に延在させた旋回軸12が、車輪支持部9の天板9aに固定されており、その旋回軸12の上端が、軸受け部材(不図示)を介してサスペンション機構13に回転自在に連結されている。
サスペンション機構13は、図3に示すように、旋回軸12の上端が軸受け部材を介して回転自在に連結されている下部平板17aと、主脚2の主脚底板2aに固定されている上部平板17bと、下部平板17a及び上部平板17bの間に配置された自在継手18及びコイルばね19と、を備えている。
自在継手18は、凸型球面継手18aと、この凸型球面継手18aを包囲して当接している凹型球面継手18bとからなる球面軸受であり、凸型球面継手18aが上部平板17bの上面中央に設けられ、凹型球面継手18bが下部平板17aの上面中央に設けられている。
コイルばね19は、図4に示すように、自在継手18を囲むように下部平板17aの四隅に寄った位置に、軸線を上下方向に向けた状態で4本配置されている。
ここで、図3に示すように、4本のコイルばね9を配置する下部平板17aの四隅位置に、頭部21aが上部平板17bの上方に位置し、軸部21bを上部平板17bに形成した貫通穴20に通過させた回転規制ボルト21が旋回軸固定板29に固定され、この回転規制ボルト21の軸部21bに巻き付くようにコイルばね19が配置されている。
また、回転規制ボルト21の頭部21aと上部平板17bの上面との間に、ショックアブソーバ等のダンパ27が介装されている。
一方、自己(ロボット1)の周囲の情報を取得する外界センサーSは、図2に示すように、主脚2の主脚底板2aに固定されている。
補助脚6の下端に設けられているキャスター7は、ある程度の角度範囲で旋回する車輪であり、前輪駆動部3の旋回に追従して旋回し、小回りも可能とされている。
関節部5は、固定レバー5aを備えており、この固定レバー5aの固定操作を行うことで、主脚2に対して所定の角度で傾斜した状態で補助脚6を固定する。そして、固定レバー5aの回動操作を行うと、主脚2に沿う位置まで2本の補助脚6を折り畳むことができる。
そして、図2に示すように、関節部5近くの主脚2に、障害物回避先導ロボット1全体を持ち上げる際に使用する把手22が設けられている。
前輪操作部4は、図5に示すように、グリップ部23に装着されている力センサーである(以下、力センサー4と称する)。力センサー4は、x,y,z方向の力、及び、x,y,z軸回りのモーメント荷重を測定でき、使用者がグリップ部23に握り力を加えると力センサー4に力がかかり、ロボット制御部8に力(3軸)、モーメント荷重(3軸)に応じた力信号を出力する。
ロボット制御部8は、図6に示すように、入力ポート24、主制御部(CPU)25及び出力ポート26を備えている。
入力ポート24には、外界センサーSから自己(ロボット1)の周囲の情報が入力し、力センサー4から力信号が入力し、左車輪10aの近傍に配置した左車輪用エンコーダー28aから左車輪10aの回転量が入力し、右車輪10bの近傍に配置した右車輪用エンコーダー28bから右車輪10bの回転量が入力し、旋回軸12の近傍に配置した旋回軸用エンコーダー28cから旋回軸12の回転方向及び回転角度が入力する。
主制御部25は、外界センサーS、力センサー4、左車輪用エンコーダー28a、右車輪用エンコーダー28b及び旋回軸用エンコーダー28cから入力した信号に基づき、左車輪10a及び右車輪10bの回転速度を演算する。そして、出力ポート26から左車輪駆動モーター11a、右車輪駆動モーター11bに回転速度指令値に対応した駆動制御信号が出力される。
図5は、主制御部25の制御をブロック図で示したものであり、走行距離算出手段30、走行方向算出手段31、自己(ロボット1)位置認識手段32、障害物認識手段33、操作方向認識手段34、車輪回転速度算出手段35、外乱判定手段36及び走行方向補正手段37を備えている。
走行距離算出手段30は、左車輪用エンコーダー28a及び右車輪用エンコーダー28bから入力した左車輪10a及び右車輪10bの回転量に基づき、ロボット1の走行距離を算出する。走行方向算出手段31は、左車輪用エンコーダー28a及び右車輪用エンコーダー28bから入力した左車輪10a及び右車輪10bの回転量に基づき、ロボット1の走行方向を算出する。
また、自己位置認識手段32は、走行距離算出手段30で算出した走行距離と、走行方向算出手段31で算出した走行方向に基づいて、ロボット1の位置を認識する。
また、障害物認識手段33は、外界センサーSから取得したロボット1の周囲の情報に基づいて障害物の有無を判断する。
また、操作方向認識手段34は、力センサー4から取得した使用者が希望する走行方向を認識する。
また、車輪回転速度算出手段35は、算出したロボット1の位置、障害物の有無、使用者が希望する走行方向に基づいて、左車輪10a の回転速度、右車輪10bの回転速度を算出する。
また、外乱判断手段36は、旋回軸用エンコーダー28cから入力した旋回軸12の回転情報と、力センサー4から入力した力信号とに基づいて、外乱の発生により車輪支持部9が旋回軸12回りに旋回しているか否かを判断する。
さらに、走行方向補正手段37は、外乱判断手段36により外乱が発生していると判断したときに、外乱が発生する前の位置に旋回軸12回りに車輪支持部9が旋回するように、ロボット1の走行方向の補正値を算出する。
次に、本実施形態のロボット1の具体的な動作について、図8及び図9を参照して説明する。
先ず、使用者がグリップ部23を握って前方に力を加えると、力センサー4に前向きの力がかかる。力センサー4からロボット制御部8に力信号が入力されることで、主制御部25の操作方向認識手段34は、操作方向が直進方向であることを認識し、車輪回転速度算出手段35は、左車輪10a及び右車輪10bが同一速度V1で回転する回転速度指令値を算出し、この回転速度指令値が、左車輪駆動モーター11a,右車輪駆動モーター11bに送出される。
これにより、図8(a)に示すように、主脚2の下端に連結した前輪駆動部3が速度V1で直線走行し、主脚2を自立支持している補助脚6のキャスター7も前輪駆動部3に追従して直線走行することで、使用者を先導する。
また、使用者がグリップ部23を握って右側に力を加えると、力センサー4に右側向きの力がかかる。力センサー4からロボット制御部8に右側向きの力信号が入力されることで、主制御部25の操作方向認識手段34は、操作方向が右旋回であることを認識し、車輪回転速度算出手段35は、左車輪10aが高速V2で回転し、右車輪10aが低速V3(V3<V2)で回転する回転速度指令値を算出し、この回転速度指令値が、左車輪駆動モーター11a,右車輪駆動モーター11bに送出される。
これにより、図8(b)に示すように、左車輪10aが高速V2で回転し、右車輪10aが低速V3で回転することで、前輪駆動部3の車輪支持部9が旋回軸12回りに右旋回する。
次いで、使用者がグリップ部23を握って前方に力を加えると、図8(c)に示すように、右旋回した前輪駆動部3が速度V1で直線走行し、主脚2を自立支持している補助脚6のキャスター7も前輪駆動部3に追従して右旋回したのちに直線走行し、使用者を先導する。
一方、使用者がグリップ部23を握って左側に力を加える場合も、図示しないが、力センサー4からロボット制御部8に左側向きの力信号が入力されることで、主制御部25の操作方向認識手段34が、操作方向が左旋回であることを認識し、車輪回転速度算出手段35が、左車輪10aが低速V3で回転し、右車輪10aが高速V2(V2>V3)で回転する回転速度指令値を算出し、この回転速度指令値が、左車輪駆動モーター11a,右車輪駆動モーター11bに送出されることで、前輪駆動部3の車輪支持部9が旋回軸12回りに右旋回する。
次に、本実施形態のロボット1が直線走行しているときに前方に障害物がある場合について考える。このとき、主制御部25の障害物認識手段33が、外界センサーSから得た自己の周囲の情報に基づいて障害物の存在を認識し、自己位置認識手段32がロボット1の位置を認識する。そして、主制御部25の車輪回転速度算出手段35は、障害物認識手段33及び自己位置認識手段32の情報に基づいて旋回する方向を設定し、左車輪10a及び右車輪10bが異なる回転速度で回転するように回転速度指令値を算出し、これら異なる回転速度指令値を、左車輪駆動モーター11a,右車輪駆動モーター11bに送出することで、前輪駆動部3の車輪支持部9を旋回軸12回りに右旋回、或いは左旋回させ、障害物を回避する方向に前輪駆動部3を向ける。
また、走行中の本実施形態のロボット1の車輪10a,10bが走行面から離れて、再び接地するときのことを考える。すなわち、ロボット1が段差を乗り越えるとき、段差を降りるとき、及び使用者がロボット1を持ち上げたときなどである。このように車輪10a,10bが走行面から離れた場合、前輪駆動部3の車輪支持部9が旋回軸12回りに右旋回、或いは左旋回してしまう場合がある。このとき、外乱判定手段36は、旋回軸用エンコーダー28cから旋回軸12が回転した情報を得た段階で、力センサー4から走行方向を変更すべき力信号が入力しているか否かを確認する。そして、外乱判定手段36は、力センサー4から走行方向を変更する力信号が入力していないことを確認した場合、外乱によってロボット1の走行方向が変更されたものと判断する。
そして、走行補正手段37は、走行方向算出手段31で算出したロボット1の走行方向と、旋回軸用エンコーダー28cから得た旋回軸12の回転方向及び回転角に基づいて、ロボット1の走行方向の補正値を算出する。なお、この走行補正手段37は、外乱判定手段36においてロボット1には外乱が発生せず走行方向が変更されていないと判断した場合には、走行方向算出手段31で算出したロボット1の走行方向をそのまま出力する。
これにより、走行中のロボット1の車輪10a,10bが走行面から一時的に離れた際、前輪駆動部3の車輪支持部9が旋回軸12回りに旋回してしまうという外乱が発生した場合であっても、前輪駆動部3の車輪支持部9を、外乱が発生する前の位置に旋回軸12回りに旋回させることができる。
次に、本実施形態のロボット1が凹凸路面を走行する場合のサスペンション機構の動作について説明する。
図9(a)に示すように、ロボット1の右車輪10bが凹凸路面の凸面40を走行すると、右車輪10b側の下部平板17aが上部平板17bに近接し、左車輪10a側の下部平板17aが上部平板17bから離間するように、自在継手18を回動中心として車輪支持部9が左右方向に揺動する。この際、右車輪10b側の下部平板17a上に配置されているコイルばね19が圧縮し、左車輪10a側の下部平板17a上に配置されているコイルばね19が伸長しながら、揺動する車輪支持部9を支持する。そして、左車輪10a側の上部平板17b上に配置されているダンパ27が回転規制ボルト21の頭部21aと係合することで、車輪支持部9の揺動を減衰させる。
一方、図9(b)に示すように、ロボット1の右車輪10bが凹凸路面の凹面41を走行すると、右車輪10b側の下部平板17aが上部平板17bから離間し、左車輪10a側の下部平板17aが上部平板17bに近接するように、車輪支持部9は自在継手18を回動中心として左右に揺動する。この際、右車輪10b側の下部平板17a上に配置されているコイルばね19が伸長し、左車輪10a側の下部平板17a上に配置されているコイルばね19が圧縮しながら、揺動する車輪支持部9を支持する。そして、右車輪10b側の上部平板17b上に配置されているダンパ27が回転規制ボルト21の頭部21aと係合することで車輪支持部9の揺動を減衰させる。
なお、図示しないが、ロボット1の左車輪10aが凹凸路面の凸面或いは凹面を走行する場合も、図9(a)、(b)と同様のサスペンション機構13の動作が行われる。
また、図10(a)に示すように、ロボット1の左車輪10a(或いは右車輪10b)が凹凸路面の凸面40を走行する際に、下部平板17aの進行方向前側が上部平板17bに近接し、下部平板17aの進行方向後ろ側が上部平板17bから離間するように、自在継手18を回動中心として車輪支持部9が前後方向に揺動する場合がある。この場合、下部平板17aの前側に配置されているコイルばね19が圧縮し、下部平板17aの後ろ側に配置されているコイルばね19が伸長しながら、前後に揺動している車輪支持部9を支持する。そして、上部平板17bの後ろ側に配置されているダンパ27が回転規制ボルト21の頭部21aと係合することで、車輪支持部9の揺動を減衰させる。
また、図10(b)に示すように、ロボット1の左車輪10a(或いは右車輪10b)が凹凸路面の凹面41を走行する際に、下部平板17aの進行方向前側が上部平板17bから離間し、下部平板17aの進行方向後ろ側が上部平板17bに近接するように、自在継手18を回動中心として車輪支持部9が前後方向に揺動する場合もある。この場合にも、下部平板17aの後ろ側に配置されているコイルばね19が圧縮し、下部平板17aの前側に配置されているコイルばね19が伸長しながら、前後に揺動している車輪支持部9を支持し、上部平板17bの前側に配置されているダンパ27が回転規制ボルト21の頭部21aと係合することで、車輪支持部9の揺動を減衰させる。
そして、図9(a)、(b)、図10(a)、(b)で示した車輪支持部9の揺動動作が行われる際に、下部平板18aから上部平板17bに貫通している回転規制ボルト21が車輪支持部9の旋回を規制する。
次に、本実施形態のロボット1の効果について説明する。
本実施形態のロボット1は、凹凸路面を走行する際には、前輪駆動部3のサスペンション機構13が車輪支持部9を前後左右に揺動させることで2つの車輪(左車輪10a,右車輪10b)の両方が凹凸路面に接地しており、これら車輪10a、10bの正確な回転量に基づいてロボット1の走行距離及び走行方向を算出することから自己の位置情報を高精度に得ることができるので、使用者を安全に先導する動作を高精度に行うことができる。
また、サスペンション機構13は、旋回軸12の上端が軸受け部材を介して回転自在に連結されている下部平板17aと、主脚2の主脚底板2aに固定されている上部平板17bと、下部平板17a及び上部平板17bの間に配置された自在継手18及びコイルばね19とを備えた簡便な構造としているので、ロボット1の小型軽量化を図ることができる
また、自在継手18を囲むように複数のコイルばね19を配置したことで、ロボット1の自重を複数のコイルばね19が受け持つ構造となり、自在継手の小型化も図ることができる。
また、回転規制ボルト21の頭部21aと上部平板17bの上面との間に、ショックアブソーバ等のダンパ27が介装されており、車輪支持部9が揺動したときにダンパ27が動作するので、車輪支持部9の揺動を効率よく減衰させることができる。
また、凹凸路面の走行時に車輪支持部9の揺動動作が行われる際、下部平板18aから上部平板17bに貫通したる回転規制ボルト21が車輪支持部9の旋回を規制するので、車輪支持部9が旋回軸12回りに旋回してしまうという外乱発生を確実に防止することができる。
また、本実施形態のロボット1は、主脚2の上部のグリップ部23に力センサー4を装着し、使用者がグリップ部23の握り位置を変化させ、それにより、力センサー4の出力値(力信号)が変化することで、前輪駆動部3の左車輪10a,右車輪10bの回転速度が変化するようにしているので、使用者は自在にロボット1を操作することができる。
また、本実施形態のロボット1は、外界センサーSが得た障害物の情報と、自己(ロボット1)位置の情報とのいずれか、または両方の情報に基づいて、障害物を回避する方向に前輪駆動部3を向けることができるので、使用者を安全に先導することができる。
さらに、走行中のロボット1の車輪10a,10bが走行面から一時的に離れた際、前輪駆動部3の車輪支持部9が旋回軸12回りに旋回してしまうという外乱が発生した場合であっても、外乱判定手段36が、旋回軸用エンコーダー28cから旋回軸12が回転した情報を得た段階で、力センサー4から走行方向を変更すべき力信号が入力していないことを確認すると、走行補正手段37が、使用者が意図する走行方向への補正値を算出し、前輪駆動部3の車輪支持部9を、外乱が発生する前の位置に旋回軸12回りに旋回させることができるので、使用者を安全に先導することができる。
なお、本実施形態の自在継手18は、凸型球面継手18aと凹型球面継手18bとからなる球面軸受で構成したが、ユニバーサルジョイントなどの自在継手を採用してもよい。
また、コイルばね19及び自在継手18の配置は図4に示すものに限らず、図11(a)に示すように、自在継手18をロボット1の前方側の下部平板17a及び上部平板17bの間に配置する場合には、複数のコイルばね19をロボット1の後方側の左右方向に離れた位置に2組配置し、図11(b)に示すように、自在継手18をロボット1の後方側の下部平板18a及び上部平板17bの間に配置する場合には、複数のコイルばね19をロボット1の前方側の左右方向に離れた位置に2組配置する。その際、コイルばね19のダンパ27は、下部平板17aに対して上部平板17bが平行位置(中立位置)となるように、回転規制ボルト21の頭部21aと上部平板17bの上面とに接触している。
図11(a)、(b)のように、自在継手18を前方又は後方に配置すると、車輪10a(10b)と自在継手18の中心との進行方向オフセット量が大きくなり、車輪10a(10b)のストローク方向がより垂直に近づくことで路面追従性が向上する。
次に、図12から図15は、本発明に係る第2実施形態のロボット1を示すものである。なお、図1から図11で示した第1実施形態のロボット1と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のサスペンション13は、図12及び図13に示すように、旋回軸12の下端が板上面の中央に固定されている旋回軸固定板29と、旋回軸固定板29の下面と車輪支持部9の天板9aとの間に配置された自在継手18及びコイルばね19と、を備えている。
自在継手18は、凸型球面継手18aと、この凸型球面継手18aを包囲して当接している凹型球面継手18bとからなる球面軸受であり、凸型球面継手18aが旋回軸固定板29の下面中央に設けられ、凹型球面継手18bが車輪支持部9の天板9aの上面中央に設けられている
コイルばね19は、図13に示すように、自在継手18を囲むように天板9aの四隅に寄った位置に、軸線を上下方向に向けた状態で4本配置されている。
ここで、図12に示すように、4本のコイルばね19を配置する天板9aの四隅位置に、頭部21aが旋回軸固定板29の上方に位置し、軸部21bを旋回軸固定板29に形成した貫通穴20に通過させた回転規制ボルト21が旋回軸固定板29に固定され、この回転規制ボルト21の軸部21bに巻き付くようにコイルばね19が配置されている。
また、回転規制ボルト21の頭部21aと旋回軸固定板29の上面との間に、ショックアブソーバ等のダンパ27が介装されている。
次に、本実施形態のロボット1が凹凸路面を走行する場合のサスペンション機構の動作について説明する。
図14(a)に示すように、ロボット1の右車輪10bが凹凸路面の凸面40を走行すると、右車輪10b側の天板9aが旋回軸固定板29に近接し、左車輪10a側の天板9aが旋回軸固定板29から離間するように、自在継手18を回動中心として車輪支持部9は左右方向に揺動する。この際、右車輪10b側の天板9a上に配置されているコイルばね19が圧縮し、左車輪10a側の天板9a上に配置されているコイルばね19が伸長しながら、揺動する車輪支持部9を支持する。そして、左車輪10a側の旋回軸固定板29上に配置されているダンパ27が回転規制ボルト21の頭部21aと係合することで、車輪支持部9の揺動を減衰させる。
一方、図14(b)に示すように、ロボット1の右車輪10bが凹凸路面の凹面41を走行すると、右車輪10b側の天板9aが旋回軸固定板29から離間し、左車輪10a側の天板9aが旋回軸固定板29に近接するように、車輪支持部9は自在継手18を回動中心として左右に揺動する。この際、右車輪10b側の天板9a上に配置されているコイルばね19が伸長し、左車輪10a側の天板9a上に配置されているコイルばね19が圧縮しながら、揺動する車輪支持部9を支持する。そして、右車輪10b側の旋回軸固定板29上に配置されているダンパ27が回転規制ボルト21の頭部21aと係合することで車輪支持部9の揺動を減衰させる。
なお、図示しないが、ロボット1の左車輪10aが凹凸路面の凸面或いは凹面を走行する場合も、図9(a)、(b)と同様のサスペンション機構13の動作が行われる。
また、図15(a)に示すように、ロボット1の左車輪10a(或いは右車輪10b)が凹凸路面の凸面40を走行する際に、天板9aの進行方向前側が旋回軸固定板29に近接し、天板9aの進行方向後ろ側が旋回軸固定板29から離間するように、自在継手18を回動中心として車輪支持部9が前後方向に揺動する場合がある。この場合、天板9aの前側に配置されているコイルばね19が圧縮し、天板9aの後ろ側に配置されているコイルばね19が伸長しながら、前後に揺動している車輪支持部9を支持する。そして、天板9aの後ろ側に配置されているダンパ27が回転規制ボルト21の頭部21aと係合することで、車輪支持部9の揺動を減衰させる。
また、図15(b)に示すように、ロボット1の左車輪10a(或いは右車輪10b)が凹凸路面の凹面41を走行する際に、天板9aの進行方向前側が旋回軸固定板29から離間し、天板9aの進行方向後ろ側が旋回軸固定板29に近接するように、自在継手18を回動中心として車輪支持部9が前後方向に揺動する場合もある。この場合にも、天板9aの後ろ側に配置されているコイルばね19が圧縮し、天板9aの前側に配置されているコイルばね19が伸長しながら、前後に揺動している車輪支持部9を支持し、天板9aの前側に配置されているダンパ27が回転規制ボルト21の頭部21aと係合することで、車輪支持部9の揺動を減衰させる。
そして、図14(a)、(b)、図15(a)、(b)で示した車輪支持部9の揺動動作が行われる際に、天板9aから旋回軸固定板29に貫通している回転規制ボルト21が車輪支持部9の旋回を規制する。
次に、本実施形態のロボット1の効果について説明する。
本実施形態のロボット1は、凹凸路面を走行する際には、前輪駆動部3のサスペンション機構13が車輪支持部9を前後左右に揺動させることで2つの車輪(左車輪10a,右車輪10b)の両方が凹凸路面に接地しており、これら車輪10a、10bの正確な回転量に基づいてロボット1の走行距離及び走行方向を算出することから自己の位置情報を高精度に得ることができるので、使用者を安全に先導する動作を高精度に行うことができる。
また、サスペンション機構13は、旋回軸12の下端に固定した旋回軸固定板29と、車輪支持部9の天板9aとの間に配置された自在継手18及びコイルばね19とを備えた簡便な構造としているので、ロボット1の小型軽量化を図ることができる。
また、自在継手18を囲むように複数のコイルばね19を配置したことで、ロボット1の自重を複数のコイルばね19が受け持つ構造となり、自在継手の小型化も図ることができる。
また、回転規制ボルト21の頭部21aと旋回軸固定板29の上面との間に、ショックアブソーバ等のダンパ27が介装されており、車輪支持部9が揺動したときにダンパ27が動作するので、車輪支持部9の揺動を効率よく減衰させることができる。
また、凹凸路面の走行時に車輪支持部9の揺動動作が行われる際、天板9aから旋回軸固定板29に貫通したる回転規制ボルト21が車輪支持部9の旋回を規制するので、車輪支持部9が旋回軸12回りに旋回してしまうという外乱発生を確実に防止することができる。
なお、本実施形態も、自在継手18を凸型球面継手18aと凹型球面継手18bとからなる球面軸受で構成したが、ユニバーサルジョイントなどの自在継手を採用してもよい。
1…障害物回避先導ロボット、2…主脚、2a…主脚底板、3…前輪駆動部、4…前輪操作部(力センサー)、5…関節部、5a…固定レバー、6…補助脚、7…キャスター、8…ロボット制御部(制御部)、9…車輪支持部、9a…天板、9b…側板、10a…左車輪、10b…右車輪、11a…左車輪駆動モーター、11b…右車輪駆動モーター、12…旋回軸、13…サスペンション機構、14…プーリー、15…プーリー、16…駆動ベルト、17a…下部平板、17b…上部平板、18…自在継手、18a…凸型球面継手、18b…凹型球面継手、19…コイルばね(支持ばね)、20…貫通穴、21…回転規制ボルト(回転規制シャフト)、21a…頭部、21b…軸部、22…把手、23…グリップ部、24…入力ポート、25…主制御部、26…出力ポート、27…ダンパ、28a…左車輪用エンコーダー、28b…右車輪用エンコーダー、28c…旋回軸用エンコーダー、29…旋回軸固定板、30…走行距離算出手段、31…走行方向算出手段、32…位置認識手段、33…障害物認識手段、34…操作方向認識手段、35…車輪回転速度算出手段、36…外乱判定手段、37…走行方向補正手段、40…凹凸路面の凸面、41…凹凸路面の凹面、S…外界センサー

Claims (8)

  1. 主脚と、この主脚の下部に連結されている自走式の前輪駆動部と、前記主脚の上部に設けた操作部と、使用者が操作する前記操作部の指令に基づいて前記前輪駆動部を制御する制御部とを備え、前記使用者の歩行補助を行いながら走行する障害物回避先導ロボットであって、
    前記前輪駆動部は、車輪支持部と、この車輪支持部に支持されて独立して回転駆動する2つの車輪と、前記車輪支持部を旋回させる旋回軸と、前記車輪支持部を揺動自在に保持するサスペンション機構と、を備えていることを特徴とする障害物回避先導ロボット。
  2. 前記サスペンション機構は、
    前記前輪駆動部の前記旋回軸が連結している下部平板と、
    前記主脚の主脚底板に連結されている上部平板と、
    これら下部平板及び上部平板との間に連結され、前記上部平板に対して前記車輪支持部を前後左右に揺動自在とする自在継手と、
    この自在継手の周囲の前記上部平板及び下部平板の間に配置され、前記下部平板に対してばね支持力を作用する支持ばねと、を備えていることを特徴とする請求項1記載の障害物回避先導ロボット。
  3. 前記上部平板及び前記下部平板の一方に固定され、上下方向に延在して前記上部平板及び前記下部平板の他方を貫通する回転規制シャフトを設け、この回転規制シャフトの外周に、コイルばねからなる前記支持ばねを配置したことを特徴とする2記載の障害物回避先導ロボット。
  4. 前記サスペンション機構は、
    前記旋回軸の下端に固定した旋回軸固定板と、
    この旋回軸固定板及び当該旋回軸固定板の下面に対向配置した前記車輪支持部の天板の間に連結され、前記旋回軸固定板に対して前記車輪支持部を前後左右に揺動自在とする自在継手と、
    この自在継手の周囲の前記旋回軸固定板及び前記天板の間に配置され、前記天板に対してばね支持力を作用する支持ばねと、を備えていることを特徴とする請求項1記載の障害物回避先導ロボット。
  5. 前記旋回軸固定板及び前記天板の一方に固定され、上下方向に延在して前記旋回軸固定板及び前記天板の他方を貫通する回転規制シャフトを設け、この回転規制シャフトの外周に、コイルばねからなる前記支持ばねを配置したことを特徴とする4記載の障害物回避先導ロボット。
  6. 前記サスペンション機構は、前記車輪支持部の揺動を減衰させるダンパを備えていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の障害物回避先導ロボット。
  7. 前記主脚の上部に設けたグリップ部に、前記操作部として力センサーを装着し、前記使用者が前記グリップ部を握って前記力センサーに与える力の向きを変化させることで、前記前輪駆動部の前記2つの車輪の回転速度制御が行われることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の障害物回避先導ロボット。
  8. 自己の周囲の情報を取得する外界センサーを備え、前記制御部は、前記外界センサーの情報を基に該障害物を回避するための走行距離及び走行方向を演算し、走行中は前記走行距離及び前記走行方向の情報と、前記2つの車輪の回転量から得られる自己位置の情報とのいずれか、または両方の情報に基づいて、該障害物を回避する方向に前記前輪駆動部を旋回させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項記載の障害物回避先導ロボット。
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