JP2015015685A - 傾斜角度検出装置、画像読取装置、画像形成装置およびプログラム - Google Patents

傾斜角度検出装置、画像読取装置、画像形成装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像の傾斜角度を検出して該傾斜角度を補正する場合において、補正の精度を向上させることが可能な傾斜角度検出装置、画像読取装置、画像形成装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】傾斜角度の検出対象とする画像を示す画像情報を取得する取得手段と、予め定められた条件に応じて、互いに異なる複数種類の傾斜角度検出手法から少なくとも1つを選択的に用いて、画像情報により示される画像から当該画像の傾斜角度を検出する検出手段と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、傾斜角度検出装置、画像読取装置、画像形成装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、画像データを入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された画像データから2値画像データを生成する2値画像生成手段と、前記2値画像生成手段によって生成された2値画像データから、前記入力手段によって入力された画像データのスキュー角を算出するスキュー角検知手段とを具備し、前記スキュー角検知手段は、前記2値画像生成手段によって生成された2値画像データに対してハフ変換を行ってハフ空間データを生成するハフ変換手段と、前記ハフ変換手段によって生成されたハフ空間データからデータ中の各頻度に対して所定の演算を行い、得られた演算結果を角度ごとに加算して第1の頻度演算データを生成する頻度演算手段と、前記頻度演算手段によって生成された第1の頻度演算データから角度を算出する角度検知手段とを有することを特徴とする画像処理装置が開示されている。
特開2002−084420号公報
本発明は、画像の傾斜角度を検出して該傾斜角度を補正する場合において、補正の精度を向上させることが可能な傾斜角度検出装置、画像読取装置、画像形成装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の傾斜角度検出装置は、傾斜角度の検出対象とする画像を示す画像情報を取得する取得手段と、予め定められた条件に応じて、互いに異なる複数種類の傾斜角度検出手法から少なくとも1つを選択的に用いて、前記画像情報により示される画像から当該画像の傾斜角度を検出する検出手段と、を備えたものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記予め定められた条件は、前記傾斜角度を検出した際の信頼度が最も高いとの条件、または前記画像情報の前記傾斜角度を検出するための画素の数の前記画像情報により示される画像の大きさに対する比率が最も大きいとの条件であるものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記予め定められた条件は、前記信頼度が最も高いとの条件であり、前記複数種類の傾斜角度検出手法は、ハフ変換を行う際に得られる互いに異なる複数種類のパラメータに基づく手法であるものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記予め定められた条件は、前記比率が最も大きいとの条件であり、前記複数種類の傾斜角度検出手法は、ハフ変換および最小二乗法を含むものである。
一方、上記目的を達成するために、請求項5に記載の画像読取装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の傾斜角度検出装置と、前記検出手段で検出された傾斜角度に基づき前記画像情報に対して前記画像の傾斜を補正する補正手段と、を備えたものである。
また、上記目的を達成するために、請求項6に記載の画像形成装置は、請求項5に記載の画像読取装置と、前記補正手段によって補正された前記画像情報に基づいて記録媒体に画像を形成する形成手段と、を備えたものである。
さらに、上記目的を達成するために、請求項7に記載のプログラムは、コンピュータを、傾斜角度の検出対象とする画像を示す画像情報を取得する取得手段と、予め定められた条件に応じて、互いに異なる複数種類の傾斜角度検出手法から少なくとも1つを選択的に用いて、前記画像情報により示される画像から当該画像の傾斜角度を検出する検出手段と、として機能させるためのものである。
請求項1、請求項5ないし請求項7に記載の発明によれば、画像の傾斜角度を検出して該傾斜角度を補正する場合において、本発明を適用しない場合に比較して、補正の精度を向上させることが可能になる、という効果が得られる。
請求項2に記載の発明によれば、本発明の信頼度または比率を用いない場合に比較して、より簡易に傾斜角度の補正の精度を向上させることが可能になる、という効果が得られる。
請求項3および請求項4に記載の発明によれば、本発明のハフ変換および最小二乗法を用いない場合に比較して、より簡易に傾斜角度の補正の精度を向上させることが可能になる、という効果が得られる。
実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す概略斜視図である。 実施の形態に係る画像形成装置のスキャナの構成の一例を示す概略断面図である。 実施の形態に係る画像形成装置の電気系の要部構成の一例を示すブロック図である。 ハフ変換の説明に供するグラフである。 スキューの生じた原稿と該原稿のハフ変換との関係を説明するための図である。 原稿の周囲にごみが存在する場合のハフ変換を説明するための図である。 第1の実施の形態に係るスキュー補正処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態の変形例に係るスキュー補正処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るスキュー補正処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 エッジ画素数が少ない場合のハフ変換を説明するための図である。 最小二乗法によるエッジ検出を説明するための図である。 第3の実施の形態に係るスキュー補正処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための実施の形態の一例について詳細に説明する。なお、以下説明では、本発明に係る傾斜角度検出装置を、画像読取装置を有する画像形成装置に適用した形態を例示して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成の一例を示す斜視図である。
画像形成装置10は、スキャナ(画像読取装置)12、画像形成部14、給紙部16、およびUI(ユーザ・インタフェース)パネル18を備えている。
スキャナ12は、原稿台22および排出台24を備えている。原稿台22の上面には1対のガイド26A,26Bが設けられている。1対のガイド26A,26Bは、その一方が原稿台22に置かれた原稿Pの幅方向に移動し、原稿台22に置かれた原稿Pが搬送される際に、原稿Pを案内する。スキャナ12は、原稿台22に置かれた原稿Pを一枚ずつ取り込み、取り込んだ原稿Pを輪郭(外郭)を含んで読み取って、読み取った原稿Pの画像を示す画像情報を取得した後、原稿Pを排出台24に排出する。
一方、画像形成部14は、給紙部16に収容されている記録媒体の一例である記録用紙を取り出し、取り出した記録用紙に対して、スキャナ12で取得した画像情報に基づく画像を形成(印刷)し、画像が形成された記録用紙を排出台32に排出する。
UIパネル18は、画像を表示するタッチパネルディスプレイ34および各種設定等のために操作されるスイッチ36を備え、タッチパネルディスプレイ34およびスイッチ36を介して、スキャナ12による原稿Pの読み取り、および画像形成部14による記録用紙への画像の形成等の各種指示がユーザによって入力されると共に、タッチパネルディスプレイ34に各種情報が表示される。
図2は、本実施の形態に係るスキャナ12の構成の一例を示す概略断面図である。図2に示すように、スキャナ12は、上段に配置された原稿搬送部40と下段に配置された画像読取部42とに大別される。原稿搬送部40は、原稿台22に置かれた原稿を搬送するものである。画像読取部42は、原稿搬送部40によって搬送された原稿Pをその輪郭を含んで読み取り、読み取って得た画像を示す画像情報を出力する。
原稿搬送部40は、上述した原稿台22を上昇および下降させる原稿台リフタ44、原稿台リフタ44により上昇された原稿台22の原稿Pの束の最上面に接触して、原稿Pを一枚ずつ取り込む原稿取込ローラ46、および原稿取込ローラ46により取り込まれた原稿Pを搬送路48に送り出す送出ローラ50を備えている。
原稿Pが搬送される搬送路48には、原稿Pをさらに搬送方向下流側(図2の矢印B方向)に搬送する搬送ローラ52、原稿Pを更に下流側に搬送すると共にループ作成を行うプレ位置合わせローラ54、画像読取部42に対してレジストレーション調整(位置調整)を施しながら原稿Pを供給する位置合わせローラ56、光源72からの照射光を反射する反射板58、および画像が読み取られた原稿Pを更に下流側に搬送するアウトローラ60を備えている。また、搬送路48には、搬送される原稿Pのループ状態に応じて支点を中心として回転するバッフル62、およびアウトローラ60よりも原稿Pの搬送方向下流側に設けられると共に、排出台24へ原稿Pを排出する排出ローラ64を備えている。
また、スキャナ12は、搬送ローラ52とプレ位置合わせローラ54との間に原稿Pの先端および後端を検知するセンサ30を備えている。なお、本実施の形態では、センサ30として、フォトリフレクタを用いて光学的に検知するセンサを用いているが、これに限らず、フォトインタラプタであってもよいし、他のセンサを用いてもよい。
つぎに、本実施の形態に係るスキャナ12における、原稿Pの搬送の動作について簡単に説明する。
原稿取込ローラ46は、原稿Pの搬送を行わない待機時にはリフトアップされて退避位置に保持され、原稿搬送時にニップ位置(原稿搬送位置)へ降下して原稿台22上の最上位の原稿Pを搬送する。プレ位置合わせローラ54は、停止している位置合わせローラ56に原稿Pの先端を突き当ててループを作成する。このループが形成されると、バッフル62は支点を中心として開き、原稿Pのループを妨げることのないように機能している。
また、搬送ローラ52およびプレ位置合わせローラ54は、画像の読み取り中におけるループを保持している。このループ形成によって、原稿Pの読み取りタイミングが調整され、また、原稿Pの読み取り時における原稿搬送に伴うスキュー(傾斜)を抑制して、位置合わせの調整機能を高める。そして、原稿Pの読み取りの開始タイミングに合わせて、停止されていた位置合わせローラ56が回転を開始し、原稿Pが搬送される。搬送された原稿Pは、後述する第2プラテンガラス70Bを介して下面方向から読み取られる。
一方、画像読取部42は、原稿Pが置かれる透明な第1プラテンガラス70A、および原稿搬送部40によって搬送中の原稿Pを読み取るための光の開口部を形成する透明な第2プラテンガラス70Bが設けられている。
第1プラテンガラス70Aおよび第2プラテンガラス70Bの下側には、原稿Pの表面に向けて照明光を照射する光源72、原稿Pの表面で反射した反射光を受けて進行方向を90°曲げる第1反射ミラー74、第1反射ミラー74からの反射光の進行方向を90°曲げるための第2反射ミラー76、および第2反射ミラー76からの反射光の進行方向をさらに90°曲げるための第3反射ミラー78が備えられている。
第2プラテンガラス70Bの上部に配置された反射板58は、光源72から照射された照射光を第1反射ミラー74に向けて直接反射する。ここで、読取位置Qは原稿Pに光源72の光を照射して原稿を読み取る位置であり、反射板58で反射された反射光の光路と第2プラテンガラス70Bの表面とが交わる領域をさす。
なお、本実施の形態に係る画像読取部42では、光源72として蛍光ランプを用いるが、これに限らず、原稿Pの搬送方向と交差する方向に沿って配列された複数のLED(Light Emitting Diode)等、他の光源を用いてもよい。
さらに、画像読取部42は、レンズ80および画像読取センサ82を備えており、画像読取部42は、第3反射ミラー78で反射された反射光を、レンズ80によって画像読取センサ82に結像させることにより、画像読取センサ82によって原稿Pを輪郭を含んで読み取る。
なお、本実施の形態に係る画像読取部42では、画像読取センサ82として複数のCCD(Charge Coupled Device)で構成されるCCDラインセンサを用いるが、CCDラインセンサに限らず、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の他の固体撮像素子を用いてもよい。
また、本実施の形態に係る画像読取部42は、光源72および第1反射ミラー74がキャリッジ83Aによって、第2反射ミラー76および第3反射ミラー78がキャリッジ83Bによって各々図2の矢印C方向に移動自在とされている。これにより、第1プラテンガラス70Aの上面に原稿Pが置かれた場合に、光源72から照明光を原稿Pに向けて照射しつつ、矢印C方向へ光源72、第1反射ミラー74、第2反射ミラー76、および第3反射ミラー78を移動させて原稿Pを読み取る。
ここで、本実施の形態に係る画像形成装置10における原稿Pの外郭(エッジ)を検出する方法について説明する。
エッジの検出は、読取位置Qにおいて、光源72から反射板58または原稿Pに向けて照射された照射光の反射光を画像読取センサ82が受光する場合の受光量に基づいて行う。
より具体的には、原稿Pの画像の読み取り動作が実行された際に、原稿Pが読取位置Qに存在しない状態において反射板58により反射された直接反射光の光量と、読取位置Qに差し掛かった原稿Pで反射された反射光の光量とを比較し、両光量の差に基づく明暗差から読取位置Qを通過する原稿Pのエッジを検出する。
つまり、原稿Pの光源72に対する角度は、反射板58の光源72に対する角度とは異なるため、光源72から原稿Pに光が照射された場合には、原稿Pで拡散反射された光が画像読取センサ82で検知される。このため、原稿Pで反射され画像読取センサ82で検知される光量は、反射板58で直接反射され画像読取センサ82で検知される光量に比べて少なくなる。本実施の形態に係る画像形成装置10では、この光量の差に基づく明暗差により原稿Pのエッジを検出する。
なお、上記で検出されたエッジは、たとえば、後述するハフ変換を用いたスキュー角度の検出におけるエッジ画像の抽出に用いられる。
図3は、本実施の形態に係る画像形成装置10の電気系の要部構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、画像形成装置10は、画像形成部14、UIパネル18、コントローラ100、二次記憶部102、外部I/F(インタフェース)104、およびI/O(入出力)ポート106を含んで構成されている。
コントローラ100は、画像形成装置10全体の動作を制御するものであり、CPU(中央処理装置:Central Processing Unit)100A、RAM(Random Access Memory)100BおよびROM(Read Only Memory)100Cを備えている。RAM100Bは、各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるメモリであり、ROM100Cには、各種プログラムや各種パラメータ、各種テーブル情報等が予め記憶されている。CPU100Aは、ROM100Cに記憶されたプログラムをRAM100Bに取り込み、取り込んだプログラムを実行し、画像形成装置10全体の動作を制御する。
外部I/F104は、パーソナル・コンピュータ等の外部装置110に接続されており、コントローラ100と外部装置110とが相互にデータの授受を行うためのものである。I/Oポート106は、スキャナ12に接続されており、コントローラ100とスキャナ12とが相互にデータの授受を行うためのものである。
CPU100A、RAM100B、ROM100C、二次記憶部102、UIパネル18、画像形成部14、外部I/F104およびI/Oポート106は互いにアドレスバス、データバス、および制御バス等のバス108を介して接続されている。したがって、CPU100Aは、RAM100B、ROM100C、および二次記憶部102へのアクセスと、画像形成部14の動作状態の把握と、画像形成部14の動作の制御と、UIパネル18への各種情報の表示と、UIパネル18に対するユーザの操作指示内容の把握と、外部I/F104を介した外部装置110とのデータの授受と、I/Oポート106を介したスキャナ12とのデータの授受と、を各々行う。
一方、スキャナ12は、原稿搬送部40、画像読取部42、CPU12A、RAM12B、ROM12C、原稿検知部12D、画像蓄積部12E、およびI/Oポート12Fを含んで構成されている。RAM12Bは、各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるメモリであり、ROM12Cには、後述するスキュー補正処理プログラム等の各種プログラムや各種パラメータ、各種テーブル情報等が予め記憶されている。CPU12Aは、ROM12Cに記憶されたスキュー補正処理プログラム等のプログラムをRAM12Bに取り込み、取り込んだプログラムを実行し、スキャナ12全体の動作を制御する。
原稿検知部12Dは、図示しないセンサを含んで構成されており、原稿Pの輪郭の大きさ(たとえば原稿Pのサイズ)を検知する。具体的には、複数のセンサにより原稿Pの幅および原稿Pの先後端を検知することで原稿Pの輪郭の大きさを検知する。
画像蓄積部12Eは、画像読取部42で読み取って得られた画像情報を蓄積するメモリである。なお、本実施の形態では、画像蓄積部12Eとしてフラッシュメモリを適用しているが、これに限らず、ハードディスク装置やEEPROMなどであってもよい。
I/Oポート12Fは、I/Oポート106に接続されており、コントローラ100とデータの授受を行うためのものである。
CPU12A、RAM12B、ROM12C、原稿検知部12D、画像蓄積部12E、
I/Oポート12F、原稿搬送部40、および画像読取部42は互いにアドレスバス、データバス、および制御バス等のバス12Gを介して接続されている。したがって、CPU12Aは、RAM12B、ROM12C、および画像蓄積部12Eへのアクセスと、I/Oポート12Fを介したコントローラ100とのデータの授受と、原稿搬送部40、画像読取部42および原稿検知部12Dの動作の制御と、原稿搬送部40の動作状態の把握と、原稿検知部12Dの検知結果の把握と、を各々行う。
ところで、画像読取部42で原稿Pを読み取る際に該原稿Pが傾いていると、傾いたままの原稿Pの画像を示す画像情報が画像蓄積部12Eに蓄積され、傾きに対する補正等を施さなければそのまま送信され、画像形成部14で傾いた画像が記録用紙に形成されることになる。そこで、本実施の形態に係る画像形成装置10では、スキャナ12で読み取る際の原稿Pの傾斜角度(スキュー角度)を検出し、さらに上記原稿Pの画像情報に対して画像処理を施すことによって当該スキュー角度を補正している。
上記のスキュー角度を検出する方法としては、センサなどにより検出する機械的な方式(たとえば、特開2004−254166号公報等参照)と画像読取部42で読み取った原稿Pの画像情報に基づいて演算処理することにより検出する画像処理を用いた方式に大別されるが、本実施の形態では、画像処理を用いた方式による形態を採用している。
画像処理を用いたスキュー角度検出方式では、画像読取部42によって読み取られた原稿Pの画像情報の外郭(ここでは、背景の画像情報と原稿Pの画像情報との境界部分を指す。以下、「エッジ」と称する。)を検出し、このエッジの予め定められた基準線とのなす角度を求め、この角度をスキュー角度とする。ここで基準線とは、原稿搬送部40における原稿Pの搬送方向に対して直交する方向、つまりスキューがない場合の搬送方向に直交する方向の原稿Pの辺の方向に対応している。
ここで、画像処理を用いたスキュー角度検出方式の一方式であるハフ変換を用いた方式について説明する。本実施の形態では、このハフ変換処理は、CPU12Aによって実行するものとしているが、これを、たとえば、バス12Gを介してCPU12Aに接続された専用の画像処理部(図示省略)により実行するものとしてもよい。
まず、本実施の形態に係る画像形成装置10では、画像読取部42においてエッジも含めて読み取られた原稿Pの画像情報は、ハフ変換処理の前処理として、画素ごとの階調値が2値化される。なお、以下の説明においては、原稿Pの各エッジについて、最初に画像読取センサ82によって読み取られる原稿Pのエッジ(辺)を「リードエッジ」と称し、
それと直行するエッジ(辺)を「サイドエッジ」と称して区別することとする。
階調値が2値で表される画像情報における画素の位置をX座標とY座標とで表すXY直交座標系で表した場合、座標(x,y)を通る直線であって、原点から当該直線に引いた垂線とX軸とのなす角度がθである直線の原点からの距離をRとすると、X−Y座標上において座標(x,y)に位置する画素を通る全ての直線は下記式(1)で表わされる。
R=xcosθ+ysinθ (0≦θ<π) ・・・(1)
たとえば、図4(a)に示した直線l上の座標P1(x1,y1)、P2(x2,y2)、およびP3(x3,y3)に位置する画素について、式(1)のθを0〜πまで順次変化させ、このθの変化に対応して得られるRを、図4(b)に示したようにθ−R座標上にプロットしていくと、ある画素を通る全ての直線は、θ−R座標上で曲線として表わされる。この曲線をハフ曲線と呼び、座標P1に対応するハフ曲線をハフ曲線C1といい、座標P2に対応するハフ曲線をハフ曲線C2、座標P3に対応するハフ曲線をハフ曲線C3という。このようにして、ハフ曲線を求める処理をハフ変換処理と呼ぶ。
図4(b)に示したように、ハフ曲線C1、C2、およびC3はそれぞれ直線lの位置および傾きによって一意に特定される。また、ハフ曲線C1、C2、およびC3の交点Q(R,θ)が存在するが、この交点QにおけるRおよびθの値を参照すれば、これらの値からも直線lが一意に特定される。すなわち、直線l上の点であればどの座標に位置する画素に基づいてハフ曲線を表したとしても、すべて交点Q(R,θ)を通る。
ハフ変換を用いたスキュー角度の検出では、画像読取部42で読み取った原稿Pの画像のエッジ上の点を画素単位で一定数選択(サンプリング)し(図4(a)のP1、P2、
P3に相当。以下、選択されたエッジ上の画素を「エッジ画素」と称する。)、これらのエッジ画素についてハフ変換を施し、上記ハフ変換の性質を利用して、原稿Pのエッジ(外郭)を推定する。すなわち、エッジ上に並んだエッジ画素をハフ変換すると、上記のように原理的には1点に集束するはずであるから、ハフ変換されたエッジ画素に対応する曲線同士が交わる点(図4(b)の交点Qに相当。以下、「集束点」と称する場合がある。
)をエッジ(図4(a)のlに相当)に対応する点と推定する。
ここで、多くの場合実際のエッジは1本の直線ではなく、曲がっていたりギザギザであったりするので、エッジ画素も必ずしも1本の直線上に載っているわけではない。この場合、エッジ画素をハフ変換したハフ曲線同士の交点はR軸方向に一定の幅を持つことになる。エッジを求める場合にはθ−R座標上において1点を特定しなければならないが、実際上は、複数のハフ曲線が描かれたグラフにおいて、R軸方向の最も幅の狭い部分に対応する角度θを、実際のスキュー角度(前記基準線とリードエッジがなす角度)θsに対応するスキュー角度θsと推定する。以下、複数のハフ曲線を重ね書きしたグラフにおいてR軸方向の最も幅の狭い部分を「集束部」(CP)、該集束部のR軸方向の幅を「集束幅」(CW)と称する場合がある(図4(b)参照)。つまり、当該集束幅は、ハフ変換に基づいてスキュー角度を求める場合の検出指標(検出手法)のひとつとなっている。
図5を参照して、スキューの発生した原稿Pとそのハフ変換との関係についてさらに説明する。図5(a)は、原稿Pにスキュー角度θs1のスキューが発生した状態を示している。図5(a)のEGで示した各点はエッジ画素を示しており、同図では、リードエッジ(LE)上で10個のエッジ画素が選択されていることを示している。なお、図5(a)中のSEはサイドエッジを示している。
図5(b)は、スキュー角度θs1のスキューが発生した原稿Pの、エッジ画素EGに基づくハフ変換により得られたハフ曲線を表している。なお、図5(b)は、ハフ変換により得られたハフ曲線全体のうち、集束部CP1の周囲の一定範囲を拡大したものである。
図5(b)に示すように、エッジ画素EGの各々はそれぞれハフ曲線に変換され、曲線群を形成するので、同図を参照し、R軸方向の最も幅の狭い部分である直線A上の集束幅CW1を有する集束部CP1に対応する角度θの値θs1をスキュー角度と推定する。
ここで、集束部CPにおける集束幅CWの相対的な値は、該集束幅CWに基づいて求めたスキュー角度の信頼度を示す指標のひとつと考えられる。つまり、当該集束幅CWが狭いほど、複数のハフ曲線で表される直線群が1本の直線に近づくことになるので、スキュー角度の検出がそれだけ精度よく行われると考えられ、当該集束幅CWの信頼度は高いといえるからである。逆に集束幅CWが広いほど、1つの直線を目指して集束はしているものの、スキュー角度の検出の精度は落ちると考えられ、当該集束幅CWの信頼度は低いといえる。
ところで、実際にユーザが画像読取部42で原稿Pを読み取らせる場合に、第1プラテンガラス70A等にごみ等が付着していると、エッジ画素によるハフ曲線とは無関係な余計なハフ曲線が発生し、集束部CPが上記集束部CP1からずれる場合がある。従来技術のスキュー角度検出方式では、これらの場合に誤検出が発生して検出されたスキュー角度が補正すべき角度とは大きく異なってしまい、その結果スキューの誤補正が発生する懸念があった。
図6を参照して、第1プラテンガラス70A上にごみが付着している場合のスキュー角度の誤検出について説明する。図6(a)は、第1プラテンガラス70A上の原稿Pのリードエッジ周囲にごみG(図6(a)中ではごみGを3個示している。)が付着している状態を示している。
図6(b)は、図6(a)に示す原稿PおよびごみGをハフ変換して得られたハフ曲線群を示している。図6(b)は、図5(b)と比較して、3本のごみGによるハフ曲線GLが追加されたものとなっている。
図6(b)における集束部CPは、R軸に平行に引いた直線Bとハフ曲線群との一連の交点の集合で示された集束幅CW2を有する集束部CP2なので、集束部CP2に対応する角度θの値θs2がスキュー角度として読み取られる。この場合、θs2≠θs1(図6(b)では、θs2>θs1)である。
しかしながら、集束部CP2は、図5(b)に示された集束部CP1に対し、ごみGをハフ変換することにより得られたハフ曲線GLが付加されたことにより生じた、いわば見かけ上の集束部CPである。したがって、集束部CP2からスキュー角度θs2を求めてしまうと、θs2−θs1だけ誤差となり、スキュー補正した場合には、該誤差だけ逆に傾けてしまうことになる。つまり、集束部CPからスキュー角度を求める方法では、原稿Pのエッジの近くにごみ等が付着した場合には、得られたスキュー角度の信頼度が低下する場合がある。
ところで、ハフ変換処理の結果からスキュー角度を求める場合の検出指標として、上記集束幅以外に、「得票率」がある。得票とは、図4(b)に示すように、θ−R平面を一定の幅でメッシュ(網目)状に分割し(以下、分割された各「網目」を「セル」と称する。図4(b)中の符号Mはそのセルのひとつを示している。同図では7×6に分割しているが、精度を上げるために実際にはもっと細かく分割する場合もある。)、1本のハフ曲線が各セルを通過した場合に当該セルが1票得票したものとカウントするというルールのもと、すべてのハフ曲線についての各セルにおける得票を集計したものである。
具体的には、たとえば図4(b)において、セルMをハフ曲線C3が通過しているので、セルMは1票を得票している。そして、得票率は、あるセルにおける得票の全ハフ曲線数(得票数の最大値)に対する比率で定義される検出指標である。得票率によれば、θ−R平面上のハフ曲線が集中するセルにおいて、全体に対してどの程度の寄与率でハフ曲線が集中しているかが評価される。したがって、得票率が高いセルほど、複数のハフ曲線で表される直線群が1本の直線に近づくことになるので、スキュー角度の検出がそれだけ精度よく行われると考えられ、当該得票率の信頼度は高いといえる。逆に得票率が低いほど、相対的には1つのセルにハフ曲線が集中してはいるものの、スキュー角度の検出精度は落ちると考えられるので、当該セルの得票率の信頼度は低いといえる。
ここで、図5(b)および図6(b)に示すハフ変換のグラフにおいて、図4(b)と同様にしてθ−R平面があらかじめ定められた大きさのセルに分割され、各々のセルの得票率が求められているものとして、上記の得票率の観点から、図5および図6を検討する。図5(b)に示すハフ変換においては、直線A上に集束部CP1があるので、最大の得票率を示すセルは直線A上に存在すると考えられる。
一方、図6(b)についても、最大の得票率を示すセルは直線B上ではなく、やはり直線A上にあり、図5(b)における最大の得票率を示すセルと同じセルである場合が多いと考えられる。なぜならば、3本のハフ曲線GLによって、直線B上の各セルの得票率は増加していると考えられるが、もともと直線B上のハフ曲線はばらつきが大きいので、3本のハフ曲線による得票を加算したとしても、直線A上の最大の得票率には及ばない場合が多いと考えられるからである。
すると、図6(b)に示すごみGが存在する場合のハフ変換処理の結果に対しては、検出指標として集束幅を用いるよりも、上記得票率を用いた方がより正確にスキュー角度が求められるということになる。
本実施の形態に係る画像形成装置10では、原稿のスキュー角度を検出して該スキュー角度を補正する場合において、各検出指標の特性に起因して該検出指標の相対的な信頼度が変化することを勘案し、検出指標に冗長性をもたせ、信頼度に応じていずれかの検出指標により求められたスキュー角度を採用する。その結果、原稿Pのスキュー角度の補正の精度が向上する。
以下、図7を参照して、画像形成装置10で実行されるスキュー補正処理について説明する。図7は、本実施の形態に係るスキュー補正処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。本実施の形態に係るスキュー補正処理プログラムは、スキュー角度検出手法としてハフ変換を採用し、複数の検出指標として、上記集束幅および得票率を採用した形態である。
図7に示す処理は、ユーザがスキャナ12の原稿台22に原稿をセットし、UIパネル18等を介して読み取りの開始の指示することで、CPU12AがROM12C等に記憶されたスキュー補正処理プログラムを読み込み、CPU12Aが該スキュー補正処理プログラムを実行することによりなされる。
なお、本実施の形態では、本スキュー補正処理プログラムをROM12C等に予め記憶させておく形態を例示して説明したが、これに限られず、本スキュー補正処理プログラムがコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線または無線による通信手段を介して配信される形態等を適用してもよい。
また、本実施の形態では、スキュー補正処理を、プログラムを実行することによるコンピュータを利用したソフトウエア構成により実現しているが、これに限らない。たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を採用したハードウエア構成や、ハードウエア構成とソフトウエア構成の組み合わせによって実現してもよい。
図7に示すように、まず、ステップS100で、画像読取部42の画像読取センサ82により原稿を読み取り、当該原稿の画像を示す画像情報を取得する。
つぎのステップS102では、前記画像情報のエッジを含むものとして予め定められた部分領域にハフ変換を施す。
つぎのステップS104では、ステップS102で施したハフ変換の結果から最大得票率を示すセルを導出する。
つぎのステップS106では、ステップS104で求めたセルの最大得票率が予め定められた閾値以上であるか否かについて判定する。
ステップS106で肯定判定となった場合にはステップS110に移行して、ステップS104で導出した最大得票率を示すセルに対応する角度θでスキュー補正を実行した後、本スキュー補正処理プログラムを終了する。
一方、ステップS106で否定判定となった場合にはステップS108に移行して集束幅を導出し、つぎのステップS112で該集束幅を有する集束部に対応する角度θでスキュー補正を実行した後、本スキュー補正処理プログラムを終了する。
スキューの補正は、導出されたスキュー角度に基づいて、画像読取部42によって読み取られた原稿の画像情報により示される画像に回転処理を施すことにより実行される。当該回転処理は、たとえば、アフィン変換等の変換を用いて行えばよい。
ここで、得票率の閾値の具体的な値について、リードエッジLEがA4サイズの短辺であり、画像読取センサ82で原稿を読み取る場合の解像度が600dpi(dots per inch)である場合を例にとり説明する。
この場合、リードエッジLEの長さは210mmであるから、解像度が600dpiの場合のエッジの画素数は、600×210/25.4≒4960個となる。
スキュー角度を検出する場合のエッジ画素数は、CPU(本実施の形態ではCPU12A)の演算速度、メモリ容量(本実施の形態ではRAM12B)等の制約から、解像度を数分の一程度に落とす場合がある。本実施の形態でも、解像度を150dpiに落としているので、エッジ画素数は4960/4=1240個となり、この値が母数となる。つまり、θ−R平面上に描かれるハフ曲線の本数は合計1240本となる。
したがって、信頼度が得票率の場合の閾値は、たとえば、上記1240本のうちの予め定められた割合(たとえば、50%の得票率)とすればよい。
なお、本実施の形態では、ステップS108で集束幅を導出した後、S112で該集束幅を有する集束部に対応する角度θをスキュー角度とし、当該角度でスキュー補正することとしているが、これに限られない。たとえば、ステップS108の後に導出した集束幅が予め設定された集束幅の閾値以下であるか否か判断するステップを挿入し、肯定判定の場合には当該角度θを用いてスキュー補正を実行し、否定判定の場合には、スキュー補正をせずに本スキュー補正処理プログラムを終了することとしてもよい。つまり、得票率および集束幅のいずれの検出指標の信頼度も予め定められた基準を満たさなければ、いずれの検出指標によるスキュー角度も採用しないこととしてもよい。
以上詳述したように、本実施の形態に係る画像形成装置によれば、画像の傾斜角度を検出して該傾斜角度を補正する場合において、補正の精度が向上する。
なお、上記実施の形態では、得票率を信頼度とする場合において、各セルの得票率を比較・判断することとしたが、これに限られず、複数のセルをまとめたものをひとつの結合セルとし、該結合セルごとに比較・判断してもよい。この場合、結合セルの値としてたとえば、結合セル内の各セルの得票値の合計値あるいは平均値を採用し、当該合計値あるいは平均値に対応させて閾値を設定すればよい。
[第1の実施の形態の変形例]
図8を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10で実行されるスキュー補正処理について説明する。図8は、本実施の形態に係るスキュー補正処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。本実施の形態は、第1の実施の形態におけるスキュー角度の検出指標である得票率と集束幅を入れ替えた形態である。
図8において、ステップS200およびステップS202は図7におけるステップS100およびステップS102と同様であり、まず、原稿の画像情報のエッジを含むものとして予め定められた部分領域をハフ変換する。
つぎのステップS204では集束幅を導出し、つぎのステップS206で、導出した集束幅が閾値未満であるか否か判定する。
ステップS206で肯定判定となった場合には、ステップS208に移行し、ステップS204で導出した集束幅を有する集束部に対応する角度θを用いてスキュー補正を実行した後、本スキュー補正処理プログラムを終了する。
一方、ステップS206で否定判定となった場合には、ステップS210に移行し、最大得票率を導出する。
つぎのステップS212では、ステップS210で求めた最大得票率に対応する角度θを用いて、スキュー補正を実行した後、本スキュー補正処理プログラムを終了する。
なお、信頼度が集束幅の場合の閾値は、たとえば、上記1240本のハフ曲線うちの、
θ−R平面上のR軸方向に見た場合に線として区別が可能なハフ曲線の合計数としてもよい。
つまり、集束部CPにおいて、2本以上重なっているハフ曲線は1本と数えることとすると、上記ハフ曲線の合計数は、理論的には、すべてのハフ曲線が重なる最も信頼度が高い1本の場合から、すべてのハフ曲線がばらつく最も信頼度の低い1240本までの値をとる。したがって、このハフ曲線の合計数に閾値を設けて、信頼度を判定することとしてもよい。たとえば、図6に示すごみGによるハフ曲線GLは、集束部CP1において原稿Pに基づくハフ曲線と重なることなく、ハフ曲線の合計本数を増加させている。
上記集束幅の閾値は、シミュレーション等により標準とする原稿Pについてハフ変換して求めた集束部CPにおけるハフ曲線の合計数、または該ハフ曲線の合計数に余裕をもたせた値とすればよく、たとえば10本とすればよい。
上述したように、スキュー角度を求める場合の複数の検出指標の判定順序に特に制限はない。たとえば、計算時間を短縮するために、シミュレーションあるいは実験の結果に基づいて、より精度が高いと推定される検出指標による判定を先のステップに配置し、後のステップに配置されたより精度が低いとされる検出指標による判定を極力行わない順序としてもよい。
[第2の実施の形態]
以下、図9を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10で実行されるスキュー補正処理について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態において、スキュー角度を複数の検出指標を用いて求める場合に、予めすべての検出指標によりスキュー角度を導出しておき、該複数の検出指標により導出したスキュー角度の信頼度に基づいていずれのスキュー角度を選択するかを決定する形態である。本実施の形態では、各検出指標の信頼度を信頼度指標を用いて比較し、その結果によりいずれの検出指標によるスキュー角度を採用するか決定することとしている。
図9に示す処理においても、図7に示す処理と同様に、ユーザがすでにスキャナ12の原稿台22に原稿をセットし、UIパネル18等を介して読み取りの開始の指示をしているものとする。
図9において、まず、ステップS300で原稿の画像を示す画像情報を取得し、つぎのステップS302で、該画像情報のエッジを含むものとして予め定められた部分領域に対してハフ変換を施す。
つぎのステップS304では、最大得票率を導出するとともに、該最大得票率に対する信頼度指標を導出する。
つぎのステップS306では、集束幅を導出するとともに、該集束幅に対する信頼度指標を導出する。
ここで、当然ながら、ステップS304とステップS306の順序は逆でもよい。
ここで、信頼度指標の一例について説明する。複数の検出指標(本実施の形態では、最大得票率および集束幅)により検出されたスキュー角度の信頼度を比較する手段に特に制限はないが、本実施の形態では、検出指標の閾値からの偏差を信頼度指標とし、該信頼度指標を前記比較する手段として採用している。
具体的には、最大得票率についての信頼度指標は下記式(2)で、集束幅についての信頼度指標は下記式(3)で求められる値である。
信頼度指標(最大得票率)=(求めた最大得票率−最大得票率の閾値)/最大得票率の閾値 ・・・ (2)
信頼度指標(集束幅)=(求めた集束幅の逆数−集束幅の閾値の逆数)/集束幅の閾値の逆数 ・・・(3)
上記式(2)または式(3)は、スキュー角度が一定の基準を満たすものとして予め定められた最大得票率の閾値(最小値)および集束幅の逆数の閾値(最小値)からの偏差を表している。該偏差が大きい検出指標の方が該検出指標により求められたスキュー角度の信頼度が高いと考えられるので、当該偏差の最も大きい検出指標に基づいて求められたスキュー角度を補正すべきスキュー角度として採用する。
再び図9を参照して、ステップ308では、ステップS304で導出した最大得票率の信頼度指標をステップS306で導出した集束幅の信頼度指標と比較することにより、最大得票率の信頼度指標の方が優位であるか、つまり最大得票率の信頼度指標の方が集束幅の信頼度指標より大きいか否か判定する。
ステップS308で肯定判定となった場合にはステップS310に移行し、ステップS304で導出した最大得票率に対応する角度θを補正すべきスキュー角度としてスキュー補正を実行した後、本スキュー補正処理プログラムを終了する。
一方、ステップS308で否定判定となった場合には、ステップS306で導出した集束幅CWを有する集束部CPに対応する角度θを補正すべきスキュー角度としてスキュー補正を実行した後、本スキュー補正処理プログラムを終了する。
以上のように、本実施の形態に係る画像形成装置によっても、画像の傾斜角度を検出して該傾斜角度を補正する場合において、補正の精度が向上する。
なお、本実施の形態では、最大得票率および集束幅のいずれかを用いたスキュー角度に基づきスキュー角度を補正することとしているが、これに限られない。たとえば、式(2)および式(3)で示される信頼度指標に下限値を設けておき、いずれの検出指標の信頼度指標も該下限値未満の場合には、いずれの検出指標に基づくスキュー角度も一定の信頼度を充足していないとしてスキュー補正を実行しないこととしてもよい。
[第3の実施の形態]
図10ないし図12を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10で実行されるスキュー補正処理について説明する。本実施の形態は、上記各実施の形態に対し、スキュー角度検出方式(検出手法)に冗長性をもたせ、スキュー角度を検出する場合の予め定められた条件に応じてスキュー角度検出方式を選択する形態である。
ここで、上記各実施の形態では、ハフ変換を用いたスキュー角度検出方式を採用する場合を例示して説明したが、ハフ変換方式では原理的にスキューの検出の精度を保てない場合がある。たとえば、スキュー角度検出のために用いる画素の数(エッジ画素数)が極端に少ない場合であり、図10は、その場合のハフ変換を説明するための図である。
図10(a)は、角度θs2で傾斜(スキュー)している原稿のエッジEを示しており、また図10(b)は、エッジEにおいて抽出されたエッジ画素を示しており、図10(b)における8個の矩形の各々が画素を表している。すなわち、エッジ画素群EG1は、紙面上下方向(垂直方向)に1列に並んだ4個のエッジ画素から構成されており、エッジ画素群EG2も、紙面上下方向(垂直方向)に1列に並んだ4個のエッジ画素から構成されている。つまり、エッジ画素群EG1およびエッジ画素群EG2のそれぞれを単独でみた場合には、スキューは発生していないが、エッジ画素群EG1とエッジ画素群EG2の紙面左右方向のずれが、エッジEのスキュー角度θs2に対応している。
図10(c)に示すように、図10(b)のエッジ画素群EG1およびEG2に対してハフ変換を施すと、各々集束部CP3を有するハフ曲線群CG1、集束部CP4を有するハフ曲線群CG2に変換される。すなわち、集束部CP3およびCP4から各々直線が特定されることになる。
つまり、図10(b)に示すエッジ画素群をハフ変換すると、図10(a)に示すようにエッジには角度θs2のスキューが発生しているにもかかわらず、図10(c)に示すように同じスキュー角度θs3(図10(c)の場合はθs3=0°)の直線が2本特定されるので、スキュー角度が求められないことになる。ハフ変換を用いたスキュー角度検出方式において、スキュー角度の検出に用いるエッジ画素数が少ないとかかる結果が発生する場合がある。
ここで、原稿の画像を示す画像情報からエッジ画素を選択する場合、CPUの演算負荷あるいはメモリ容量等の制約から、当該画像情報の解像度を数分の一程度に落とす場合がある。たとえば、600dpiで読み込まれた画像情報は、150dpiあるいは75dpi程度まで落とす場合がある。
さらに、画像読取センサ82で原稿の画像を示す画像情報を読み取る場合においても、
コスト削減等の観点から、原稿全体の画像情報を記憶するページメモリを用いずに、数10の画素のラインに対応するラインメモリ(図示省略)を用いる場合がある。当該ラインメモリにそのメモリ分の画像情報を逐一記憶するとともに順次読み出して、たとえば画像形成部14に送出して画像を形成する。
また、原稿の画像を示す画像情報にスキュー補正処理を施す場合には、画像形成部14に送出する前に、ラインメモリに一時的に記憶された画像ごとにスキュー補正を実行しつつ、画像形成部14に送出する。
上記のラインメモリを用いる画像読取方式では、スキューを検出するためのエッジ画素を選択する際の画像情報も数10ラインに限られ、しかもその数10ラインの画像も逐一更新される。(以下、この方式を、「リアルタイムスキュー検出・補正方式」と称する場合がある。)
一方、スキュー角度を検出する場合のエッジとしては、リードエッジLEに限らずサイドエッジSEが使用される場合もある。サイドエッジSEを使用した場合には、サイドエッジSEのうちのラインメモリで記憶できる領域しかスキュー検出に用いることができないので、特にエッジ画素数が少なくなると考えられる。
すると、たとえば、読み込まれた原稿の画像を示す画像情報の解像度を落とし、リアルタイムスキュー検出・補正方式を採用し、かつサイドエッジによりスキュー角度を検出する場合には、極端にエッジ画素の数が少なくなる(たとえば、原稿を600dpiの解像度で読み取る場合で、約500画素程度になる)ことも想定される。この場合に、スキュー角度検出方式としてハフ変換を用いると、上述したように、スキュー角度が求められない場合が発生することもある。
また、リードエッジLEによりスキュー角度を検出する場合であっても、たとえば、原稿のサイズが極端に小さい(たとえば、スキャナ12で保証されている原稿サイズより小さい)場合には、エッジ画素数が極端に少なくなることが予想される。この場合にも、スキュー角度検出方式としてハフ変換を用いると、上述したように、スキュー角度が求められない場合が発生することもある。
ところで、スキュー角度検出方式としてはハフ変換を用いたスキュー角度検出方式以外に、最小二乗法を用いたスキュー角度検出方式がある。
図11は、最小二乗法によるスキュー角度検出方式を説明するための図であり、リードエッジLEに対応してP4ないしP9の6個のエッジ画素が選択された状態を示している。
図11に示すように、最小二乗法を用いたスキュー角度検出方式とは、回帰直線に対するエッジ画素P4ないしP9の各々に対応する誤差ε4ないしε9(各エッジ画素と回帰直線とのy軸方向の距離)の2乗の合計が最小になるようにしてフィッティングし、直線y=a+bxのaおよびbを決定して回帰直線を求め、該求められた直線の予め定められた基準線とのなす角度をスキュー角度θsとする方式である。
最小二乗法によるスキュー角度検出方式によれば、エッジ画素数が少なくても直線はフィッティングされるのでスキュー角度も求められることになり、この点でハフ変換に対する優位性がある。
本実施の形態は、以上の内容を勘案し、原稿の画像を示す画像情報を読み込んでエッジ画素を抽出した場合に、抽出されたエッジ画素数に応じてスキュー角度検出方式を切り替える形態としている。
以下、図12を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10で実行されるスキュー補正処理について説明する。図12に示す処理においても、図7に示す処理と同様に、ユーザがすでにスキャナ12の原稿台22に原稿をセットし、UIパネル18等を介して読み取りの開始の指示をしているものとする。
図12に示すように、まず、ステップS400で、画像読取部42の画像読取センサ82により原稿を読み取り、当該原稿の画像を示す画像情報を取得する。
つぎのステップS402では、ステップS400で取得された画像情報からエッジ画素を抽出する。
つぎのステップS404では、ステップS402で抽出したエッジ画素の数を算出する。
つぎのステップS406では、ステップS404で算出したエッジ画素数が閾値以下であるか否か判定する。
この場合のエッジ画素数の閾値の具体的な値としては、たとえば実験あるいはシミュレーションをもとにハフ変換の精度が維持されるエッジ画素数の下限値を求めて設定すればよく、たとえば、100個程度とすればよい。
ステップS406で肯定判定となった場合にはステップS408に移行し、最小二乗法で複数のエッジ画素をフィッティングして原稿のエッジに相当する回帰直線を求めた後、
ステップS412に移行する。
一方、ステップS406で否定判定となった場合にはステップS410に移行し、ステップS402で抽出された複数のエッジ画素に対してハフ変換を施した後、ステップS412に移行する。
つぎのステップS412では、最小二乗法でフィッティングされた直線、またはハフ変換に基づき、スキュー角度を算出する。
なお、ハフ変換に基づいてスキュー角度を算出する際には、集束幅を用いてもよいし、
得票率を用いてもよい。
つぎのステップS414では、ステップS412で算出したスキュー角度を用いてスキュー補正を実行した後、本スキュー補正処理プログラムを終了する。
ここで、本実施の形態では、エッジ画素数に応じてスキュー角度検出方式を選択する形態を例示して説明したが、これに限られず、たとえば、エッジを検出する用紙の辺(リードエッジLEまたはサイドエッジSE)に応じてスキュー角度検出方式を選択することとしてもよい。
さらに、本実施の形態では、エッジ画素数を閾値と比較した結果に応じて、ハフ変換または最小二乗法を選択する形態を例示して説明したが、これに限られず、リードエッジLEおよびサイドエッジSEのそれぞれに対して、ハフ変換および最乗二乗法によるスキュー角度を算出しておき、予め定められた基準に基づいて4つのスキュー角度のなかから最も精度が高いと推定されるスキュー角度を選択することとしてもよい。
また、本実施の形態では、エッジ画素数の閾値としてエッジ画素数の絶対値を用いる形態を例示して説明したが、これに限られず、たとえばエッジ(リードエッジLEまたはサイドエッジ)の単位長さあたりのエッジ画素数を閾値として用いてもよい。
以上の説明で明らかなように、本実施の形態に係る画像形成装置によっても、画像の傾斜角度を検出して該傾斜角度を補正する場合において、補正の精度が向上する。
本実施の形態に係る画像形成装置では、エッジ画素数が少ない場合には適切なスキュー角度検出方式に切り替えるので、たとえば、リアルタイムスキュー検出・補正方式を採用している画像形成装置でも補正の精度が向上する。
ここで、上記各実施の形態で説明したスキュー補正処理プログラムの処理の流れ(図7ないし図9、および図12参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
10 画像形成装置
12 スキャナ
12A、100A CPU
12B、100B RAM
12C、100C ROM
12D 原稿検知部
12E 画像蓄積部
12F、106 I/Oポート
12G、108 バス
14 画像形成部
16 給紙部
18 UIパネル
22 原稿台
24、32 排出台
26A,26B ガイド
30 センサ
34 タッチパネルディスプレイ
36 スイッチ
40 原稿搬送部
42 画像読取部
44 原稿台リフタ
46 原稿取込ローラ
48 搬送路
50 送出ローラ
52 搬送ローラ
54 プレ位置合わせローラ
56 位置合わせローラ
58 反射板
60 アウトローラ
62 バッフル
64 排出ローラ
70A 第1プラテンガラス
70B 第2プラテンガラス
72 光源
74 第1反射ミラー
76 第2反射ミラー
78 第3反射ミラー
80 レンズ
82 画像読取センサ
83A、83B キャリッジ
100 コントローラ
102 二次記憶部
104 外部I/F
110 外部装置
CP 集束部
CW 集束幅
E エッジ
EG エッジ画素
EG1、EG2 エッジ画素群
LE リードエッジ
SE サイドエッジ
G ごみ
P 原稿

Claims (7)

  1. 傾斜角度の検出対象とする画像を示す画像情報を取得する取得手段と、
    予め定められた条件に応じて、互いに異なる複数種類の傾斜角度検出手法から少なくとも1つを選択的に用いて、前記画像情報により示される画像から当該画像の傾斜角度を検出する検出手段と、
    を備えた傾斜角度検出装置。
  2. 前記予め定められた条件は、前記傾斜角度を検出した際の信頼度が最も高いとの条件、
    または前記画像情報の前記傾斜角度を検出するための画素の数の前記画像情報により示される画像の大きさに対する比率が最も大きいとの条件である
    請求項1記載の傾斜角度検出装置。
  3. 前記予め定められた条件は、前記信頼度が最も高いとの条件であり、
    前記複数種類の傾斜角度検出手法は、ハフ変換を行う際に得られる互いに異なる複数種類のパラメータに基づく手法である
    請求項2記載の傾斜角度検出装置。
  4. 前記予め定められた条件は、前記比率が最も大きいとの条件であり、
    前記複数種類の傾斜角度検出手法は、ハフ変換および最小二乗法を含む
    請求項2記載の傾斜角度検出装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の傾斜角度検出装置と、
    前記検出手段で検出された傾斜角度に基づき前記画像情報に対して前記画像の傾斜を補正する補正手段と、
    を備えた画像読取装置。
  6. 請求項5に記載の画像読取装置と、
    前記補正手段によって補正された前記画像情報に基づいて記録媒体に画像を形成する形成手段と、
    を備えた画像形成装置。
  7. コンピュータを、
    傾斜角度の検出対象とする画像を示す画像情報を取得する取得手段と、
    予め定められた条件に応じて、互いに異なる複数種類の傾斜角度検出手法から少なくとも1つを選択的に用いて、前記画像情報により示される画像から当該画像の傾斜角度を検出する検出手段と、
    として機能させるためのプログラム。
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