JP2015013752A - 乗客コンベアの移動手摺 - Google Patents

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【課題】移動手摺を順逆両方向に湾曲しやすくし、移動手摺の駆動装置および移動手摺自身への負荷を軽減することができる乗客コンベアの移動手摺および乗客コンベアの移動手摺の製造方法を得る。【解決手段】乗客コンベアの手摺ガイドに係合して移動する乗客コンベアの移動手摺であって、手摺ガイドに係合される開口部を形成するようにC字断面を有し、乗客が掴む平坦部に相当する背部(11)と、開口部側の両端部に相当する耳部(12)と、背部と耳部を繋ぐ円弧形状の側面部分に相当する円弧部(13)とで構成される樹脂部(2)と、樹脂部内の移動手摺の移動方向に沿って張られ、移動手摺の移動方向の引張強度および圧縮強度を確保する抗張体(4)と、樹脂部と手摺ガイドとが係合する境界部に形成されている帆布(3)とを有し、抗張体は、移動手摺の円弧部内の横幅方向に沿って配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、移動手摺を順逆両方向に湾曲しやすくし、移動手摺の駆動装置および移動手摺自身への負荷を軽減することができる乗客コンベアの移動手摺に関するものである。
一般的な従来の乗客コンベアの移動手摺は、C字の断面形状を有しており、C字断面の開口部側が、T字断面の手摺ガイドに係合することで、手摺ガイドに沿って移動する構造を有している。
また、移動手摺は、手摺ガイドに沿って無端状に繋がっており、移動方向が順方向/逆方向で切り替わる乗り口または降り口付近のニュアル部(反転部)において、乗客が掴む移動手摺の表面側を凸として湾曲している。すなわち、移動手摺は、反転部において、C字断面の開口部が円弧の内側になるように(開口部側が凹となるように)湾曲している。
このため、従来の乗客コンベアの移動手摺は、手摺ガイドに沿って、移動手摺の表面側を凸として湾曲しやすいよう形成されている。以下の説明では、移動手摺の表面側を凸(移動手摺の開口部側を凹)として湾曲することを順曲げ、移動手摺の表面側を凹(移動手摺の開口部側を凸)として湾曲することを逆曲げと呼ぶ。
また、移動手摺は、移動手摺の駆動装置によって駆動されるが、移動手摺の駆動装置として、最も一般的に使用されているシーブ駆動方式では、移動手摺をシーブに巻きかけて駆動するため、移動手摺は、シーブの前後において逆曲げされることになる。
しかしながら、従来の乗客コンベアの移動手摺は、順曲げしやすいように形成されてはいるが、逆曲げしやすいようには形成されていない。シーブ駆動方式では、シーブの前後において、逆曲げしにくい移動手摺が無理に逆曲げされることになるため、シーブ駆動装置および移動手摺自身の両方に対して、負担が大きくなってしまうという課題があった。
このような、従来の乗客コンベアの移動手摺の課題を解決するものとして、移動手摺の移動方向に沿って張られたワイヤまたはスチールテープ等の抗張体を、移動手摺内の円弧部に沿って配置させることにより、移動手摺への過大な屈曲による負荷を防ぐものがある(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−47278号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1の乗客コンベアの移動手摺では、移動手摺の円弧部に沿って抗張体を配置させることにより、過大な屈曲による負荷を防ぐことができると述べている。そして、実際に、曲げ解析のシミュレーション結果でも、順曲げ、逆曲げの両方で湾曲しにくくなることが示される(例えば、後述の図8参照)。
しかしながら、移動手摺は、本来、湾曲しやすいほうが、移動手摺の駆動装置および移動手摺自身の両方に対して負担が小さいはすである。したがって、移動手摺の円弧部に沿って抗張体を配置させた湾曲しにくい移動手摺を、手摺ガイドに沿って無理に湾曲させることは、大きなシーブ駆動力を必要とすることになる。また、移動手摺自身も、局所的に生じる強い歪みおよび応力によって劣化することになる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、移動手摺を順逆両方向に湾曲しやすくし、移動手摺の駆動装置および移動手摺自身への負荷を軽減することができる乗客コンベアの移動手摺および乗客コンベアの移動手摺の製造方法を得ることを目的としている。
本発明に係る乗客コンベアの移動手摺は、乗客コンベアの手摺ガイドに係合して移動する乗客コンベアの移動手摺であって、手摺ガイドに係合される開口部を形成するようにC字断面を有し、乗客が掴む平坦部に相当する背部と、開口部側の両端部に相当する耳部と、背部と耳部を繋ぐ円弧形状の側面部分に相当する円弧部とで構成される樹脂部と、樹脂部内の移動手摺の移動方向に沿って張られ、移動手摺の移動方向の引張強度および圧縮強度を確保する抗張体と、樹脂部と手摺ガイドとが係合する境界部に形成されている帆布とを有し、抗張体は、移動手摺の円弧部内の横幅方向に沿って配置されるものである。
本発明によれば、移動手摺の移動方向の引張強度および圧縮強度を確保する抗張体を、移動手摺の円弧部内に、移動手摺の横幅方向に沿って配置させている。この結果、移動手摺を順逆両方向に湾曲しやすくし、移動手摺の駆動装置および移動手摺自身への負荷を軽減することができる乗客コンベアの移動手摺および乗客コンベアの移動手摺の製造方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1における乗客コンベアの移動手摺の断面図である。 従来の乗客コンベアの移動手摺の断面図である。 本発明の実施の形態1における乗客コンベアの移動手摺の駆動装置の構造の例示図である。 従来の乗客コンベアの移動手摺の、逆曲げ時の引張応力および圧縮応力の分布を示す長手方向の概念図である。 本発明の実施の形態1における乗客コンベアの移動手摺の、逆曲げ時の引張応力および圧縮応力の分布を示す長手方向の概念図である。 移動手摺の3点曲げシミュレーションにおける実施条件を示している。 移動手摺の3点曲げシミュレーションに用いた移動手摺の断面形状パターンを示している。 移動手摺の3点曲げシミュレーションの実施結果である。 抗張体を有しない場合の、移動手摺の順曲げ時および逆曲げ時の中立軸の位置を示す断面図である。 図3に示す移動手摺の駆動装置の一部を拡大したものであり、乗客コンベアの移動手摺のシーブでの順曲げ円弧の半径と弓ローラ部分での逆曲げ円弧の半径を示す図である。 移動手摺の厚さ方向(z方向)における抗張体の断面重心位置から第1の中立軸f0(1)までの垂直距離h1と、移動手摺の厚さ方向(z方向)における抗張体の断面重心位置から第2の中立軸f0(2)までの距離h2を示す図である。 本発明の実施の形態2における乗客コンベアの移動手摺の断面図である。 本発明の実施の形態3における乗客コンベアの移動手摺の断面図である。 本発明の実施の形態4における乗客コンベアの移動手摺の断面図である。 本発明の実施の形態5における乗客コンベアの移動手摺の断面図である。
以下、本発明における乗客コンベアの移動手摺および乗客コンベアの移動手摺の製造方法の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。なお、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
1.乗客コンベアの移動手摺の構造
図1は、本発明の実施の形態1における乗客コンベアの移動手摺1の断面図である。一方、図2は、従来の乗客コンベアの移動手摺1の断面図である。
図1に示す、本実施の形態1における移動手摺1は、樹脂部2、帆布部3、および抗張体4を備えて構成される。そして、樹脂部2は、背部11、耳部12、および円弧部13を有している。移動手摺1は、C字の断面形状を有しており、C字断面の開口部側が、T字断面の手摺ガイド(図示せず)に係合される。また、図2に示す、従来の移動手摺1も、図1と同様の構成を有している。
以下の説明では、図1に示すように、移動手摺1の手摺ガイドに沿った移動方向(移動手摺の長さ方向)をx方向、手摺ガイドから見た移動手摺1の設置側方向を(移動手摺1の厚さ方向)をz方向、そして、x方向およびz方向の両方に直交する方向(移動手摺1の横幅方向)をy方向として設定する。
また、移動手摺1のz方向の正方向側の、乗客が掴む平坦な部分を背部11、移動手摺1のz方向の負方向側の、C字断面の開口部側の両端を耳部12、そして、背部11と耳部12を繋ぐ移動手摺1の円弧形状の側面部分を円弧部13と呼ぶことにする。
まず、図1および図2を用いて、移動手摺1の構造について説明する。移動手摺1の樹脂部2は、押出し成型された樹脂材を用いて、断面形状がC字形になるように形成されている。また、帆布部3は、樹脂部2と手摺ガイド(図示せず)とが係合する境界部に形成されており、樹脂部2と手摺ガイドとの摩擦を低減させている。
また、図1では、抗張体4は、移動手摺1の移動方向(x方向)に沿って張られた複数本のワイヤ4aが、円弧部13の横幅方向(y方向)に並べて配置されて形成されている。また、図2では、抗張体4は、複数本のワイヤ4aが、背部11の横幅方向(y方向)並べて配置されて形成されている。この結果、抗張体4は、樹脂部2内において、移動手摺1の移動方向の引張強度および圧縮強度を確保している。
図3は、本発明の実施の形態1における乗客コンベアの移動手摺1の駆動装置の構造の例示図である。次に、図3を用いて、移動手摺1の駆動方式について説明する。
移動手摺1は、移動手摺1の駆動装置によって駆動されるが、移動手摺1の駆動装置として最も広く使用されているシーブ駆動方式では、図3に示すように、移動手摺1をシーブ8に巻きかけて駆動するため、移動手摺1は、シーブ8の前後において、弓ローラ9に沿って逆曲げされることになる。
この結果、上述したように、逆曲げされにくい従来の移動手摺1が、シーブ8の前後において、無理に逆曲げされることになり、移動手摺1の駆動装置および移動手摺1自身の両方に対して、負担が大きくなってしまうという課題があった。
そこで、本実施の形態1における移動手摺1では、移動手摺1を順逆両方向に曲げやすくすることで、順曲げ時および逆曲げ時の、移動手摺1の駆動装置および移動手摺1自身への過大な屈曲による負荷を軽減している。以下では、本実施の形態1における移動手摺1の動作および原理について説明する。
2.動作および原理
図4は、従来の乗客コンベアの移動手摺1の、逆曲げ時の引張応力f1および圧縮応力f2の分布を示す長手方向の概念図である。一方、図5は、本発明の実施の形態1における乗客コンベアの移動手摺1の、逆曲げ時の引張応力f1および圧縮応力f2の分布を示す長手方向の概念図である。
図4(a)は、従来の移動手摺1の逆曲げ時の側面図であり、図4(b)は、図4(a)に示すA−A’面における断面図である。また、図5(a)は、本実施の形態1における移動手摺1の逆曲げ時の側面図であり、図5(b)は、図5(a)に示すA−A’面における断面図である。
図4および図5に示す中立軸f0は、移動手摺1に曲げモーメントを加えて逆曲げさせたときの、引張応力f1および圧縮応力f2のいずれの応力も受けない境界面を示している。
すなわち、移動手摺1は、中立軸f0よりも背部11側では圧縮応力f2を受け、中立軸f0よりも耳部12側では引張応力f1を受けることになる。また、引張応力f1および圧縮応力f2の大きさは、中立軸f0からの距離が大きくなるほど大きくなる。
中立軸f0の位置は、移動手摺1の断面形状と材料のヤング率によって決まる。図4および図5に示すように、抗張体4のヤング率が、樹脂部2または帆布部3より大きい場合には、中立軸f0は、抗張体4が配置されている付近に位置することになる。
例えば、図4に示す従来の移動手摺1では、中立軸f0は、抗張体4が配置された背部11に位置している。この結果、中立軸f0からの距離が大きい耳部12では、圧縮応力f2の大きさと比較して、過大な引張応力f1が発生してしまう。
一方、図5に示す本実施の形態1における移動手摺1では、中立軸f0は、抗張体4が配置された円弧部13に位置している。この結果、図4の場合と比較して、耳部12と中立軸f0との距離が小さくなり、引張応力f1が減少して曲がりやすくなっている。一方、背部11と中立軸f0との距離は大きくなるため、圧縮応力f2は増大するものの、減少した引張応力f1と同等の大きさに抑えることができている。
更に、図5に示す本実施の形態1における移動手摺1では、図4に示した従来技術と同様に、抗張体4を形成する複数のワイヤ4aが、全て中立軸f0上に配置されている。これらの特徴により、移動手摺1を順逆両方向に同等に曲げやすくできるとともに、移動手摺1自身にも、局所的な強い歪みおよび応力が生じない構造を実現できる。
このように、本実施の形態1における移動手摺では、抗張体として複数のワイヤを、移動手摺内の円弧部の横幅方向(y方向)に並べて配置することにより、移動手摺自身に局所的な強い歪みおよび応力が生じない構造を実現し、移動手摺を順逆両方向に同等に曲げやすくしている。この結果、耐久性に優れた実用的な乗客コンベアの移動手摺を実現できる。
以下では、具体的なシミュレーション結果を示すことにより、本発明の効果を明らかにする。特に、本発明に係る乗客コンベアの移動手摺1が、順逆両方向に曲げやすい構造を実現していることを示す。
3.シミュレーションによる効果の検証
図6は、移動手摺1の3点曲げシミュレーションにおける実施条件を示している。また、図7は、移動手摺1の3点曲げシミュレーションに用いた移動手摺1の断面形状パターンを示している。
移動手摺1の3点曲げシミュレーションにおいては、図6(a)に示すように、x1およびx2を支点とし、中間点x0=(x1+x2)/2に荷重Fを加えたときの、x0における曲げ変位Δzを算出した。また、解析手法として、有限要素法(FEM:Finite Element Method)を使用した。
また、シミュレーションは、図6(b)に示す逆曲げの場合と、図6(c)に示す順曲げの場合で実施した。
また、移動手摺1の3点曲げシミュレーションに用いる移動手摺1の断面形状パターンとして、図7(a)〜(e)に示す、抗張体4の配置が異なる5種類のものを用意した。
(a)従来の移動手摺1
(b)特許文献1での移動手摺1
(c)本実施の形態1における移動手摺1(抗張体4を円弧部中心に配置)
(d)本実施の形態1における移動手摺1(抗張体4を円弧部の背部11側に配置)
(e)本実施の形態1における移動手摺1(抗張体4を円弧部の耳部12側に配置)
また、移動手摺1の断面形状は左右対称であるため、図7に示すように、移動手摺1の片側対称部分のみを解析対象とする1/2モデルとした。また、移動手摺1は、樹脂部2、帆布部3、及び抗張体4から構成されるものとし、抗張体4は、3本のワイヤ4aから形成されるものとした。
図8は、移動手摺1の3点曲げシミュレーションの実施結果である。図8(1)および図8(2)は、それぞれ、順曲げ時、逆曲げ時のシミュレーション結果を示している。また、図8の縦軸である曲げ変位Δzは、従来の移動手摺1を特定の荷重Fで順曲げした場合の曲げ変位Δzを1としたときの、曲げ変位Δzの相対値を示している。
図8(a)に示す従来の移動手摺1では、順曲げ時の曲けやすさは2番目であるが、逆曲げ時は、順曲げ時の1に対して0.35しか変位せず、2番目に曲がりにくくなってしまっている。
また、図8(b)に示す特許文献1の移動手摺1では、順曲げ時、逆曲げ時の両方で最も曲がりにくくなってしまっている。
一方、本実施の形態1における移動手摺1のうち、図8(c)に示す抗張体4を円弧部13中心に配置したものでは、逆曲げ時の曲けやすさは最大であり、順曲げ時の曲げやすさも、図8(a)に示す従来の移動手摺1とほぼ同水準で第3位となっている。
また、本実施の形態1における移動手摺1のうち、図8(d)に示す抗張体4を円弧部13の背部11側に配置したものでは、順曲げ時の曲けやすさは最大であり、逆曲げ時の曲げやすさも第3位となっている。
しかしながら、本実施の形態1における移動手摺1のうち、図8(e)に示す抗張体4を円弧部13の耳部12側に配置したものでは、逆曲げ時の曲けやすさは第2位であるが、順曲げ時の曲げやすさは、最下位と同水準となってしまっている。
以上のシミュレーション結果より、本実施の形態1における移動手摺1では、特に、図8(c)および図8(d)において、従来の移動手摺1および特許文献1の移動手摺1よりも、移動手摺1を順逆両方向に同等に曲げやすい構造が実現されていることが分かる。
なお、このように、順曲げ時と逆曲げ時で曲げやすさが異なる理由は、抗張体4を有しない場合の中立軸f0の位置が、順曲げ時と逆曲げ時で異なることによる。抗張体4を有しない場合の中立軸f0の位置は、上述したように、移動手摺1の断面形状と材料のヤング率によって決まるが、順曲げ時と逆曲げ時の中立軸f0の位置は、主に次の2つ理由により異なっている。
第1に、帆布部3のヤング率が引張応力f1と圧縮応力f2とで異なることによる。例えば、引張応力f1に対しては抵抗力(強度)を有するが、圧縮応力f2に対しては抵抗力(強度)を有さない。第2に、C字形の断面形状の変形があることによる。
図9は、抗張体4を有しない場合の、移動手摺1の順曲げ時および逆曲げ時の中立軸f0の位置を示す断面図である。抗張体4を有しない場合の順曲げ時の中立軸f0(1)は、図9(1)に示すように円弧部13の背部11側に位置している。一方、抗張体4を有しない場合の逆曲げ時の中立軸f0(2)は、図9(2)に示すように円弧部13の中央部に位置している。
この結果、順曲げ時では、中立軸f0(1)が位置する円弧部13の背部11側に抗張体4を配置した図8(d)が、一番曲がりやすくなっている。一方、中立軸f0と抗張体4との距離が最も離れている図8(e)が、図8(b)に次いで曲がりにくくなっている。
また、逆曲げ時では、中立軸f0(2)が位置する円弧部13の中央部に抗張体4を配置した図8(c)が、一番曲がりやすくなっている。一方、中立軸f0と抗張体4との距離が最も離れている図8(a)が、図8(b)に次いで曲がりにくくなっている。
また、図8(b)に示す特許文献1の移動手摺1では、複数のワイヤ4aが円弧部13に沿って配置されているため、一部のワイヤ4aが、中立軸f0上に配置されず、結果として、移動手摺1自身に、局所的な強い歪みおよび応力が生じて、順曲げ、逆曲げの両方で最も曲がりにくくなってしまっている。
以上のシミュレーション結果によると、抗張体4は、図8(c)または図8(d)のように、抗張体4を有しない移動手摺1を順曲げしたときの第1の中立軸f0(1)と、抗張体4を有しない移動手摺1を逆曲げしたときの中立軸f0(2)との間に配置するのが良いことが分かる。
順曲げやすさと逆曲げやすさとはトレードオフの関係にあるため、抗張体4を、第1の中立軸f0(1)から第2の中立軸f0(2)の間のどの位置に配置するかは、乗客コンベアの手摺ガイドに沿った移動手摺1の経路の曲がり方に応じて設定するようにすればよい。
次に、移動手摺1のシーブ8での順曲げ半径R1、移動手摺1の弓ローラ9部分での逆曲げ半径R2と抗張体4の配置の関係について説明する。
図10は図3に示す移動手摺の駆動装置の一部を拡大したものであり、乗客コンベアの移動手摺1のシーブ8での順曲げ円弧の半径R1と弓ローラ9部分での逆曲げ円弧の半径R2を示す図、図11は移動手摺1の厚さ方向(z方向)における抗張体4の断面重心位置から第1の中立軸f0(1)までの垂直距離h1と、移動手摺1の厚さ方向(z方向)における抗張体4の断面重心位置から第2の中立軸f0(2)までの垂直距離h2を示す図である。
図10において、シーブ8は半径R1の円であり、移動手摺1はシーブ8に沿って半径R1の円弧で順曲げされる。また、弓ローラ9は半径R2の円弧に沿って複数個が配置されており、この部分において、移動手摺1は半径R2の円弧で逆曲げされる。
順曲げやすさと逆曲げやすさとはトレードオフの関係にあるため、式(1)に示すように、シーブ8部での順曲げ円弧の半径R1と弓ローラ9部分に沿っての逆曲げ円弧R2の割合と同じ割合になるように、移動手摺1の厚さ方向(z方向)における抗張体4の断面重心位置から第1の中立軸f0(1)までの垂直距離h1と移動手摺1の厚さ方向(z方向)における抗張体4の断面重心位置から第2の中立軸f0(2)までの垂直距離h2を決める。移動手摺1の厚さ方向(z方向)における抗張体4の断面重心位置から第1の中立軸f0(1)までの垂直距離h1は式(2)、移動手摺1の厚さ方向(z方向)における抗張体4の断面重心位置から第2の中立軸f0(2)までの垂直距離h2は式(3)によって求められる。なお、h=h1+h2である。
抗張体が複数のワイヤ4aの場合は、それぞれのワイヤ4aの移動手摺1の厚さ方向(z方向)における断面重心位置が第1の中立軸f0(1)から垂直距離h1、第2の中立軸f0(2)から垂直距離h2になるように配置する。
R1:R2=h1:h2 (1)
h1=(R1/(R1+R2))h (2)
h2=h−h1 (3)
式(1)〜(3)は順曲げと逆曲げをどちらも考慮した場合の配置である。順曲げ方向への曲がりやすさを良くして、シーブ8への巻き付き易さを良くしたい場合やシーブ8への押し付け力の負担を減らしたい場合には、式(2)、(3)の位置から第1の中立軸f0(1)方向に移動手摺1の厚さ方向(z方向)における抗張体4の断面重心位置を配置することで順曲げ方向に曲がりやすくなるため、シーブ8への巻き付きは良くなり、シーブ8への押し付け力も小さくなる。
逆に、弓ローラ9への押し付け力の負担を減らしたい場合や移動手摺1の耳部の引張応力を減らしたい場合には、式(2)、(3)の位置から第2の中立軸f0(2)方向に移動手摺1の厚さ方向(z方向)における抗張体4の断面重心位置を移動させることで逆曲げ方向に曲がりやすくなるため、弓ローラ9への押し付け力は小さくなり、移動手摺1の耳部の引張応力も小さくなる。
以上のように、実施の形態1によれば、移動手摺の移動方向の引張強度および圧縮強度を確保する抗張体を、移動手摺の円弧部内に、移動手摺の横幅方向に沿って配置させている。この結果、移動手摺を順逆両方向に湾曲しやすくし、移動手摺の駆動装置および移動手摺自身への負荷を軽減することができる乗客コンベアの移動手摺および乗客コンベアの移動手摺の製造方法を得ることができる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、移動手摺1の円弧部13の横幅(y方向)寸法を、先の実施の形態1の場合よりも大きくすることにより、抗張体4を更に配置しやすくする方法について説明する。
図12は、本発明の実施の形態2における乗客コンベアの移動手摺1の断面図である。本実施の形態2における移動手摺1は、円弧部13の横幅Wを、先の実施の形態1の場合よりも広くしていることを特徴としている。その他の構成および形状は、先の実施の形態1と同じである。
先の実施の形態1では、移動手摺1の円弧部13の横幅Wが広くないため、抗張体4のワイヤ4aを、図12に示す円弧部13の横幅方向(y方向)に、複数本並べて配置させることが難しかった。
そこで、本実施の形態2では、図12に示すように、移動手摺1の円弧部13の横幅Wを先の実施の形態1の場合よりも広くして、抗張体4のワイヤ4aを配置できるスペースを確保している。
具体的に、円弧部13の横幅を広くする方法としては、手摺ガイドと係合する内側の寸法W0は変えずに、円弧部13の横幅Wを外側に広げる第1の方法と、移動手摺1の外形は変えずに、内側の寸法W0を小さくして、円弧部13の横幅Wを内側に広げる第2の方法とがある。
第1の方法は、手摺ガイドの寸法を変更する必要がないという利点があるが、移動手摺1の外形を変更する必要があるという欠点がある。一方、第2の方法は、移動手摺1の外形を変更する必要がないという利点があるが、手摺ガイドの寸法を変更する必要があるという欠点がある。
これら2つの方法は、ちょうどトレードオフの関係にあるため、手摺ガイドの寸法および移動手摺1の外形のそれぞれの変更コストを考慮した上で、コストが最小化されるように組合せて使い分けるようにすればよい。
以上のように、実施の形態2によれば、移動手摺の円弧部の横幅(y方向)寸法を通常のものよりも大きくすることにより、抗張体を更に配置しやすくしたうえで、先の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
本実施の形態3では、移動手摺1の樹脂部2の厚さ(z方向)寸法を、先の実施の形態1の場合よりも小さくすることにより、移動手摺1を更に曲がりやすくする方法について説明する。
図13は、本発明の実施の形態3における乗客コンベアの移動手摺1の断面図である。本実施の形態3における移動手摺1は、樹脂部2の厚さHを、先の実施の形態1の場合よりも小さく(平たく)していることを特徴としている。その他の構成および形状は、先の実施の形態1と同じである。
先の実施の形態1によると、移動手摺1の耳部12は、中立軸f0から距離が大きいほど、曲げに要する引張応力f1が大きくなるため、移動手摺1は、樹脂部2の厚さが厚いほど曲がりにくくなってしまう。
そこで、本実施の形態3では、図13に示すように、移動手摺1の樹脂部2の厚さ(z方向)寸法を、先の実施の形態1の場合よりも小さく(平たく)している。この結果、中立軸f0から耳部12までの距離が短くなり、耳部12に発生する引張応力f1を減少させて、移動手摺1を、先の実施の形態1の場合よりも更に曲がりやすくすることができる。
特に、本発明では、抗張体4を、背部11ではなく、円弧部13に配置させるため、背部11には、抗張体4を設けるためのスペースが不要となり、空間的な余裕ができるようになる。この結果、移動手摺1の樹脂部2の厚さ寸法を小さくすることが可能である。
以上のように、実施の形態3によれば、移動手摺の樹脂部の厚さ(z方向)寸法を、通常のものよりも小さくすることにより、移動手摺を更に曲がりやすくしたうえで、先の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
本実施の形態4では、抗張体4として、先の実施の形態1における複数本のワイヤ4aの代わりに、樹脂ロープを用いることにより、先の実施の形態1と同様の効果を有する別の方法について説明する。
図14は、本発明の実施の形態4における乗客コンベアの移動手摺1の断面図である。本実施の形態4における移動手摺1は、抗張体4として、複数本のワイヤ4aの代わりに、左右の円弧部13に樹脂ロープ4bをそれぞれ1本ずつ配置していることを特徴としている。なお、樹脂ロープ4bは複数本のワイヤ4aと同等の引張強度を有するものとする。その他の構成および形状は、先の実施の形態1と同じである。
このような抗張体4の構成とすることにより、樹脂ロープ4bでは、複数本のワイヤ4aよりも横幅寸法が小さくできるため、先の実施の形態1の場合よりも更に配置しやすくすることができる。また、部品点数も少なくできる。
以上のように、実施の形態4によれば、抗張体として、樹脂ロープを用いることにより、抗張体を更に配置しやすくしたうえで、先の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
本実施の形態5では、抗張体4として、先の実施の形態1における複数本のワイヤ4aの代わりに、スチールテープを用いることにより、先の実施の形態1と同様の効果を有する別の方法について説明する。
図15は、本発明の実施の形態5における乗客コンベアの移動手摺1の断面図である。本実施の形態5における移動手摺1は、抗張体4として、複数本のワイヤ4aの代わりに、左右の円弧部13にスチールテープ4cをそれぞれ1枚ずつ配置していることを特徴としている。なお、スチールテープ4cは複数本のワイヤ4aと同等の引張強度を有するものとする。その他の構成および形状は、先の実施の形態1と同じである。
このような抗張体4の構成とすることにより、先の実施の形態1の場合よりも部品点数を少なくすることができる。
以上のように、実施の形態5によれば、抗張体として、スチールテープを用いることにより、抗張体を更に配置しやすくしたうえで、先の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
1 移動手摺、2 樹脂部、3 帆布部、4 抗張体、4a ワイヤ、4b 樹脂ロープ、4c スチールテープ、8 シーブ、9 弓ローラ、11 背部、12 耳部、13 円弧部、f0 中立軸、f1 引張応力、f2 圧縮応力。

Claims (8)

  1. 乗客コンベアの手摺ガイドに係合して移動する乗客コンベアの移動手摺であって、
    前記手摺ガイドに係合される開口部を形成するようにC字断面を有し、乗客が掴む平坦部に相当する背部と、前記開口部側の両端部に相当する耳部と、前記背部と前記耳部を繋ぐ円弧形状の側面部分に相当する円弧部とで構成される樹脂部と、
    前記樹脂部内の前記移動手摺の移動方向に沿って張られ、前記移動手摺の移動方向の引張強度および圧縮強度を確保する抗張体と、
    前記樹脂部と前記手摺ガイドとが係合する境界部に形成されている帆布と
    を有し、
    前記抗張体は、前記移動手摺の前記円弧部内の横幅方向に沿って配置される
    乗客コンベアの移動手摺。
  2. 請求項1に記載の乗客コンベアの移動手摺において、
    前記移動手摺が、移動時において、前記開口部が円弧の内側になるように湾曲する順曲げ状態と、前記開口部が円弧の外側になるように湾曲する逆曲げ状態とを経由する場合に、
    前記抗張体は、前記順曲げ状態において前記引張強度および前記圧縮強度のいずれの応力も受けない境界面である第1の中立軸と、前記逆曲げ状態において前記引張強度および前記圧縮強度のいずれの応力も受けない境界面である第2の中立軸との間で、配置される
    乗客コンベアの移動手摺。
  3. 請求項2に記載の乗客コンベアの移動手摺において、
    前記移動手摺の厚さ方向における前記抗張体の断面重心位置から前記第1の中立軸までの垂直距離h1と移動手摺の厚さ方向における抗張体の断面重心位置から前記第2の中立軸までの垂直距離h2との比が、シーブ部での順曲げ円弧の半径R1と弓ローラ部分に沿っての逆曲げ円弧の半径R2との比と同じになるように決められる
    乗客コンベアの移動手摺。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の乗客コンベアの移動手摺において、
    前記抗張体は、前記移動手摺の横幅方向に沿って並べて配置されたワイヤである
    乗客コンベアの移動手摺。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載の乗客コンベアの移動手摺において、
    前記抗張体は、樹脂ロープである
    乗客コンベアの移動手摺。
  6. 請求項1から3のいずれか1項に記載の乗客コンベアの移動手摺において、
    前記抗張体は、前記移動手摺の横幅方向に沿って横幅が広くなるように配置されたスチールテープである
    乗客コンベアの移動手摺。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の乗客コンベアの移動手摺において、
    前記横幅方向の前記円弧部の寸法が、前記抗張体を配置するために必要な前記横幅方向の寸法よりも大きい
    乗客コンベアの移動手摺。
  8. 請求項1から6のいずれか1項に記載の乗客コンベアの移動手摺において、
    前記移動手摺の前記背部の厚さ方向の寸法が、前記抗張体を前記背部に配置する構成を有する従来の移動手摺と比較して、前記抗張体の厚さ分以上小さい
    乗客コンベアの移動手摺。
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