JP2005133822A - 動力伝達チェーン - Google Patents

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Shigeo Kamamoto
繁夫 鎌本
Nobuki Fukui
伸樹 福井
Shinji Yasuhara
伸二 安原
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Abstract

【課題】 多角形振動を小さくすることができるという利点を有し、しかも、製造コストを低減することができる動力伝達チェーンを提供する。
【解決手段】 動力伝達チェーン1は、前後に並ぶ貫通孔12,13を有する複数のリンク11と、一のリンク11の前貫通孔12と他のリンク11の後貫通孔13とが対応するようにチェーン幅方向に並ぶリンク11同士を長さ方向に屈曲可能に連結する複数のピン14および複数のインターピース15とを備えている。ピン24とインターピース25の断面形状が同一とされかつピン24とインターピース25との転がり接触位置の軌跡が円のインボリュート曲線とされている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、動力伝達チェーン、さらに詳しくは、自動車の無段変速機(CVT)に好適な動力伝達チェーンに関する。
自動車用無段変速機として、図3に示すように、固定シーブ(2a)および可動シーブ(2b)を有しエンジン側に設けられたドライブプーリ(2)と、固定シーブ(3b)および可動シーブ(3a)を有し駆動輪側に設けられたドリブンプーリ(3)と、両者間に架け渡された無端状動力伝達チェーン(1)とからなり、油圧アクチュエータによって可動シーブ(2b)(3a)を固定シーブ(2a)(3b)に対して接近・離隔させることにより、油圧でチェーン(1)をクランプし、このクランプ力によりプーリ(2)(3)とチェーン(1)との間に接触荷重を生じさせ、この接触荷重を摩擦係数分のトルクに変換させるものが知られている。
図4から図7までは、特許文献1に記載されている動力伝達チェーンの一部を示しており、動力伝達チェーン(1)は、チェーン長さ方向に所定間隔をおいて設けられた前後貫通孔(12)(13)を有する複数のリンク(11)と、チェーン幅方向に並ぶリンク(11)同士を長さ方向に屈曲可能に連結する複数のピン(第1ピン)(14)およびインターピース(第2ピン)(15)とを備えている。図6に示すように、前貫通孔(12)は、ピン(14)(実線で示す)が固定されるピン固定部(12a)およびインターピース(15)(二点鎖線で示す)が移動可能に嵌め入れられるインターピース可動部(12b)からなり、後貫通孔(13)は、ピン(14)(二点鎖線で示す)が移動可能に嵌め入れられるピン可動部(13a)およびインターピース(15)(実線で示す)が固定されるインターピース固定部(13b)からなる。そして、チェーン幅方向に並ぶリンク(11)を連結するに際しては、一のリンク(11)の前貫通孔(12)と他のリンク(11)の後貫通孔(13)とが対応するようにリンク(11)同士が重ねられ、ピン(14)が一のリンク(11)の前貫通孔(12)に固定されかつ他のリンク(11)の後貫通孔(13)に移動可能に嵌め入れられ、インターピース(15)が一のリンク(11)の前貫通孔(12)に移動可能に嵌め入れられかつ他のリンク(11)の後貫通孔(13)に固定される。そして、このピン(14)とインターピース(15)とが相対的に転がり接触移動することにより、リンク(11)同士の長さ方向(前後方向)の屈曲が可能とされる。ピン(14)を基準としたピン(14)とインターピース(15)との接触位置の軌跡は、円のインボリュートとされており、この特許文献1では、ピン(14)の接触面(14a)が、図7に示すように、断面において半径Rb、中心Mの基礎円を持つインボリュート形状を有し、インターピース(15)の接触面(15a)が平坦面(断面形状が直線)とされている。これにより、各リンク(11)がチェーン(1)の直線部分から円弧部分へまたは円弧部分から直線部分へと移行する際、前貫通孔(12)においては、インターピース(15)がインターピース可動部(12b)内を固定状態のピン(14)に対してその接触面(15a)がピン(14)の接触面(14a)に転がり接触(厳密には若干のすべり接触を含む転がり接触となっている)しながら移動し、後貫通孔(13)においては、ピン(14)が固定状態のインターピース(15)に対してその接触面(14a)がインターピース(15)の接触面(15a)に転がり接触(厳密には若干のすべり接触を含む転がり接触となっている)しながらピン可動部(13a)内を移動する。なお、図6において、符号AおよびBで示す箇所は、チェーン(1)の直線部分においてピン(14)とインターピース(15)とが接触している線(断面では点)であり、AB間の距離がピッチである。
特開平8−312725号公報
上記特許文献1の動力伝達チェーンによると、一般的なサイレントチェーンに比べて多角形振動を大幅に減少することができるという利点を有しているが、ピン(第1のピン)とインターピース(第2のピン)とが異なる形状であるため、別々の引き抜き用型を必要とするなど、製造コストが高くなる。
この発明の目的は、多角形振動を減少することができるという利点を有し、しかも、製造コストを低減することができる動力伝達チェーンを提供することにある。
この発明による動力伝達チェーンは、前後に並ぶ貫通孔を有する複数のリンクと、一のリンクの前貫通孔と他のリンクの後貫通孔とが対応するようにチェーン幅方向に並ぶリンク同士を長さ方向に屈曲可能に連結する複数の第1ピンおよび複数の第2ピンとを備え、一のリンクの前貫通孔に固定されかつ他のリンクの後貫通孔に移動可能に嵌め入れられた第1ピンと一のリンクの前貫通孔に移動可能に嵌め入れられかつ他のリンクの後貫通孔に固定された第2ピンとが相対的に転がり接触移動することにより、リンク同士の長さ方向の屈曲が可能とされている動力伝達チェーンにおいて、第1ピンおよび第2ピンの断面形状が同一とされかつ第1ピンと第2ピンとの接触位置の軌跡が円のインボリュート曲線とされていることを特徴とするものである。
すなわち、ピン側の接触面の断面曲線g1(y)とインターピース側の接触面の断面曲線g2(y)のx方向相対距離をLx=f(y)(x:チェーン進行方向座標、y:径方向座標)としたとき、g1=−g2でかつ、Lxが円のインボリュート曲線とされている。
ピンおよびインターピースは、例えば、型を用いて引き抜きにより容易に加工できる。
この発明の動力伝達チェーンによると、ピンおよびインターピースが同じ型を使用した引き抜き加工により得ることができるので、加工費用を低減することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について説明する。
図1は、この発明の動力伝達チェーンのリンク、ピンおよびインターピースを示しており、動力伝達チェーン(1)は、チェーン長さ方向に所定間隔をおいて設けられた前後貫通孔(22)(23)を有する複数のリンク(21)と、チェーン幅方向に並ぶリンク(21)同士を長さ方向に屈曲可能に連結する複数のピン(第1ピン)(24)およびインターピース(第2ピン)(25)とを備えている。前後貫通孔(22)(23)は、対称状に設けられており、ピン(24)およびインターピース(25)は同じ断面形状とされて、同じ型を用いて引き抜き加工されている。これらのリンク(21)、ピン(24)およびインターピース(25)は、図4および図5に示したように組み立てられて、例えば図3に示した無段変速機として使用される。
前貫通孔(22)は、ピン(24)(実線で示す)が固定されるピン固定部(22a)およびインターピース(25)(二点鎖線で示す)が移動可能に嵌め入れられるインターピース可動部(22b)からなり、後貫通孔(23)は、ピン(24)(二点鎖線で示す)が移動可能に嵌め入れられるピン可動部(23a)およびインターピース(25)(実線で示す)が固定されるインターピース固定部(23b)からなる。ピン(24)とインターピース(25)とが同じ断面形状であることから、前貫通孔(22)のピン固定部(22a)と後貫通孔(23)のインターピース固定部(23b)が同じ形状(対称形状)とされ、前貫通孔(22)のピン可動部(22a)と後貫通孔(23)のインターピース固定部(23b)が同じ形状(対称形状)とされている。そして、チェーン幅方向に並ぶリンク(21)を連結するに際しては、一のリンク(21)の前貫通孔(22)と他のリンク(21)の後貫通孔(23)とが対応するようにリンク(21)同士が重ねられ、ピン(24)が一のリンク(21)の前貫通孔(22)に固定されかつ他のリンク(21)の後貫通孔(23)に移動可能に嵌め入れられ、インターピース(25)が一のリンク(21)の前貫通孔(22)に移動可能に嵌め入れられかつ他のリンク(21)の後貫通孔(23)に固定される。そして、このピン(24)とインターピース(25)とが相対的に転がり接触移動することにより、リンク(21)同士の長さ方向(前後方向)の屈曲が可能とされる。
ピン(24)のインターピース(25)に対向する面(24a)およびインターピース(25)のピン(24)に対向する面(25a)は、いずれも曲面とされ、ピン(24)を基準としたピン(24)とインターピース(25)との接触位置の軌跡が円のインボリュート曲線となるような同一断面形状とされている。すなわち、ピン(24)の接触面(24a)の断面曲線をg1(y)、インターピース(25)の接触面(25a)の断面曲線をg2(y)としたとき、g1=−g2であり、また、ピン(24)の接触面(24a)の断面曲線とインターピース(25)の接触面(25a)の断面曲線とのx方向相対距離をLx=f(y)としたとき、Lxがインボリュート曲線とされている。この結果、ピン(24)とインターピース(25)とは、転がり接触しながら、相対的に移動することができ、一般的なサイレントチェーンに比べて多角形振動を大幅に減少することができる。
上記の動力伝達チェーンは、図3に示したCVTで使用されるが、この際、図2に示すように、インターピース(25)がピン(24)よりも短くされ、インターピース(25)の端面がプーリ(2)の固定シーブ(2a)および可動シーブ(2b)の各円錐状シーブ面(2c)(2d)に接触しない状態で、ピン(24)の端面がプーリ(2)の円錐状シーブ面(2c)(2d)に接触し、この接触による摩擦力により動力が伝達される。ピン(24)とインターピース(25)とは、上述のように、転がり接触移動するので、プーリ(2)のシーブ面(2c)(2d)に対してピン(24)はほとんど回転しないことになり、摩擦損失が低減し、高い動力伝達率が確保される。
図1は、この発明による動力伝達チェーンの要部の側面図である。 図2は、動力伝達チェーンがプーリに取り付けられた状態を示す正面図である。 図3は、この発明による動力伝達チェーンが使用される一例の無段変速機を示す斜視図である。 図4は、従来の動力伝達チェーンの一部を示す平面図である。 図5は、同拡大斜視図である。 図6は、同拡大側面図である。 図7は、従来の動力伝達チェーンのピン形状を示す図である。
符号の説明
(1) 動力伝達チェーン
(2)(3) プーリ
(2a)(3b) 固定シーブ
(2b)(3a) 可動シーブ
(2c)(2d) シーブ面
(21) リンク
(22)(23) 貫通孔
(24) ピン
(25) インターピース

Claims (2)

  1. 前後に並ぶ貫通孔を有する複数のリンクと、一のリンクの前貫通孔と他のリンクの後貫通孔とが対応するようにチェーン幅方向に並ぶリンク同士を長さ方向に屈曲可能に連結する複数の第1ピンおよび複数の第2ピンとを備え、一のリンクの前貫通孔に固定されかつ他のリンクの後貫通孔に移動可能に嵌め入れられた第1ピンと一のリンクの前貫通孔に移動可能に嵌め入れられかつ他のリンクの後貫通孔に固定された第2ピンとが相対的に転がり接触移動することにより、リンク同士の長さ方向の屈曲が可能とされている動力伝達チェーンにおいて、第1ピンおよび第2ピンの断面形状が同一とされかつ第1ピンと第2ピンとの接触位置の軌跡が円のインボリュート曲線とされていることを特徴とする動力伝達チェーン。
  2. 第1ピンおよび第2ピンのいずれか一方が他方よりも短くされ、長い方のピンの端面は、円錐状のシーブ面を有する固定シーブおよび固定シーブのシーブ面に対向する円錐状のシーブ面を有する可動シーブからなる無段変速機用プーリの円錐状シーブ面に接触し、この接触による摩擦力により動力を伝達するものである請求項1の動力伝達チェーン。
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